JPH09307776A - 画像処理方法とその装置 - Google Patents

画像処理方法とその装置

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JPH09307776A
JPH09307776A JP8116280A JP11628096A JPH09307776A JP H09307776 A JPH09307776 A JP H09307776A JP 8116280 A JP8116280 A JP 8116280A JP 11628096 A JP11628096 A JP 11628096A JP H09307776 A JPH09307776 A JP H09307776A
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Atsushi Nochida
淳 後田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 色空間内のすべての色に対して色再現性の良
い2値化出力を簡単な構成により実現できる画像処理方
法とその装置を提供する。 【解決手段】 画像の各画素の色ベクトルを隣接順に入
力する(100)。入力された画素の色ベクトルに、前
記入力された画素の色ベクトルの近傍でかつ、前記入力
された画素の色ベクトルより前に入力された近傍画素に
誤差拡散処理がなされた結果の誤差拡散ベクトルを加算
する(21)。そして、加算された画素の色ベクトルに
近い画像出力可能な色ベクトル選択する(22、23、
24)。ここで、上述の誤差拡散処理は、選択された色
ベクトルと入力した画素の色ベクトル間の差ベクトルを
所定割合で分割して、前記画素の近傍画素に対する誤差
拡散ベクトルとする処理(25、20)である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理方法とそ
の装置、特に、カラー画像の入出力において入出力装置
間の色再現性を向上させるための色修正を行う画像処理
方法とその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、入出力装置間でカラー画像の色再
現性を向上させるための色修正を行う場合には、色空間
内の各色点について入出力画像の色の対応関係を記述し
たカラールックアップテーブルを用いる方法、色点の数
が多い場合には適当に量子化した色点についてのみカラ
ールックアップテーブルを用いその他の色点については
カラールックアップテーブルにある色点から補間して対
応色を求める方法、マスキング理論に基づく計算式によ
る変換などにより行われていた。
【0003】また、出力装置において再現可能な色数が
入力画像の色数より少ない場合には上記色修正処理を行
ったのちに出力装置に合わせた色数変換処理が行われて
いた。特に、各色点が2値の原色の混色により構成され
るカラープリンタやカラーディスプレイなどの2値出力
装置においては、入力画像をイエロー、マゼンタ、シア
ン、ないしイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック、あ
るいはレッド、グリーン、ブルーの各原色成分に分解し
それぞれの成分に対して疑似階調表現処理を行い得られ
た2値画像を合成し出力することが行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、画素単位に対応色を求めることから各点の数
が少ない場合には対応色の誤差が大きくなる、計算式に
よる変換では色空間内の全領域に対して正しい色修正を
行うことが難しいという欠点があった。また、色数変換
処理を伴う場合においては、色修正処理と色数変換処理
を別々に行うため、色修正後の画像データを蓄積にする
ためのメモリが必要となることと多くの処理時間が必要
であるという欠点があった。
【0005】さらに、2値出力装置においては、疑似階
調表現処理を色成分ごとに独立して行うために、最終的
に生成される色が理論的に予測される値と一致しない場
合が発生するという欠点があった。また、画像出力装置
の非線形特性により中間調の色再現性が悪化するという
欠点があった。本発明は上記の課題を解決するものであ
り、色空間内のすべての色に対して色再現性の良い2値
化出力を簡単な構成により実現できる画像処理装置の提
供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の画像処理方法とその装置は以下の構成を備
