JPH1034157A - 水の殺菌・殺藻装置 - Google Patents

水の殺菌・殺藻装置

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JPH1034157A
JPH1034157A JP21617196A JP21617196A JPH1034157A JP H1034157 A JPH1034157 A JP H1034157A JP 21617196 A JP21617196 A JP 21617196A JP 21617196 A JP21617196 A JP 21617196A JP H1034157 A JPH1034157 A JP H1034157A
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Sadao Narita
貞夫 成田
Munekatsu Hirano
宗克 平野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】循環配管や給水管などの管に取付可能で、電極
が安定に固定された殺菌・殺藻装置を提供する。 【解決手段】接続される管の軸方向に流路を有するとと
もに、径方向の一側に電極保持器取付口を有する管継ぎ
手2と、電極保持器取付口に液密に取り付けられた電極
保持器3と、銅、銀などの抗菌作用を有する金属からな
り、ボルトを介して、先端が管継ぎ手の流路に臨むよう
に電極保持器に固定された電極4,6とを備えたことを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、水中の菌又は藻
を殺す装置に属する。
【0002】
【従来の技術】異臭を発する塩素などの殺菌剤を用いず
に水中の細菌を殺す装置として、給水管路の途中に銀イ
オン発生装置を配置し、それの電極間に直流低圧電流を
供給して水中で銀イオンを発生させるものが公開されて
いる(実開昭62−5892号)。この装置では、銀か
らなる一方の電極のみが陽極反応により早く消費され
る。
【0003】そこで、一方を銀電極、他方を銅電極とし
て、いずれかが陽極、いずれかが陰極となるように切り
換え自在とした殺菌装置が提案された(特開平4−90
886号)。この装置によれば、電極の陰陽をそれらの
消費量に応じて切り換えることで、銀電極及び銅電極を
ほぼ同じように消費できる、と記載されている。しか
も、銀イオンの殺菌作用と銅イオンの殺藻作用を適宜選
択することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記いずれの
公報も風呂や温泉などの循環路に取り付ける手段、並び
に電極が水中に落下するのを防止する手段を開示してい
ない。また、特開平4−90886号公報に記載の技術
では、溶けた銀イオンが銅電極に析出し、銅電極の表面
を覆ってしまうので、最終的には電極の陰陽を切り換え
ても銅電極がイオン化しなくなる。従って、電極が消耗
する前に電極を交換しなければならない。それ故、この
発明の目的は、循環配管や給水管などの管に取付可能
で、電極が安定に固定された殺菌・殺藻装置を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】その目的を達成するため
に、この発明の殺菌・殺藻装置は、先ず径方向の一側に
電極保持器取付口を有する管継ぎ手を備える。この管継
ぎ手は、接続される管の軸方向に流路を有する。電極保
持器取付口には電極保持器が液密に取り付けられてい
る。そして、電極保持器には、銅、銀などのような抗菌
作用を有する金属からなり、ボルトを介して、先端が管
継ぎ手の流路に臨むように電極が固定されている。
【0006】この発明の装置は、管継ぎ手を備えるの
で、循環配管や給水管などの容易に取り付けることがで
きる。そして、電極が抗菌作用を有する金属からなるの
で、それに通電することにより、陽極側で金属がイオン
化し、水中の菌を殺す。電極は、陰陽いずれかに固定す
るのではなく、陰陽いずれにも切り替え可能に結線する
のがよい。それによって、各電極が均等に消耗する。
【0007】
【発明の実施の形態】前記電極は、円柱状にすることが
でき、そのときは、円周面より中心に向かって電極が均
等に溶解する。そして、その円柱状の端面にボルトの外
形に相補する形状の雌ねじを形成し、雌ねじとボルトを
ネジ嵌合することにより、電極を保持器に固定すること
ができる。
【0008】上記のように、電極が円柱状をなすとき
は、更に、前記電極が貫通する電極通し孔と、外周面か
ら電極通し孔の内周面まで貫通するネジ孔とが設けらた
電極固定板が備えられていると好ましい。ネジ孔に電極
と接するところまでネジが嵌合されることにより、電極
の軸回りの回転が阻止され、雌ねじとボルトとの緩みが
防止される。
【0009】他方、前記電極は、一端にフランジの付い
た板状にすることもできる。この場合、そのフランジに
ボルトを通す孔が設けられ、その孔にボルトを通した
後、ナットを嵌合することにより、保持器に固定され
る。なお、ボルトの先端側に更にボルトとネジ嵌合し、
且つナットを包むことのできるナットカバーを付けるこ
とで、ボルト及びナットの錆を防止することができる。
【0010】
【実施例】
−実施例1− この発明の第一実施例に係わる殺藻装置の一部破断正面
図を図1に、電極を固定した電極保持器を管継ぎ手から
取り出して倒立させた状態の斜視図を図2に、図2の状
態から1本の電極以外の他の電極を取り外した状態を図
3に示す。殺藻装置1は、管継ぎ手2と、電極保持器3
と、8本の電極4と、電極固定板5とからなる。
【0011】管継ぎ手2は、給水管や風呂、温泉等の循
環配管の途中に接続されて、その管の軸方向に流路を有
するとともに、径方向の一側に電極保持器取付口21を
有する。管継ぎ手2の両端のフランジには、管との接続
のためのボルト孔22が設けられている。と、電極保持
器3は、電極保持器取付口21に下半部が挿入される本
体31と、電極保持器取付口21の内径よりも大きい外
径をもつフランジ32とが一体化したもので、フランジ
32と電極保持器取付口21の端面とを合わせて蝶ネジ
で管継ぎ手2に固定されている。本体31の管継ぎ手2
側の面には、8本のボルト33がそのネジ部が管継ぎ手
