JPH1187024A - パイプ状発熱体および加熱炉 - Google Patents
パイプ状発熱体および加熱炉Info
- Publication number
- JPH1187024A JPH1187024A JP28101097A JP28101097A JPH1187024A JP H1187024 A JPH1187024 A JP H1187024A JP 28101097 A JP28101097 A JP 28101097A JP 28101097 A JP28101097 A JP 28101097A JP H1187024 A JPH1187024 A JP H1187024A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- furnace
- heater
- pipe
- heating
- heating element
- Prior art date
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- Pending
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- Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
- Furnace Details (AREA)
- Resistance Heating (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 焼結炉など炉内の雰囲気ガスの制御が特に重
要な加熱炉の場合に炉内を所望の雰囲気状態とすること
が容易な加熱炉、およびこれに適する発熱体を得ること
が強く要望されている。 【解決手段】 発熱体をパイプ状とし、該発熱体の長さ
の中間位置に設けた発熱部に多数の半径方向孔を設けた
パイプ状発熱体、および、複数のパイプ状発熱体を炉内
に設け、該パイプ状発熱体の内側から半径方向孔を通し
て雰囲気ガスを炉内に導入するようにした加熱炉が提供
される。
要な加熱炉の場合に炉内を所望の雰囲気状態とすること
が容易な加熱炉、およびこれに適する発熱体を得ること
が強く要望されている。 【解決手段】 発熱体をパイプ状とし、該発熱体の長さ
の中間位置に設けた発熱部に多数の半径方向孔を設けた
パイプ状発熱体、および、複数のパイプ状発熱体を炉内
に設け、該パイプ状発熱体の内側から半径方向孔を通し
て雰囲気ガスを炉内に導入するようにした加熱炉が提供
される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は発熱体およびこれを
使用する加熱炉に関しており、特に炉内の雰囲気ガスの
制御が重要な加熱炉およびこれに使用する発熱体に関し
ている。このような加熱炉は例えば焼結炉などにおいて
工業的に広く使用されている。
使用する加熱炉に関しており、特に炉内の雰囲気ガスの
制御が重要な加熱炉およびこれに使用する発熱体に関し
ている。このような加熱炉は例えば焼結炉などにおいて
工業的に広く使用されている。
【0002】
【従来の技術】雰囲気ガスの制御は各種の方法が知られ
ており、使用されている。通常は炉壁に複数の雰囲気ガ
ス導入孔を設け、該雰囲気ガス導入孔から間隔をおかれ
た位置に複数の雰囲気ガス導出孔を設ける。
ており、使用されている。通常は炉壁に複数の雰囲気ガ
ス導入孔を設け、該雰囲気ガス導入孔から間隔をおかれ
た位置に複数の雰囲気ガス導出孔を設ける。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この場合には
炉壁に設けた雰囲気ガス導入孔から導入したガスのみに
よって炉内に均一な雰囲気ガスを形成することは困難で
あり、これが焼結製品の品質を低下させる原因となって
いた。
炉壁に設けた雰囲気ガス導入孔から導入したガスのみに
よって炉内に均一な雰囲気ガスを形成することは困難で
あり、これが焼結製品の品質を低下させる原因となって
いた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上述課題を解決
する加熱炉およびこれを使用する発熱体を得ることを目
的としており、本発明によれば、発熱体を中空管の長さ
の中間位置に設け、該発熱体は電源などに連結すること
によって発熱可能とし、該中空管状発熱体に多数の半径
方向孔を設けた、パイプ状発熱体が提供される。
する加熱炉およびこれを使用する発熱体を得ることを目
的としており、本発明によれば、発熱体を中空管の長さ
の中間位置に設け、該発熱体は電源などに連結すること
によって発熱可能とし、該中空管状発熱体に多数の半径
方向孔を設けた、パイプ状発熱体が提供される。
【0005】さらに本発明によれば、パイプ状発熱体の
複数個を加熱炉内に設けて、それぞれのパイプ状発熱体
を発熱せしめ、それぞれのパイプ状発熱体の内側からそ
れぞれの半径方向孔を通して雰囲気ガスを炉内に導入す
るようにしたことを特徴とする、加熱炉が提供される。
複数個を加熱炉内に設けて、それぞれのパイプ状発熱体
を発熱せしめ、それぞれのパイプ状発熱体の内側からそ
