JPH1037641A - 室内用の梯子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 天井等に設けられた照明が消えていても容易
に梯子を昇降できる室内用の梯子を提供すること。 【解決手段】 二本の両側の支柱（１）と、支柱（１）
間に略一定間隔で架設された踏み板（２）と、からな
り、支柱（１）の下端が床面に接地し、かつ壁に傾斜し
た状態で立てかけられて使用される室内用の梯子であっ
て、支柱（１）の前側に照明部（ａ）を設け、照明部
（ａ）をどちらか一方の支柱（１）の上側と下側にそれ
ぞれ光を内向きに照射するように支柱（１）の内側寄り
に配置し、支柱（１）を中空に形成し、支柱（１）内に
照明部（ａ）の配線（１７）を納め、照明部（ａ）の電
源を乾電池（１８）にして、乾電池（１８）を支柱
（１）に出し入れ自在に収納した。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、室内用の梯子に関
するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来は、二本の両側の支柱と、該支柱間
に略一定間隔で架設された踏み板と、からなり、支柱の
下端が床面に接地し、かつ壁に傾斜した状態で立てかけ
られて使用される室内用の梯子があった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、梯子
に照明部が設けられていなかったため、天井等に設けら
れた照明部が消えていると、梯子が見えないため、梯子
を昇降する際、梯子の踏み板が見えず、足元が不安で梯
子を昇降し難かった。

【０００４】本発明は上記事由に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、天井等に設けられた
照明が消えていても容易に梯子を昇降できる室内用の梯
子を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明の請求項１に係る
室内用の梯子は、二本の両側の支柱と、該支柱間に略一
定間隔で架設された踏み板と、からなり、支柱の下端が
床面に接地し、かつ壁に傾斜した状態で立てかけられて
使用される室内用の梯子であって、支柱の前側に照明部
を設けてなるものである。このように、支柱の前側に照
明部を設けたので、梯子の前側を有効に照らすことがで
きるようになり、天井等に設けられた照明が消えていて
も容易にかつ安全に梯子を昇降できるようになる。

【０００６】本発明の請求項２に係る室内用の梯子は、
請求項１において照明部を支柱の上側と下側とにそれぞ
れ配置したことを特徴とするものである。こうすること
により、上記効果に加えて、支柱の上側と下側にそれぞ
れ照明部があるので、梯子の上から下までまんべんなく
足元を照らすことができるようになる。

【０００７】本発明の請求項３に係る室内用の梯子は、
請求項２において、照明部をどちらか一方の支柱の上側
と下側で光を内向きに照射するように支柱の内側寄りに
配置したことを特徴とするものである。こうすることに
より、上記効果に加えて、照明部をどちらか一方の支柱
の上側と下側で光を内向きに照射するように支柱の内側
寄りに配置したので、天井等に設けられた照明が消えて
いても、数少ない照明部で効果的に効率よく梯子の昇降
時の足元を照らすことができるようになる。

【０００８】本発明の請求項４に係る室内用の梯子は、
請求項１において、支柱の前側に手すりを設け、手すり
に照明部を配置しことを特徴とするものである。こうす
ることにより、上記効果に加えて、支柱の前側に手すり
を設けたので、手すりを持って安全に梯子を昇降するこ
とができるようになるとともに、手すりに照明部を配置
したので、天井等に設けられた照明が消えていても、梯
子全体を照らし易くなるとともに、手すりの位置がわか
りやすくなり、すぐに手すりに手を掛けることができる
ようになる。

【０００９】本発明の請求項５に係る室内用の梯子は、
請求項１乃至４のいずれかにおいて、支柱を中空に形成
し、支柱内に照明部の配線を納めたことを特徴とするも
のである。こうすることにより、上記効果に加えて、配
線が支柱内に納まっているので、配線によって足等が引
っかかることが無くなるとともに、配線が隠れて外観を
すっきりとさせることができるようになる。

【００１０】本発明の請求項６に係る室内用の梯子は、
請求項１乃至５のいずれかにおいて、照明部の電源が乾
電池であり、乾電池を支柱に出し入れ自在に収納したこ
とを特徴とするものである。こうすることにより、上記
効果に加えて、電源が乾電池であるので、別途にコンセ
ント等を設置する必要がなくなり工事費等を安くするこ
とができる。また、乾電池を支柱に出し入れ自在に収納
したので、外観をすっきりとさせることができ、乾電池
が切れても容易に乾電池の交換ができるようになる。

