JPH1039181A - 光送受信装置 - Google Patents

光送受信装置

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JPH1039181A
JPH1039181A JP8210506A JP21050696A JPH1039181A JP H1039181 A JPH1039181 A JP H1039181A JP 8210506 A JP8210506 A JP 8210506A JP 21050696 A JP21050696 A JP 21050696A JP H1039181 A JPH1039181 A JP H1039181A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光出力の効率を向上させることによって、高
信頼性の確保を可能とする。 【解決手段】 レーザダイオード25より出射された第
1の光信号L1 は、プリズム23の斜面上のミラー面2
3aで、光量のほとんどが反射され、レンズ27によっ
て集光されて光ファイバ1の端面に入射する。光ファイ
バ1の端面より出射された第2の光信号L2 は、レンズ
27によって集光されて、大部分がプリズム23の斜面
上の透過面23bを透過してフォトダイオード22に入
射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバを用い
た一芯双方向光通信回線に用いられる光送受信装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバを用いた双方向光通信の方式
として、1本の光ファイバを用いて双方向の光信号の伝
送を行う一芯双方向光通信回線方式がある。一芯双方向
光通信回線では、2つの光送受信装置間が1本の光ファ
イバで接続される。一芯双方向光通信回線における光送
受信装置としては、図12および図13に示すようなも
のが考えられている。図12は光送受信装置の一例の要
部を示す側面図、図13は図12に示した光送受信装置
の要部の斜視図である。この光送受信装置は、例えばシ
リコン半導体やガリウムヒ素半導体からなり、上面部に
受光素子としてのフォトダイオード102が形成された
半導体基板101と、この半導体基板101上に接合さ
れたプリズム103と、半導体基板101上に接合され
た直方体形状の半導体素子104と、この半導体素子1
04上に接合された発光素子としてのレーザダイオード
105と、レーザダイオード105から出射され、他の
光送受信装置に対して送信するための第1の光信号L1
を、通信回線となる光ファイバ106の端面に入射させ
ると共に、光ファイバ106を介して他の光送受信装置
から送られ、光ファイバ106の端面より出射される第
2の光信号L2 を集光してフォトダイオード102に導
くためのレンズ107とを備えている。
【0003】プリズム103は、半導体基板101上に
おいて、フォトダイオード102の上に配置されてい
る。半導体素子104は、プリズム103の側方に配置
され、レーザダイオード105は、プリズム103側に
向けて第1の光信号L1 を出射するように配置されてい
る。プリズム103は、レーザダイオード105に対向
する側に、例えば半導体基板101の上面に対して45
°をなす斜面が形成され、この斜面にハーフミラー面1
03aが形成されている。なお、光ファイバ106とし
ては、例えば大口径のプラスチック光ファイバが用いら
れる。
【0004】このように構成された光送受信装置では、
図示しない駆動回路によってレーザダイオード105が
駆動されて、このレーザダイオード105より第1の光
信号L1 が出射される。この第1の光信号L1 は、例え
ば開口数0.1でプリズム103のハーフミラー面10
3aに入射し、ここで例えば光量の略50%が反射さ
れ、レンズ107に入射する。この第1光信号L1 は、
レンズ107で集光され、例えば開口数0.1で光ファ
イバ106に入射する。なお、レーザダイオード105
から出射する際の第1の光信号L1 の開口数は、レーザ
ダイオード105によって決まる。
【0005】一方、光ファイバ106を介して他の光送
受信装置から送られてきた第2の光信号L2 は、例えば
開口数0.3で光ファイバ106より出射される。この
第2の光信号L2 は、レンズ107で例えば開口数0.
