JPH1038014A - ストラットマウント - Google Patents
ストラットマウントInfo
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- JPH1038014A JPH1038014A JP19489596A JP19489596A JPH1038014A JP H1038014 A JPH1038014 A JP H1038014A JP 19489596 A JP19489596 A JP 19489596A JP 19489596 A JP19489596 A JP 19489596A JP H1038014 A JPH1038014 A JP H1038014A
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- liquid chamber
- strut
- direction perpendicular
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- Granted
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- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
- Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Abstract
減衰係数を高めて、100〜400Hzのロードノイズ
の車室内への伝播を有効に低減することができるストラ
ットマウントを提供する。 【解決手段】 内筒部材12と、それを同心的に取囲む
外筒部材14と、これら両部材12,14を全周に亘ら
せて連結する弾性部材16とよりなり、この弾性部材1
6に、内筒部材12を同心的に取囲む環状の液室18
を、互いに連通する2室以上に仕切ることなく設け、こ
れにより、ストラットロッドの軸直角方向における振動
減衰係数を高めたもの。
Description
トマウントサスペンションの車体側取付部分に配設され
るストラットマウントに関する。
ットロッドの上端部に取付けられる内筒金具と、この内
筒金具を同心的に取囲み、車体パネルの下面に取付けら
れる外筒金具と、これら両金具を全周に亘らせて連結す
る弾性部材よりなる。
て、ロードノイズを低減するために、弾性部材に液室を
設け、この液室を仕切部材により互いに連通する上下2
室に仕切り構成したものが提案されている(実開平2−
114506号公報、実開平2−117450号公報、
実開平3−26850号公報)。かかる構成において
は、上下2室をむすぶオリフィスを通じて流動せしめら
れる液体の共振現象を利用することにより、上記ロード
ノイズの低減を図っている。
た従来の構造は、ストラットロッドの軸方向の振動の伝
達低減に着目してなされたものであって、ストラットロ
ッドの軸心に対して直角方向、即ち軸直角方向の振動の
伝達低減に着目してなされたものではない。すなわち、
上記従来の構造のように、液室を上下に仕切る仕切部材
を設けた場合、この仕切部材の投影面積分だけ液室の軸
直角方向への投影面積が減少してしまい、十分な軸直角
方向における振動減衰係数が得られないという問題があ
る。そのため、100〜400Hzのロードノイズがサ
スペンションから車室内に伝播するのを有効に低減する
ことができないという問題がある。
直角方向における振動減衰係数を高めて、100〜40
0Hzのロードノイズの車室内への伝播を有効に低減す
ることができるストラットマウントを提供することを目
的とする。
と外筒部材とを連結する弾性部材に、仕切部材等によっ
て2室以上に仕切り構成されていない、いわば独立した
液室を設けることにより、従来ほとんど考慮されていな
かったストラットロッドの軸直角方向の振動の伝達を効
果的に低減できることを見出し本発明に至った。
内筒部材と、この内筒部材を同心的に取囲む外筒部材
と、これら両部材を全周に亘らせて連結する弾性部材と
よりなるストラットマウントにおいて、前記弾性部材
に、前記内筒部材を同心的に取囲む環状の液室を、互い
に連通する2室以上に仕切ることなく設けたことを特徴
とする。
上に仕切り構成することなく設けることにより、液室の
軸直角方向への投影面積を有効に確保することができ、
これにより、ストラットロッドの軸直角方向における振
動減衰係数を高めて、かかる軸直角方向の振動の伝達を
低減することができる。そのため、路面とタイヤ間で生
じる騒音の車室内への伝達を抑制して、100〜400
Hzのロードノイズの車室内への伝播を有効に低減する
ことができる。
おける振動減衰係数は、0.5N・s/mm(ニュート
ン・秒/mm)以上であることが好ましい。
を参照して説明する。
ットマウント10を示している。
トロッドの上端部にナット等により取付けられる内筒金
具12と、この内筒金具12の外周をやや距離を開けて
同心的に取囲み、車体パネルの下面にボルト8で取付け
られる外筒金具14と、これら内筒金具12と外筒金具
14との間に配されて両者を全周に亘って連結する円筒
状のゴム部材16とよりなり、ゴム部材16には、内筒
金具12を同心的に取囲む環状の液室18が設けられて
いる。
を軸心とする略円筒状部材であって、ストラッドロッド
が挿入される取付金具20と、この取付金具20の下部
を取囲み、ゴム部材16に加硫手段により固着された下
部金具22とよりなり、両者は溶接等により一体化され
ている。そして、取付金具20の下端部には、ストラッ
トロッドを回動自在に支持するベアリング24がかしめ
固定されている。
を軸心とする略円筒状部材であって、車体パネルの下面
