JPH1039869A - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JPH1039869A
JPH1039869A JP8206421A JP20642196A JPH1039869A JP H1039869 A JPH1039869 A JP H1039869A JP 8206421 A JP8206421 A JP 8206421A JP 20642196 A JP20642196 A JP 20642196A JP H1039869 A JPH1039869 A JP H1039869A
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Japan
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headphone
correction value
musical instrument
frequency correction
electronic musical
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JP8206421A
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Inventor
Masato Kanehara
正人 金原
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は1つのパワーアンプを用いて、スピ
ーカから出力するときにはスピーカに適した周波数補正
を行い、ヘッドホンジャックが挿入されると楽音の出力
先をヘッドホンに切り換え、ヘッドホンに適した周波数
補正を行うことにより、どちらの放音手段でも最適な周
波数補正を行った楽音を聴くことのできる電子楽器を提
供することを課題とする。 【解決手段】 本発明は、ヘッドホン及びスピーカを有
する電子楽器において、ヘッドホンジャックが挿入され
ると、前記ヘッドホンジャックが挿入されたことを検出
する検出手段と、検出結果に基づき放音する回路を切り
換える切換手段と、検出結果を記憶する第1の記憶手段
と、検出した結果に対応してパワーアンプにかける周波
数補正値を記憶する第2の記憶手段と、第1の記憶手段
の記憶するデータに基づき、前記第2の記憶手段からヘ
ッドホンジャック挿入の有無に応じた周波数補正値を読
み出す読出手段と、読み出された周波数補正値に基づき
スピーカまたはヘッドホンから放音される音の周波数特
性を補正する補正手段と、により構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子ピアノ、電子
オルガン、シングルキーボード等、スピーカとヘッドホ
ンを併有する電子楽器において、ヘッドホンジャックの
挿入の有無によって周波数の補正値を自動的に変えるこ
とにより、ヘッドホンアンプを設けなくてもヘッドホ
ン、スピーカのいずれでも良好な音質で演奏することの
できる電子楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の電子楽器は、練習の際に周囲に迷
惑をかけない等の配慮のため、スピーカの他にヘッドホ
ンを取付け可能にしたものが多い。しかしながら、電子
楽器の場合、スペースの広さや位置等デザイン上の制約
により、スピーカを音響再生上好ましい位置に配置でき
ない場合が多い。
【0003】また、スピーカにエンクロジャー(スピー
カのケース(囲い))が付けられない場合もあり、パワ
ーアンプとスピーカだけで最適な楽音を忠実に再生でき
るシステムを実現するのは困難であった。
【0004】そこで、従来の電子楽器においては、図5
に示すように、例えばデジタル信号の場合はDSPを用
いたり、アナログ信号の場合はグラフィクイコライザを
用いる等の周波数補正手段により、スピーカの特性に合
わせて周波数を修正している。また、ライブとかクラシ
ック等、再生するリズムに合わせた周波数補正を行なっ
ているものもある。
【0005】しかしながら、これらの周波数補正はスピ
ーカからの放音を前提に行われているため、スピーカの
特性に適した周波数補正がなされた出力をパワーアンプ
からヘッドホンに取り出して使用する従来の方法では、
ヘッドホンの周波数特性がスピーカの特性とは異なるた
め、良好な音が得られないという問題点があった。
【0006】このため、図6に示すようにヘッドホン専
用のアンプ(以下、ヘッドホンアンプという)やイコラ
イザを設け、スピーカ用とは異なる周波数補正を行うこ
とにより良好な音を得ることも行われているが、この場