3となるように集光され、プリズム103のハーフミラ
ー面103aに入射し、例えば光量の略50%が透過し
て、フォトダイオード102に入射し、このフォトダイ
オード102によって電気信号に変換される。なお、光
ファイバ106から出射する際の第2の光信号L2 の開
口数は、光ファイバ106によって決まる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図12
および図13に示した光送受信装置では、ハーフミラー
面103aにおいて、第1の光信号L1 ,第2の光信号
2 それぞれについて光量が略50%ずつ損失するた
め、光送受信装置における光出力の効率が悪いという問
題点がある。
【0007】また、第1の光信号L1 に関しては、レー
ザダイオードは発光量が大きいほど動作寿命が短くなる
ため、単にレーザダイオード105の発光量を倍加して
第1の光信号L1 の光量の損失を補うようにすると、レ
ーザダイオード105の信頼性が低下してしまうという
問題点がある。
【0008】また、第2の光信号L2 に関しては、フォ
トダイオードは光感度が大きいほど動作速度が遅くなる
ため、単にフォトダイオード102の光感度を倍加して
第2の光信号L2 の光量の損失を補うようにすると、フ
ォトダイオード102の信頼性が低下してしまうという
問題点がある。
【0009】また、光ファイバ106による通信回線に
関しては、光信号の光量の損失により、光信号の伝送可
能距離が短小化するので、光信号の伝送距離の保証を含
む高信頼性の確保が困難になるという問題点がある。
【0010】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、光出力の効率を向上させることによ
って、高信頼性の確保を可能とした光送受信装置を提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の光送受信装置
は、一芯双方向光通信回線における通信回線となる光フ
ァイバに接続され、送信する第1の光信号を光ファイバ
に入射させると共に光ファイバを介して送られてくる第
2の光信号を受信する光送受信装置であって、第1の光
信号を出射するための発光素子と、第2の光信号を受光
するための受光素子と、発光素子より出射される第1の
光信号を集光して光ファイバの端面に入射させ且つ光フ
ァイバの端面より出射される第2の光信号を集光して受
光素子に導く光学系とを備え、光学系が、発光素子より
出射される第1の光信号の光路と受光素子に入射する第
2の光信号の光路とを分離すると共に、主に第1の光信
号が入射し、他の領域に比べて第1の光信号に対する通
過率が大きい第1の領域と、主に第2の光信号が入射
し、他の領域に比べて第2の光信号に対する通過率が大
きい第2の領域とを有する分離手段を含むものである。
【0012】この光送受信装置では、発光素子より出射
された第1の光信号は、光学系によって集光されて光フ
ァイバの端面に入射する。また、光ファイバを介して送
られてくる第2の光信号は、光学系によって集光されて
受光素子に導かれ、受光素子によって受光される。ここ
で、光学系内の分離手段は、発光素子より出射される第
1の光信号の光路と受光素子に入射する第2の光信号の
光路とを分離すると共に、主に第1の光信号が入射し、
他の領域に比べて第1の光信号に対する通過率が大きい
第1の領域と、主に第2の光信号が入射し、他の領域に
比べて第2の光信号に対する通過率が大きい第2の領域
とを有するので、第1の光信号は第1の領域を通過する
ことで光量の損失が抑えられ、第2の光信号は第2の領
域を通過することで光量の損失が抑えられる。なお、本
発明において、通過とは反射,透過,屈折,回折等のい
ずれの場合をも含む。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の第1
の実施の形態に係る光送受信装置の構成を示す断面図、
図2は図1に示した光送受信装置の要部の斜視図であ
る。本実施の形態に係る光送受信装置は、大口径のプラ
スチックファイバを通信回線とした宅内・構内通信網等
に用いるのに好適なものである。この光送受信装置は、
ハウジング11を備え、このハウジング11にはコネク
タ部12が設けられている。このコネクタ部12には、
一芯双方向光通信回線における通信回線となる光ファイ
バ1の端部に設けられたコネクタ2が着脱自在に接続さ
れるようになっている。なお、光ファイバ1としては、
例えば大口径のプラスチック光ファイバが用いられる。
【0014】ハウジング11内には、例えばシリコン半
導体やガリウムヒ素半導体からなる半導体基板21と、
この半導体基板21の上面部に形成された受光素子とし
てのフォトダイオード22と、半導体基板21上に接合
された分離手段としてのプリズム23と、半導体基板2
1上に接合された直方体形状の半導体素子24と、この
半導体素子24上に接合された発光素子としてのレーザ
ダイオード25と、レーザダイオード25から出射さ
れ、他の光送受信装置に対して送信するための第1の光
信号L1 を光ファイバ1の端面に入射させると共に、光
ファイバ1を介して他の光送受信装置から送られ、光フ
ァイバ1の端面より出射される第2の光信号L2 を集光
してフォトダイオード22に導くためのレンズ27とが
設けられている。レンズ27は、第1の光信号L1 およ
び第2の光信号L2 と光ファイバ1とを最適に結合する
