JPH1036758A - 塗料組成物 - Google Patents
塗料組成物Info
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- JPH1036758A JPH1036758A JP8191699A JP19169996A JPH1036758A JP H1036758 A JPH1036758 A JP H1036758A JP 8191699 A JP8191699 A JP 8191699A JP 19169996 A JP19169996 A JP 19169996A JP H1036758 A JPH1036758 A JP H1036758A
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Abstract
を与える塗料組成物を提供する。 【解決手段】 【請求項1】 アクリル樹脂、エポキシ樹脂およびアミ
ノ樹脂を含む塗料組成物であって、上記アクリル樹脂
は、該樹脂を基準にして、0.1〜50重量%のケトン
基を含有するモノマと0.1〜50重量%のヒドロキシ
基を含有するモノマを構成成分として含むことを特徴と
する塗料組成物、又は、上記アクリル樹脂は、該全アク
リル樹脂を基準にして、0.1〜50重量%のケトン基
を含有するモノマを構成成分として含むアクリル樹脂
と、0.1〜50重量%のヒドロキシ基を含有するモノ
マを構成成分として含むアクリル樹脂からなることを特
徴とする塗料組成物。
Description
などの塗装に使用される塗料組成物に関する。さらに詳
しくは、水性塗料としても使用可能で、かつ、耐水性に
優れた塗膜を与え、貯蔵安定性に優れた塗料組成物に関
する。
よびアミノ樹脂を含む塗料組成物は、アクリル樹脂また
はエポキシ樹脂にヒドロキシ基、メチロール基などの架
橋点を導入し、アミノ樹脂により樹脂全体を架橋硬化さ
せ、硬質で加工性のある塗膜としていた。しかし、アミ
ノ樹脂は、焼き付け時に、揮散してオーブン壁などに付
着した後、剥離して塗膜に再付着するフュームの原因と
なっていた。また、フュームを減らすべく、アミノ樹脂
の使用量を減らすと、充分な塗膜の耐水性が得られない
などの問題が生じた。
ヒドロキシ基の硬化反応を使用して、フュームが少な
く、かつ、充分な塗膜の耐水性を与える塗料組成物を提
供することにある。
脂、エポキシ樹脂およびアミノ樹脂を含む塗料組成物で
あって、上記アクリル樹脂は、該樹脂を基準にして、
0.1〜50重量%のケトン基を含有するモノマと0.
1〜50重量%のヒドロキシ基を含有するモノマを構成
成分として含むことを特徴とする塗料組成物に関する。
脂およびアミノ樹脂を含む塗料組成物であって、上記ア
クリル樹脂は、該全アクリル樹脂を基準にして、0.1
〜50重量%のケトン基を含有するモノマを構成成分と
して含むアクリル樹脂と、0.1〜50重量%のヒドロ
キシ基を含有するモノマを構成成分として含むアクリル
樹脂からなることを特徴とする塗料組成物に関する。
体が、水を含むことを特徴とする上記水性塗料組成物に
関する。また、さらに、硬化触媒を含むことを特徴とす
る上記塗料組成物に関する。
は、重合性ビニル基を有するモノマの共重合体からな
り、これらのモノマのうち、アクリル樹脂全体の0.1
〜50重量%は、ケトン基を含有するモノマより選ば
れ、かつ、アクリル樹脂全体の0.1〜50重量%は、
ヒドロキシ基を含有するモノマより選ばれることが好ま
しい。ここでいうケトン基とは、カルボニル基であり、
かつ、カルボニル基と結合する両側が炭素原子であるも
のを指す。さらに、カルボニル基に結合するの少なくと
も一方の炭素原子には少なくとも1つの水素原子が結合
ある必要がある。従って、エステル基またはカルボキシ
ル基のみを有する化合物は除外されるが、分子内にエス
テル基またはカルボキシル基含有化合物を使用すること
は可能である。
えば、4−(メタ)アクリロイル−2−ブタノン、3−
(メタ)アクリロイル−2−ブタノン、2−(メタ)ア
クリロイル−3−メチル−2−ブタノン、5−(メタ)
アクリロイル−2−ペンタノン、4−(メタ)アクリロ
イル−4−メチル−2−ペンタノン、(メタ)アクリロ
イルジアセチル、(メタ)アクリロイルマロン酸ジエチ
ル、(メタ)アクリロイルアセチルアセトンなどの(メ
タ)アクリロイルアルキルケトン化合物、ビニルメチル
ケトン、ビニルエチルケトン、ビニルイソブチルケト
ン、ヒドロキシメチルビニルケトン、t−ブチルビニル
