JPH10341276A - 音声コマンドによって電話番号をダイヤルする方法、及び音声コマンドによって制御される通信端末装置 - Google Patents

音声コマンドによって電話番号をダイヤルする方法、及び音声コマンドによって制御される通信端末装置

Info

Publication number
JPH10341276A
JPH10341276A JP10123294A JP12329498A JPH10341276A JP H10341276 A JPH10341276 A JP H10341276A JP 10123294 A JP10123294 A JP 10123294A JP 12329498 A JP12329498 A JP 12329498A JP H10341276 A JPH10341276 A JP H10341276A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication terminal
sequence
recognition
terminal device
telephone number
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10123294A
Other languages
English (en)
Inventor
Kari Laurila
ローリカ カリ
Markku Mettaelae
メッタラ マルック
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nokia Oyj
Original Assignee
Nokia Mobile Phones Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nokia Mobile Phones Ltd filed Critical Nokia Mobile Phones Ltd
Publication of JPH10341276A publication Critical patent/JPH10341276A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/26Devices for calling a subscriber
    • H04M1/27Devices whereby a plurality of signals may be stored simultaneously
    • H04M1/271Devices whereby a plurality of signals may be stored simultaneously controlled by voice recognition

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 音声コマンドによってできるだけ正確に電話
番号をダイヤルできる方法を提供する。 【解決手段】 音声コマンドによって電話番号をダイヤ
ルするにあたり、ダイヤルされるべき電話番号を1個又
は数個の数列又は識別子として発音することができ、そ
れらは、どの数列又は識別子が発音されたのかを見つけ
出すために認識される。ここで通信端末装置(1)は、
間違って認識された数列又は識別子を間違っているとマ
ークするための手段(7,10)をそなえている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、請求項1の前提部
分に記載されている音声コマンドにより電話番号をダイ
ヤルする方法に関する。更に、本発明は、請求項5の前
提部分に記載されている通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電話番号は、普通は、通信端末装置の選
択ディスク又はダイヤリング・キーを使ってダイヤルさ
れる。しかし、例えば電話番号を話すことによって電話
番号をダイヤルすることが必要となる場合もあり得る。
特に自動車用に、いわゆるハンドフリー・モードが開発
されており、このモードでは車のドライバーは電話番号
をダイヤルするためにハンドルから手を離す必要がな
い。電話番号をダイヤルする操作は、ダイヤルされるべ
き電話番号を話すことによって実行される。この種のハ
ンドフリー・モードは、例えばオフィスでも実用的であ
る。最も簡単な方法では、音声コマンドによるこの種の
電話番号のダイヤル方法では、通信端末装置のユーザー
はダイヤルしようとしている電話番号の数字を1つ1つ
発音し、その数の全体が発音された後に、通信端末装置
の音声認識装置はユーザーが発音した数列と最もよく対
応すると解釈される数列を探索するように作動する。そ
の解釈は、例えば、音声認識装置が受け取ったオーディ
オ信号に基づいて1個或いは数個の特徴ベクトルを計算
することによって行われる。音声認識装置の音声パター