に当接する上側金具26と、上側金具26の下面に当接
して配された下側金具28と、下側金具28の内周面に
嵌着された内側金具30とよりなる。そして、円筒状を
なす上側金具26の下端部が外周側に拡開されてフラン
ジが形成され、同じく円筒状をなす下側金具28の上端
部が外周側に拡開されてフランジが形成されて、これら
両フランジを溶接等で接合することにより両金具26,
28が一体化されている。また、内側金具30が、下側
金具28の下端部により周方向の所定の複数箇所でかし
め固定されており、以上により、3つの金具26,2
8,30が一体化されている。また、上側金具26と内
側金具30の内周面にはゴム部材16が加硫手段により
固着されている。
22と外筒金具14の内側金具30とに固着された本体
ゴム32と、その上側に配され本体ゴム32との間に液
室18を形成するゴム膜34とよりなる。ゴム膜34
は、その外周側にて外筒金具14の上側金具26の内周
面に固着され、また、その内周側にて内筒金具12の取
付金具20の上端部にシール状態で取着された円筒状の
補助金具36の外周面に固着されている。以上より、ゴ
ム部材16の上部に、本体ゴム32の上面とゴム膜34
の下面とを壁面とする液室18が形成されている。
部材等によって互いに連通する2室以上に仕切ることな
く、独立した1室に形成されている。そして、その断面
形状は、内側から外側に向って上方に傾斜した略だ円形
状をなし、ストラットロッドの軸Xに対する直角方向へ
の投影面積が大きく確保されている。
Lは、ゴム部材16の軸直角方向への投影長をMとした
とき、0.3M≦L≦0.6Mであることが好ましい。
L≧0.3Mは、ゴムの減衰係数に比例して、大きな減
衰係数を液によって発揮する必要があるためであり、L
≦0.6Mは、操縦安定性を確保するため、軸直角方向
の静バネ定数を高く維持する必要があるからである。な
お、上記範囲内において、軸直角方向への投影面積がで
きるだけ大きくなるように設計することが、軸直角方向
における振動減衰係数を高める上で好ましい。
対して同軸に配された内筒金具12と外筒金具14とが
同心からずれる動き(即ち、軸直角方向への振動)をし
たとき、軸Xに対して同軸に配された液室18が、この
ずれに対応して、周方向における容積変化を起すように
変形する。即ち、例えば、図において、内筒金具12が
左側にずれたときには、液室18の右側部分の容積が左
側部分の容積よりも大きくなるように変形する。これに
より、液室18内の液体が流動して、この流動せしめら
れる液体の共振現象により、軸直角方向において振動減
衰効果が得られる。しかも、上記のように、液室18に
は仕切部材が配されていないため、軸直角方向への投影
面積を大きく確保することができ、よって、軸直角方向
における振動減衰係数が高い。即ち、従来、0.3N・
s/mm程度であった軸直角方向における振動減衰係数
を、0.5N・s/mm以上とすることができる。
数が高いため、軸直角方向の振動伝達が低減され、よっ
て、路面とタイヤ間で生じる騒音の車室内への伝達を抑
制して、100〜400Hzのロードノイズが車室内に
伝播するのを有効に低減することができる。また、仕切
部材が不要であるので、製造コスト的にも有利である。
ラットマウント50を示している。以下、上記した実施
形態に係るストラットマウント10との相違点について
説明する。
ラッドロッドが挿入される円筒状の取付部52と、その
外周を距離をおいて取囲む外周部54と、これら取付部
52と外周部54を連結するリング状部53とを、一体
に成形してなり、この外周部54が、円筒状のゴム部材
16に埋設された状態で、加硫手段により固着されてい
る。
筒状の上端が内周側に延設され、また、下側金具28の
円筒状の下端が内周側に延設されており、これら両金具
26,28によって、内筒金具12とゴム部材16とを
収納するケース体が構成されている。そして、円筒状の
内側金具30が、これら両金具26,28の内周面に嵌
着されており、この内側金具30の内周面には薄いゴム
膜56が固着されている。
周部54の上部に固着された上部ゴム58と、下部に固
着された下部ゴム60とよりなる。これらは、外筒部材
14の内側金具30の内周面にかしめ固定された円筒状
の補助金具62に加硫手段ににより固着されており、こ
の補助金具62と内筒金具12の外周部54との間に、
上部ゴム58の下面と下部ゴム60の上面が壁面をなす
液室18を形成している。ここで、補助金具62は、上
下分割式で、上側の補助金具62aが上部ゴム58に、
下側の補助金具62bが下部ゴム62bにそれそれ固着
されており、製造時に、これら両金具62a,62bを
上下に引離すことにより、液室18内に液体を封入でき
るように構成されている。
し、ゴム部材16の上下方向略中央部に配されている。
おいても、上記した実施形態のストラットマウント10
と同様、液室18の軸直角方向への投影面積を大きく確
保することができるので、ストラットロッドの軸直角方
向において高い振動減衰係数が得られ、よって、軸直角
方向の振動伝達低減効果に優れる。
において、液室18の位置を変更した例をそれぞれ示し
ている。
ゴム部材16の上部ゴム58の肉厚を厚くし、下部ゴム
60の肉厚を薄くすることにより、液室18がゴム部材
16の下部に位置するように構成している。
ゴム部材16の上部ゴム58の肉厚を薄くし、下部ゴム
60の肉厚を厚くすることにより、液室18がゴム部材
16の上部に位置するように構成している。
下方向において種々の位置に設けることができる。
ッドの振動形態によって、最も振動低減効果の出やすい
位置に配することが効果的である。すなわち、ストラッ
トロッドの形状や配設構成等によりストラットロッドの
