JPH10341350A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents
画像処理装置及び画像処理方法Info
- Publication number
- JPH10341350A JPH10341350A JP9149427A JP14942797A JPH10341350A JP H10341350 A JPH10341350 A JP H10341350A JP 9149427 A JP9149427 A JP 9149427A JP 14942797 A JP14942797 A JP 14942797A JP H10341350 A JPH10341350 A JP H10341350A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- color
- value
- grid point
- input
- reproduced
- Prior art date
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- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
- Color Image Communication Systems (AREA)
- Controls And Circuits For Display Device (AREA)
- Image Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 色再現性と階調性を満足する出力結果を得ら
れる色補正ができない。 【解決手段】 色空間の各格子点空間における代表色
と、その代表色の実際に再現する再現色とをルックアッ
プテーブルの出力とし、そのテーブルに入力される画像
データの入力範囲を、各色ごとにその最小値よりも格子
点空間の1格子空間分小さい格子点空間とし、入力範囲
の最大値については、格子点空間の1格子空間分大きい
格子点空間を設けるとともに、入力範囲の最小値よりも
小さい、あるいは最大値よりも大きい色成分について、
代表色の再現色値を、実際に再現する色とは異なる値と
する。
れる色補正ができない。 【解決手段】 色空間の各格子点空間における代表色
と、その代表色の実際に再現する再現色とをルックアッ
プテーブルの出力とし、そのテーブルに入力される画像
データの入力範囲を、各色ごとにその最小値よりも格子
点空間の1格子空間分小さい格子点空間とし、入力範囲
の最大値については、格子点空間の1格子空間分大きい
格子点空間を設けるとともに、入力範囲の最小値よりも
小さい、あるいは最大値よりも大きい色成分について、
代表色の再現色値を、実際に再現する色とは異なる値と
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フルカラー画像を
処理する画像処理装置及び画像処理方法に関し、特に誤
差拡散処理を用いた色補正を行う画像処理装置及び画像
処理方法に関するものである。
処理する画像処理装置及び画像処理方法に関し、特に誤
差拡散処理を用いた色補正を行う画像処理装置及び画像
処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、限定された階調数しか表現で
きない出力装置にて連続階調を表現するための、擬似中
間調処理方式の1つとして誤差拡散法がある。この誤差
拡散法は、例えば、多値の入力データに対して2値の出
力しかできない場合、そこで発生する量子化誤差を所定
の重み付けをして周辺画素に拡散して加算させるもので
ある。
きない出力装置にて連続階調を表現するための、擬似中
間調処理方式の1つとして誤差拡散法がある。この誤差
拡散法は、例えば、多値の入力データに対して2値の出
力しかできない場合、そこで発生する量子化誤差を所定
の重み付けをして周辺画素に拡散して加算させるもので
ある。
【0003】さらに、誤差拡散法をカラー画像の処理に
応用した場合、入力色空間が、例えば、RGBの3次元
であるとき、入力値と出力量子化値との3次元空間上の
距離を量子化誤差として、それを、それぞれの色成分毎
に周辺画素に拡散する方式がある。このとき、各色成分
の持つ量子化代表値が、各色毎に等しいとき(例えば、
RGBの量子化代表値がRGBともに、0,85,17
0,255となっている場合)、それぞれの色の間で独
立に誤差拡散を行なうのと全く等価になる。
応用した場合、入力色空間が、例えば、RGBの3次元
であるとき、入力値と出力量子化値との3次元空間上の
距離を量子化誤差として、それを、それぞれの色成分毎
に周辺画素に拡散する方式がある。このとき、各色成分
の持つ量子化代表値が、各色毎に等しいとき(例えば、
RGBの量子化代表値がRGBともに、0,85,17
0,255となっている場合)、それぞれの色の間で独
立に誤差拡散を行なうのと全く等価になる。
【0004】これを3次元的に行なう意味があるのは、
3次元空間上で出力可能な出力色が不均一に分散してい
るような場合である。このとき、入力値との3次元的な
距離が一番小さい量子化値を選択し、その間の距離を誤
差として拡散する。例えば、色間の量子化が不均一なパ
レット色のみを出力するような出力系に誤差拡散を用い
る場合、上記の3次元誤差拡散法が使われる。
3次元空間上で出力可能な出力色が不均一に分散してい
るような場合である。このとき、入力値との3次元的な
距離が一番小さい量子化値を選択し、その間の距離を誤
差として拡散する。例えば、色間の量子化が不均一なパ
レット色のみを出力するような出力系に誤差拡散を用い
る場合、上記の3次元誤差拡散法が使われる。
【0005】さらに、3次元誤差拡散を用いて入出力間
の色補正を行なう方法がある。例えば、入力がCMYの
各色8ビット、計24ビット(X:(Cin,Min,Yi
n)とする)で、出力系がCMYKの各色4値(Cp,
Mp,Yp,Kpとする)を出力できるシステムを考え
る。出力可能なCMYKの各色4値(Cp,Mp,Y
p,Kp)の組み合わせ(4の4乗=256通り)を全
て出力し、その出力結果を測定して、その測定データか
ら入力色空間であるCMYに変換する。これを再現色P
(i):(Cr(i),Mr(i),Yr(i))(iは整数)とす
る。
の色補正を行なう方法がある。例えば、入力がCMYの
各色8ビット、計24ビット(X:(Cin,Min,Yi
n)とする)で、出力系がCMYKの各色4値(Cp,
Mp,Yp,Kpとする)を出力できるシステムを考え
る。出力可能なCMYKの各色4値(Cp,Mp,Y
p,Kp)の組み合わせ(4の4乗=256通り)を全
て出力し、その出力結果を測定して、その測定データか
ら入力色空間であるCMYに変換する。これを再現色P
(i):(Cr(i),Mr(i),Yr(i))(iは整数)とす
る。
【0006】このとき、複数の再現色P(i)の中から、
入力データXの座標位置より最も距離的に近い再現色を
選び出し、その座標間の距離を量子化誤差として周囲画
素に拡散する。図2は、この処理を模式的に表わした図
である。これにより、入力と出力の間の誤差を最小化す
るような効果が働き、一般的に行なわれているようなマ
スキング法や、LUT(ルックアップテーブル)と線形
補間を用いた色補正方法と、ほぼ同等の画質が得られ
る。
入力データXの座標位置より最も距離的に近い再現色を
選び出し、その座標間の距離を量子化誤差として周囲画
素に拡散する。図2は、この処理を模式的に表わした図
である。これにより、入力と出力の間の誤差を最小化す
