JPH1036670A - 酸化亜鉛の添加により変性されたuv分解性防カビ剤含有シリコーン組成物 - Google Patents

酸化亜鉛の添加により変性されたuv分解性防カビ剤含有シリコーン組成物

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JPH1036670A
JPH1036670A JP9086472A JP8647297A JPH1036670A JP H1036670 A JPH1036670 A JP H1036670A JP 9086472 A JP9086472 A JP 9086472A JP 8647297 A JP8647297 A JP 8647297A JP H1036670 A JPH1036670 A JP H1036670A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紫外線で分解する防カビ剤を含む非酸性室温
硬化性シリコーン組成物の変色を遅延させる。 【解決手段】 紫外線で分解する防カビ剤を含む非酸性
室温硬化性シリコーン組成物に酸化亜鉛を添加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、UV分解性防カビ
剤を含む室温硬化性シリコーン組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】室温で硬化してエラストマーを作りだす
シリコーン組成物は、それらが建築物建設に対して特異
な特性輪郭(property profile)を有
するので、シーラント及びコーキング材として広く使用
されている。これらの特性は、耐侯性、耐熱性、低温柔
軟性、適用の容易さ、及び現場での迅速な硬化を含む。
しかしながら、硬化したシリコーン組成物は時間のたつ
に連れて、しばしば汚れたものになり、又はそれらに隣
接する周囲の基体を汚す。これは魅力のない外観を作り
だし、この硬化した組成物及び隣接する建造物材料上の
汚れを清浄にするのは、高価であり、その結果はしばし
ば満足できるものではない。それ故、建設産業の需要
は、汚れず、隣接する建造物材料を汚さないシリコーン
組成物を開発することである。建設用途における室温硬
化性(RTV)シリコーン組成物の使用の際に遭遇する
これら問題を除去するために多数の方法が提案されてい
る。
【0003】これら問題を克服するためのアプローチ
は、米国特許No.4460740及び4695603;
並びにJP−A 56−76453及び56−7654
2に記載された界面活性剤を使用することである。
【0004】これら問題に対する特に成功的なアプロー
チは、米国特許No.5357025に記載されており、
これは1分子あたり少なくとも1つのペルフルオロカー
ボン基を有する疎シロキサン剤の使用を記載している。
この基は一般式Cx (2x+1)−(ここに、xは平均値が
少なくとも6である)で示される。この疎シロキサン剤
を乾性油と共に用いると、特に有用なシリコーン組成物
を生じる。本発明者等は、乾性油を含むRTVシリコー
ン組成物が用いられるときは、硬化(した)シリコーン
組成物は乾性油酸化生成物層を有し、この層は徐々に消
滅し、清浄であり続ける効果は徐々に減っていくことを
見いだした。更に、そのような暴露された生成物層は、
しばしば追加の問題、シーラント表面にカビが生成する
という問題を経験し、これは埃の捕捉又は汚れることよ
りも問題である。しかしながら、防カビ剤の使用は他の
困難に通ずる。例えば、防カビ剤によっては不満足な性
質変化を引き起こす。幾つかの防カビ剤は有効である
が、紫外(UV)線に曝されると劣化し(化学的に変化
する)、無効になったり硬化組成物を変色する。一旦、
硬化した組成物が変色すると、この変色の除去は実際的
でない。それ故、より実際的な解決によりこれらの問題
を克服するのが望ましい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
問題を回避する防カビ剤を含むRTV組成物を提供する
ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、湿分縮
合性シリル末端基を持ったポリマー、湿分感受性架橋
剤、充填材、UV放射線分解性防カビ剤、及び前記ポリ
マー100重量部あたり少なくとも2重量部の粒状酸化
亜鉛を含む、非酸性、RTV硬化性シリコーン組成物を
紹介する。
【0007】本発明は、硬化して、UVに暴露された表
面防カビ剤の劣化による変色に抵抗する、硬化組成物を
