JP3480699B2 - 浚渫等の土砂の移送処理埋立方法 - Google Patents

浚渫等の土砂の移送処理埋立方法

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JP3480699B2
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A10/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE at coastal zones; at river basins

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に、土砂を埋立
域近傍まで土運船(バージ)にて運搬し、運搬土砂と固
化材とを混合した処理土にして、埋立予定地に当該処理
土を埋め立てるまでの一連の浚渫等の土砂の移送処理埋
立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】浚渫・埋立工において、浚渫場所が目的
とする埋立域から離れている場合は、作業船で土砂を浚
渫し、土運船に積み込んで埋立域近傍まで海上運搬され
た後、専用台船に移送され、そこから搬送手段により埋
立域まで搬送される。また、浚渫等の土砂は、埋立後の
土質改良を省く等の観点から、例えば、特公平6−63
215号、特開平6−272255号公報等で知られる
如く、埋立前処理として固化材と混合処理し、処理土と
して埋め立てられる。
【0003】以上の埋立前処理を施す場合は、土運船が
大容量であり、運搬土砂と固化材を混ぜる混合場所及び
混合手段を必要とし、その混合をいつの段階でどの様に
行うかが土工効率及び設備経費に大きく影響する。これ
は、例えば、土運船自体に混合設備を装備し、運搬過程
で混合処理すると効率的に良好となるが、土運船の容量
に応じて混合手段数を多くかつ移動等の付帯設備も必要
となり、土運船毎に当該設備を装備することは現実的で
ないからである。
【0004】このような背景から、従来方法は、一般的
に、運搬土砂を土運船から専用台船へ移送した後、その
台船に装備された混合プラントにより土砂と固化材とを
混合処理して、専用搬送手段により埋立域へ搬送し埋め
立てられる。他の方法としては、土運船の運搬土砂を専
用台船(混合プラント船)へ移送した後、埋立域へ送る
搬送手段に固化材導入部等を設け、土砂を搬送手段で搬
送する過程で固化材と混合することもある。なお、前記
各公報の技術は何れも水底を埋立域とし、その埋設域に
埋め立てる際の埋立や打設装置に関する内容である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、実際の浚渫
・埋立工では、低湿地や海浜を護岸で区画し、港湾や道
路等を整地する関係上、埋立場所が広域であり、大容量
の土運船を複数投入することが多い。したがって、上記
した前者の移送処理埋立方法では、混合プラントは自ず
と大型化し、専用の台船に設ける場合、その設置場所的
な制約を受けたり、台船も大型でなくてはならず、経費
が必要以上に大きくなる。加えて、浚渫等の土砂を土運
船から混合プラントまで移送する工程と、混合プラント
で土砂と固化材を混合処理する工程と、混合処理したも
のを上記搬送手段により埋立域へ移送する工程とを順に
経るため、土運船の稼働頻度や作業効率が悪い。
【0006】これに対し、上記した後者の方法は、土運
船から浚渫等の土砂を搬送手段へ移送した後、その搬送
手段(圧送用ポンプ及びパイプ等)により土砂を搬送し
つつ固化材と混合することから、設備経費が前者よりも
少なくなる。しかし、この方法では、搬送手段により土
砂を搬送する過程で混合処理することから、搬送効率が
その混合処理効率により規制される。具体的には、例え
ば、搬送手段の入口を専用台船に設けると、土運船の土
砂を搬送手段まで効率的に移動したとしても、搬送手段
の搬送効率によりその効率的な移動が制約されたり、搬
送手段の手前に土砂をストックしなければならない。こ
のようなことから、従来何れの移送処理埋立方法も、土
工効率及び設備経費共に充分に満足できないものとなっ
ている。
【0007】本発明は以上の背景から開発されたもので
ある。その目的は、より合理的に運搬、処理、埋立を行
