JPH1018345A - 軟弱土による埋立工法および浚渫埋立・一貫施工システム - Google Patents
軟弱土による埋立工法および浚渫埋立・一貫施工システムInfo
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- JPH1018345A JPH1018345A JP16902796A JP16902796A JPH1018345A JP H1018345 A JPH1018345 A JP H1018345A JP 16902796 A JP16902796 A JP 16902796A JP 16902796 A JP16902796 A JP 16902796A JP H1018345 A JPH1018345 A JP H1018345A
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- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02F—DREDGING; SOIL-SHIFTING
- E02F1/00—General working methods with dredgers or soil-shifting machines
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- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02F—DREDGING; SOIL-SHIFTING
- E02F3/00—Dredgers; Soil-shifting machines
- E02F3/04—Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
- E02F3/88—Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with arrangements acting by a sucking or forcing effect, e.g. suction dredgers
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- Structural Engineering (AREA)
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- Underground Or Underwater Handling Of Building Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 浚渫から埋立まで一貫した連続施工するシス
テムが構築され、トータルコストの低廉化および工期の
短縮が可能な軟弱土による埋立工法を提供する。 【解決手段】 浚渫船により軟弱土を浚渫する工程と、
浚渫された軟弱土を土運船により大型空気圧送船まで海
上運搬する工程と、運搬された軟弱土を、前記大型空気
圧送船に揚泥し、貯泥する工程と、固化材スラリープラ
ント船において、固化材を水と混合攪拌し、前記大型空
気圧送船に圧送管を経て送る工程と、前記大型空気圧送
船において、前記貯泥された軟弱土と、前記固化材スラ
リープラント船から送られてきた固化材スラリーとを混
合攪拌して固化処理土とし、加圧して送泥管に送り込
み、圧縮空気の膨張エネルギーにより埋立地まで空気圧
送する工程と、前記埋立地において、前記固化処理土を
撒出す工程とを含む。
テムが構築され、トータルコストの低廉化および工期の
短縮が可能な軟弱土による埋立工法を提供する。 【解決手段】 浚渫船により軟弱土を浚渫する工程と、
浚渫された軟弱土を土運船により大型空気圧送船まで海
上運搬する工程と、運搬された軟弱土を、前記大型空気
圧送船に揚泥し、貯泥する工程と、固化材スラリープラ
ント船において、固化材を水と混合攪拌し、前記大型空
気圧送船に圧送管を経て送る工程と、前記大型空気圧送
船において、前記貯泥された軟弱土と、前記固化材スラ
リープラント船から送られてきた固化材スラリーとを混
合攪拌して固化処理土とし、加圧して送泥管に送り込
み、圧縮空気の膨張エネルギーにより埋立地まで空気圧