れぞれの半径方向孔を通して雰囲気ガスを炉内に導入す
るようにしたことを特徴とする、加熱炉が提供される。
【0006】望ましくは多数のパイプ状発熱体を適切に
間隔をおいて配置し、加熱対象物をそれらの間隔空間に
配置する。このようにすれば、所望の雰囲気状態を確実
に作成し維持することができる。
間隔をおいて配置し、加熱対象物をそれらの間隔空間に
配置する。このようにすれば、所望の雰囲気状態を確実
に作成し維持することができる。
【0007】発熱体の材料としては、シリコンカーバイ
ト、ジルコニア、セラミック発熱体および各種の金属を
含む群から選択されたものとする。
ト、ジルコニア、セラミック発熱体および各種の金属を
含む群から選択されたものとする。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば、炉内部の雰囲気ガスの
精密な制御が可能となり、所望の品質の製品を得ること
が容易である。
精密な制御が可能となり、所望の品質の製品を得ること
が容易である。
【0009】本発明の発熱体は温度の制御が容易であ
り、全体を所望の均一な温度に保持することが容易であ
り、構造が簡単で製造が容易である。
り、全体を所望の均一な温度に保持することが容易であ
り、構造が簡単で製造が容易である。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を示す添付図面を参照して以
下に説明すれば、図1は本発明によるパイプ状発熱体の
長手方向断面図、図2は半径方向断面図である。図示す
るようにパイプ状発熱体1の長手方向所定の範囲には間
隔をおかれた多数の半径方向孔4が設けられている。孔
4の大きさ、数、方向、相互の間隔は適宜に定めること
ができる。
下に説明すれば、図1は本発明によるパイプ状発熱体の
長手方向断面図、図2は半径方向断面図である。図示す
るようにパイプ状発熱体1の長手方向所定の範囲には間
隔をおかれた多数の半径方向孔4が設けられている。孔
4の大きさ、数、方向、相互の間隔は適宜に定めること
ができる。
【0011】パイプ状発熱体1は、シリコンカーバイ
ト、ジルコニア、セラミック発熱体および各種の金属を
含む群から選択された材料から形成された発熱部2と、
適宜の材料、例えば絶縁性の材料からなる両端部3、3
と、発熱部2に設けた多数の半径方向孔4、4、・・・
とを含み、発熱部2は図示しない電源および導線を介し
て電気的に加熱される。なお、両端部3、3は炉壁が過
度に加熱されないようにするため発熱部2とは異なる材
料、例えば絶縁材料から形成される。発熱部2と両端部
3、3とは任意公知の方法で接合される。なお、図示実
施例では軸線方向孔は貫通して設けられているが、一方
端が閉じていてもよい。
ト、ジルコニア、セラミック発熱体および各種の金属を
含む群から選択された材料から形成された発熱部2と、
適宜の材料、例えば絶縁性の材料からなる両端部3、3
と、発熱部2に設けた多数の半径方向孔4、4、・・・
とを含み、発熱部2は図示しない電源および導線を介し
て電気的に加熱される。なお、両端部3、3は炉壁が過
度に加熱されないようにするため発熱部2とは異なる材
料、例えば絶縁材料から形成される。発熱部2と両端部
3、3とは任意公知の方法で接合される。なお、図示実
施例では軸線方向孔は貫通して設けられているが、一方
端が閉じていてもよい。
【0012】図2に示す断面図において、半径方向孔
4、4、・・・は上下および左右方向であるが、これに
限定されるものでなく、所望の炉内雰囲気分布状態を得
るためにそれぞれの孔を所望の角度に配置することが望
ましい場合がある。
4、4、・・・は上下および左右方向であるが、これに
限定されるものでなく、所望の炉内雰囲気分布状態を得
るためにそれぞれの孔を所望の角度に配置することが望
ましい場合がある。
【0013】図3は多数の図1に示すパイプ状発熱体1
を設けた加熱炉5の概略側面断面図を示しており、その
孔4から所望の温度に加熱された雰囲気ガスが炉5の内
部に放出され、炉5の内部を所望の雰囲気状態で所望の
温度とする。なお、発熱体を所望の温度に加熱する電気
回路、制御回路、計測装置および表示装置、及び、雰囲
気ガスを製造してパイプ状発熱体1の軸線方向孔に所望
の圧力で送る装置およびその制御装置、計測装置および
表示装置は図示を省略しているが、これらは当業者には
容易に実施可能である。
を設けた加熱炉5の概略側面断面図を示しており、その
孔4から所望の温度に加熱された雰囲気ガスが炉5の内
部に放出され、炉5の内部を所望の雰囲気状態で所望の
温度とする。なお、発熱体を所望の温度に加熱する電気
回路、制御回路、計測装置および表示装置、及び、雰囲
気ガスを製造してパイプ状発熱体1の軸線方向孔に所望
の圧力で送る装置およびその制御装置、計測装置および
表示装置は図示を省略しているが、これらは当業者には
容易に実施可能である。
【0014】図4は図3の加熱炉5の正面断面図であ
り、製品すなわち、加熱処理対象物品6は適宜のケース
またはラックに収容されてパイプ状発熱体1の列の間に
配置されている。この場合、加熱炉5をトンネル炉とし