るような効果が働き、一般的に行なわれているようなマ
スキング法や、LUT(ルックアップテーブル)と線形
補間を用いた色補正方法と、ほぼ同等の画質が得られ
る。
【0007】この場合、入力データから再現色を選択す
る際に、最も距離的に近いものをその都度、演算により
求めるのは、処理負荷が高くなるため、あらかじめ演算
により求めた結果をテーブル化しておいた方が、処理的
に簡単になる。しかし、24ビットの入力に対して、全
ての組み合わせをテーブル化すると、そのテーブル容量
は膨大なものとなってしまうため、実際は、図3に示す
ように、入力空間を適当な間隔に格子状に分割して、そ
の格子点のみにつきテーブル値を割り当てることで、テ
ーブル容量を削減する。これは、3次元誤差拡散を使っ
た色補正に限らず、格子点分割された色補正テーブルと
線形補間を用いた色補正処理で、一般的に用いられてい
る手法である。
る際に、最も距離的に近いものをその都度、演算により
求めるのは、処理負荷が高くなるため、あらかじめ演算
により求めた結果をテーブル化しておいた方が、処理的
に簡単になる。しかし、24ビットの入力に対して、全
ての組み合わせをテーブル化すると、そのテーブル容量
は膨大なものとなってしまうため、実際は、図3に示す
ように、入力空間を適当な間隔に格子状に分割して、そ
の格子点のみにつきテーブル値を割り当てることで、テ
ーブル容量を削減する。これは、3次元誤差拡散を使っ
た色補正に限らず、格子点分割された色補正テーブルと
線形補間を用いた色補正処理で、一般的に用いられてい
る手法である。
【0008】この3次元誤差拡散法を用いた色補正処理
によれば、テーブル補間演算のような複雑な処理をせず
に、色再現性の優れた色補正を行なうことができる。
によれば、テーブル補間演算のような複雑な処理をせず
に、色再現性の優れた色補正を行なうことができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法には、以下のような問題がある。すなわち、上
記のように、3次元誤差拡散を用いた色補正を行なう場
合、一般的に、出力装置が表現可能な再現色の値が取り
うる範囲は、入力データのそれに比べて狭いので、再現
色データをそのまま用いて色補正テーブルを作成する
と、入力空間上における再現色による色再現域の外側に
も入力データが存在することになる。この入力データに
対して、上記従来と同様に誤差拡散を施してしまうと、
誤差を示すベクトルが、出力装置の色再現域よりも外側
に向き、この誤差が蓄積されていくことで、誤差の発散
を引き起こす。
来の方法には、以下のような問題がある。すなわち、上
記のように、3次元誤差拡散を用いた色補正を行なう場
合、一般的に、出力装置が表現可能な再現色の値が取り
うる範囲は、入力データのそれに比べて狭いので、再現
色データをそのまま用いて色補正テーブルを作成する
と、入力空間上における再現色による色再現域の外側に
も入力データが存在することになる。この入力データに
対して、上記従来と同様に誤差拡散を施してしまうと、
誤差を示すベクトルが、出力装置の色再現域よりも外側
に向き、この誤差が蓄積されていくことで、誤差の発散
を引き起こす。
【0010】これにより、画像のエッジ部等において画
像の欠けが起き、画品質を著しく損なってしまうという
問題がある。また、この誤差発散を抑えるために、誤差
データの累積絶対値に上限を設ける方法もあるが、この
際、誤差の上限を小さく抑えると、高濃度部や低濃度部
で色つぶれが発生し、階調性が損なわれるという問題が
ある。
像の欠けが起き、画品質を著しく損なってしまうという
問題がある。また、この誤差発散を抑えるために、誤差
データの累積絶対値に上限を設ける方法もあるが、この
際、誤差の上限を小さく抑えると、高濃度部や低濃度部
で色つぶれが発生し、階調性が損なわれるという問題が
ある。
【0011】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、誤差拡散を用いて出力
装置の色再現性を補正するための色補正処理を行なう
際、画像エッジ部での画像欠けを引き起こす誤差発散を
なくし、それによる濃度の潰れ等も起こさずに色再現性
と階調性を満足する出力結果を得ることを可能にするこ
とである。
ので、その目的とするところは、誤差拡散を用いて出力
装置の色再現性を補正するための色補正処理を行なう
際、画像エッジ部での画像欠けを引き起こす誤差発散を
なくし、それによる濃度の潰れ等も起こさずに色再現性
と階調性を満足する出力結果を得ることを可能にするこ
とである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る一発明の実施の形態例では例えば以下
の構成を備える。
め、本発明に係る一発明の実施の形態例では例えば以下
の構成を備える。
【0013】即ち、出力装置の画像出力特性に合わせ
て、入力したカラー画像データに対して色補正を行なう
画像処理装置において、前記入力したカラー画像データ
の各色成分に基づく格子点空間に対して、前記出力装置
で出力する色成分の組み合わせである代表色値と、該代
表色値の再現色値とを出力するテーブルを生成するテー
ブル手段と、前記カラー画像データの周辺画素に対し
て、前記カラー画像データの前記再現色値に基づく誤差
データを拡散する拡散手段と、前記拡散手段から出力さ
れたカラー画像データを所定範囲の値に制限し、量子化
する量子化手段と、前記量子化手段で量子化されたカラ
ー画像データを前記テーブル手段に入力する入力手段と
を備え、前記テーブル手段は、入力範囲の最小値よりも
前記格子点空間のN格子空間分小さく、かつ、該入力範
囲の最大値よりも該格子点空間のN格子空間分大きい格
子点空間を設け、また、該入力範囲の最小値よりも小さ
い、あるいは、該入力範囲の最大値よりも大きい格子点
空間については、該代表色値の再現色値を、実際の再現
色とは異なる第1の再現色値を出力することを特徴とす
る。
て、入力したカラー画像データに対して色補正を行なう
画像処理装置において、前記入力したカラー画像データ
の各色成分に基づく格子点空間に対して、前記出力装置
で出力する色成分の組み合わせである代表色値と、該代
表色値の再現色値とを出力するテーブルを生成するテー
ブル手段と、前記カラー画像データの周辺画素に対し
て、前記カラー画像データの前記再現色値に基づく誤差
データを拡散する拡散手段と、前記拡散手段から出力さ
れたカラー画像データを所定範囲の値に制限し、量子化
する量子化手段と、前記量子化手段で量子化されたカラ
ー画像データを前記テーブル手段に入力する入力手段と
を備え、前記テーブル手段は、入力範囲の最小値よりも
前記格子点空間のN格子空間分小さく、かつ、該入力範
囲の最大値よりも該格子点空間のN格子空間分大きい格
子点空間を設け、また、該入力範囲の最小値よりも小さ
い、あるいは、該入力範囲の最大値よりも大きい格子点
空間については、該代表色値の再現色値を、実際の再現
色とは異なる第1の再現色値を出力することを特徴とす
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係る実施の形態を詳細に説明する。 <第1の実施の形態>図1は、本発明の第1の実施の形
態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。
本装置では、後述する色補正テーブル作成方法により作
成したテーブルを利用する。
明に係る実施の形態を詳細に説明する。 <第1の実施の形態>図1は、本発明の第1の実施の形
