JPH06298222A - 袋体に対する商品装填方法 - Google Patents

袋体に対する商品装填方法

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JPH06298222A
JPH06298222A JP7254191A JP7254191A JPH06298222A JP H06298222 A JPH06298222 A JP H06298222A JP 7254191 A JP7254191 A JP 7254191A JP 7254191 A JP7254191 A JP 7254191A JP H06298222 A JPH06298222 A JP H06298222A
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bag
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Kazunori Yamagata
一紀 山形
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Yamagata Gravure Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 〔目的〕 袋体に商品を装填する作業に際し、作業を中
断することなく袋体を連続的に供給することを可能にす
る。 〔構成〕 商品を装填すべき袋体待機位置に位置する袋
体支持手段と、複数袋体の積層体を提供されるべき袋体
供給位置に位置する袋体支持手段とを含む、複数の袋体
椎手段を間隔をおいて相互に連結する連結体を構成し、
袋体待機位置における袋体支持手段上の袋体が欠乏した
とき、連結体を前進させることにより前記袋体供給位置
において袋体を供給された袋体支持手段を袋体待機位置
に移動せしめ、袋体待機位置において常に袋体を待機状
態ならしめる構成とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、袋体に対して商品を装
填するための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、袋体に商品を装填するに際して
は、作業テーブル上において全て手作業により行ってい
た。そこで、このような作業を容易ならしめるため、本
出願人は、先に特願平2ー309237号において袋体
に対する商品装填装置を提案した。この先願の装置によ
れば、商品を載置する商品載置テーブルに対して、袋体
の開口部を該商品載置テーブルに臨ませる袋体待機位置
に袋体支持手段を配置し、袋体支持手段上の袋体に商品
載置テーブル上の商品を装填する方法が採用されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記先願に
おいては、袋体支持手段が単一の構成体であり、袋体待
機位置に固定されているため、袋体支持手段上の袋体が
欠乏すると、該袋体支持手段上に新たな袋体を供給しセ
ットする間、商品装填作業を中断しなければならず、連
続操業ができないという問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決した方法を提供するものであり、その第一の手段とし
て構成したところは、商品を載置する商品載置テーブル
に対して、袋体の開口部を該商品載置テーブルに臨ませ
る袋体待機位置に袋体支持手段を配置し、袋体支持手段
上の袋体に商品載置テーブル上の商品を装填する方法に
おいて、複数の袋体支持手段を間隔をおいて相互に連結
することにより連結体を構成すると共に、袋体支持手段
上に複数袋体の積層体を供給するための袋体供給位置か
ら前記袋体待機位置に向けて、各袋体支持手段を順次移
動自在に構成し、袋体待機位置における一つの袋体支持
手段上の袋体が欠乏したとき、連結体を前進して次の袋
体支持手段を袋体待機位置に移動せしめる点にある。
【0005】また、本発明が第二の手段として構成した
ところは、前記第一の手段に加えて、連結体が間欠的に
回転されるホイール体を構成し、該ホイール体の周方向