【００１１】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
沿って説明していく。図１から図４は請求項１、２、
３、５、６に係る本発明の第一の実施形態を示す図であ
る。本実施形態は、二本の両側の支柱（１）と、支柱
（１）間に略一定間隔で架設された踏み板（２）と、か
らなり、支柱（１）の下端が床面に接地し、かつ壁に傾
斜した状態で立てかけられて使用される室内用の梯子で
あって、支柱（１）の前側に照明部（ａ）を設け、照明
部（ａ）をどちらか一方の支柱（１）の上側と下側にそ
れぞれ光を内向きに照射するように支柱（１）の内側寄
りに配置し、支柱（１）を中空に形成し、支柱（１）内
に照明部（ａ）の配線（１７）を納め、照明部（ａ）の
電源を乾電池（１８）にして、乾電池（１８）を支柱
（１）に出し入れ自在に収納したものである。

【００１２】更に詳しく説明すると、本実施形態におい
ては、この梯子は壁の上方に設けられたロフトへの昇降
を目的として取り付けられる梯子である。この梯子は、
二本の両側の支柱（１）と、支柱（１）間に略一定間隔
で架設された踏み板（２）と、両側の支柱（１）の上部
の前側に設けた手すり（３）と、からなり、支柱（１）
の下端が床面に接地し、かつ壁に傾斜して立てかけられ
た状態で使用される室内用の梯子であり、支柱（１）の
下端が床面に接地し、かつ梯子が傾斜した状態で懸架支
持されるようにフック（４）を両側の支柱（１）の上部
の後側に設け、フック（４）を係止する梯子固定バー
（５）をロフトの出入口のすぐ下方の壁に設けている。
この梯子固定バー（５）は梯子の横幅よりも長い棒状の
もので、長手方向が水平方向となるようにロフトの出入
口のすぐ下方の壁に取付具（６）を介して取り付けられ
ている。また、フック（４）の下方の支柱（１）に下フ
ック（４’）を設け、梯子の使用時には梯子固定バー
（５）にフック（４）を引っかけて、支柱（１）の下端
が床面に接地して、梯子が傾斜するようにし、梯子の不
使用時には下フック（４’）を梯子固定バー（５）に引
っかけて、梯子を壁に沿って懸装して収納できるように
している。

【００１３】また、どちらか一方の支柱（１）の上側の
前側と下側の前側とにそれぞれ照明部（ａ）を設けてい
る。この照明部（ａ）は断面略Ｃ字状の中空に形成した
支柱（１）内に納められ、断面略Ｃ字状の支柱（１）は
梯子の外方に向いて開口している。また、内側寄りで前
側の支柱（１）の角部に照明用開口を設け、光を透過す
る合成樹脂製の照明カバー（８）を照明カバー固定具
（１６）で照明用開口を覆うように支柱（１）の内壁に
取り付け、光を梯子の内向きに照射するようにしてい
る。また、この照明部（ａ）は照明ソケット（１５）
と、照明ランプ（１３）と、照明カバー（８）とからな
っており、照明ソケット（１５）が中空に形成した支柱
（１）の内壁に回動軸（１４）を介して回動自在に取り
付けられており、この照明ソケット（１５）に照明ラン
プ（１３）が差し込まれており、照明ソケット（１５）
を回動させることにより、照明ランプ（１３）の交換が
スムーズに行えるようになっている。また、照明部
（ａ）が取り付けられている位置にある支柱（１）の外
方へ向いた開口はランプ交換用カバー（９）で開閉自在
にふさがれており、その他の開口は乾電池交換用開口を
除いて化粧カバー（１２）によってふさがれている。乾
電池交換用開口は支柱（１）の上部に設けられており、
乾電池交換用開口の内側に乾電池（１８）を納める部分
を設けており、乾電池交換用開口は乾電池交換用カバー
（１０）で開閉自在にふさがれている。また、支柱
（１）の前側で照明カバー（８）の近傍にスイッチ
（７）を設け、照明ランプ（１３）のＯＮ，ＯＦＦを行
えるようにしている。そして、配線（１７）でスイッチ
（７）と照明ソケット（１５）を結び、支柱（１）内に
配線（１７）を通して、外観上配線（１７）を見えなく
して、配線（１７）によって足等が引っかかることが無
くなるとともに、配線（１７）が隠れて外観をすっきり
とさせることができるようにしている。