態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。
本装置では、後述する色補正テーブル作成方法により作
成したテーブルを利用する。
【0015】図1に示す画像処理装置において、その入
力はNTSCのRGB、計24ビット、出力はCMYK
の計8ビットである。従って、入力データの表現可能な
色数は、約1677万色であり、出力についてのそれは
256色である。このとき、不図示の出力装置が出力で
きる階調数が4値である場合、CMYK各色2ビット、
計8ビットとして出力してもよいし、また、CMYKの
組み合わせを8ビットのパレット情報として出力し、不
図示のパレット情報を復号化するテーブルで、実際に出
力するCMYKの信号に変換してもよい。
力はNTSCのRGB、計24ビット、出力はCMYK
の計8ビットである。従って、入力データの表現可能な
色数は、約1677万色であり、出力についてのそれは
256色である。このとき、不図示の出力装置が出力で
きる階調数が4値である場合、CMYK各色2ビット、
計8ビットとして出力してもよいし、また、CMYKの
組み合わせを8ビットのパレット情報として出力し、不
図示のパレット情報を復号化するテーブルで、実際に出
力するCMYKの信号に変換してもよい。
【0016】ここで、CMYK8ビットの組み合わせに
よって出力される256色と、実際に、これが出力され
た際の画像を測定することによって得られる再現色とを
区別するため、前者を「代表色」と呼ぶ。
よって出力される256色と、実際に、これが出力され
た際の画像を測定することによって得られる再現色とを
区別するため、前者を「代表色」と呼ぶ。
【0017】図1において、101は入力端子であり、
例えば、外部の画像入力装置等からRGBのデータが、
各色8ビット(0〜255)、計24ビットで画素毎に
入力される。102は輝度濃度変換部であり、入力され
たRGBの輝度データをCMYの濃度データに変換す
る。また、103は加算器であり、CMYの濃度データ
に、既に処理を行なった画素で発生した量子化誤差に所
定の重み付けで配分され、蓄積された誤差データCe,
Me,Yeが加算される。このとき、誤差データが、例
えば、−128〜127の範囲のデータであれば、加算
器103の出力は−128〜382の10ビットのデー
タとなる。
例えば、外部の画像入力装置等からRGBのデータが、
各色8ビット(0〜255)、計24ビットで画素毎に
入力される。102は輝度濃度変換部であり、入力され
たRGBの輝度データをCMYの濃度データに変換す
る。また、103は加算器であり、CMYの濃度データ
に、既に処理を行なった画素で発生した量子化誤差に所
定の重み付けで配分され、蓄積された誤差データCe,
Me,Yeが加算される。このとき、誤差データが、例
えば、−128〜127の範囲のデータであれば、加算
器103の出力は−128〜382の10ビットのデー
タとなる。
【0018】110はリミッタであり、加算器103か
ら入力される−128〜382のデータを、−8〜26
4にリミットをかける。ここで、この値に制限する理由
は、後述するLUTの作成方法と関係するため、これに
ついては、後で説明する。106は量子化部であり、上
記のリミッタ110からの出力Cs',Ms',Ys'を量子
化する。例えば、図3に示すような格子点空間上に、各
軸を8おきに、−8,0,8,16,…,256,26
4の離散値Cq,Mq,Yqに量子化する。これによ
り、後段のLUT107への入力ビット数を減らし、テ
ーブル容量を削減できる。
ら入力される−128〜382のデータを、−8〜26
4にリミットをかける。ここで、この値に制限する理由
は、後述するLUTの作成方法と関係するため、これに
ついては、後で説明する。106は量子化部であり、上
記のリミッタ110からの出力Cs',Ms',Ys'を量子
化する。例えば、図3に示すような格子点空間上に、各
軸を8おきに、−8,0,8,16,…,256,26
4の離散値Cq,Mq,Yqに量子化する。これによ
り、後段のLUT107への入力ビット数を減らし、テ
ーブル容量を削減できる。
【0019】LUT107は、量子化部106からの出
力データCq,Mq,Yqをテーブルの入力アドレスデ
ータとして、そのアドレスデータの指し示すテーブルメ
モリのアドレスに格納された代表色Cp,Mp,Yp,
Kpを、8ビットのデータで出力する。この代表色デー
タ8ビットにより、出力装置の表現可能な色数である2
56色を出力する。また、LUT107からは、選択さ
れた代表色の再現色値Cr,Mr,Yrを、減算器10
5に対して出力する。このようなLUTを、どのように
して作成するかについては、後述する。
力データCq,Mq,Yqをテーブルの入力アドレスデ
ータとして、そのアドレスデータの指し示すテーブルメ
モリのアドレスに格納された代表色Cp,Mp,Yp,
Kpを、8ビットのデータで出力する。この代表色デー
タ8ビットにより、出力装置の表現可能な色数である2
56色を出力する。また、LUT107からは、選択さ
れた代表色の再現色値Cr,Mr,Yrを、減算器10
5に対して出力する。このようなLUTを、どのように
して作成するかについては、後述する。
【0020】109は出力端子であり、LUT107か
ら出力される、上記の選択された代表色のCMYK値
が、出力装置(不図示)に対して出力される。減算器1
05は、輝度濃度変換部102から出力されるCMYデ
ータに誤差データCe,Me,Yeを加算した後のC
s,Ms,Ysから、LUT107の出力である再現色
値Cr,Mr,Yrを減算する。そして、この減算結果
が、入力されたCMYデータと、選択した代表色の再現
色値Cr,Mr,Yrとの量子化誤差となる。
ら出力される、上記の選択された代表色のCMYK値
が、出力装置(不図示)に対して出力される。減算器1
05は、輝度濃度変換部102から出力されるCMYデ
ータに誤差データCe,Me,Yeを加算した後のC
s,Ms,Ysから、LUT107の出力である再現色
値Cr,Mr,Yrを減算する。そして、この減算結果
が、入力されたCMYデータと、選択した代表色の再現
色値Cr,Mr,Yrとの量子化誤差となる。
【0021】なお、104は誤差メモリであり、現在注
目している画素位置から未処理の画像領域方向に数ライ
ン分のメモリ容量を持ち、減算器105で減算された誤
差に対して、図4に示すような重み付けをして、周囲の
画素位置に当る誤差メモリ内に加算して格納する。
目している画素位置から未処理の画像領域方向に数ライ
ン分のメモリ容量を持ち、減算器105で減算された誤
差に対して、図4に示すような重み付けをして、周囲の
画素位置に当る誤差メモリ内に加算して格納する。
【0022】ここで、LUTの作成方法について簡単に
説明する。
説明する。
【0023】図5は、本実施の形態に係る色補正テーブ
ルの内容を説明するための図である。同図は、入力空間
であるCMY空間の内、C成分とM成分のみを2次元的
に表わしている。ここでは、入力の各色成分を座標軸と
した色空間を格子状に分割したときの各格子点空間に対
して、出力装置で出力する複数の色成分の組み合わせを
代表色とし、その代表色の実際に再現する色を再現色と
して、その代表色と再現色とをテーブルの出力とする。
すなわち、各軸の0から256までの入力空間は、図3
に示したように、格子状に区切られており、各格子空間
毎に再現色値が最も近い代表色が割り当てられて、その
代表色の再現色値とともに、図1中のLUT107に格
納される。
ルの内容を説明するための図である。同図は、入力空間