ようになっている。
【0015】プリズム23は、半導体基板21上におい
て、フォトダイオード22の上に配置されている。半導
体素子24は、プリズム23の側方に配置され、レーザ
ダイオード25は、プリズム23側に向けて第1の光信
号L1 を出射するように配置されている。プリズム23
は、レーザダイオード25に対向する側に、例えば半導
体基板21の上面に対して45°をなす斜面が形成さ
れ、この斜面に、レーザダイオード25より出射された
第1の光信号L1 とレンズ27通過後の第2の光信号L
2 とが入射するようになっている。
【0016】本実施の形態に係る光送受信装置は、プリ
ズム23の斜面に対する入射時において第2の光信号L
2 の光径は第1の光信号L1 の光径よりも大きく、プリ
ズム23の斜面上には、第1の光信号L1 の入射位置
に、第1の光信号L1 の入射光径に対応した大きさのミ
ラー面23aが設けられている。ミラー面23aは、入
射光量のほとんどを反射するようになっている。プリズ
ム23の斜面上において、ミラー面23a以外の部分
は、ミラー面23aの周囲に囲うように形成された透過
面23bになっている。透過面23bは、入射光量のほ
とんどを透過するようになっている。
【0017】ハウジング11内の上記各構成部材は、パ
ッケージ13によって一体化されている。すなわち、半
導体基板21はパッケージ13内の底部に固着され、レ
ンズ27はパッケージ13の上面部に取り付けられてい
る。パッケージ13は、ハウジング11の内面に対して
固定されている。
【0018】次に、本実施の形態に係る光送受信装置の
作用について説明する。レーザダイオード25は、図示
しない駆動回路によって駆動されて、第1の光信号L1
を出射する。この第1の光信号L1 は、例えば開口数
0.1でプリズム23のミラー面23aに入射し、ここ
で光量のほとんどが反射され、レンズ27に入射する。
この第1光信号L1 は、レンズ27によって、例えば開
口数0.1で集光され、光ファイバ1の端面に入射す
る。なお、光ファイバ1の端面位置は、第1光信号L1
の入射光径が光ファイバ1のコアの径を越えないように
設定される。また、レーザダイオード25から出射する
際の第1の光信号L1 の開口数は、レーザダイオード2
5によって決まる。
【0019】一方、光ファイバ1を介して他の光送受信
装置から送られてきた第2の光信号L2 は、例えば開口
数0.3で光ファイバ1の端面より出射される。この第
2の光信号L2 は、レンズ27によって例えば開口数
0.3で集光されて、プリズム23の斜面に入射する。
このときの第2の光信号L2 の光径は、プリズム23の
斜面上のミラー面23aに比べて大きいので、第2の光
信号L2 の一部(光束の中央部分)はミラー面23aに
よって反射されるが、大部分(光束の外側部分)は透過
面23bを透過して、フォトダイオード22に入射し、
このフォトダイオード22によって電気信号に変換され
る。なお、光ファイバ1から出射する際の第2の光信号
2 の開口数は、光ファイバ1によって決まる。
【0020】第1の光信号L1 は、ミラー面23aでそ
の光量のほとんどが反射されて光ファイバ1に入射する
ので、第1の光信号L1 のミラー面23aでの反射損失
を5%、光ファイバ1への結合損失を5%とすると、第
1の光信号L1 は、その光量の95%×95%≒90%
が光ファイバ1に入射することになる。
【0021】一方、第1の光信号L1 と第2の光信号L
2 の開口数がそれぞれ上述の例の場合、プリズム23の
斜面上における第1の光信号L1 の開口面積と第2の光
信号L2 の開口面積との比は、1:9(開口数の2乗
比)となるので、第2の光信号L2 のうち、ミラー面2
3aを回避する光量は、(9−1)/9≒89%とな
る。第2の光信号L2 は、光ファイバ1から拡散して、
プリズム23の斜面中央のミラー面23a外に面積比9
倍に開口して、プリズム23の斜面に入射するので、第
2の光信号L2 の光ファイバ1からの結合損失を5%、
プリズム23の透過面23bでの透過損失を5%とする
と、第2の光信号L2 は、その光量の95%×89%×
95%≒80%がフォトダイオード22に入射すること
になる。
【0022】このように、本実施の形態に係る光送受信
装置によれば、第1の光信号L1 の光量の損失を略10
%以下に抑えることができると共に、第2の光信号L2
の光量の損失を略20%以下に抑えることができる。
【0023】図12および図13に示した光送受信装置
では、第1の光信号L1 の光ファイバへの入射および第
2の光信号L2 のフォトダイオードへの入射は、共に最
大で50%にしかならない。従って、図12および図1
3に示した光送受信装置と比較すると、本実施の形態に
係る光送受信装置では、第1の光信号L1 の光ファイバ
1への入射光量は約1.8倍、第2の光信号L2 のフォ
トダイオード22への入射光量は約1.6倍となる。
【0024】以上説明したように、本実施の形態に係る
光送受信装置によれば、装置内における第1の光信号L
1 の光量の損失を最小とし、且つ第2の光信号L2 の光
量の損失も抑えることができ、第1の光信号L1 の光フ
ァイバ1への入射光量を最大とし、且つ第2の光信号L
2 のフォトダイオード22への入射光量を増大すること
ができる。
【0025】特に、本実施の形態に係る光送受信装置に
よれば、レーザダイオード25から光ファイバ1への第
