JPH1035627A - 箸などの棒状食事具の貼着装置 - Google Patents

箸などの棒状食事具の貼着装置

Info

Publication number
JPH1035627A
JPH1035627A JP20010396A JP20010396A JPH1035627A JP H1035627 A JPH1035627 A JP H1035627A JP 20010396 A JP20010396 A JP 20010396A JP 20010396 A JP20010396 A JP 20010396A JP H1035627 A JPH1035627 A JP H1035627A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conveyor
shaped
bar
chopsticks
adhesive tape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP20010396A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigenobu Mizuno
重信 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Orii KK
Original Assignee
Orii KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Orii KK filed Critical Orii KK
Priority to JP20010396A priority Critical patent/JPH1035627A/ja
Publication of JPH1035627A publication Critical patent/JPH1035627A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Auxiliary Devices For And Details Of Packaging Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 粘着テープに割箸を一本毎効率的に供給し、
弁当箱搬送ラインを中止することなく弁当箱の所定箇所
に確実に割箸を1本毎貼着することができる箸など棒状
食事具の貼着装置を提供。 【解決手段】 割箸Wを汲み上げる桟付き傾斜コンベア
4と弁当箱搬送コンベア21間に、桟付き傾斜コンベア
4の桟5に平行に並設されるとともに弁当箱搬送コンベ
ア21に直交するように設けられた割箸搬送コンベア8
と桟付き傾斜コンベア4との上方にあって、桟付き傾斜
コンベア頂部の桟5上から割箸搬送コンベア8上に割箸
Wを直接且つ最短距離で受渡す割箸受渡機構13を有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、箸、ナイフ、スプ
ーン、フォークなどの棒状食事具を弁当箱などの貼着対
象物に自動的に供給し且つ粘着する箸などの棒状食事具
の貼着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】これまでに、箸などの棒状食事具(以
下、箸と称す)の供給に関しては、実開平4−4211
5号に開示されてあるような供給装置が考案されてい
る。この供給装置は、箸検出手段の他に桟検出手段を設
け、桟検出手段により桟が検出されたときに箸に対向す
る位置に箸検出手段を設け、桟検出手段により桟が検出
されたときに箸の有無を検出するようにしたもので、載
置漏れが生じて箸が検出されないときに駆動制御手段に
より箸が存在する位置まで傾斜ベルトを連続駆動するこ
とにより、載置漏れが生じていてもほぼ所定のタイミン
グの箸の供給を行うことができるようにしている。ま
た、この供給では、傾斜ベルトに設けられた各桟の高さ
が、傾斜ベルトによって搬送される箸の厚さの0.8か
ら1.5倍に設定され、箸収容部における傾斜ベルト進
行方向の幅が、箸の幅の1から1.5倍に設定され、傾
斜ベルトの傾斜角度が、40〜60度に設定されている
ので箸を確実に供給することができるとしている。ま
た、係る供給装置の出願人によれば傾斜ベルトに設けら
れた桟の高さ、箸収容部における傾斜ベルト進行方向の
幅、傾斜ベルトの傾斜角度について検討を行った結果、
これらを上記の範囲に設定することにより、殆どの箸収
納部には1個の箸が収容されて搬送されることが判った
とし、これによって箸の供給を確実に行うことができる
ようになるとしている。さらに、もし箸収納部における
箸の収容漏れが生じた場合には、同様に、箸が存在する
位置まで駆動制御手段により傾斜ベルトが連続駆動され
るので、箸の供給動作がさらに確実になるとしている。
【0003】一方、弁当箱などの貼着対象物(以下、弁
当箱と称す)に箸を自動的に貼着する貼着装置に関して
は、実開平4−41809号に開示されている。この貼
着装置は、箸投入手段より供給された箸には接着剤付与
手段にて接着剤が付与され、弁当箱は弁当箱搬送手段に
て箸貼着手段との対向位置へ搬送され、そして、接着剤
が付与された上記の箸は、箸貼着手段により弁当箱の箸
貼着面に貼着され、箸の供給及び弁当箱への箸の貼着が
自動的に行われるとしている。或いは、箸が貼着される
弁当箱は、弁当箱搬送手段により接着剤付与手段及び箸
貼着手段の対向位置へ順次搬送され、接着剤付与手段と
の対向位置へ搬送された弁当箱の箸貼着面には、接着剤
付与手段にて接着剤が付与され、さらに、箸貼着手段と
の対向位置へ搬送された弁当箱の箸貼着面には、この面
に先に付与されている接着剤により、箸投入手段により
供給された箸が箸貼着手段にて貼着されるとし、このよ
うにして、箸供給及び弁当箱への異物品の貼着が自動的
に行われるとしている。
【0004】要するに、箸に接着剤が付与されて弁当箱
の箸貼着面に貼着されるか、或いは弁当箱の箸貼着面に
接着剤が付与されて箸が弁当箱の箸貼着面に貼着される
かに拘わらず、弁当箱に1本毎の箸が効率的に供給さ
れ、供給された箸を確実に弁当箱に1本毎貼着されるこ
とが何より肝要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
の構造上、箸の載置漏れや供給漏れは改善可能として
も、箸収容部に2個の箸が重なって収容されて搬送され