ン・メモリーは例えば各数字に対応する音声パターンを
内蔵しており、それらは、それ自体としては公知の方法
によって認識結果を計算するためにオーディオ信号から
計算された特徴ベクトルと組み合わされて使用される。
【0003】電話番号は普通は非常に長くて、普通はそ
の数列は少なくとも7個の数字を含んでおり、いろいろ
な組み合わせの数は非常に大きい、即ち、7個の数字の
列では、その組み合わせの数は10,000,000で
ある。移動局や、電話帳の異なる地域の通信端末装置に
電話をかけたり、或いは1つの国から別の国に電話をか
けたりするときには、電話番号の長さは15桁もの長さ
になることがある。その様な数字の組み合わせの数は非
常に多いので、間違った音声認識の数をなるべく少なく
するためには、音声コマンドにより制御されるべき装置
の動作に大きな負担がかかることになる。7桁の数から
成る電話番号をダイヤルする上記の場合には、1個の数
字を間違って認識しただけで間違ったダイヤル動作が行
われることになる。
【0004】米国特許第4,870,686号は音声認
識により制御される通信端末装置を開示しており、その
装置ではダイヤルされるべき電話番号を1個又は数個の
数字の列として発音することができる。各数字列は別々
に認識され、各数字列についての選択肢の数は、電話番
号の全体が1つの数字列として認識される場合と比べる
と、かなり少ない。例えば、電話番号"1234567" を例え
ば数字列"12"、"34"、"567" として発音することがで
き、異なるダイヤル動作選択肢の数は第1及び第2の数
字列については100個あり、第3の数字列については
1000個ある。従って、各数字列が正しく認識される
確率は、この電話番号の全体が1つの数列として認識さ
れる場合よりはかなり大きい。しかし、このダイヤル方
法には、いずれかの数字列が一度間違って認識されると
(その場合にはユーザーは音声認識装置がその数列をも
う一度認識するように音声認識装置を制御する)、次の
時にもその音声認識装置はその数列を間違って解釈する
可能性があるという欠点がある。最悪の場合にはユーザ
ーは数列の全体を繰り返さなくてはならず、たとえそれ
を実行しても、発音された電話番号を音声認識装置が正
しく認識できるという保証はない。この様に認識に信頼
性が欠けている原因にはいろいろなファクターがある。
例えば、騒音条件が電話番号の認識を妨げることがあ
る。更に、多くの音声認識装置のプログラミングは製造
段階で行われるのが有利であるので、0から9までの各
数についての平均的な音声パターンが認識装置の音声パ
ターン・メモリーに記憶される。しかし、数の発音の仕
方はユーザーにより少しずつ違うので、異なるユーザー
について同等の良さの認識結果が常に得られるとは限ら
ず、音声コマンドで制御されるその様な通信端末装置を
使う人が異なれば誤り率も異なる可能性がある。この様
な場合、ユーザーの声を認識するように学習させること
のできる認識装置を使用することが可能である、即ち、
ユーザーは0から9までの数を発音し、その音声認識装
置は、それらの数に対応する音声パターンを音声パター
ン・メモリーに記憶させる。しかし、それでも、例えば
騒音や、或いは何らかの理由でのユーザーの声の変化の
影響があると、認識の間違いを全て無くすることはでき
ない。
【0005】更に、希望する電話番号と、それらに対応
する会社及び/又は個人の名前などの識別子とをユーザ
ーが記憶させることのできるような音声制御通信装置が
開発されている。その場合、その識別子を発音すること
によって電話番号を選択することができ、それに基づい
て音声認識装置は記憶している識別子を比較して、その
比較に基づいてダイヤルする。識別子を副識別子(sub-
identifications)に分割することのできるその様な装置
では、音声認識装置は副識別子の比較を行い、その副識
別子の認識が正しく行われた後にユーザーは次の副識別
子を発音する。電話番号を特定するのに充分な数の副識
別子が発音されると、その通信端末装置はその電話番号
をダイヤルする。この種の通信端末装置でも、識別子又
は副識別子が間違って認識され続けて正しい電話番号を
ダイヤルできないという問題が起こる可能性がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の1つの目的
は、上記の欠点を大幅に解消して、音声コマンドによっ
てなるべく正確に電話番号をダイヤルできる方法を提供
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は次のようなアイ
デアに基づいている、即ち、ユーザーが電話番号、電話
番号の一部分又は識別子を発音するとき、間違った認識
の後では、認識装置はその認識を間違っているとマーク
し、ユーザーが前記の数列又は識別子を繰り返すと、認
識装置は、認識された間違っている選択肢を最早提供せ
ずに、認識装置による計算では次に確からしくて且つ間