1の光信号L1 の入射光量を、図12および図13に示
した光送受信装置と比べて約2倍に増大することができ
るので、レーザダイオード25の発光量に対する負担が
軽減され、信頼性の確保が容易になる。また、光ファイ
バ1からフォトダイオード22への第2の光信号L2
入射光量も増大することができるので、フォトダイオー
ド22の光感度に対する負担が軽減され、信頼性の確保
が容易になる。以上のことから、本実施の形態に係る光
送受信装置によれば、装置自体の光出力の高効率化が容
易になり、光送受信装置の高信頼性の確保が容易にな
る。更に、光ファイバ1による通信回線に関しては、光
信号の伝送可能距離が長大化するので、光信号の伝送距
離の保証を含む一芯双方向光通信回線における高信頼性
の確保が容易になる。
【0026】図3は、本実施の形態に係る光送受信装置
の第1の変形例における要部を示す説明図である。図1
および図2に示した光送受信装置では、1枚の半導体基
板21上にフォトダイオード22,プリズム23および
レーザダイオード25を集積して、装置の小型化を図っ
ているが、これらの構成部材は、互いに分離されていて
も良い。図3に示した第1の変形例は、プリズム23の
代わりにプレートガラス31を設けると共に、フォトダ
イオード22,レーザダイオード25およびプレートガ
ラス31を一体化せずに分離して設けた例である。な
お、フォトダイオード22,レーザダイオード25およ
びプレートガラス31の位置関係は、図1におけるフォ
トダイオード22,レーザダイオード25およびプリズ
ム23の斜面の位置関係と同様である。プレートガラス
31上には、第1の光信号L1 の入射位置に、第1の光
信号L1 の入射光径に対応した大きさのミラー面32が
設けられている。プレートガラス31において、ミラー
面32以外の部分は透過面となっている。この第1の変
形例における作用は、第1の実施の形態と同様である。
【0027】図4は、本実施の形態に係る光送受信装置
の第2の変形例における要部を示す説明図である。この
第2の変形例は、第1の変形例におけるフォトダイオー
ド22とレーザダイオード25の位置を入れ替えた例で
ある。この第2の変形例では、プレートガラス31上に
おいて、第1の光信号L1 が入射する部分を除いてミラ
ー面33が設けられ、第1の光信号L1 が入射する部分
は透過面になっている。この第2の変形例では、レーザ
ダイオード25から出射された第1の光信号L1 は、プ
レートガラス31における透過面を透過してレンズ27
に入射し、第2の光信号L2 は、その大部分(光束の外
側部分)がプレートガラス31上のミラー面33で反射
されてフォトダイオード22に入射する。
【0028】図5は本発明の第2の実施の形態に係る光
送受信装置の構成を示す断面図である。本実施の形態に
係る光送受信装置では、レンズ27は、第1の光信号L
1 を、光ファイバ1の端面の手前の所定位置で一旦収束
させた後、光ファイバ1の端面に入射させるようになっ
ている。更に、本実施の形態に係る光送受信装置では、
第1の光信号L1 が収束される位置に配置され、第2の
光信号L2 の見かけの出射位置を光ファイバ1の端面位
置よりもレンズ27に対して遠ざけるレンズ28が設け
られている。レンズ28は、レンズ27を囲うようにパ
ッケージ13の上面部に固着されたレンズ支持枠14に
よって支持されている。第2の光信号L2 は、プリズム
23の斜面近傍で収束するように、レンズ28およびレ
ンズ27により集光されるようになっている。また、レ
ンズ27およびレンズ28は、第1の光信号L1 および
第2の光信号L2 と光ファイバ1とを最適に結合するよ
うになっている。
【0029】本実施の形態に係る光送受信装置では、プ
リズム23の斜面に対する入射時において第1の光信号
1 の光径は第2の光信号L2 の光径よりも大きく、プ
リズム23の斜面上には、第2の光信号L2 の入射位置
に、第2の光信号L2 の入射光径に対応した大きさの透
過面23cが形成されている。透過面23cは、入射光
量のほとんどを透過するようになっている。プリズム2
3の斜面上における透過面23c以外の部分には、透過
面23cの周囲を囲うようにミラー面23dが設けられ
ている。ミラー面23dは、入射光量のほとんどを反射
するようになっている。
【0030】本実施の形態に係る光送受信装置では、レ
ーザダイオード25より出射された第1の光信号L
1 は、例えば開口数0.1でプリズム23の斜面に入射
し、一部(光束の中央部分)は透過面23cを透過する
が、大部分(光束の外側部分)はミラー面23dによっ
て光量のほとんどが反射され、レンズ27に入射する。
この第1光信号L1 は、レンズ27によって、例えば開
口数0.1で集光され、光ファイバ1の端面の手前の所
定位置、すなわちレンズ28の中心位置で一旦収束した
後、光ファイバ1の端面に入射する。なお、光ファイバ
1の端面位置は、第1光信号L1 の入射光径が光ファイ
バ1のコアの径を越えないように設定される。
【0031】一方、光ファイバ1より出射された第2の
光信号L2 は、まずレンズ28によって集光され、更に
レンズ27によってプリズム23の斜面近傍で収束する
ように集光されて、プリズム23の斜面に入射し、その
光量のほとんどが透過面23cを透過して、フォトダイ
オード22に入射し、このフォトダイオード22によっ
て電気信号に変換される。