合は、ヘッドホンアンプやイコライザ等、ヘッドホン専
用の機器を必要とするため大型で高価になり、普及用の
電子楽器には使えないという問題点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みなされたものであり、1つのパワーアンプを用いてヘ
ッドホンを使用しない際はスピーカに適した周波数補正
値を行い、ヘッドホンジャックが挿入されると楽音の出
力先をヘッドホンに切り換え、ヘッドホンに適した周波
数補正を行うことにより、どちらの放音手段でも最適な
周波数補正を行った楽音を聴くことのできる電子楽器を
提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ヘッドホン1
6及びスピーカ13を有する電子楽器において、ヘッド
ホンジャックが挿入されると、前記ヘッドホンジャック
が挿入されたことを検出する検出手段34と、前記検出
手段34の検出結果に基づき、放音する回路を切り換え
る切換手段21と、前記検出手段34の検出結果を記憶
する第1の記憶手段33と、前記検出手段34が検出し
た結果に対応してパワーアンプ11にかけられる周波数
補正値を記憶する第2の記憶手段32と、前記第1の記
憶手段33の記憶するデータに基づき、前記第2の記憶
手段32から前記ヘッドホンジャックの挿入の有無に応
じた周波数補正値を読み出す読出手段31と、前記読出
手段31により前記第2の記憶手段32より読み出され
た周波数補正値に基づき、スピーカ13またはヘッドホ
ン16から放音される音の周波数特性を補正する補正手
段10と、を有して構成される。
【0009】前記第2の記憶手段32に記憶される周波
数の補正データは、ヘッドホンジャックの挿入の有無に
応じた周波数の補正値であることを特徴とする。
【0010】前記第2の記憶手段32に記憶される周波
数の補正データは、ヘッドホンジャックの挿入の有無
と、その他の操作子の設定値と対応づけたテーブルとし
て記憶されていることを特徴とする。
【0011】このような構成の本発明によれば、ヘッド
ホンジャックの抜き差しを検出手段34で検出し、その
検出結果に基づいて切換手段21により放音回路を切り
換えるとともに、該検出結果を第1の記憶手段33に記
憶させ、該第1の記憶手段33が記憶するデータに基づ
き、第2の記憶手段32より出力先に応じた周波数補正
値を読み出し、パワーアンプ11を制御するものであ
る。
【0012】これにより、ヘッドホン専用のイコライザ
10やヘッドホンアンプ15を用いることなく、ヘッド
ホン、スピーカに共通の1つのパワーアンプでヘッドホ
ン16やスピーカ13から良好な音質で演奏を聴くこと
ができる。しかも、本発明は若干のプログラムの修正や
メモリ追加で実現可能であり、低価格で音質のよい電子
楽器が提供可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る電子楽器の
全体的な構成を示す概略ブロック図である。以下、図面
を参照しながら、本発明の実施例について説明する。
【0014】図において、1は操作パネル、2はCP
U、3はROM,4はRAM、5は鍵盤、6は鍵盤スキ
ャン回路、7は音源、8は波形メモリである。また、9
はD/A変換器、10はイコライザ、11はパワーアン
プ、12はミュート部、13はスピーカ、14はヘッド
ホンジャック部、16はヘッドホンである。
【0015】操作パネル1には、電源スイッチの他、音
色選択スイッチ、モード指定スイッチ、メロディ選択ス
イッチ、リズム選択スイッチ等、各種のスイッチ類や表
示器が設けられている。
【0016】操作パネル1の各スイッチのセット/リセ
ット状態は内部に含まれるパネルスキャン回路(図示し
ない)によって検出されるようになっており、このパネ
ルスキャン回路で検出した各スイッチのセット状態に関
するデータはCPU2の制御の下にRAM4の所定の領
域に記憶される。
【0017】CPU2は、ROM3の図示しないプログ
ラムメモリ部に記憶された制御プログラムに従って当該
電子楽器の各部を制御するとともに、鍵盤5の押鍵部位
に応じて所定のデータを読み出して発音を制御するもの
である。
【0018】なお、本発明においては、ヘッドホンジャ
ックのジャック部14への挿入の有無に応じて検出され
て検出データ記憶部33に記憶されているデータを読み
出してイコライザ10に供給する制御は、該CPU2に
設けられている読出部31により行われる。
【0019】ROM3は、上述したCPU2を動作させ
るプログラムの他、音色データ、その他、種々の固定デ
ータを記憶している。なお、本発明に直接関係するスピ