であるCMY空間の内、C成分とM成分のみを2次元的
に表わしている。ここでは、入力の各色成分を座標軸と
した色空間を格子状に分割したときの各格子点空間に対
して、出力装置で出力する複数の色成分の組み合わせを
代表色とし、その代表色の実際に再現する色を再現色と
して、その代表色と再現色とをテーブルの出力とする。
すなわち、各軸の0から256までの入力空間は、図3
に示したように、格子状に区切られており、各格子空間
毎に再現色値が最も近い代表色が割り当てられて、その
代表色の再現色値とともに、図1中のLUT107に格
納される。
【0024】図5において、斜線で示した格子点空間
は、入力のCMY値の入力値範囲0〜255よりも外側
に存在する領域である。本実施の形態に係る構成では、
発生した量子化誤差を誤差拡散するため、LUT107
への入力データが、0〜255の入力の範囲外になるこ
とがある。なお、図1のリミッタ110で、この範囲外
のデータを0〜255にクリップしてしまうことも可能
であるが、これにより、高濃度部や低濃度部で、色潰れ
や色相のずれが発生することがある。これは、誤差拡散
が、発生した量子化誤差を周囲に配分することで濃度を
保存しているのに対して、クリップしてしまうことで入
力範囲外の誤差成分を捨ててしまうことになり、濃度保
存が行なわれずに、色潰れや色相ずれを引き起こすため
である。一方、図1のリミッタ110で、誤差加算後の
データに上限を加えないと、誤差の蓄積による、エッジ
部での画像の欠けが発生し、画品質を劣化させてしま
う。
は、入力のCMY値の入力値範囲0〜255よりも外側
に存在する領域である。本実施の形態に係る構成では、
発生した量子化誤差を誤差拡散するため、LUT107
への入力データが、0〜255の入力の範囲外になるこ
とがある。なお、図1のリミッタ110で、この範囲外
のデータを0〜255にクリップしてしまうことも可能
であるが、これにより、高濃度部や低濃度部で、色潰れ
や色相のずれが発生することがある。これは、誤差拡散
が、発生した量子化誤差を周囲に配分することで濃度を
保存しているのに対して、クリップしてしまうことで入
力範囲外の誤差成分を捨ててしまうことになり、濃度保
存が行なわれずに、色潰れや色相ずれを引き起こすため
である。一方、図1のリミッタ110で、誤差加算後の
データに上限を加えないと、誤差の蓄積による、エッジ
部での画像の欠けが発生し、画品質を劣化させてしま
う。
【0025】本実施の形態例では、図5に示すように、
入力範囲の外側に1格子点空間分の領域を設ける。この
とき、入力範囲内の格子点空間と入力範囲外の格子点空
間への、代表色と再現色の割り当て方について説明す
る。
入力範囲の外側に1格子点空間分の領域を設ける。この
とき、入力範囲内の格子点空間と入力範囲外の格子点空
間への、代表色と再現色の割り当て方について説明す
る。
【0026】図6は、代表色と再現色の割り当て方を説
明するための図である。図6は、図5中において楕円で
囲んだ部分を拡大したものである。すなわち、図6は、
Magenta成分においては、入力範囲の0〜255
の最小値0よりも小さい値となる格子点空間について説
明する図である。同図のA,Bは、それぞれ入力範囲内
の格子点空間、及び入力範囲外の格子点空間を示す。こ
のとき、例えば、格子点空間Aには、Cyan255
(出力信号が8ビットの場合)が代表色として割り当て
られているものとする。実際の再現色値、すなわち、C
yan255を出力信号とした際の出力結果を測定した
ときの測定値が、(C,M,Y)=(255,50,3
0)であったものとする。
明するための図である。図6は、図5中において楕円で
囲んだ部分を拡大したものである。すなわち、図6は、
Magenta成分においては、入力範囲の0〜255
の最小値0よりも小さい値となる格子点空間について説
明する図である。同図のA,Bは、それぞれ入力範囲内
の格子点空間、及び入力範囲外の格子点空間を示す。こ
のとき、例えば、格子点空間Aには、Cyan255
(出力信号が8ビットの場合)が代表色として割り当て
られているものとする。実際の再現色値、すなわち、C
yan255を出力信号とした際の出力結果を測定した
ときの測定値が、(C,M,Y)=(255,50,3
0)であったものとする。
【0027】このように、出力装置のインクやトナーの
色材は理想的な特性を有するわけではないため、Mag
enta成分に50、Yellow成分に30というク
ロストーク成分と呼ばれるものが含まれる。仮に入力デ
ータが、(C,M,Y)=(255,0,0)で、連続
して入力されたとき、はじめの画素p0は、図1の量子
化部106で、格子点空間Aに量子化されて、その再現
色値(255,50,30)がLUTから出力される。
Magenta成分においては、図1の減算器105で
減算される誤差値−50が、量子化誤差として発生し、
それが図4に示す比率で配分される。
色材は理想的な特性を有するわけではないため、Mag
enta成分に50、Yellow成分に30というク
ロストーク成分と呼ばれるものが含まれる。仮に入力デ
ータが、(C,M,Y)=(255,0,0)で、連続
して入力されたとき、はじめの画素p0は、図1の量子
化部106で、格子点空間Aに量子化されて、その再現
色値(255,50,30)がLUTから出力される。
Magenta成分においては、図1の減算器105で
減算される誤差値−50が、量子化誤差として発生し、
それが図4に示す比率で配分される。
【0028】次の画素p1は、(255,0,0)のM
agenta成分0に、前画素で発生した誤差−50に
ついて、図4の比率で配分したときの−50*7/16
=−22(小数点以下は四捨五入)を、図1の加算器1
03で加算するので、0+(−22)=−22が、加算
器103から出力される。そして、リミッタ110によ
って、加算器103の出力が、−8から264の範囲に
リミットされるため、このMagenta成分は、−8
となる。
agenta成分0に、前画素で発生した誤差−50に
ついて、図4の比率で配分したときの−50*7/16
=−22(小数点以下は四捨五入)を、図1の加算器1
03で加算するので、0+(−22)=−22が、加算
器103から出力される。そして、リミッタ110によ
って、加算器103の出力が、−8から264の範囲に
リミットされるため、このMagenta成分は、−8
となる。
【0029】従って、量子化部106で量子化した後
の、LUT107への格子点入力は、図6に示す格子点
空間Bとなる。この格子点空間Bには、格子点空間Aと
同様に、Cyan255が代表色として割り当てられて
いるが、再現色値は、Magenta成分のみ、格子点
空間Aの再現色値50を0から引いた−50が、LUT
107中に入っている。これにより、初めの画素p0で
発生したMagentaの量子化誤差が打ち消される。
の、LUT107への格子点入力は、図6に示す格子点
空間Bとなる。この格子点空間Bには、格子点空間Aと
同様に、Cyan255が代表色として割り当てられて
いるが、再現色値は、Magenta成分のみ、格子点
空間Aの再現色値50を0から引いた−50が、LUT
107中に入っている。これにより、初めの画素p0で
発生したMagentaの量子化誤差が打ち消される。
【0030】さらに、図7,図8を参照して、入力値の
範囲0〜255の最大値255よりも大きい値となる格
子点空間について説明する。
範囲0〜255の最大値255よりも大きい値となる格
子点空間について説明する。
【0031】図8は、図7中の楕円で囲んだ部分を拡大
して描いたものである。図8のA,Bは、それぞれ入力