違っているとマークされていない選択肢を提供する。こ
の様にして、間違った認識がなされる毎に組み合わせの
選択肢の数が減ってゆき、遅くても、残った選択肢が1
つだけになれば正しい数列又は識別子が得られる。本発
明の方法は、請求項1の特徴付け部分に記載されている
事項を特徴とする。更に、本発明の通信端末装置は、請
求項5の特徴付け部分に記載されている事項を特徴とす
る。
【0008】本発明は顕著な利点を持っている。本発明
の方法を使えば、例えば、間違った認識が行われた後に
は認識装置は同じ選択肢を二度と提供しないので、音声
制御通信端末装置の動作が大幅に良くなる。外乱がある
場合でも、本発明の通信端末装置の信頼性は従来技術の
音声制御通信端末装置のそれより高い。更に、本発明の
方法は、音声認識装置がいわゆる”学習可能な”認識装
置ではなくて認識が平均的音声パターンに基づいて行わ
れるようになっている通信端末装置の動作を向上させ
る。
【0009】次に、添付図面を参照して本発明を更に詳
しく説明する。
【0010】
【発明の実施の形態】図1の音声制御通信端末装置での
本発明による方法の作用を説明する。この通信端末装置
では、ダイヤルされるべき電話番号を単一の数列とし
て、或いは2個以上の数列に分けて発音することによっ
て、音声コマンドで電話番号をダイヤルすることができ
る。通信端末装置1は、例えば陸線通信端末装置やGS
M移動局等の無線通信端末装置など、どのような通信端
末装置であってもよい。この有利な実施例では、通信端
末装置1は、マイクロホン2a、ヘッドホン3a、ディ
スプレイ4,及びキーパッド5の付いているユーザーイ
ンターフェースを備えている。マイクロホン2aにより
作られた電気信号は、マイクロホン増幅器6で増幅され
て音声コマンド状態で認識装置7に伝達される。これに
対応して、認識装置7により作られたオーディオ信号は
ヘッドホン増幅器13で増幅されてヘッドホン3aに送
られる。認識装置7は、例えばデジタル信号処理装置D
SPである制御ユニット14と、音声パターン・メモリ
ー8と、プログラム・メモリー9とを有する。音声パタ
ーン・メモリー8は不揮発性のランダムアクセスメモリ
ーNVRAMであるのが有利である。プログラム・メモ
リー9は読み出し専用メモリー(ROM)又は不揮発性
のランダムアクセスメモリーであるのが好都合である。
更に、認識装置7は、装置使用中にデータを記憶するた
めのランダムアクセスメモリー(RAM)10を有す
る。音声パターン・メモリー8及びプログラム・メモリ
ー9はいわゆるFLASHメモリーであってもよく、こ
れは当業者には明らかなことである。
【0011】信号は認識装置7と通信端末装置1との間
で、例えば、必要なときに信号を緩衝記憶し(バッファ
リングし)増幅するためのマッチング回路網15を介し
て転送される。
【0012】本発明の通信端末装置1の音声ユーザーイ
ンターフェースは2方向ユーザーインターフェースであ
る、即ち、通信端末装置1には音声コマンドが与えら
れ、通信端末装置1はそのコマンドへの応答を音声指示
メッセージ(音声プロンプト)により且つ/又はディス
プレイ・ユニット4を介して生成することができる。音
声指示メッセージは音声合成器12で或いはデジタル信
号処理装置DSPにより生成されることができ、音声指
示メッセージは前もって例えば認識装置7のプログラム
・メモリー9に記憶される。それ自体としては公知の音
声符号化方法を使って音声指示メッセージを記憶させれ
ば、音声指示メッセージが必要とするメモリー容量を少
なくすることができる。
【0013】また、図1の通信端末装置1は、該通信端
末装置の動作を制御するための制御ユニット18と、接
続部11も有する。この接続部は従来技術のものであ
り、通信端末装置1を通信網(図示せず)に接続するも
のである。接続部11は、例えばGSM移動局では、送
信装置TX、受信装置RX、アンテナ・スイッチSW、
及びアンテナANTから成る無線部である。図1の通信
端末装置1は、キーパッド5を使って電話番号をダイヤ
ルすることのできる在来型の通信端末装置としても使え
るものである。マイクロホン2及びヘッドホン3は、例
えばハンドフリー装置17のマイクロホン2b及びヘッ
ドホン3bであってもよく、或いは電話部のマイクロホ
ン2a及びヘッドホン3aであってもよい。
【0014】音声コマンドで制御を行うモードへの通信
端末装置1の切り替えは、例えば通信端末装置1のメニ
ュー機能による、それ自体としては公知の方法で、或い
は音声コマンドモードを起動するためのスイッチ16で
通信端末装置1をハンドフリー装置17に接続するとい
う方法で、実行される。通信端末装置1が音声制御され
るモードになっているときには、オーディオ信号はマイ
クロホン2a又は補助マイクロホン2bを介して受信さ
れ、マイクロホン増幅器6で増幅されて認識装置7に送
られる。受信されたオーディオ信号に基づいて、認識装