に等間隔をおいて袋体支持手段を配置して成り、該ホイ
ール体の回転軌跡上に前記袋体供給位置と袋体待機位置
を構成して成る点にある。
【0006】更に、本発明が第三の手段として構成した
ところは、前記第一の手段に加えて、袋体支持手段が支
持枠と、多数袋体の積層体を支持するトレーとから成
り、前記袋体供給位置においてトレーを支持枠に着脱自
在に装置する点にある。
【0007】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の好ましい実施例
を詳述する。
【0008】(袋体の構成と商品包装の方法)図9
(A)に示すように、本発明に用いる袋体1は、例えば
一枚の帯状合成樹脂フィルムを袋底部2において半折重
合し、表裏何れか一方のフィルムを開口部3より延長し
て封口片4を備えさせ、半折重合したフィルムを長手方
向に間隔をおいて溶断溶着することにより両側縁5、5
を溶着された袋体1とされる。前記帯状合成樹脂フィル
ムは、予め封口片4と反対側に位置するフィルム部の表
面に接着手段6を設けられており、該接着手段6は、両
面接着テープ等から成る接着剤層7と、該接着剤層7を
被覆する離型シート8とから成る。従って、このような
袋体1は、製袋が容易であり、しかも安価である。
【0009】袋体1に商品を装填するに際しては、多数
の袋体1を積層重合すると共に、後述するように封口片
4を保持した状態で、最上層の袋体1の開口部3を開放
せしめ、後述する本発明方法により商品を装填する。商
品装填後は、袋体1を底部2の方向に引っ張り、封口片
4の保持を解き、後述するコンベヤ上に移送する。
【0010】袋体1は、コンベヤにより搬送される際
に、図9(B)のように、離型シート8を接着剤層6か
ら剥離される。この剥離作業は、後述する強制エアー剥
離手段により行われる。
【0011】引き続き、搬送中の袋体1は、図9(C)
のように封口片4を起立せしめられる。この起立作業
は、後述するように起立ガイド体に沿って袋体を搬送す
ることにより容易に行うことができる。尚、図例では、
図9(B)に示す剥離シート8の剥離工程の後に、図9
(C)に示す封口片4の起立工程を示したが、両工程の
順序を逆にしても良い。
【0012】その後、図9(D)のように、封口片4を
起立状態より折返し状に伏臥折曲させ、該封口片4を接
着剤層7に接着せしめる。この作業は、後述するような
封緘作動手段により容易に行うことができる。
【0013】(商品包装装置の全体的構成) (搬送機構)図1において、搬送テーブル9の長手方向
にはコンベヤ10が配置されている。該コンベヤ10
は、モータ等の駆動源11により駆動回転される駆動輪
12と遊輪される従動輪13に巻掛されたエンドレスベ
ルトを構成し、該ベルトの周方向に間隔をおいて駆動片
14を設けている。前記ベルトの表面は、搬送テーブル
9の表面と面一又は僅かに下方に位置し、駆動片14
は、搬送テーブル9の上方に突出する。
【0014】前記搬送テーブル9の搬送始端側には、コ
ンベヤ9を横断して設置された受壁15が立設されてい
る。図示省略しているが、この受壁15は、コンベヤ9
の駆動片14を通過せしめる切欠を下縁に形成してい
る。
【0015】また、搬送テーブル9は、前記受壁15と
交差して搬送終端方向に向けて延長する搬送ガイド16
を備え、該搬送ガイド16をコンベヤ10に向けて進退
移動調整可能となるように支持体17により支持してい
る。
【0016】(商品装填装置)図2ないし図4に示すよ
うに、搬送テーブル9の搬送始端部の側部には、待機中
の袋体1に商品を装填せしめるための商品装填装置18
が配置されている。この商品装填装置18は、水平又は
緩傾斜に設置された商品載置テーブル19と、該商品載
置テーブル19と搬送テーブル9との間に位置して水平
又は緩傾斜に設置された袋体支持手段20とを備える。
【0017】図3に示すように、前記袋体支持手段20
は、支持枠201と、複数の袋体1の積層体100を支
持するトレー202とから成る。
【0018】前記支持枠201は、一対のガイド壁21
a、21aと、ほぼU形に切欠き開口せしめられた枠状
