JP2002209540A - しゃり玉載置装置 - Google Patents

しゃり玉載置装置

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JP2002209540A JP2001012572A JP2001012572A JP2002209540A JP 2002209540 A JP2002209540 A JP 2002209540A JP 2001012572 A JP2001012572 A JP 2001012572A JP 2001012572 A JP2001012572 A JP 2001012572A JP 2002209540 A JP2002209540 A JP 2002209540A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 お客に提供する寿司を載せる搬送皿に、あら
かじめしゃり玉を載置してネタ載せの作業者に搬送皿を
供給することにより、寿司の成形の作業効率を向上させ
ることができるようにする。 【解決手段】 蓄積された搬送皿1を1枚ずつ取出して
送給し、送給された搬送皿1にしゃり玉形状に成形され
たしゃり玉を載置するようにしたしゃり玉載置装置にお
いて、しゃり玉を載置された搬送皿1を、同搬送皿1上の
しゃり玉に寿司ネタを被着させるネタ載せ作業者のとこ
ろまで送給するとともに、搬送皿1を蓄積するようにし
たコンベア状の搬送皿送給兼蓄積部40を設ける。特に、
搬送皿送給兼蓄積部40において、搬送皿1下端と当接し
て搬送皿1を送給する搬送体43表面の摩擦係数を小さく
し、搬送体43表面に対して搬送皿1下端を滑らせるよう
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、しゃり玉載置装置
に関するものである。すなわち、回転寿司において効率
よく寿司を提供することができるように、寿司の提供に
使用する搬送皿上に、直接、しゃり玉を2個ずつ載置し
てネタ載せ作業者に引き渡すことができるようにしてい
るしゃり玉載置装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、搬送用の小皿である搬送皿上に2
カンのにぎり寿司を載せ、同搬送皿を店内を巡回する巡
回コンベア上に載置することによって、同巡回コンベア
に沿って寿司を回転させるようにし、客に好きな搬送皿
を自由に取らせることにより寿司を提供することができ
るようにした回転寿司という形態の寿司屋が存在する。
【0003】このような寿司屋では、1つの搬送皿上
に、通常、2カンしか寿司を載せていないため、1つの
搬送皿の寿司を食べきるまでの時間が短く、従って、客
は短時間のうちに多くの皿を取って寿司を食することと
なり、巡回コンベア上の搬送皿の減少が激しく、搬送皿
の減少に対応させながら所用の寿司を載せた搬送皿を絶
えず補給する必要があった。
【0004】そのため、寿司職人がいちいち寿司を握っ
ていたのでは間に合わないため、最近では、しゃり玉を
自動的に成形するしゃり玉成形装置が用いられており、
あらかじめ、同しゃり玉成形装置によってしゃり玉を自
動的に成形し、所用の一次蓄積トレイなどに収容してお
くようにしている。
【0005】そして、しゃり玉が必要となったときに一
次蓄積トレイからしゃり玉を取出してわさび付けを行
い、適宜の寿司ネタを載置して搬送皿に並べ、その搬送
皿を巡回コンベア上に載置して供給を行うようにしてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
に、しゃり玉成形装置で成形されたしゃり玉を、一旦、
一次蓄積トレイなどに収容しておき、必要となった時点
で同一次蓄積トレイからしゃり玉を取り出すとともに、
寿司ネタを載せ、搬送皿に載置する作業を一人の作業者
が全て行うと、作業時間の短縮が困難であり、生産効率
をさらに向上させることが困難であった。
【0007】一方、しゃり玉の一次蓄積トレイから搬送
皿への載せ変え作業と、搬送皿上のしゃり玉へのネタ載
せ作業を別々の作業者が分担して行った場合、ネタ載せ
作業の方が作業時間を要するため、しゃり玉を一次蓄積
トレイから搬送皿に載せ変える載せ変え作業を、ネタ載
せ作業者の処理速度に合わせて作業を行わなければ、ネ
タ載せ前の搬送皿が調理場を占領することによって、か
えって作業スペースが狭まることによって作業効率が低
下するという問題があった。特に、この場合、載せ変え
作業者の作業能力は、ネタ載せ作業者の処理速度に抑制
されるため、この点でも作業効率を低下させることとな
っていた。
【0008】そこで、本願発明者は、自動的にしゃり玉
を搬送皿に載置するしゃり玉載置装置を提供することに
よって作業効率を高めるべく開発を行い、本願発明をな
すに至ったものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明のしゃ
り玉載置装置は、蓄積された搬送皿を1枚ずつ取出して