【0032】ここで、第2の光信号L2 が、レンズ28
およびレンズ27によって、プリズム23の斜面近傍で
収束するように集光されることについて説明する。本実
施の形態に係る光送受信装置では、第1の光信号L1
出射位置であるレーザダイオード25の位置と、第1の
光信号L1 の収束位置であるレンズ28の位置は、レン
ズ27に対して対象な位置関係にある。すなわち、レー
ザダイオード25の位置をレンズ27に対する物点、レ
ンズ28の位置をレンズ27に対する像点とすると、レ
ンズ27の中心から物点までの距離とレンズ27の中心
から像点までの距離は等しくなっている。従って、第1
の光信号L1 のレンズ27入射前後の開口数は、共に例
えば0.1であり、等しくなっている。一方、第2の光
信号L2の出射位置である光ファイバ1の端面の位置
は、第1の光信号L1 の収束位置であるレンズ28の位
置よりもレンズ27に対して若干遠くなっている。更
に、レンズ28の作用により、第2の光信号L2 の見か
けの出射位置は、光ファイバ1の端面位置よりもレンズ
27に対して遠ざけられている。従って、第2の光信号
2 の見かけの出射位置をレンズ27に対する物点、レ
ンズ27通過後の第2の光信号L2 の収束位置を像点と
すると、レンズ27の中心から像点までの距離は、レン
ズ27の中心から物点までの距離よりも短くなり、光フ
ァイバ1より開口数0.3で出射された第2の光信号L
2 は、レンズ27によって開口数0.3+α(αは正の
数)で集光されることになる。ここで、αは、第2の光
信号L2 の見かけの出射位置がレンズ27に対して遠ざ
けられていることによる効果分である。その結果、プリ
ズム23の斜面上における第2の光信号L2 の光径は、
図7および図8に示した光送受信装置に比べて極めて小
さくなる。
【0033】例えばα=0.15とし、プリズム23の
斜面上における第1の光信号L1 の開口面積と第2の光
信号L2 の開口面積との比を、9:1とすると、第1の
光信号L1 のうち、ミラー面23dで反射される光量
は、(9−1)/9≒89%となる。つまり、第1の光
信号L1 は、レーザダイオード25から拡散して、プリ
ズム23の斜面中央の透過面23c外に面積比9倍に開
口して、ミラー面23dに入射するので、ミラー面23
dでの反射損失を5%とすると、第1の光信号L1 は、
その光量の89%×95%≒85%がミラー面23dで
反射してレンズ27に向かうことになる。更に、第1の
光信号L1 は、レンズ27で集光され、レンズ28の中
心位置で収束してレンズ28を通過するので、レンズ2
8の中心部分はほとんど平坦であるとみなすと、第1の
光信号L1 は、そのままレンズ28を通過することにな
り、第1の光信号L1 の光ファイバ1への結合損失を5
%とすると、第1の光信号L1 は、その光量の85%×
95%≒80%が光ファイバ1に入射することになる。
なお、レンズ28の中心部分を平坦に加工するか、レン
ズ28の中心部分に微小な孔をあければ、レンズ28の
第1の光信号L1 に与える影響を完全を除去することが
できる。
【0034】一方、第2の光信号L2 は、光ファイバ1
から拡散して、レンズ28に入射し、更にレンズ27に
よって開口数0.45で集光されて、プリズム23の透
過面23cへ入射するので、第2の光信号L2 の光ファ
イバ1からの結合損失を5%、プリズム23の透過面2
3cでの透過損失を5%とすると、第2の光信号L
2は、その光量の95%×95%≒90%がフォトダイ
オード22に入射することになる。
【0035】このように、本実施の形態に係る光送受信
装置によれば、第2の光信号L2 の光量の損失を略10
%以下に抑えることができると共に、第1の光信号L1
の光量の損失を略20%以下に抑えることができる。従
って、図12および図13に示した光送受信装置と比較
すると、本実施の形態に係る光送受信装置では、第2の
光信号L2 のフォトダイオード22への入射光量は約
1.8倍、第1の光信号L1 の光ファイバ1への入射光
量は約1.6倍となる。
【0036】以上説明したように、本実施の形態に係る
光送受信装置によれば、装置内における第2の光信号L
2 の光量の損失を最小とし、且つ第1の光信号L1 の光
量の損失も抑えることができ、第2の光信号L2 のフォ
トダイオード22への入射光量を最大とし、且つ第1の
光信号L1 の光ファイバ1への入射光量を増大すること
ができる。
【0037】特に、本実施の形態に係る光送受信装置に
よれば、光ファイバ1からフォトダイオード22への第
2の光信号L2 の入射光量を、図12および図13に示
した光送受信装置と比べて約2倍に増大することができ
るので、フォトダイオード22の光感度に対する負担が
軽減され、信頼性の確保が容易になる。また、レーザダ
イオード25から光ファイバ1への第1の光信号L1
入射光量をも増大することができるので、レーザダイオ
ード25の発光量に対する負担が軽減され、信頼性の確
保が容易になる。本実施の形態におけるその他の構成、
作用および効果は第1の実施の形態と同様である。
【0038】なお、本実施の形態において、レンズ28
を、第1の光信号L1 の収束位置よりもレンズ27側に
配置し、レンズ27およびレンズ28によって、第1の
光信号L1 を光ファイバ1の端面の手前の所定位置で一
旦収束させた後、光ファイバ1の端面に入射させると共
に、レンズ28によって第2の光信号L2 の見かけの出
