JPH1035800A - 自動閉弁給油ノズル - Google Patents

自動閉弁給油ノズル

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JPH1035800A
JPH1035800A JP20642796A JP20642796A JPH1035800A JP H1035800 A JPH1035800 A JP H1035800A JP 20642796 A JP20642796 A JP 20642796A JP 20642796 A JP20642796 A JP 20642796A JP H1035800 A JPH1035800 A JP H1035800A
Authority
JP
Japan
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valve
negative pressure
automatic
pressure generating
discharge pipe
Prior art date
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Application number
JP20642796A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Kobayashi
健治 小林
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Tatsuno Corp
Original Assignee
Tatsuno Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH1035800A publication Critical patent/JPH1035800A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動閉弁機構が作動できない流量以下に絞っ
た量では、給油することができないようにした自動閉弁
給油ノズルを提供する。 【解決手段】 陰圧発生機構10と弁機構20と自動閉
弁機構30とを有する本体2と、この本体の先端に取り
付けられた吐出管3と、弁機構の弁体22を開閉する弁
開レバー41と、吐出管の先端部5に設けられた開口と
陰圧発生機構と自動閉弁機構とを接続する空気路8とよ
り構成され、吐出管の先端の開口が液により閉じたとき
の陰圧発生機構からの陰圧を受けて自動閉弁機構が作動
し、弁開レバーを引いた状態で弁機構の弁体が閉じられ
る自動閉弁給油ノズルにおいて、前記弁機構の弁杆21
には弁体が摺動自在に挿入され、弁杆には弁体の移動を
制限するストッパー23が設けられ、このストッパーの
方向へ弁体を付勢するバネ24が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料油を自動車な
どへ給油する給油ノズルで、特に被給油タンクが満タン
になると自動的に閉弁となる自動閉弁給油ノズルに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】自動車などのタンクへ油を給油する給油
ノズルで、タンクが満タンになると自動的に閉弁となる
自動閉弁給油ノズルは、例えば特開昭50ー43509
号として知られている。この自動閉弁給油ノズルは、流
路に陰圧発生機構を設け、該陰圧発生機構に接続された
空気路の一方を吐出管の先端に開口し、他方を自動閉弁
機構のダイヤフラム室に開口し、吐出管の先端の空気路
の開口が液により閉じたときに、ダイヤフラム室に伝わ
る陰圧発生機構からの陰圧で自動閉弁機構を作動し、弁
開レバーを引いた状態でも弁機構の弁体が閉じられる構
造とし、被給油タンクが満タンになったときに自動的に
給油が停止するようになっている。
【0003】このように陰圧発生機構で発生する陰圧を
利用する関係上、流路に一定以上の流れがないと充分な
陰圧が発生できず自動閉弁機構が作動できない。このた
めに、流量を極端に絞って給油をすると、被給油タンク
が満タンになっても自動閉弁とならずに給油が続行さ
れ、油を溢れさせてしまう危険性がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、自動
閉弁機構が作動できない流量以下に絞った量では、給油
することができないようにした自動閉弁給油ノズルを提
供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、陰圧発生機構と弁機構と自動閉弁機構と
を有する本体と、該本体の先端に取り付けられた吐出管
と、弁機構の弁体を開閉する弁開レバーと、吐出管の先
端部に設けられた開口と陰圧発生機構と自動閉弁機構と
