JPH1035610A - 封入封緘装置 - Google Patents

封入封緘装置

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JPH1035610A
JPH1035610A JP19818796A JP19818796A JPH1035610A JP H1035610 A JPH1035610 A JP H1035610A JP 19818796 A JP19818796 A JP 19818796A JP 19818796 A JP19818796 A JP 19818796A JP H1035610 A JPH1035610 A JP H1035610A
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sheet
paper
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JP19818796A
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Hou Itou
倣 伊藤
Tsutomu Kataigi
勉 片居木
Makoto Akiyama
真 秋山
Hironori Sato
浩紀 佐藤
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Juki Corp
Original Assignee
Juki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、封入物の枚数の照合を的確に行
うことのできる封入封緘装置を提供する。 【解決手段】 送られてきた紙葉類を自動的に封入封緘
する封入封緘機構を備えた封入封緘装置1である。封入
する前に紙葉類を一旦溜めておくプール部5と、このプ
ール部5に紙葉類を一枚ずつ取り出す取出し手段4と、
この取出し手段7による取り出し動作毎に前記プール部
5に収められた紙葉類の枚数を検出する枚数検出装置7
と、前記プール部5に所定枚数の紙葉類が溜まったこと
に基づきこれら紙葉類を前記封入封緘機構に搬送する搬
送手段8とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、紙葉類を自動的
に封入封緘する封入封緘装置において、その封入される
紙葉類の枚数を照合する機能を有する封入封緘装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】以前より、例えば帳票や券類などの紙葉
類をホッパーから所定枚数取り出して自動的に封入封緘
する装置として封入封緘装置がある。このような封入封
緘装置に組み込まれ、その封入物の枚数を照合する装置
として、例えば、紙幣計数機のの重ね送り検出装置(特
公昭52−22277号)や紙葉類搬送装置における二
重送り検知装置(特公昭53−40360号)などが提
案されている。従来の封入封緘装置において、封入物の
枚数を照合する方法としては、先ず、ホッパーから封入
物としての紙葉類を1枚ずつ取り出す際(その紙葉類が
プール部に搬送される前)に、取り出された紙葉類が1
枚か否かを照合するものと、次に、封入物(紙葉類)を
封筒に挿入した後、その封筒全体の厚みを測定し、それ
により、封入物の枚数が正しいかどうかを判定するもの
とがある。この封入後の照合では、封入物が正確な枚数
挿入されている封筒の厚みを予め計測し且つ基準値とし
て記憶させておき、測定した封筒全体の厚みをその基準
値と比較し、或る範囲より大きければ枚数過多の判断を
行い、小さければ枚数不足の判断を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の枚数照合の内、ホッパーから紙葉類を取り出す際
(プール部に搬送される前)に行う照合では、紙葉類を
ホッパーから取り出してプール部に搬送するまでの過程
において、紙葉類がうまくプール部に送られなかったり
して、封入物の枚数に狂いが生じてしまう可能性があ
る。従って、封入物を封筒に挿入する工程になるだけ近
いところで、枚数の照合を行うことが求められている。
また、封入物を封筒に挿入した後に行う照合では、封入
物10枚中で1枚の増減の判定が限度である。これは、
測定する装置に問題があるのではなく、封入する紙葉類
の厚みに10%程度のばらつきがあるからである。つま
り、同一種の紙葉類であっても、それを10枚以上重ね
た場合、その総厚の誤差が紙葉類1枚分の厚さに相当し
てしまうため、上記の判定に限度が生じてしまう。ま
た、封筒内に異なった厚みの紙葉類が複数挿入される場
合には、封筒全体の厚みが基準値に対して大きいか小さ
いかを判定できる程度で、挿入枚数の確認は不可能であ
る。
【0004】この発明は、上記の問題点を解決するため
になされたもので、封入物の枚数の照合を的確に行うこ
とのできる封入封緘装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、送られてきた紙葉類を自動
的に封入封緘する封入封緘機構を備えた封入封緘装置に
おいて、封入する前に紙葉類を一旦溜めておくプール部
と、このプール部に紙葉類を一枚ずつ取り出す取出し手
段と、この取出し手段による取り出し動作毎に前記プー
ル部に収められた紙葉類の枚数を検出する枚数検出装置
と、前記プール部に所定枚数の紙葉類が溜まったことに
基づきこれら紙葉類を前記封入封緘機構に搬送する搬送
手段とを備えている構成とした。