底壁21bを備えている。前記トレー202は、支持枠
201の両ガイド壁21a、21a間に上下移動自在に
遊挿されると共に、枠状底壁21bに載置される。この
ため、トレー202は、ガイド壁21a、21aに沿う
立壁203、203と、枠状底壁21bに載置される底
壁204とを備え、枠状底壁21bに載置された状態で
前記ガイド壁21a、21aから商品載置テーブル19
に向けて突出する延長部204aを有する。
【0019】前記支持枠201の一対のガイド壁21
a、21aは、何れも、前記延長部204aに近傍する
一端側の上縁に切欠26を形成し、該切欠26に沿って
昇降自在な爪片27を配置している。各爪片27は、一
端を切欠26を介してガイド壁21aの内方に臨ませ、
他端をガイド壁21の外側に位置せしめ、該他端をシリ
ンダ28に連結されている。
【0020】前記支持枠201の枠状底壁21bの下方
には、該底壁21bの開口部205に臨む昇降体206
が設けられており、シリンダ22により昇降自在に支持
されている。
【0021】以上の構成において、昇降体206及びシ
リンダ22は、袋体に商品を装填すべき袋体待機位置に
おいて、装置の機枠等に固定されている。これに対し
て、袋体支持手段20は、袋体供給位置から袋体待機位
置に向けて移動せしめられ、移動後に図3に示すよう
に、支持枠201の開口部205を昇降体206の上方
に位置せしめる状態で停止する。
【0022】即ち、図2に示すように、複数、図例では
4個の袋体支持手段20(図2において20a、20
b、20c、20dで示す)が間隔をおいて相互に連結
されることにより連結体207を構成しており、袋体供
給位置Sから袋体待機位置Wに向けて、各袋体支持手段
20を順次移動せしめられる。
【0023】図2に示す実施例において、連結体207
は、図示省略した駆動源により間欠的に回転されるホイ
ール体208を構成し、該ホイール体208の周方向に
等間隔をおいて袋体支持手段20a、20b、20c、
20dを配置し、該ホイール体208の回転軌跡上に前
記袋体供給位置Sと袋体待機位置Wを構成している。こ
の際、各袋体支持手段20は、回転自在な制御軸209
を介してホイール体208に支持されており、常に袋体
支持手段20をほぼ水平姿勢に維持する。
【0024】而して、袋体供給位置Sには、袋体供給コ
ンベヤ210が配備されており、該袋体供給位置Sにて
停止する袋体支持手段20に対して複数袋体の積層体1
00を供給する。この供給に際しては、袋体支持手段2
0の空となったトレー202に袋体の積層体100を直
接に供給しても良いが、図2に示すように、予め袋体の
積層体100をセットしたトレー202をコンベヤ21
0により給送し、袋体支持手段20のトレー202を交
換する形式で袋体を供給しても良い。
【0025】図3及び図4に示すように、前記商品載置
テーブル19は、装置の基枠に固定されており、前記ト
レー202の延長部204aの上方に臨む舌片部29を
突設し、該舌片部29の下面にエアーノズル手段30の
ノズル口を開口する。このノズル手段30は、図示省略
したブロアー又はエアーポンプ等のエアー供給装置に連
結されている。尚、前記舌片部29には、該舌片部の上
面より先端を下向き傾斜として突出する案内板31が設
けられている。
【0026】前記商品載置テーブル19と一対のガイド
壁21a、21aの間には、商品装填ガイド手段32が
設けられている。この商品装填ガイド手段32は、一対
のガイドレール33、33から構成されている。図4に
示すように、各ガイドレール33は、それぞれガイド路
34に沿って移動自在な摺動体35を備え、該摺動体3
5から突出するピンを作動体36の遊動路36aに案内
し、該作動体36をシリンダ等のガイド駆動手段37に
連結している。従って、ガイド駆動手段37により作動
体36を引き寄せると、図5(A)に示すように、一対
のガイドレール33、33は、ガイド路34、34に沿
って商品載置テーブル19上に後退しつつ、両ガイドレ
ール33、33の先端を相互に近接する方向へと偏位せ
しめる。一方、ガイド駆動手段37により作動体36を