ーカ13及びヘッドホン16用のパワーアンプ11を制
御する周波数補正値は、該ROM3の補正値記憶部32
に記憶されている。
【0020】RAM4には、CPU2の作業用領域、当
該電子楽器を制御するための各種レジスタ、カウンタ、
フラグ、バッファ等が定義されている他、ROM3に記
憶されているデータのうち必要なデータが転送されて一
時的に格納されるデータエリアを有している。
【0021】また、該RAM4には、検出データ記憶部
33が設けられており、ヘッドホンジャック挿入の有無
に関する情報は該検出データ記憶部33に記憶されてい
る。
【0022】これにより、該検出データ記憶部33に記
憶されているジャックのオン/オフに関するデータは、
キーイベントがあった都度読出部31により読み出さ
れ、該データに基づいて補正値記憶部32より出力先に
応じた補正値が読み出されてイコライザ10に送られ、
常に最適な音質の音が発音されることになる。
【0023】なお、本実施例ではヘッドホンジャック挿
入の有無に基づいて、それぞれのケースに適した周波数
補正値を読み出す単純な例を説明しているが、補正値記
憶部32に記憶させるデータは、ヘッドホンジャックの
挿入の有無と各種操作子の設定とに応じたテーブルと
し、操作子の設定と出力先に応じたキメ細かな周波数の
補正が行えるように構成してもよい。
【0024】また、イコライザ10への周波数補正値の
読み込みについては、タイマー割り込みで一定の時間ご
とに割り込む方法と、ジャックイベントのあった都度割
り込む方法があるが、何れの方法によってもよい。
【0025】鍵盤5は発生すべき楽音を指定するために
使用されるものであり、複数のキーと、これらのキーの
押鍵・離鍵動作に連動して開閉するキースイッチとで構
成され、演奏者の押鍵・離鍵動作は鍵盤スキャン回路6
によって検出される。
【0026】鍵盤スキャン回路6は、演奏者の押鍵・離
鍵動作、つまり鍵のオン/オフとともにタッチの強さを
検出し、検出されたオン/オフ情報やタッチの強さは、
その鍵番号とともにRAM4上に一時記憶され、所定の
タイミングになるとCPU2により読み出される。
【0027】音源部7は、CPU2から送られた信号に
対応する楽音波形データ及びエンベロープデータを波形
メモリ8から読み出し、読み出した楽音波形データにエ
ンベロープを付加して楽音信号として出力するものであ
る。
【0028】この音源部7が出力した楽音信号はD/A
変換器9でアナログ変換されたのちイコライザ10に供
給される。このため、音源部7には波形データやエンベ
ロープデータを記憶する波形メモリ8が接続されてい
る。
【0029】イコライザ10は、各周波数帯域ごとに音
圧レベルを増加、減少するものであり、補正値記憶部3
2から送られた周波数補正値に基づいて、各波数帯域ご
とに制御するものである。
【0030】パワーアンプ11は、イコライザ10で平
滑化されて供給されたアナログ楽音信号を所定の利得で
増幅するものである。このパワーアンプ11の出力はミ
ュート部12に供給されるようになっている。
【0031】ミュート部12は、ヘッドホンジャックの
挿入の有無に関する信号をジャック部14から受けて、
ジャック部14にヘッドホンジャックが挿入されるとス
ピーカ13への回路をオフにして消音するものである。
【0032】ジャック部14は、ヘッドホンジャックが
挿入されヘッドホン16への回路がオンされると、該ヘ
ッドホンジャックが挿入されたことを検出して、検出し
たことを示す信号をミュート部12に送りスピーカ13
からの音をミュートさせる。
【0033】このため、該ジャック部14には検出部3
4が設けられている。なお、検出部34の構成、及び機
能については図2の説明で詳述する。
【0034】抵抗器17は、ミュート部12がオフにさ
れると、パワーアンプ11からの楽音信号をヘッドホン
16に合った利得に制御してジャック部14に送るもの
である。
【0035】スピーカ13、及びヘッドホン16は、パ
ワーアンプ11より送られた電気信号としてのアナログ
楽音信号を音響信号に変換するものである。つまり、発
生された楽音信号に応じて楽音を放音するものである。
【0036】なお、図1では周波数補正手段としてアナ
ログのグラフィックイコライザ10を使用した場合を例
示しているが、音源部7とD/Aコンバータ9の間にD
SPを入れてデジタル演算処理により周波数補正を行う
ように構成してもよい。
【0037】図2は、ジャック部14に設けられている
検出部34の構成を説明する図である。以下図面を参照
しながら、ヘッドホンジャックの挿入の有無にともなう
出力回路の切換え動作について説明する。なお、以下の