【0006】この請求項1記載の発明によれば、紙葉類
を封入する前に一旦溜めておくプール部において紙葉類
の枚数検出が行われるので、例えばホッパーから紙葉類
を取り出すときのみに枚数確認を行うもの等に比べて、
より確実に封入物の枚数の照合を行うことができる。ま
た、一般的に、紙葉類の厚みや重さにばらつきがある
為、例えば厚みを測ったり重さを測ったりして枚数を検
出する場合、多数の紙葉類を一遍に検出しようとする
と、検出誤差が大きくなってしまうことがあるが、この
発明では、紙葉類が取り出される度毎に枚数の検出を繰
り返し行うので、多数の紙葉類を照合するときでも、そ
の多数の枚数検出を確実に行うことが出来る。
【0007】具体的には、上記の枚数検出手段は、プー
ル部に溜められた紙葉類の総厚や総重量を計測可能な計
測器を使用し、紙葉類が取り出される度毎にその計測量
の増加量をみて、紙葉類が1枚増えたかどうか検出する
ようにすることで達成される。
【0008】請求項2の発明は、請求項1記載の封入封
緘装置において、前記プール部、前記取出し手段および
前記枚数検出装置が複数組み設けられ、前記搬送手段
が、前記複数のプール部に溜められた紙葉類を寄せ集め
ながら前記封入封緘機構に搬送するという構成とした。
【0009】この請求項2記載の発明によれば、請求項
1記載のプール部、取出し手段および枚数検出装置が複
数組み設けられているので、例えば、それら複数のプー
ル部に同じ紙葉類を溜めて封入封緘機構に送るようにす
ることで、枚数照合を確実にした上でより多くの紙葉類
をより早く封入封緘することが出来る。また、上記複数
のプール部に異なった紙葉類を溜めて封入封緘機構に送
るようにすることで、複数種類の紙葉類をその枚数を確
実に照合した上で封入封緘することが出来る。
【0010】請求項3の発明は、請求項1又は2に記載
の封入封緘装置において、前記枚数検出装置が、前記プ
ール部に溜められた紙葉類の総厚に依存する量を計測す
る計測手段と、前記取出し手段の取り出し動作毎に前記
計測手段からの計測結果を読み込んで前記溜められた紙
葉類の総厚に依存する量からの増加量を求める算出手段
と、この増加量に基づいて取り出された紙葉類が1枚か
否かを判断する判断手段と、この判断手段の判断に基づ
き紙葉類の数をカウントする計数手段とからなる構成と
した。
【0011】この請求項3記載の発明によれば、計測手
段がプール部に溜められた紙葉類の総厚に依存する量の
計測を行う一方、上記取出し手段が紙葉類の取り出し動
作を行う毎に、算出手段が紙葉類の総厚に関する計測量
の増加量を求め、この増加量に基づいて取り出された紙
葉類が1枚か否かの判断、および、その判断に基づき紙
葉類の数のカウントが行われるので、プール部に溜まっ
ている紙葉類が何枚であっても、次に取り出された紙葉
類のカウントを的確に行うことが出来る。つまり、各々
の紙葉類の厚みにばらつきがあったとしても、そのばら
つきによる影響を累加させることなく、カウントするこ
とが出来る。従って、このカウントを1枚目の取り出し
から行って(即ち、総厚の計測をプール部に何も無い状
態から行って)、このカウントを繰り返すことにより、
紙葉類の枚数が何枚であっても的確にその枚数の検出を
行うことが出来る。
【0012】具体的には、上記の計測手段は、例えば検
知子でプール部に溜まった紙葉類を押さえる構造にし、
その検知子の移動量を測定するようにして達成される。
その検知子の移動量の計測としては、磁石とホール素子
による離間距離の計測、或はポテンショメーターによる
移動量の計測等、さまざまな計測法が適用可能である。
また、上記の算出手段や判断手段は、CPU(Central
Processing Unit)の演算処理により実現可能である。
【0013】請求項4の発明は、請求項3に記載の封入
封緘装置において、前記計測手段により計測された紙葉
類の総厚に関するデータを記憶しておく第1の記憶手段
と、エラー等により封入封緘装置が一旦停止して再び始
動した場合に、前記計測手段から計測結果を読み込ま
せ、この計測結果と前記第1の記憶手段に記憶されたデ
ータとを比較して、前記プール部に溜められた紙葉類の
過不足を判断させる再始動時制御手段とを備えている構
成とした。
【0014】この請求項4記載の発明によれば、エラー
等により封入封緘装置が停止し、その後、例えばエラー
等が解除されて封入封緘装置が再始動した場合でも、そ
の停止の間にプール部から紙葉類が抜かれたり足された
りしたかが分かるので、停止前に引き続き、プール部に
溜められた紙葉類の枚数検出を行うことが出来る。
【0015】具体的には、上記の再始動時制御手段は、
CPUやROM(Read Only Memory)、RAM(Random
Access Memory)によるプログラム処理等により実現可
能である。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項3又は4に
記載の封入封緘装置において、前記計測手段の計測量に
関するデータを記憶する第2の記憶手段と、ティーチン
グ処理として、予め前記取出し手段により前記プール部
に紙葉類を一枚ずつ取り出させると共に紙葉類が取り出
される度毎に前記計測手段の計測量に関するデータを基
準データとして前記第2の記憶手段にそれぞれ記憶させ
るティーチング処理制御手段とを備え、前記判断手段
は、紙葉類の取り出し枚数に対応した前記基準データに
基づいて、取り出された紙葉類が1枚か否かを判断する
構成とした。
【0017】この請求項5記載の発明によれば、予め前