ケトン、ネオペンチルビニルケトン、αークロルビニル
メチルケトン、酸化メシチルなどのビニルアルキルケト
ン化合物、アセトアセトキシエチル(メタ)アクリレー
トまたはジアセトンアクリルアミド、ベンザルアセトン
などを挙げることができる。
アクリル系ビニルモノマ、エチレン系ビニルモノマがあ
る。アクリル系ビニルモノマとしては、例えば、エチレ
ングリコール(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブ
チル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メ
タ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)ア
クリレート、テトラエチレングリコール(メタ)アクリ
レート、テトラプロピレングリコール(メタ)アクリレ
ート、ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、
N−(ヒドロキシメチル)アクリルアミド、N−(ヒド
ロキシエチル)アクリルアミド、ダイアセトンアクリル
アミド等のヒドロキシ基を有するアクリル系ビニルモノ
マがある。エチレン系ビニルモノマとしては、例えば、
アリルアルコール、4−ヒドロキシ−1−ブテン、4−
ヒドロキシメチルスチレン、4−ヒドロキシエチルスチ
レン、1, 4−ジヒドロキシ−2−ブテン等のヒドロキ
シ基を含有するビニルモノマ類がある。
しては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル
(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレー
ト、イソブチル(メタ)アクリレート、tert−ブチ
ル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)
アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、シクロ
ヘキシル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アク
リレートなどのアルキル(メタ)アクリレート、N−メ
トキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−イソブトキ
シメチル(メタ)アクリルアミド、N−n−ブトキシメ
チル(メタ)アクリルアミドなどのN−アルコキシアル
キル置換(メタ)アクリルアミド含有モノマ、
チレンなどの芳香族ビニルモノマ、マレイン酸ジメチ
ル、マレイン酸ジブチル、フマル酸ジメチル、フマル酸
ジブチル、イタコン酸ジメチル、イタコン酸ジブチルな
どの不飽和二塩基酸のジアルキルエステル、酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニル、ピバリン酸ビニル、バーサチ
ック酸ビニルなどのカルボン酸ビニルエステル、アクリ
ル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸などのカル
ボキシル基含有モノマ、
ピロリドン、ビニルカルバゾール、アクリロニトリル、
ブタジエン、プロピレン、イソプレン、ビニルピリジ
ン、ブチルビニルエーテル、フッ化ビニリデン、(メ
タ)アクリル酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン
酸、シトラコン酸、クロトン酸、ケイ皮酸、p−ビニル
フェニルスルホン酸、p−ビニルフェニルリン酸、p−
ビニルフェニルホウ酸、p−ビニルフェニルケイ酸、p
−ビニルフェノール、2−リン酸エチル(メタ)アクリ
レート等があげられる。
またはカチオン重合法で合成してポリマとなる。アクリ
ル樹脂は、1種のポリマのみからなるものであっても、
2種以上のポリマの混合物であってもよい。また、ケト
ン基を含有するモノマと、ヒドロキシ基を含有するモノ
マの両方を含んでなるポリマを用いてもよいし、また、
ケトン基を含有するモノマを含みヒドロキシ基を含有す
るモノマを含まないポリマと、ケトン基を含有するモノ
マを含まずヒドロキシ基を含有するモノマを含むポリマ
の混合物でもよい。
は、2000〜30000であり、水性塗料にする場合
は、4000〜20000が好ましい。また、ケトン基
を含有するモノマの使用量は、アクリル樹脂全体の0.