ることが免れず、箸の供給効率が極めて悪かった。しか
も、弁当箱への箸の貼着は、直列した往復動で行われ効
率が悪かった。従って、係る箸の供給貼着効率の劣化
は、結果的に弁当箱生産ライン機能を低下させていた。
【0006】そこで、本発明は上記従来の技術的課題を
解消するべくなされたもので、第一の目的とするところ
は、弁当箱などの貼着対象物に箸など棒状食事具を1本
毎効率的に供給し、供給された箸など棒状食事具を効率
的且つ確実に搬送コンベア上の弁当箱などの貼着対象物
に1本毎貼着することができ、生産ライン機能を向上し
得る箸などの棒状食事具の貼着装置を提供しようとする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたもので、その要旨は、箸などの棒状
食事具を収納した蓄積ホッパと、その蓄積ホッパから棒
状食事具を汲み上げるように間欠駆動する桟付き棒状食
事具供給コンベアと、その棒状食事具の貼着対象物たる
弁当箱などを搬送する貼着対象物搬送コンベアと、上記
桟付き棒状食事具供給コンベアから供給される棒状食事
具の材軸方向に直交するように粘着テープの粘着面を上
向きにして繰り出される粘着テープ供給機構と、上記桟
付き棒状食事具供給コンベアから供給される上記棒状食
事具をその材軸方向に支持するとともに、その棒状食事
具を上記粘着テープの接着面に上方より押し付け付着す
る棒状食事具の押し付け機構と、該押し付け機構の下方
にあって、上記貼着対象物搬送コンベア上方に臨むよう
に設けられ、上記粘着テープ供給機構の該粘着テープを
保持しながら繰り出し、上記貼着対象物搬送コンベアの
送り方向に対向して間欠回転し、上記棒状食事具の押し
付け機構によって上記棒状食事具が付着された粘着テー
プを上記弁当箱など貼着対象物に貼着してなる粘着テー
プ繰り出しロータ機構と、その粘着テープ繰り出しロー
タ機構よりも上記貼着対象物搬送コンベアの下流側にあ
って、該粘着テープ繰り出しロータ機構に並設され、上
記棒状食事具を付着した上記粘着テープ繰り出しロータ
機構上の粘着テープを適宜長さに切断する粘着テープカ
ッタ機構とを設けた箸などの棒状食事具の粘着装置にお
いて、その桟付き棒状食事具供給コンベアと上記貼着対
象物搬送コンベア間に、上記桟付き棒状食事具供給コン
ベアの桟に平行に並設されるとともに上記貼着対象物搬
送コンベアに直交するように設けられた棒状食事具搬送
コンベアと上記桟付き棒状食事具供給コンベアとの上方
に、上記桟付き棒状食事具供給コンベア頂部の桟上から
棒状食事具搬送コンベア上に棒状食事具を受渡す棒状食
事具受渡機構を設けてなることを特徴とする箸などの棒
状食事具の貼着装置にある。上記棒状食事具受渡機構
は、上記桟付き棒状食事具供給コンベアの頂部の桟上に
おける棒状食事具の材軸方向の略中央を吸着把持或いは
解放してなる1本の吸着具を設けてなることを特徴とす
る請求項1に記載の箸などの棒状食事具の貼着装置にあ
る。上記棒状食事具搬送コンベアはその下流端の棒状食
事具払い出し口の上下部に、一方が外周にセレーション
を施した駆動ローラと他方が高摩擦ゴムローラの従動ロ
ーラとよりなる一対の棒状食事具挟装ローラを配設して
なることを特徴とする請求項1に記載の箸などの棒状食
事具の貼着装置にある。上記貼着対象物搬送コンベア
は、上記粘着テープ繰り出しロータ機構の下方において
搬送される貼着対象物を当該コンベア上に一時留める貼
着対象物位置決めストッパと、さらにその貼着対象物位
置決めストッパの少なくとも上流側に隣接して当該位置
決めストッパに協働して貼着対象物の進行を事前に阻止
するワンウエイクラッチ付き高摩擦ローラからなる貼着
対象物進行阻止ストッパと、これらストッパによって上
記貼着対象物搬送コンベア上に一時留められた貼着対象
物を上下方向に移動可能な貼着対象物昇降機構とを設け
てなることを特徴とする請求項1に記載の箸などの棒状
食事具の貼着装置にある。次に、作用について説明す
る。上記構成の箸などの棒状食事具の貼着装置によれ
ば、下方の蓄積ホッパから桟付き棒状食事具供給コンベ
アによって間欠移動しながらコンベア頂部に汲み上げら
れた棒状食事具を、棒状食事具受渡機構によって直接そ
のコンベアの頂部桟上から棒状食事具搬送コンベア上に
受け渡すことにより、桟付き棒状食事具供給コンベアと
受渡機構との同期が容易にとれ、棒状食事具搬送コンベ
アへの棒状食事具の受け渡しを確実になす。また、桟付
き棒状食事具供給コンベアと棒状食事具搬送コンベア間
の最短距離で棒状食事具の受け渡しが可能なことから本
発明装置の効率を上げ貼着対象物への棒状食事具の貼着
作業の完成度を向上するとともに、本発明装置の構造を
簡略化してコストを削減できる。請求項2の貼着装置に
よれば、下方の蓄積ホッパから汲み上げられたそのコン
ベア頂部の桟上に位置する棒状食事具の材軸方向略中央
を一本の吸着具で吸着し、棒状食事具を吸着した吸着具
を並設する棒状食事具搬送コンベアに移動し、その一本
の棒状食事具を棒状食事具搬送コンベアに受け渡すの
で、例え桟付き棒状食事具供給コンベア頂部の桟上に複
数本の棒状食事具が存在したとしても一本のみの棒状食
事具をその都度、棒状食事具搬送コンベアに受け渡すこ
とができる。請求項3の貼着装置によれば、棒状食事具
搬送コンベアは棒状食事具受渡機構によって供給された
棒状食事具を棒状食事具押し付け機構に向かって搬送す
る。棒状食事具搬送コンベアの払い出し口に差し掛かっ
た棒状食事具は、棒状食事具払い出し口の上下部におい
て、駆動ローラと従動ローラとからなる一対の棒状食事
具挟装ローラによって挟装されて強制的に棒状食事具押
し付け機構に向かって排出される。この時、駆動ローラ
側のローラには、セレーションが施され、従動ローラ側
のローラ、高摩擦ゴムからなるので、棒状食事具は確実
且つ迅速に棒状食事具押し付け機構に供給される。請求
項4の貼着装置によれば、惣菜などの入った弁当箱など
貼着対象物が貼着対象物搬送コンベアによって粘着テー
プ繰り出しロータ機構の下方に差し掛かると、貼着対象
物の先端がワンウエイクラッチ付き高摩擦ローラからな
る貼着対象物進行阻止ストッパに当接して貼着対象物が
衝止し、さらに位置決めストッパに衝止して貼着対象物
を止め、その貼着対象物を貼着対象物昇降機構によって
上昇する。ワンウエイクラッチ付き高摩擦ローラからな
る貼着対象物進行阻止ストッパは、貼着対象物の給送時
に、貼着対象物の慣性と惣菜の油などの汚れによって貼