を接続する空気路とより構成され、吐出管の先端の開口
が液により閉じたときの陰圧発生機構からの陰圧を受け
て自動閉弁機構が作動し、弁開レバーを引いた状態で弁
機構の弁体が閉じられる自動閉弁給油ノズルにおいて、
前記弁機構は小開が制限される構造としているので、ど
んなに流量を絞っても自動閉弁機構が作動できる流量以
上であり、被給油タンクが満タンになれば自動閉弁機構
が必ず働く。
【0006】そして、前記弁機構の弁杆には弁体が摺動
自在に挿入され、弁杆には弁体の移動を制限するストッ
パーが設けられ、該ストッパーの方向へ弁体を付勢する
バネが設けられているだけなので、簡単な構造で小弁開
を制限することができる。また、前記ストッパーと弁体
とは水密に当接するので、弁体が弁杆に摺動自在に嵌入
されていても、閉弁時に油漏れが生じることはない。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1、2に示すように、自動閉弁給油ノズル1
は、本体2と、この本体2の先端に取り付けられた吐出
管3と、本体の後端に取り付けられた握り部4とより構
成されている。
【0008】吐出管3の先端部5に開口した陰圧管6
は、本体2に設けられた支持部材7の空気路8に接続さ
れている。
【0009】本体2には、陰圧発生機構10と弁機構2
0と自動閉弁機構30とが設けられている。
【0010】陰圧発生機構10は弁機構20の下流側に
設けられ、テーパ状の面11にバネ12により押し圧付
勢されたチェック弁13で構成され、テーパ面11には
前記した空気路8が開口している。
【0011】弁機構20は弁杆21に摺動自在に挿入さ
れた弁体22と、弁杆21に固定された円盤状のストッ
パー23と、弁体22をストッパー23の方向へ付勢す
るバネ24と、弁体22が着座する弁座25と、弁杆2
1の後端に設けられ、弁体22を弁座25側へ付勢する
バネ26とで構成され、ストッパー23にはリング状の
シール部材27が取り付けられている。
【0012】自動閉弁機構30のダイヤフラム室31に
は前記した空気路8が開口し、ダイヤフラム32に固定
されたコ字状の板33にはピン34が設けられ、このピ
ン34が弁杆21と作動杆35の切欠に嵌入して両者を
結合している。ダイヤフラム32にはピン34を結合位
置へ付勢するバネ36が設けられている。作動杆35は
弁杆21の孔に摺動自在に挿入され、バネ37により押
し圧付勢されている。
【0013】ピン40で支持された弁開レバー41は作
動杆35に当接し、弁開レバー41の先端は本体2より
突出している。本体2にはレバーガード42が設けら
れ、レバーガード42には弁開レバー41の先端と係合
するラッチ43が設けられている。
【0014】弁機構20の上流側の流路44は、本体2
の側面に接続されたエルボ45を介して給油ホース46
に接続され、図3に示すように、給油ホース46は計量
機47に接続されている。計量機47のノズル掛け48
には、自動閉弁給油ノズル1を外したときに図示しない
ポンプを駆動するスイッチ49が設けられている。
【0015】次に動作を説明する。自動閉弁給油ノズル
1を計量機47のノズル掛け48より外すと、スイッチ
49が閉じてポンプが駆動され、ポンプにより油が圧送
される。吐出管3を被給油タンクに挿入して、弁開レバ
ー41を引くと、作動杆35および作動杆35にピン3
4で結合されている弁杆21がバネ26に抗して移動す
る。弁杆21が移動する過程において、弁杆21が少し
移動した位置では、弁体22は液圧により弁座25に当
接したままである。そして、さらに弁杆21が移動する
と、バネ24の力が液圧に打ち勝って弁体22は開く。
このようにして自動閉弁機構30が働けない小流量、例
えば毎分9リットル以下での給油は防止される。
【0016】弁体22が開くと、ポンプで圧送された油
は、給油ホース46およびエルボ45を介して本体2の
流路44に流入し、弁機構20を介して陰圧発生機構1
0に流れ、陰圧発生機構10のチェック弁13は押し開
かれる。給油中は油の流れにより陰圧発生機構10で陰
圧が発生するが、吐出管3の先端部5の開口より陰圧管
6を介して空気が供給され、陰圧が自動閉弁機構30の
ダイヤフラム室31に伝わることはない。そして、弁開
レバー41をラッチ43に掛けて給油を行う。
【0017】給油中に吐出量を絞るには、弁開レバー4
1をラッチ43より外し、弁開レバー41を所望量だけ
戻すと、バネ26により作動杆35および弁杆21も戻
り、弁体22は弁座25に近づき、絞られた吐出量で給
油が行われる。このとき、弁開レバー41を戻し過ぎる
と、油の流れにより弁体22はバネ24に抗して閉じ、
給油は停止する。このようにして自動閉弁機構30の働
かない小流量での給油は防止される。