1〜50重量%が好ましく、より好ましくは、1〜30
重量%である。ヒドロキシ基を含有するモノマの使用量
は、アクリル樹脂全体の0.1〜50重量%が好まし
く、より好ましくは1〜30重量%である。また、水性
塗料にする場合は、さらに、上記カルボキシル基を含有
するモノマをアクリル樹脂全体の1〜30重量%使用す
ることが推奨される。
は、エチレングリコール、プロピレングリコール、ヘキ
サンジオール、ネオペンチルグリコール、トリメチロー
ルエタン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリト
ール、グリセリン、ジグリセリン、ソルビトールまたは
水添ビスフェノールAなどの脂肪族ポリオールのポリグ
リシジルエーテル系エポキシ樹脂、ポリエチレングリコ
ール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレン
グリコールなどのポリアルキレングリコールのポリグリ
シジルエーテル系エポキシ樹脂、カテコール、レゾルシ
ノール、ヒドロキノン、ビスフェノールA、ビスフェノ
ールF、ビスフェノールS、ビスフェノールADなどの
芳香族ポリオールのポリグリシジルエーテル系エポキシ
樹脂、または、上記芳香族ポリオールのエチレンオキシ
ドもしくはプロピレンオキシド付加体のジグリシジルエ
ーテル系エポキシ樹脂、
チル)アジベート、3,4−エポキシシクロヘキシルメ
チル−3’,4’−エポキシシクロヘキシルカルボキレ
ートなどの環状脂肪族系エポキシ樹脂、プロパントリカ
ルボン酸、ブタンテトラカルボン酸、アジピン酸、フタ
ル酸、テレフタル酸、トリメリト酸などのポリカルボン
酸のポリグリシジル系エポキシ樹脂、ブタジエン、ヘキ
サジエン、オクタジエン、ドデカジエン、シクロオクタ
ジエン、α−ピネン、ビニルシクロヘキセンなどの炭化
水素系ジエンのビスエポキシ樹脂、ポリブタジエン、ポ
リイソプレンなどのジエンポリマのエポキシ樹脂、テト
ラグリシジルジアミノジフェニルメタン、テトラグリシ
ジルビスアミノメチルシクロヘキサン、ジグリシジルア
ニリン、テトラグリシジルメタキシリレンジアミンなど
のグリシジルアミン系エポキシ樹脂、トリアジン、ヒダ
ントインなどの複素環を含有するエポキシ樹脂などが例
示される。
販のエポキシ樹脂、たとえば、大日本インキ化学工業(
株) 社製エピクロン850、860、1050、105
5、2055、または、スイス国シェル社製エピコート
828、834、1001、1002、1004、10
07などが例示できる。
170〜15000が好ましい。また、これらのエポキ
シ樹脂の一部として、例えば、特開平2-212569号公報記
載のようなリン酸変性されたエポキシ樹脂を併用するこ
とも加工時の接着性向上のために好ましい。
ては、アルキルエーテル化メラミン樹脂、アルキルエー
テル化ベンゾグアナミン樹脂、アルキルエーテル化尿素
樹脂、アルキルエーテル化アセトグアナミン樹脂、アル
キルエーテル化スピログアナミン樹脂などが例示され
る。ここでのアルキルは、メチル、エチル、n−プロピ
ル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−
ブチル、tert−ブチル、シクロヘキシル、n−オク
チル、2−エチルヘキシルなどの通常のアルキル基およ
び、その置換アルキルである。置換アルキルの例として
は、ヒドロキシエチル、ヒドロキシエトキシエチル、ヒ
ドロキシエトキシエトキシエチル、エトキシエチル、イ
ソプロビルオキシエチル、n−ブチルオキシエチル、イ
ソブチルオキシエチル、1,1−ジメチル−2−オキシ
プロピルなどが例示される。
クリル樹脂とエポキシ樹脂とアミノ樹脂の比率は、それ
ぞれ、塗料樹脂固形分中の20〜85重量%、2〜30
重量%、1〜40重量%である。
基の反応を触媒する硬化触媒を必要とする。硬化触媒と
しては、種々の酸触媒、塩基触媒、または、無機塩が使