着対象物が位置決めストッパをオーバーランして貼着対
象物の位置が定まらない虞れのある場合、貼着対象物
は、そのワンウエイクラッチ付き高摩擦ローラによって
給送時の慣性を阻止されその場で止まり、位置決めスト
ッパによって位置決めされる。そしてその位置決めスト
ッパ位置において貼着対象物昇降機構により上昇され、
粘着テープ繰り出しロータ機構から供給される粘着テー
プに貼着された棒状食事具の貼着対象物への貼着作業を
正確になす。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を、実
施例に基づいて説明する。図1〜図7は箸などの棒状食
事具の供給装置の一実施例を示し、図8〜図13は本発
明に係る箸などの棒状食事具(以下、割箸と称す)の貼
着装置の一実施例を示している。図1は同供給装置の全
体構成を示す正面図、図2は図1の側面図、図3はカセ
ット式箸ホッパを示す斜視図、図4は本発明の同供給装
置の要部を示す拡大正面図、図5は同供給装置の要部を
示す拡大側面図、図6は棒状食事具の搬送コンベアを示
す側面図、図7は図6の平面図であり、さらに図8は本
発明の割箸の貼着装置の全体構成を示す斜視図、図9は
割箸搬送コンベアから給送された割箸Wを受け止めこれ
を支持する割箸押し付け機構を示す側面図、図10は図
9の正面図、図11は粘着テープ供給機構と粘着テープ
繰り出しロータ機構と粘着テープカッタ機構を示す平面
図、図12は図11の正面図、図13は弁当箱など貼着
対象物搬送コンベアに設けられた上下動自在な上下動ス
トパとリフタ部と上下左右移動自在な位置決めストッパ
と吸引ブロワと弾性部材とを示す正面図である。
【0009】図1において、符号1は割箸Wを収容蓄積
したホッパ部を示し、この蓄積ホッパ部1内には、一本
毎に紙袋などで包装された多数の割箸Wが、紙面垂直方
向に両端を略揃えた状態で収容されている。この蓄積ホ
ッパ部1は、図3に示したようなカセット式箸ホッパ2
であって箸の種類に応じて箸の種類換えもワンタッチで
供給装置本体3に着脱交換が行えるようになされてお
り、このホッパ2によれば、ホッパ2を複数用意してお
けば、少ロットで種類が多いという場合でもスムーズに
対応可能である。
【0010】また、この蓄積ホッパ部1には、符号4に
示したような桟付き棒状食事具供給コンベア(以下、桟
付き傾斜コンベアと称す)が付設されている。この桟付
き傾斜コンベア4は、割箸Wの長さに対応した幅を有す
るべく並列に設けられたベルト4a,4bの長手方向に
適宜間隔をおいてベルト4a,4bの長手方向に直交す
る方向に設けられた桟5と桟5’との間に割箸Wを係合
し、これら桟5,5’間を介して割箸Wを下から上へと
間欠回転駆動可能なモータ6によって間欠的に汲み上げ
るように構成されている。
【0011】図1中、符号23はエアーノズルを示し、
エアーノズル23より噴射されるエアーによって桟5,
5’間に不安定に2本以上収容された割箸Wを吹き飛ば
し、桟5,5’間に1本毎の割箸Wを整列収容するよう
にしている。この桟付き傾斜コンベア4の頂部には、傾
斜コンベア4の桟5,5’に平行に棒状食事具搬送コン
ベア8(以下、割箸搬送コンベアと称す)が並設され、
さらに桟付き傾斜コンベア4と割箸搬送コンベア8との
間に割箸排出樋9が設けられている。符号S1は傾斜コ
ンベア4によって運ばれた割箸Wが傾斜コンベア4の頂
部に在るや否やを検出する反射型光学センサであって、
乱雑に桟5,5’上に載置されて取り残されたり、複数
重なって載置して取り残された不適切な割箸Wを検出し
て割箸排出樋9に排出するべく割箸搬送コンベア8を間
欠駆動するようにしている。
【0012】不適切な割箸Wは、傾斜コンベア4が桟
5,5’の移動ピッチ分回動して、傾斜コンベア4頂部
の桟5,5’から排出するべく落下され、下方に設けら
れた割箸排出樋9を介して収納ホッパ12に収容される
ようになっている。符号S2は割箸が傾斜コンベア4頂
部の桟5,5’から割箸搬送コンベア8上に確実に受け
渡されたがどうか割箸Wの有無を検出する反射型光学式
センサである。
【0013】傾斜コンベア4頂部と割箸搬送コンベア8
との上方には、棒状食事具受渡機構13(以下、移動機
構と称す)が設けられている。この移動機構13は図
4,5に示されるように、割箸供給装置本体3の上部に
固設され、傾斜コンベア4頂部と割箸搬送コンベア8の
上方にあって傾斜コンベア4頂部と割箸搬送コンベア8
に直交するように移動機構13本体に取着固定されたス
ライドガイド14と、そのスライドガイド14に摺動自
在に設けられたスライダ15と、そのスライダ15に上
下動可能に挿設された垂直軸16と、その垂直軸16下
端に一体的に固設された吸着具支持部材17と、移動機
構13本体に固設され、回転中心が、傾斜コンベア4頂
部と割箸搬送コンベア8間の垂直中心線上にあって、し
かもそれら傾斜コンベア4及び割箸搬送コンベア8とス
ライドガイド14との上下方向中間に位置する回転駆動
軸18aを有する回動アクチュエータ18と、その回転
駆動軸18aに一端が軸着され、他端が吸着具支持部材
17の供給装置本体3側の側面に枢着された駆動アーム
19とその回動アクチュエータ18に一端が枢着され、
他端が吸着具支持部材17の供給装置本体3側の側面に
枢着された従動アーム20とによって形成された平行リ
ンクと、支持部材17のアングル17aを介して突設さ
れ、それら平行リンクによって傾斜コンベア4頂部と割
箸搬送コンベア8間を往復移動する一本の吸着具17b
とから構成されている。
【0014】アングル17aには、吸着具17bに隣接
して吸着具17bに吸着された割箸Wを検知する反射型
光学式センサS3が取着されている。割箸搬送コンベア
8は、図6、7に示すように、ベルト8aが弁当箱Y等
の貼着対象物搬送コンベア21に直交するような方向に
延伸して敷設され、そのベルト8aの敷設方向に沿って
割箸Wの幅方向を規制しながら割箸Wを縦長に搬送する
ように割箸Wの幅寸法に合った壁面8b,8bを形成し
ている。その割箸搬送コンベア8には、その下流端に壁
面8b,8bから構成される案内溝8cに直交して上下
ローラ8d,8eが設けられている。上ローラ8dはそ
のコンベア8の底部に設けられたベルト駆動用モータ2
2の駆動力を引き出して回転駆動するようにし、下ロー
ラ8eは案内溝8cに回転自在に軸着されていてベルト
8a上に送られる割箸Wの底部に高摩擦で接触して従動
