JPH1037179A - 地盤改良方法および同装置 - Google Patents
地盤改良方法および同装置Info
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- JPH1037179A JPH1037179A JP19726796A JP19726796A JPH1037179A JP H1037179 A JPH1037179 A JP H1037179A JP 19726796 A JP19726796 A JP 19726796A JP 19726796 A JP19726796 A JP 19726796A JP H1037179 A JPH1037179 A JP H1037179A
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Abstract
も、改良材を無駄遣いすることもなく、簡単な設備で、
全土層を通じて均一な改良強度を得る。 【解決手段】 上下方向に回転するエンドレスチェーン
14に複数の混合羽根16…を取付けて混合機Aを構成
し、地盤中に注入された地盤改良材と原位置土とを混合
羽根16…によって上下方向に混合するようにした地盤
改良方法および同装置。
Description
メントミルク等の地盤改良材を地盤中に注入し、原位置
土と混合(セメント等の固化材の場合はさらに固化)し
て地盤を改良する地盤改良方法および同装置に関するも
のである。
の地盤の強度は、地盤改良材(以下、単に改良材とい
う)と混合される原位置土の性質(土粒子の径、土粒子
同士の結合力、含水量、土粒子以外の含有物)や改良材
の注入量、混合度合い等によって決まる。
性質の異なる複数の土層が積み重なった互層構造となっ
ている。
る方法として、図13(イ)(ロ)(ハ)に示すように、下
端部外周に撹拌翼1を備えた撹拌軸2(図では二軸式の
場合を例示している)をモータ3により縦軸まわりに回
転させて地盤中に貫入しながら撹拌軸下端から改良材を
吐出し、撹拌翼1によりこの改良材と原位置土とを撹拌
混合し、所定深度に達した後、撹拌しながら撹拌軸2を
引き抜く方法がとられている。
撹拌翼を水平回転させて改良材と原位置土とを撹拌混合
する従来の地盤改良方法によると、撹拌翼が回転してい
る深度でのみ撹拌・混合作用が行われるため、各土層の
性質の違いによって土層ごとに改良地盤の強度が異な
る。すなわち、改良強度が深度方向に不均一となる。
ごとに改良材の投入量を制御する手段、(ii)最も強度
が出にくい土層を基準として全土層での改良材投入量を
設定する手段をとることが考えられる。
となり、(ii)の手段によると強度が出易い土層では改
良材の無駄遣いとなる。
材を送る手段として、ポンプや配管設備等が必要とな
り、設備が大がかりとなる。
とに制御する必要も、改良材を無駄遣いすることもな
く、簡単な設備で、全土層を通じて均一な改良強度を得
ることができる地盤改良方法および同装置を提供するも
のである。
は、地盤中に地盤改良材を注入し、混合手段により原位
置土と混合させて地盤を改良する地盤改良方法におい
て、上下方向に回転するエンドレスチェーンに複数の混
合羽根を取付けて、上記地盤改良材と原位置土を上下方
向に混合する混合手段を構成し、上記混合羽根が下向き
に移動する下降側の地表面から地盤改良材を注入しなが
ら上記混合羽根によって地盤改良材と原位置土とを混合
するものである。
注入し、混合手段により原位置土と混合させて地盤を改
良する地盤改良方法において、上下方向に回転するエン
ドレスチェーンに複数の混合羽根を取付けて、上記地盤
改良材と原位置土を上下方向に混合する混合手段を構成
し、施工個所の地表面において上記地盤改良材と原位置
土の混合物のオーバーフロー分を堰き止めながら混合作
用を行わせるものである。
法において、地盤改良材とともに砂を投入するものであ
る。
される地盤改良材と原位置土とを混合させて地盤を改良
する混合手段を備え、この混合手段は、縦長のフレーム
に上下方向に回転するエンドレスチェーンを掛け渡し、
このエンドレスチェーンに複数の混合羽根を取付けて成
るものである。
て、施工個所の地表面において地盤改良材と原位置土の
混合物のオーバーフロー分を堰き止める堰き止め手段を
具備するものである。
上下方向に移動して改良材を全土層の原位置土と混合さ
せるため、全土層を通じて均一な改良強度を得ることが
できる。
るため、所要の改良強度を得るための改良材総量を事前
に調査しておけば、土層ごとの改良材の投入量を制御す
る必要も、また改良材の無駄遣いもなくなる。
ため、改良材を各土層位置まで送るためのポンプ、配管
等の設備が不要となる。
材が混合羽根の下降側の地表面から投入されるため、改
良材が上層から下層まで無駄なく送られる。
置によると、改良材と原位置土の混合物のオーバーフロ
ー分が堰き止め手段によって堰き止められ、外部への流
出が防止されるため、一層、改良材の無駄遣いがなくな
るとともに、改良材と原位置土の混合度合いをより一層
高めることができる。
改良対象地盤が改良材の投入によって強度アップしにく
い土層で占められている場合に、改良材とともに砂を投
入することによって所要の改良強度を効率良く得ること
ができる。
によって全土層部分に送ることができるため、砂を改良
材と混合する設備や、この混合物を所定の深度まで送る
設備が不要となる。
によって説明する。
チェーン式混合機Aを用いている。
1の上端部に取付けられた駆動輪12と、下端部に取付