記取出し手段により前記プール部に紙葉類を一枚ずつ取
り出させると共に紙葉類が取り出される度毎に前記計測
手段の計測量に関するデータを基準データとして前記第
2の記憶手段にそれぞれ記憶させるティーチング処理を
行い、これら紙葉類の枚数に対応した基準データに基づ
いて、前記判断手段が紙葉類の取り出し枚数の確認を行
うので、紙葉類の種類が変更された場合でも、その紙葉
類の変更に対応させて枚数検出を行わせることが出来
る。また、取り出し枚数毎に基準データを設定するよう
にしたので、計測量が枚数と比例しないタイプの計測手
段にも対応することが出来る。
【0018】具体的には、上記のティーチング処理制御
手段は、CPUやROM、RAMによるプログラム処理
等により実現可能である。
【0019】請求項6記載の発明は、請求項5記載の封
入封緘装置において、前記ティーチング処理で使用する
各紙葉類の厚みのばらつきの影響を減らすべく、前記基
準データに平均化処理を施す演算手段を備えている構成
とした。
【0020】この請求項6記載の発明によれば、ティー
チング処理で使用した紙葉類に含まれる厚みのばらつき
の影響を平均化処理により低減して、ティーチング処理
で得られる上記基準データを、前記ばらつきの影響の少
ない理想的なデータに近づけることが出来る。それによ
り、プール部に溜められた紙葉類の枚数検出の精度をよ
り高めることが出来る。
【0021】具体的には、上記の平均化処理は、ティー
チング処理を複数回行い各回で得た基準データを平均化
するものや、1回のティーチング処理で得た基準データ
を回帰解析等で理想線に回帰させるもの等が含まれる。
ここで、理想線とは、紙葉類に厚さのばらつきが無いと
して理想的に得られるべきデータの形のことである。
【0022】請求項7記載の発明は、請求項3〜6のい
ずれか1項に記載の封入封緘装置において、前記計測手
段が、送られてくる紙葉類を、前記プール部の紙葉類が
収められるテーブル面とこのテーブル面に対して可動状
態に設けられた検知子とで挟み込むことにより、これら
紙葉類の総厚を計測可能である構成をし、前記検知子の
紙葉類に接触する部分をV字形状にすると共に前記テー
ブル面の紙葉類を挟む部分に峰を設けた構成とした。
【0023】この請求項7記載の発明によれば、紙葉類
の総厚を計測すべく、検知子とテーブル面とで複数重ね
られた紙葉類を挟んだ際に、重ねられた紙葉類が所謂
「しなり」や「膨らみ」等により、テーブル面と紙葉類
との間や各紙葉類の間に隙間が生じて総厚の測定に影響
を及ぼすことが考えられるが、この発明では、V字形状
の検知子の先端とテーブル面の峰の部分で紙葉類が挟ま
れるので、挟まれたときに紙葉類にかかる単位面積に対
する圧力を高くすることが可能で、それにより、上記の
「しなり」や「膨らみ」等を押さえて、その影響を防止
することが出来る。
【0024】また、送られてきた紙葉類が検知子とテー
ブル面(溜まっている紙葉類)との間に入り込む際に、
その紙葉類が検知子の押圧力に抗せずに停止してしま
う、所謂「ジャム」の発生が考えられるが、この発明で
は、全体の押圧力を高めずに上記の如く単位面積当たり
の圧力を高めることが出来るので、上述の「しなり」や
「膨らみ」を抑えることが出来ると共に、所謂「ジャ
ム」の発生も防止することが出来る。
【0025】具体的には、上記のテーブル面に設けられ
た峰には、例えば、テーブル面に突起を設けてその頂部
を峰としたり、テーブル面にスリットを設けてそのエッ
ジを峰とするものなどが含まれる。
【0026】請求項8記載の発明は、請求項3〜7のい
ずれか1項に記載の封入封緘装置において、前記計測手
段が、前記プール部の紙葉類が収められるテーブル面
と、このテーブル面に対して可動状態に設けられ予めテ
ーブル面側に押圧した状態にある検知子との間に紙葉類
が送り込まれることにより、紙葉類の総厚を計測可能で
あり、この検知子の紙葉類を押圧力を可変にした構成と
した。
【0027】この請求項8記載の発明によれば、例え
ば、検知子とテーブル面との間に紙葉類が入り込むとき
に検知子の押圧力を低める一方、紙葉類の総厚を計測す
るときに検知子の押圧力を高めるようにすることが出来
る。それにより、上述の「しなり」や「膨らみ」を抑
え、且つ、「ジャム」の発生を防止する作用をより向上
することができる。
【0028】具体的には、この検知子の押圧力の変更
は、例えば、紙葉類の送られてくるタイミングや厚みの
計測タイミングに合わせて、CPUやROM、RAMに
よるプログラム処理等により制御することで達成され
る。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図1〜図8の図面を参照しながら説明する。図1
は、この発明の実施の形態としての封入封緘装置1の概
要図である。この封入封緘装置1は、3種類の帳票(紙
葉類)をそれぞれ所定枚数ずつ取り出し、それら3種類
の帳票をまとめた上で、自動的に封入封緘する装置であ
る。
【0030】この封入封緘装置1の図中の右大半には、
帳票を取り出し搬送する機構が設けられている。即ち、
帳票を蓄えておく3つのホッパー3,3,3や、これら
ホッパー3,3,3から帳票を1枚ずつ取り出す取出し
装置4,4,4、並びに、帳票が所定枚数取り出される
まで帳票を一旦溜めておくプール部5,5,5、プール
部5,5,5に送られた帳票の枚数を検出する枚数検出
装置7,7,7、プール部5,5,5に溜められた3種
類の帳票をまとめながら搬送する搬送装置8、まとめら
れた帳票をタイミングを合わせて封入する箇所に送る第
2の搬送装置9等が設けられている。