するように構成されている。 また上ローラ8dは、下
ローラ8eに比べて大径であってその外周にセレーショ
ン加工が施され、自重で割箸Wを押圧し、且つ回転駆動
力を持って割箸Wの上面にそのセレーション部を接触し
て下ローラ8eとの間で割箸Wを挟圧し、弁当箱などの
貼着対象物搬送コンベア21(以下、弁当箱供給搬送コ
ンベアと処す)上方の割箸押し付け機構30に向かって
割箸Wを押し出すように構成されている。
【0015】上述した傾斜コンベア4、割箸搬送コンベ
ア8、移動機構13を含む割箸の供給装置Aから供給さ
れる割箸Wは、さらに本発明の貼着装置Bに供給され
る。即ち、割箸搬送コンベア8から給送された割箸W
は、本発明の貼着装置Bに供給される。即ち、割箸搬送
コンベア8から給送された割箸Wは、本発明の貼着装置
Bの棒状食事具押し付け機構30(以下、割箸押し付け
機構と称す)に供給されるようにされている。
【0016】割箸押し付け機構30は、図9,10に示
されているように、割箸搬送コンベア8から給送された
割箸Wをその位置に留めるストッパ31と、留められる
割箸Wの上方に位置してその割箸Wを水平に支持可能に
水平復帰するとともに、上方からの押圧力によって揺動
して両側に拡開する一対の回動レバー32,32’を有
する割箸支持部材33と、割箸支持部材33に支持され
た割箸Wより上方にあって、割箸Wの上面に嵌合する形
状の押し当て部34を有するとともに、その押し当て部
34を貼着装置本体35に固設された押圧用シリンダ3
6のピストン部36aに設けて割箸Wを上方から押圧す
るべく下方に向かって下降或いは上方に上昇復帰可能に
している押し付け機構30を構成している。
【0017】その押し付け機構30の押し当て部34は
押圧用シリンダ36のピストン部36aに設けられた複
数の軸38の先端部に固設され、その各軸38には押し
当て部34との間にコイル状スプリング39を介在され
ていて、割箸Wを押圧する際に、割箸支持部材33上の
割箸Wに緩衝作用をもたせて押し付けるようにしてい
る。
【0018】また、押し付け機構30の衝止用ストッパ
31近傍には、反射型光学式センサS4が割箸支持部材
33に割箸Wが投入されたか否かを検知するように設け
られている。この割箸押し付け機構30の下方には、粘
着テープ繰り出しロータ機構40が設けられ、割箸押し
付け機構30の中心軸線30aを垂下した垂線下に粘着
テープ繰り出しロータ機構40の正面中心が位置するよ
うに配設されている。
【0019】この粘着テープ繰り出しロータ機構40
は、弁当箱供給搬送コンベア21の上方に臨むように貼
着装置本体35に突設されている。また、粘着テープ繰
り出しロータ機構40は、貼着装置本体35に設けられ
たロータ回転用モータ42によって間欠回転可能なロー
タ43より形成されていて、ロータ43には例えばロー
タ中心から円周を120度等間隔に振り分けられたその
円周面上に平らに形削された割箸載置部44を3ヶ所形
成するとともに、それら割箸載置部44に割箸Wを弱吸
着保持する吸引孔45を穿設している。また、それら割
箸載置部44間に切欠溝46が3ヶ所切欠されており、
これら切欠溝46は後述する粘着テープカッタ機構47
のカッタ部48が出没可能なようにそれら切欠溝46の
切欠方向がロータ43の中心軸43aより偏移して形設
されている。
【0020】また、ロータ43の割箸載置部44には、
割箸Wをその形成方向に載置し易いように割箸載置台4
4aがロータ43面より突出して取着固定されている。
尚、ロータ43の円周面には、切欠溝46を除き、割箸
載置台44以外にも粘着テープ49を弱吸着保持する吸
引孔45が表出している。また、ロータ43の割箸載置
台44には発砲ウレタンなど比較的柔軟な素材が接着さ
れ、割箸押し付け機構30による粘着テープ49への割
箸Wの貼着を確実にしている。
【0021】この粘着テープ繰り出しローラ機構40に
おける弁当箱搬送コンベア21の位置より上流側には、
粘着テープ供給機構50が粘着テープ繰り出しロータ機
構40に並行して弁当箱搬送コンベア21の上方に臨む
ように貼着装置本体35に突設されている。この粘着テ
ープ供給機構50は、市販の粘着テープ49が嵌合可能
なように形成されていて、粘着テープ49が粘着テープ
供給機構50から繰り出された際、粘着テープ49が粘
着テープ繰り出しロータ機構40のロータ43と一直線
上に一致するようになっている。また粘着テープ供給機
構50は、粘着テープ繰り出しロータ機構40に繰り出
される方向にのみ自由に回転し、且つ粘着テープ49を
粘着テープ繰り出しロータ機構40との間に設けられた
テンションローラ51によって常時テンションが印加さ
れるようになっている。
【0022】粘着テープ供給機構50と粘着テープ繰り
出しロータ機構40の間には、透過型光学式センサS5,
S5'がそれぞれ上下に設けられ、粘着テープ供給機構5
0から粘着テープ繰り出しロータ機構40に向かって粘
着テープ49が繰り出されているか否か検知するように
設けられている。このセンサS5,S5'によって粘着テー
プ49の繰り出しが検知されない場合、図示しない警告
ランプが点滅するようになっている。
【0023】また、粘着テープ繰り出しロータ機構40
における弁当箱搬送コンベア21の位置より下流側に
は、粘着テープカッタ機構47がその繰り出しロータ機
構40と並行して貼着装置本体35に設けられている。
この粘着カッタ機構47は、図11,12に示すよう
に、貼着装置本体35に設けられたカッタレバー駆動用
シリンダ52と、このシリンダ52のピストン部52a
先端に設けられた第1平行リンク53と、その第1平行
リンク53に連動して揺動する第2平行リンク54と、
それら第1,2平行リンク53,54に連結して前後に
揺動するへ字形状カッタレバー55とから構成されてい
る。
【0024】即ち、第1平行リンク53は、その一端が
貼着装置本体35に枢着され、他端がカッタレバー55
に枢着され、そのほぼ中央部がシリンダピストン部52
a先端に連結されている。第2平行リンク54は、その
第1平行リンク53に平行に貼着装置本体35とカッタ
レバー55とに揺動自在に連結されていて、ピストン部
52aの往復動によって第1平行リンク53の他端側が
揺動し、カッタレバー55を揺動するのに伴って第2平
行リンク54も連動してその他端側も揺動するように形
成されている。従って、粘着カッタ機構47は、これら
第1,第2平行リンクによってカッタレバー55を粘着
