JPH10341201A - 基地局 - Google Patents

基地局

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JPH10341201A
JPH10341201A JP16525597A JP16525597A JPH10341201A JP H10341201 A JPH10341201 A JP H10341201A JP 16525597 A JP16525597 A JP 16525597A JP 16525597 A JP16525597 A JP 16525597A JP H10341201 A JPH10341201 A JP H10341201A
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digital
analog
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ambient noise
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Tadao Ohashi
直生 大橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話等の携帯端末の受話音量を周囲雑音
に応じて調整することができ、さらには、その受話音量
調整を従来からの携帯端末にも広く適用できる基地局を
提供する。 【解決手段】 上り音声モニタ部22は、PHS端末6
0が回線接続された時点から所定時間の音声信号を検知
し周囲雑音を検知して、雑音レベル信号を出力する。す
ると、CPU32は、この雑音レベル信号に従い、下り
音声音量制御部26を制御する。つまり、下り音声音量
制御部26に設けられた増幅器を制御する。これにより
PHS端末60への下りデジタル音声信号の音量が調整
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話端末が無
線接続する基地局に関するものであり、特に、PHS端
末が無線接続する基地局に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より公衆網に接続された複数の基地
局を介して携帯電話端末で無線接続を行い通話を行う携
帯電話システムが知られている。特に、PHSは、1台
の携帯電話端末を使用して、家庭、事業所、野外のすべ
ての状況で電話が掛けられるシステムとして実用化が進
められている。ここで、PHS端末等の携帯電話端末を
使用する場合に、駅のホームや工場内等周囲雑音が大き
い環境においては、通話時に相手方の声が聞きづらいと
いう問題がある。そこで、従来のPHS端末等の携帯電
話端末においては、受話音量を調整する機能が設けら
れ、周囲雑音により相手の声が聞きづらい場合には、携
帯電話端末に所定の操作を行うことにより受話音量を大
きくすることができる。
【0003】また、従来における電話装置として、実開
平6−2844号に示すように、該電話装置の周囲ノイ
ズレベルを検出し、その検出レベルに応じて受話部に送
出する受話音声信号レベルを最適値に設定する点が開示
されている。また、基地局がその基地局の無線ゾーン内
に位置する携帯電話端末へ送出する音声データの音量レ
ベルは、通常所定のレベルに設定されている。つまり、
受信側にとって音量が大きすぎないように、携帯電話端
末が静かな環境にある状態で聞き取りやすいように設定
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、携帯電話端末
に設けられた受話音量調整機能を使用する場合には、い
ちいちその受話音量調整を行わなければならず煩わしい
という問題がある。つまり、発信時には、通話者は予め
周囲雑音を聞いて受話音量を調整した後に発信操作を行
うことになり、また、着信時にも、同じように周囲雑音
を聞いて受話音量を調整した後にオフフック動作をしな
ければならない。ただし、特に、着信時には、現実には
そのような時間的な余裕がないので、通話中に会話を遮
って受話音量を調整する必要がある。
【0005】また、上記実開平6−2844号の電話装
置によれば、自動的に周囲ノイズレベルを検出して、受
話部に送出する受話音声信号レベルを最適値に設定する
ので、上記のような受話音量調整操作は必要ないが、そ
の一方で上記のような受話音量調整機能を得ようとする
と上記構成の携帯電話端末を使用しなければならず、そ
のような受話音声レベル設定機能のない従来からの携帯
電話端末を使用しながら周囲雑音に応じた音量調整を行
うことができない。そこで、本発明は、携帯電話等の携
帯電話端末の受話音量を周囲雑音に応じて調整すること
ができ、さらには、その受話音量調整を従来からの携帯
電話端末にも広く適用できる技術を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するために創作されたものであって、第1には、公衆
回線網に接続され、携帯電話端末と無線接続を行う基地
局であって、該携帯電話端末における周囲雑音のレベル
を検知する周囲雑音検知手段と、該周囲雑音検知手段に
より検知された周囲雑音に応じて該携帯電話端末への音