置7は対応する1個又は数個の特徴ベクトルを計算し、
それらは、どのコマンド又は数がユーザーによって発音
されたかを見つけ出すために認識装置7によって処理さ
れる。それは、例えば算出された特徴ベクトルを音声パ
ターン・メモリー8に記憶されている音声パターンと比
較することによって、それ自体としては公知の方法で実
行される。音声パターン・メモリー8は、種々のコマン
ドに対応する音声パターンも内蔵している。認識される
べき各コマンドについて、認識装置7は数個の可能な選
択肢と、それらの確率の順位とを作成するが、最初に提
案されるのは、認識装置7が最大の確率であると算出し
た選択肢である。
【0015】電話番号をダイヤルする動作は、例えばコ
マンド"SELECT NUMBER(番号選択)" を発音することに
よって開始される。その後、認識装置7は、"GIVE NUMB
ER(番号を提示せよ)" というメッセージをディスプレ
イ上に作るか、或いはそれに対応する音響メッセージを
ヘッドホン3a、3bで作る。音響メッセージの長所
は、場合によってはそうすることが難しいことのある、
ユーザーが自分の目をディスプレイ手段4に向けるとい
う動作を行わなくてもよい、ということである。その
後、ユーザーは希望する電話番号を単一の数列として、
或いは2個以上の数列として、発音する。例えば、電話
番号"1234567" が使用され、それは3個の数列、即ち"1
2"、"34"、及び"567" としてユーザーによって発音され
る。ユーザーは数列"12"から発音し始める。その後、認
識装置7は音声パターン・メモリーの中のデータとの比
較を行って、例えばユーザーが数列"98"を発音したと結
論する。認識装置7は、この認識された数列"98"をディ
スプレイ手段4向けに且つ/又はヘッドホン2a、2b
への音響メッセージとして作成する。ユーザーはダイヤ
リングが間違っていたことに気づいて、例えばコマン
ド"ERROR(エラー)" を、それ自体としては公知の方法
で発音する。その後、認識装置7はこの数列を間違って
いるとマークし、場合によっては既に正しく認識された
数列を(もし認識されたものが既にあるならば)音響メ
ッセージとしてヘッドホン3で且つ/又はテキスト・メ
ッセージとしてディスプレイ手段4で繰り返し表示し
て、ユーザーが数列を再び発音するのを待ち続ける。電
話番号の正しく認識された部分がこの様に繰り返し表示
されることから、ユーザーは認識装置が"ERROR(エラ
ー)" コマンドを正しく認識したと判断することができ
る、即ち、それはユーザーに対する一種の確認メッセー
ジである。ユーザーがもう一度前記の数列を発音した
後、認識装置7は、間違っていると分かった数列"98"を
無視して、その差について新たに認識を行う。次に、認
識装置7は新しい数列を提案する。もしその認識が正し
ければ、ユーザーは次の数列を発音し、それが認識装置
7によって再び認識される。その認識がまた間違ってい
れば、そのダイヤリングは間違っているとマークされ、
電話番号の正しく認識された部分が繰り返し表示され、
新たに認識が行われる。この様に処理手順が進行し、ダ
イヤリングのために電話番号の全体が最終的に正しく認
識される。その番号をダイヤルする動作は、例えばコマ
ンド"DIAL(ダイヤルする)" を発音することによって
実行される。その後、それ自体公知のように呼セットア
ップの動作が続けられるけれども、それについてはこの
関係ではこれ以上詳しく説明する必要はない。
【0016】エラーがあった場合、認識装置7は、"ERR
OR(エラー)" コマンド等に応答してメッセージ"CORRE
CTION (訂正)" を発し、その後、始めに、正しく認識
された数列を反復表示する。或る種の状況では、この"C
ORRECTION (訂正)" メッセージが発せられたために、
認識装置7が"ERROR(エラー)" コマンドを正しく認識
したことにユーザーが気づきやすくする。
【0017】ユーザーが呼セットアップの前に、認識装
置により認識された番号が本当に正しいか否か確かめた
いと望むことがあり得る。例えばコマンド"CONFIRM(確
認)" を発音することによってそれを実行することがで
き、その後に認識装置は電話番号を音響メッセージとし
て繰り返し表示し、同時に呼をセットアップしたいか否
かユーザーに尋ねる。もしその番号が正しくてユーザー
がその後に呼をセットアップすることを望むならば、ユ
ーザーは上記のようにコマンド"DIAL (ダイヤルす
る)" を発音する。そうでなければ、呼はセットアップ
されない。
【0018】この様に、本発明の認識装置7は、発音さ
れた各数列について少なくとも1つのダイヤリング選択
肢を作成する。認識装置7は、数個の数列選択肢を作成
して、それについて確率値を計算するように動作するこ
ともできる。そして、最初に選ばれるのは、最大の確率
値を有する数列である。もしその選択が間違っていれ
ば、ユーザーは必ずしもその数列を反復提示する必要は