送給し、送給された搬送皿にしゃり玉形状に成形された
しゃり玉を載置するようにしたしゃり玉載置装置におい
て、しゃり玉を載置された搬送皿を、同搬送皿上のしゃ
り玉に寿司ネタを被着させるネタ載せ作業者のところま
で送給するとともに、搬送皿を蓄積するようにしたコン
ベア状の搬送皿送給兼蓄積部を具備しているものであ
る。
【0010】特に、搬送皿送給兼蓄積部において、搬送
皿下端と当接して搬送皿を送給する搬送体表面の摩擦係
数を小さくし、搬送体表面に対して搬送皿下端を滑らせ
るようにしていることにも特徴を有するものである。
【0011】さらに、以下の点にも特徴を有するもので
ある。すなわち、 搬送皿は、同搬送皿を上下方向に積重させて支持した
複数の支持枠を設けた搬送皿供給部から1枚ずつ取出し
て送給するようにしていること。 支持枠ごとに種類の異なる搬送皿を積重し、支持枠を
切り替えることによって所用の種類の搬送皿を取出する
ようにしていること。 支持枠下端には搬送皿を送通させる送通開口を設ける
とともに、同送通開口の周面に進退自在な係止爪を配設
し、同係止爪によって上下方向に積重した搬送皿の最下
層の搬送皿を係止するようにしていること。 支持枠の送通開口の下方位置には搬送皿を移送する移
送用コンベアを設けるとともに、同送通開口の下方に送
通開口の略中央部に挿入して搬送皿を下方より支持する
搬送皿移送アームを設け、同搬送皿移送アームを送通開
口に挿入して搬送皿を支持し、その状態で支持枠の係止
爪を後退させて搬送皿1枚分の高さだけ搬送皿移送アー
ムを降下させた後、係止爪を前進させて下から2枚目の
搬送皿を係止爪によって係止することにより搬送皿を1
枚だけ取出し、搬送皿移送アームをさらに降下させるこ
とによって取出された搬送皿を移送用コンベア上に載置
するようにしていること。 移送用コンベアの上面には所定間隔で位置決め用突起
体を突設し、同位置決め用突起体で搬送皿供給部より供
給された搬送皿を係止するようにしていること。 移送用コンベアの伸延方向の中途部に、しゃり玉を把
持して移送するしゃり玉移送アームを具備するしゃり玉
載置部を設けており、同しゃり玉移送アームによって一
度に2個ずつのしゃり玉を搬送皿上に載置するようにし
ていること。 しゃり玉移送アームによって搬送皿上に載置される2
個のしゃり玉は、互いに離隔されて載置されること。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明のしゃり玉載置装置は、し
ゃり玉に寿司ネタを載置する作業者に、しゃり玉を載置
した搬送皿を供給することによって、搬送皿上のしゃり
玉に直接寿司ネタを載せるだけで巡回コンベアに寿司の
供給を行うことができるようにしているものである。
【0013】すなわち、しゃり玉の載置される搬送皿を
蓄積した搬送皿供給部から搬送皿を1枚ずつ取出し、取
出された搬送皿にしゃり玉を2個ずつ並べて載置し、し
ゃり玉の載置された搬送皿をネタ載せの作業者のところ
まで搬送するとともに、同搬送皿を蓄積してしゃり玉の
載置された搬送皿をいつでも供給することができるよう
にしているものである。
【0014】各部の構成の実施形態については、以下に
おいて、図面に基づいて実施例を示しながら説明する。
【0015】
【実施例】図1は、本発明のしゃり玉載置装置Aの平面
図、図2は同正面図、図3は同左側面図、図4は背面側
からの斜視図である。
【0016】同しゃり玉載置装置Aは、搬送皿1を1枚
ずつ逐次供給する搬送皿供給部10と、同搬送皿供給部10
より供給された搬送皿1を所定間隔で移送する移送用コ
ンベア20と、同移送用コンベア20によって移送されてい
る搬送皿1にしゃり玉を2個ずつ並べて載置するしゃり
玉載置部30と、同しゃり玉載置部30においてしゃり玉の
載置された搬送皿1をネタ載せの作業者Sのところまで
搬送するとともに、同搬送皿1を蓄積してしゃり玉の載
置された搬送皿1をすぐに供給することができるように
している搬送皿送給兼蓄積部40とによって構成してい
る。
【0017】なお、本実施例では、しゃり玉載置部30は
しゃり玉成形装置3の一部となっており、同しゃり玉成
形装置3はしゃり供給部3aに送給されたしゃりを2本の
帯状しゃりに分離・成形し、同帯状しゃりからそれぞれ
1個分のしゃり玉となる量ごとにしゃりを分離して、分
離されたしゃりを搬送用のターンテーブル3bに設けた成
形孔内に送給し、成形孔内のしゃりを押圧成形部3cにお
いて上部成形型と、下部成形型とにより押圧することに
よって一度に2個ずつのしゃり玉を成形することができ
るようにしている。
【0018】押圧成形部3cにおいて成形されたしゃり玉
は、ターンテーブル3bを回転させることによってしゃり
玉載置部30に設けたしゃり玉搬送アーム31による摘出位
置まで搬送され、同摘出位置においてしゃり玉搬送アー
ム31により一度に2個ずつ把持されて、後述するように
搬送皿1にまで搬送されるようにしている。
【0019】しゃり玉搬送アーム31は回動腕32の先端に