範囲外の格子点空間、入力範囲内の格子点空間を示す。
このとき、例えば、格子点空間Bには、Blue255
(Cyan,Magentaそれぞれ255)が代表色
として割り当てられているものとする。実際の再現色値
が、(C,M,Y)=(255,200,30)であ
り、入力データが、(C,M,Y)=(255,25
5,0)で連続して入力されたとき、始めの画素p0
は、図1の量子化部106で格子点空間Bに量子化され
て、その再現色値(255,200,30)が、LUT
から出力される。
して描いたものである。図8のA,Bは、それぞれ入力
範囲外の格子点空間、入力範囲内の格子点空間を示す。
このとき、例えば、格子点空間Bには、Blue255
(Cyan,Magentaそれぞれ255)が代表色
として割り当てられているものとする。実際の再現色値
が、(C,M,Y)=(255,200,30)であ
り、入力データが、(C,M,Y)=(255,25
5,0)で連続して入力されたとき、始めの画素p0
は、図1の量子化部106で格子点空間Bに量子化され
て、その再現色値(255,200,30)が、LUT
から出力される。
【0032】Magenta成分においては、図1の減
算器105で演算される誤差値55が量子化誤差として
発生し、それが図4に示す比率で配分される。次の画素
p1は、(255,255,0)のMagenta成分
255に、前画素で発生した誤差55を、図4の比率で
配分したときの55*7/16=24(小数点以下は四
捨五入)を、図1に示す加算器103で加算して、25
5+24=279が加算器103から出力される。
算器105で演算される誤差値55が量子化誤差として
発生し、それが図4に示す比率で配分される。次の画素
p1は、(255,255,0)のMagenta成分
255に、前画素で発生した誤差55を、図4の比率で
配分したときの55*7/16=24(小数点以下は四
捨五入)を、図1に示す加算器103で加算して、25
5+24=279が加算器103から出力される。
【0033】この値もリミッタ110によって、−8か
ら264の範囲にリミットされるため、Magenta
成分は264となる。従って、量子化部106で量子化
した後のLUT107への格子点入力は、図8の格子点
空間Aとなる。この格子点空間Aには、格子点空間Bと
同様、Blue255が代表色として割り当てられてい
るが、再現色値は、Magenta成分のみ格子点空間
Bの再現色値200のときに、255からの差分55を
255に加算した310が、LUT107中に入ってい
る。これにより、始めの画素p0で発生したMagen
taの量子化誤差が打ち消される。
ら264の範囲にリミットされるため、Magenta
成分は264となる。従って、量子化部106で量子化
した後のLUT107への格子点入力は、図8の格子点
空間Aとなる。この格子点空間Aには、格子点空間Bと
同様、Blue255が代表色として割り当てられてい
るが、再現色値は、Magenta成分のみ格子点空間
Bの再現色値200のときに、255からの差分55を
255に加算した310が、LUT107中に入ってい
る。これにより、始めの画素p0で発生したMagen
taの量子化誤差が打ち消される。
【0034】このように、入力範囲外の格子点空間に割
り当てる再現色値を、一般的に定式化すると、以下のよ
うになる。すなわち:ある色成分i(i=0,1,2)
において、入力データ範囲:Dmin〜Dmax,格子点間
隔:Sのとき、Dmin≦x(i)≦Dmin+Sの格子点空間
に割り当てられた代表色の再現色値が、Y1(i)なら
ば、Dmin−S≦x(i)≦Dminの格子点空間に割り当て
られる代表色の負の再現色値Y1(i)'は、 Y1(i)'=Dmin−Y1(i)+Dmin =2Dmin−Y1(i) …(1) とする。また、Dmax−S≦x(i)≦Dmaxの格子点空間
に割り当てられた代表色の再現色値が、Y2(i)なら
ば、Dmax≦x(i)≦Dmax+Sの格子点空間に割り当て
られる代表色の負の再現色値Y2(i)'は、 Y2(i)'=Dmax−Y2(i)+Dmax =2Dmax−Y2(i) …(2) とする。
り当てる再現色値を、一般的に定式化すると、以下のよ
うになる。すなわち:ある色成分i(i=0,1,2)
において、入力データ範囲:Dmin〜Dmax,格子点間
隔:Sのとき、Dmin≦x(i)≦Dmin+Sの格子点空間
に割り当てられた代表色の再現色値が、Y1(i)なら
ば、Dmin−S≦x(i)≦Dminの格子点空間に割り当て
られる代表色の負の再現色値Y1(i)'は、 Y1(i)'=Dmin−Y1(i)+Dmin =2Dmin−Y1(i) …(1) とする。また、Dmax−S≦x(i)≦Dmaxの格子点空間
に割り当てられた代表色の再現色値が、Y2(i)なら
ば、Dmax≦x(i)≦Dmax+Sの格子点空間に割り当て
られる代表色の負の再現色値Y2(i)'は、 Y2(i)'=Dmax−Y2(i)+Dmax =2Dmax−Y2(i) …(2) とする。
【0035】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、色空間の各格子点空間における代表色と、その代表
色の実際に再現する再現色とをルックアップテーブルの
出力とするとともに、テーブルに入力される画像データ
の入力範囲を、各色ごとにその最小値よりも格子点空間
の1格子空間分小さい格子点空間とし、入力範囲の最大
値については、格子点空間の1格子空間分大きい格子点
空間を設けて、入力範囲の最小値よりも小さい、あるい
は最大値よりも大きい色成分について、代表色の再現色
値を、実際に再現する色とは異なる値とすることで、入
力範囲外の誤差値が蓄積されることに起因するエッジ部
の画像の欠けを抑えることができる。
ば、色空間の各格子点空間における代表色と、その代表
色の実際に再現する再現色とをルックアップテーブルの
出力とするとともに、テーブルに入力される画像データ
の入力範囲を、各色ごとにその最小値よりも格子点空間
の1格子空間分小さい格子点空間とし、入力範囲の最大
値については、格子点空間の1格子空間分大きい格子点
空間を設けて、入力範囲の最小値よりも小さい、あるい
は最大値よりも大きい色成分について、代表色の再現色
値を、実際に再現する色とは異なる値とすることで、入
力範囲外の誤差値が蓄積されることに起因するエッジ部
の画像の欠けを抑えることができる。
【0036】また、入力範囲を1格子空間分外側に広げ
て、格納する値を変更するだけの構成とするため、簡単
な装置構成で色補正が実現でき、誤差値を入力範囲内に
制限しないため、色潰れや色相ずれを起こさずに、3次
元の誤差拡散を用いた色補正処理が可能となる。 <第2の実施の形態>以下、本発明の第2の実施の形態
について説明する。本実施の形態は、LUT入力格子点
空間を外側に拡張する際に、2つ分の格子点空間を拡張
することを特徴とする。
て、格納する値を変更するだけの構成とするため、簡単
な装置構成で色補正が実現でき、誤差値を入力範囲内に
制限しないため、色潰れや色相ずれを起こさずに、3次
元の誤差拡散を用いた色補正処理が可能となる。 <第2の実施の形態>以下、本発明の第2の実施の形態
について説明する。本実施の形態は、LUT入力格子点
空間を外側に拡張する際に、2つ分の格子点空間を拡張
することを特徴とする。
【0037】なお、本実施の形態に係る画像処理装置の
構成は、図1に示す、上記第1の実施の形態に係る装置
と同じであるため、ここでは、その図示及び説明を省略
する。
構成は、図1に示す、上記第1の実施の形態に係る装置