うことにより全体の土工効率を向上し、同時に、装置設
置面積上の制約を受けず、設備経費を大幅に低減可能し
た浚渫等の土砂の移送処理埋立方法を提供することにあ
る。他の目的は以下の内容説明の中で明らかにする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の本発明は、図面に例示される如
く、浚渫等の土砂を土運船により運搬し、この運搬土砂
と固化材とを混合して処理土を作り、該処理土を埋立域
へ移送して埋め立てる移送処理埋立方法において、前記
土運船及び、クレーン装置と混合手段を装備した混合
設備用台船からなる船団を組むと共に前記埋立域近傍の
所定場所に配置し、前記土運船内で、前記混合設備用台
船側から前記クレーン装置の旋回ジブを介し吊り下げた
状態で操作される前記混合手段により、該土運船内の土
砂と固化材とを混合して処理土を作る混合工程と、前記
土運船を埋立域の投入場所へ移動し、該投入場所で前記
土運船内の処理土を海底又は水底に打設する埋立工程と
を経るよう構成したものである。
【0009】以上の本発明方法は、次の作用及び利点を
得るよう工夫されたものである。第1に、本発明の運搬
及び混合工程では、浚渫等の土砂と固化材とを混合して
処理土を作る場所として、浚渫等の土砂を運搬する土運
船自体を利用し、土運船外、つまり混合設備用台船側の
混合手段より処理土を作ることにより、段落0003に
記載したような不具合を解消して、運搬した土運船内に
ある土砂を処理土として効率よく大量に製造可能にす
る。この利点は、従来の如く土運船の土砂を専用混合プ
ラントまで移送することに伴う、移送手段及び移送経費
並びに移送時間を改善できることである。第2に、この
場合、本発明の混合手段としては、例えば、図1の台船
4に設置された混合設備10にて実現されることから、
混合場所的な制約が一切なくなり、従来方法に対し設備
費も最小限に抑えられる。第3に、本発明の埋立工程で
は、土運船を埋立域の投入場所へ移動し作られた処理土
を打設することにより、製造処理土を理想的な移送態様
にて、土運船内の処理土を短時間で大量に打設可能にす
る。この利点は、従来の如く不経済な専用台船等を用い
ることに伴う、移送手段及び移送経費並びに移送時間を
改善できることである。第4に、埋立工程において、土
運船内の処理土は、土運船に設けられた底開き又は側開
き方式の開閉部から直に打設されたり(請求項2)、ト
レミー船のトレミー管を介し打設される(請求項3)
が、何れの場合でも土運船の容積に応じ連続打設総量を
多くし易いため広域ないしは大規模な浚渫・埋立工に好
適となる。特に、前者の場合は、製造処理土が付帯設備
なしでより短時間かつ大容量打設され、埋立工期及び工
費を大幅に低減できる。
【0010】以上の本発明において、土運船は、一般に
バージと呼ばれているものであるが、浚渫等の土砂を専
ら積み込んで埋立域近傍へ移送する船であればよい。ま
た、既存のバージには、積み込んだ浚渫等の土砂を底開
き又は側開き方式の開閉部から直に海底や水底に捨土可
能にした構成もある。使用土運船としては、通常、それ
ら公知のものから浚渫や埋立形態等に応じて適宜選定さ
れることになる。なお、浚渫等の土砂は、浚渫により得
られた土砂以外に、ヘドロ、埋立・土工に伴って発生す
る発生土や建設残土,山土等の掘削土も含む広義のもの
である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。この実施形態は好適な2つの具
体例であり、種々の限定が付けられているが、本発明の
範囲を制約するものではない。なお、図1から図3は第
1形態の構成を示し、図4は第2形態を図1に対応して
示している。
【0012】(第1形態例)この形態は、図1の符号4
0の縮小図に示す如く海Wの一部を埋め立てる埋立・浚
渫工で試験適用されたもので、浚渫等の土砂aを土運船
1により運搬し、この運搬土砂aと固化材bとを混合処
理し処理土cに製造し、埋立域Xを埋め立てる一連の浚
渫等の土砂の移送処理埋立方法を改良したものである。
ここで、対象となる埋立域Xは、護岸Yにより区画造成
されていると共に、護岸Yの一部に設けられた水門yか
ら工事船等が出入り可能になっている。用いられた土運
船1は、型式が既存の底開きタイプのもので、船底の中