える。即ち、画像の各画素の色ベクトルを隣接順に入力
する入力工程と、前記入力工程で入力された画素の色ベ
クトルに、前記入力された画素の色ベクトルの近傍でか
つ、前記入力された画素の色ベクトルより前に入力され
た近傍画素に所定の誤差拡散処理がなされた結果の誤差
拡散ベクトルを加算する加算工程と、前記加算工程で加
算された画素の色ベクトルに近い画像出力可能な色ベク
トルを選択する色ベクトル選択工程とを備え、前記所定
の誤差拡散処理は、前記色ベクトル選択工程で選択され
た色ベクトルと前記加算工程で加算された画素の色ベク
トル間の差ベクトルを所定割合で分割して、前記画素の
近傍画素に対する誤差拡散ベクトルとする。
【0007】また、別の発明は、画像の各画素の色ベク
トルを隣接順に入力する入力手段と、前記入力手段で入
力された画素の色ベクトルに、前記入力された画素の色
ベクトルの近傍でかつ、前記入力された画素の色ベクト
ルより前に入力された近傍画素に所定の誤差拡散処理が
なされた結果の誤差拡散ベクトルを加算する加算手段
と、前記加算手段で加算された画素の色ベクトルに近い
画像出力可能な色ベクトルを選択する色ベクトル選択手
段とを備え、前記所定の誤差拡散処理は、前記色選択手
段で選択された色ベクトルと前記画素の色ベクトル間の
差ベクトルを所定割合で分割して、前記画素の近傍画素
に対する誤差拡散ベクトルとする。
【0008】
【発明の実施の形態】はじめに、本発明の実施の形態の
画像処理方法とその装置のポイントを要約した後に、そ
の詳細な説明に入るものとする。本発明の実施の形態の
画像処理方法とその装置は、入力色に対して画像出力部
により出力可能な色の中から最適な色を出力色として選
択し入力色と出力色の誤差を未処理の近傍画素に拡散さ
せることで多値カラー画像を2値カラー画像に変換する
2値化部と、2値画像を出力する画像出力部と、2値化
部および画像出力部の特性を補正する非線形補正部とを
有する。
【0009】上記構成において、2値化部は色修正処理
を簡略化し、非線形補正部は2値化部および画像出力部
の非線形特性を補正し中間色の色再現性を向上させる。 [第1の実施の形態]図1は、本発明の実施の形態であ
る画像処理装置のブロック図である。同図において、1
0は入力画像を格納する多値画像メモリ、11は画像出
力部15の特性に合わせて入力画像の各色成分を補正す
る非線形補正部、12は補正部11が参照する補正テー
ブルを格納する補正テーブルメモリ、13は多値画像を
2値画像に変換する2値化部14は2値画像を格納する
2値画像メモリ、15は2値画像を出力する画像出力部
である。
【0010】図2は、2値化部13のより詳細な構成を
示す図である。図2において、20は2値化における累
積誤差を格納する誤差メモリ、21は非線形補正部11
から入力する入力画素値(100)に累積誤差を加える
加算器、22は入力画素値(100)に累積誤差を加算
した値を格納する画素メモリ、23は画素メモリ22に
格納された値に対し最適な出力可能色を選択する出力色
選択部である。
【0011】また、24は出力データに対する出力色を
格納する出力色テーブル、25は画素メモリ22に格納
された値と出力選択部23により選択された出力色との
誤差を計算して、誤差メモリに格納する誤差拡散部25
である。次に、図2の2値化部の動作を説明する。2値
化部13には、非線形補正部11で補正された画像の各
画素が、第1の水平方向、第2の水平方向、第3の水平
方向、...という順に1画素ずつ与えられ、対応する
2値画素が出力される。入力画像の各画素データはイエ
ロー(Y1)、マゼンタ(M1)、シアン(C1)各成
分の濃度を表す0から255の整数値とする。
【0012】2値化部13に入力された各画素データに
は、加算器21により、誤差メモリ20から与えられる
当該画素に対応する累積誤差が加えられ、画素メモリに
格納される。ここで、この累積誤差は、加算器21に入
力する画素以前の入力画素に関して既に2値化処理され
た時に発生した誤差を周辺画素に拡散するための誤差で
ある。この誤差拡散に関する処理の詳細は後述する。
【0013】図3は誤差メモリ20の構成例を示す。こ
の誤差メモリ20は、1つの画素を2値化処理する際に
発生した2値化誤差を、後で入力処理する近傍の画素に
拡散するために、その拡散画素を格納するために使われ
る。図4は、注目画素(現在処理中の画素)での2値化
誤差Eを近傍画素1000にE1を、近傍画素1001