提供する、非酸性RTVシリコーン組成物である。この
変色に対する抵抗性は、我々のRTVシリコーン組成物
中に粒状酸化亜鉛が存在し、その量が前記硬化性組成物
中のポリマーの100重量部あたり少なくとも2重量部
であるとき、達成される。好ましくは、前記酸化亜鉛は
ポリマー100重量部あたり2〜15重量部、より好ま
しくは、3〜10重量部存在する。
【0008】本発明にとって、用語UVによる「劣化す
る」又は「劣化」は、UVへの暴露により防カビ剤が化
学的に変化し、永久的に発達した発色性を有する形の化
合物として変色するという意味を含む。黄変は、UV放
射により防カビ剤の劣化から見いだされる、しばしば遭
遇する変色である。
【0009】殆ど全ての状況に対応する多数の公知の防
カビ剤が存在する。これらの防カビ剤の内には、UV放
射線によって分解するという欠点を有するために、シリ
コーン配合物には望ましくないものもある。この防カビ
剤の分解は硬化組成物を非常に見苦しい色にし、これは
埃の捕捉又は基体の汚染と同様に問題である。UV分解
性防カビ剤を含む非酸性RTVシリコーン組成物に、こ
の組成物中のポリマー100重量部あたり2重量部の粒
状酸化亜鉛を加えることにより、本発明者等は、驚くべ
きことに、硬化生成物はUVへの長い暴露の間に色を形
成することに抵抗することを見いだした。UVに曝され
たとき変色しない防カビ剤を含む硬化組成物を持つこと
は大いなる利益である。本発明組成物の他の明瞭な利益
は、それらが色調和安定性の能力を有することである。
硬化組成物の色が隣接する基体に調和している場合に
は、色は一定に保たれることが重要である。そうでない
ときは、変色は硬化組成物中に見栄えの悪い変化を引き
起こし、建造物に用いたときの美観を損ねる恐れがあ
る。本発明の特に適当な非酸性、RTVシリコーン組成
物は、乾性油表面層を形成するもので、これは埃の捕捉
を減らす。より好ましいのは、我々の非酸性、RTVシ
リコーン組成物が1分子あたり少なくとも1つのCx
(2x+1)−基を有する疎シロキサン剤を含むときである。
本発明に適した防カビ剤は、UV分解性のもの、例えば
ジヨードメチル−p−トリルスルホンである。
【0010】ここでのRTVシリコーン組成物は、加水
分解性(縮合性)基の加水分解が非酸性脱離化合物を作
りだす、当技術分野で公知の硬化性組成物を含む。この
用途において、これらの組成物は非酸性RTVシリコー
ン組成物と呼ばれ、縮合性シリル末端基を有するポリマ
ー、湿分感受性架橋剤、充填材、及び任意に、この組成
物用の硬化触媒を含む。
【0011】代表的なポリマーは、縮合性末端基及び主
としてジオルガノシロキサン単位(R’2 Si)を有す
る。少量の他のシロキサン単位、例えば分岐を与えるモ
ノオルガノシルセスキオキサン単位(R’SiO3/2
位)又はSiO2 単位、及びポリマー鎖の末端を提供す
るトリオルガノシロキシ単位があってもよい。R’は、
1価の炭化水素基又はハロゲン化1価炭化水素基であ
る。1価の炭化水素基の例としては、アルキル基、例え
ばメチル、エチル、プロピル及びn−オクチル;アルケ
ニル基、例えばビニル及びアリル;アリール基、例えば
フェニル及びトリル;シクロアルキル基、例えばシクロ
ヘキシル;並びにアラルキル基、例えば2−フェニルエ
チルがある。ハロゲン化1価炭化水素基の例としては、
ペルフルオロアルキルエチル基、例えば3,3,3−ト
リフルオロプロピル及びγ−クロロプロピルがある。こ
れらポリマーの有用な縮合性末端基は、ヒドロキシル
基、又は加水分解性基、例えばケイ素に結合したアルコ
キシ、ケトキシモ、アミノ、アミド、アミノキシ及びア
ルケノキシである。これらの加水分解性基を有するポリ
ジオルガノシロキサンは、一般に式−Si(X)
y (R’)(3-y) (ここに、R’は上に定義した通りで
あり、Xは加水分解性基であり、yは1、2又は3であ
る)で示される連鎖停止シロキサン単位を持つ。
【0012】前記湿分感受性架橋剤は1分子あたり少な
くとも2つの加水分解性基、好ましくは1分子あたり2
より多くの加水分解性基を有する。これらの加水分解性
基は、脱離基が非酸性であるものである。このポリジオ
ルガノシロキサンが1分子あたり2つより多くの加水分
解性基を含むときは、この架橋剤は1分子あたり2又は
それより多くの加水分解性基を有する。これらの架橋剤
は、シラン類又はそれらの部分的加水分解性基を有す
る。これらの架橋剤の上のケイ素に結合した加水分解性
基の例としては、アルコキシ、ケトキシモ、アミド、ア
ミノ、アミノキシ及びアルケノキシである。アルコキシ