声信号の音量レベルを調整する音量制御手段と、を有す
ることを特徴とする。この第1の構成の基地局において
は、周囲雑音検知手段が、携帯電話端末における周囲雑
音のレベルを検知する。そして、音量制御手段が、該周
囲雑音検知手段により検知された周囲雑音に応じて該携
帯電話端末への音声信号の音量レベルを調整する。よっ
て、携帯電話端末の周囲雑音に従って音量レベルを調整
するので、通話者は相手方の声を確実に聞くことができ
る。また、基地局において音声信号の音量レベルを調整
するので、基地局と無線接続する携帯電話端末の機能に
依存することがなく、基地局に無線接続する全ての携帯
電話端末に広く適用することができる。
【0007】また、第2には、上記第1の構成におい
て、上記周囲雑音検知手段は、上記携帯電話端末と通話
の相手方との回線が接続され通話路が形成されてから所
定時間の上記携帯電話端末から入力される音声信号によ
り周囲雑音のレベルを検知することを特徴とする。よっ
て、該所定時間を僅かな時間とすれば、通話者が話し始
める前の音声を拾って周囲雑音を検知することができ
る。また、第3には、上記第1又は第2の構成におい
て、上記周囲雑音検知手段が、携帯電話端末から送信さ
れたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換するデ
ジタル・アナログ変換部と、アナログ音声信号の電圧値
と基準電圧値とを比較して、その比較結果に従った雑音
レベル信号を出力する比較部とを有することを特徴とす
る。この第3の構成の基地局においては、デジタル・ア
ナログ変換部が携帯電話端末から送信されたデジタル音
声信号をアナログ音声信号に変換する。そして、比較部
が、アナログ音声信号と基準電圧値とを比較して、所定
の雑音レベル信号を出力する。よって、周囲雑音の雑音
レベルを検知することができる。
【0008】また、第4には、上記第3の構成におい
て、上記音量制御手段が、上記携帯電話端末へのデジタ
ル音声信号をアナログ音声信号に変換するデジタル・ア
ナログ変換部と、デジタル・アナログ変換部から送信さ
れたアナログ音声信号を増幅する増幅部で、上記雑音レ
ベル信号に応じて、増幅処理の有無及び/又は増幅率の
切替えが行われる増幅部と、上記増幅部からのアナログ
音声信号をデジタル音声信号に変換するアナログ・デジ
タル変換部とを有することを特徴とする。この第4の構
成の基地局においては、デジタル・アナログ変換部が、
携帯電話端末へのデジタル音声信号をアナログ音声信号
に変換する。そして、増幅部がアナログ音声信号の増幅
処理を行う。その際、上記雑音レベル信号に応じて、増
幅処理の有無及び/又は増幅率の切替えが行われる。そ
して、アナログ・デジタル変換部により増幅部からのア
ナログ音声信号がデジタル音声信号に変換される。よっ
て、雑音レベル信号に従った音量レベルの調整を行うこ
とができる。
【0009】また、第5には、公衆回線網に接続され、
携帯電話端末と無線接続を行うとともに、保守用端末と
の接続機能を有する基地局であって、該保守用端末又は
携帯電話端末から入力される周囲雑音のレベルを検知す
る周囲雑音検知手段と、該周囲雑音検知手段により検知
された周囲雑音に応じて、通話路が形成された携帯電話
端末への音声信号の音量レベルを設定する音量設定手段
と、を有することを特徴とする。この第5の構成の基地
局においては、周囲雑音検知手段が、保守用端末又は携
帯電話端末から入力される周囲雑音のレベルを検知す
る。そして、音量設定手段が、該周囲雑音検知手段によ
り検知された周囲雑音に応じて、通話路が形成された携
帯電話端末への音声信号の音量レベルを設定する。よっ
て、基地局の設置段階において、予め周囲雑音を考慮し
て音量レベルを設定することができ、駅のホームや工場
等周囲雑音の大きい場所に基地局を設置する際に、音量
レベルを大きくして設置することができる。また、予め
基地局の音量レベルを設定するので、複雑な回路構成が
必要ない。
【0010】また、第6には、上記第5の構成におい
て、上記周囲雑音検知手段が、保守用端末又は携帯電話
端末から送信されたデジタル音声信号をアナログ音声信
号に変換するデジタル・アナログ変換部と、アナログ音
声信号の電圧値と基準電圧値とを比較して、その比較結
果に従った雑音レベル信号を出力する比較部とを有する
ことを特徴とする。この第6の構成の基地局において
は、デジタル・アナログ変換部が携帯電話端末から送信
されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換す
る。そして、比較部が、アナログ音声信号と基準電圧値
とを比較して、所定の雑音レベル信号を出力する。よっ
て、周囲雑音の雑音レベルを検知することができる。ま
た、第7には、上記第6の構成において、上記音量制御
手段が、上記通話路が形成された携帯電話端末へのデジ
タル音声信号をアナログ音声信号に変換するデジタル・
アナログ変換部と、上記雑音レベル信号に応じて、上記
音量設定手段により増幅処理の有無及び/又は増幅率が
予め設定される増幅部で、その設定に従い、デジタル・
アナログ変換部から送信されたアナログ音声信号の処理
を行う増幅部と、上記増幅部からのアナログ音声信号を