配設しており、同回動腕32の回同操作によってしゃり玉
搬送アーム31をターンテーブル3b上方と、移送用コンベ
ア20上を移送される搬送皿1の上方とに位置させること
ができるようにしている。
【0020】また、図2において、符号3dはわさび送給
部であって、同わさび送給部3dに一端を接続したわさび
供給チューブ3eの他端を上述した上部成形型に接続し、
同上部成形型によるしゃり玉の成形時に、わさび供給チ
ューブ3eの中途部に設けたチューブポンプ3fを作動させ
て、わさび供給チューブ3e先端より所要量のわさびを吐
出させることにより、しゃり玉の成形と同時にわさび付
けすることができるようにしている。
【0021】なお、本実施例のしゃり玉載置装置Aは、
厨房内に引き込まれた巡回コンベアBと略平行に配設す
るようにしており、後述するようにネタ載せの行われた
しゃり玉を載置している搬送皿を、逐次、循環コンベア
Bに載置することにより、速やかに循環コンベアBへの
寿司の供給を行うことができるようにしている。
【0022】以下において、搬送皿供給部10、移送用コ
ンベア20、しゃり玉載置部30、搬送皿送給兼蓄積部40の
順でそれぞれの構成を詳細に説明する。
【0023】搬送皿供給部10は、図1及び図4に示すよ
うに、搬送皿供給部制御部11と、同搬送皿供給部制御部
11の制御によって回転自在とした送給搬送皿保持部12
と、同じく搬送皿供給部制御部11の制御によって回転す
る係止爪開閉カム13と、同じく搬送皿供給部制御部11の
制御によって昇降する搬送皿移送アーム14とによって構
成している。
【0024】搬送皿供給部制御部11には適宜の駆動モー
タ(図示せず)及びギア(図示せず)等を配設し、それ
らを連動させることにより送給搬送皿保持部12、係止爪
開閉カム13、搬送皿移送アーム14を後述するように作動
させるようにしている。
【0025】送給搬送皿保持部12は、底部に送通開口12
aを穿設し、同送通開口12aの回りに略等間隔で4本の搬
送皿支持棒12bを立設した支持枠12cによって構成してい
る。得に、本実施例では、1枚の回転円板12dに4つの
送通開口12aを設けるとともに、それぞれの送通開口12a
の回りに4本の搬送皿支持棒12bを立設して4つの支持
枠12cを一体的に形成して送給搬送皿保持部12としてい
る。さらに、回転円板12dを搬送皿供給部制御部11の制
御によって回転自在に配設して、送給搬送皿保持部12を
回転させることができるようにしている。なお、図1お
よび図2では、便宜上、搬送皿支持棒12bは省略してい
る。
【0026】送通開口12aは搬送皿1を送通させること
ができる大きさの円形状としており、同送通開口12aの
周面には、図5に示すように、内側に向けて係止爪15,1
5を対向状態に突設している。同係止爪15,15によって送
通開口12aの上方方向に積重した搬送皿1のうち、最下
層の搬送皿1の側縁を係止して搬送皿支持棒12bに沿っ
て搬送皿1を積重状態で支持するようにしている。
【0027】係止爪15,15は、図5に示すように、それ
ぞれ略く字状に屈曲させた連結アーム16の一端に配設し
ている。同連結アーム16は、屈曲の内角側を送通開口12
a側に向け、同連結アーム16の屈曲部16aを枢軸16bによ
って回転円板12dに枢着しており、さらに、連結アーム1
6の他端16cを枢軸16dによって進退板17に枢着し、同進
退板17を回転円板12dの半径方向に進退させることによ
り、係止爪15,15を送通開口12aの半径方向に進退させる
ことができるようにしている。係止爪15の後退時には、
同係止爪15は送通開口12aの周面より内側にほとんど突
出しないようにして、搬送皿1が同送通開口12aを送通
することができるようにしている。
【0028】進退板17は、回転円板12dの半径方向に自
在に進退することができるように回転円板12dに摺設し
ており、通常は、付勢バネ(図示せず)の付勢によって
回転円板12dの半径方向の外向きに付勢されるようにし
ている。そして、図5に示すように、同進退板17に設け
た当接端子17a部分に係止爪開閉カム13が当接すること
によって、進退板17が回転円板12dの半径方向内側に前
進して係止爪15を後退させるようにしている。係止爪開
閉カム13が当接端子17aに当接していない場合には、進
退板17は付勢バネの付勢によって回転円板12dの半径方
向の外向きに後退し、係止爪15が前進して、送通開口12
a内に突出するようにしている。
【0029】回転円板12dに設けた4つの送通開口12aの
うちの少なくとも1つの鉛直下方部分には、図1に示す
ように、移送用コンベア20が位置するようにしており、
送通開口12aの上方に積重させた搬送皿1を送通開口12a
の下方に送給することによって、搬送皿1を移送用コン
ベア20に送給することができるようにしている。
【0030】同移送用コンベア20は、左側ベルト20aと
右側ベルト20bの2本のベルトを互いに平行に配設して