央部に開口を有し、該開口が1対のヒンジ2a付き開閉
リッド2b,2(つまり開閉部2)により開閉され
る。リッド2bの開閉は、例えば、各開閉リッド2bの
内面に連結されたチェーン3を駆動機構により巻き上げ
たり、巻き戻すことにより行われる。
【0013】そして、本発明の移送処理埋立方法は、浚
渫等の土砂aを土運船1へ投入する投入工程S1と、土
運船1内の土砂aを土運船1により埋立域X近傍の所定
場所wへ運ぶ運搬工程S2と、所定場所wにおいて、土
運船1内で、混合手段12を用いて運搬土砂aと固化材
bとを混合して流動性混合物である処理土cを作る混合
工程S3と、処理土cを土運船1により埋立域Xの所定
の投入場所x1(この投入場所x1は埋立域X内におい
て、次の投入場所x2,x3・・・と順に変わる)へ移動し
た後、海底に打設する埋立工程S4とから構成したもの
である。以下、各工程を詳述する。
【0014】投入工程S1は、埋立域2から離れた場所
において、グラブ等の作業船(不図示)により土砂を浚
渫し、土運船1に積み込む工程である。土運船1は、浚
渫区域の土質条件や土量等から最適な種類が決められ
る。運搬工程S2は、土運船1に積み込まれた土砂a
を、土運船1を埋立域Xの近傍まで運搬する工程であ
る。埋立域2には、土運船1が引船又は押船により護岸
に接近した所定場所xまで移動される。この所定場所
wは、土運船1及び次の混合工程S3で用いられる混合
設備用台船4を組とした船団を停泊する上で支障がない
海域であり、より好ましくは埋立域Xを区画している護
岸Yの水門yに近い海域である。そして、ここには、土
運船1及び混合設備用台船4が接近した状態で停泊され
る。
【0015】混合工程S3は、土運船1内の土砂aを、
土運船1自体を混合槽として混合設備用台船4上から操
作される混合手段12により固化材bと混合し、処理土
cに製造する工程である。すなわち、台船4には、図2
及び図3の如く混合設備10及びスラリー製造設備20
が装備されている。このうち、混合設備10は、クレー
ン装置11と、クレーン装置11により保持されて駆動
操作される混合手段12とからなり、台船4の片側に2
機並設されている。クレーン装置11は、旋回式ジブ1
3に混合手段12を吊り下げた状態で、上下動及び左右
に移動可能になっている。混合手段12は図3の拡大図
の如く、5連式であり、駆動源のモータ14と、モータ
14により回転される撹拌軸15と、撹拌軸15の下端
側に設けられた撹拌翼16とを有し、各モータ14及び
撹拌軸16がブロック化されて減速機台17に組み付け
られている。また、撹拌軸15は、軸に沿って配置され
た供給管及び管下端側の吐出口(何れも不図示)を有
し、上部のスイベル18及びホース19を通して供給さ
れるスラリー状の固化材bを該吐出口から排出可能にな
っている。なお、前記吐出口は通常、撹拌翼16の基部
周りに位置している。減速機台17は、各モータ14の
出力軸に作用して撹拌軸15を所定の速度で回転させる
ものである。
【0016】スラリー製造設備20は、図2の如く台船
4上にあって、各混合設備10に対応して設置されてお
り、固化材bを所定品質のスラリー状(以下、スラリー
状固化材bという)に製造し、それを不図示のホース等
を介して上記したホース19へ供給する箇所である。こ
こには、セメント等の固化材bを貯蔵するサイロ21
と、サイロ21内の固化材bをバッチ式に受け入れて水
と共に混合するスラリー製造装置22と、製造されたス
ラリー状固化材bを一時的にストックするアジテータ部
23と、アジテータ部23のスラリー状固化材bをホー
ス19へ送り出すグラウトポンプ24等が組として設け
られている。なお、このスラリー製造設備20は、混合
設備10の稼働に応じて、作業者がスイッチ操作するこ
とにより自動運転されるようになっている。図中、符号
25は発電機であり、符号26はユニットハウスであ
る。
【0017】土運船1内で処理土cを製造する場合は、
先ず、運搬土砂aの含水量等に応じて使用するスラリー
状固化材bの密度及びフロー値が決められ、スラリー状
固化材bの使用量も運搬土砂aの総量に応じて算出され
る。スラリー製造設備20ではそれらを充足するようス
ラリー固化材bを製造することになる。そして、製造さ
れたアジテータ部23のスラリー状固化材bは、グラウ
トポンプ24によりホース19側へ圧送され、上記した