デジタル音声信号に変換するアナログ・デジタル変換部
とを有することを特徴とする。この第7の構成の基地局
においては、デジタル・アナログ変換部が、携帯電話端
末へのデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換す
る。そして、増幅部がアナログ音声信号の増幅処理を行
う。この増幅部は、上記雑音レベル信号に応じて、音量
設定手段増幅処理の有無及び/又は増幅率の切替えが行
われる。そして、アナログ・デジタル変換部により増幅
部からのアナログ音声信号がデジタル音声信号に変換さ
れる。よって、雑音レベル信号に従った音量レベルの調
整を行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態としての実施
例を図面を利用して説明する。本発明の第1実施例に基
づく基地局10は、いわゆるPHS基地局であり、公衆
回線70に接続され、また、携帯電話端末としてのPH
S端末60と無線通信を行う。この基地局10は、図1
に示されるように、アンテナ部12と、RF部14と、
π/4DQPSK変復調部(以下「変復調部」とする)
16と、TDMA/TDD処理部18と、ADPCM/
PCM変換部20と、上り音声モニタ部22と、回線制
御部24と、下り音声音量制御部26と、ROM28
と、RAM30と、CPU32とを有している。
【0012】ここで、上記RF部14は、アンテナ部1
2を介して受信された受信信号の周波数変換等の無線処
理を行うものである。また、上記変復調部16は、RF
部14からのデジタル変調信号を復調して上記TDMA
/TDD処理部18に出力するとともに、TDMA/T
DD処理部18からのデジタル信号で搬送波を変調し
て、RF部14に出力する。また、TDMA/TDD処
理部18は、TDMA/TDD方式に従い伝送路アクセ
ス制御を行う。また、ADPCM/PCM変換部20
は、TDMA/TDD処理部18から送られるデジタル
音声信号、すなわち、ADPCM方式によりデータ圧縮
されたデジタル音声信号を元のデジタル音声信号に伸張
して、上り音声モニタ部22に送信し、一方、下り音声
音量制御部26からのデジタル音声データをADPCM
方式で圧縮してTDMA/TDD処理部18に送信す
る。
【0013】また、周囲雑音検知手段としての上り音声
モニタ部22は、携帯電話端末の周囲の周囲雑音をモニ
タし、周囲雑音のレベルについての雑音レベル信号をC
PU32に送信するものである。この上り音声モニタ部
22の詳細な構成は後述する。また、回線制御部24
は、公衆回線70と接続され、該公衆回線の回線制御を
行うものである。また、下り音声音量制御部26は、C
PU32からの増幅制御信号により下り音声信号に所定
の処理を行ってADPCM/PCM変換部20に出力す
る。この下り音声音量制御部26の詳しい構成は後述す
る。
【0014】また、上記ROM28は、基地局10を動
作させるための各種情報を格納するもので、特に、上り
音声モニタ部22からの雑音レベル信号に従い所定の増
幅制御信号を下り音声音量制御部26に出力するための
プログラムが格納されている。また、RAM30は、基
地局10を動作させるための各種情報の書込み及び読出
しを行うためのものである。さらに、CPU32は、基
地局10における各部の動作を制御するものであり、特
に、ROM28に格納されたプログラムに従い、上り音
声モニタ部22からの雑音レベル信号に対応して所定の
増幅制御信号を出力する。少なくとも上記下り音声音量
制御部26は音量制御手段として機能する。
【0015】次に、上り音声モニタ部22の構成につい
て説明する。この上り音声モニタ部22は、図2に示す
ように、デジタル・アナログ変換器22aと、平滑器2
2bと、比較器22cとを有している。ここで、上記デ
ジタル・アナログ変換部としての上記デジタル・アナロ
グ変換器22aは、ADPCM/PCM変換部20から
送信されるデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換
する。具体的には、発信側と受信側とで回線が接続され
た時点から所定時間のデジタル音声信号をアナログ信号
に変換する。この所定時間とは、数msec又は数十m
secの短い時間である。また、平滑器22bは、デジ
タル・アナログ変換器22aからのアナログ音声信号を
平均化し、電圧値の形で出力する。すなわち、上記所定
時間のアナログ音声信号を平均化して出力する。また、
上記比較部としての上記比較器22cは、平滑器22b
の出力と基準電圧とを比較して、その比較結果に従い、
所定の雑音レベル信号を出力する。つまり、上記平滑器
22bの出力電圧が基準電圧よりも高い場合には、雑音
レベル信号としてHighを出力し、基準電圧の方が高
い場合には、Lowを出力する。
【0016】次に、上記下り音声音量制御部26につい
て説明する。この下り音声音量制御部26は、図3に示
すように、デジタル・アナログ変換器26aと、増幅器
26bと、アナログ・デジタル変換器26cとを有して
いる。ここで、上記デジタル・アナログ変換部としての
上記デジタル・アナログ変換器26aは、回線制御部2
4から送信されるデジタル音声信号をアナログ音声信号
に変換する。また、上記増幅部としての上記増幅器26