テープ繰り出しロータ機構40の切欠溝46に向かって
カッタ部48が挿脱可能なようにロータ43の切欠溝4
6に対応した切欠角度に傾斜して前進後退するように構
成されている。
【0025】弁当箱搬送コンベア21は、図13に示す
ように、粘着テープ供給機構50、粘着テープ繰り出し
ロータ機構40そして粘着テープカッタ機構47との下
方にあって、上流から下流へと弁当箱Yを搬送するよう
に数条の丸ベルト56が幅方向に配設されている。この
弁当箱搬送コンベア21には、粘着テープ供給機構50
におけるよりも上流側にそのコンベア21の丸ベルト5
6,56,56間から出没する弁当箱待機用ストッパ5
7,57が設けられ、このストッパ57,57から下流
側のコンベア21上方にあって、コンベア21の幅方向
両側に接近離反するように逆ネジが刻設された回動軸5
8に軸着する弁当箱センタリング用幅ガイド59,59
が設けられている。この回動軸58はコンベア21の幅
方向両端に立設された支柱部材60に枢着され、一方の
支柱部材60に枢着する回動軸58にハンドル61が設
けられている。
【0026】その待機用ストッパ57の近傍には、透過
型光学式センサS6,S6' が、弁当箱搬送コンベア21
の上流から次ぎなる弁当箱Yが搬送されているか否かを
検知するように設けられている。また、この弁当箱搬送
コンベア21には、粘着テープ供給機構50と粘着テー
プ繰り出しロータ機構40の下方におけるコンベア21
下部に、弁当箱Yを上下に昇降移動可能なリフタ部62
が設けられている。さらにこの弁当箱搬送コンベア21
には、リフタ部62に隣接するコンベア21の下流側に
あって、コンベア21の搬送面上に出没するとともに、
弁当箱Yの大きさに対応してリフタ部62に接近離反す
る上下及び前後移動可能な弁当箱位置決めストッパ63
が設けられている。
【0027】その位置決めストッパ63の近傍には、透
過型光学式センサS7,S7'が、リフタ部62にかかる弁
当箱搬送コンベア21上に弁当箱Yが搬送されているか
否か検知するように設けられている。さらにまた、この
弁当箱搬送コンベア21には、粘着テープ繰り出しロー
タ機構40の斜め下方における下流側のコンベア21下
部に吸引ブロワ64が設置され、この吸引ブロワ64に
隣接する下流側のコンベア21搬送面上に立ちはだかる
ように弾性部材65が立設されている。この弾性部材6
5はコンベア上を搬送する弁当箱Yの接触によって弁当
箱Yの前部側面から底部にかてけ副うようにしてコンベ
ア下方に弾性変形し、弁当箱Yにおける割箸及び粘着テ
ープの貼着を促進するようになっている。
【0028】また、上流側の弁当箱待機用ストッパ57
及び下流側の弁当箱位置決めストッパ63は、弁当箱搬
送コンベア21の丸ベルト56に干渉しないような櫛状
のL字形の板状体よりなり、各々のストッパ57,63
がコンベア21下部に設けられた各々のシリンダ57
a,63aの各ピストン部57b,63b上端に取着固
定している。
【0029】下流側の弁当箱位置決めストッパ63に
は、弁当箱Yが下流側へ進行しようとする慣性を阻止す
るべくワンウェイクラッチ付き高摩擦ローラよりなる弁
当箱進行阻止ストッパ63cが弁当箱搬送コンベア21
の上流側に固設されており、このワンウェイクラッチ付
き高摩擦ローラも弁当箱位置決めストッパ63の上下動
に伴って丸ベルト56,56,間において出没するよう
に形成されている。
【0030】上述した割箸の供給装置の構成によれば、
移動する弁当箱供給搬送コンベア21上の弁当箱Yに割
箸Wを貼着し、割箸Wを貼着した弁当箱Yを搬送するこ
とができる。係る貼着手段を実行するには、先ず、蓄積
ホッパ部1の桟付き傾斜コンベア4を間欠作動して蓄積
ホッパ部1の底部に貯留された割箸Wを桟5,5’間に
収容し、割箸Wを汲み上げるように桟付き傾斜コンベア
4頂部に向かって運び上げる。 この桟付き傾斜コンベ
ア4はモータ6によって間欠駆動し、同傾斜コンベア4
の頂部に差し掛かった割箸Wを、反射型光学式センサS
1が検知する。このセンサS1によって受渡機構13の回
動アクチュエータ18を作動し、吸着具17bが同傾斜
コンベア4頂部の割箸Wの上方に移動し下降してその割
箸Wを吸着する。吸着具17bに吸着された割箸Wはセ
ンサS3によって検知され、回動アクチュエータ18を
図4において正時計方向に回動してその割箸Wを割箸搬
送コンベア8上方に移動し、割箸Wを同搬送コンベア8
に解放する。
【0031】この桟付き傾斜コンベア4頂部から割箸搬
送コンベア8への割箸Wの搬送に際しては、直接同傾斜
コンベア4頂部上の割箸4を吸着し、割箸搬送コンベア
8に迅速に移送でき、しかも同傾斜コンベア4頂部に運
ばれた割箸Wが複数本重なって在ったとしても吸着具1
7bが一本のために必ず割箸W一本のみを吸着して同搬
送コンベア8に受け渡すことができる。
【0032】なお、桟付き傾斜コンベア4頂部に複数重
なって運ばれ、その桟5上において姿勢が悪くセンサS
1に検知されず吸着具17bによって吸着不可状態で残
った割箸Wは、排出樋9を介して収納ホッパ12に収納
される。また、桟付き傾斜コンベア4頂部に重なって運
ばれ、吸着具17bに吸着されず残った割箸Wは、セン
サS1によって検知されている間、即ち同傾斜コンベア
4頂部に割箸Wが在る間は同傾斜コンベア4が作動せ
ず、その間、受渡機構13の吸着具17bは割箸Wが同
傾斜コンベア4頂部からなくなるまで左右往復回動して
割箸搬送コンベア8に移送する。
【0033】受渡機構13は、回動アクチュエータ18
の回転駆動軸18aを中心に駆動アーム19を回動し、
駆動アーム19に従動して従動アーム20が回動し、吸
着具支持部材17を垂直に維持した状態で割箸Wを吸着
した吸着具17bを下部に有する垂直軸15を押し上
げ、さらなる駆動アーム19及び従動アーム20の回動
によってスライダ15をスライドガイド14上に摺動
し、吸着具支持部材17を垂直に維持した状態で垂直軸
15を押し下げて吸着具17b上の割箸Wの姿勢を変え
ることなく割箸搬送コンベア8に移送する。
【0034】割箸搬送コンベア8上に解放された割箸W
は同搬送コンベア8によって下流端に送給され、下流端
の上下ローラ8d,8eに挟圧されて、弁当箱供給搬送
コンベア21に向かって押し出される。この時、割箸W
は、その下面を空転する高摩擦ゴムよりなる下ローラ8
eによって支持され、且つその上面を駆動するセレーシ