構成しており、同左側ベルト20aと右側ベルト20bとの間
であって、送通開口12aの略中央の鉛直下方位置に搬送
皿供給部制御部11の制御によって昇降する搬送皿移送ア
ーム14を配設している。
【0031】搬送皿移送アーム14の上端には、略矩形状
とした搬送皿支持板14aを左右側ベルト20a,20bと略平行
に配設しており、搬送皿移送アーム14を上昇させること
によって搬送皿支持板14aを支持枠12c内に保持された搬
送皿1のうちの最下層に位置する搬送皿1の底面に当接
させ、搬送皿移送アーム14によって支持枠12c内に保持
された搬送皿1を支持することができるようにしてい
る。なお、搬送皿支持板14aの上面には、図6に示すよ
うに、搬送皿1底面に設けられた円形状の高台部分に嵌
入させる嵌入用凸部14bを設けておき、同嵌入用凸部14b
を搬送皿1の高台内側に嵌入させることによって、搬送
皿移送アーム14により確実に搬送皿1を支持することが
できるようにしている。
【0032】本実施例では、上述したように回転円板12
dを搬送皿供給部制御部11の制御によって回転させるこ
とがようにしており、回転円板12dを回転させることに
よって所用の支持枠12cを移送用コンベア20上方に位置
させ、後述するように、同支持枠12c内に保持された搬
送皿1から1枚の搬送皿を取出して、移送用コンベア20
に送給することができるようにしている。
【0033】ただし、搬送皿供給部制御部11は、本実施
例のように、1枚の回転円板12dに4つの支持枠12cを一
体的に配設して、同回転円板12dを回転させる形態に限
定するものではなく、たとえば、各支持枠12cを一方向
に並べた一列状態に構成し、適宜スライドさせることに
より、所用の支持枠12cを移送用コンベア20上方に位置
させるようにしてもよいし、それ以外の形態であっても
よく、適宜の形態としてよい。
【0034】このように、複数の支持枠12cを適宜切り
替えながら搬送皿1を供給することができるようにして
いることによって、複数種類のデザインの異なる搬送皿
1を用いて寿司の値段の区別を行っている場合に、所用
のデザインの搬送皿1を保持した支持枠12cを移送用コ
ンベア20上方に位置させるように移動させ、同搬送皿1
を供給することができるようにすることにより、所用の
種類の搬送皿1にしゃり玉を載置してネタ載せの作業者
Sに搬送皿1を送給することができ、作業効率を向上さ
せることができる。
【0035】上述した搬送皿供給部10では、次のように
作動して、移送用コンベア20に1枚ずつ搬送皿1を送給
するようにしている。
【0036】まず、搬送皿供給部制御部11を適宜回転さ
せて、移送用コンベア20に送給する搬送皿1を保持した
支持枠12cを移送用コンベア20の鉛直上方に位置させ、
搬送皿移送アーム14を上昇させる。そして、搬送皿移送
アーム14の上端に設けた搬送皿支持板14aを支持枠12cに
保持された最下層の搬送皿1の底面に当接させ、その状
態で、さらに搬送皿移送アーム14を少し上昇させること
により同搬送皿移送アーム14で支持枠12c内の全搬送皿
1を支持して、係止爪15,15によって係止されていた搬
送皿1を係止爪15,15より浮上させ、係止爪15,15に搬送
皿1の荷重がかからないようにする。
【0037】係止爪15,15から搬送皿1を離隔された状
態において、係止爪開閉カム13を進退板17の当接端子17
aに当接させることにより、上述したように係止爪15,15
を後退させるようにしている。係止爪15,15には搬送皿
1による荷重が作用していないことによって、容易に後
退させることができる。
【0038】係止爪15,15を後退させることにより、送
通開口12aに搬送皿1を送通させることができ、搬送皿
移送アーム14を1枚の搬送皿1の高さ寸法分だけ降下さ
せることにより1枚の搬送皿1のみを送通開口12aに送
通させ、その状態で、一旦降下を停止するとともに、係
止爪開閉カム13の回転にともなって同係止爪開閉カム13
を進退板17の当接端子17に対して非当接状態とすること
により、係止爪15,15を前進させ、送通開口12a内に突出
させるようにする。
【0039】この状態で搬送皿移送アーム14をさらに降
下させることによって、搬送皿移送アーム14に直接支持
された搬送皿1によって支持された搬送皿1,すなわ
ち、下から2枚目の搬送皿1の側縁を係止爪15,15に当
接させて係止し、2枚目よりも上方の搬送皿1を支持枠
12cで保持するようにする一方、搬送皿移送アーム14に
よって直接支持されている搬送皿1は、搬送皿移送アー
ム14とともに降下させるようにしている。
【0040】搬送皿移送アーム14は、同搬送皿移送アー
ム14の上部に設けた搬送皿支持板14aが左右側ベルト20
a,20bの上面よりも降下するようにしており、搬送皿支
持板14aが左右側ベルト20a,20bの上面よりも降下するこ
とによって、搬送皿1を左右側ベルト20a,20b上に載置
することができるようにしている。すなわち、搬送皿支