bは、CPU32から送信される増幅制御信号に従い、
デジタル・アナログ変換器26aから出力されるアナロ
グ音声信号を増幅する。この増幅器26bは、スルーモ
ードと増幅モードとを有し、CPU32からの増幅制御
信号がHighの場合には、増幅モードとして該アナロ
グ信号を増幅してアナログ・デジタル変換器26cに出
力し、一方、増幅制御信号がLowの場合には、スルー
モードとしてデジタル・アナログ変換器26aから出力
されるアナログ音声信号をそのままアナログ・デジタル
変換器26cに送る。なお、この増幅器26bは、初期
状態ではスルーモードに設定されている。また、上記ア
ナログ・デジタル変換部としての上記アナログ・デジタ
ル変換器26cは、増幅器26bから出力されるアナロ
グ音声信号をデジタル音声信号に変換して、ADPCM
/PCM変換部20に出力するものである。
【0017】上記構成の基地局10の動作について説明
する。まず、PHS端末60から発呼要求があった場合
について説明する。このPHS端末60は基地局10の
無線ゾーン内にあるものとする。この場合には、図4に
示す手順で回線接続が行われる。つまり、PHS端末6
0側からリンクチャネル確率要求が行われると(S1
0)、基地局からはリンクチャネル割当てが行われる
(S11)。そして、同期バーストの送受信(S12、
S13)を経て、呼設定(S14)、呼設定受付(S1
5)、呼出し(S16)が行われた後に、応答(S1
7)が基地局10からPHS端末60に送信される。こ
の応答により回線が接続されて通話路が形成される。つ
まり、回線が接続されると、通話が可能となる。
【0018】ここで、基地局10から応答(S17)が
行われことが検知されたら、CPU32は変換開始信号
を上り音声モニタ部22のデジタル・アナログ変換器2
2aに送信する。すると、デジタル・アナログ変換器2
2aは、回線が接続された時点から所定時間のデジタル
音声信号をアナログ音声信号に変換する。つまり、発信
側のPHS端末60に設けられたマイクから入力された
音声信号は、RF部14、変復調部16、TDMA/T
DD処理部18、ADPCM/PCM変換部20を経て
上り音声モニタ部22に送られ、デジタル・アナログ変
換器22aに入力され、デジタル音声信号に変換処理さ
れる。
【0019】ここで、上記所定時間とは、数msec又
は数十msecの極めて短い時間である。つまり、回線
が接続されてから通話者が話し始めるまでの一瞬の短い
時間におけるPHS端末60から送信される音声信号を
モニタリングする。つまり、このデジタル・アナログ変
換器22aで変換された音声信号はPHS端末60の周
囲の周囲雑音になる。つまり、上記モニタリングされる
音声信号には、通話者の声のデータは含まれていない。
次に、平滑器22bは、デジタル・アナログ変換器22
aからのアナログ音声信号を平均化し、電圧値の形で出
力する。そして、上記比較器22cは、平滑器22bの
出力と基準電圧とを比較して、その比較結果に従い、所
定の雑音レベル信号を出力する。つまり、上記平滑器2
2bの出力電圧が基準電圧よりも高い場合には、雑音レ
ベル信号としてHighを出力し、基準電圧の方が高い
場合には、Lowを出力する。つまり、PHS端末60
の周囲雑音がある一定レベル以上の場合には、High
が出力され、一方、該一定レベル未満の場合には、Lo
wが出力されることになる。
【0020】すると、CPU32は、ROM28に格納
されたプログラムに従い、上記雑音レベル信号に応じて
増幅制御信号を下り音声音量制御部26に送信する。つ
まり、雑音レベル信号がHighの場合には、High
の増幅制御信号を出力し、一方、雑音レベル信号がLo
wの場合には、Lowの増幅制御信号を出力する。
【0021】すると、増幅器26bは、この増幅制御信
号に従いデジタル・アナログ変換器26aから出力され
るアナログ音声信号を増幅する。すなわち、相手方のP
HS端末80からのデジタル音声信号は、回線制御部2
4から下り音声音量制御部26のデジタル・アナログ変
換器26aに送信され、デジタル・アナログ変換器26
aでは、アナログ音声信号に変換して増幅器26bに送
られる。そして、増幅器26bは、増幅制御信号がHi
ghの場合には、増幅モードとして上記アナログ音声信
号を増幅する。増幅率としては、例えば、3dβ(デシ
ベル)とする。一方、増幅制御信号がLowの場合に
は、スルーモードとしてデジタル・アナログ変換器26
aからのアナログ制御信号をそのままアナログ・デジタ
ル変換器26cに送信する。そして、アナログ・デジタ
ル変換器26cは、アナログ音声し号をデジタル音声信
号に変換して、ADPCM/PCM変換部20に出力す
る。
【0022】すると、このPHS端末80からの音声信
号は、TDMA/TDD処理部18、変復調部16、R
F部14を経てPHS端末60に送られる。PHS端末
60では、音声信号が増幅器26bで増幅されている場
合には音量レベルが大きくなって聞こえることになる。
【0023】なお、上記の説明では、PHS端末60か
ら発信する場合について説明したが、PHS端末60に
おいて着信する場合においても同様である。つまり、P
HS端末60において着信する場合には、図5に示す手