ョン付き上ローラ8dによって押圧され、上ローラ8の
セレーション部と下ローラ8eの高摩擦ゴム部に挟装さ
れながら強制的に排出される。
【0035】割箸搬送コンベア8から排出された割箸W
は、排出先方にある衝止用ストッパ31に衝突し、弁当
箱搬送コンベア21上方の割箸押し付き機構30の割箸
支持部材33上に落下して支持される。この時、割箸支
持部材33上に支持された割箸Wは、反射型光学式セン
サS4によって検知される。一方、弁当箱Yは間欠駆動
する弁当箱搬送コンベア21の上流より間欠搬送され、
その搬送間隔を待機用ストッパ57によって調整され
る。待機用ストッパ57は透過型光学式センサS6,S6'
によって制御され、例えば弁当箱搬送コンベア21上に
弁当箱Yが検知されない場合、待機用ストッパ57をコ
ンベア21から没して新たな弁当箱Yを下流側に補充
し、後続する弁当箱Yを待機させるべく待機用ストッパ
57をコンベア21上に突出される。
【0036】さらに弁当箱Yは、待機用ストッパ57を
通過して粘着テープ繰り出しロータ機構40下方に間欠
搬送される間に、センタリング用幅ガイド59によって
そのコンベア21の中央に案内され、粘着テープ繰り出
しロータ機構40下方に搬送される。さらに粘着テープ
繰り出しロータ機構40下方に達した弁当箱Yは、その
先端近傍が先ず弁当箱進行阻止ストッパ63cに当接
し、次いでその先端が位置決めストッパ63に当接して
停止し位置決めされる。これら弁当箱進行阻止ストッパ
63cと位置決めストッパ63は、弁当箱Yがロータ4
3から供給される割箸Wを付着した粘着テープ49の適
宜な貼着位置をなすように弁当箱Yの大きさに対応した
位置に弁当箱搬送コンベア21上を前進後退移動可能に
調整され位置決めされる。即ち、透過型光学式センサS
7,S7'によって弁当箱搬送コンベア21上に弁当箱Yを
検知すると、弁当箱進行阻止ストッパ63c及び位置決
めストッパ63が弁当箱Yの大きさに応じて前進後退し
て同搬送コンベア21上の弁当箱Yの位置を定める。
【0037】この時、弁当箱底側部周辺が中の惣菜など
によって油で汚れている場合、位置決めストッパ63に
衝接する前に上流側の弁当箱進行阻止ストッパ63cの
ワンウェイクラッチ付き高摩擦ローラに当接し、油で汚
れた弁当箱Yの慣性を阻み位置決めストッパ63に位置
決めする。一方、粘着テープ繰り出しロータ機構40
は、予め真空引きされていて、ロータ43内に放射状に
穿設された複数本の吸引孔45によって粘着テープ49
の非粘着面をロータ43の外周面上に弱吸着保持し、割
箸Wの供給装置A及び弁当箱搬送コンベア21に同期し
てロータ43を間欠回転し、粘着テープ供給機構50か
ら粘着テープ49を繰り出すようになっている。即ち、
粘着テープ繰り出しロータ機構40は、繰り出された粘
着テープ49の粘着面を上にテンションローラ51を介
してロータ43外周面上にその非粘着面を弱吸着保持
し、その粘着面をロータ43の割箸載置部44上に表出
して割箸押し付け機構30の押し付けによる割箸W付着
を待ち受ける。
【0038】ロータ43の割箸載置部44が頂上位置に
ある時、割箸押し付け機構30の割箸支持部材33上の
割箸Wを検知して押圧用シリンダ36を下方に押動し、
割箸支持部材33上の割箸Wにその押し当て部34を押
し付ける。この時、割箸Wは、押し当て部34に嵌合し
て押し当て部34に保持されながら、下方に押し付けら
れると同時に、押圧用シリンダ36の下方向への往動に
よって一対の回動レバー32,32’を押し広げてロー
タ43の割箸載置部44上の粘着テープ49粘着面に押
し付けられ付着される。
【0039】この時、ロータ43の割箸載置部44は発
砲ウレタンなど比較的柔軟な素材が接着され、割箸押し
付け機構30による粘着テープ49への割箸Wの貼着を
確実にしている。割箸押し付け機構30によって割箸載
置部44の粘着テープ49に割箸Wを付着した際、粘着
テープカッタ機構47のカッタレバー駆動用シリンダ5
2が駆動し、ロータ43上に弱吸着保持された粘着テー
プ49の延出端が切断される。即ち、粘着テープカッタ
機構47のカッタレバー駆動用シリンダ52が駆動し、
ロータ43上に弱吸着保持された粘着テープ49の延出
端が切断される。この粘着テープカッタ機構47は、第
一平行リンク53,第二平行リンク54を介してカッタ
レバー55のカッタ部48をその割箸載置部44と他の
割箸載置部44’との間に位置する切欠溝46に突入さ
せて切欠溝46にかかる粘着テープ49を切断する。切
断された粘着テープ49は切断部を除きロータ43外周
面上に弱吸着された状態をなしている。
【0040】割箸押し付け機構30を上方に復動待避し
た後、ロータ43は割箸Wが付着した粘着テープ49を
ロータ43外周面に弱吸着しながら粘着テープ49の切
断部端を垂下した状態で回動する。この時、ロータ43
は弁当箱搬送コンベア21の搬送方向とは逆方向に正時
計方向に回転し、次の割箸載置部44’がロータ43頂
部に至った時に停止する。
【0041】一方、弁当箱進行阻止ストッパ63c及び
位置決めストッパ63によってロータ43の下方の搬送
コンベア8上に位置決めされ待機する弁当箱Yは、リフ
タ部62によって上昇され、上昇された弁当箱Y上部に
はロータ43から垂下された粘着テープ49の切断部端
の一部が張り付けられる。次いで、リフタ部62を下降
して弁当箱Yが下降する際に、この弁当箱Yの下降に伴
って下方に働く引張力と割箸Wの自重とによって、割箸
Wが付着した粘着テープ49が割箸W側を内方に反転
し、弁当箱Yの上部から側方そして下方に架け渡るよう
にロータ43外周面から引き剥がす。
【0042】下降が終了して弁当箱Yが弁当箱搬送コン
ベア8に乗り、下流方向に搬送されると、割箸Wが付着
した粘着テープ49は、吸引ブロワ64によって弁当箱
Yの前方上部から側面そして下方に引っ張るようにし、
粘着テープ49をより弁当箱Yに貼着し易いようにす
る。さらに弁当箱Yは、弁当箱搬送コンベア21の下流
側へと搬送され、途中、コンベア21上に立設された弾
性部材65に弁当箱Yの前方上部が接触しながら通過す
る。この時、弾性部材65は、その弁当箱Yの前方上部
からその側面に架けて寄り掛かるように垂れ下がる粘着
テープ49を、弁当箱Yの前方側面そしてその底部に沿
って接触することによって割箸Wともども弁当箱Yの側
面中央部に貼着する。
【0043】以降、弁当箱搬送コンベア21の上流側待