【００１４】このように、どちらか一方の支柱（１）の
前側の上側と下側にそれぞれ照明部（ａ）を設けて、光
を内向きに照射するように支柱（１）の内側寄りに照明
部（ａ）を配置したので、数少ない照明部（ａ）で効果
的に効率よく梯子の前側の足元を上から下までまんべん
なく有効に照らすことができるようになり、天井等に設
けられた照明が消えていても容易にかつ安全に梯子を昇
降できるようになる。また、配線（１７）が支柱（１）
内に納まっているので、配線（１７）によって足等が引
っかかることが無くなるとともに、配線（１７）が隠れ
て外観をすっきりとさせることができるようになる。ま
た、電源が乾電池であるので、別途にコンセント等を設
置する必要がなくなり工事費等を安くすることができ
る。また、乾電池を支柱に出し入れ自在に収納したの
で、外観をすっきりとさせることができ、乾電池が切れ
ても容易に乾電池の交換ができるようになる。

【００１５】また、図５は請求項１、２、３、５に係る
本発明の第二の実施形態を示す斜視図である。本実施形
態は、第一の実施形態における乾電池による電源をコン
セント（１１）による電源に変更した物であって、コン
セント（１１）の位置を壁の下部に配置し、それに伴
い、電源プラグ（２１）及び電源コード（２２）を支柱
（１）の下部に配置した物であり、他の構成は第一の実
施形態と同様なものである。このようにしても、第一の
実施形態における請求項６による効果以外の効果は奏さ
れるものとなっている。

【００１６】また、図６は請求項１、２、３、５に係る
本発明の第三の実施形態を示す斜視図である。本実施形
態は、第二の実施形態において、コンセント（１１）の
位置を上下左右逆にしたものであって、コンセント（１
１）を壁の上部に配置し、それに伴い、電源プラグ（２
１）及び電源コード（２２）を支柱（１）の上部に配置
した物であり、他の構成は第一の実施形態と同様なもの
である。このようにしても、第一の実施形態における請
求項６による効果以外の効果は奏されるものとなってい
る。

【００１７】つぎに、図７から図１０は請求項１、４、
５、６に係る本発明の第四の実施形態を示す図である。
本実施形態は、二本の両側の支柱（１）と、支柱（１）
間に略一定間隔で架設された踏み板（２）と、からな
り、支柱（１）の下端が床面に接地し、かつ壁に傾斜し
た状態で立てかけられて使用される室内用の梯子であっ
て、支柱（１）の前側に手すり（３）を設け、手すり
（３）に照明部（ａ）を配置し、支柱（１）及び手すり
（３）を中空に形成し、支柱（１）内に照明部（ａ）の
配線（１７）を納め、照明部（ａ）の電源を乾電池（１
８）にして、乾電池（１８）を支柱（１）に出し入れ自
在に収納している。

【００１８】本実施形態においては、どちらか一方の手
すり（３）は上下両端が開口した中空に形成され、その
上下両端にそれぞれ照明部（ａ）が設けられている。こ
の上下両端にはネジが切られており、光を透過する合成
樹脂製の照明カバー（８）が着脱自在に螺合されてい
る。このように、支柱（１）の前側に手すり（３）を設
けたので、手すり（３）を持って安全に梯子を昇降する
ことができるようになり、手すり（３）に照明部（ａ）
を配置したので、天井等に設けられた照明が消えていて
も、梯子全体を照らし易くなるとともに、手すり（３）
の位置がわかりやすくなり、すぐに手すりに手を掛ける
ことができるようになっている。また、この照明部
（ａ）は照明ソケット（１５）及び照明ランプ（１３）
とからなっており、照明ソケット（１５）が中空に形成
された手すり（３）の内壁に固定されており、この照明
ソケット（１５）に照明ランプ（１３）が差し込まれて
いる。そして、照明カバー（８）を外して照明ランプ
（１３）の交換が行えるようにしている。なお、本実施
形態の上記以外の構成及び効果は第一の実施形態のもの
と同様なものとなっている。