て、加熱処理対象物品を図面に垂直方向に運動せしめる
ようにしてもよい。なお、炉の加熱源としてパイプ状発
熱体1に付加して別の加熱源を設けてもよい。
り、製品すなわち、加熱処理対象物品6は適宜のケース
またはラックに収容されてパイプ状発熱体1の列の間に
配置されている。この場合、加熱炉5をトンネル炉とし
て、加熱処理対象物品を図面に垂直方向に運動せしめる
ようにしてもよい。なお、炉の加熱源としてパイプ状発
熱体1に付加して別の加熱源を設けてもよい。
【0015】本発明のパイプ状発熱体は温度の制御が容
易であり、所望の温度に保持することが容易であり、構
造が簡単で製造が容易である。
易であり、所望の温度に保持することが容易であり、構
造が簡単で製造が容易である。
【0016】本発明によれば、炉内部の雰囲気ガスの精
密な制御が可能となり、所望の品質の製品を得ることが
容易である。
密な制御が可能となり、所望の品質の製品を得ることが
容易である。
【図1】図1は本発明の実施例として示すパイプ状発熱
体の縦断面図。
体の縦断面図。
【図2】図2は図1のパイプ状発熱体の横断面図。
【図3】図3は多数の図1のパイプ状発熱体を有する加
熱炉の横方向断面図。
熱炉の横方向断面図。
【図4】図4は図3の加熱炉の縦方向断面図。
1: パイプ状発熱体 2: 発熱部 3: 両端部 4: 半径方向孔 5: 炉 6: 加熱処理対象物品
Claims (2)
- 【請求項1】 発熱体を中空管の長さの中間位置に設
け、、該発熱体は電源などに連結することによって発熱
可能とし、該中空管状発熱体に多数の半径方向孔を設け
たことを特徴とする、パイプ状発熱体。 - 【請求項2】 請求項1に記載のパイプ状発熱体の複数
個を加熱炉内に設けて、それぞれのパイプ状発熱体を発
熱せしめ、それぞれのパイプ状発熱体の内側からそれぞ
れの半径方向孔を通して雰囲気ガスを炉内に導入するよ
うにしたことを特徴とする、加熱炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28101097A JPH1187024A (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | パイプ状発熱体および加熱炉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28101097A JPH1187024A (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | パイプ状発熱体および加熱炉 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1187024A true JPH1187024A (ja) | 1999-03-30 |
Family
ID=17633031
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28101097A Pending JPH1187024A (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | パイプ状発熱体および加熱炉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1187024A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014129906A (ja) * | 2012-12-28 | 2014-07-10 | Murata Mfg Co Ltd | 熱処理炉 |
JP2014523997A (ja) * | 2011-05-19 | 2014-09-18 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア | 溶融塩を送る管路 |
WO2023150814A1 (de) | 2022-02-09 | 2023-08-17 | Ebner Industrieofenbau Gmbh | Heizvorrichtung |
-
1997
- 1997-09-08 JP JP28101097A patent/JPH1187024A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014523997A (ja) * | 2011-05-19 | 2014-09-18 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア | 溶融塩を送る管路 |
JP2014129906A (ja) * | 2012-12-28 | 2014-07-10 | Murata Mfg Co Ltd | 熱処理炉 |
WO2023150814A1 (de) | 2022-02-09 | 2023-08-17 | Ebner Industrieofenbau Gmbh | Heizvorrichtung |
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