【0031】封入封緘装置1の図中左側には、封筒の取
り出しや帳票の封入封緘に関与する機構が設けられてい
る。即ち、封筒を蓄えておく封筒用ホッパー12や、封
筒の封を開けながら帳票を封入する箇所まで搬送する封
筒搬送装置14、帳票が封入された封筒を閉じて封緘す
る封緘装置15(図中、封筒搬送装置14の奥方にあり
図示省略している)、その他、上記の各装置へ動力を供
給している電動装置17等が設けられている。取出し装
置4は、バキュームパッド4aやピックアップローラー
4b等から構成され、このバキュームパッド4aの吸引
によりホッパー3下方の開口部から帳票を1枚ずつ取り
出して、その帳票をピックアップローラー4bで挟んで
プール部5まで供給するようになっている。ピックアッ
プローラー4bで挟まれた帳票は、供給路4fに沿って
ピンチローラー4c,‥に挟まれながらプール部5に送
られる(図2)。また、取出し装置4には、例えば光セ
ンサー等の帳票検出器4dが設けられ、取り出された帳
票が1枚かどうかということを取り出す度毎に確認する
ようになっている。
【0032】図2には枚数検出装置7の部分拡大図を、
図4には枚数検出装置7の部分正面図を示す。プール部
5は、帳票が積み重ねられるプールテーブル5Aに、搬
出ゲート5bやフィン通過用溝5c(図4)等を設けて
構成される。この搬出ゲート5bは後述の搬送フィン8
bが帳票を押し進めたときに、その帳票に押されて開放
するようになっている。フィン通過用溝5cにより隔て
られたプールテーブル5Aの中央部5Aaは、その側方
部5Abと同じ高さか若干低めに構成されている。
【0033】枚数検出装置7は、プールテーブル5Aに
積み重ねられた帳票の厚さを測定することで枚数を検出
する(厚さの増加量に基づき帳票の数をカウントして総
枚数を検出する)もので、検知子としての紙厚検出ロー
ラー7aや検出アーム7b、検出素子としてのホール素
子7cや磁石7d等から構成されている。ホール素子7
cはアンプ等を備えたホール素子用基板7eに搭載さ
れ、このホール素子用基板7eが枚数検出装置7の筐体
7fに取り付けられている。検出ローラー7aは検出ア
ーム7bの一端側に回転可能に軸受けされ、検出アーム
7bは軸7gを中心に回動可能に軸支されている。この
検出アーム7bの多端側には磁石7dが埋め込まれてい
て、検出ローラー7aがプール部5のプールテーブル5
Aから離れる方向に移動することで、磁石7dがホール
素子7cから離れる方向に移動するようになっている。
なお、検出素子は、ポテンショメーター等を用いても良
い。
【0034】この検出アーム7bには所定の圧力が掛け
られており、それにより、検出ローラー7aが所定の押
圧力でプールテーブル5A側を押すようになっている。
この押圧力は、いわゆるジャムの発生を防ぐ弱さに設定
されている。つまり、この押圧力が強すぎると、取出し
装置4側から送られてきた帳票が検出ローラー7aの下
に滑り込めずに止まってしまう、いわゆるジャムの発生
が考えられるが、それを防止している。また、検出ロー
ラー7aの帳票を押す部分は、その先端側を尖らせた
(外周側を薄くした)正面視V字形状をしており、ま
た、プールテーブル5Aの帳票を挟み込む部分は、フィ
ン通過用溝5cに面したエッジ部5dを用いている。こ
れらによって、検出ローラー7aとプールテーブル5A
とで帳票を挟み込む単位面積当たりの押圧力が強くな
り、重ねられた帳票のしなりや膨らみによる隙間の発生
を抑えるようになっている。つまり、検出ローラー7a
の押圧力が弱すぎると、帳票が重ねられた状態図である
図3に示すように、重ねられた帳票のしなりや膨らみの
影響で帳票の間に隙間が開いてしまうが、単位面積当た
りの押圧力を強めることで、その隙間の影響を抑えてい
る。
【0035】なお、帳票を挟み込む部分のその他の例を
示した図5のように、プールテーブル5Aの帳票を挟み
込む部分としてエッジ部5dを用いずに、プールテーブ
ル5Aに突起5eを設けて、この突起5eと検出ローラ
ー7aとで帳票を挟むようにしても、上記と同様の効果
が得られる。この突起5eは帳票が送られる方向になだ
らかに伸びていて、ジャムを発生しにくくしている。ま
た、検出アーム7bの加圧機構のその他の例を示した図
6のように、検出アーム7bにばね材7lを介してソレ
ノイド7kを接続し、ソレノイド7kのオンオフにより
検出ローラー7aの押圧力を可変にするようにしても良
い。それにより、例えば、帳票が送られてくるときにソ
レノイド7kをオフにして押圧力を弱くし、帳票の総厚
を計測するときにソレノイド7kをオンにして押圧力を
強くすることで、ジャムを発生しにくくすると共に、計
測時のしなりや膨らみによる影響を抑えることが出来
る。なお、検出ローラー7aの押圧力を可変にする構造
は上記のものに限られるものではない。
【0036】搬送装置8は、搬送テーブル8a、搬送フ
ィン8b、ベルト車8c,8c、搬送ベルト8d等から
構成される。この搬送テーブル8aには搬送フィン8b
を通過させる通過用溝が形成されている。また、搬送フ
ィン8b、ベルト車8c,8c、搬送ベルト8dからな
る一連の機構は図中手前側と奥側との2列に形成されて
いる。そして、これらベルト車8c,8cが駆動するこ
とで、搬送テーブル8aやプールテーブル5A上に出て
いる搬送フィン8bが図中右から左へ移動して、プール
部5,5,5に溜められている帳票群を集めながら搬送
テーブル8aに沿って搬送するようになっている。つま
り、手前側と奥側とで対になった1組みの搬送フィン8