用できる。具体的な酸触媒としては、p−トルエンスル
ホン酸、1−ナフタレンスルホン酸、2−ナフタレンス
ルホン酸、硫酸、りん酸、ホウ酸、塩酸、臭素酸、沃素
酸、フッ素酸などの無機酸、酢酸、プロピオン酸、安息
香酸、トリフロロ酢酸、酪酸、乳酸、ギ酸、シュウ酸、
こはく酸などの有機酸、フェノール等の酸性の有機化合
物、ジフェニルヨードニウム塩、トリフェニルホスホニ
ウム塩などの光又は熱により酸を発生するオニウム塩、
又、ポリアクリル酸、ポリスチレンスルホン酸等のカル
ボキシル基、スルホニル基、リン酸基等の基を有する高
分子化合物も使用できる。
ロリジン、ピペリジン、トリエチルアミン等ののアミン
化合物、または水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水
酸化バリウム、水酸化カルシウム等の金属水酸化化合
物、ナトリウムメトキシド、カリウムメトキシド、リチ
ウムエチラート、カリウム−t−ブトキシド等の金属ア
ルコラート類の他、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、グ
リニア試薬、金属キレート化合物等も使用することが出
来る。無機塩としては、例えば、硫酸ナトリウム、硫酸
カリウム、硫酸リチウム、硫酸カルシウム、硫酸マグネ
シウムなどの硫酸塩、リン酸ナトリウム、リン酸カリウ
ム、リン酸リチウム、リン酸カルシウム、リン酸マグネ
シウムなどのリン酸塩、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸カリ
ウム、ホウ酸リチウム、ホウ酸カルシウム、ホウ酸マグ
ネシウムなどのホウ酸塩、塩化ナトリウム、塩化カリウ
ム、塩化リチウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム
などの塩化物、ピリジン塩酸塩、トリエチルアミン塩酸
塩などがある。また、酢酸塩等のカルボキシル基とアル
カリ性化合物の中和反応にて得られる塩を用いる事が出
来る。また、アミンでブロックされた酸触媒例えばp−
トルエンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、ジ
ノニルナフタレンジスルホン酸なども好適に用いられ
る。また、モレキュラシーブ、五酸化リン等の脱水剤の
使用も可能である。これらの触媒は、樹脂固形分全体に
対して、0〜10重量%添加して用いる。また、これら
の触媒は2種以上併用してもよい。
キシ基の反応によりビニル結合が生成することからビニ
ル結合の架橋反応触媒を添加することにより、さらに第
二の硬化反応を進めることが出来る。このような反応触
媒として、カチオン重合開始剤、ラジカル重合開始剤が
用いることが出来る。カチオン重合開始剤としては、例
えば、硫酸、リン酸、トリフロロ酢酸、ルイス酸として
は塩化アルミニウム、四塩化チタニウム、四塩化スズ、
ヨウ素、三フッ化硼素等がある。またラジカル重合開始
剤としては、例えば、クメンヒドロペルオキシド、t−
ブチルヒドロペルオキシド、ジクミルペルオキシド、ジ
−t−ブチルペルオキシド、過酸化ベンゾイル、過酸化
ラウロイル、過酸化ジベンゾイル、過酸化水素、アゾビ
スイソブチロニトリル、過硫酸アンモニウム、過硫酸カ
リウム、過硫酸ナトリウム、金属過酸化物、次亜硝酸エ
ステル、金属キレート化合物等で単独、あるいは併用し
て使用することが出来る。尚、保存安定性においてカチ
オン重合開始剤を用いるよりラジカル重合開始剤との併
用が好ましい。これらの触媒は、樹脂固形分全体に対し
て、0〜10重量%添加して用いる。また、これらの触
媒は2種以上併用してもよい。
タロシアニン、アゾ色素などの顔料、レベリング剤、消
泡剤、潤滑剤を添加することもできる。顔料は、アクリ
ル樹脂と練肉し顔料ペーストを作成した後配合すること
が好ましい。さらに、本発明の塗料組成物は、ポリエス
テル樹脂、ブタジエン樹脂、塩酢ビ系樹脂なども混合す