射位置を光ファイバ1の端面位置よりもレンズ27に対
して遠ざけるようにして、第2の光信号L2 がプリズム
23の斜面近傍で収束するように構成しても良い。
【0039】図7は、本実施の形態に係る光送受信装置
の第1の変形例における要部を示す説明図である。図5
および図6に示した光送受信装置では、1枚の半導体基
板21上にフォトダイオード22,プリズム23および
レーザダイオード25を集積して、装置の小型化を図っ
ているが、これらの構成部材は、互いに分離されていて
も良い。図7に示した第1の変形例は、プリズム23の
代わりにプレートガラス31を設けると共に、フォトダ
イオード22,レーザダイオード25およびプレートガ
ラス31を一体化せずに分離して設けた例である。な
お、フォトダイオード22,レーザダイオード25およ
びプレートガラス31の位置関係は、図5におけるフォ
トダイオード22,レーザダイオード25およびプリズ
ム23の斜面の位置関係と同様である。プレートガラス
31上には、第2の光信号L2 の入射位置に、第2の光
信号L2 の入射光径に対応した大きさの透過面が形成さ
れ、他の部分にミラー面34が設けられている。この第
1の変形例における作用は、第2の実施の形態と同様で
ある。
【0040】図8は、本実施の形態に係る光送受信装置
の第2の変形例における要部を示す説明図である。この
第2の変形例は、第1の変形例におけるフォトダイオー
ド22とレーザダイオード25の位置を入れ替えた例で
ある。この第2の変形例では、プレートガラス31上に
おいて、第2の光信号L2 が入射する部分にミラー面3
5が設けられ、他の部分は透過面になっている。この第
2の変形例では、レーザダイオード25から出射された
第1の光信号L1 は、その大部分がプレートガラス31
における透過面を透過してレンズ27に入射し、第2の
光信号L2 は、プレートガラス31上のミラー面35で
反射されてフォトダイオード22に入射する。
【0041】図9は本発明の第3の実施の形態に係る光
送受信装置の構成を示す断面図、図10は図9に示した
光送受信装置の要部の斜視図である。本実施の形態に係
る光送受信装置では、ハウジング11内に、例えばシリ
コン半導体やガリウムヒ素半導体からなる半導体基板4
1と、この半導体基板41の上面部に形成された受光素
子としてのフォトダイオード42と、半導体基板41上
に接合され、分離手段の一部を構成するプリズム43
と、半導体基板41上に接合された直方体形状の半導体
素子44と、この半導体素子44上に接合された発光素
子としてのレーザダイオード45と、レーザダイオード
45から出射され、他の光送受信装置に対して送信する
ための第1の光信号L1 を光ファイバ1の端面に入射さ
せると共に、光ファイバ1を介して他の光送受信装置か
ら送られ、光ファイバ1の端面より出射される第2の光
信号L2 を集光してフォトダイオード42に導くための
レンズ27と、このレンズ27のプリズム43側の面に
おける中央部の近傍に配置され、分離手段の一部を構成
するプリズム46とを備えている。プリズム46は、円
柱をその中心軸に交差する面で切断して斜面が形成され
た形状をなしており、斜面がレーザダイオード45側を
向くように配置されている。このプリズム46は、例え
ば、透明な連結部材47を介してレンズ27のプリズム
43側の面における中央部に連結されて固定されてい
る。
【0042】プリズム43は、半導体基板41上におい
て、フォトダイオード42の上に配置されている。半導
体素子44は、プリズム43の側方に配置され、レーザ
ダイオード45は、プリズム43側に向けて第1の光信
号L1 を出射するように配置されている。プリズム43
は、レーザダイオード25に対向する側に、半導体基板
41の上面に対して45°未満の角度をなす斜面が形成
され、この斜面に、レーザダイオード25より出射され
た第1の光信号L1 をプリズム46の斜面に向けて反射
するミラー面43aが設けられている。ミラー面43a
は、入射光量のほとんどを反射するようになっている。
なお、プリズム46は、その斜面が、プリズム43のミ
ラー面43aで反射された第1の光信号L1 の光径に対
応した大きさとなるように形成されている。また、プリ
ズム43の上面は、半導体基板41の上面と平行な平面
になっており、この上面は、レンズ27によって集光さ
れる第2の光信号L2 を透過する透過面43bになって
いる。透過面43bは、入射光量のほとんどを透過する
ようになっている。
【0043】ハウジング11内の上記各構成部材は、パ
ッケージ13によって一体化されている。すなわち、半
導体基板41はパッケージ13内の底部に固着され、レ
ンズ27はパッケージ13の上面部に取り付けられてい
る。パッケージ13は、ハウジング11の内面に対して
固定されている。
【0044】次に、本実施の形態に係る光送受信装置の
作用について説明する。レーザダイオード45は、図示
しない駆動回路によって駆動されて、第1の光信号L1
を出射する。この第1の光信号L1 は、例えば開口数
0.1でプリズム43のミラー面43aに入射し、ここ
で光量のほとんどが反射され、プリズム46の斜面に入
射し、このプリズム46によって、レンズ27の光軸と
平行なるように光路が曲折されてレンズ27に入射す
る。この第1光信号L1 は、レンズ27によって、例え
ば開口数0.1で集光され、光ファイバ1の端面に入射
する。なお、光ファイバ1の端面位置は、第1光信号L