基の特別な例は、メトキシ、エトキシ、n−プロポキ
シ、イソプロポキシ及びメトキシエトキシがある。適当
なケトキシモ基は、ジメチルケトキシモ、メチルエチル
ケトキシモ、メチルプロピルケトキシモ、メチルブチル
ケトキシモ及びジエチルケトキシモである。アミノ基の
例としては、N,N−ジエチルアミノ、N−エチルアミ
ノ、N−プロピルアミノ、N,N−メチルシクロヘキシ
ルアミノ、N−ブチルアミノ、及びN−シクロヘキシル
アミノがある。アルケニルオキシ基の例としては、プロ
ペノキシ、イソプロペノキシ及びブテノキシがある。ア
ミド基の幾つかの例としては、N−メチルアセトアミ
ド、N−エチルアセトアミド、N−ブチルアセトアミ
ド、及びN−メチルベンズアミドがある。典型的なアミ
ノキシ基は、N,N−ジメチルアミノキシ、N,N−メ
チルエチルアミノキシ及びN,N−ジエチルアミノキシ
がある。
【0013】架橋剤の例としては、メチルトリメトキシ
シラン、メチルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキ
シシラン、メチルフェニルジエトキシシラン、3,3,
3−トリフルオロプロピルトリメトキシシラン、メチル
トリ(メチルエチルケトキシモ)シラン、ビニルトリ
(メチルエチルケトキシモ)シラン、エチルトリ(N,
N−ジエチルアミノ)シラン、ジメチルジ(N,N−ジ
ブチルアミノ)シラン、ビニルトリ(N−メチル−N−
シクロヘキシルアミノ)シラン、メチルトリ(N−メチ
ルアセトアミド)シラン、メチルビニルジ(N−メチル
アセトアミド)シラン、メチルトリ(イソプレノキシ)
シラン、n−プロピルオルソシリケート、及びエチルポ
リシリケートがある。
【0014】この架橋剤は、室温で硬化する硬化性シリ
コーン組成物を作るための従来の量で使用される。使用
される量は、選択された特定の架橋剤及び硬化したエラ
ストマーの望みの性質に依存して変化するであろう。通
常、この架橋剤は、前記ポリマーの100重量部あた
り、0.5〜15重量部の量で存在する。
【0015】ポリジオルガノシロキサンと架橋剤の混合
物は、通常、湿分に曝されると、室温で硬化する。しか
しながら、場合によっては、この時間は実際の用途には
遅すぎることがあり、しばしば硬化速度を促進し、硬化
時間を減らすのが望ましい。このような状況の下では、
触媒が使用される。これらの触媒は、カルボン酸の金属
塩、例えばジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジアセ
テート、及び錫2−エチルヘキサノエート;並びに有機
チタネート、例えばテトラブチルチタネート、テトラ−
n−プロピルチタネート、ジイソプロピル−ジ(エトキ
シアセトアセチル)チタネート及びビス(アセチルアセ
トニル)ジイソプロピルチタネートを含む。
【0016】本発明のRTVシリコーン組成物が望みの
性質を持つためには、それらは充填材も含む。1又はそ
れより多くの充填材が使用できる。この充填材は、補強
性充填材、例えばヒュームドシリカ、沈降シリカ、炭酸
カルシウム、カーボンブラック並びにトリメチルシロキ
シ単位及びSiO4/2 単位からなるシロキサン樹脂であ
る。これらの補強性充填材は当技術分野で知られている
ように、処理されていてもよく、処理されていなくても
よい表面を持つ。この充填材は、増量性充填材、例えば
炭酸カルシウム、石英、珪藻土(半補強性充填材とも考
えられている)、酸化鉄及び二酸化チタンであってもよ
い。
【0017】ここで用いる好ましいRTVシリコーン組
成物の1つのグループは、乾性油を含み、これは天然の
乾性油、例えば桐油、あまに油、ベルノニア油(ver
nonia oil)、及びオイチシカ油;並びに変性
乾性油、例えば沸騰あまに油及び脱水ひまし油を含む。
桐油及びオイチシカ油が好ましい。なぜならば、それら
は、種々のRTVシリコーン組成物と共に最も広い用途
を提供し、最も改善された結果を与えるからである。有
効量の乾性油は、ポリマー100重量部あたり、0.5
〜10重量部で、乾性油の好ましい量は0.5〜4重量
部である。
【0018】RTVシリコーン組成物を配合するのに従
来使用された他の成分は、それらが防カビ剤の有効性を
阻害しないか、又は硬化エラストマーの変色に抵抗する
酸化亜鉛の能力を無効にしなければ、本発明に使用でき
る。これらの成分は、ノンスランプ剤(non−slu
mp agents)を含む。
【0019】本発明の組成物は、上記のようにUV分解
性防カビ剤及び酸化亜鉛を含む。好ましい組成物は、ポ
リマーに架橋剤及び硬化触媒(もし使用されるならば)