機用ストッパ57に待機された次なる弁当箱Yをロータ
43下方に搬送し、割箸押し付け機構30からロータ4
3上に供給された割箸Wを粘着テープ49を介して次ぎ
なる弁当箱Yに貼着するべく弁当箱Yの搬送及び割箸W
の弁当箱Yへの貼着工程を繰り返す。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、その桟付き棒状食
事具供給コンベアと上記貼着対象物搬送コンベア間に、
上記桟付き棒状食事具供給コンベアの桟に平行に並設さ
れるとともに上記貼着対象物搬送コンベアに直交するよ
うに設けられた棒状食事具搬送コンベアと上記桟付き棒
状食事具供給コンベア頂部との上方にあって、上記桟付
き棒状食事具供給コンベアから棒状食事具搬送コンベア
上に棒状食事具を直接且つ最短距離で受渡す棒状食事具
受渡機構を設けたことから、桟付き棒状食事具供給コン
ベア上から棒状食事具搬送コンベア上に直接棒状食事具
の受け渡しができるので同期が容易にとれ、棒状食事具
搬送コンベアへの棒状食事具の受け渡しを確実になす。
また、桟付き棒状食事具供給コンベアと棒状食事具搬送
コンベア間の最短距離で棒状食事具の受け渡しが可能な
ことから棒状食事具の受渡効率を上げ、貼着対象物への
棒状食事具の貼着作業の完成度を向上するとともに、装
置構成を簡略化してコストを削減できる。請求項2の貼
着装置によれば、例え桟付き棒状食事具供給コンベア頂
部の桟上に複数本の棒状食事具が存在したとしても一本
の吸着具で一本のみの棒状食事具を確実に、棒状食事具
搬送コンベアに受け渡すことができ、一本毎の箸など棒
状食事具を確実に弁当箱など貼着対象物に貼着できる。
請求項3の貼着装置によれば、棒状食事具搬送コンベア
から棒状食事具を確実且つ迅速に棒状食事具押し付け機
構に供給できる。請求項4の貼着装置によれば、貼着対
象物供給搬送時、惣菜などによる汚れの影響で貼着対象
物がオーバーランを招くことなく、貼着対象物を所定の
位置に止めることができ、惣菜の入った弁当箱など貼着
対象物の所定位置に割箸など棒状食事具を確実に貼着で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】割箸などの棒状食事具の供給装置の全体構成を
示す正面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】カセット式箸ホッパを示す斜視図である。
【図4】同供給装置の要部を示す拡大正面図である。
【図5】同供給装置の要部を示す拡大側面図である。
【図6】棒状食事具の搬送コンベアを示す側面図であ
る。
【図7】図6の平面図である。
【図8】本発明の割箸の貼着装置の全体構成を示す斜視
図である。
【図9】割箸など棒状食事具搬送コンベアから給送され
た割箸Wを受け止めこれを支持する割箸押し付け機構を
示す側面図である。
【図10】図9の正面図である。
【図11】貼着テープ供給機構と粘着テープ繰り出しロ
ータ機構と粘着テープカッタ機構を示す平面図である。
【図12】図11の正面図である。
【図13】弁当箱など貼着対象物搬送コンベアに設けら
れた上下動自在な上流側待機用ストッパとリフタ部と上
下左右移動自在な弁当箱進行阻止ストッパ及び位置決め
ストッパと吸引ブロワと弾性部材とを示す正面図であ
る。
【符号の説明】
W 割箸などの棒状食事具 1 割箸など複数の棒状食事具 2 カセット式箸ホッパ 3 供給装置本体 4 桟付き棒状食事具供給コンベア(桟付き傾斜コンベ
ア) 5,5’ 桟 8 棒状食事具搬送コンベア(割箸搬送コンベア) 9 排出樋 12 排出された不適合箸などの棒状食事具の収納ホッ
パ 13 棒状食事具受渡機構(割箸受渡機構) 14 水平軸(スライドガイド) 15 スライダ 16 垂直軸 17 吸着具支持部材 18 回動アクチュエータ 18a 回動アクチュエータの駆動軸 19 駆動アーム 20 従動アーム 21 貼着対象物搬送コンベア(弁当箱搬送コンベア) 30 棒状食事具押し付け機構(割箸押し付け機構) 31 衝止ストッパ 32,32’ 一対の回動レバー 33 割箸支持部材 34 押し当て部 35 貼着装置本体 36 押圧用シリンダ 40 粘着テープ繰り出しロータ機構 43 ロータ 44 割箸載置部 46 切欠溝 47 粘着テープカッタ機構 48 カッタ部 49 粘着テープ 50 粘着テープ供給機構 53 第1平行リンク 54 第2平行リンク 55 へ字形状カッタレバー 57 弁当箱待機用ストッパ 59 弁当箱センタリング用幅ガイド 62 リフタ部 63 位置決めストッパ 63c ワンウェイクラッチ付き高摩擦ローラからなる
弁当箱進行阻止ストッパ 64 吸引ブロック 65 弾性部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箸などの棒状食事具を収納した蓄積ホッ
    パと、その蓄積ホッパから棒状食事具を汲み上げるよう
    に間欠駆動する桟付き棒状食事具供給コンベアと、その
    棒状食事具の貼着対象物たる弁当箱などを搬送する貼着
    対象物搬送コンベアと、上記桟付き棒状食事具供給コン
    ベアから供給される棒状食事具の材軸方向に直交するよ
    うに粘着テープの粘着面を上向きにして繰り出される粘
    着テープ供給機構と、上記桟付き棒状食事具供給コンベ
    アから供給される上記棒状食事具をその材軸方向に支持
    するとともに、その棒状食事具を上記粘着テープの接着
    面に上方より押し付け付着する棒状食事具の押し付け機
    構と、該押し付け機構の下方にあって、上記貼着対象物
    搬送コンベア上方に臨むように設けられ、上記粘着テー
    プ供給機構の該粘着テープを保持しながら繰り出し、上
    記貼着対象物搬送コンベアの送り方向に対向して間欠回
    転し、上記棒状食事具の押し付け機構によって上記棒状
    食事具が付着された粘着テープを上記弁当箱など貼着対
    象物に貼着してなる粘着テープ繰り出しロータ機構と、
    その粘着テープ繰り出しロータ機構よりも上記貼着対象
    物搬送コンベアの下流側にあって、該粘着テープ繰り出
    しロータ機構に並設され、上記棒状食事具を付着した上
    記粘着テープ繰り出しロータ機構上の粘着テープを適宜
    長さに切断する粘着テープカッタ機構とを設けた箸など
    の棒状食事具の粘着装置において、 その桟付き棒状食事具供給コンベアと上記貼着対象物搬