順で回線接続が行われる。つまり、基地局10からPH
S端末60へ着信信号が送信されると(S20)、PH
S端末60側からリンクチャネル確率要求が行われ(S
21)、基地局からはリンクチャネル割当てが行われる
(S22)。そして、同期バーストの送受信(S23、
S24)を経て、着呼応答(S25)、呼設定(S2
6)、呼設定受付(S27)、呼出し(S28)、応答
(S29)が行われた後に、応答確認(S30)が基地
局10からPHS端末60に送信される。この応答確認
により回線が接続されて通話路が形成される。つまり、
回線が接続されると、通話が可能となる。
【0024】回線の接続が行われると、上記の場合と同
様に処理を行う。つまり、回線が接続されてから所定時
間のPHS端末60からの音声信号をモニタリングし
て、周囲雑音のレベルを検出し、この周囲雑音のレベル
に応じてPHS端末80からPHS端末60への音声信
号の音量レベルを調整する。
【0025】なお、増幅器26bに設定された増幅率
は、回線接続された通話のみに有効であり、回線が切断
されたら初期状態のスルーモードに戻る。よって、PH
S端末60において基地局10の無線ゾーン内で再度発
着信が行われた場合には、上記と同様に、回線が接続さ
れた時点でも周囲雑音に基づき下り信号の音量レベルが
調整されることになる。つまり、回線が切断されると、
CPU32はLowの増幅制御信号を増幅器26bに送
信し、これに基づき増幅器26bはスルーモードに復帰
する。また、複数のPHS端末が基地局10の無線ゾー
ン内で基地局10と無線接続している場合には、各PH
S端末はそれぞれ周囲雑音に応じて音量レベルの調整が
行われることになる。
【0026】以上のように、本実施例の基地局によれ
ば、PHS端末の周囲雑音のレベルを検知して、このレ
ベルに応じて受話音量が変化されるので、通話者は相手
方の声を確実に聞くことができる。特に、回線が接続さ
れた後の一瞬の時間の周囲雑音を検知して音量を調整す
るので、通話時の周囲雑音のレベルに応じた調整が可能
となる。また、本実施例では、基地局において音声信号
の音量レベルを調整するので、基地局と無線接続する携
帯電話端末の機能に依存することがなく、基地局に無線
接続する携帯電話端末に広く適用することができる。
【0027】なお、上記の説明では、音量レベルの調整
が増幅する場合としない場合の2段階となっているが、
3段階以上の複数の音量レベルに調整できるようにして
もよい。つまり、基準電圧を複数用意するとともに増幅
率についも複数用意し、周囲雑音のレベルに応じて音量
レベルを調整する。また、上記の説明では、回線が接続
された後の一瞬の時間の周囲雑音により音量レベルを調
整するが、通話者が話していないいわゆる無音の状態を
検知し、その状態の時の周囲雑音をその都度検知して音
量レベルを調整するようにしてもよい。
【0028】また、上記の説明では、デジタル音声信号
をアナログ音声信号に変換して、その出力レベルにより
周囲雑音を検知しているが、周囲雑音の検知の方法とし
てはこれには限られず、PHS端末60からのデジタル
音声信号において該デジタル音声信号のレベルを示す所
定のビットを監視することにより行ってもよい。つま
り、デジタル音声信号をデジタル信号の状態で監視して
周囲雑音を検知する。また、上記の説明では、デジタル
音声信号をアナログ音声信号に変換し、該アナログ音声
信号を増幅器で増幅することにより音量レベルを調整す
るようにしているが、デジタル音声信号の音量レベルを
示す所定のビットの情報を加工することにより音量レベ
ルを調整するようにしてもよい。つまり、デジタル音声
データの形で音量レベルを調整することにより、下り音
声をデジタル的に処理してレベルコントロールしてもよ
い。
【0029】また、PHS端末60が基地局10の無線
ゾーンから離脱した場合には、当然所定の通話路につい
ての音量調整制御は中止されることになる。なお、他の
基地局から上記基地局10にPHS端末がハンドオーバ
ーしてきた時には、そのハンドオーバーして時点で周囲
雑音を検知して音量レベルを調整するようにしてもよ
い。また、本発明は上記の構成には限られず、PHS端
末周囲の周囲雑音を検知して、この周囲雑音のレベルに
応じて下り音声信号の音量レベルを調整するものであれ
ばよい。
【0030】次に、第2実施例について説明する。この
第2実施例は、基地局の設置の段階で下り信号の音量レ
ベルを設定するものである。すなわち、本実施例の基地
局110は、上記第1実施例の基地局10と略同一の構
成であり、アンテナ部112と、RF部114と、π/
4DQPSK変復調部(以下「変復調部」とする)11
6と、TDMA/TDD処理部118と、ADPCM/
PCM変換部120と、回線制御部124と、下り音声
音量制御部126と、ROM128と、RAM130
と、CPU132と、音声モニタ部134と、RS−2
32C制御部136とを有している。この基地局110
は、コネクタ138を介してログイン端末150と接続
される。
【0031】ここで、本実施例におけるアンテナ部11
2と、RF部114と、変復調部116と、TDMA/
TDD処理部118と、ADPCM/PCM変換部12
0とは、上記第1実施例におけるアンテナ部12と、R