を組み合わせ、次いで粒状酸化亜鉛を加え、最後に乾性
油(もし使用されるならば)を加えることにより調製さ
れる。前記乾性油は、しばしば前記シリコーン組成物の
残りの成分から分離する傾向がある。それ故、乾性油
は、硬化のための空気雰囲気に曝す前に、残りの成分と
組み合わせるのが好ましい。我々の硬化性RTVシリコ
ーン組成物を貯蔵するときは、そして乾性油がこの組成
物の一部であるときは、前記ポリマー、架橋剤、充填
材、硬化触媒、防カビ剤及び酸化亜鉛が混合され、1つ
の貯蔵容器中に貯蔵される。乾性油は第2の貯蔵容器中
に貯蔵するのが便利である。次いで、これら2つの容器
中に貯蔵された内容物は、前記組成物が基体へ適用(例
えばシーラント又はコーキング材として適用する)され
る直前にこれらを混合し、次いで、これを大気の湿分に
曝し、加硫させる。ここでは、商業的に入手可能な非酸
性RTVシリコーン組成物を用いることができ、防カビ
剤及び粒状酸化亜鉛を容易にそれらに配合できる。前記
防カビ剤は、好ましくは、酸化亜鉛を前記配合物に混合
した後我々の硬化性シリコーン組成物に添加される。以
下のシリコーン組成物において、これらの組成物は公知
であるが、ここで特許請求しているUV分解性防カビ剤
及び粒状酸化亜鉛を組み合わせることは、先行技術では
公知でない。
【0020】我々の組成物を基体に適用した後、硬化し
たエラストマーが得られるまで、これを湿分、例えば大
気の湿分に曝す。異なったRTVシリコーン組成物は異
なった速度で硬化するであろうが、表面が粘着性である
かどうかチェックすることにより、硬化時間を容易に評
価できる。表面に指で軽くさわって粘着性が感じられる
と、この表面は未だ硬化した状態に達していない。これ
とは対照的に、粘着性が感じられなければ、この表面は
硬化したと考えられる。通常、この表面は数時間ないし
1日で硬化した状態になり、塵や埃が接触してその表面
に接着するのを回避する。
【0021】硬化したシリコーンエラストマー表面は艶
のある表面ないし非常に艶のある表面を持っていること
が知られている。もし乾性油が存在すると、時間の経過
と共に、この硬化組成物の表面は鈍くなりビロード様の
外観、即ち、艶消し仕上げとしても知られている鈍い表
面又は仕上げを持つようになる。この組成物の硬化した
表面が鈍くなるに従って、空気に曝された表面上に乾性
油層が形成され、酸化が進行する。
【0022】好ましいRTVシリコーン組成物は、ここ
では、ヒドロキシ末端ポリジオルガノシロキサン、充填
材及び1分子あたり少なくとも3つのケイ素に結合した
ケトキシモ基を有する湿分感受性架橋剤を混合して得ら
れる。適当なケトキシモケイ素架橋剤は、ケトキシモシ
ラン類及びアルコキシケトキシモシラン類の混合物であ
る。そのような混合物の1つは、メチルトリ(メチルエ
チルケトキシモ)シラン、メチルジ(メチルエチルケト
キシモ)メトキシシラン、及びメチルジメトキシ(メチ
ルエチルケトキシモ)シランを含む。他のケトキシモシ
ラン混合物はテトラケトキシモシラン、エトキシトリ
(メチルエチルケトキシモ)シラン、ジエトキシジ(メ
チルエチルケトキシモ)シラン、及びトリエトキシ(メ
チルエチルケトキシモ)シランを含む。後者の混合物は
当技術分野、例えば米国特許No.4657967及び4
973623から公知であり、これら特許はケトキシモ
シラン混合物及びそのような混合物を含有するRTVシ
リコーン組成物を教えている。これらのケトキシモシラ
ン混合物から作られた本発明のRTVシリコーン組成物
は、好ましくは触媒、例えば錫触媒、例えばジブチル錫
ジラウレート又はチタネート触媒、例えばジイソプロピ
ルジ(エトキシアセトアセチル)チタネートを含む。ま
た、本発明硬化性RTVシリコーン組成物は、好ましく
は、充填材として処理された炭酸カルシウム、例えばス
テアリン酸で処理された炭酸カルシウムを含む。
【0023】ここで有用な他の好ましいRTVシリコー
ン組成物は、ヒドロキシルで末端停止したポリジオルガ
ノシロキサン、アミノキシケイ素架橋剤、及び、連鎖延
長剤としても働くジオルガノジ(アミド)シラン、例え
ばメチルビニル(N−メチルアセトアミド)シランを混
合することによって得られる。同様のアミノキシケイ素
架橋剤及びアミドシラン連鎖延長剤は、米国特許No.3
817909及び3996184から公知であ。この鎖
延長剤は、典型的には建築物建造産業に有用な低モジュ
ラスシリコーン組成物を作るのに使用される。これらの
組成物は、触媒なしに調製される。炭酸カルシウムは、
そのような組成物に有用な充填材である。