2側に露出するように埋設されている。各ボルト33の
平面配置は、それらに後述の電極4が取り付けられたと
きに、流路を流れる液体の抵抗ができるだけ小さくなる
ように設定されている。
【0012】電極4は、いずれも銅からなる円柱状をな
し、その一端面にボルト33の外形に相補する形状の雌
ねじ(図示省略)が形成され、他端面にドライバー挿入
用の溝41が切られている。溝41に図略のドライバー
を挿入して回転させながら、雌ねじをボルト33にネジ
嵌合することにより、電極4はボルト33を介して電極
保持器3に固定されている。
【0013】電極固定板5は、電極4の雌ねじとボルト
33との緩みを防止するものである。それには、前記電
極4が各々貫通する電極通し孔51と、外周面から各々
の電極通し孔51の内周面まで貫通するネジ孔52とが
設けらている。そして、ネジ孔に電極4と接するところ
までネジ(図示省略)を嵌合することによって、電極4
の回転が阻止され、その結果、電極4の雌ねじとボルト
33の緩みが防止される。
【0014】この装置1を用いるときは、8本の電極を
各4本2組に分け、各組内の電極を並列に接続する。そ
して、図略の極性切り替え回路によって、いずれか一方
の組の電極が陽極となるときは、他方の組の電極が陰極
となるように結線し、数分毎に極性を反転させる。この
ように全ての電極4が銅からなり、極性を反転させて使
用するので、電極4が均等に消耗する。また、電極4
は、それ自身の雌ねじとボルト33とのネジ嵌合で固定
され、更にネジ孔52に嵌合されるネジとの接触により
緩みが防止されるので、流体の振動によって脱落するこ
とが無く、永続的に固定される。
【0015】−実施例2− これは、この発明の第二実施例に係わる殺菌装置の例で
ある。図4は、殺菌装置の電極を付けた状態の電極保持
器を示す断面図である。
【0016】この装置に適用される管継ぎ手2は、実施
例1で示したものと実質的に同一である。電極保持器3
は、実施例1と同様に本体31とフランジ32とからな
る。ただし、ボルト33は2本である。また、本体31
の管継ぎ手2側の面のボルト33で挟まれる部分には、
後述の電極6の主面と平行に2本の溝34が形成されて
いる。
【0017】電極6は、銀からなり一端にフランジ61
の付いた板状をなし、2本備えられている。そして、そ
のフランジにボルト33を通す孔が設けられ、その孔に
ボルト33を通した後、ナット35を嵌合することによ
り、電極6が電極保持器3に固定されている。なお、ボ
ルト33の先端側に更にボルト33とネジ嵌合し、且つ
ナット35を包むことのできるナットカバー36を付け
ることで、ボルト33及びナット35の錆を防止してい
る。
【0018】この装置を用いるときも、図略の極性切り
替え回路によって、いずれか一方の電極が陽極となると
きは、他方の電極が陰極となるように結線し、数分毎に
極性を反転させる。このようにいずれの電極6も銀から
なり、極性を反転させて使用するので、電極6が均等に
消耗する。また、電極6は、ボルト33とナット35の
ネジ嵌合で固定され、ボルト33及びナット35がナッ
トカバー36で覆われているので、流体との接触によっ
てナット35が緩むことはない。さらに、使用中に発生
した金属スケールが、溝34に溜まるが、2本の溝34
間に仕切り37が存在するので、電極6間の短絡が防止
される。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、管の途
中に電極を安定に固定しながら、殺菌・殺藻を実施する
ことができる。また、電極を均等に消耗させることがで
き、電極交換に伴う時間を減らすこともできる。なお、
殺菌と殺藻との両方を実施したいときは、実施例1の殺
菌装置と実施例2の殺藻装置とを同じ管に直列に接続す
ることで可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第一実施例の殺藻装置を示す一部破断正面図
である。
【図2】 上記装置のうち、電極及び電極保持器を管継
ぎ手から取り外して倒立させた状態を示す斜視図であ
る。
【図3】 図2から1本の電極以外の電極を取り外した
状態を示す斜視図である。
【図4】 第二実施例に適用する電極及び電極保持器を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 殺菌・殺藻装置 2 管継ぎ手 3 電極保持器 4,6 電極 5 電極固定板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 1/50 531 C02F 1/50 531F 531E 560 560F

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】接続される管の軸方向に流路を有するとと
    もに、径方向の一側に電極保持器取付口を有する管継ぎ
    手と、 電極保持器取付口に液密に取り付けられた電極保持器
    と、 銅、銀などの抗菌作用を有する金属からなり、ボルトを
    介して、先端が管継ぎ手の流路に臨むように電極保持器
    に固定された電極とを備えたことを特徴とする水の殺菌
    ・殺藻装置。
  2. 【請求項2】前記電極が、円柱状をなし、その端面にボ
    ルトの外形に相補する形状の雌ねじが形成され、雌ねじ
    がボルトにネジ嵌合することにより、固定されている請
    求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】更に電極固定板を備え、その電極固定板に
    は、前記電極が貫通する電極通し孔と、外周面から電極
    通し孔の内周面まで貫通するネジ孔とが設けられ、ネジ
    孔に電極と接するところまでネジが嵌合されている請求
    項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】前記電極が、一端にフランジの付いた板状
    をなし、そのフランジにボルトを通す孔が設けられ、そ
    の孔にボルトを通した後、ナットを嵌合することによ
    り、固定されている請求項1に記載の装置。
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