説明では検出データ記憶部33はフラグで構成されてい
るものとする。
【0038】図において、ヘッドホンのジャックが挿入
されていないとき、即ち、楽音をスピーカ13から放音
するときは、ジャック部14のジャック内蔵スイッチ2
5はオンされている。これによりインバータ22への入
力はLレベルとなり、該インバータ22からの出力信号
はHレベルとなる。
【0039】従って、トランジスタ23にはHレベルの
信号が入力されて、該トランジスタ23はオンされ、リ
レー21のコイルに電流が流れてリレー21のスイッチ
がオンされ、音源部7とスピーカ13を接続する回路が
形成されて、スピーカ13からの放音が可能となる。
【0040】また、インバータ22からの出力の一部は
分岐してCPU2に送られる。CPU2は、この割り込
み信号を受けて検出データ記憶部33のフラグをオフに
セットする。これにより、CPU2はキーが押下される
と該フラグを参照して、スピーカ13からの放音である
ことを確認して、補正値記憶部32からスピーカ用の周
波数補正値を読み出す。
【0041】一方、ヘッドホンジャックがジャック部1
4に挿入されるとジャック内蔵スイッチ25はオフされ
る。従ってインバータ22への入力信号はHレベルとな
り、出力信号はLレベルとなる。これによりトランジス
タ23のリレー21はオフされ、リレー21のコイルへ
の電流はオフされる。
【0042】従って、音源部7とスピーカ13を接続す
る回路はオフされ、パワーアンプ11からの楽音信号は
抵抗17でヘッドホン16に合った利得に制御されて、
ヘッドホン16から出力されることになる。
【0043】また、インバータ22から出力されたLレ
ベルの信号の一部は、分岐してCPU2に送られる。C
PU2は、この割り込み信号を受けて記憶部32のフラ
グをオンにセットする。これにより、CPU2はキーが
押下されると該フラグを見て、ヘッドホン16からの放
音であることを確認して、補正値記憶部32からヘッド
ホン用の補正値を読み出す。
【0044】このように、本発明によれば出力先に応じ
て周波数の補正値を読み出すので、スピーカ13とヘッ
ドホン16の各聴取手段に適した質のよい音が提供でき
る。しかもヘッドホンアンプ15(図5、図6参照)は
必要ないので、低価格の電子楽器となる。
【0045】図3は、本発明に係る電子楽器の全体処理
を示すメインフローチャートである。先ず、電源の投入
や図示しないリセットスイッチが押下されることにより
発生するリセット信号により、当該電子楽器の初期化処
理が行われる(ステップS1)。
【0046】この初期化処理は、楽音信号発生部7の内
部状態を初期状態に設定して電源投入時に不要な音が発
生されるのを防止したり、RAM4の作業用領域をクリ
アしたり、レジスタやフラグ、ポインタ、音量、音色等
のデータを初期設定する処理である。なお、本発明の直
接関係する検出データ記憶部33の初期設定は該初期化
処理で行われる。
【0047】次いで、パネル処理が行われる(ステップ
S2)。これは、パネルスイッチの設定にしたがって音
色や音量等を設定する処理であり、例えばピアノからギ
ターに音色を切り換えたり、ボリュームを切り換える等
の処理である。なお、該パネル処理で検出されるヘッド
ホンジャックの挿入の有無に伴う処理は図4の説明で詳
述する。
【0048】次いで、鍵盤処理を行う(ステップS
3)。この鍵盤処理では、鍵盤5のキーの押鍵/離鍵に
伴なうデータをRAM4に取り込み一時記憶させる。こ
の記憶されたデータは、キーのオン/オフの処理の際に
用いられる。
【0049】そして、その他の処理が行われる(ステッ
プS4)。この「その他の処理」では、パネル処理や鍵
盤処理等で検出されたスイッチやキーの設定、本発明の
ヘッドホンジャックの挿入の有無に伴う周波数の補正処
理によって設定されたデータに基づいた音色や音量の変
更処理、リズム選択処理、鍵番号に対応した発音処理、
消音処理等が行われる。
【0050】上記ステップS5のその他の処理が終了す
るとステップS2に戻り、以下同様の処理が繰り返し実
行される。これにより、パネル処理で検出されたヘッド
ホンジャックの挿入の有無に伴う機能設定が行なわれ、
「その他の処理」で所望の演奏が出力される。
【0051】次に、図4を参照しながら、ヘッドホンジ
ャック挿入の有無に伴って周波数補正データを切り換え
て読み出す切換処理の動作について説明する。なお、本
説明においては、既に図3のステップS1の初期化処理
でヘッドホンジャックの挿入の有無に伴うフラグがRA
M4の検出データ記憶部33に立てられているものとす
る。
【0052】切換処理においては、先ずジャックイベン