前進させると、図5(B)に示すように、一対のガイド
レール33、33は、ガイド路34、34に沿って商品
載置テーブル19から前進して突出し、両ガイドレール
33、33の先端を拡開する方向へと偏位せしめる。
【0027】図示実施例の場合、前記ガイド路34、3
4は、商品載置テーブル19に形成した円弧状の溝又は
軌条から成り、これに摺動体35を移動自在に嵌合して
いる。また、作動体36の遊動路36aは長孔により構
成され、ガイドレール33、33の偏位を可能ならしめ
ている。然しながら、これらの図示構成の他、ガイドレ
ール33、33の進退移動を可能とするためには、各ガ
イドレール33をベルクランク等により旋回自在に構成
し、各ガイドレール33を個別にシリンダにより旋回駆
動せしめるように構成しても良い。
【0028】この実施例に基づいて袋体1に商品を装填
する方法を説明する。先ず、図2に示すように、各袋体
支持手段20が袋体供給位置Sで停止している間に、該
袋体支持手段20に対して複数袋体の積層体100を供
給しセットする。次いで、連結体207を間欠的に前進
せしめ、前記袋体の供給を受けた袋体支持手段20を袋
体待機位置Wに移動せしめる。尚、先に袋体の供給を受
けた袋体支持手段20aが袋体待機位置Wに送られ停止
した状態で袋体1に対する商品装填作業を行われている
間、次の袋体支持手段20bは袋体供給位置Sに停止し
た状態で袋体の供給を受ける。
【0029】袋体待機位置Wにおいて、袋体支持手段2
0は、支持枠201の開口部205を昇降体206の上
方に位置せしめている。そこで、シリンダ22により昇
降体206を上昇させると、図6に示すように、昇降体
206と共にトレー202が上昇し、袋体群100の積
層された封口片4が商品載置テーブル19の舌片部29
の下面に押圧される。従って、この舌片部29により袋
体1の封口片4を商品載置テーブル19とトレー202
との間において固定保持する保持手段38が構成され
る。この際、図6(B)に示すように、爪片27はシリ
ンダ28により下降されており、該爪片27によって袋
体群100を開口部3の近傍においてトレー202上に
保持している。また、この状態において、図5(A)に
示すように、商品装填ガイド手段32を構成する一対の
ガイドレール33は、商品載置テーブル19上に後退し
て位置するように後退回動されて待機している。
【0030】この状態において、図示省略したエアー供
給装置を作動してエアーノズル手段30からエアーを噴
出すると共に、シリンダ28により爪片27、27を上
昇させると、最上層の袋体1は開口部3内にエアーを吹
き込まれ、封口片4を保持手段38に保持された状態で
開口部3を拡開する。最上層の袋体1が膨らむと、爪片
27、27はシリンダ28により下降され、下側の袋体
群100を再度押さえて保持する。
【0031】最上層の袋体1が開口部3を拡開すると、
商品装填ガイド手段32の一対のガイドレール33、3
3がガイド駆動手段37により前進され、図5(B)に
示すように、該ガイドレール33、33の先端部を袋体
1の開口部3内に挿入せしめる。ガイドレール33、3
3は、開口部3内において袋体の両側縁5、5に沿った
状態で停止し、開口部3を拡開状態に保持する。その
後、エアー供給装置は停止されエアーノズル手段30か
らのエアー噴出を停止する。
【0032】そこで、図5(B)に示すように、商品載
置テーブル19上に載置した商品39を一対のガイドレ
ール33、33の間を通して袋体1の開口部3内に挿入
する。商品39は、例えば、所定枚数積層された便箋そ
の他の紙製品とされており、作業者が手作業により商品
載置テーブル19上を滑動させて送り込んでやれば、一
対のガイドレール33、33に案内されつつ開口部3か
ら袋体1の内部に容易に装填される。このため、各ガイ
ドレール33は、図3に示すように、商品39の側縁を
案内する断面コ字形の案内路40を有し、尾端を拡開す
るテーパガイド部41を有する。
【0033】商品の装填が終わり、作業者が袋体1を底
部2の方向へそのまま押しやれば、封口片4が保持手段
38から引き離されるので、袋体1は滑路42を経て搬