送する工程と、前記埋立地において、前記固化処理土を
撒出す工程とを含む。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軟弱土による埋立
工法、特に、浚渫・運搬・固化・圧送・埋立の各工程を
海上において、一貫して連続施工するシステムに関する
ものである。
工法、特に、浚渫・運搬・固化・圧送・埋立の各工程を
海上において、一貫して連続施工するシステムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】海底や河床などの軟弱土を浚渫船によっ
て浚渫し、浚渫された軟弱土を埋立に利用する場合、軟
弱土を土運船で運搬したり、あるいは加水して輸送管に
より目的地まで運搬し、目的地において水分を分離し、
余水処理され、あるいは軟弱土の固化効率を高めるため
に、セメントや生石灰などの固化材と混合攪拌されてい
る。これは、軟弱土は水分を多量に含むため、そのまま
では埋立に利用できないからである。
て浚渫し、浚渫された軟弱土を埋立に利用する場合、軟
弱土を土運船で運搬したり、あるいは加水して輸送管に
より目的地まで運搬し、目的地において水分を分離し、
余水処理され、あるいは軟弱土の固化効率を高めるため
に、セメントや生石灰などの固化材と混合攪拌されてい
る。これは、軟弱土は水分を多量に含むため、そのまま
では埋立に利用できないからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】浚渫された軟弱土は、
多量の水分を含むため、そのまま埋立に利用したので
は、埋立用地の利用までに地盤改良等を必要とし、多額
の施工費用と長期間の工期を要する等多くの問題を抱え
ている。
多量の水分を含むため、そのまま埋立に利用したので
は、埋立用地の利用までに地盤改良等を必要とし、多額
の施工費用と長期間の工期を要する等多くの問題を抱え
ている。
【0004】したがって、従来の技術で説明したよう
に、埋立地において、余水処理あるいは固化処理が行わ
れている。埋立地において、このような余水処理,固化
処理を行う場合、濁水、泥土の飛散、悪臭、固化処理に
伴う粉じん公害など、近隣環境へ与える影響が大きいと
いう問題がある。
に、埋立地において、余水処理あるいは固化処理が行わ
れている。埋立地において、このような余水処理,固化
処理を行う場合、濁水、泥土の飛散、悪臭、固化処理に
伴う粉じん公害など、近隣環境へ与える影響が大きいと
いう問題がある。
【0005】また従来の技術では、埋立地において余水
処理,固化処理を行うため、用地費用,設備費など施工
費のトータルコストが高くなるという問題がある。
処理,固化処理を行うため、用地費用,設備費など施工
費のトータルコストが高くなるという問題がある。
【0006】さらには、浚渫から埋立まで一貫した連続
施工するシステムになっていないので、工期の短縮を図
ることが困難である。
施工するシステムになっていないので、工期の短縮を図
ることが困難である。
【0007】本発明の目的は、浚渫から埋立まで一貫し
た連続施工するシステムが構築され、トータルコストの
低廉化および工期の短縮が可能な軟弱土による埋立工法
を提供することにある。
た連続施工するシステムが構築され、トータルコストの
低廉化および工期の短縮が可能な軟弱土による埋立工法
を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、環境を汚染すること
のない軟弱土による埋立工法を提供することにある。
のない軟弱土による埋立工法を提供することにある。
【0009】本発明のさらに他の目的は、上記の工法を
実現する浚渫埋立・一貫施工システムを提供することに
ある。
実現する浚渫埋立・一貫施工システムを提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の軟弱土による埋
立工法は、浚渫船により軟弱土を浚渫する工程と、浚渫
された軟弱土を土運船により大型空気圧送船まで海上運
搬する工程と、運搬された軟弱土を、前記大型空気圧送
船に揚泥し、貯泥する工程と、固化材スラリープラント
船において、固化材を水と混合攪拌し、前記大型空気圧
送船に圧送管を経て送る工程と、前記大型空気圧送船に