持板14aは搬送皿1の略中央部部分のみを支えるように
しており、同搬送皿支持板14aを挟むように左右側ベル
ト20a,20bを設けているので、搬送皿支持板14aを左右側
ベルト20a,20bの上側面よりも降下させることによっ
て、搬送皿1底面の高台下端を左右側ベルト20a,20bに
当接させることができ、同左右側ベルト20a,20bに搬送
皿1を受け渡すことができるようにしている。
【0041】左右側ベルト20a,20bには、図6に示すよ
うに、それぞれ所定間隔で位置決め用突起体21を凸設し
ており、同位置決め用突起体21で搬送皿1を係止しなが
ら搬送することにより、移送用コンベア20を搬送される
搬送皿1を所定の間隔とすることができるようにしてい
る。また、左側ベルト20a及び右側ベルト20bは、それぞ
れタイミングベルトとしており、左右でズレを生起する
ことがないようにしている。なお、移送用コンベア20
は、後述するしゃり玉の搬送皿1への載置作業の関係
上、間欠的に作動するようにしている。
【0042】また、図1に示すように、移送用コンベア
20には搬送皿検知センサ22を配設しており、同搬送皿検
知センサ22によって移送用コンベア20に搬送皿1が送給
されていることを検知して、はじめて、しゃり玉成形装
置3を作動させてしゃり玉を成形するとともに、しゃり
玉載置部30を作動させて同しゃり玉載置部30のしゃり玉
搬送アーム31によって、成形されたしゃり玉を搬送皿1
に載置するようにしている。
【0043】しゃり玉搬送アーム31には、図1に示すよ
うに、中間把持爪31aと、同中間把持爪31aの左右側にそ
れぞれ配設するとともに中間把持爪31a側に進退するよ
うにした左右側把持爪31b,31cを設けており、中間支持
爪31aと左側把持爪31bとの間、及び、中間支持爪31aと
右側把持爪31cとの間にそれぞれしゃり玉を把持するこ
とができるようにして、一度に2個ずつしゃり玉を搬送
することができるようにしている。
【0044】特に、中間把持爪31aは所用の厚みを有す
るようにしており、搬送皿1に載置されるしゃり玉に中
間把持爪31aの厚み寸法と略一致する隙間を設けて載置
を行い、2個のしゃり玉が互いに離隔されるようにして
いる。搬送皿1上の2個のしゃり玉を互いに隔離しおく
ことにより、同しゃり玉に寿司のネタを載せるネタ載せ
作業において、隣のしゃり玉が邪魔になることなくネタ
載せを行うことができるので、作業効率を向上させるこ
とができる。
【0045】なお、本実施例では、しゃり玉載置装置A
に具備されたしゃり玉成形装置3で成形されたしゃり玉
を、しゃり玉載置部30のしゃり玉搬送アーム31によって
直接搬送皿1に載置させるようにしているが、他の実施
例として、あらかじめ成形されて所用の収容トレイに収
容されたしゃり玉を、しゃり玉搬送アーム31で把持して
搬送皿に載置するようにしてもよい。その場合、しゃり
玉を1個ずつ互いに離隔させながら搬送皿1上に載置す
るようにしてもよい。
【0046】しゃり玉の載置された搬送皿1は移送用コ
ンベア20によってさらに移送され、同移送用コンベア20
の後端部分に連結された搬送皿送給兼蓄積部40の送給兼
蓄積コンベア41に移送されるようにしている。
【0047】本実施例では、送給兼蓄積コンベア41はロ
ーラーコンベアとしており、送給兼蓄積コンベア41の伸
延方向に沿って平行に設けた2本の搬送体支持枠42,42
間に、所定の間隔でテフロン(登録商標)製のローラー
とした搬送体43を複数設けて構成している。
【0048】特に、搬送体43であるローラーは、搬送体
支持枠42,42に回転自在に軸架しており、かつ、送給兼
蓄積コンベア41自体を前方下方に向けて傾斜させて前低
後高に設置しておくことにより、同送給兼蓄積コンベア
41に送給された搬送皿を1、同搬送皿1自体の重さを利
用して自動的に前方に移動させるようにしている。従っ
て、各搬送体43自体を駆動させるための駆動源を設ける
ことなく、搬送皿1を前方方向に搬送することができ
る。
【0049】送給兼蓄積コンベア41には、前方に移動す
る搬送皿1を受け止めて、さらなる移動を停止させるス
トッパー44を設けている。本実施例では、円形の搬送皿
1の径寸法より狭い幅とした2本の係止棒44a,44aから
なるストッパー44を用いており、同ストッパー44を送給
兼蓄積コンベア41の所用の位置に配設することによっ
て、同送給兼蓄積コンベア41上を移送されてきた搬送皿
1を係止して、移動を停止させることができるようにし
ている。
【0050】ストッパー44によって移動を停止させられ
た搬送皿1より後続の搬送皿1は、移動の停止された搬
送皿1に受け止められることによって逐次移動を停止
し、送給兼蓄積コンベア41上に蓄積されるようにしてい
る。
【0051】図1に示すように、送給兼蓄積コンベア41
の後端部分には、送給停止センサ45を配設しており、同
送給停止センサ45が移動しない搬送皿1を検知すると、
しゃり玉載置装置Aの作動を停止させ、しゃり玉の載置