ることが可能である。
ポキシ樹脂、アミノ樹脂と、必要に応じて硬化触媒を添
加してなる。通常、本塗料組成物は、エチレングリコー
ルモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチル
エーテルなどの有機溶剤に溶解した樹脂溶液として得ら
れる。また、これを水性樹脂とする時には、あらかじ
め、カルボキシル基などを有するアクリル樹脂を有機溶
剤中で重合して得、過剰の有機溶剤を減圧留去した後、
アンモニア、有機アミンなどの揮発性塩基を加えて水性
化する方法がある。また、共重合体溶液に、揮発性塩基
および水を添加した後、過剰の有機溶剤を水と共に減圧
留去する方法がある。エポキシ樹脂、アミノ樹脂、硬化
触媒、その他の添加物は、それぞれ適宜、揮発性塩基を
加える前後または、水を留去する前後に加える。
プレー、はけ塗りなどの公知の手段により、基材に塗装
することができる。基材としては、電気錫メッキ鋼板、
ティンフリースチール、アルミニウムなどの金属基材が
ある。また、本発明の塗料組成物は、室温〜250℃
で、数秒〜数日の熱処理により硬化することができる。
な脱水反応と推定している。 さらに、生じた二重結合を重合させて架橋させることに
より、より強固な架橋とすることができる。
管を備えた四つ口フラスコにAAEM(アセトアセトキ
シエチルメタクリレート)20g、スチレン40g、ブ
チルアクリレート30g、2−ヒドロキシエチルメタク
リレート20g、アクリル酸10g、エチレングリコー
ルモノブチルエーテル100g、過酸化ベンゾイル5g
を添加し、80℃4時間反応させて、固形分55%、数
平均分子量9800のアクリル樹脂A1を得た。
窒素ガス吹込管を備えた四つ口フラスコにダイアセトン
アクリルアミド20g、スチレン40g、ブチルアクリ
レート30g、2−ヒドロキシエチルメタクリレート2
0g、アクリル酸10g、ジエチレングリコールジメチ
ルエーテル100g、過酸化ベンゾイル5gを添加し、
80℃4時間反応させて、固形分55%、数平均分子量
11000のアクリル樹脂A2を得た。
窒素ガス吹込管を備えた四つ口フラスコにAAEM(ア
セトアセトキシエチルメタクリレート)20g、スチレ
ン40g、ブチルアクリレート30g、アクリル酸10
g、ジエチレングリコールモノイソプロピルエーテル1
00g、過酸化ベンゾイル5gを添加し、80℃4時間
反応させて、固形分50%、数平均分子量11000の
アクリル樹脂A3を得た。
窒素ガス吹込管を備えた四つ口フラスコにスチレン40
g、ブチルアクリレート30g、2−ヒドロキシエチル
メタクリレート20g、アクリル酸10g、ジエチレン
グリコールモノブチルエーテル100g、過酸化ベンゾ
イル5gを添加し、80℃4時間反応させて、固形分5
0%、数平均分子量12000のアクリル樹脂A4を得
た。
減圧下で合成溶剤50gを留去した後、ジメチルアミノ
エタノール10g、水25gを加えて、それぞれ、対応
するアクリル樹脂溶液5〜8を得た。
窒素ガス吹込管を備えた四つ口フラスコにエチレングリ
コールモノブチルエーテル60g、エピコート828
(油化シェル社製エポキシ樹脂)40gを、70℃で溶
解後、オルトリン酸10.4Gを仕込み、窒素ガスを導
入しながら130℃に加温して、エポキシ当量が11,
000になるまで反応したのち50℃以下で冷却し、固
形分が60%の変性エポキシ樹脂溶液B1が得られた。
した重量部で混合して、実施例1〜6および比較例1、
2の塗料組成物を調整した。表中B2は、油化シェル社
製エポン1001である。
を、塗装試験、塗装焼付硬化後の塗膜物性試験、および
塗料安定性試験を行い、結果を表2に示した。 塗料安定性試験:各塗料を2ケ月間常温で保存したとき
の、樹脂のゲル化、分離の状態を目視で観察した。○は
良好、×はゲル化あるいは分離である。 塗膜物性試験:板厚0.23mmの電気メッキブリキに
ロールコート塗装により乾燥のち膜厚7μmになるよう