おいて、前記貯泥された軟弱土と、前記固化材スラリー
プラント船から送られてきた固化材スラリーとを混合攪
拌して固化処理土とし、加圧して送泥管に送り込み、圧
縮空気の膨張エネルギーにより埋立地まで空気圧送する
工程と、前記埋立地において、前記固化処理土を撒出す
工程とを含むことを特徴とする。
立工法は、浚渫船により軟弱土を浚渫する工程と、浚渫
された軟弱土を土運船により大型空気圧送船まで海上運
搬する工程と、運搬された軟弱土を、前記大型空気圧送
船に揚泥し、貯泥する工程と、固化材スラリープラント
船において、固化材を水と混合攪拌し、前記大型空気圧
送船に圧送管を経て送る工程と、前記大型空気圧送船に
おいて、前記貯泥された軟弱土と、前記固化材スラリー
プラント船から送られてきた固化材スラリーとを混合攪
拌して固化処理土とし、加圧して送泥管に送り込み、圧
縮空気の膨張エネルギーにより埋立地まで空気圧送する
工程と、前記埋立地において、前記固化処理土を撒出す
工程とを含むことを特徴とする。
【0011】埋立地における固化処理土の撒出は、水中
撒出,水際撒出,陸上撒出のいずれでも良い。
撒出,水際撒出,陸上撒出のいずれでも良い。
【0012】また本発明の浚渫埋立・一貫施工システム
は、海底や河床などの軟弱土を浚渫する浚渫船と、前記
浚渫船により浚渫された軟弱土を運搬する土運船と、固
化材と水を混合攪拌して固化材スラリーを作る固化材ス
ラリープラント船と、前記土運船により運搬されてきた
軟弱土を、揚泥して貯泥し、貯泥した軟弱土を、前記固
化材スラリープラント船から圧送管を経て送られてきた
固化材スラリーと混合攪拌して固化処理土とし、送泥管
により空気圧送する大型空気圧送船と、前記大型空気圧
送船から前記送泥管を経て送られてきた固化処理土を、
水中撒出しする水中撒出船とを備えることを特徴とす
る。
は、海底や河床などの軟弱土を浚渫する浚渫船と、前記
浚渫船により浚渫された軟弱土を運搬する土運船と、固
化材と水を混合攪拌して固化材スラリーを作る固化材ス
ラリープラント船と、前記土運船により運搬されてきた
軟弱土を、揚泥して貯泥し、貯泥した軟弱土を、前記固
化材スラリープラント船から圧送管を経て送られてきた
固化材スラリーと混合攪拌して固化処理土とし、送泥管
により空気圧送する大型空気圧送船と、前記大型空気圧
送船から前記送泥管を経て送られてきた固化処理土を、
水中撒出しする水中撒出船とを備えることを特徴とす
る。
【0013】前記大型空気圧送船は、スクリューコンベ
アを有し、前記固化材スラリーを前記スクリューコンベ
アに注入することにより、前記軟弱土と前記固化材スラ
リーとを混合攪拌する。
アを有し、前記固化材スラリーを前記スクリューコンベ
アに注入することにより、前記軟弱土と前記固化材スラ
リーとを混合攪拌する。
【0014】このスクリューコンベアは、回転軸に攪拌
効率を高めるためのパドル羽が設けられている。
効率を高めるためのパドル羽が設けられている。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の浚渫埋立・一貫
施工システムの概要を示す図である。図2は、この浚渫
埋立・一貫施工システムによる工法を説明するフロー図
である。
施工システムの概要を示す図である。図2は、この浚渫
埋立・一貫施工システムによる工法を説明するフロー図
である。
【0016】基本的には、本発明の軟弱土による埋立工
法は、浚渫・運搬・固化・圧送・埋立の各工程を海上に
おいて一貫して連続施工するものである。
法は、浚渫・運搬・固化・圧送・埋立の各工程を海上に
おいて一貫して連続施工するものである。
【0017】以下、図1および図2を参照して、各工程
を説明する。 浚渫 海底や河床などの軟弱土をグラブ浚渫船やバックホウ浚
渫船により浚渫する。図1では、一例としてグラブ浚渫
船2を示している。 浚渫土の運搬 浚渫船により浚渫された軟弱土11を、土運船4により
大型空気圧送船6まで運搬する。 揚泥・貯泥 大型空気圧送船6に接岸された土運船4よりバックホウ
8にて揚泥し、ホッパーを通して圧送装置10の貯泥槽
に投入する。 固化材スラリー製造・添加 固化材スラリープラント船(図示せず)にてスラリーミ
キサーにより固化材と水を混合攪拌し、スラリーポンプ