された搬送皿1のさらなる送給を停止させるようにして
いる。送給停止センサ45のセンシング領域内で停止して
いた搬送皿1が再度移動を開始すると、送給停止センサ
45はそれを検知してしゃり玉載置装置Aを再度作動さ
せ、しゃり玉の載置された搬送皿1を搬送皿送給兼蓄積
部40に送給するようにしている。
【0052】ストッパー44は、送給兼蓄積コンベア41の
所用の位置に配設することができるようにしており、ス
トッパー44の配設位置によって、送給兼蓄積コンベア41
上に蓄積される搬送皿1の蓄積量を調整することができ
るようにしている。
【0053】本実施例では、搬送体43自体をテフロン製
としていることによって搬送体43の表面の摩擦係数を小
さくしており、同搬送体43の表面で搬送体43と当接する
搬送皿1の高台下端を滑りやすくして、搬送体43を空転
させやすくしている。従って、送給兼蓄積コンベア41上
を搬送されている搬送皿1が、ストッパー44や移動を停
止された搬送皿1によって停止された場合に、停止させ
られた搬送皿1の下方の搬送体43は空転し、搬送皿1に
余分な送給の力を作用させることを抑制することができ
るようにしている。
【0054】搬送体43が空転することにより、搬送皿1
に作用する同搬送皿1をさらに前方方向に推し進めよう
とする余分な力を消滅させることができるので、搬送皿
1同士が押し合うような状況の生起を防止して、搬送皿
1が送給兼蓄積コンベア41から押し出されることを防止
することができるようにしている。
【0055】送給兼蓄積コンベア41上に蓄積された搬送
皿1から必要なだけ搬送皿1を取出すると、送給兼蓄積
コンベア41上の搬送皿間にその分の隙間が生じ、その隙
間より後方に存在する搬送皿1を停止させる力が同搬送
皿1には作用しなくなることによって、搬送皿1が自重
によって送給兼蓄積コンベア41に沿って前進し、ストッ
パー44や停止している搬送皿1に再度当接することによ
り停止するようにしている。従って、搬送皿送給兼蓄積
部40に、常にしゃり玉の載置された搬送皿1を簡単に補
給することができる。
【0056】なお、送給兼蓄積コンベア41は、本実施例
のように前低後高として、特別な駆動源を配設すること
なく搬送皿1を移送することができるようにする形態に
限定するものではなく、図7(a)に示すように、各ロ
ーラー状の搬送体43の一端にそれぞれ従動ギア46を配設
しておき、各従動ギア46を連動連結するようにチェーン
47を巻回して、適宜の駆動モータ48によって搬送体43を
回転させるようにしてもよい。この場合も、搬送体43表
面の摩擦係数は小さくなるように搬送体43の材料を選
択、あるいは、所用の表面処理を行うようにしている。
【0057】このように、搬送体43を回転させることに
よって、送給兼蓄積コンベア41を前低後高とすることな
く、送給兼蓄積コンベア4 1上の搬送皿1を前方に送給
することができ、送給兼蓄積コンベア41を必要なだけ長
くすることができる。そして、送給兼蓄積コンベア41上
を送給される搬送皿1が、ストッパー44あるいは停止し
た搬送皿1に当接すると、搬送体43表面の摩擦係数が小
さいことによって搬送皿1の下方の搬送体43が簡単に空
転し、搬送皿1に余分な推進力を作用させることを防止
して、停止状態の搬送皿1同士が押し合うことを抑制す
るようにしている。
【0058】ローラー状とした各搬送体43は、チェーン
によって駆動される形態に限定するものではなく、適宜
の駆動方法を用いるようにしてもよい。
【0059】また、搬送体43はローラーを用いた形態に
限定するものではなく、図7(b)に示すように、ベル
トコンベアを用いた形態としてもよい。この場合、ベル
ト49表面にテフロンコーティング層などを配設して摩擦
係数を小さくするようにし、上述したのと同様の効果を
生起するようにしてもよい。特に、表面に凹凸を形成し
て、搬送皿1底部の高台部分の接触面積を小さくするこ
とによって、摩擦抵抗を小さくし、搬送皿1をより滑り
やすくするようにしてもよい。本実施例では、ベルト49
は、駆動プーリ50と従動プーリ51とに巻回し、駆動モー
タ52により駆動プーリ50を回転駆動させるようにしてい
る。
【0060】しゃり玉にネタ載せを行う作業者Sは、図
8に示すように、上述したように構成したしゃり玉載置
装置Aによって供給され、搬送皿送給兼蓄積部40に蓄積
されたしゃり玉の載置された搬送皿1から必要な数の搬
送皿1を取出して、搬送皿送給兼蓄積部40の送給兼蓄積
コンベア41の上方に同送給兼蓄積コンベア41と略平行に
設けた作業台53に載置し、あらかじめ所用の大きさに切
りそろえられた寿司ネタをしゃり玉上に載せて寿司を完
成させるようにしている。
【0061】そして、完成した寿司の載置された搬送皿
1を、作業者Sの前方の循環コンベアBに載置すること
によって、お客に寿司を提供することができるようにし
ている。
【0062】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、しゃり