b,8bが3つのプール部5,5,5に積まれた3種類
の帳票群を、順次プールテーブル5Aから搬送面に落と
しながら、集めていくようになっている。右から2番
目、3番目のプールテーブル5Aに積まれた帳票群は、
搬送されてきた帳票群に重なるように落とされて集めら
れる。
【0037】封筒搬送装置14は、封筒用ホッパー12
から封筒を1枚ずつ取り出す封筒取出し装置14aや、
搬送する際に封筒を挟むクリッパ14b、搬送ベルト1
4cやベルト車14d,‥、封筒の口を開ける開口装置
14e等から構成されている。この封筒搬送装置14の
途中、封筒に帳票が挿入されてから封緘されるまでの間
には、封筒の上から封入された帳票の全厚を計測して、
最終的に大きな狂いがないか検査する検査装置を設ける
こともできる。封緘装置15は、封筒に糊を付ける糊付
装置(図示略)や封筒の口を閉じる閉口装置等、並び
に、封緘済みの封筒を所定の箇所まで搬送する搬送装置
等から構成されている。
【0038】この封入封緘装置1には、図示しない制御
回路が設けられている。この制御回路は、CPU(Cent
ral Processing Unit)、RAM(Random Access Memor
y)、ROM(Read Only Memory)を搭載したCPUボ
ードや、入出力ポートやデーターバスを備えたデバイス
ボード40(図7)などから構成され、この入出力ポー
トには、取出し装置4,4,4の駆動装置や光センサ
ー、枚数検出装置7のホール素子用基板7e、並びに、
搬送装置8、第2の搬送装置9、封筒用搬送装置および
封緘装置15、それぞれの駆動装置等が接続されてい
る。そして、CPUボードの制御によって、上記のセン
サー類からの信号が読み込まれ、また、上記の装置類が
作動するようになっている。
【0039】枚数検出装置(ホール素子7cやホール素
子用基板7e)7とこの制御回路(デバイスボード)と
の接続は、この接続部分の回路図である図7に示すよう
に、反転増幅回路30、サンプルホールド31および1
2ビットA/D変換回路32を備えた拡張基板35を介
して接続されている。ROM中には、後述するティーチ
ング処理の制御処理手順を示す制御プログラムや制御デ
ータ、後述する基準値の平均化処理の制御プログラムや
制御データ、封入封緘処理の制御プログラムや制御デー
タ、並びに、エラー等により封入封緘装置1が一旦停止
して再び始動した場合に、前記計測手段から計測結果を
読み込ませ、この計測結果とRAM中に記憶してあるエ
ラー前の帳票数のカウントデータとを比較して、前記プ
ール部5,5,5に溜められた紙葉類の過不足を判断さ
せる再始動時処理の制御プログラムや制御データが書き
込まれている。
【0040】この実施の形態の封入封緘装置1は上記の
ように構成され、枚数検出装置7,7,7等の作用によ
り、以下のようにして枚数照合が行われ、正確な枚数の
帳票を封入封緘できるようになっている。先ず、プール
部5,5,5に帳票が1枚も供給されていないときに、
枚数検出装置7,7,7からのセンサー信号(電圧)が
拡張基板を介してデジタル信号に変換されて制御回路に
読み込まれ、制御回路内で帳票が0枚であることがカウ
ントされる。
【0041】次に、制御回路から制御信号が出力されて
取出し装置4が作動する。帳票がホッパー3から取り出
され供給路4fを通ってプール部5に送られると、その
帳票はプールテーブル5Aを滑って、検出ローラー7a
とプールテーブル5Aとの間に入り込み、検出ローラー
7aを押し上げる。この押し上げる量はこの帳票1枚分
の厚みである。検出ローラー7aの移動に伴って、検出
アーム7bが回動してこの検出アーム7bの端部に取り
付けられた磁石7dがホール素子7cから離れる方向に
移動する。この移動量はこの入り込んだ帳票1枚分の厚
みにほぼ比例する。磁石7dが移動すると、その移動量
に基づいてホール素子7cのセンサー信号(電圧)が変
化して、そのセンサー信号に対応するデジタル信号が制
御回路に読み込まれる。
【0042】帳票が取り出されて、ホール素子7c側か
らのアナログ信号が拡張基板35を介してデジタル信号
に変換され読み込まれると、先ず、制御回路内で算出処
理が行われ、帳票の取り出し前のセンサー信号から比べ
た取り出された後のセンサー信号の増量が算出される。
次に、その増量と制御回路内のRAM中に記憶されてい
る基準値との比較判断が行われる。この基準値は帳票の
カウント数に対応した数だけあり、そのカウント数(プ
ール部5に溜められた数)に対応した基準値が用いられ
る。即ち、ここでは帳票のカウント数が0枚のときの基
準値が用いられる。この基準値は後述のティーチング処
理で作成される。比較判断の結果、センサー信号が基準
値に基づく所定の範囲内に含まれれば、帳票のカウント
数が「1」加算され、また次の帳票の取り出し制御に移
行する。一方、比較判断の結果、センサー信号が上記の
範囲内から外れていれば、帳票のカウント数は加算され
ず、例えば、図示しない表示装置などに例えばエラー発
生を示す信号が出力され、一時停止などのエラー処理に
移行される。
【0043】次の帳票の取り出し制御に移行したときに
は、再び、制御回路から制御信号が出力されて取出し装
置4が作動し、帳票がプール部5に送られる。それに伴
ってホール素子7cからのセンサー信号が変化して、そ
のセンサー信号に対応したデジタル信号が制御回路に読
み込まれる。この変化したデジタル信号に基づいて、こ
の帳票の取り出し前のセンサー信号から比べた取り出さ
れた後のセンサー信号の増量の算出、そして、その増量
と制御回路内のRAM中に記憶されている基準値との比