により大型空気圧送船6のスクリューコンベアの注入口
に注入添加する。
を説明する。 浚渫 海底や河床などの軟弱土をグラブ浚渫船やバックホウ浚
渫船により浚渫する。図1では、一例としてグラブ浚渫
船2を示している。 浚渫土の運搬 浚渫船により浚渫された軟弱土11を、土運船4により
大型空気圧送船6まで運搬する。 揚泥・貯泥 大型空気圧送船6に接岸された土運船4よりバックホウ
8にて揚泥し、ホッパーを通して圧送装置10の貯泥槽
に投入する。 固化材スラリー製造・添加 固化材スラリープラント船(図示せず)にてスラリーミ
キサーにより固化材と水を混合攪拌し、スラリーポンプ
により大型空気圧送船6のスクリューコンベアの注入口
に注入添加する。
【0018】固化材は固化材運搬船(図示せず)により
海上輸送して、固化材スラリープラント船に供給する。 事前混合・空気圧送 大型空気圧送船6の貯泥槽に設置されたスクリューコン
ベアにより、定量の軟弱土と固化材スラリープラント船
より定量供給されるスラリー状の固化材とを混合攪拌
し、加圧装置で加圧され送泥管内に送り込まれ、圧縮空
気の膨張エネルギーにより埋立地まで圧送される。 水中撒出し (1)撒出し 送泥管で空気圧送された固化処理土は、送泥管先端に設
置されたサイクロン装置により、空気圧送圧力が減衰さ
れ、空気と処理土に分離され、処理土は水中撒出船12
のトレミー管を介して水中に撒出す。なお、図1では、
水中撒出船を示してある。 (2)陸上撒出し 所定期間養生し固化強度の発現を待ってブルドーザによ
り順次撒出す。 (3)水際撒出し 送泥管で空気圧送された固化処理土は、送泥管先端に設
置されたサイクロン装置により空気圧送圧力が減衰さ
れ、空気と処理土に分離され、処理土は送泥管の延長と
ともに撒出す。
海上輸送して、固化材スラリープラント船に供給する。 事前混合・空気圧送 大型空気圧送船6の貯泥槽に設置されたスクリューコン
ベアにより、定量の軟弱土と固化材スラリープラント船
より定量供給されるスラリー状の固化材とを混合攪拌
し、加圧装置で加圧され送泥管内に送り込まれ、圧縮空
気の膨張エネルギーにより埋立地まで圧送される。 水中撒出し (1)撒出し 送泥管で空気圧送された固化処理土は、送泥管先端に設
置されたサイクロン装置により、空気圧送圧力が減衰さ
れ、空気と処理土に分離され、処理土は水中撒出船12
のトレミー管を介して水中に撒出す。なお、図1では、
水中撒出船を示してある。 (2)陸上撒出し 所定期間養生し固化強度の発現を待ってブルドーザによ
り順次撒出す。 (3)水際撒出し 送泥管で空気圧送された固化処理土は、送泥管先端に設
置されたサイクロン装置により空気圧送圧力が減衰さ
れ、空気と処理土に分離され、処理土は送泥管の延長と
ともに撒出す。
【0019】図3は、大型空気圧送船6を示す。この大
型空気圧送船には、土運船4より軟弱土11を揚泥する
ためのバックホウ8と、軟弱土に固化材スラリーを混合
し圧送する圧送装置10とが搭載されている。
型空気圧送船には、土運船4より軟弱土11を揚泥する
ためのバックホウ8と、軟弱土に固化材スラリーを混合
し圧送する圧送装置10とが搭載されている。
【0020】図4は、圧送装置10の詳細図である。軟
弱土11は、バックホウ8により、土運船4よりホッパ
ー16に投入される。ホッパー16の上部に設けられて
いる高圧ジェット粉砕機13より高圧ジェット水流が噴
射され、軟弱土を粉砕する。
弱土11は、バックホウ8により、土運船4よりホッパ
ー16に投入される。ホッパー16の上部に設けられて
いる高圧ジェット粉砕機13より高圧ジェット水流が噴
射され、軟弱土を粉砕する。
【0021】粉砕された軟弱土11は、1次スクリーン
18、2次スクリーン20にて選別され、貯泥槽22へ
集泥する。この際、異物は下方のシュートに落下し、除
去される。
18、2次スクリーン20にて選別され、貯泥槽22へ
集泥する。この際、異物は下方のシュートに落下し、除
去される。
【0022】貯泥槽22内の軟弱土は、攪拌装置24に
より攪拌流動化されながらスクリューコンベア26に取
り込まれる。
より攪拌流動化されながらスクリューコンベア26に取
り込まれる。
【0023】スクリューコンベア26は、固化材スラリ
ーの混合攪拌も兼ねており、コンベアの外管には、固化