F部14と、変復調部16と、TDMA/TDD処理部
18と、ADPCM/PCM変換部20と各構成と略同
一の構成である。なお、ADPCM/PCM変換部12
0は、伸張されたデジタル音声信号を回線制御部124
に送信する。
【0032】また、下り音声音量制御部126は、上記
第1実施例の場合と同様に、図3に示すように、デジタ
ル・アナログ変換器126aと、増幅器126bと、ア
ナログ・デジタル変換器126cとを有している。ここ
で、上記デジタル・アナログ変換部としての上記デジタ
ル・アナログ変換器126aは、回線制御部124から
送信されるデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換
する。また、上記増幅部としての上記増幅器126b
は、CPU132から送信される増幅制御信号に従い、
デジタル・アナログ変換器126aから出力されるアナ
ログ音声信号を増幅する。この増幅器126bは、スル
ーモードと増幅モードとを有し、CPU132からの増
幅制御信号がHighの場合には、増幅モードとして該
アナログ信号を増幅してアナログ・デジタル変換器12
6cに出力し、一方、増幅制御信号がLowの場合に
は、スルーモードとしてデジタル・アナログ変換器12
6aから出力されるアナログ音声信号をそのままアナロ
グ・デジタル変換器126cに送る。なお、この増幅器
126bは、上記第1実施例と異なり、基地局110の
設置段階でスルーモードと増幅モードのいずれかに設定
された後は、設定されたモードが固定される。また、上
記アナログ・デジタル変換部としての上記アナログ・デ
ジタル変換器126cは、増幅器126bから出力され
るアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換して、A
DPCM/PCM変換部120に出力するものである。
【0033】また、ROM128は、基地局110を動
作させるための各種情報を格納するもので、特に、ログ
イン端末150からの音声データに基づく周囲雑音に従
い増幅制御信号を出力するためのプログラムが格納され
ている。また、RAM130は、基地局110を動作さ
せるための各種情報の書込み及び読出しを行うためのも
のである。さらに、CPU132は、基地局110にお
ける各部の動作を制御するものであり、特に、ROM1
28に格納されたプログラムに従い、ログイン端末15
0からの音声データに基づく周囲雑音に従い所定の増幅
制御信号を出力する。少なくとも上記下り音声音量制御
部126は音量設定手段として機能する。
【0034】また、上記周囲雑音検知手段としての上記
音声モニタ部134は、ログイン端末150からの音声
データに基づく周囲雑音をモニタするものであり、上記
第1実施例における上り音声モニタ部22と同様に、上
記デジタル・アナログ変換部としてのデジタル・アナロ
グ変換器と、平滑器と、上記比較部としての比較器とを
有している。また、RS−232C制御部136は、コ
ネクタ138を介して接続されたログイン端末150と
の通信を制御するものである。このログイン端末150
とは、基地局110の保守用に使用される端末である。
このログイン端末150は、マイクを有し、該マイクか
ら集音された音声をの音声データを送信する機能を有し
ている。
【0035】上記構成に基づく基地局110の動作を説
明する。基地局110を設置する際に、ログイン端末1
50を基地局110のコネクタ138に接続する。そし
て、該ログイン端末150に設けられたマイクから周囲
の音声を入力する。その際、操作者の声は入力しない。
つまり、該ログイン端末150の周囲雑音が入力され
る。この集音された周囲音声の周囲音声データを基地局
110に送信する。上記ログイン端末150とRS−2
32C制御部136の間の通信はRS−232C制御部
136により行う。すると、この周囲音声データは、音
声モニタ部134に送られ、周囲雑音のレベルが検出さ
れる。つまり、この音声モニタ部134に設けられたデ
ジタル・アナログ変換器によりアナログ信号に変換され
た後に、平滑器により平滑化され、比較器で基準電圧と
比較される。そして、基準電圧よりも周囲音声データの
電圧値の方が高い場合には、Highの雑音レベル信号
をCPU132に出力する。一方、基準電圧よりも周囲
音声データの電圧値の方が低い場合には、Lowの雑音
レベル信号を出力する。
【0036】すると、CPU132は、ROM128に
格納されたプログラムに従い、上記雑音レベル信号に応
じて増幅制御信号を下り音声音量制御部126に送信す
る。つまり、雑音レベル信号がHighの場合には、H
ighの増幅制御信号を出力し、一方、雑音レベル信号
がLowの場合には、Lowの増幅制御信号を出力す
る。
【0037】すると、増幅器126bは、この増幅制御
信号に従いスルーモードと増幅モードのいずれかを設定
する。つまり、増幅制御信号がHighの場合には、増
幅モードに設定し、一方、増幅制御信号がLowの場合
には、スルーモードに設定する。この設定は、基地局1
10において固定するものとする。つまり、以後行われ
る通話は、このモードに従い音量が制御されることにな
る。
【0038】すると、PHS端末160とPHS端末1