に塗装し、ガスオーブンにて190℃10分間焼き付け
塗装パネルを作成した。 耐水性試験:塗装パネルを水中に浸漬し、100℃30
分間および、125℃30分間の熱処理を行った後、塗
膜の白化状態を評価した。 加工性試験:エリクセン試験を行った。 耐衝撃性試験:デュポン式1/2インチ、500g荷重
で試験した。 密着性試験:ゴバン目剥離試験を行った。
つ、充分な塗膜の耐水性を与える塗料組成物を提供する
ことができる。
Claims (4)
- 【請求項1】 アクリル樹脂、エポキシ樹脂およびアミ
ノ樹脂を含む塗料組成物であって、上記アクリル樹脂
は、該樹脂を基準にして、0.1〜50重量%のケトン
基を含有するモノマと0.1〜50重量%のヒドロキシ
基を含有するモノマを構成成分として含むことを特徴と
する塗料組成物。 - 【請求項2】 アクリル樹脂、エポキシ樹脂およびアミ
ノ樹脂を含む塗料組成物であって、上記アクリル樹脂
は、該全アクリル樹脂を基準にして、0.1〜50重量
%のケトン基を含有するモノマを構成成分として含むア
クリル樹脂と、0.1〜50重量%のヒドロキシ基を含
有するモノマを構成成分として含むアクリル樹脂からな
ることを特徴とする塗料組成物。 - 【請求項3】 樹脂成分を溶解または分散させる媒体
が、水を含むことを特徴とする請求項1または2記載の
水性塗料組成物。 - 【請求項4】 さらに、硬化触媒を含むことを特徴とす
る請求項1ないし3いずれか記載の塗料組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8191699A JPH1036758A (ja) | 1996-07-22 | 1996-07-22 | 塗料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8191699A JPH1036758A (ja) | 1996-07-22 | 1996-07-22 | 塗料組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1036758A true JPH1036758A (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=16279013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8191699A Pending JPH1036758A (ja) | 1996-07-22 | 1996-07-22 | 塗料組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1036758A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015174987A (ja) * | 2014-03-18 | 2015-10-05 | Dic株式会社 | 塗料組成物、及び該塗料組成物で塗装された物品 |
WO2022088141A1 (zh) * | 2020-10-31 | 2022-05-05 | 河北比尔尼克新材料科技股份有限公司 | 一种小五金用水性漆及其制备方法和应用 |
-
1996
- 1996-07-22 JP JP8191699A patent/JPH1036758A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015174987A (ja) * | 2014-03-18 | 2015-10-05 | Dic株式会社 | 塗料組成物、及び該塗料組成物で塗装された物品 |
WO2022088141A1 (zh) * | 2020-10-31 | 2022-05-05 | 河北比尔尼克新材料科技股份有限公司 | 一种小五金用水性漆及其制备方法和应用 |
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