けられた遊動輪13との間にエンドレスチェーン14が
掛け渡され、このエンドレスチェーン14の外周にブラ
ケット15…(図3,4に示す)を介して取付けられた
掘削刃を兼ねる多数の混合羽根16…によって改良対象
地盤中に縦孔を掘削し、かつ、この縦孔内に投入される
改良材と原位置土とを撹拌・混合するように構成されて
いる。図2中、17は駆動輪12を回転駆動するモータ
である。
2、遊動輪13、チェーン14、モータ17はそれぞれ
左右一対ずつ設けられ、両側チェーン14,14間にブ
ラケット15…が掛け渡されている。
チェーンにブラケット15…を取付けてもよい。
めに、図4に示すように同羽根16にすくい角αおよび
逃げ角βがつけられている。
を図5(イ)〜(ホ)によって説明する。
ル等の掘削機械Bにより、改良対象地盤の地表面に混合
機Aを建て込むための補助孔Gを掘削する。
の吊り上げ機械により吊りロープ18を介して混合機A
を吊上げ、補助孔Gに建て込む。
供給する改良材供給装置、20は改良材の供給流量を検
出する流量計、21は改良材を供給する改良材供給ホー
スである。
の矢印で示す方向に回転させることにより、混合羽根1
6…によって縦孔掘削を開始するとともに、改良材を、
混合羽根16…が下向きに移動する下降側の地表面から
注入する。
削される縦孔H内において、改良材が、混合羽根16…
の回転によって上から下、さらに上向きに運ばれ、その
過程で原位置土と混合される。そして、この混合物もま
た混合羽根16…によって縦孔H内全域を移動する。
ば、混合機Aの下降を停止させ、必要に応じて改良材の
投入、および混合羽根16…による撹拌・混合作用を行
いながら(ニ)に示すように混合機Aを上昇させる。
を地上に引き上げて作業が完了し、縦孔H内に改良地盤
が造成される。
…が上下方向に移動して改良材を原位置土と混合させる
ため、改良対象地盤が、性質の異なる複数の土層(たと
えば下から順に粘土層L1とシルト層L2と砂層L3)
が積み重なった互層構造となっている場合に、全土層L
1〜L3を通じて均一な改良強度を得ることができる。
用が行われるため、所要の改良強度を得るための改良材
総量を事前に調査しておけば、土層ごとの改良材の投入
量を制御する必要も、また改良材の無駄遣いもなくな
る。
を行うため、改良材を各土層位置まで送るためのポン
プ、配管等の設備が不要となる。
側の地表面から投入されるため、改良材が上層L3から
下層L1まで無駄なく送られる。
めに、図6に示すように同羽根16を複数(図では三
つ)の羽根片16a,16b,16cに分割してもよ
い。
6の掘削性能を高めるために、図4に示すように同羽根
16の片側にすくい角αと逃げ角βをつけたが、混合羽
根16の回転方向を正逆切換える場合を考慮して、図7
に示すようにこのすくい角αと逃げ角βを羽根16の上
下両側に付けてもよい。
と原位置土の混合物が流体の場合、混合羽根16…が上
昇移動する側で混合物がオーバーフローによって外部に
流出し、改良材の無駄遣いとなるおそれがある。
示すように、施工個所の地表面において混合物のオーバ
ーフロー分を堰き止める堰板22を、混合機Aを囲繞す
る状態で設けてもよい。
が、堰板22内で図9矢印で示すように混合羽根16の
下降側に戻されるため、改良材の無駄遣いがなくなると
ともに、改良材と原位置土の混合度合いがさらに高くな
り、改良地盤の深度方向の均一性がより向上する。
10に示すように駆動部(駆動輪12、モータ17)を
含む混合機上部を覆うカバー23を設けるとともに、こ
のカバー23の下方に、深度に応じて上下方向に伸縮可
能な蛇腹状の堰筒24を設け、この堰筒24によって施
工個所の地表面において混合機Aを囲う構成をとっても
よい。
るために堰筒24の下端にウェイト25が設けられてい
る。また、26は改良材ホース、27は同ホース26の
途中に設けられたストップバルブである。
が改良材の投入によって強度アップしにくい土層で占め
られている場合に、改良材とともに砂を投入してもよ
い。
ることができる。しかも、砂を地表面から投入して全土
層部分に送ることができるため、砂を改良材と混合する
設備や、この混合物を所定の深度まで送る設備が不要と
なる。
積みした砂を油圧ショベル等によって混合機Aにおける
混合羽根16…の下降側に近づけ、混合羽根16…によ
って掻き取るようにすればよい。
ーン等の吊り上げ機械によって吊り下げる場合を例にと
って説明したが、自走可能な台車にリーダ(櫓)または
フレームを取付け、混合機Aをこのリーダまたはフレー
ムに支持させてもよい。
行させて連続して地盤を改良することが可能となるた
め、図11に示すように改良壁体W…を縦横に交差する
状態で造成する壁式(格子式)地盤改良工法や、図12
に示すように改良壁体W…を厚み方向に接する状態で造
成して、あるブロック全体を改良するブロック式地盤改
良工法を実施することができる。
差しする頻度が少なくてすむため、効率の良い地盤改良
を行うことができる。
方向に回転するエンドレスチェーンに複数の混合羽根を
取付けて混合手段を構成し、地盤中に注入された地盤改
良材と原位置土とを混合羽根によって上下方向に混合さ
せるため、改良対象地盤が、性質の異なる複数の土層が
積み重なった互層構造の場合に、全土層を通じて均一な
改良強度を得ることができる。
るため、所要の改良強度を得るための改良材総量を事前
に調査しておけば、土層ごとの改良材の投入量を制御す
る必要も、また改良材の無駄遣いもなくなる。
ため、改良材を各土層位置まで送るためのポンプ、配管