吐出口から土運船1内に供給される。同時に、作業者
は、クレーン装置11の操作室にて、混合手段12を駆
動しながら、各撹拌軸15を上下動したり左右に移動
し、土運船1内の運搬土砂aとスラリー固化材bを撹拌
翼16を介し混合撹拌して、均一な処理土cに製造す
る。なお、この形態では、固化材bとしてスラリー状の
もので説明したが、これ以外に粉体状の固化材bを用い
ることも可能である。
【0018】埋立工程S4は、土運船1を埋立域X内の
所定の投入場所x1(x2,x3・・)へ移動し、当該投入
場所で土運船1内の処理土cを海底に打設する工程であ
る。すなわち、ここでは、先ず、上述の工程S3で製造
された処理土cを土運船1を所定場所wから埋立域X内
の所定の投入場所x1(x2,x3・・)へ移動する。その
後は、当該投入場所x1(又はx2等)において、図1の
右下に示す如く不図示の駆動機構によりチェーン3を巻
き戻し、開閉リッド2bを開状態にすると、処理土cが
土運船1から投入場所x1の海底へ投入される。この場
合、通常は、投入場所x1等の特定の投入場所に土運船
1の全処理土cを投入方式で打設するが、投入が完了す
る前に開閉リッド2bを閉じると共に、土運船1を投入
場所x1から次の投入場所x2等へ移動し、そこで再び開
閉リッド2bを開状態にして投入することも起こり得
る。
【0019】以上の第1形態では、土運船1内の土砂a
にスラリー製造設備20よりスラリー状固化材bを供給
して混合設備10の混合手段12により土運船1内で流
動状態の処理土cを製造した後、土運船1の移動により
埋立域X内の所定の投入場所x1(x2,x3・・)へ移動
することから、混合場所的な制約がなくなり、専用の混
合槽も不要にし、連続した稼働又は施工が可能になる。
また、このように土運船1から直に打設される構成で
は、処理土cが製造完了から早い段階で投入ないしは打
設可能となって、品質維持の観点からも好適となる。加
えて、土運船1内にある大容量の処理土cを効率よく打
設することができる。
【0020】なお、このような構成では、例えば、埋立
域X内が処理土cにより埋め立てられてきて、埋立完了
前に土運船1が埋立域X内に入行不能になることもあ
る。この場合には、その入行不能になる直前の段階で従
来方法を適用してもよいが、より好ましくは本出願人が
先に開発した特願平10−264705号の方法に切り
替えることである。
【0021】(第2形態例)この形態は、上記第1形態
の埋立工程S4の他の例である。したがって、以下の説
明において、投入工程S1及び運搬工程S2並びに混合
工程S3については第1形態の記載を援用し省略する。
ここで、第2形態の土運船1Aは底開き不能なタイプの
ものである。また、第2形態では処理土cを打設する専
用のトレミー船30が使用されている。このトレミー船
30は、土運船1A内の製造処理土cを汲み上げる自走
及び旋回可能なバックホー系の汲み上げ手段31と、船
上に立設されたガイド33と、ガイド33に沿って昇降
されるトレミー管34等を備えている。なお、汲み上げ
手段31は、これに限られず、他の運搬機を用いたり、
ポンプにより汲み上げて圧送する構成であってもよい。
【0022】そして、埋立工程S4では、混合工程S3
にて処理土cが製造された後、土運船1が埋立域X内の
所定の投入場所x1(x2,x3・・)へ移動されるまでは
第1形態と同じであるが、当該投入場所において行われ
る土運船1内の処理土cの打設方法が異なっている。す
なわち、この形態では、先ず、土運船1を所定場所wか
ら埋立域X内の所定の投入場所x1(x2,x3・・)へ移
動すると同時に、図4の右下に示す如くトレミー船30
がその土運船1に隣接した状態に配置される。その後
は、当該投入場所x1(又はx2等)において、トレミー
船30側の汲み上げ手段31が操作され、土運船1の処
理土cが汲み上げ手段31のバケット32により汲み上
げられると共に、トレミー管34の上部に装着されたホ
ッパー34内へ投入される。すると、投入された処理土
cは、ホッパー34からトレミー管34を通じて投入場
所x1の海底へ打設されることになる。
【0023】以上の第2形態でも、土運船1A内の土砂
aにスラリー状固化材bを供給して混合設備10の混合
手段12により流動状態の処理土cを製造した後、土運