なくて、ユーザーはその代わりにコマンド"NEXT
(次)" を発音することができ、その後に認識装置7
は、確率値が次に大きい数列を提案する。それも間違っ
ていれば、次のがまた提案され、このようにして、確率
値が計算されている数列の全てが検討され、或いは正し
い数列が発見されるまで、この処理手順が繰り返され
る。ユーザーが発音した数列と一致する数列が1つも無
ければ、認識装置7はもう一度数列を発音するようにユ
ーザーに要求する。その場合、認識装置7は、前の段階
で間違っていることが分かった数列を最早提案しない。
【0019】本発明の方法を実施するために、認識装置
7のデータ・メモリー10は、例えば、発音された数列
の認識値を記憶する表を備えている。その有利な例が表
1に示されている。ここでは、ユーザーは数列"12"を発
音している。認識装置7は数個の選択肢について確率値
を計算しており、数列"98"が最大の確率値を有し、数
列"92"がその次に大きな値を有し、数列"12"はその次に
大きな値を有し、数列"18"についても1つの認識値が計
算されている。更に、この表の中の行は間違いデータを
含んでおり、それは始めは0である、即ち、間違ってい
ると知れている数列はまだ無い。認識装置7が数列"98"
を提案し、ユーザーがそれは間違っていると言った後、
認識装置7は前記の行のエラー・データを他の状態(例
えば論理1状態)にセットする。このようにしてもう一
度認識を実行するときには、認識装置7は前記の行のエ
ラー・データが1であると認めてこの行を通り抜けて次
の行に移るが、この場合にはそれも間違っている。数列
全体が正しく認識された後(この場合には3番目の選択
肢)、認識装置7は、既に認識されている数列の末尾に
この数列を追加し、表の内容をゼロにリセットし、次の
数列を待ち、或いは電話番号の全体が既に正しく認識さ
れているならば認識装置7はその電話番号をダイヤルす
る動作に移る。表2は、認識装置が正しい数列を発見し
ている状況を示している。当業者に従来から知られてい
る種々の方法でこの表を実現できることは明らかであ
る。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】識別子及び/又は副識別子を使って電話番
号を選択できるような音声制御通信端末装置にも本発明
を適用することができる。その場合、処理手順は上記の
番号選択方法とほぼ同様であり、識別子は電話番号に対
応し、副識別子はその電話番号の一部分に対応し、比較
はそれらの識別子及び場合によっては副識別子に基づい
て行われる。
【0023】図2は本発明の第1の有利な実施例として
の方法の作用と、比較のための従来技術の方法の作用と
を表の形で示しており、表200の左側201は本発明
の方法を示し、この表の右側202は従来技術の方法を
示している。ユーザーは、電話番号"123456789" を3つ
の数列"123" 、"456" 、及び"789" に分けて発音するこ
とによって、この電話番号をダイヤルしようとしてい
る。ユーザーの列203,205には、通信端末装置の
ユーザーが発音したコマンドが表示され、認識装置の列
204,206には認識装置がユーザー向けに作成した
メッセージが表示されている。
【0024】更に、図3は、本発明の第2の有利な実施
例としての方法の作用と、比較のための従来技術の方法
の作用とを表の形で示しており、表300の左側301
は本発明の方法を示し、この表の右側302は従来技術
の方法を示している。ユーザーの列303,305には
通信端末装置のユーザーが発音したコマンドが表示さ
れ、認識装置の列304,306には認識装置がユーザ
ー向けに作成したメッセージが表示されている。
【0025】本発明は、上記の実施例だけに限定される
ものではなくて、各請求項の範囲内で修正され得るもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の有利な実施例としての通信端末装置の
略ブロック図である。
【図2】本発明の第1の有利な実施例による方法の動作
と従来技術の方法の動作とを比較する表を示す図であ
る。
【図3】本発明の第2の有利な実施例による方法の動作
と従来技術の方法の動作とを比較する表を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…通信端末装置 2a,2b…マイクロホン 3a,3b…ヘッドホン 4…ディスプレイ 6…マイクロホン増幅器 7…認識装置 8…音声パターン・メモリー 10…ランダムアクセスメモリー

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 選択されるべき電話番号が1個又は数個
    の数列又は識別子として発音されることができ、どの数
    列又は識別子が発音されたかを見つけ出すためにそれら
    が認識されるようになっている、音声コマンドによって