と同じであるため、ここでは、その図示及び説明を省略
する。
【0038】図9は、本実施の形態に係る色補正テーブ
ルの内容を説明するための図であり、図10は、代表色
と再現色の割り当て方を説明するための図である。本実
施の形態では、図9中の斜線部の格子点空間に加えて、
ハッチングを施した格子点空間を設ける。すなわち、図
1に示すLUT107への入力範囲が、−16から27
2に拡大される。従って、本実施の形態に係る装置のリ
ミッタ110では、加算器103で、誤差データCe,
Me,Yeを入力値C,M,Yに加算したデータCs,
Ms,Ysを、−16から272に制御する。
ルの内容を説明するための図であり、図10は、代表色
と再現色の割り当て方を説明するための図である。本実
施の形態では、図9中の斜線部の格子点空間に加えて、
ハッチングを施した格子点空間を設ける。すなわち、図
1に示すLUT107への入力範囲が、−16から27
2に拡大される。従って、本実施の形態に係る装置のリ
ミッタ110では、加算器103で、誤差データCe,
Me,Yeを入力値C,M,Yに加算したデータCs,
Ms,Ysを、−16から272に制御する。
【0039】図10は、図9中の楕円で囲んだ部分を拡
大表示したものである。ここでも、上記第1の実施の形
態と同様に、入力範囲内の格子点空間Aにおいて、Cy
an255が代表色として割り当てられ、再現色値は、
実際の測定値である(C,M,Y)=(255,50,
30)であったとき、その外側の格子点空間B及びCに
おいては、代表色はAと同じ、Cyan255が割り当
てられている。そして、再現色値は、発生する量子化誤
差のMagenta成分−50を打ち消すために、
(C,M,Y)=(255,−50,30)の値が再現
色値としてLUT107内に格納されている。
大表示したものである。ここでも、上記第1の実施の形
態と同様に、入力範囲内の格子点空間Aにおいて、Cy
an255が代表色として割り当てられ、再現色値は、
実際の測定値である(C,M,Y)=(255,50,
30)であったとき、その外側の格子点空間B及びCに
おいては、代表色はAと同じ、Cyan255が割り当
てられている。そして、再現色値は、発生する量子化誤
差のMagenta成分−50を打ち消すために、
(C,M,Y)=(255,−50,30)の値が再現
色値としてLUT107内に格納されている。
【0040】このように、本実施の形態によれば、入力
範囲内の格子点空間の外側に2つ分の格子点空間を設け
ることで、クロストーク成分が量子化誤差として蓄積す
ることで起きるエッジ部での画像の欠けを抑えるととも
に、テーブルへの入力値の範囲をより拡大することで、
中間調部での濃度保存性が一層改善される。
範囲内の格子点空間の外側に2つ分の格子点空間を設け
ることで、クロストーク成分が量子化誤差として蓄積す
ることで起きるエッジ部での画像の欠けを抑えるととも
に、テーブルへの入力値の範囲をより拡大することで、
中間調部での濃度保存性が一層改善される。
【0041】なお、本実施の形態では、2つ分の格子点
空間を入力範囲内の格子点空間の外側に設けているが、
これに限定されず、例えば、LUTへの入力範囲の拡大
によるLUT容量の増大が許す範囲であれば、3つ以上
の格子点空間の拡張を行なっても良いことは言うまでも
ない。
空間を入力範囲内の格子点空間の外側に設けているが、
これに限定されず、例えば、LUTへの入力範囲の拡大
によるLUT容量の増大が許す範囲であれば、3つ以上
の格子点空間の拡張を行なっても良いことは言うまでも
ない。
【0042】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
トコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0043】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0044】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0045】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0046】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0047】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0048】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
るプログラムコードを格納することになるが、簡単に説
明すると、図11のメモリマップ例に示す各モジュール
を記憶媒体に格納することになる。
の記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
るプログラムコードを格納することになるが、簡単に説
明すると、図11のメモリマップ例に示す各モジュール
を記憶媒体に格納することになる。
【0049】即ち、少なくとも前記入力したカラー画像
データの各色成分に基づく格子点空間に対して、出力装
置で出力する色成分の組み合わせである代表色値と、該
代表色値の再現色値とを出力するテーブルを生成する生
成制御手順を記憶する生成モジュールと、入力範囲の最
小値よりも格子点空間のN格子空間分小さく、かつ、該
入力範囲の最大値よりも該格子点空間のN格子空間分大
きい格子点空間を設け、また、該入力範囲の最小値より
も小さい、あるいは、該入力範囲の最大値よりも大きい
格子点空間については、該代表色値の再現色値を、実際
の再現色とは異なる第1の再現色値を出力する機能を実
現する手順を記憶する出力モジュールと、前記カラー画
像データの周辺画素に対して、前記カラー画像データの
前記再現色値に基づく誤差データを拡散する機能を実現
する制御手順を記憶する制御モジュールと、前記拡散出
力されたカラー画像データを所定範囲の値に制限し、量
子化する機能を実現する制御手順を記憶する量子化モジ
ュールと、前記量子化されたカラー画像データを前記テ
ーブル手段に入力する機能を実現する制御手順を記憶す
る入力モジュールの各モジュールのプログラムコードを
記憶媒体に格納すればよい。
データの各色成分に基づく格子点空間に対して、出力装
置で出力する色成分の組み合わせである代表色値と、該
代表色値の再現色値とを出力するテーブルを生成する生
成制御手順を記憶する生成モジュールと、入力範囲の最
小値よりも格子点空間のN格子空間分小さく、かつ、該
入力範囲の最大値よりも該格子点空間のN格子空間分大
きい格子点空間を設け、また、該入力範囲の最小値より
も小さい、あるいは、該入力範囲の最大値よりも大きい
格子点空間については、該代表色値の再現色値を、実際
の再現色とは異なる第1の再現色値を出力する機能を実
現する手順を記憶する出力モジュールと、前記カラー画
像データの周辺画素に対して、前記カラー画像データの
前記再現色値に基づく誤差データを拡散する機能を実現
する制御手順を記憶する制御モジュールと、前記拡散出
力されたカラー画像データを所定範囲の値に制限し、量
子化する機能を実現する制御手順を記憶する量子化モジ
ュールと、前記量子化されたカラー画像データを前記テ
ーブル手段に入力する機能を実現する制御手順を記憶す
る入力モジュールの各モジュールのプログラムコードを
記憶媒体に格納すればよい。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、入