    送コンベア間に、上記桟付き棒状食事具供給コンベアの
    桟に平行に並設されるとともに上記貼着対象物搬送コン
    ベアに直交するように設けられた棒状食事具搬送コンベ
    アと上記桟付き棒状食事具供給コンベアとの上方に、上
    記桟付き棒状食事具供給コンベア頂部の桟上から棒状食
    事具搬送コンベア上に棒状食事具を受渡す棒状食事具受
    渡機構を設けてなることを特徴とする箸などの棒状食事
    具の貼着装置。
  2. 【請求項2】 上記棒状食事具受渡機構は、上記桟付き
    棒状食事具供給コンベアの頂部の桟上における棒状食事
    具の材軸方向の略中央を吸着把持或いは解放してなる1
    本の吸着具を設けてなることを特徴とする請求項1に記
    載の箸などの棒状食事具の貼着装置。
  3. 【請求項3】 上記棒状食事具搬送コンベアはその下流
    端の棒状食事具払い出し口の上下部に、一方が外周にセ
    レーションを施した駆動ローラと他方が高摩擦ゴムロー
    ラの従動ローラとよりなる一対の棒状食事具挟装ローラ
    を配設してなることを特徴とする請求項1に記載の箸な
    どの棒状食事具の貼着装置。
  4. 【請求項4】 上記貼着対象物搬送コンベアは、上記粘
    着テープ繰り出しロータ機構の下方において搬送される
    貼着対象物を当該コンベア上に一時留める貼着対象物位
    置決めストッパと、さらにその貼着対象物位置決めスト
    ッパの少なくとも上流側に隣接して当該位置決めストッ
    パに協働して貼着対象物の進行を事前に阻止するワンウ
    エイクラッチ付き高摩擦ローラからなる貼着対象物進行
    阻止ストッパと、これらストッパによって上記貼着対象
    物搬送コンベア上に一時留められた貼着対象物を上下方
    向に移動可能な貼着対象物昇降機構とを設けてなること
    を特徴とする請求項1に記載の箸などの棒状食事具の貼
    着装置。
JP20010396A 1996-07-30 1996-07-30 箸などの棒状食事具の貼着装置 Withdrawn JPH1035627A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20010396A JPH1035627A (ja) 1996-07-30 1996-07-30 箸などの棒状食事具の貼着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20010396A JPH1035627A (ja) 1996-07-30 1996-07-30 箸などの棒状食事具の貼着装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1035627A true JPH1035627A (ja) 1998-02-10

Family

ID=16418894

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20010396A Withdrawn JPH1035627A (ja) 1996-07-30 1996-07-30 箸などの棒状食事具の貼着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1035627A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2017085928A1 (ja) * 2015-11-16 2018-09-13 川崎重工業株式会社 ロボット
CN110227765A (zh) * 2017-08-22 2019-09-13 东莞市蓉工自动化科技有限公司 一种扩管机的精准定位放料机构

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2017085928A1 (ja) * 2015-11-16 2018-09-13 川崎重工業株式会社 ロボット
CN110227765A (zh) * 2017-08-22 2019-09-13 东莞市蓉工自动化科技有限公司 一种扩管机的精准定位放料机构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11174113B2 (en) High speed automated feeding system and methods of using the same
CN113080221B (zh) 食品自动生产装置
JP5412616B2 (ja) フィルムカバー貼付けシステム
JP2011105392A (ja) フィルム状物による包装装置
JPH1035627A (ja) 箸などの棒状食事具の貼着装置
JP2002209540A (ja) しゃり玉載置装置
JP4478845B2 (ja) 物品の自動集合装置
JPH08198217A (ja) 箸などの棒状食事具の貼着装置
JPH02261726A (ja) プラスチック製刃物供給装置
US4138024A (en) Apparatus and method for stacking rolls of pressure sensitive tape
JPS61155120A (ja) コンベヤ
JP3463927B2 (ja) ラベル取付け装置
JPH08192914A (ja) 物品の分離移送装置
JPH0329723A (ja) 半折自在飲食具の自動連続包装のための供給方法とその装置並びに半折自在飲食具の折込み装置
JPH06127537A (ja) 箸などの棒状食事具の装着方法および装着装置
JP2613663B2 (ja) コーンスリーブ供給装置
JPH06298222A (ja) 袋体に対する商品装填方法
JPH11348943A (ja) 食品容器用分離シートの配置装置
JP5551484B2 (ja) 板状部材の送り出し装置
JP2004059338A (ja) 折割装置
JPH06336228A (ja) トレイ内のシート材自動接着装置
JPH0446866B2 (ja)
JPH07112852B2 (ja) バキュ−ム式小袋投入装置
JPH0238495B2 (ja)
JPH02282033A (ja) 青果物選別機の供給装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20031007