較判断が行われる。即ち、取り出された帳票が1枚か否
かの判断が行われる。この基準値は帳票のカウント数に
対応したものが用いられる。
【0044】比較判断の結果、1枚であれば帳票のカウ
ント数が「1」加算され、1枚でなければ例えばエラー
処理に移行する。すなわち、帳票が取り出される度毎
に、帳票群の総厚の増量、即ち、その取り出された帳票
の厚さを示すセンサー信号の増量が算出され、その厚さ
に基づいて取り出された帳票が1枚か否かの判断、およ
び、全帳票のカウントがなされるようになっている。つ
まり、帳票群の総厚を計測して、その総厚から帳票の枚
数を割り出そうとすると、個々の帳票の厚さ自体に10
%程度のばらつきがあるため、10枚以上になると総厚
の誤差が1枚分の厚さを上回ってしまって、正確に枚数
を照合できなかったが、この実施の形態に示すもので
は、上記のように1枚毎に計測を行い、1枚ずつカウン
トしていくので、多数の帳票の枚数照合を的確に行うこ
とができる。
【0045】その後、比較判断の結果として1枚でない
という結果にならなければ、上記の帳票の取り出し処
理、センサー信号を入力する処理、センサー信号の増量
を求める処理、この増量を基準値と比較判断する処理、
この比較判断による分岐処理(帳票数のカウント処理か
エラー処理)が繰り返され、所定枚数の帳票がプール部
5に溜められる。このようにして、3台のプール部5,
5,5にそれぞれ所定枚数の帳票が溜められると、搬送
装置8に制御信号が送られてベルト車8c,8cが駆動
する。この駆動により、順次、搬送フィン8bがプール
テーブル5Aに溜められた帳票群を搬送テーブル8aに
落としながら進んで、3台のプール部5,5,5に溜め
られた帳票を重ねた状態にして集める。
【0046】一方、搬送テーブル8aに帳票が集められ
るまでの間に、封筒搬送装置14に制御信号が送られ
て、封筒取出し装置14aや搬送ベルト14cが駆動す
る。その駆動により、封筒取出し装置14aが封筒用ホ
ッパー12から1枚の封筒を取り出して、搬送ベルト1
4cまで送り、その封筒をクリッパ14bーが挟んで、
搬送ベルト14cに沿って図1中反時計回りに封筒が搬
送される。この搬送の途中で開口装置14eにより封筒
の口が開けられた状態で、封入位置に封筒が送られる。
【0047】封筒が封入位置に送られ、帳票が搬送テー
ブル8a上に集められると、制御信号により第2の搬送
装置9が駆動して、その搬送装置9に設けられた搬送フ
ィン9aが集められた帳票を封筒の中に挿入する。その
後、検査装置により封筒の上から総厚の計測が行われ
て、大きな狂いがなければ、封緘装置15に搬送され、
この封緘装置15により封緘された上で、この処理済み
の封筒が所定の箇所まで搬送され、封入封緘の1シーケ
ンス分の処理が終了する。
【0048】次に、上記の比較判断処理において、セン
サー信号の増加量と比較される基準値を作成記憶するテ
ィーチング処理に関する説明を行う。このティーチング
処理は封入封緘の処理を行う前に予め行われる。それに
より、帳票の種類(厚さ)が変更された場合でも、その
変更に対応させて枚数検出を行わせることが出来る。こ
のティーチング処理を開始するには、先ず、各ホッパー
3,3,3にそれぞれ実際に処理する帳票をセットす
る。ティーチング処理が開始されると、制御信号により
取出し装置4が駆動して、ホッパー3から帳票が1枚ず
つ取り出されプール部5に送られる。そして、帳票が送
られて来る度毎に枚数検出装置7から帳票の総厚を示す
センサー信号が制御回路に入力される。
【0049】制御回路では、取出し装置4に駆動信号を
送る度にプール部5に送った帳票の数をカウントしてい
くと共に、そのカウント数に対応させて入力されたセン
サー信号(デジタル信号)をRAM中に記憶させてい
く。そして、このカウント数に対応したセンサー信号、
或は、内部の算出処理により算出された、1つ前のカウ
ント数に対応するセンサー信号からのセンサー信号の増
量が、各カウント数に対応する基準値となる。この操作
は、例えば、プール部5に何も無い状態から帳票がプー
ル最大数積まれるまで行われる。
【0050】このように、プール部5に積まれた帳票の
枚数毎に基準値を作成記憶しているので、ホール素子7
cを用いた厚さ測定など、厚さとセンサー信号が比例し
ない場合であっても、その枚数に対応した基準値を使用
することで、各枚数毎のセンサー信号の比較処理が行え
るようになっている。また、上記のように作成した基準
値には、そのティーチング処理で用いた帳票自体に厚み
ばらつきがあるため、その厚みばらつきによる誤差が含
まれるが、以下のような平均処理を行って、基準値を帳
票に厚みばらつきがないものとした理想値に近づけるこ
とができる。
【0051】図8には、1回のティーチング処理で作成
した基準値と理想線とを表したグラフを示す。このグラ
フにおいて、縦軸には基準値(センサー信号の電圧値又
はA/D変換されたデジタル信号のデジタル値)を示
し、横軸にはプール部5に積まれた帳票の枚数を示して
いる。このグラフは、枚数検出装置7の厚み検出素子と
してリニア出力のポテンショメーターを使用したときの
ものである。まず、平均化処理の1つとして、上記のテ
ィーチング処理を複数回行い、それぞれの回で作成した
基準値の平均をとって、その平均値を新たな基準値とし
て記憶させる。
【0052】また、平均化処理の2つ目として、1回の
ティーチング処理で作成した基準値を用いて、理想線に
近づける解析等を行い、その理想線の値を新たな基準値
として記憶させる。ここで、理想線とは、帳票に厚みば