80間の通話において、PHS端末180からのデジタ
ル音声信号は、回線制御部124から下り音声音量制御
部126のデジタル・アナログ変換器126aに送信さ
れ、デジタル・アナログ変換器126aでは、アナログ
音声信号に変換して増幅器126bに送られる。そし
て、増幅器126bは、増幅器126bが増幅モードに
設定されている場合には、上記アナログ音声信号を増幅
する。増幅率としては、例えば、3dβ(デシベル)と
する。一方、増幅器126bがスルーモードに設定され
ている場合には、デジタル・アナログ変換器126aか
らのアナログ制御信号をそのままアナログ・デジタル変
換器126cに送信する。そして、アナログ・デジタル
変換器126cは、アナログ音声し号をデジタル音声信
号に変換して、ADPCM/PCM変換部120に出力
する。そして、このPHS端末180からの音声信号
は、TDMA/TDD処理部118、変復調部116、
RF部114を経てPHS端末160に送られる。PH
S端末160では、音声信号が増幅器126bで増幅さ
れている場合には音量レベルが大きくなって聞こえるこ
とになる。
【0039】以上のように、本実施例の基地局によれ
ば、基地局設置時に基地局周囲の周囲雑音のレベルを検
知して、このレベルに応じて増幅器126bのモードを
設定するので、通話者は相手方の声を確実に聞くことが
できる。よって、駅のホームや工場等のように周囲雑音
が大きい場所に基地局を設置する場合には、予め増幅器
126bのモードを増幅モードにして音量レベルを大き
くすることができる。また、増幅器のモードを一旦設定
して固定するので、上記第1実施例の場合に比べて簡単
な回路構成とすることができる。また、本実施例では、
基地局において音声信号の音量レベルを調整するので、
基地局と無線接続する携帯電話端末の機能に依存するこ
とがなく、基地局に無線接続する携帯電話端末に広く適
用することができる。
【0040】なお、上記の第2実施例の説明では、音量
レベルの調整が増幅する場合としない場合の2段階とな
っているが、3段階以上の複数の音量レベルに調整でき
るようにしてもよい。つまり、音声モニタ部134にお
ける基準電圧を複数用意するとともに増幅器126bの
増幅率についも複数用意し、周囲雑音のレベルに応じて
音量レベルを調整する。
【0041】また、上記第2実施例の説明では、デジタ
ル音声信号をアナログ音声信号に変換し、該アナログ音
声信号を増幅器で増幅することにより音量レベルを調整
するようにしているが、デジタル音声信号の音量レベル
を示す所定のビットの情報を加工することにより音量レ
ベルを調整するようにしてもよい。つまり、デジタル音
声データの形で音量レベルを調整することにより、下り
音声をデジタル的に処理してレベルコントロールしても
よい。
【0042】また、基地局の設置段階で音量レベルを調
整する方法としては、以下の方法が考えられる。つま
り、基地局の構成は図1に示すような構成とし、基地局
の設置段階で増幅器26bの増幅率を調整して固定する
のである。つまり、基地局のゾーン内のある地点からP
HS端末60から発信操作をする。すると、上り音声モ
ニタ部22は、回線が接続された後のわずかな時間の音
声データをモニタリングし、上り音声モニタ部22から
High、Lowいずれかの雑音レベル信号をCPU3
2に出力する。すると、CPU32は、増幅制御信号を
下り音声音量制御部26に出力し、これにより増幅器2
6bはその増幅制御信号に従いモードが設定され、固定
される。これにより、以後行われるの通話はその固定さ
れたモードにより音量レベルが設定されることになる。
【0043】また、上記の説明では、ログイン端末15
0と基地局110との通信をRS−232Cにより行う
ものとして説明したが、これには限られず、例えば、赤
外線通信等の光空間通信により行ってもよい。また、本
実施例の発明は上記の構成には限られず、基地局設置段
階の周囲の周囲雑音を検知して、この周囲雑音のレベル
に応じて下り音声信号の音量レベルを調整して固定する
ものであればよい。
【0044】また、上記第1実施例における上り音声モ
ニタ部22と下り音声音量制御部26とはDSP(デジ
タルシグナルプロセッサ)により構成してもよい。同様
に、第2実施例における音声モニタ部134と下り音声
音量制御部126とはDSPにより構成してもよい。こ
の場合には、処理速度を速くすることができる。また、
上記各実施例においては、PHS端末を例にとって説明
したが、これには限られず他の携帯電話端末であっても
よい。
【0045】
【発明の効果】本発明に基づく基地局によれば、携帯電
話端末の周囲雑音に従って音量レベルを調整するので、
通話者は相手方の声を確実に聞くことができる。また、
基地局において音声信号の音量レベルを調整するので、
基地局と無線接続する携帯電話端末の機能に依存するこ
とがなく、基地局に無線接続する全ての携帯電話端末に
広く適用することができる。また、特に、請求項2に記
載の基地局によれば、通話者が話し始める前の音声を拾
って周囲雑音を検知することができる。また、特に、請
求項5に記載の基地局によれば、基地局の設置段階にお
いて、予め周囲雑音を考慮して音量レベルを設定するこ
とができ、駅のホームや工場等周囲雑音の大きい場所に