力したカラー画像データの各色成分に基づく格子点空間
に対して、出力装置で出力する色成分の組み合わせであ
る代表色値と、該代表色値の再現色値とを出力するテー
ブルを生成するテーブル手段と、前記カラー画像データ
の周辺画素に対して、前記カラー画像データの前記再現
色値に基づく誤差データを拡散する拡散手段と、前記拡
散手段から出力されたカラー画像データを所定範囲の値
に制限し、量子化する量子化手段と、前記量子化手段で
量子化されたカラー画像データを前記テーブル手段に入
力する入力手段とを備え、前記テーブル手段は、入力範
囲の最小値よりも前記格子点空間のN格子空間分小さ
く、かつ、該入力範囲の最大値よりも該格子点空間のN
格子空間分大きい格子点空間を設け、また、該入力範囲
の最小値よりも小さい、あるいは、該入力範囲の最大値
よりも大きい格子点空間については、該代表色値の再現
色値を、実際の再現色とは異なる第1の再現色値を出力
することで、エッジ部での画像欠けを引き起こす誤差の
発散をなくし、それによる濃度の潰れも起こさずに色再
現性と階調性の双方を満足する出力結果を得ることが可
能となる。
力したカラー画像データの各色成分に基づく格子点空間
に対して、出力装置で出力する色成分の組み合わせであ
る代表色値と、該代表色値の再現色値とを出力するテー
ブルを生成するテーブル手段と、前記カラー画像データ
の周辺画素に対して、前記カラー画像データの前記再現
色値に基づく誤差データを拡散する拡散手段と、前記拡
散手段から出力されたカラー画像データを所定範囲の値
に制限し、量子化する量子化手段と、前記量子化手段で
量子化されたカラー画像データを前記テーブル手段に入
力する入力手段とを備え、前記テーブル手段は、入力範
囲の最小値よりも前記格子点空間のN格子空間分小さ
く、かつ、該入力範囲の最大値よりも該格子点空間のN
格子空間分大きい格子点空間を設け、また、該入力範囲
の最小値よりも小さい、あるいは、該入力範囲の最大値
よりも大きい格子点空間については、該代表色値の再現
色値を、実際の再現色とは異なる第1の再現色値を出力
することで、エッジ部での画像欠けを引き起こす誤差の
発散をなくし、それによる濃度の潰れも起こさずに色再
現性と階調性の双方を満足する出力結果を得ることが可
能となる。
【0051】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像処理装置の構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図2】色空間上での入力データと再現色データの関係
を説明する図である。
を説明する図である。
【図3】格子状に色空間を分割した様子を示す図であ
る。
る。
【図4】誤差拡散の拡散マトリクスを示す図である。
【図5】第1の実施の形態に係る色補正テーブルを示す
図である。
図である。
【図6】図5における代表色と再現色の割り当て方を詳
細に説明するための図である。
細に説明するための図である。
【図7】第1の実施の形態に係る色補正テーブルを示す
図である。
図である。
【図8】図7における代表色と再現色の割り当て方を詳
細に説明するための図である。
細に説明するための図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る色補正テーブ
ルを示す図である。
ルを示す図である。
【図10】第2の実施の形態に係る代表色と再現色の割
り当て方を説明するための図である。
り当て方を説明するための図である。
【図11】本実施の形態例における動作を実現する制御
手順を記憶する記憶媒体におけるメモリマップ例を示す
図である。
手順を記憶する記憶媒体におけるメモリマップ例を示す
図である。
101 入力端子 102 輝度濃度変換部 103 加算器 104 誤差メモリ 105 減算器 106 量子化部 107 LUT 109 出力端子 110 リミッタ
Claims (14)
- 【請求項1】 出力装置の画像出力特性に合わせて、入
力したカラー画像データに対して色補正を行なう画像処
理装置において、 前記入力したカラー画像データの各色成分に基づく格子
点空間に対して、前記出力装置で出力する色成分の組み
合わせである代表色値と、該代表色値の再現色値とを出
力するテーブルを生成するテーブル手段と、 前記カラー画像データの周辺画素に対して、前記カラー
画像データの前記再現色値に基づく誤差データを拡散す
る拡散手段と、 前記拡散手段から出力されたカラー画像データを所定範
囲の値に制限し、量子化する量子化手段と、 前記量子化手段で量子化されたカラー画像データを前記
テーブル手段に入力する入力手段とを備え、 前記テーブル手段は、入力範囲の最小値よりも前記格子
点空間のN格子空間分小さく、かつ、該入力範囲の最大
値よりも該格子点空間のN格子空間分大きい格子点空間
を設け、また、該入力範囲の最小値よりも小さい、ある
いは、該入力範囲の最大値よりも大きい格子点空間につ
いては、該代表色値の再現色値を、実際の再現色とは異
なる第1の再現色値を出力することを特徴とする画像処
理装置。 - 【請求項2】 前記Nは1であることを特徴とする請求
項1記載の画像処理装置。 - 【請求項3】 前記第1の再現色値は、ある色成分i
(=0,1,2)において、入力データの範囲をDmin
〜Dmax,格子点間隔をSとしたとき、 Dmin≦x(i)≦Dmax+Sの格子点空間に割り当てられ
た代表色の再現色値がY1(i)ならば、Dmin−S≦x
(i)≦Dminの格子点空間に割り当てられる代表色の再現
色値Y1(i)'は、Y1(i)'=2Dmin−Y1(i)とし、 Dmax−S≦x(i)≦Dmaxの格子点空間に割り当てられ
た代表色の再現色値がY2(i)ならば、Dmax≦x(i)≦
Dmax+Sの格子点空間に割り当てられる代表色の再現
色値Y2(i)'は、Y2(i)'=2Dmax−Y2(i)とするこ
とを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。 - 【請求項4】 前記第1の再現色値は、ある色成分i
(=0,1,2)において、入力データ範囲をDmin〜
Dmax,格子点間隔をSとしたとき、 Dmin≦x(i)≦Dmin+Sの格子点空間に割り当てられ
た代表色の再現色値がY1(i)ならば、Dmin−N*S≦
x(i)≦Dminの区間中のN個の格子点空間に割り当てら
れる再現色値Y1(i)'は、Y1(i)'=2Dmin−Y1(i)
とし、 Dmax−S≦x(i)≦Dmaxの格子点空間に割り当てられ
た代表色の再現色値がY2(i)ならば、Dmax≦x(i)≦
Dmax+N*Sの区間中のN個の格子点空間に割り当てら
れる代表色の再現色値Y2(i)'は、Y2(i)'=2Dmax
−Y2(i)とすることを特徴とする請求項1記載の画像
処理装置。 - 【請求項5】 前記各格子点空間への前記代表色の割り
当ては、入力色空間内で入力値に座標値が最も近い再現
色値をとる出力色を代表色として選択することを特徴と
する請求項1記載の画像処理装置。 - 【請求項6】 前記テーブル手段に格納されている前記
再現色値と前記入力された画像データとの間に発生する
量子化誤差は、注目画素の周辺画素に所定の比率で配分
されることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。 - 【請求項7】 出力装置の画像出力特性に合わせて、入
力したカラー画像データに対して色補正を行なう画像処
理方法において、 前記入力したカラー画像データの各色成分に基づく格子
点空間に対して、前記出力装置で出力する色成分の組み