1 の入射光径が光ファイバ1のコアの径を越えないよう
に設定される。
【0045】一方、光ファイバ1を介して他の光送受信
装置から送られてきた第2の光信号L2 は、例えば開口
数0.3で光ファイバ1の端面より出射される。この第
2の光信号L2 は、レンズ27によって例えば開口数
0.3で集光されて、プリズム46側に出射される。こ
こで、プリズム46に対する入射時において第2の光信
号L2 の光径は第1の光信号L1 の光径よりも大きく、
第2の光信号L2 の一部(光束の中央部分)はプリズム
46によって屈折されるが、大部分(光束の外側部分)
はプリズム46の周囲を通過して、プリズム43の透過
面43bに入射し、プリズム43を透過して、フォトダ
イオード42に入射し、このフォトダイオード42によ
って電気信号に変換される。
【0046】第1の光信号L1 は、プリズム43のミラ
ー面43aでその光量のほとんどが反射され、プリズム
46で屈折し、レンズ27を経て、光ファイバ1に入射
するので、第1の光信号L1 のミラー面43aでの反射
損失を5%、プリズム46での屈折および光ファイバ1
への結合による損失を5%とすると、第1の光信号L1
は、その光量の95%×95%≒90%が光ファイバ1
に入射することになる。
【0047】一方、第1の光信号L1 と第2の光信号L
2 の開口数がそれぞれ上述の例の場合、プリズム46通
過時における第1の光信号L1 の開口面積と第2の光信
号L2 の開口面積との比は、1:9(開口数の2乗比)
となるので、第2の光信号L2 のうちプリズム46を回
避する光量は、(9−1)/9≒89%となる。第2の
光信号L2 は、光ファイバ1から拡散して、プリズム4
6外に面積比9倍に開口して、プリズム43の上面の透
過面43bに入射するので、第2の光信号L2の光ファ
イバ1からの結合損失を5%、プリズム43の透過面4
3bでの透過損失を5%とし、第2の光信号L2 の開口
面積の11%がプリズム46によって遮断されるとする
と、第2の光信号L2 は、その光量の95%×89%×
95%≒80%がフォトダイオード42に入射すること
になる。
【0048】このように、本実施の形態に係る光送受信
装置によれば、第1の光信号L1 の光量の損失を略10
%以下に抑えることができると共に、第2の光信号L2
の光量の損失を略20%以下に抑えることができる。
【0049】図12および図13に示した光送受信装置
では、第1の光信号L1 の光ファイバへの入射および第
2の光信号L2 のフォトダイオードへの入射は、共に最
大で50%にしかならない。従って、図12および図1
3に示した光送受信装置と比較すると、本実施の形態に
係る光送受信装置では、第1の光信号L1 の光ファイバ
1への入射光量は約1.8倍、第2の光信号L2 のフォ
トダイオード22への入射光量は約1.6倍となる。
【0050】以上説明したように、本実施の形態に係る
光送受信装置によれば、装置内における第1の光信号L
1 の光量の損失を最小とし、且つ第2の光信号L2 の光
量の損失も抑えることができ、第1の光信号L1 の光フ
ァイバ1への入射光量を最大とし、且つ第2の光信号L
2 のフォトダイオード42への入射光量を増大すること
ができる。本実施の形態におけるその他の構成、作用お
よび効果は、第1の実施の形態と同様である。
【0051】図11は、本実施の形態に係る光送受信装
置の変形例における要部を示す説明図である。図9およ
び図10に示した光送受信装置では、1枚の半導体基板
41上にフォトダイオード42,プリズム43およびレ
ーザダイオード45を集積して、装置の小型化を図って
いるが、これらの構成部材は、互いに分離されていても
良い。図11に示した変形例は、プリズム43の代わり
にミラー51を設けると共に、フォトダイオード42,
レーザダイオード45およびミラー51を一体化せずに
分離して設けた例である。なお、フォトダイオード4
2,レーザダイオード45およびミラー51の位置関係
は、図9におけるフォトダイオード42,レーザダイオ
ード45およびプリズム43のミラー面43aの位置関
係と同様である。この変形例における作用は、第3の実
施の形態と同様である。
【0052】なお、本実施の形態におけるプリズム46
の代わりに、このプリズム46と同様の機能を有する回
折格子,ホログラム等を設けても良い。また、図9にお
けるプリズム43や図11におけるミラー51を設けず
に、レーザダイオード45から出射される第1の光信号
1 を直接、プリズム46に入射させるようにしても良
い。
【0053】なお、本発明は上記各実施の形態に限定さ
れず、例えば、発光素子としては、レーザダイオードの
代わりに発光ダイオード(LED)等を用いても良い。
また、また、本発明は、プラスチック光ファイバ以外の
大口径光ファイバを通信回線とした宅外・公衆通信網
等、一芯双方向光通信回線全般に適用することができ
る。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明の光送受信装
置によれば、発光素子より出射される第1の光信号の光
路と受光素子に入射する第2の光信号の光路とを分離す
ると共に、主に第1の光信号が入射し、他の領域に比べ
て第1の光信号に対する通過率が大きい第1の領域と、
主に第2の光信号が入射し、他の領域に比べて第2の光
信号に対する通過率が大きい第2の領域とを有する分離