に(E−E1)の各誤差を拡散させる様子を示す。尚、
図4では、理解を容易にするために、注目画素の1つの
色成分についてのみ示している。即ち、3つの色成分が
あれば、各色成分ごとに発生する拡散誤差が存在する。
【0014】このような拡散誤差を格納する誤差メモリ
20は、注目画素(現在処理中の画素)の水平方向に次
の画素に誤差拡散する誤差を格納するメモリ33、3
4、35と、注目画素(現在処理中の画素)の次の1ラ
イン分の各画素に対応する誤差を格納する1ライン分の
メモリ30、31、32から構成される。メモリ33、
34、35はそれぞれ、拡散誤差のイエロー成分、マゼ
ンタ成分、シアン成分(それぞれ、Ye[x]、Me
[x]、Ce[x]に対応)を格納する。ここで、xは
水平方向の画素位置を示す。
【0015】また、1ライン分のメモリ30、31、3
2はそれぞれ、拡散誤差のイエロー成分、マゼンタ成
分、シアン成分(それぞれ、YE、ME、CEに対応)
を格納する。加算器21では、以下の式に基づく計算を
行い、その結果の画素データY2、M2、C2を画素メ
モリ22に格納する。
【0016】 Y2=Y1+YE+Ye[x] M2=M1+ME+Me[x] C2=C1+CE+Ce[x] (式1) ここで、YE、ME、CEはそれぞれ、誤差拡散部25
で計算される注目画素に関する誤差Ye、Me、Ceに
基づいて以下の式で計算され、誤差メモリの33、3
4、35の各メモリに格納されているものである。
【0017】 YE=Ye/2 ME=Me/2 CE=Ce/2 (式2) また、Ye[x]、Me[x]、Ce[x]は、注目画
素に関する誤差Ye、Me、Ceと誤差メモリの33、
34、35の各メモリに格納されているYE、ME、C
Eに基づいて以下の式で計算されたものである。
【0018】 Ye[x]=Ye−YE Me[x]=Me−ME Ce[x]=Ce−CE (式3) 次に、出力色選択部23は、画素メモリ22に格納され
た色(Y2、M2、C2)に対し、出力色テーブル24
を参照することにより最適な出力色を選択する。
【0019】図5は、出力色テーブル24の構成例であ
る。40は、出力色識別番号(CN)である。41、4
2、43は出力コードである。ここで、41は出力画素
データのイエロー成分のコード値(Yo)、42は出力
画素データのマゼンタ成分のコード値(Mo)、43は
出力データのシアン成分のコード値(Co)である。
【0020】また、44、45、46は、出力の各色成
分値である。ここで、44は出力色のイエロー成分(Y
c)、45は出力色のマゼンタ成分(Mc)、46は出
力色のシアン成分(Cc)である。各色成分値(Yc、
Mc、Cc)は、あらかじめ、各出力コード値(Yo、
Mo、Co)に基づいて、画像出力部15で画像形成
し、その画像の色成分を測色した結果を入力画像データ
の色空間で表現した値である。
【0021】ここで、読者の理解を容易にするために、
画像出力部15は、画素毎にイエロー、マゼンタ、シア
ンのインクを重ねることにより、計8色の出力が可能な
印刷部であるとする。出力色選択部23は、画素メモリ
22に格納されている色(Y2、M2、C2)に最も近
い出力色(Yc、Mc、Cc)を出力色テーブルから選
択し、対応する出力コード値(Yo、Mo、Co)を出
力(101)する。出力された出力コード(101)
は、2値画像メモリ14に格納される。
【0022】ここで、出力色選択部23での出力色の選
択は、たとえば、画素メモリ22に格納されている色と
出力色との色空間上での距離Lが最短になるものを求め
ることにより行う。すなわち、 L2=(Y2−Yc)2+(M2−Mc)2+(C2−Cc)2 (式4) が最小となる(Yc、Mc、Cc)の組を選択する。
【0023】次に、誤差拡散部25では、画素メモリ2
2に格納された色(Y2,M2,C2)と出力色選択部
23により選択された出力色(Yc、Mc、Cc)との
それぞれの誤差(Ye、Me、Ce)を求め、誤差メモ
リ20に格納する。これらの誤差(Ye、Me、Ce)
は、以下の式を計算することで得られる。 Ye=Y2−Yc Me=M2−Mc Ce=C2−Cc (式5) これらの誤差(Ye、Me、Ce)を、たとえば、図6
に示すように、注目画素50の水平方向および垂直方向
に隣接する画素51、52に1/2ずつ分割し加算する
ものとする。
【0024】この場合、上述した(式2)を計算するこ
とにより、YE、ME、CEを誤差メモリ20に対しさ
らに格納する。また、 上述した(式3)を計算するこ