【0024】他のここで好ましいものは、2パッケージ
(package)組成物であり、第1のパッケージは
ヒドロキシルで末端停止したポリジオルガノシロキサン
及び充填材であり、第2のパッケージは湿分感受性架橋
剤を含む。第2のパッケージは、充填材及び硬化性RT
Vシリコーン組成物用の硬化触媒を含んでいてよい。乾
性油が存在し、これが第1のパッケージ中に存在しない
ときは、それは3パッケージ組成物の一部としての第三
のパッケージ中に含まれていてもよい。この発明の粒状
酸化亜鉛はいずれのパッケージにも容易に添加される。
この種の1つの特定のRTVシリコーン組成物は、湿分
感受性架橋剤が、アルコキシシラン架橋剤、例えばn−
プロピルオルソシリケート又はエチルポリシリケートで
あり、錫触媒が使用される場合である。これらの組成物
は、組成物の使用前に長すぎる期間全成分を混合するな
らば起こすであろう時期尚早な硬化を防ぐために、上記
のように、別々のパッケージにして貯蔵される。
【0025】アルコキシケイ素化合物を湿分感受性架橋
剤として使用する組成物は、全ての成分を只1つのパッ
ケージ中に含んでよい。チタネート触媒が硬化触媒とし
て使用されるときは、貯蔵安定な組成物が得られ、ポリ
ジオルガノシロキサンの末端基に対するアルコキシケイ
素化合物の比は、ポリジオルガノシロキサン末端基1つ
あたり少なくとも1つのアルコキシケイ素分子が存在す
るようなものである。アルコキシケイ素架橋剤を含む適
当な1パッケージRTVシリコーン組成物は、米国特許
No.3161614、3175993、3334067
及び4871827に記載されている。前記乾性油は、
もし使用されるときは、好ましくは別の容器又は1パッ
ケージRTVシリコーン組成物の残りとは隔離された貯
蔵区画に貯蔵される。次いで、乾性油は、それが使用さ
れる直前に前記組成物に混合される。天然の乾性油は桐
油である。
【0026】ここで使用するための他の好ましいRTV
シリコーン組成物は、疎シロキサン剤及び乾性油を含む
ものであり、米国特許No.5357025に記載されて
いる。この疎シロキサン剤は、硬化組成物に疎シロキサ
ン表面層を与える材料である。疎シロキサン剤はフルオ
ロカーボンアルコール、フルオロカーボンアルコールと
加水分解性シランの反応生成物、又はフルオロカーボン
アルコール及びフルオロカーボンアルコールと加水分解
性シランとの反応生成物の混合物である。前記フルオロ
カーボンアルコールは、式Cx (2x+1)(ここに、xは
平均値が少なくとも6である)で示される少なくとも1
つのフルオロカーボン基を有する。本発明者等はxが6
より小さいフルオロカーボンアルコールは硬化した組成
物の表面にシロキサン種の移行するのを防がないことを
見いだした。好ましくは、フルオロカーボンアルコール
は、xが平均値6〜20であるフルオロカーボン基を有
するものである。前記フルオロカーボンアルコールは商
業的に入手可能であり、次式で示される。
【0027】
【化1】
【0028】(ここに、gは6〜20の値を取る)。商
業的混合物は販売されており、それはgが平均値7を持
ち、gの範囲が6〜10の種を含む。そのような混合物
は、FC−10TMであり、これはMinnesota
Mining and Manufacturing
Company (3M)TM, Minneapoli
s, Minnesotaによって販売されている。3
TMによって販売されている他の商業的な混合物は、F
C−170TM(これは次の式で示されるフルオロカーボ
ンアルコールである)
【0029】
【化2】
【0030】及びFC−171TM(これはフルオロカー
ボンアルコールであり次の式で示される)である。
【0031】
【化3】
【0032】他の商業的に入手可能なフルオロカーボン
アルコールは、C8 17CH2 CH2OH及びCx
(2x+1)CH2 CH2 O(CH2 CH2 O)f H(ここ
に、xは6〜16であり、fは正の整数である)を含
む。
【0033】前記疎シロキサン剤は、好ましくは、フル
オロカーボンアルコールと加水分解性シランの反応生成
物である。これらの剤は、少なくとも0.01モルのフ
ルオロカーボンアルコールを1モルの加水分解性シラン
と、湿分を排除した条件下に混合することにより作られ
る疎シロキサン剤反応生成物混合物である。好ましく
は、加水分解性シラン1モルあたり0.1モルのフルオ
ロカーボンアルコールが使用される。フルオロカーボン
アルコールは単独で使用できるが、中には、室温で固体
であり、取扱い又は他の成分との混合は充分には受け入
