JPH1040987A - 雄側端子金具及びその製造方法 - Google Patents

雄側端子金具及びその製造方法

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JPH1040987A
JPH1040987A JP19794496A JP19794496A JPH1040987A JP H1040987 A JPH1040987 A JP H1040987A JP 19794496 A JP19794496 A JP 19794496A JP 19794496 A JP19794496 A JP 19794496A JP H1040987 A JPH1040987 A JP H1040987A
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Tomomi Seko
智美 世古
Masamitsu Chishima
正光 千島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接触不良等が生じにくく、電線との接続性に
優れた端子金具及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 雄側端子金具20は、例えば銅合金製板
材を曲げ加工してつくられ、端子本体部30と、角ピン
形状で先細の接触突部40とからなっている。端子本体
部30の後半部には、電線70を絶縁被覆ごとカシメ固
定するインシュレーションバレル31と、その先端側に
位置して芯線71をカシメ固定するワイヤバレル32と
が形成されている。また、端子本体部30の前半部に
は、接触端子部40に密着してこれを固着する一対の補
助カシメ部34が形成されている。芯線71は接触端子
部40に直接接触するため、接触不良や抵抗増大は確実
に防止されるとともに、補助カシメ部34のカシメ固定
によって接触端子部40の姿勢が安定し、電気的にもよ
り安定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属板材からなる
端子本体部に金属ピンを一体化して構成される端子金具
及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の雄側端子金具は、金属ピンを使
用するから、小型化が可能でありながら、十分な強度を
確保できるという利点があり、図8に示す構造が公知と
なっている。これは、ワイヤバレル1を有する端子本体
部2に角筒部3を形成し、ここに金属ピン4を溶接或い
はカシメにより固定した構造で、ワイヤバレル1に図示
しない電線をカシメ固定して電線が接続される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記構造の
雄側端子金具では、金属板製の端子本体部2と金属ピン
4との2部品から端子が構成され、電気的には金属ピン
4は溶接部(カシメ部)とワイヤバレル1のカシメ部と
の2カ所の接続部を介して電線と連なることになる。
【0004】このため、各接続部で接触不良が生じる可
能性があり、電気的性能が低下するおそれがあった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、金属ピン等の接触端子部を端子本体に
一体化するものでありながら、接触不良等が生じにくく
電線との接続性に優れた端子金具及びその製造方法を提
供するところにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る雄
側端子金具は、導電性の金属板材からなり電線の芯線を
カシメ固定するためのワイヤバレル部を有する端子本体
部と、導電性の金属ピンからなり雌型端子に挿入される
接触端子部とを一体化した雄側端子金具であって、前記
接触端子部の基端部はワイヤバレル部まで延びて電線と
ともにカシメ固定されているところに特徴を有する。
【0007】請求項2の発明に係る雄側端子金具は、請
求項1のものにおいて、接触端子部の中間部にカシメ固
定される補助カシメ部を端子本体部に設けたところに特
徴を有する。
【0008】また、請求項3に係る雄側端子金具の製造
方法は、導電性の金属板材からなり電線の芯線をカシメ
固定するためのワイヤバレル部を有する端子本体部と、
導電性の金属ピンからなり雌型端子に挿入される接触端
子部とを一体化した雄側端子金具を製造する方法であっ
て、接触端子部の基端部をワイヤバレル部において電線
とともにカシメ固定するところに特徴を有する。
【0009】さらに請求項4に係る製造方法は、請求項
3のものにおいて、端子本体部の先端寄りに補助カシメ
部を設け、その補助カシメ部に接触端子部の中間部をカ
シメ固定し、その後に接触端子部の基端部をワイヤバレ
ル部において電線とともにカシメ固定するところに特徴
を有する。
【0010】
【発明の作用及び効果】請求項1の雄側端子金具及び請
求項3の製造方法によれば、接触端子部に電線の芯線が
カシメ固定されるから、芯線が接触端子部に直接に接触
することになり、接触不良が生じにくく、電線と接触端
子部との間の良好な電気接続状態が得られる。
【0011】また、請求項2の雄側端子金具及び請求項
4の製造方法によれば、予め接触端子部が端子本体部に
一体化され、その状態で電線が端子本体部にカシメ固定
されるから、電線のカシメ固定時に接触端子部を安定さ
せることができ、確実なカシメ状態が得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
ないし図6を参照して説明する。
【0013】図1は本発明に係る雄側端子金具20をコ
ネクタハウジング10に収容した状態を示す。コネクタ
ハウジング10には、例えば図示左側にフード部11が
形成されるとともに、そのフード部11内に開口するキ
ャビティ12が上下2段に形成されている。キャビティ
12内には雄側端子金具20を係止するための係止突起
13が突設されるとともに、フード部11側の端部に貫
通孔14を備えた隔壁部15が形成されている。
【0014】次に、雄側端子金具20について詳述する
と、これは例えば銅合金製板材を曲げ加工してなる端子
本体部30と、相手側の図示しない雌側端子金具に挿入
される接触端子部40とからなり、その接触端子部40