材スラリー圧送管28が連結されている。固化材スラリ
ーは、後に詳細に説明する固化材スラリープラント船か
ら供給される。
ーの混合攪拌も兼ねており、コンベアの外管には、固化
材スラリー圧送管28が連結されている。固化材スラリ
ーは、後に詳細に説明する固化材スラリープラント船か
ら供給される。
【0024】図5は、スクリューコンベア26のスクリ
ューの構造を示す。(a)は斜視図,(b)は側面図で
ある。回転軸30には、スクリュー32に加えて、パド
ル羽34が取り付けられている。パドル羽34は、軟弱
土と固化材スラリーとの混合の効率を高めるためのもの
である。
ューの構造を示す。(a)は斜視図,(b)は側面図で
ある。回転軸30には、スクリュー32に加えて、パド
ル羽34が取り付けられている。パドル羽34は、軟弱
土と固化材スラリーとの混合の効率を高めるためのもの
である。
【0025】図6は、固化材スラリープラント船40を
示す。このプラント船は、固化材スラリーを作るための
ものであり、固化材運搬船(図示せず)より運ばれてき
たセメントなどの固化材は、固化材輸送パイプ42を経
て受材サイロ44に送り込まれる。固化材は、受材サイ
ロの下部に設けられた引き出しスクリューコンベア4
6、さらには縦型スクリューコンベア48、上部スクリ
ューコンベア50を経て受材サブタンク52に送られ
る。
示す。このプラント船は、固化材スラリーを作るための
ものであり、固化材運搬船(図示せず)より運ばれてき
たセメントなどの固化材は、固化材輸送パイプ42を経
て受材サイロ44に送り込まれる。固化材は、受材サイ
ロの下部に設けられた引き出しスクリューコンベア4
6、さらには縦型スクリューコンベア48、上部スクリ
ューコンベア50を経て受材サブタンク52に送られ
る。
【0026】受材サブタンク52の固化材は、ロータリ
ーフィーダー54によりスラリーミキサー56に供給さ
れ、水と混合攪拌されてスラリーにされ、グラウトポン
プ58によりスラリー圧送管28に送り出される。
ーフィーダー54によりスラリーミキサー56に供給さ
れ、水と混合攪拌されてスラリーにされ、グラウトポン
プ58によりスラリー圧送管28に送り出される。
【0027】スラリー圧送管28は、前述した大型空気
圧送船6のスクリューコンベア14につながっており、
固化材スラリーが送り込まれる。
圧送船6のスクリューコンベア14につながっており、
固化材スラリーが送り込まれる。
【0028】図4に戻り、スクリューコンベア26にお
いて軟弱土は固化材スラリーと混合攪拌される。この場
合、固化材スラリーを高圧で軟弱土に吹きつけることに
より、固化材スラリーを軟弱土に均一に撒布すると共
に、攪拌用のパドル羽34の付いたスクリューコンベア
により、固化材スラリーと軟弱土とが連続的に混合攪拌
される。このため、混合攪拌が十分に行われ、攪拌精度
が非常に高くなる。このような固化処理土は、加圧装置
60に送られる。加圧装置により加圧された固化処理土
は連続的に送泥管62内に送りこまれ、圧縮空気の膨張
エネルギーによるプラグ流により均一に混合され、埋立
地まで圧送された後、必要強度に固化する。
いて軟弱土は固化材スラリーと混合攪拌される。この場
合、固化材スラリーを高圧で軟弱土に吹きつけることに
より、固化材スラリーを軟弱土に均一に撒布すると共
に、攪拌用のパドル羽34の付いたスクリューコンベア
により、固化材スラリーと軟弱土とが連続的に混合攪拌
される。このため、混合攪拌が十分に行われ、攪拌精度
が非常に高くなる。このような固化処理土は、加圧装置
60に送られる。加圧装置により加圧された固化処理土
は連続的に送泥管62内に送りこまれ、圧縮空気の膨張
エネルギーによるプラグ流により均一に混合され、埋立
地まで圧送された後、必要強度に固化する。
【0029】図7は、埋立地における水中撒出船12を
示す。この水中撒出船は、昇降式トレミー管70を備
え、このトレミー管は、トレミー管昇降装置72により
昇降され、トレミー管の撒布口と海底面76との適切な
距離が確保される。これにより、理想的な撒出の施工が
可能となり、濁りによる海洋汚染を防止することができ
る。
示す。この水中撒出船は、昇降式トレミー管70を備
え、このトレミー管は、トレミー管昇降装置72により
昇降され、トレミー管の撒布口と海底面76との適切な