    電話番号をダイヤルする方法であって、間違って認識さ
    れた数列又は識別子が間違っているとマークされること
    を特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 発音された各々の数列又は識別子につい
    て2個以上の認識選択肢が作成され、それらについて確
    率値が計算され、各認識時に、最大の確率値を持ってい
    て且つ間違っているとマークされていない選択肢を選択
    することが提案されるようになっていることを特徴とす
    る請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 間違った認識の後では、間違っていると
    マークされていない認識選択肢の中の、次に大きな確率
    値を有する選択肢を選択することが提案されるようにな
    っていることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 間違った認識の後では、選択されるべき
    電話番号の中の正しく認識された数列から音響メッセー
    ジ又はテキスト・メッセージが作成されることを特徴と
    する請求項1ないし3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 音声コマンドによって電話番号をダイヤ
    ルするための手段(2a、2b、6,7,8)を有し、
    電話番号が1個又は数個の数列又は識別子として発音さ
    れるようになっている通信端末装置(1)であって、該
    通信端末装置(1)は、間違って認識された数列又は識
    別子を間違っているとマークするための手段(7,1
    0)を更に有し、該認識装置(7)は、間違って認識さ
    れた数列又は識別子を認識しようとする新たな試みとの
    関係では、間違っているとマークされている数列又は識
    別子を提案しないようになっていることを特徴とする通
    信端末装置。
  6. 【請求項6】 数列の認識結果を通信端末装置(1)の
    ユーザーに知らせるための手段(3,4)を更に有する
    ことを特徴とする請求項5に記載の通信端末装置。
  7. 【請求項7】 間違った認識の後では、そのときにダイ
    ヤルされるべき電話番号の中の正しく認識された数列か
    ら音響メッセージ又はテキスト・メッセージ等のメッセ
    ージが作成されるようになっていることを特徴とする請
    求項5又は6に記載の通信端末装置。
  8. 【請求項8】 間違った認識結果は例えば"ERROR(エラ
    ー)" コマンド等の音声コマンドなどによって認識装置
    (7)に向けて知らせるようになっていることを特徴と
    する請求項5ないし7のいずれか一項に記載の通信端末
    装置。
  9. 【請求項9】 誤った認識を指示する音声コマンドから
    確認メッセージを作成するための手段(3,4)を有す
    ることを特徴とする請求項8に記載の通信端末装置。
  10. 【請求項10】 該通信端末装置(1)が移動局である
    ことを特徴とする請求項5ないし9のいずれか一項に記
    載の通信端末装置。
JP10123294A 1997-05-06 1998-05-06 音声コマンドによって電話番号をダイヤルする方法、及び音声コマンドによって制御される通信端末装置 Pending JPH10341276A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FI971925 1997-05-06
FI971925A FI111673B (fi) 1997-05-06 1997-05-06 Menetelmä puhelinnumeron valitsemiseksi puhekomennoilla ja puhekomennoilla ohjattava telepäätelaite

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10341276A true JPH10341276A (ja) 1998-12-22

Family

ID=8548798

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10123294A Pending JPH10341276A (ja) 1997-05-06 1998-05-06 音声コマンドによって電話番号をダイヤルする方法、及び音声コマンドによって制御される通信端末装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6314166B1 (ja)
EP (1) EP0877518B1 (ja)
JP (1) JPH10341276A (ja)
DE (1) DE69832003T2 (ja)