【0018】被給油タンクが満タンになり、陰圧管6の
先端の開口が油で塞がれると、陰圧発生機構10の陰圧
が自動閉弁機構30のダイヤフラム室31に伝わり、ダ
イヤフラム32はバネ36に抗して撓み、ダイヤフラム
32に固定されたコ字状の板33に設けられたピン34
は、弁杆21と作動杆35の切欠から離脱し、両者の結
合が解かれる。結合の解かれた弁杆21はバネ26によ
り移動し、弁体22は弁座25に着座し、給油が停止す
る。このとき、ストッパー23は弁体22に当接し、弁
体22が弁杆21に摺動自在に嵌入されていても、シー
ル部材27により液漏れが生ずることはない。
【0019】次に、弁開レバー41を戻すと、作動杆3
5もバネ37により戻り、弁杆21と作動杆35の切欠
がピン34の係合位置に並ぶ。そして、油の流れがなく
なり、陰圧が掛からなくなったダイヤフラム32はバネ
36により押されて戻り、ピン34は弁杆21と作動杆
35の切欠に嵌入して両者を結合し、弁開レバー41を
引くと弁体22が開いて給油ができるようになる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、陰圧発生
機構と弁機構と自動閉弁機構とを有する本体と、該本体
の先端に取り付けられた吐出管と、弁機構の弁体を開閉
する弁開レバーと、吐出管の先端部に設けられた開口と
陰圧発生機構と自動閉弁機構とを接続する空気路とより
構成され、吐出管の先端の開口が液により閉じたときの
陰圧発生機構からの陰圧を受けて自動閉弁機構が作動
し、弁開レバーを引いた状態で弁機構の弁体が閉じられ
る自動閉弁給油ノズルにおいて、前記弁機構は小開が制
限される構造としているので、どんなに流量を絞っても
自動閉弁機構が作動できる流量以上であり、被給油タン
クが満タンになれば自動閉弁機構が必ず働き、被給油タ
ンクから油を溢れさせることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動閉弁給油ノズルを断面で示す側面
図である。
【図2】本発明の自動閉弁給油ノズルの一部を断面で平
面図である。
【図3】本発明の自動閉弁給油ノズルを取り付けた計量
機の全体図である。
【符号の説明】
1 自動閉弁給油ノズル 2 本体 3 吐出管 4 握り部 5 先端部 6 陰圧管 7 支持部材 8 空気路 10 陰圧発生機構 11 テーパ状の面 12 バネ 13 チェック弁 20 弁機構 21 弁杆 22 弁体 23 ストッパー 24 バネ 25 弁座 26 バネ 27 シール部材 30 自動閉弁機構 31 ダイヤフラム室 32 ダイヤフラム 33 コ字状の板 34 ピン 35 作動杆 36、37 バネ 40 ピン 41 弁開レバー 42 レバーガード 43 ラッチ 44 流路 45 エルボ 46 給油ホース 47 計量機 48 ノズル掛け 49 スイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陰圧発生機構と弁機構と自動閉弁機構と
    を有する本体と、該本体の先端に取り付けられた吐出管
    と、弁機構の弁体を開閉する弁開レバーと、吐出管の先
    端部に設けられた開口と陰圧発生機構と自動閉弁機構と
    を接続する空気路とより構成され、吐出管の先端の開口
    が液により閉じたときの陰圧発生機構からの陰圧を受け
    て自動閉弁機構が作動し、弁開レバーを引いた状態で弁
    機構の弁体が閉じられる自動閉弁給油ノズルにおいて、
    前記弁機構は小開が制限される構造であることを特徴と
    する自動閉弁給油ノズル。
  2. 【請求項2】 前記弁機構の弁杆には弁体が摺動自在に
    挿入され、弁杆には弁体の移動を制限するストッパーが
    設けられ、該ストッパーの方向へ弁体を付勢するバネが
    設けられている請求項1記載の自動閉弁給油ノズル。
  3. 【請求項3】 前記ストッパーと弁体とは水密に当接す
    る請求項2記載の自動閉弁給油ノズル。
JP20642796A 1996-07-18 1996-07-18 自動閉弁給油ノズル Pending JPH1035800A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2425119A (en) * 2004-08-03 2006-10-18 Solution Specialists Ltd Fuel filling nozzle assembly
CN108675256A (zh) * 2018-06-13 2018-10-19 重庆合聚达智能装备有限公司 一种机器人加油机

Cited By (4)

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