距離が確保される。これにより、理想的な撒出の施工が
可能となり、濁りによる海洋汚染を防止することができ
る。
【0030】このような水中撒出しにおいて、送泥管6
2で空気圧送された固化処理土は、送泥管先端に設置さ
れたサイクロン装置(図示せず)により空気圧送圧力が
減衰され、空気と処理土に分離され、処理土は水中撒出
船12のトレミー管70を介して水中に撒出す。水中撒
出船は、オートレッド74をトレミー管周辺に装備し、
撒布中の出来形を自動的に計測することができる。
2で空気圧送された固化処理土は、送泥管先端に設置さ
れたサイクロン装置(図示せず)により空気圧送圧力が
減衰され、空気と処理土に分離され、処理土は水中撒出
船12のトレミー管70を介して水中に撒出す。水中撒
出船は、オートレッド74をトレミー管周辺に装備し、
撒布中の出来形を自動的に計測することができる。
【0031】以上の実施例では、水中撒出の場合につい
て主に説明してきたが、水際撒出,陸上撒出についても
本発明を適用できることは明らかである。
て主に説明してきたが、水際撒出,陸上撒出についても
本発明を適用できることは明らかである。
【0032】
【発明の効果】本発明の軟弱土による埋立工法および浚
渫埋立・一貫施工システムによれば、以下のような効果
が得られる。 1)浚渫した軟弱土を海上において事前混合(固化)処
理し、処理土を空気圧送により埋立区域まで圧送してそ
のまま水中撒出しすることにより、浚渫から埋立まで一
貫して連続施工するシステムが構築され、トータルコス
トの低廉化が可能となる。 2)浚渫・埋立と地盤改良が同時に施工できるので、そ
のままの状態で埋立地の早期利用が可能となる。 3)空気圧送管による長距離輸送が可能であり、また、
海上での一貫連続施工システムにより陸上部での仮置き
・養生・撒出し等の中間処理の必要がない。 4)余水処理の必要がほとんどなく、濁水・泥土の飛散
や悪臭の心配もなく、また、固化処理に伴う粉じん公害
のおそれもない等、近隣環境の維持・保全に配慮した工
法である。 5)施工能力600m3 /H(公称)の大量・急速施工
が可能となり、大幅な工期短縮とともにトータルコスト
の低廉化に寄与できる。
渫埋立・一貫施工システムによれば、以下のような効果
が得られる。 1)浚渫した軟弱土を海上において事前混合(固化)処
理し、処理土を空気圧送により埋立区域まで圧送してそ
のまま水中撒出しすることにより、浚渫から埋立まで一
貫して連続施工するシステムが構築され、トータルコス
トの低廉化が可能となる。 2)浚渫・埋立と地盤改良が同時に施工できるので、そ
のままの状態で埋立地の早期利用が可能となる。 3)空気圧送管による長距離輸送が可能であり、また、
海上での一貫連続施工システムにより陸上部での仮置き
・養生・撒出し等の中間処理の必要がない。 4)余水処理の必要がほとんどなく、濁水・泥土の飛散
や悪臭の心配もなく、また、固化処理に伴う粉じん公害
のおそれもない等、近隣環境の維持・保全に配慮した工
法である。 5)施工能力600m3 /H(公称)の大量・急速施工
が可能となり、大幅な工期短縮とともにトータルコスト
の低廉化に寄与できる。
【図1】本発明の浚渫埋立・一貫施工システムの概要を
示す図である。
示す図である。
【図2】浚渫埋立・一貫施工システムによる工法を説明
するフロー図である。
するフロー図である。
【図3】大型空気圧送船を示す図である。
【図4】圧送装置の詳細図である。
【図5】スクリューコンベアのスクリューの構造を示す
図である。
図である。
【図6】固化材スラリープラント船を示す図である。
【図7】埋立地における水中撒出船を示す図である。
2 浚渫船 4 土運船 6 大型空気圧送船 8 バックホウ 10 圧送装置 11 軟弱土 12 水中撒出船 26 スクリューコンベア 28 固化材スラリー圧送管 32 スクリュー 34 パドル羽 40 固化材スラリープラント船 60 加圧装置 62 送泥管 70 昇降式トレミー管 72 トレミー管昇降装置
Claims (7)
- 【請求項1】浚渫船により軟弱土を浚渫する工程と、 浚渫された軟弱土を土運船により大型空気圧送船まで海
上運搬する工程と、 運搬された軟弱土を、前記大型空気圧送船に揚泥し、貯