とにより、 Ye[x]、Me[x]、Ce[x] を誤差メモリ20に対しさらに格納する。
【0025】以上説明したの一連の処置を入力画像のす
べての画素について繰り返すことにより、画像の2値化
処理が行われる。図7は上述した2値化部13に対し、
入力画素(Y1、M1、C1)の各成分に対して等しく
0から255まで変化する入力データを与えた場合の画
像出力部15による出力結果を測定して、グラフ化した
ものである。
【0026】曲線60は、イエロー成分、曲線61はマ
ゼンタ成分、曲線62はシアン成分の入出力特性であ
る。画像出力部の特性が非線形である場合は、各色成分
の入出力特性に非線形性が生じ、中間濃度でのグレーバ
ランスが悪化する。非線形補正部11は、画像出力部1
5の持つ非線形特性を補正するものである。
【0027】図8は、非線形補正部11での非線形補正
の手順を説明する図である。入力濃度Diに対する補正
濃度の求め方は、測定結果よりDiと等しい出力Doに
対応する入力濃度Di’を求め、それを補正濃度とす
る。あらかじめ、図7の測定結果を元に、すべての入力
濃度に対し対応する補正濃度を求めておき補正テーブル
メモリ12に格納しておく。
【0028】図9は、補正テーブルの一例である。80
はイエロー成分の補正テーブル、81はマゼンタ成分の
補正テーブル、82はシアン成分の補正テーブルであ
る。この補正テーブルを参照することにより、各々の入
力濃度(Yi、Mi、Ci)に対応する補正濃度(Y
1、M1、C1)を獲得して、2値化部13に出力する
ことができる。
【0029】以上のような構成により、非線形の入出力
特性を持つ出力部において、色再現性がよく、グレーバ
ランスの崩れないカラー画像の2値化が可能となる。 [第2の実施の形態]上記実施の形態では、出力色選択
部23においては、色空間上の距離が最小となる出力色
を選択する方法を用いるものとした。この場合、出力色
の選択において、入力色とすべての出力色の距離を計算
する必要があり、処理が複雑になり、処理時間も長くな
る問題がある。
【0030】図10は2値化処理部13の別の構成例を
示す。尚、図2と同じ処理を行う処理部は同じ参照番号
を付けている。26は、入力色に対して最適な出力色を
あらかじめ求めておき、格納してある出力色選択テーブ
ルである。図11は、出力色選択テーブル26の構成の
一例である。
【0031】出力色選択テーブル26には、入力色空間
をそれぞれ4等分した計64の領域に対して最適な出力
色(CN)が格納されている。出力色選択テーブル26
をROMで構成するとすれば、出力色選択部23は、画
素メモリの値(Y2、M2、C2)からそれぞれ上位2
ビットを取り出し、計6ビットのアドレス信号としてR
OMをアクセスすることにより最適な出力色(CN)を
得ることができる。
【0032】以上のような構成により、出力色の選択を
きわめて単純に行うことが可能となる。 [第3の実施の形態]上記第1の実施の形態では、画像
出力部15はイエロー、マゼンタ、シアンのインクを持
つ印刷部を想定したが、これにブラックを加えた4色の
インクを用いる印刷部に対しても、以下に説明するよう
に、本実施の形態を適用することができる。
【0033】図12は、第3の実施の形態の出力色テー
ブルの一例である。この場合、出力コードとして、イエ
ロー(Yo)、マゼンタ(Mo)、シアン(Co)、ブ
ラック(Ko)4色の組み合わせ16色について出力色
(Yc、Mc、Cc)の値を格納する。出力色選択部2
3を、このテーブルより最適な出力色を選択するように
構成することで、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラッ
クの4色を用いる印刷部に対応することが可能である。
【0034】[第4の実施の形態]第4の実施の形態で
は、通常の情報処理装置に、上述の各画像処理をソフト
ウエアで記述してその情報処理装置のメモリに格納し、
また、上述の各種テーブルや特殊目的のメモリのデータ
をその情報処理装置のメモリに格納し、その情報処理装
置が備えるCPUによって実行させることにより、述の
各画像処理と等価な処理を実行できる。
【0035】図13は、その情報処理装置のハードウエ
ア構成の一例を示す図である。CPU200は、本情報
処理装置全体の制御を、メモリ202に格納された各種
制御プログラムを読み出し、解釈し、実行することで行
う。図1の多値画像メモリ10、補正テーブルメモリ1
2、2値画像メモリ14、また、図2の画素メモリ2