らつきがないとしたときに得られるはずの関数形のこと
である。例えば、枚数検出装置7の厚み検出素子として
ポテンショメーターを使用しているときには、理想線は
枚数と基準値が比例しているものとなるため、下記のよ
うな解析で理想線に近づけることが出来る。即ち、帳票
の取り出し枚数がn枚のときに対応する基準値をT
(n)、平均化処理後の基準値をTp(n)、帳票の取
出し最大枚数をN枚とすると、 Tp(0)=T(0) Tp(n)={T(n−1)+T(n)+T(n+
1)}/3 (n=1〜N−1のとき) Tp(N)={T(N−1)+T(N)×2}/3 このような演算を数回(例えば6回)繰り返すことで、
理想線に近づけることが出来る。ここで、この演算処理
を数回繰り返す場合には、新たに作成した基準値Tp
(n)を元の基準値T(n)と見なして処理を行う。
【0053】以上のように、この実施の形態の封入封緘
装置1によれば、帳票を封入する前に一旦溜めておくプ
ール部5において紙葉類の枚数検出が行われるので、例
えばホッパー3から紙葉類を取り出すときのみに枚数確
認を行うもの等に比べて、より確実に封入物の枚数の照
合を行うことができる。また、一般的に、紙葉類の厚み
や重さにばらつきがある為、例えば厚みを測ったり重さ
を測ったりして枚数を検出する場合、多数の紙葉類を一
遍に検出しようとすると、検出誤差が大きくなってしま
うことがあるが、この封入封緘装置1では、枚数検出装
置7によって、紙葉類が取り出される度毎に枚数の検出
が繰り返し行われるので、多数の紙葉類を照合するとき
でも、その多数の枚数検出を確実に行うことが出来るよ
うになっている。
【0054】また、このプール部5,5,5、取出し手
段および枚数検出装置7,7,7が複数組み設けられて
いるので、例えば、それら複数のプール部5,5,5に
同じ帳票を溜めて封入封緘機構に送るようにすること
で、枚数照合を確実にした上でより多くの紙葉類をより
早く封入封緘することが出来る。また、上記複数のプー
ル部5,5,5に異なった帳票を溜めて封入封緘機構に
送るようにすることで、複数種類の帳票をその枚数を確
実に照合した上で封入封緘することが出来るようになっ
ている。
【0055】なお、本発明は、この実施の形態の封入封
緘装置1に限られるものではなく、例えば、枚数検出装
置7の検出素子としてホール素子7cを用いているが、
ポテンショメーターなど厚みの検出が行えるものであれ
ば、どのような検出器を用いても良い。その他、この実
施の形態で示した具体的な細部構造等は、発明の趣旨を
逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【発明の効果】
【0056】請求項1記載の発明によれば、例えばホッ
パーから紙葉類を取り出すときのみに枚数確認を行うも
の等に比べて、より確実に封入物の枚数の照合を行うこ
とができる。また、一般的に、紙葉類の厚みや重さにば
らつきがある為、多数の紙葉類を一遍に検出しようとす
ると、検出誤差が大きくなってしまうことがあるが、こ
の発明では、多数の紙葉類を照合するときでも、その多
数の枚数検出を確実に行うことが出来る。
【0057】請求項2記載の発明によれば、枚数照合を
確実にした上でより多くの紙葉類をより早く封入封緘す
ることが出来る。また、複数種類の紙葉類をその枚数を
確実に照合した上で封入封緘することが出来る。
【0058】請求項3記載の発明によれば、各々の紙葉
類の厚みにばらつきがあったとしても、そのばらつきに
よる影響を累加させることなく、的確にその枚数の検出
を行うことが出来る。
【0059】請求項4記載の発明によれば、エラー等に
より封入封緘装置が停止し、その後、例えばエラー等が
解除されて封入封緘装置が再始動した場合でも、停止前
に引き続いて、プール部に溜められた紙葉類の枚数検出
を続行することが出来る。
【0060】請求項5記載の発明によれば、紙葉類の種
類が変更された場合でも、その紙葉類の変更に対応させ
て枚数検出を行わせることが出来る。また、計測量が枚
数と比例しないタイプの計測手段にも対応することが出
来る。
【0061】請求項6記載の発明によれば、ティーチン
グ処理で得られた基準データを、紙葉類の厚みばらつき
の影響の少ない理想的なデータに近づけることが出来
る。それにより、プール部に溜められた紙葉類の枚数検
出の精度をより高めることが出来る。
【0062】請求項7記載の発明によれば、重ねられた
紙葉類が所謂「しなり」や「膨らみ」等により、テーブ
ル面と紙葉類との間や各紙葉類の間に隙間が生じて総厚
の測定に影響を及ぼすことが考えられるが、この「しな
り」や「膨らみ」等を押さえて、その影響を防止するこ
とが出来る。また、送られてきた紙葉類が検知子とテー
ブル面(溜まっている紙葉類)との間に入り込む際に、
その紙葉類が検知子の押圧力に抗せずに停止してしま
う、所謂「ジャム」の発生が考えられるが、この「ジャ
ム」の発生も同時に防止することが出来る。
【0063】請求項8記載の発明によれば、それによ
り、上述の「しなり」や「膨らみ」を抑え、且つ、「ジ
ャム」の発生を防止する作用をより向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態である封入封緘装置を示
す概要図である。
【図2】図1中の封入物枚数照合装置の部分を示す拡大
図である。
【図3】複数の帳票が重ねられている状態を示す正面図
である。
【図4】図2中のプール部と枚数検出ローラーを示す正
面図である。
【図5】プール部と枚数検出ローラーとの帳票を挟む部