トがあったか否かが調べられる(ステップS11)。こ
れはRAM4の所定の領域に記憶されているイベントバ
ッファを調べることにより行われる。
【0053】ジャックイベントがなかった場合は、補正
値読み出しの切換処理は必要ないので、そのままステッ
プS16に分岐して「その他のパネル処理」を行って
(ステップS16)、メインルーチンに戻る。
【0054】一方、ステップS11でジャックイベント
があった場合は、続いて、該ジャックイベントがヘッド
ホンジャックの挿入であるか否かが調べられる(ステッ
プS12)。これは検出データ記憶部33のフラグを調
べることにより行われる。
【0055】その結果、ヘッドホンジャックがオンの場
合は、読出部31が補正値記憶部32よりヘッドホン用
補正値を読み出す(ステップS13)。一方、ヘッドホ
ンジャックがオフの場合は、読出部31が補正値記憶部
32よりスピーカ用補正値を読み出す(ステップS1
4)。
【0056】続いて、CPU2は読み出された補正値を
イコライザ10に送って書き込み(ステップS15)、
さらに「その他のパネル処理」を行い(ステップS1
6)メインルーチンに戻る。
【0057】これにより、図3の「その他の処理」(ス
テップS4)で、イコライザ10は所定のタイミングに
なると出力先に応じた補正値で制御されるので、常に出
力先に応じた良好な音質の音が得られることになる。
【0058】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
ヘッドホンジャック挿入の有無が自動的に検出され、該
検出結果に基づいて出力先に応じた周波数の補正がなさ
れるので、1つの共通のパワーアンプで出力先に応じた
制御が可能となり、扱いやすく低価格の電子楽器が提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子楽器の全体構成を示す概略ブ
ロック図である。
【図2】ヘッドホン端子挿入の有無の検出と、出力回路
の切換えを説明する図である。
【図3】本発明に係る電子楽器の全体の動作を説明する
メインローチャートである。
【図4】ヘッドホン端子挿入の有無に伴って読み出され
る周波数補正値の読み出し動作を説明する図である。
【図5】従来の電子楽器の全体構成を示す概略ブロック
図である。
【図6】従来の電子楽器の他の構成を示す概略ブロック
図である。
【符号の説明】
1 操作パネル 2 CPU 3 ROM 4 RAM 5 鍵盤 6 鍵盤スキャン回路 7 音源部(楽音信号発生部) 8 波形メモリ 9 D/A変換器 10 イコライザ(補正手段) 11 パワーアンプ 12 ミュート部 13 スピーカ 14 ジャック部 15 ヘッドホンアンプ 16 ヘッドホン 17 抵抗器 21 リレー(切換手段) 22 インバータ 23 トランジスタ 24 ジャック 25 ジャック内蔵スイッチ 31 読出部(読出手段) 32 補正値記憶部(第2の記憶手段) 33 検出データ記憶部(第1の記憶手段) 34 検出部(検出手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドホン及びスピーカを有する電子楽
    器において、 ヘッドホンジャックが挿入されると、前記ヘッドホンジ
    ャックが挿入されたことを検出する検出手段と、 前記検出手段の検出結果に基づき、放音する回路を切り
    換える切換手段と、 前記検出手段の検出結果を記憶する第1の記憶手段と、 前記検出手段が検出した結果に対応してパワーアンプに
    かけられる周波数補正値を記憶する第2の記憶手段と、 前記第1の記憶手段の記憶するデータに基づき、前記第
    2の記憶手段から前記ヘッドホンジャックの挿入の有無
    に応じた周波数補正値を読み出す読出手段と、 前記読出手段により前記第2の記憶手段より読み出され
    た周波数補正値に基づき、スピーカまたはヘッドホンか
    ら放音される音の周波数特性を補正する補正手段とを有
    することを特徴とする電子楽器。
  2. 【請求項2】 前記第2の記憶手段に記憶される周波数
    の補正データは、ヘッドホンジャックの挿入の有無に応
    じた周波数の補正値であることを特徴とする請求項1記
    載の電子楽器。
  3. 【請求項3】 前記第2の記憶手段に記憶される周波数
    の補正データは、ヘッドホンジャックの挿入の有無と、
    その他の操作子の設定値と対応づけたテーブルとして記
    憶されていることを特徴とする請求項1記載の電子楽
    器。
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