2、誤差メモリ20、出力色テーブル24の各々に対応
するメモリ領域が、それぞれ独立にメモリ202にアサ
インされている。
【0036】また、図1の非線形補正部11、2値化部
13での上述した画像処理手順を記述したソフトウエア
が、メモリ202に格納されている。キーボード203
とポインティングデバイス204は、コマンドやデータ
の入力を行う。ディスプレイモニタ201は、CPU2
00での処理結果や、キーボード203とポインティン
グデバイス204から入力したコマンドやデータを表示
する。
【0037】プリンタ205は、画像出力部15に対応
するものである。このように、通常の構成を有する情報
処理装置で、上述した各画像処理を実行することができ
ることは明らかである。なお、本発明は、複数の機器か
ら構成されるシステムに適用しても、一つの機器からな
る装置に適用してもよい。
【0038】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0039】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。プログラムコードを供給
するための記憶媒体としては、例えば、フロッピディス
ク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,C
D−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリ
カード,ROMなどを用いることができる。
【0040】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0041】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0042】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
るプログラムコードを格納することになるが、簡単に説
明すると、図14のメモリマップ例に示す各モジュール
を記憶媒体に格納することになる。すなわち、少なくと
も、非線形補正部11での処理に対応する処理プログラ
ムである「非線形補正処理モジュール」、2値化部13
での処理に対応する処理プログラムである「2値化処理
モジュール」、画像形成部15(プリンタ205)に画
像処理結果の画像データを転送して画像形成の指示を出
す「画像形成処理モジュール」の各モジュールのプログ
ラムコードと、補正テーブル12と出力色デーブルの設
定データを記憶媒体に格納すればよい。
【0043】以上説明したように、本発明によれば、色
区間内のすべての色に対して色再現性の良い2値化出力
を簡単で安価な構成により実現できる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、色
空間内のすべての色に対して色再現性の良い2値化出力
を簡単な構成により実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である画像処理装置の構成
図である。
【図2】第1の実施の形態における2値化部の構成図で
ある。
【図3】誤差メモリの構成例を示す図である。
【図4】誤差拡散処理の概念を示す図である。
【図5】出力色テーブルの一例を示す図である。
【図6】誤差の拡散係数の一例を示す図である。
【図7】出力部の入出力濃度特性の一例を示す図であ
る。
【図8】非線形補正を説明する図である。
【図9】非線形補正テーブルの一例を示す図である。
【図10】第2の実施の形態における2値化部の構成図
である。
【図11】第2の実施の形態における出力色選択テーブ
ルの一例を示す図である。
【図12】第3の実施の形態における出力色テーブルの
一例を示す図である。
【図13】本発明に係る実施の形態の情報処理装置のハ
ードウェア構成の一例を示す図である。
【図14】コンピュータ読み取り可能な所定の記録媒体
に格納された各プログラムモジュールのレイアウトの一
例を示す図である。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像の各画素の色ベクトルを隣接順に入
    力する入力工程と、 前記入力工程で入力された画素の色ベクトルに、前記入
    力された画素の色ベクトルの近傍でかつ、前記入力され
    た画素の色ベクトルより前に入力された近傍画素に所定
    の誤差拡散処理がなされた結果の誤差拡散ベクトルを加