れられないものもある。フルオロカーボンアルコールは
上記のものであり、加水分解性シランは、架橋剤として
やはり上に挙げたものである。得られた混合物は、フル
オロカーボンアルコールの幾らかが加水分解性シランと
反応し、C−O−Si結合を形成するまで、加熱され
る。
【0034】得られた反応混合物は、未反応加水分解性
シラン、未反応フルオロカーボンアルコール、及びフル
オロカーボンアルコールと加水分解性シランとの反応生
成物の混合物であり、前記加水分解性シランにおいて、
以下の式に示すように、少なくとも1つのY基はフルオ
ロカーボンアルコールで置換される。
【0035】
【化4】
【0036】これらの疎シロキサン性反応生成物混合物
は、>0%ないし100%のフルオロカーボンアルコー
ルとシランの反応生成物を含む。これらの混合物は、好
ましい疎シロキサン剤を与え、特にフルオロカーボンア
ルコールとシランの反応生成物が<50%の疎シロキサ
ン反応混合物を与えるとき好ましい疎シロキサン剤を与
える。好ましい疎シロキサン反応混合物は、フルオロカ
ーボンアルコールが次式で示されるものであり、
【0037】
【化5】
【0038】(ここに、xは平均値が少なくとも6であ
る。)加水分解性基シランが次式で示されるものであ
り、
【0039】
【化6】
【0040】前記フルオロカーボンアルコールと加水分
解性シランの反応生成物が次式で示されるものである混
合物である。
【0041】
【化7】
【0042】(ここに、xは平均値が少なくとも6であ
る)。この疎シロキサン反応混合物が好ましいのは、疎
シロキサン表面層がエラストマー状ポリオルガノシロキ
サン組成物の硬化の間に急速に形成され、この表面が、
硬化されたエラストマーが塵や埃の攻撃を受けやすい時
期に、塵や埃の蓄積に抵抗するからである。
【0043】この疎シロキサン反応混合物は、何らかの
未知の機構によって、未反応フルオロカーボンアルコー
ルを使用したとき、即ち単にフルオロカーボンアルコー
ルが他の組成物成分と混合されたときよりも、疎シロキ
サン性表面層を、より容易に形成する。前記疎シロキサ
ン表面層は、硬化したシリコーン組成物の有用な寿命に
亘って再生される。前記疎シロキサン反応混合物は、貯
蔵物として働き、疎シロキサン表面層が年と共に枯渇す
るに従って、疎シロキサン表面を断えず更新する。この
疎シロキサン表面層は、気候に曝される表面及び隣接す
る周囲領域の上に色が形成されるのを阻止する硬化組成
物をも提供する。この疎シロキサン表面層は、この硬化
したエラストマーの性質が年と共に変わらないように保
つこともする。何故なら、シロキサン成分は、移行又は
蒸発によって容易に失われることがなく、硬化シロキサ
ンマトリックスの中に適切に維持されるからである。こ
の疎シロキサン反応混合物はシリコーン材料又はコーキ
ング材料の硬化特性に悪い影響を与えず、種々の基体、
特に建造物の建造に使用されるものへの接着性は優れて
いる。この疎シロキサン反応生成物は少量で使用される
が、長期間に亘って有用な性質を提供する。この量は、
フルオロカーボン基が、この組成物中に、この組成物の
重量を基準として0.1〜7wt%、好ましくは1〜3
wt%となるような量である。
【0044】
【実施例】以下の例は説明の目的で提示するものであ
り、特許請求の範囲に適切に記載された本発明の実例を
示すものである。これらの例において、部は重量部を表
し、全ての粘度は25℃で測定した。
【0045】(例1)湿分の進入から保護する条件下で
混合することにより、RTVシリコーン組成物を調製し
た。ミキサー中で、100部の粘度50Pa・sのシラ
ノール末端ポリジメチルシロキサン及び1部のケトキシ
モシラン混合物を1分間、74.29kPaの真空下に
混合し、30分放置した。尚、前記ケトキシモシラン混
合物は、72wt%のメチルトリ(メチルエチルケトキ
シモ)シラン、21wt%のメチルジ(メチルエチルケ
トキシモ)メトキシシラン、0.5wt%のメチルジメ
トキシ(メチルエチルケトキシモ)シラン及び6.5w
t%の不純物からなっていた。次いで、1部のメチルビ
ニルジ(N−メチルアセトアミド)シランを加え、7
4.29kPaの真空下に1分攪拌した。得られた混合
物に、12部の以下の混合物を加え、74.29kPa
の真空下に1分攪拌した。前記混合物は、2.5部の上
記ケトキシモシラン混合物、2.4部のフルオロカーボ
ンアルコール(FC−10TM)、0.4部のβ−アミノ
エチル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、0.