送テーブル9の搬送始端側へ滑走落下される。図5
(B)に示すように、前記滑路42には、レーザ検知器
又は光電検知器等の検知手段43が設けられており、該
滑路42を通過する袋体1を検知する。そして、この検
知信号により、ガイド駆動手段37を作動して商品装填
ガイド手段32を商品載置テーブル19上に後退させ待
機せしめる。
【0034】前記商品装填ガイド手段32のガイド駆動
手段37と、エアーノズル手段30のエアー供給装置
と、爪片27のシリンダ28と、昇降体206のシリン
ダ22とは、何れも前記検知手段43の検知信号を受け
て連動しつつ作動する。
【0035】即ち、検知手段43の検知信号を受ける
と、先ず、ガイド駆動手段37が作動して商品装填ガイ
ド手段32を商品載置テーブル19上に後退せしめる。
このとき、シリンダ22が微動して昇降体206を僅か
に上昇させ袋体群100の封口片4を保持手段38に押
圧し保持せしめる。
【0036】前記商品装填ガイド手段32の後退が完了
すると、エアー供給装置が作動してエアーノズル手段3
0からエアーを噴出する。このとき、シリンダ28が作
動して爪片27を上昇せしめる。シリンダ28は、爪片
27を上昇した後、直ちに該爪片27を下降させ、下層
の袋体群100を保持する。
【0037】前記エアーの噴出中に、再度ガイド駆動手
段37が作動して商品装填ガイド手段32を商品載置テ
ーブル19から進出させ袋体1の開口3に挿入する。そ
の後、一定時間経過後、エアー供給装置は停止しエアー
ノズル手段30からのエアー噴出を停止する。
【0038】その後は、商品39を装填した袋体1を滑
路42に通過せしめる毎に、検知手段43の検知信号が
発せられ、前記と同じ動作を繰り返して行う。この検知
信号を受けて作動する前記動作は、商品装填ガイド手段
32のガイド駆動手段37と、エアーノズル手段30の
エアー供給装置と、爪片27のシリンダ28と、昇降体
206のシリンダ22とを、電気的に連動連結せしめる
ことにより可能であるが、機械的に連動連結せしめるこ
とも可能である。
【0039】上記の商品装填作業を繰り返し、袋体支持
手段20上の袋体1が欠乏すると、シリンダ22により
昇降体206を下降せしめ開口部205より退避せしめ
る。次いで、図2に矢印で示すように、ホイール体20
8を間欠的に回転せしめ、袋体群100をセット済とさ
れた後続の袋体支持手段20を袋体供給位置Sから袋体
待機位置Wへ移動させ、再度シリンダ22により昇降体
206を上昇せしめて上記と同様の商品装填作業を再開
する。
【0040】(滑路機構)前記滑路42は、図5(B)
に示すように、袋体支持手段20とコンベヤ10との連
絡部を構成する複数のローラ44から構成されている。
前述のように、商品載置テーブル19及び袋体支持手段
20がほぼ水平状態に設置されているのに対して、搬送
テーブル9は、傾斜して設置されている。即ち、滑路4
2から搬送ガイド16に向けて搬送テーブル9は下向き
に傾斜している。このため、ローラ44群もこの傾斜に
沿って整列されている。
【0041】滑路42を滑走する商品装填済の袋体1
は、受壁15に案内されつつ滑落し、袋体底部2を搬送
ガイド16に衝当した位置にて停止する。
【0042】(搬送姿勢制御機構)コンベヤ10上に送
られた商品装填済の袋体1は、順次移送される駆動片1
4、14の間に位置する場合は、そのまま好適にコンベ
ヤ10上に載置され搬送される。例えば、コンベヤ10
を間欠送りする場合は、商品装填装置18から商品装填
済の袋体1を滑路42を経てコンベヤ10上に送り込む
に際し、コンベヤ10を停止し待機させておけば、該袋
体1を駆動片14、14の間隔内に落とし込むことが可
能である。然しながら、作業効率を向上するため、コン
ベヤ10を連続送りさせる場合、コンベヤ10上に送ら
れた商品装填済の袋体1が駆動片14上に載置されてし
まう場合がある。このため、搬送テーブル9の搬送始端
側には、搬送姿勢制御装置45が設けられている。
【0043】この搬送姿勢制御装置45は、図1に示す
ように、搬送テーブル9の上方においてコンベヤ10を
横断する方向に設けられた支持ロッド46と、該支持ロ