玉を自動的に搬送皿上に載置するしゃり玉載置装置とす
ることにより作業効率を向上させることができ、特に、
しゃり玉を載置された搬送皿を、同搬送皿上のしゃり玉
に寿司ネタを被着させるネタ載せ作業者のところまで送
給するとともに、搬送皿を蓄積するようにしたコンベア
状の搬送皿送給兼蓄積部を具備していることによって、
搬送経路をそのまま蓄積部することができるので、しゃ
り玉載置装置をコンパクトとすることができ、調理場の
有効活用を行うことができる。
【0063】請求項2記載の本発明によれば、搬送皿送
給兼蓄積部において、搬送皿下端と当接して搬送皿を送
給する搬送体表面の摩擦係数を小さくし、搬送体表面に
対して搬送皿下端を滑らせるようにしていることによっ
て、搬送皿送給兼蓄積部での搬送皿の送給作用のうち、
必要以上の送給作用を搬送体を空転させることによって
逃がすことができるので、搬送皿同士に押し合いの作用
が生起されることを防止することができる。従って、搬
送皿送給兼蓄積部において搬送皿同士が強く押し合うこ
とを防止することができるので、搬送皿が搬送皿送給兼
蓄積部から押し出されて落下することを防止することが
できる。
【0064】請求項3記載の本発明によれば、搬送皿
は、同搬送皿を上下方向に積重させて支持した複数の支
持枠を設けた搬送皿供給部から1枚ずつ取出して送給す
るようにしていることによって、多量の搬送皿をコンパ
クトな形態として保持することができ、しゃり玉載置装
置自体をコンパクトとすることができる。
【0065】請求項4記載の本発明によれば、支持枠ご
とに種類の異なる搬送皿を積重し、支持枠を移動させる
ことによって所用の種類の搬送皿を取出して、移送用コ
ンベアに送給することができるようにしていることによ
って、複数の異なる出居の搬送皿を使用する場合に必要
な種類の搬送皿を選択することができ、効率よく所用の
種類の搬送皿にしゃり玉の載置された搬送皿を供給する
ことができる。
【0066】請求項5記載の本発明によれば、支持枠の
下端には搬送皿を送通させる送通開口を設けるととも
に、同送通開口の周面に進退自在な係止爪を配設し、同
係止爪によって上下方向に積重した搬送皿の最下層の搬
送皿を係止するようにしていることによって、係止爪の
進退によって搬送皿を取出することができるので、搬送
皿の取出機構をコンパクトとすることができ、しゃり玉
載置装置をコンパクトとすることができる。
【0067】請求項6記載の本発明によれば、支持枠の
送通開口の下方位置には搬送皿を移送する移送用コンベ
アを設けるとともに、同送通開口の下方に送通開口の略
中央部に挿入して搬送皿を下方より支持する搬送皿移送
アームを設け、同搬送皿移送アームを送通開口に挿入し
て搬送皿を支持し、その状態で支持枠の係止爪を後退さ
せて搬送皿1枚分の高さだけ搬送皿移送アームを降下さ
せた後、係止爪を前進させて下から2枚目の搬送皿を係
止爪によって係止することにより搬送皿を1枚だけ取出
し、搬送皿移送アームをさらに降下させることによって
取出された搬送皿を移送用コンベア上に載置するように
していることにより、搬送皿を1枚だけ確実に取出する
ことができ、取出された搬送皿をそのまま移送用コンベ
アに受け渡すことができるので、搬送皿の取出機構をコ
ンパクトとすることができ、しゃり玉載置装置をコンパ
クトとすることができる。
【0068】請求項7記載の本発明によれば、移送用コ
ンベアの上面には所定間隔で位置決め用突起体を突設
し、同位置決め用突起体で搬送皿供給部より供給された
搬送皿を係止するようにしていることによって、移送用
コンベアによって移送される搬送皿の移送間隔を一定と
することができるので、搬送皿を一定の間隔で移送する
ことができ、しゃり玉載置部で載置されるしゃり玉を常
に搬送皿の略中央に載置することができる。
【0069】請求項8記載の本発明によれば、移送用コ
ンベアの伸延方向の中途部に、しゃり玉を把持して移送
するしゃり玉移送アームを具備するしゃり玉載置部を設
けており、同しゃり玉移送アームによって一度に2個ず
つのしゃり玉を搬送皿上に載置するようにしていること
により、しゃり玉移送アームによる一度のしゃり玉の移
送によって搬送皿へのしゃり玉の移送を終了させること
ができるので、作業効率を向上させることができる。
【0070】請求項9記載の本発明によれば、しゃり玉
移送アームによって搬送皿上に載置される2個のしゃり
玉は、互いに離隔されて載置されることによって、搬送
皿に載置されたしゃり玉にネタ載せを行う際に隣のしゃ
り玉が邪魔になることがなく、迅速にネタ載せ作業を行
うことができ、作業効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るしゃり玉載置装置の平面図であ
る。
【図2】本発明に係るしゃり玉載置装置の正面図であ
る。
【図3】本発明に係るしゃり玉載置装置の左側面図であ
る。
【図4】本発明に係るしゃり玉載置装置の背面からの斜
視図である。
【図5】送給搬送皿保持部の説明図である。