    算する加算工程と、 前記加算工程で加算された画素の色ベクトルに近い画像
    出力可能な色ベクトルを選択する色ベクトル選択工程と
    を備え、 前記所定の誤差拡散処理は、前記色ベクトル選択工程で
    選択された色ベクトルと前記加算工程で加算された画素
    の色ベクトル間の差ベクトルを所定割合で分割して、前
    記画素の近傍画素に対する誤差拡散ベクトルとすること
    を特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】 前記色ベクトル選択工程は、 前記加算工程で加算された画素の色ベクトルと画像出力
    可能な色ベクトル間の各ベクトル要素差の2乗誤差が最
    小となる画像出力可能な色ベクトルを選択することを特
    徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  3. 【請求項3】 前記画像出力可能な色ベクトルの各々
    は、所定のルックアップ形式の記憶テーブルに記憶され
    ており、 前記色ベクトル選択工程は、前記加算工程で加算された
    画素の色ベクトルをアドレスとして、前記所定のルック
    アップ形式の記憶テーブルを参照することで、前記加算
    工程で加算された画素の色ベクトルに近い画像出力可能
    な色ベクトルを前記所定のルックアップ形式の記憶テー
    ブルから選択することを特徴とする請求項1に記載の画
    像処理方法。
  4. 【請求項4】 前記画像出力可能な色ベクトルの各々
    は、所定のルックアップ形式の記憶テーブルに記憶され
    ており、 前記色ベクトル選択工程は、前記加算工程で加算された
    画素の色ベクトルの各要素の上位ビットをアドレスとし
    て、前記所定のルックアップ形式の記憶テーブルを参照
    することで、前記加算工程で加算された画素の色ベクト
    ルに近い画像出力可能な色ベクトルを前記所定のルック
    アップ形式の記憶テーブルから選択することを特徴とす
    る請求項3に記載の画像処理方法。
  5. 【請求項5】 前記画素の色ベクトルは、イエロー、マ
    ゼンタ、シアンの各色要素を含む色ベクトルであること
    を特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  6. 【請求項6】 前記画素の色ベクトルは、イエロー、マ
    ゼンタ、シアン、ブラックの各色要素を含む色ベクトル
    であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理方
    法。
  7. 【請求項7】 前記色ベクトル選択工程で選択された色
    ベクトルに基づいて、画像形成を行う画像形成工程をさ
    らに備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理
    方法。
  8. 【請求項8】 前記入力工程で入力する画像の各画素の
    色ベクトルは、元画像の各画素の色ベクトルに対して、
    画像出力手段の入出力特性に対応して、所定の非線形変
    換が施されたものであることを特徴とする請求項1に記
    載の画像処理方法。
  9. 【請求項9】 前記所定割合は、前記画素の近傍画素の
    各々に対して、同じ割合であることを特徴とする請求項
    1に記載の画像処理方法。
  10. 【請求項10】 画像の各画素の色ベクトルを隣接順に
    入力する入力手段と、前記入力手段で入力された画素の
    色ベクトルに、前記入力された画素の色ベクトルの近傍
    でかつ、前記入力された画素の色ベクトルより前に入力
    された近傍画素に所定の誤差拡散処理がなされた結果の
    誤差拡散ベクトルを加算する加算手段と、 前記加算手段で加算された画素の色ベクトルに近い画像
    出力可能な色ベクトルを選択する色ベクトル選択手段と
    を備え、 前記所定の誤差拡散処理は、前記色ベクトル選択手段で
    選択された色ベクトルと前記加算工程で加算された画素
    の色ベクトル間の差ベクトルを所定割合で分割して、前
    記画素の近傍画素に対する誤差拡散ベクトルとすること
    を特徴とする画像処理装置。
  11. 【請求項11】 前記色ベクトル選択手段は、 前記加算手段で加算された画素の色ベクトルと画像出力
    可能な色ベクトル間の各ベクトル要素差の2乗誤差が最