泥する工程と、 固化材スラリープラント船において、固化材を水と混合
攪拌し、前記大型空気圧送船に圧送管を経て送る工程
と、 前記大型空気圧送船において、前記貯泥された軟弱土
と、前記固化材スラリープラント船から送られてきた固
化材スラリーとを混合攪拌して固化処理土とし、加圧し
て送泥管に送り込み、圧縮空気の膨張エネルギーにより
埋立地まで空気圧送する工程と、 前記埋立地において、前記固化処理土を撒出す工程と、
を含む軟弱土による埋立工法。 - 【請求項2】前記固化処理土の撒出し工程は、前記送泥
管で空気圧送されてきた固化処理土を、送泥管先端に設
置されたサイクロン装置により、空気圧送圧力を減衰
し、空気と固化処理土に分離し、固化処理土を水中撒出
船のトレミー管を介して水中に撒出すことにより行う、
請求項1記載の軟弱土による埋立工法。 - 【請求項3】前記固化処理土の撒出し工程は、前記固化
処理土を所定期間養生し、固化強度の発現を待ってブル
ドーザにより順次撒出すことにより行う、請求項1記載
の軟弱土による埋立工法。 - 【請求項4】前記固化処理土の撒出し工程は、前記送泥
管で空気圧送されてきた固化処理土を、送泥管先端に設
置されたサイクロン装置により、空気圧送圧力を減衰
し、空気と固化処理土に分離し、固化処理土を前記送泥
管の延長とともに撒出すことにより行う、請求項1記載
の軟弱土による埋立工法。 - 【請求項5】海底や河床などの軟弱土を浚渫する浚渫船
と、 前記浚渫船により浚渫された軟弱土を運搬する土運船
と、 固化材と水を混合攪拌して固化材スラリーを作る固化材
スラリープラント船と、 前記土運船により運搬されてきた軟弱土を、揚泥して貯
泥し、貯泥した軟弱土を、前記固化材スラリープラント
船から圧送管を経て送られてきた固化材スラリーと混合
攪拌して固化処理土とし、送泥管により空気圧送する大
型空気圧送船と、 前記大型空気圧送船から前記送泥管を経て送られてきた
固化処理土を、水中撒出しする水中撒出船と、を備える
浚渫埋立・一貫施工システム。 - 【請求項6】前記大型空気圧送船は、スクリューコンベ
アを有し、前記固化材スラリーを前記スクリューコンベ
アに注入することにより、前記軟弱土と前記固化材スラ
リーとを混合攪拌する、請求項5記載の浚渫埋立・一貫
施工システム。 - 【請求項7】前記スクリューコンベアは、回転軸に攪拌
効率を高めるためのパドル羽が設けられている請求項6
記載の浚渫埋立・一貫施工システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16902796A JPH1018345A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 軟弱土による埋立工法および浚渫埋立・一貫施工システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16902796A JPH1018345A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 軟弱土による埋立工法および浚渫埋立・一貫施工システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1018345A true JPH1018345A (ja) | 1998-01-20 |
Family
ID=15878973
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16902796A Pending JPH1018345A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 軟弱土による埋立工法および浚渫埋立・一貫施工システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1018345A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1996
- 1996-06-28 JP JP16902796A patent/JPH1018345A/ja active Pending
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