ッド46から垂下された一対の帯状弾性体47、47と
から成る。また、この弾性体の両側に位置して、搬送テ
ーブル9にはコンベヤ10の上面よりも上位に位置する
が駆動片14よりも背の低いブロック48、48が設け
られている。
【0044】従って、図7(A)に示すように、商品装
填済の袋体1が仮に何れかの駆動片14上に載置された
としても、搬送姿勢制御装置45により姿勢を制御され
る。即ち、この袋体1が駆動片14と共に送られブロッ
ク48の位置に来ると、図7(B)に示すように、ブロ
ック48上に位置して袋体1は弾性体47の抵抗を受け
る。従って、弾性体47が袋体1を停止した状態で、駆
動片14はコンベヤ10と共に袋体1の下方を通過して
行く。駆動片14が通過すると、図7(C)に示すよう
に、袋体1はブロック48上に載置されるが、引き続き
移送される次の駆動片14により、袋体1は側面(搬送
方向後面)を押されるので、これにより袋体1は弾性体
47の弾性に抗して搬送され、弾性体47を通過して所
期の姿勢の下に搬送される。
【0045】(離型シートの剥離機構)前記搬送姿勢制
御装置45により姿勢を制御されて搬送される商品装填
済の袋体1は、引き続き、図1に示すような離型シート
の剥離装置49を通過せしめられる。
【0046】この装置49は、搬送テーブル9の上方に
おいてコンベヤ10を横断する方向に設けられた支持ロ
ッド50と、該支持ロッド50に支持された一対のエア
ーノズル装置51、51と、該エアーノズル装置から搬
送途上の袋体1の離型シート8に臨む一対のノズル5
2、52とを設けている。このエアーノズル装置51、
51は、図示省略したエアーポンプからのエアー圧送を
受ける。
【0047】搬送中の袋体1の離型シート8が前記ノズ
ル52、52に近づくと前記エアーポンプを作動させる
検知手段53が設けられている。この検知手段53は、
搬送されて来た袋体1の封口片4を検知すると、信号を
出力して前記エアーポンプを作動する。エアーポンプ
は、搬送されている袋体1が該装置49を通過するまで
の所定時間作動され、ノズル52、52からエアーを噴
出し続け、袋体1の接着手段6の離型シート8を剥離さ
せ吹き飛ばす。
【0048】搬送テーブル9には、前記ノズル52、5
2に対面して受取ボックス54が設けられ、該受取ボッ
クス54はノズル52に向かう正面側を開口し、吹き飛
ばされた離型シート8を受けると共に、該ボックス54
の下方へ排出する。図示省略しているが、受取ボックス
54は、パンチングメタル等の多数孔を備えた板材又は
網材により形成され、通気性を有するものが好ましい。
【0049】(封口片の起立機構)更に搬送される袋体
1は、封口片の起立装置55に送られ、封口片4を起立
保持せしめられる。この起立装置55は、一端を円弧状
に徐々に立ち上がらせる傾斜面56とした板体から成
る。図例の場合、この起立装置55に先立って搬送テー
ブル9に沿って設けられた板状の予備板57が設けられ
ており、図8(A)に示すように、搬送中の袋体1の封
口片4を搬送テーブル9の上面よりも浮き上がらせる。
従って、この浮き上がり状態にある封口片4が前記起立
装置55を通過せしめられる際に、該封口片4は傾斜面
56により徐々に起立せしめられ、図8(B)に示すよ
うに、起立装置55に沿って完全に起立せしめられる。
【0050】(封緘機構)封口片4を起立せしめられた
袋体1は、封緘装置58により折返し状に伏臥折曲さ
れ、接着剤層8に接着せしめられる。
【0051】この封緘装置58は、搬送方向に平行な遊
輪ローラ59と、該遊輪ローラ59を袋体1の起立した
封口片4の後方から接着剤層8上に往復運動せしめるシ
リンダ60とから成る。前記遊輪ローラ59は、一対の
ガイドロッド61、61によりフレーム62に案内支持
されたブラケット63に軸支され、前記シリンダ60を
該ブラケット63に連結している。コンベヤ10上に
は、袋体1を検知する検知手段64が設けられており、
該検知手段64による検知信号が発せられたとき、シリ
ンダ60を駆動して遊輪ローラ59を瞬時のうちに往復
動させる。この遊輪ローラ59の運動中も、コンベヤ1