【００１９】

【発明の効果】以上詳しく説明した通り、請求項１記載
の室内用の梯子によると、支柱の前側に照明部を設けた
ので、梯子の前側を有効に照らすことができるようにな
り、天井等に設けられた照明が消えていても容易にかつ
安全に梯子を昇降できるようになる。

【００２０】また、請求項２記載の室内用の梯子による
と、上記効果に加えて、支柱の上側と下側にそれぞれ照
明部があるので、梯子の上から下までまんべんなく足元
を照らすことができるようになる。

【００２１】また、請求項３記載の室内用の梯子による
と、上記効果に加えて、照明部をどちらか一方の支柱の
上側と下側で光を内向きに照射するように支柱の内側寄
りに配置したので、天井等に設けられた照明が消えてい
ても、数少ない照明部で効果的に効率よく梯子の昇降時
の足元を照らすことができるようになる。

【００２２】また、請求項４記載の室内用の梯子による
と、上記効果に加えて、支柱の前側に手すりを設けたの
で、手すりを持って安全に梯子を昇降することができる
ようになるとともに、手すりに照明部を配置したので、
天井等に設けられた照明が消えていても、梯子全体を照
らし易くなるとともに、手すりの位置がわかりやすくな
り、すぐに手すりに手を掛けることができるようにな
る。

【００２３】また、請求項５記載の室内用の梯子による
と、上記効果に加えて、配線が支柱内に納まっているの
で、配線によって足等が引っかかることが無くなるとと
もに、配線が隠れて外観をすっきりとさせることができ
るようになる。

【００２４】また、請求項６記載の室内用の梯子による
と、上記効果に加えて、電源が乾電池であるので、別途
にコンセント等を設置する必要がなくなり工事費等を安
くすることができる。また、乾電池を支柱に出し入れ自
在に収納したので、外観をすっきりとさせることがで
き、乾電池が切れても容易に乾電池の交換ができるよう
になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る室内用の梯子の第一の実施形態を
示す斜視図である。

【図２】同実施形態における照明部分を示す要部斜視図
である。

【図３】同実施形態における照明ランプの取り替え構造
部分を示す要部断面図である。

【図４】同実施形態を示す要部側面図である。

【図５】本発明に係る室内用の梯子の第二の実施形態を
示す斜視図である。

【図６】本発明に係る室内用の梯子の第三の実施形態を
示す斜視図である。

【図７】本発明に係る室内用の梯子の第四の実施形態を
示す斜視図である。

【図８】同実施形態における手すりに配置した照明を示
す要部断面図である。

【図９】同施形態における乾電池収納部を示す要部断面
図である。

【図１０】同実施形態における手すりを示す要部断面図
である。

【符号の説明】

１ 支柱 ２ 踏み板 ３ 手すり １７ 配線 １８ 乾電池 ａ 照明部

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 二本の両側の支柱と、該支柱間に略一定
   間隔で架設された踏み板と、からなり、支柱の下端が床
   面に接地し、かつ壁に傾斜した状態で立てかけられて使
   用される室内用の梯子であって、支柱の前側に照明部を
   設けてなる室内用の梯子。
2. 【請求項２】 照明部を支柱の上側と下側とにそれぞれ
   配置したことを特徴とする請求項１記載の室内用の梯
   子。
3. 【請求項３】 照明部をどちらか一方の支柱の上側と下
   側で光を内向きに照射するように支柱の内側寄りに配置
   したことを特徴とする請求項２記載の室内用の梯子。
4. 【請求項４】 支柱の前側に手すりを設け、手すりに照
   明部を配置したことを特徴とする請求項１記載の室内用
   の梯子。
5. 【請求項５】 支柱を中空に形成し、支柱内に照明部の
   配線を納めたことを特徴とする請求項１乃至４記載いず
   れかの室内用の梯子。
6. 【請求項６】 照明部の電源が乾電池であり、乾電池を
   支柱に出し入れ自在に収納したことを特徴とする請求項
   １乃至５記載いずれかの室内用の梯子。