【図6】搬送皿供給部の説明図である。
【図7】他の実施例の搬送皿送給兼蓄積部の説明図であ
る。
【図8】本発明に係るしゃり玉載置装置の使用状態を示
した説明図である。
【符号の説明】
A しゃり玉載置装置 1 搬送皿 3 しゃり玉成形装置 10 搬送皿供給部 11 搬送皿供給部制御部 12 送給搬送皿保持部 12a 送通開口 12b 搬送皿支持棒 12c 支持枠 12d 回転円板 13 係止爪開閉カム 14 搬送皿移送アーム 15 係止爪 20 移送用コンベア 21 位置決め用突起体 30 しゃり玉載置部 31 しゃり玉搬送アーム 31a 中間把持爪 31b 左側把持爪 31c 右側把持爪 32 回動腕 40 搬送皿送給兼蓄積部 41 送給兼蓄積コンベア 42 搬送体支持枠 43 搬送体 44 ストッパー

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓄積された搬送皿(1)を1枚ずつ取出し
    て送給し、送給された搬送皿(1)にしゃり玉形状に成形
    されたしゃり玉を載置するようにしたしゃり玉載置装置
    において、 しゃり玉を載置された搬送皿(1)を、同搬送皿(1)上のし
    ゃり玉に寿司ネタを被着させるネタ載せ作業者のところ
    まで送給するとともに、搬送皿(1)を蓄積するようにし
    たコンベア状の搬送皿送給兼蓄積部(40)を具備している
    ことを特徴とするしゃり玉載置装置。
  2. 【請求項2】 搬送皿送給兼蓄積部(40)において、搬送
    皿(1)下端と当接して搬送皿(1)を送給する搬送体(43)表
    面の摩擦係数を小さくし、搬送体(43)表面に対して搬送
    皿(1)下端を滑らせるようにしていることを特徴とする
    請求項1記載のしゃり玉載置装置。
  3. 【請求項3】 搬送皿(1)は、同搬送皿(1)を上下方向に
    積重させて支持した複数の支持枠(12c)を設けた搬送皿
    供給部(10)から1枚ずつ取出して送給するようにしてい
    ることを特徴とする請求項1または請求項2記載のしゃ
    り玉載置装置。
  4. 【請求項4】 支持枠(12c)ごとに種類の異なる搬送皿
    を積重し、支持枠(12c)を切り替えることによって所用
    の種類の搬送皿(1)を取出するようにしていることを特
    徴とする請求項3記載のしゃり玉載置装置。
  5. 【請求項5】 支持枠(12c)の下端には搬送皿(1)を送通
    させる送通開口(12a)を設けるとともに、同送通開口(12
    a)の周面に進退自在な係止爪(15 )を配設し、同係止爪
    (15)によって上下方向に積重した搬送皿(1)の最下層の
    搬送皿(1)を係止するようにしていることを特徴とする
    請求項3または請求項4記載のしゃり玉載置装置。
  6. 【請求項6】 支持枠(12c)の送通開口(12a)の下方位置
    には搬送皿(1)を移送する移送用コンベア(20)を設ける
    とともに、同送通開口(12a)の下方に送通開口(12a)の略
    中央部に挿入して搬送皿(1)を下方より支持する搬送皿
    移送アーム(14)を設け、同搬送皿移送アーム(14)を送通
    開口(12a)に挿入して搬送皿(1)を支持し、その状態で支
    持枠(12c)の係止爪(15)を後退させて搬送皿(1)1枚分の
    高さだけ搬送皿移送アーム(14)を降下させた後、係止爪
    (15)を前進させて下から2枚目の搬送皿(1)を係止爪(1
    5)によって係止することにより搬送皿(1)を1枚だけ取
    出し、搬送皿移送アーム(14)をさらに降下させることに
    よって取出された搬送皿(1)を移送用コンベア(20)上に
    載置するようにしていることを特徴とする請求項5記載
    のしゃり玉載置装置。
  7. 【請求項7】 移送用コンベア(20)の上面には所定間隔
    で位置決め用突起体(21)を突設し、同位置決め用突起体
    (21)で搬送皿供給部(10)より供給された搬送皿(1)を係
    止するようにしていることを特徴とする請求項6記載の
    しゃり玉載置装置。
  8. 【請求項8】 移送用コンベア(20)の伸延方向の中途部
    に、しゃり玉を把持して移送するしゃり玉移送アーム(3
    1)を具備するしゃり玉載置部(30)を設けており、同しゃ
    り玉移送アーム(31)によって一度に2個ずつのしゃり玉
    を搬送皿(1)上に載置するようにしていることを特徴と
    する請求項6または請求項7記載のしゃり玉載置装置。
  9. 【請求項9】 しゃり玉移送アーム(31)によって搬送皿
    (1)上に載置される2個のしゃり玉は、互いに離隔され
    て載置されることを特徴とする請求項8記載のしゃり玉
    載置装置。
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