FI (1) FI111673B (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6631179B1 (en) * 1998-06-10 2003-10-07 Henry Sifuentes Voice and motion activated telephone
US7116763B2 (en) * 1998-06-10 2006-10-03 Henry Sifuentes Voice and motion activated telephone
US6785366B1 (en) * 1998-10-01 2004-08-31 Canon Kabushiki Kaisha Apparatus for making outgoing call
JP2000261537A (ja) * 1999-03-11 2000-09-22 Nec Saitama Ltd ダイヤルメモリ検索装置
KR20010094229A (ko) * 2000-04-04 2001-10-31 이수성 전화기의 음성인식 조작 방법 및 시스템
DE10021389A1 (de) 2000-05-03 2001-11-08 Nokia Mobile Phones Ltd Verfahren zum Steuern eines Systems, insbesondere eines elektrischen und/oder elektronischen Systems mit zumindest einer Anwendungseinrichtung
WO2002041610A1 (fr) * 2000-11-17 2002-05-23 Sanyo Electric Co., Ltd. Appareil telephonique a commande vocale
DE10122828A1 (de) * 2001-05-11 2002-11-14 Philips Corp Intellectual Pty Verfahren zum Training oder zur Adaption eines Spracherkenners
US6892051B2 (en) * 2001-06-25 2005-05-10 Cingular Wireless Ii, Llc System and method for providing an adapter module
US6889065B2 (en) * 2001-06-25 2005-05-03 Cingular Wireless Ii, Llc System and method for providing an adapter module
US7113572B2 (en) * 2001-10-03 2006-09-26 Cingular Wireless Ii, Llc System and method for recognition of and automatic connection using spoken address information received in voice mails and live telephone conversations
US7103168B2 (en) * 2002-04-16 2006-09-05 Bellsouth Intellectual Property Corporation Methods and systems for implementing personal dialing plans
JP3726783B2 (ja) * 2002-07-16 2005-12-14 株式会社デンソー 音声認識装置
FR2844911B1 (fr) * 2002-09-24 2006-07-21 Thales Sa Procede de reconnaissance vocale avec correction automatique
US20060218486A1 (en) * 2003-08-05 2006-09-28 Koninklijke Philips Electronics N.V. Method and system for probability-based validation of extensible markup language documents
DE102005019028B4 (de) * 2005-04-23 2020-11-12 Volkswagen Ag Telefonsystem und Verfahren zum Betreiben eines Telefonsystems für ein Kraftfahrzeug

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3885683T2 (de) * 1987-09-11 1994-03-10 Toshiba Kawasaki Kk Telefonapparat.