4部のγ−グリシドキシプロピルトリメトシシラン、
0.07部のジブチル錫ジラウレート、4部のメチルト
リメトキシシラン、1部のジイソプロポキシジ(エトキ
シアセトアセチル)チタネート、1.1部の、FC−1
TMフルオロカーボンアルコールと次式で示されるケト
キシモシラン混合物の反応生成物
【0046】
【化8】
【0047】(ここに、gは平均値が7である)、及び
0.6部の不純物からなっていた。FC−10TMは、M
innesota Mining and Manuf
acturing Company (3M)TM, M
inneapolis, Minnesotaによって
販売されており、次式で示されるものの混合物である。
【0048】
【化9】
【0049】(ここに、gは6〜10の値をとる)。
【0050】次に、平均粒子直径0.04μm を有し、
ステアリン酸で処理された沈降炭酸カルシウム充填材6
0部及び2,5−フランジオンと1,3−ブタジエンの
ポリマー1部を加え、74.29kPaの真空下に5分
攪拌した。得られた混合物はベース組成物として識別さ
れ、6つのそのようなベース混合物を調製した。これら
ベース組成物の1つは対照の配合物と考えられ、これに
1.75部の桐油を加え、74.29kPaの真空下に
攪拌した。5つの他のベース組成物に、2、4、6、8
及び10部の、平均粒子直径0.12μm の粒状酸化亜
鉛を、それぞれに加え、次いで74.29kPaの真空
下に5分攪拌した。各組成物に、0.216部のジヨー
ドメチル−p−トリルスルホン(Angus Chem
icalCompany, Nrthbrook, I
llinois, USAから購入したAmicalTM
50)を加え、次いでこの混合物を74.29kPaの
真空下に5分攪拌した。調製された各組成物に、1.7
5部の桐油を加え、74.29kPaの真空下に1分攪
拌した。
【0051】次いで、各々の得られた配合物をSemc
TMチューブ(Courtlands Aerospa
ce, California製)に詰め、遠心分離
し、同伴した空気を除去した。6つの配合物の各サンプ
ルをアルミニウムパネル上に厚さ0.254cmで、5.
08cm×5.08cmのスラブとしてキャストし、21
℃、相対湿度50%で5日硬化させた。硬化させた後、
各々のシートは艶消し仕上げが発達し、これは桐油で変
性されたシリコーンシーラント表面を示す。この6つの
配合物を含むテストパネルをQUVTM促進暴露室に入
れ、QUVTM A340光源を用い、70℃での紫外線
暴露を8時間、その後の50℃での凝縮性湿度下での4
時間のサイクルに曝した。これらの評価はASTM D
4587−86に従って行った。前記QUVTM室は、
Q−Panel Corp.,Cleveland,
Ohioから入手したものである。この室の中で979
時間後に、対照とサンプル(酸化亜鉛2部を含んでい
る)は、桐油による表面変性を示す艶消し仕上げをもは
や示さなかった。4、6、8及び10部の酸化亜鉛を含
むサンプルは、同じ室中で979時間の後に依然として
艶消し仕上げを持っていた。ジヨードメチル−p−トリ
ルスルホンは、UVに曝したとき分解して黄変した(ク
ロモホンの形成)。この理由で、試験パネルの黄変を前
記室中で異なった時間間隔で測定した。
【0052】各試験パネルの黄色度を、始めに、AST
M D 1925に従って反射分光光度法(Macbe
thTM分光光度計)を用いて測定し、黄色指数(yel
lowness index)を得た。この黄色度は、
上記室中で、323時間後及び979時間後に測定し
た。黄色指数(YI)を表1に示す。
【0053】 〔表1〕酸化亜鉛,部 当初YI 323時間後のYI 979時間後のYI 0 113.76 127.18 119.10 2 113.77 120.43 115.36 4 112.69 120.22 115.38 6 112.31 118.68 115.09 8 112.42 115.60 113.35 10 114.61 111.65 110.93
【0054】6つのRTVシリコーン組成物を上記のよ
うにして調製した。但し、ジヨードメチル−p−トリル
スルホンは加えなかった。更に、炭酸カルシウム充填材
及び粒状酸化亜鉛の合計量を、ポリジメチルシロキサン
100部あたり60部で一定に保った。例えば、対照組