は例えば銅合金製の角ピンから構成して先端が先細にな
っている。端子本体部30の後半部には、電線70を絶
縁被覆ごとカシメ固定するインシュレーションバレル3
1と、その先端側に位置して電線70の芯線71をカシ
メ固定するワイヤバレル32とが形成されている。ま
た、端子本体部30の前半部には、先端側から後方側に
向けて順に接触端子部40の周囲を囲むテーパ部33
と、接触端子部40に密着してこれを固着する一対の補
助カシメ部34と、接触端子部40を挿通させる角筒部
35とが形成されている。
【0015】そして、接触端子部40の後端部は前記ワ
イヤバレル32内まで延びていて、ここで電線70の芯
線71とともにカシメ固定されている。
【0016】なお、上記雄側端子金具20の前半部に
は、保護カバー60が角筒部35に嵌合して取り付けら
れている。この保護カバー60は、雄側端子金具20を
構成する銅合金よりも剛性が高い例えばステンレス鋼の
板材を曲げ加工して角筒状に形成したもので、雄側端子
金具20の角筒部35に嵌合された状態で係止片61を
折り曲げて雄側端子金具20に固定されている。また、
この保護カバー60の上面にはランス62が切り起し状
に形成され、雄側端子金具20がキャビティ12内に挿
入されると、このランス62が前記コネクタハウジング
10の係止突起13と係合することで雄側端子金具20
がコネクタハウジング10内に固定されている。
【0017】次に、上記構成の雄型端子金具20の製造
方法について説明する。まず、例えば銅合金製の角ピン
を所要寸法に切断し、先端を先細に加工するとともに、
側壁部に凹部41を形成して接触端子部40を製造して
おく。また、これとは別に、例えば導電性に優れた銅合
金製の板材を所要の形状に打ち抜き、これを曲げ加工し
て図3及び図4に示す端子本体部30を製造する。この
過程で、前述の接触端子部40を上方から供給して端子
本体部30内に位置するようにしてテーパ部33及び角
筒部35に挿通状態とし、これとともに一対の補助カシ
メ部34を曲げて接触端子部40の凹部41形成部分に
巻き付けるようにしてカシメる。これにより、端子本体
部30と接触端子部40とが一体化される。
【0018】そこで、次にカシメ加工機に先端の芯線7
1を露出させた電線70を供給し(図5参照)、その芯
線71を端子本体部30のワイヤバレル32にカシメ固
定するとともに、絶縁被覆の先端をインシュレーション
バレル31にカシメ固定すれば、作業が終了する。
【0019】この実施形態の構成及び製造方法によれ
ば、電線70の芯線71は接触端子部40の後端部とと
もにワイヤバレル32部分で端子本体部30にカシメ固
定される。従って、芯線71は接触端子部40に対して
直接に接触する状態となり、電気的に確実に導通され、
接触不良や抵抗増大等の問題は確実に防止できる。しか
も、特に本実施形態では、予め接触端子部40が端子本
体部30の補助カシメ部34によって一体化され、その
状態で電線70が端子本体部30にカシメ固定されるか
ら、電線70のカシメ固定時に接触端子部40の姿勢を
安定させることができ、確実なカシメ状態となって電気
的にも安定するという効果が得られる。
【0020】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態では、雄側端子金具20に保護カバ
ー60を嵌合する構成としたが、これは必須ではなく省
略することができる。その場合には、端子本体部30に
ランスを切り起し形成してもよく、或いは、コネクタハ
ウジング側に設けた樹脂ランスが係合する係合孔を形成
するようにしてもよい。 (2)上記実施形態では接触端子部40を角ピンとした
が、これに限らず、先端側のみを角ピンとし、後方側は
芯線71と接触しやすいように角を面取りしたピンとし
てもよい(図7参照)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の雄側端子金具をコネクタハウジングに
収容した状態の縦断面図
【図2】同じく雄側端子金具の正面図
【図3】同じく雄側端子金具の図2のA−A線に沿う断
面図
【図4】同じく雄側端子金具の側面図
【図5】同じく電線をカシメ固定する前の雄側端子金具
の図2のB−B線に沿う断面図
【図6】同じく雄側端子金具のワイヤバレル部の断面図
【図7】他の実施形態を示す雄側端子金具のワイヤバレ
ル部の断面図
【図8】従来の雄側端子金具を示す斜視図
【符号の説明】
20…雄側端子金具 30…端子本体部 31…インシュレーションバレル 32…ワイヤバレル 34…補助カシメ部 40…接触端子部 70…電線 71…芯線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性の金属板材からなり電線の芯線を
    カシメ固定するためのワイヤバレル部を有する端子本体
    部と、導電性の金属ピンからなり雌型端子に挿入される
    接触端子部とを一体化した雄側端子金具であって、前記
    接触端子部の基端部は前記ワイヤバレル部まで延びて前
    記電線とともにカシメ固定されていることを特徴とする
    雄側端子金具。
  2. 【請求項2】 請求項1の雄側端子金具において、前記
    端子本体部には前記接触端子部の中間部にカシメ固定さ
    れる補助カシメ部が設けられていることを特徴とする雄
    側端子金具。
  3. 【請求項3】 導電性の金属板材からなり電線の芯線を
    カシメ固定するためのワイヤバレル部を有する端子本体
    部と、導電性の金属ピンからなり雌型端子に挿入される
    接触端子部とを一体化した雄側端子金具を製造する方法
    であって、前記接触端子部の基端部を前記ワイヤバレル
    部において前記電線とともにカシメ固定することを特徴
    とする雄側端子金具の製造方法。
  4. 【請求項4】 端子本体部の先端寄りには補助カシメ部
    が設けられ、その補助カシメ部に前記接触端子部の中間
    部をカシメ固定し、その後に前記接触端子部の基端部を
    前記ワイヤバレル部において前記電線とともにカシメ固
    定することを特徴とする雄側端子金具の製造方法。
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