分のその他の実施の形態を示す正面図である。
【図6】枚数検出装置の検知子の圧力を可変にした構造
を示す側面図である。
【図7】図1の封入封緘装置の制御回路に接続されてい
る封入物枚数照合装置の制御に関与する部分を示した部
分回路図である。
【図8】ティーチング処理で得られた各取出し枚数に対
応した基準値と帳票の厚みばらつきが無いとしたときに
得られる検出量の理想線とを示したグラフ図である。
【符号の説明】
1 封入封緘装置 3,3,3 ホッパー 4,4,4 取出し装置 5,5,5 プール部 7,7,7 枚数検出装置 7a 検出ローラー7a 7b 検出アーム 7c ホール素子7c 7d 磁石 8 搬送装置 12 封筒用ホッパー 14 封筒搬送装置 15 封緘装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 浩紀 東京都調布市国領町8丁目2番地の1 ジ ューキ株式会社

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送られてきた紙葉類を自動的に封入封緘
    する封入封緘機構を備えた封入封緘装置において、 封入する前に紙葉類を一旦溜めておくプール部と、 このプール部に紙葉類を一枚ずつ取り出す取出し手段
    と、 この取出し手段による取り出し動作毎に前記プール部に
    収められた紙葉類の枚数を検出する枚数検出装置と、 前記プール部に所定枚数の紙葉類が溜まったことに基づ
    き、これら紙葉類を前記封入封緘機構に搬送する搬送手
    段とを備えたことを特徴とする封入封緘装置。
  2. 【請求項2】 前記プール部、前記取出し手段および前
    記枚数検出装置が複数組み設けられ、 前記搬送手段は、前記複数のプール部に溜められた紙葉
    類を集めながら前記封入封緘機構に搬送することを特徴
    とする請求項1記載の封入封緘装置。
  3. 【請求項3】 前記枚数検出装置は、 前記プール部に溜められた紙葉類の総厚に依存する量を
    計測する計測手段と、 前記取出し手段の取り出し動作毎に前記計測手段からの
    計測結果を読み込んで前記溜められた紙葉類の総厚に依
    存する量の増加量を求める算出手段と、 この増加量に基づいて取り出された紙葉類が1枚か否か
    を判断する判断手段と、 この判断手段の判断に基づき紙葉類の数をカウントする
    計数手段とから構成されることを特徴とする請求項1又
    は2に記載の封入封緘装置。
  4. 【請求項4】 前記計測手段により計測された紙葉類の
    総厚に関するデータを記憶しておく第1の記憶手段と、 エラー等により封入封緘装置が一旦停止して再び始動し
    た場合に、前記計測手段から計測結果を読み込ませ、こ
    の計測結果と前記第1の記憶手段に記憶されたデータと
    を比較して、前記プール部に溜められた紙葉類の過不足
    を判断させる再始動時制御手段とを備えたことを特徴と
    する請求項3記載の封入封緘装置。
  5. 【請求項5】 前記計測手段の計測量に関するデータを
    記憶する第2の記憶手段と、 ティーチング処理として、予め前記取出し手段により前
    記プール部に紙葉類を一枚ずつ取り出させると共に紙葉
    類が取り出される度毎に前記計測手段の計測量に関する
    データを基準データとして前記第2の記憶手段にそれぞ
    れ記憶させるティーチング処理制御手段とを備え、 前記判断手段は、紙葉類の取り出し枚数に対応した前記
    基準データに基づいて、取り出された紙葉類が1枚か否
    かを判断することを特徴とする請求項3又は4に記載の
    封入封緘装置。
  6. 【請求項6】 前記ティーチング制御処理で使用する各
    紙葉類の厚みのばらつきの影響を低減すべく、前記基準
    データに平均化処理を施す演算手段を備えていることを
    特徴とする請求項5記載の封入封緘装置。
  7. 【請求項7】 前記計測手段は、 送られてくる紙葉類を、前記プール部の紙葉類が収めら
    れるテーブル面とこのテーブル面に対して可動状態に設
    けられた検知子とで挟み込むことにより、これら紙葉類
    の総厚を計測可能であり、 前記検知子の紙葉類に接触する部分をV字形状にすると
    共に前記テーブル面の紙葉類を挟む部分に峰を設けたこ
    とを特徴とする請求項3〜6のいずれか1項に記載の封
    入封緘装置。
  8. 【請求項8】 前記計測手段は、 前記プール部の紙葉類が収められるテーブル面と、この
    テーブル面に対して可動状態に設けられ予めテーブル面
    側に押圧した状態にある検知子との間に紙葉類が送り込
    まれることにより、紙葉類の総厚を計測可能であり、前
    記検知子の紙葉類を押圧力を可変にしたことを特徴とす
    る請求項3〜7のいずれか1項に記載の封入封緘装置。
JP19818796A 1996-07-26 1996-07-26 封入封緘装置 Pending JPH1035610A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015078874A (ja) * 2013-10-16 2015-04-23 株式会社松永文商店 脱酸素剤の検出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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