基地局を設置する際に、音量レベルを大きくして設置す
ることができる。また、予め基地局の音量レベルを設定
するので、複雑な回路構成が必要ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に基づく基地局の構成を示
すブロック図である。
【図2】上り音声モニタ部の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】下り音声音量制御部の構成を示すブロック図で
ある。
【図4】PHS端末による発信時の動作を示すシーケン
ス図である。
【図5】PHS端末による着信時の動作を示すシーケン
ス図である。
【図6】本発明の第2実施例に基づく基地局の構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
10、110 基地局 12、112 アンテナ部 14、114 RF部 16、116 π/4DQPSK変復調部 18、118 TDMA/TDD処理部 20、120 ADPCM/PCM変換部 22 上り音声モニタ部 22a、26a、126a デジタル・アナログ変換器 22b 平滑器 22c 比較器 24、124 回線制御部 26、126 下り音声音量制御部 26b、126b 増幅器 26c、126c アナログ・デジタル変換器 28、128 ROM 30、130 RAM 32、132 CPU 60、80 PHS端末 70 公衆回線 134 音声モニタ部 136 RS−232C制御部 150 ログイン端末

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公衆回線網に接続され、携帯電話端末と
    無線接続を行う基地局であって、 該携帯電話端末における周囲雑音のレベルを検知する周
    囲雑音検知手段と、 該周囲雑音検知手段により検知された周囲雑音に応じて
    該携帯電話端末への音声信号の音量レベルを調整する音
    量制御手段と、を有することを特徴とする基地局。
  2. 【請求項2】 上記周囲雑音検知手段は、上記携帯電話
    端末と通話の相手方との回線が接続され通話路が形成さ
    れてから所定時間の上記携帯電話端末から入力される音
    声信号により周囲雑音のレベルを検知することを特徴と
    する請求項1に記載の基地局。
  3. 【請求項3】 上記周囲雑音検知手段が、携帯電話端末
    から送信されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に
    変換するデジタル・アナログ変換部と、 アナログ音声信号の電圧値と基準電圧値とを比較して、
    その比較結果に従った雑音レベル信号を出力する比較部
    とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の基
    地局。
  4. 【請求項4】 上記音量制御手段が、上記携帯電話端末
    へのデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換するデ
    ジタル・アナログ変換部と、 デジタル・アナログ変換部から送信されたアナログ音声
    信号を増幅する増幅部で、上記雑音レベル信号に応じ
    て、増幅処理の有無及び/又は増幅率の切替えが行われ
    る増幅部と、 上記増幅部からのアナログ音声信号をデジタル音声信号
    に変換するアナログ・デジタル変換部とを有することを
    特徴とする請求項3に記載の基地局。
  5. 【請求項5】 公衆回線網に接続され、携帯電話端末と
    無線接続を行うとともに、保守用端末との接続機能を有
    する基地局であって、 該保守用端末又は携帯電話端末から入力される周囲雑音
    のレベルを検知する周囲雑音検知手段と、 該周囲雑音検知手段により検知された周囲雑音に応じ
    て、通話路が形成された携帯電話端末への音声信号の音
    量レベルを設定する音量設定手段と、を有することを特
    徴とする基地局。
  6. 【請求項6】 上記周囲雑音検知手段が、保守用端末又
    は携帯電話端末から送信されたデジタル音声信号をアナ
    ログ音声信号に変換するデジタル・アナログ変換部と、 アナログ音声信号の電圧値と基準電圧値とを比較して、
    その比較結果に従った雑音レベル信号を出力する比較部
    とを有することを特徴とする請求項5に記載の基地局。
  7. 【請求項7】 上記音量制御手段が、上記通話路が形成
    された携帯電話端末へのデジタル音声信号をアナログ音
    声信号に変換するデジタル・アナログ変換部と、 上記雑音レベル信号に応じて、上記音量設定手段により
    増幅処理の有無及び/又は増幅率が予め設定される増幅
    部で、その設定に従い、デジタル・アナログ変換部から
    送信されたアナログ音声信号の処理を行う増幅部と、 上記増幅部からのアナログ音声信号をデジタル音声信号
    に変換するアナログ・デジタル変換部とを有することを
    特徴とする請求項6に記載の基地局。
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