手段を設けたので、第1の光信号は第1の領域を通過す
ることで光量の損失が抑えられ、第2の光信号は第2の
領域を通過することで光量の損失が抑えられる。その結
果、光送受信装置における光出力の効率を向上させるこ
とができ、また、発光素子の発光量に対する負担および
受光素子の光感度に対する負担を軽減でき、光送受信装
置の高信頼性の確保が可能となるという効果を奏する。
更に、本発明の光送受信装置によれば、光ファイバによ
る通信回線における光信号の伝送可能距離を長大化する
ことができ、光信号の伝送距離の保証を含む一芯双方向
光通信回線における高信頼性の確保が容易になるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る光送受信装置
の構成を示す断面図である。
【図2】図1に示した光送受信装置の要部の斜視図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る光送受信装置
の第1の変形例における要部を示す説明図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る光送受信装置
の第2の変形例における要部を示す説明図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る光送受信装置
の構成を示す断面図である。
【図6】図5に示した光送受信装置の要部の斜視図であ
る。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る光送受信装置
の第1の変形例における要部を示す説明図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る光送受信装置
の第2の変形例における要部を示す説明図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係る光送受信装置
の構成を示す断面図である。
【図10】図9に示した光送受信装置の要部の斜視図で
ある。
【図11】本発明の第3の実施の形態に係る光送受信装
置の変形例における要部を示す説明図である。
【図12】光送受信装置の一例の要部を示す側面図であ
る。
【図13】図12に示した光送受信装置の要部の斜視図
である。
【符号の説明】 1…光ファイバ、21…半導体基板、22…フォトダイ
オード、23…プリズム、23a…ミラー面、23b…
透過面、25…レーザダイオード、27…レンズ、L1
…第1の光信号、L2 …第2の光信号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一芯双方向光通信回線における通信回線
    となる光ファイバに接続され、送信する第1の光信号を
    前記光ファイバに入射させると共に前記光ファイバを介
    して送られてくる第2の光信号を受信する光送受信装置
    であって、 前記第1の光信号を出射するための発光素子と、 前記第2の光信号を受光するための受光素子と、 前記発光素子より出射される第1の光信号を集光して前
    記光ファイバの端面に入射させ且つ前記光ファイバの端
    面より出射される第2の光信号を集光して前記受光素子
    に導く光学系とを備え、 前記光学系は、前記発光素子より出射される第1の光信
    号の光路と前記受光素子に入射する第2の光信号の光路
    とを分離すると共に、主に第1の光信号が入射し、他の
    領域に比べて第1の光信号に対する通過率が大きい第1
    の領域と、主に第2の光信号が入射し、他の領域に比べ
    て第2の光信号に対する通過率が大きい第2の領域とを
    有する分離手段を含むことを特徴とする光送受信装置。
  2. 【請求項2】 前記分離手段に対する入射時において第
    2の光信号の光径は第1の光信号の光径よりも大きく、
    前記第1の領域は、前記分離手段に対する第1の光信号
    の入射位置および入射光径に対応して設けられ、前記第
    2の領域は、主に第2の光信号における光束の外側部分
    が入射するように、前記第1の領域を囲うように設けら
    れていることを特徴とする請求項1記載の光送受信装
    置。
  3. 【請求項3】 前記分離手段に対する入射時において第
    1の光信号の光径は第2の光信号の光径よりも大きく、
    前記第2の領域は、前記分離手段に対する第2の光信号
    の入射位置および入射光径に対応して設けられ、前記第
    1の領域は、主に第1の光信号における光束の外側部分
    が入射するように、前記第2の領域を囲うように設けら
    れていることを特徴とする請求項1記載の光送受信装
    置。
  4. 【請求項4】 前記分離手段に対する入射時において第
    2の光信号の光径は第1の光信号の光径よりも大きく、
    前記分離手段は、前記分離手段に対する第1の光信号の
    入射位置および入射光径に対応して設けられて前記発光
    素子より出射される第1の光信号を前記光ファイバに導
    く光学素子を有し、この光学素子によって前記第1の領
    域が形成され、前記光学素子の周囲が前記第2の領域と
    なっていることを特徴とする請求項1記載の光送受信装
    置。
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