振動形態が異なるため、かかる振動形態に応じて、軸直
角方向におけるストラットロッドの振動振幅が大きい位
置に液室18を配置することが、軸直角方向における振
動減衰係数を有効に高める上で好ましい。
が大きい周波数でストラットロッドの軸直角方向におけ
る振動減衰係数が大きくなるように、その配置及び形状
を設計することが好ましい。より好ましくは、車室内へ
の振動伝播が最大となる周波数でストラットロッドの軸
直角方向における振動減衰係数が最大となるように設計
することである。
も液室18を1室のみ設けた構成としたが、本発明にお
いて、液室18は必ずしも1室に限定されることはな
く、上記のような独立した液室、即ち互いに連通する液
室でないものであれば、2室以上設けてもよい。
内筒部材と外筒部材とを連結する弾性部材に、少なくと
も1つの独立した環状の液室を設けることにより、液室
の軸直角方向への投影面積を有効に確保することができ
る。そのため、ストラットロッドの軸直角方向における
振動減衰係数を高めて、かかる軸直角方向の振動の伝達
を低減することができ、よって、路面とタイヤ間で生じ
る騒音の車室内への伝達を抑制して、100〜400H
zのロードノイズが、サスペンションを介して車室内に
伝播するのを有効に低減することができる。また、仕切
部材を設けないため、製造コストを低減することができ
る。
の縦断面図である。
0の縦断面図である。
ント70の縦断面図である。
ント80の縦断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 内筒部材と、この内筒部材を同心的に取
囲む外筒部材と、これら両部材を全周に亘らせて連結す
る弾性部材とよりなるストラットマウントにおいて、 前記弾性部材に、前記内筒部材を同心的に取囲む環状の
液室を、互いに連通する2室以上に仕切ることなく設け
たことを特徴とするストラットマウント。 - 【請求項2】 前記内筒部材に取付けられるストラット
ロッドの軸直角方向における振動減衰係数が0.5N・
s/mm以上であることを特徴とする請求項1記載のス
トラットマウント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19489596A JP3924659B2 (ja) | 1996-07-24 | 1996-07-24 | ストラットマウント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19489596A JP3924659B2 (ja) | 1996-07-24 | 1996-07-24 | ストラットマウント |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1038014A true JPH1038014A (ja) | 1998-02-13 |
JP3924659B2 JP3924659B2 (ja) | 2007-06-06 |
Family
ID=16332121
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19489596A Expired - Lifetime JP3924659B2 (ja) | 1996-07-24 | 1996-07-24 | ストラットマウント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3924659B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1329645A2 (en) | 2002-01-16 | 2003-07-23 | Toyo Tire & Rubber Co., Ltd . | Vibration-proof device |
JP2009127656A (ja) * | 2007-11-20 | 2009-06-11 | Kurashiki Kako Co Ltd | 液体封入式ストラットマウント |
-
1996
- 1996-07-24 JP JP19489596A patent/JP3924659B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1329645A2 (en) | 2002-01-16 | 2003-07-23 | Toyo Tire & Rubber Co., Ltd . | Vibration-proof device |
EP1329645A3 (en) * | 2002-01-16 | 2004-11-24 | Toyo Tire & Rubber Co., Ltd . | Vibration-proof device |
JP2009127656A (ja) * | 2007-11-20 | 2009-06-11 | Kurashiki Kako Co Ltd | 液体封入式ストラットマウント |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3924659B2 (ja) | 2007-06-06 |
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A521 | Written amendment |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20061219 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A521 | Written amendment |
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