    小となる画像出力可能な色ベクトルを選択することを特
    徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 前記画像出力可能な色ベクトルの各々
    は、所定のルックアップ形式の記憶テーブルに記憶され
    ており、 前記色ベクトル選択手段は、前記加算手段で加算された
    画素の色ベクトルをアドレスとして、前記所定のルック
    アップ形式の記憶テーブルを参照することで、前記加算
    手段で加算された画素の色ベクトルに近い画像出力可能
    な色ベクトルを前記所定のルックアップ形式の記憶テー
    ブルから選択することを特徴とする請求項10に記載の
    画像処理装置。
  13. 【請求項13】 前記画像出力可能な色ベクトルの各々
    は、所定のルックアップ形式の記憶テーブルに記憶され
    ており、 前記色ベクトル選択手段は、前記加算手段で加算された
    画素の色ベクトルの各要素の上位ビットをアドレスとし
    て、前記所定のルックアップ形式の記憶テーブルを参照
    することで、前記加算手段で加算された画素の色ベクト
    ルに近い画像出力可能な色ベクトルを前記所定のルック
    アップ形式の記憶テーブルから選択することを特徴とす
    る請求項12に記載の画像処理装置。
  14. 【請求項14】 前記画素の色ベクトルは、イエロー、
    マゼンタ、シアンの各色要素を含む色ベクトルであるこ
    とを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
  15. 【請求項15】 前記画素の色ベクトルは、イエロー、
    マゼンタ、シアン、ブラックの各色要素を含む色ベクト
    ルであることを特徴とする請求項10に記載の画像処理
    装置。
  16. 【請求項16】 前記色ベクトル選択手段で選択された
    色ベクトルに基づいて、画像形成を行う画像形成手段を
    さらに備えることを特徴とする請求項10に記載の画像
    処理装置。
  17. 【請求項17】 前記入力手段で入力する画像の各画素
    の色ベクトルは、元画像の各画素の色ベクトルに対し
    て、画像出力手段の入出力特性に対応して、所定の非線
    形変換が施されたものであることを特徴とする請求項1
    0に記載の画像処理装置。
  18. 【請求項18】 前記所定割合は、前記画素の近傍画素
    の各々に対して、同じ割合であることを特徴とする請求
    項10に記載の画像処理装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6891641B1 (en) 1999-08-27 2005-05-10 Minolta Co., Ltd. Method and apparatus for converting number of colors and processing image data
US6977663B2 (en) 2004-03-29 2005-12-20 Sharp Laboratories Of America, Inc. Color error diffusion with color bleed control
US7091987B2 (en) 2004-08-02 2006-08-15 Sharp Laboratories Of America, Inc. Patterning and dot gain improvement for vector error diffusion
US7352489B2 (en) 2004-03-24 2008-04-01 Sharp Laboratories Of America, Inc. Color error diffusion method for multi-level output device
US7369274B2 (en) 2004-09-08 2008-05-06 Sharp Laboratories Of America, Inc. Color error diffusion method
US7417772B2 (en) 2004-01-23 2008-08-26 Sharp Laboratories Of America, Inc. Vector error diffusion

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