成物=60部の炭酸カルシウムであり;2部の酸化亜鉛
を含有する組成物は、58部の炭酸カルシウムを有し;
4部の酸化亜鉛を含有する組成物は、56部の炭酸カル
シウムを有し;等々。酸化亜鉛と炭酸カルシウムの合計
の部を一定に保ったのは、バインダーに対する顔料の比
の変化のために物性が潜在的に変わるのを避けるためで
ある。次いで、各得られた配合物をSemcoTMチュー
ブに詰め、遠心分離して同伴された空気を除いた。6つ
の配合物の各サンプルをポリエチレンシート上に厚さ
0.254cmで、5.08cm×5.08cmのスラブとし
てキャストし、21℃、相対湿度50%で14日硬化さ
せた。14日硬化させた後、各々のテストパネルは艶消
し仕上げが発達し、これは桐油で変性されたシリコーン
シーラント表面を示す。この6つの配合物を含むテスト
パネルを上述のようにQUVTM室中に置いた。650時
間後に、テストパネルの全ては当初観察したものに比べ
て黄変しなかった。これらの結果は黄色は防カビ剤の分
解によるもので、酸化亜鉛の存在は色の発達を阻害する
ことを示した。この室中で650時間の後、対照の配合
物は艶消し仕上げが消えていたので、桐油の表面が劣化
していた。これに対して、酸化亜鉛を含む配合物の表面
は、その艶消し仕上げが、当初に観察された艶消し仕上
げに等しく観察されたので、表面桐油の損失の兆候を全
く示さなかった。これらの結果は、RTVシリコーン配
合物中の酸化亜鉛は、意外にも、その表面の乾性油の寿
命を増すことを示す。
【0055】これらの6つの配合物の各々を、ジュロメ
ーターについて、ASTM D 2240により、ショ
アAスケールを用いて試験した。また、破断時引張り強
度(kPaで報告)、破断時伸び(%で報告)、及び1
00%モジュラス(kPaで報告)についてはASTM
D 412に従って試験した。これらの試験の結果を
表2に報告する。
【0056】 〔表2〕 配合物中の酸化亜鉛の量(部) 性質 10 ジュロメーター 19 20 18 20 19 19 破断時引張り強度(kPa) 1880 1820 1660 2030 1770 2010 伸び(%) 1004 1087 1045 1192 1069 1169100%モジュラス(kPa) 260 230 230 230 230 230
【0057】硬化した物性は、対照の性質を酸化亜鉛を
含む本発明配合物のそれらと比較することによって示さ
れるように、粒状酸化亜鉛の存在によって機能上影響さ
れなかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 バージニア ケイ オニール アメリカ合衆国,ミシガン 48640,ミッ ドランド,ウェスト チャペル レーン 412 (72)発明者 アーサー ジェームズ ツェレピス アメリカ合衆国,ミシガン 48640,ミッ ドランド,メイフィールド レーン 312 (72)発明者 アンドレア トーマス フランツ ウォル フ アメリカ合衆国,ミシガン 48642,ミッ ドランド,ワイルドウッド ストリート 1301

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湿分縮合性シリル末端基を有するポリマ
    ー、湿分感受性架橋剤、充填材、紫外線分解性防カビ
    剤、及び前記ポリマー100重量部あたり少なくとも2
    重量部の粒状酸化亜鉛を含む非酸性室温硬化性シリコー
    ン組成物。
  2. 【請求項2】 前記組成物が更に硬化触媒を含む、請求
    項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 前記組成物が更に疎シロキサン剤として
    のフッ化化合物を含む請求項1又は2の組成物。
  4. 【請求項4】 次のことを含む、紫外線分解性防カビ剤
    が非酸性室温硬化性シリコーン組成物の変色を引き起こ
    す傾向を減らす方法: (A)請求項1の組成物を調製すること; (B)(A)を大気の湿分に曝して硬化した組成物を作
    ること;及び (C)前記硬化した組成物を紫外線に曝すこと。
  5. 【請求項5】 請求項4によって得ることのできる硬化
    組成物。
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