船1Aの移動により埋立域X内の所定の投入場所x1
(x2,x3・・)へ移動することから、混合場所的な制約
がなくなり、専用の混合槽も不要にし、連続した稼働又
は施工が可能になる。また、処理土cの埋立形態として
は、土運船1Aに隣接して停泊される打設用のトレミー
船30(トレミー管34)を通じて打設されることか
ら、埋立ないしは打設効率的に多少悪くなるが、第1形
態の如く投入による処理土cの拡散の虞がなく、埋立品
質的に向上できることになる。
【0024】このように、本発明は、請求項1に記載し
た技術要素以外についてはこの実施形態に限られること
なく、埋立規模や埋立条件等に応じて、適宜に変更され
るものである。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る浚渫
等の土砂の移送処理埋立方法は、土運船内の運搬土砂
を、埋立域近傍の所定場所で、当該土運船内で直ちに混
合処理することから、次工程の埋立工程へ迅速に移行可
能となり、混合場所的な制約がなくなり、設備費を抑え
て、より合理的で全体の経費を大幅に低減できる。同時
に、土運船を埋立域の投入場所へ移動し作られた処理土
を打設することにより、製造処理土を理想的な移送態様
で、土運船内の処理土を短時間で大量に打設可能にな
り、設備費を更に抑え、工費及び工期共に改善できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の第1形態の全体構成を模式的に示
す概念図である。
【図2】第1形態の主要部を上から見た模式構成図であ
る。
【図3】第1形態の主要部を側面から見た模式構成図で
ある。
【図4】本発明方法の第2形態の全体構成を模式的に示
す概念図である。
【符号の説明】
aは浚渫等の土砂 bは固化材 cは処理土 Xは埋立域 x1は埋立域の所定の投入場所 Yは護岸 wは埋立域近傍の所定場所 1,1Aは土運船(バージ) 2は開閉部 4は台船 10は混合設備 11はクレーン装置 12は混合手段 20はスラリー製造設備 30はトレミー船 34はトレミー管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮坂 俊夫 愛知県名古屋市西区八筋町36 シャルマ ンY203 (72)発明者 杉岡 利治 愛知県豊明市前後町五軒屋1551−3 仙 人塚ハイツ604 (72)発明者 中山 清雄 大阪府高槻市土室町47−11 (56)参考文献 特開 平10−159130(JP,A) 特開 平10−18345(JP,A) 特公 昭60−2448(JP,B2) 実公 平7−45625(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02B 3/18 E02D 15/00 - 15/10 E02F 7/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浚渫等の土砂を土運船により運搬し、こ
    の運搬土砂と固化材とを混合して処理土を作り、該処理
    土を埋立域へ移送して埋め立てる移送処理埋立方法にお
    いて、 前記土運船及び、クレーン装置と混合手段を装備した
    混合設備用台船からなる船団を組むと共に前記埋立域近
    傍の所定場所に配置し、 前記土運船内で、前記混合設備用台船側から前記クレー
    ン装置の旋回ジブを介し吊り下げた状態で操作される前
    記混合手段により、該土運船内の土砂と固化材とを混合
    して処理土を作る混合工程と、 前記土運船を埋立域の投入場所へ移動し、該投入場所で
    前記土運船内の処理土を海底又は水底に打設する埋立工
    程とを経る、ことを特徴とする浚渫等の土砂の移送処理
    埋立方法。
  2. 【請求項2】 前記埋立工程では、前記土運船内の処理
    土が、土運船に設けられた底開き又は側開き方式の開閉
    部から直に打設される請求項1に記載の浚渫等の土砂の
    移送処理埋立方法。
  3. 【請求項3】 前記埋立工程では、前記土運船内の処理
    土が、トレミー船のトレミー管を介し打設される請求項
    1に記載の浚渫等の土砂の移送処理埋立方法。
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