等の設備が不要となり、設備費が安くてすむ。
材が混合羽根の下降側の地表面から投入されるため、改
良材が上層から下層まで無駄なく送られる。
置によると、改良材と原位置土の混合物のオーバーフロ
ー分が堰き止め手段によって堰き止められ、外部への流
出が防止されるため、一層、改良材の無駄遣いがなくな
るとともに、改良材と原位置土の混合度合いをより一層
高めることができる。
改良対象地盤が改良材の投入によって強度アップしにく
い土層で占められている場合に、改良材とともに砂を投
入することによって所要の改良強度を効率良く得ること
ができる。
によって全土層部分に送ることができるため、砂を改良
材と混合する設備や、この混合物を所定の深度まで送る
設備が不要となる。
合機の概略正面図である。
を示す概略正面図である。
である。
示す一部拡大正面図である。
る。
ある。
る地盤改良状態を示す概略斜視図である。
工法による地盤改良状態を示す概略斜視図である。
作業手順を示す正面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 地盤中に地盤改良材を注入し、混合手段
により原位置土と混合させて地盤を改良する地盤改良方
法において、上下方向に回転するエンドレスチェーンに
複数の混合羽根を取付けて、上記地盤改良材と原位置土
を上下方向に混合する混合手段を構成し、上記混合羽根
が下向きに移動する下降側の地表面から地盤改良材を注
入しながら上記混合羽根によって地盤改良材と原位置土
とを混合することを特徴とする地盤改良方法。 - 【請求項2】 地盤中に地盤改良材を注入し、混合手段
により原位置土と混合させて地盤を改良する地盤改良方
法において、上下方向に回転するエンドレスチェーンに
複数の混合羽根を取付けて、上記地盤改良材と原位置土
を上下方向に混合する混合手段を構成し、施工個所の地
表面において上記地盤改良材と原位置土の混合物のオー
バーフロー分を堰き止めながら混合作用を行わせること
を特徴とする地盤改良方法。 - 【請求項3】 地盤改良材とともに砂を投入することを
特徴とする請求項1または2記載の地盤改良方法。 - 【請求項4】 地盤中に注入される地盤改良材と原位置
土とを混合させて地盤を改良する混合手段を備え、この
混合手段は、縦長のフレームに上下方向に回転するエン
ドレスチェーンを掛け渡し、このエンドレスチェーンに
複数の混合羽根を取付けて成ることを特徴とする地盤改
良装置。 - 【請求項5】 施工個所の地表面において地盤改良材と
原位置土の混合物のオーバーフロー分を堰き止める堰き
止め手段を具備することを特徴とする請求項4記載の地
盤改良装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19726796A JP3673800B2 (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | 地盤改良方法および同装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19726796A JP3673800B2 (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | 地盤改良方法および同装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1037179A true JPH1037179A (ja) | 1998-02-10 |
JP3673800B2 JP3673800B2 (ja) | 2005-07-20 |
Family
ID=16371637
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19726796A Expired - Lifetime JP3673800B2 (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | 地盤改良方法および同装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3673800B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006144434A (ja) * | 2004-11-22 | 2006-06-08 | Sumitomo Osaka Cement Co Ltd | 地盤改良方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101998180B1 (ko) * | 2018-11-28 | 2019-09-27 | 한미기초기술 주식회사 | 지중 연속벽 구축용 파일 드라이버 |
-
1996
- 1996-07-26 JP JP19726796A patent/JP3673800B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006144434A (ja) * | 2004-11-22 | 2006-06-08 | Sumitomo Osaka Cement Co Ltd | 地盤改良方法 |
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JP3673800B2 (ja) | 2005-07-20 |
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