合わせである代表色値と、該代表色値の再現色値とを出
力するテーブルを生成するテーブル生成工程と、 前記カラー画像データの周辺画素に対して、前記カラー
画像データの前記再現色値に基づく誤差データを拡散す
る拡散工程と、 前記拡散工程より出力されたカラー画像データを所定範
囲の値に制限し、量子化する量子化工程と、 前記量子化工程で量子化されたカラー画像データを前記
テーブル手段に入力する入力工程とを有し、 前記テーブル生成工程は、入力範囲の最小値よりも前記
格子点空間のN格子空間分小さく、かつ、該入力範囲の
最大値よりも該格子点空間のN格子空間分大きい格子点
空間を設け、また、該入力範囲の最小値よりも小さい、
あるいは、該入力範囲の最大値よりも大きい格子点空間
については、該代表色値の再現色値を、実際の再現色と
は異なる第1の再現色値を出力することを特徴とする画
像処理方法。 - 【請求項8】 前記第1の再現色値は、ある色成分i
(=0,1,2)において、入力データ範囲をDmin〜
Dmax,格子点間隔をSとしたとき、 Dmin≦x(i)≦Dmin+Sの格子点空間に割り当てられ
た代表色の再現色値がY1(i)ならば、Dmin−N*S≦
x(i)≦Dminの区間中のN個の格子点空間に割り当てら
れる再現色値Y1(i)'は、Y1(i)'=2Dmin−Y1(i)
とし、 Dmax−S≦x(i)≦Dmaxの格子点空間に割り当てられ
た代表色の再現色値がY2(i)ならば、Dmax≦x(i)≦
Dmax+N*Sの区間中のN個の格子点空間に割り当てら
れる代表色の再現色値Y2(i)'は、Y2(i)'=2Dmax
−Y2(i)とすることを特徴とする請求項7記載の画像
処理方法。 - 【請求項9】 前記Nは1であることを特徴とする請求
項7記載の画像処理方法。 - 【請求項10】 前記第1の再現色値は、ある色成分i
(=0,1,2)において、入力データ範囲をDmin〜
Dmax,格子点間隔をSとしたとき、 Dmin≦x(i)≦Dmin+Sの格子点空間に割り当てられ
た代表色の再現色値がY1(i)ならば、Dmin−N*S≦
x(i)≦Dminの区間中のN個の格子点空間に割り当てら
れる再現色値Y1(i)'は、Y1(i)'=2Dmin−Y1(i)
とし、 Dmax−S≦x(i)≦Dmaxの格子点空間に割り当てられ
た代表色の再現色値がY2(i)ならば、Dmax≦x(i)≦
Dmax+N*Sの区間中のN個の格子点空間に割り当てら
れる代表色の再現色値Y2(i)'は、Y2(i)'=2Dmax
−Y2(i)とすることを特徴とする請求項9に記載の画
像処理方法。 - 【請求項11】 前記各格子点空間への前記代表色の割
り当ては、入力色空間内で入力値に座標値が最も近い再
現色値をとる出力色を代表色として選択することを特徴
とする請求項7記載の画像処理方法。 - 【請求項12】 前記テーブルに格納されている前記再
現色値と前記入力された画像データとの間に発生する量
子化誤差は、注目画素の周辺画素に所定の比率で配分さ
れることを特徴とする請求項7記載の画像処理方法。 - 【請求項13】 出力装置の画像出力特性に合わせて、
入力したカラー画像データに対して色補正を行なう画像
処理において、 前記入力したカラー画像データの各色成分に基づく格子
点空間に対して、前記出力装置で出力する色成分の組み
合わせである代表色値と、該代表色値の再現色値とを出
力するテーブルを生成し、入力範囲の最小値よりも前記
格子点空間のN格子空間分小さく、かつ、該入力範囲の
最大値よりも該格子点空間のN格子空間分大きい格子点
空間を設け、また、該入力範囲の最小値よりも小さい、
あるいは、該入力範囲の最大値よりも大きい格子点空間
については、該代表色値の再現色値を、実際の再現色と
は異なる第1の再現色値を出力する機能を実現する制御
手順と、 前記カラー画像データの周辺画素に対して、前記カラー
画像データの前記再現色値に基づく誤差データを拡散す
る機能を実現する制御手順と、 前記拡散出力されたカラー画像データを所定範囲の値に
制限し、量子化する機能を実現する制御手順と、 前記量子化されたカラー画像データを前記テーブル手段
に入力する機能を実現する制御手順とを記憶する記憶媒
体。 - 【請求項14】 出力装置の画像出力特性に合わせて、
入力したカラー画像データに対して色補正を行なう画像
処理において、 前記入力したカラー画像データの各色成分に基づく格子
点空間に対して、前記出力装置で出力する色成分の組み
合わせである代表色値と、該代表色値の再現色値とを出
力するテーブルを生成し、入力範囲の最小値よりも前記
格子点空間のN格子空間分小さく、かつ、該入力範囲の
最大値よりも該格子点空間のN格子空間分大きい格子点
空間を設け、また、該入力範囲の最小値よりも小さい、
あるいは、該入力範囲の最大値よりも大きい格子点空間
については、該代表色値の再現色値を、実際の再現色と
は異なる第1の再現色値を出力する機能を実現する制御
手順と、 前記カラー画像データの周辺画素に対して、前記カラー
画像データの前記再現色値に基づく誤差データを拡散す
る機能を実現する制御手順と、 前記拡散出力されたカラー画像データを所定範囲の値に
制限し、量子化する機能を実現する制御手順と、 前記量子化されたカラー画像データを前記テーブル手段
に入力する機能を実現する制御手順とを実現するコンピ
ュータプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9149427A JPH10341350A (ja) | 1997-06-06 | 1997-06-06 | 画像処理装置及び画像処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9149427A JPH10341350A (ja) | 1997-06-06 | 1997-06-06 | 画像処理装置及び画像処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10341350A true JPH10341350A (ja) | 1998-12-22 |
Family
ID=15474879
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9149427A Withdrawn JPH10341350A (ja) | 1997-06-06 | 1997-06-06 | 画像処理装置及び画像処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10341350A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006133765A (ja) * | 2004-10-22 | 2006-05-25 | Samsung Electronics Co Ltd | 表示装置及びその駆動装置 |
-
1997
- 1997-06-06 JP JP9149427A patent/JPH10341350A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006133765A (ja) * | 2004-10-22 | 2006-05-25 | Samsung Electronics Co Ltd | 表示装置及びその駆動装置 |
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Legal Events
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040907 |