0は搬送し続けているため、遊輪ローラ59は充分な軸
長を有する長いものに形成されている。
【0052】これにより、図8(C)に示すように、袋
体1の封口片4は、往動する遊輪ローラ59により伏臥
折曲され、該ローラ59によって接着剤層7上に押圧さ
れる。尚、遊輪ローラ59は、シリンダ60により直ち
に後退し待機する。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、袋体支持手段20を袋
体待機位置Wに位置せしめ、該袋体支持手段20に支持
された袋体1に商品載置テーブル19から商品を装填す
るに際し、一つの袋体支持手段20を袋体待機位置Wに
位置せしめた状態で商品装填作業を行っている間に、袋
体供給位置Sに位置せしめた別の袋体支持手段20に袋
体1の積層体100を供給しセットすることができる。
このため、袋体待機位置Wにおける袋体支持手段20の
袋体が欠乏した場合は、連結体207を前進して袋体セ
ット済の次の袋体支持手段20を袋体待機位置Wに移動
せしめれば、直ちに商品の装填作業を再開することがで
き、商品装填作業の中断時間を最短にすることが可能で
あり、作業の連続性を保証できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施するための装置の全体を示
す平面図である。
【図2】本発明の方法を実施するための装置の要部を示
す側面図である。
【図3】本発明の方法を実施するための装置の要部を斜
め上方から示す分解斜視図である。
【図4】前記装置における商品載置テーブルを斜め下方
から示す斜視図である。
【図5】袋体に対して商品を装填する作業の手順を示す
平面図である。
【図6】商品を装填するに際し袋体を開口せしめた状態
を示す縦断側面図である。
【図7】袋体に商品を装填した後、搬送している状態を
示す縦断面図である。
【図8】商品を装填した袋体を封緘する手順を示す縦断
面図である。
【図9】袋体に商品を装填し封口片により封緘するまで
の手順を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 袋体 3 開口部 4 封口片 6 接着手段 9 搬送テーブル 18 商品装填装置 19 商品載置テーブル 20 袋体支持手段 100 袋体群(積層体) 201 支持枠 202 トレー 205 開口部 206 昇降体 207 連結体 208 ホイール S 袋体供給位置 W 袋体待機位置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】商品を載置する商品載置テーブルに対し
    て、袋体の開口部を該商品載置テーブルに臨ませる袋体
    待機位置に袋体支持手段を配置し、袋体支持手段上の袋
    体に商品載置テーブル上の商品を装填する方法におい
    て、複数の袋体支持手段を間隔をおいて相互に連結する
    ことにより連結体を構成すると共に、袋体支持手段上に
    複数袋体の積層体を供給するための袋体供給位置から前
    記袋体待機位置に向けて、各袋体支持手段を順次移動自
    在に構成し、袋体待機位置における一つの袋体支持手段
    上の袋体が欠乏したとき、連結体を前進して次の袋体支
    持手段を袋体待機位置に移動せしめることを特徴とする
    袋体に対する商品装填方法。
  2. 【請求項2】連結体が間欠的に回転されるホイール体を
    構成し、該ホイール体の周方向に等間隔をおいて袋体支
    持手段を配置して成り、該ホイール体の回転軌跡上に前
    記袋体供給位置と袋体待機位置を構成して成ることを特
    徴とする請求項1に記載の袋体に対する商品装填方法。
  3. 【請求項3】袋体支持手段が支持枠と、多数袋体の積層
    体を支持するトレーとから成り、前記袋体供給位置にお
    いてトレーを支持枠に着脱自在に装置することを特徴と
    する請求項1又は2に記載の袋体に対する商品装填方
    法。
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