US4870686A (en) * 1987-10-19 1989-09-26 Motorola, Inc. Method for entering digit sequences by voice command
JP2927891B2 (ja) 1989-06-19 1999-07-28 日本電気株式会社 音声ダイヤル装置
US5329609A (en) * 1990-07-31 1994-07-12 Fujitsu Limited Recognition apparatus with function of displaying plural recognition candidates
FI97919C (fi) 1992-06-05 1997-03-10 Nokia Mobile Phones Ltd Puheentunnistusmenetelmä ja -järjestelmä puheella ohjattavaa puhelinta varten
DE4225475A1 (de) * 1992-08-01 1994-02-03 Philips Patentverwaltung Einrichtung zur Spracherkennung
US5577164A (en) * 1994-01-28 1996-11-19 Canon Kabushiki Kaisha Incorrect voice command recognition prevention and recovery processing method and apparatus
CA2143980A1 (en) 1994-04-06 1995-10-07 Raziel Haimi-Cohen User display in speech recognition system
FI111893B (fi) * 1995-06-02 2003-09-30 Nokia Corp Menetelmä ja laite puhelimen ohjaamiseksi komennoilla
US5917890A (en) * 1995-12-29 1999-06-29 At&T Corp Disambiguation of alphabetic characters in an automated call processing environment
FI101333B (fi) * 1996-09-02 1998-05-29 Nokia Mobile Phones Ltd Puhekomennoilla ohjattava telepäätelaite
US6154526A (en) * 1996-12-04 2000-11-28 Intellivoice Communications, Inc. Data acquisition and error correcting speech recognition system

Also Published As

Publication number Publication date
EP0877518A3 (en) 2003-08-06
DE69832003D1 (de) 2005-12-01
EP0877518A2 (en) 1998-11-11
DE69832003T2 (de) 2006-07-13
US6314166B1 (en) 2001-11-06
EP0877518B1 (en) 2005-10-26
FI971925A0 (fi) 1997-05-06
FI111673B (fi) 2003-08-29
FI971925A (fi) 1998-11-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10341276A (ja) 音声コマンドによって電話番号をダイヤルする方法、及び音声コマンドによって制御される通信端末装置
KR100616787B1 (ko) 전화 핸드셋용 음성 인식 사용자 인터페이스
US5864603A (en) Method and apparatus for controlling a telephone with voice commands
US7801283B2 (en) Method of operating vehicular, hands-free telephone system
US4959850A (en) Radio telephone apparatus
JPH0782351B2 (ja) 音声コマンドによりデジットシーケンスを入力するための方法
KR960004692B1 (ko) 음성 명령에 의한 전화 호출 종료 방법
JP2009527024A (ja) 話者非依存的音声認識を有する通信装置
US6256611B1 (en) Controlling a telecommunication service and a terminal
US5915239A (en) Voice-controlled telecommunication terminal
KR20050054275A (ko) 휴대단말기의 음성 인식 방법
JP3384282B2 (ja) 電話装置
JP2005283797A (ja) 音声認識装置および音声認識方法
JPH1146238A (ja) 電話機
KR100227341B1 (ko) 유사 숫자음을 이용한 음성인식 다이얼링 방법
JPH0927845A (ja) 自動ダイヤル電話装置
WO1992000586A1 (en) Keyword-based speaker selection
JP2782850B2 (ja) 自動車用電話
EP1070415A1 (en) Method for establishing telephone calls
JPH03123256A (ja) 自動車用電話
JPH01142600A (ja) 音声制御装置
JPS61184027A (ja) 音声ダイヤル電話装置
JPH098894A (ja) 音声認識コードレス電話機
JPS63204854A (ja) 音声ダイヤル装置におけるダイヤル情報の登録方法
JPH0276353A (ja) 音声ダイヤル装置