JPH10340871A - 研磨方法及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

研磨方法及び半導体装置の製造方法

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JPH10340871A
JPH10340871A JP14915697A JP14915697A JPH10340871A JP H10340871 A JPH10340871 A JP H10340871A JP 14915697 A JP14915697 A JP 14915697A JP 14915697 A JP14915697 A JP 14915697A JP H10340871 A JPH10340871 A JP H10340871A
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film
silicon oxide
oxide film
noble metal
capacitor
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Kenro Nakamura
賢朗 中村
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Toshiba Corp
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貴金属膜をシリコン酸化膜に対して選択的に
研磨することを可能とする。 【解決手段】 接続用電極11を有する下地上に開口部
14を有するシリコン酸化膜13を形成する工程と、こ
の上にキャパシタの下部電極となる貴金属膜15を形成
する工程と、酸化剤を少なくとも含む酸性のスラリーを
用いた化学的機械的研磨法によりシリコン酸化膜13を
ストッパーとして貴金属膜15を研磨することにより、
開口部14内に貴金属膜15を選択的に残置させる工程
と、開口部14内に残置した貴金属膜15上及びシリコ
ン酸化膜13上にキャパシタの誘電体膜16を形成する
工程と、この誘電体膜16上にキャパシタの上部電極と
なる導電体膜17を形成する工程とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、研磨方法及び半導
体装置の製造方法、並びに化学的機械的研磨(CMP)
用スラリーに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置の高密度化・微細化に
伴い、種々の微細加工技術が研究開発されている。その
中でCMP技術は、層間絶縁膜の平坦化、プラグの形
成、埋め込み金属配線の形成、埋め込み素子分離などを
行う際に、欠かすことのできない必須の技術になってい
る。
【0003】このCMP技術を応用してキャパシタの電
極加工を行う試みもなされている。特に、誘電体膜とし
てペロフスカイト結晶を用いる次世代DRAM或いはF
RAMのキャパシタ形成においては、CMP技術の確立
が非常に重要になると考えられる。なぜなら、これらの
キャパシタの下部電極には誘電体膜の成膜時に酸化され
難い貴金属を選択する必要があり、貴金属は化学的に安
定であるためウェットエッチング法或いはドライエッチ
ング法により加工することが一般に困難だからである。
これに対して、CMP法は、化学的な研磨作用に機械的
な研磨作用が加わるので、貴金属に対しても加工が可能
になる。また、微細加工という点で、ウェットエッチン
グ法、ドライエッチング法に優る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
スラリーを用いてCMPを行った場合には、貴金属の研
磨レートより下地のシリコン酸化膜の研磨レートの方が
大きいため、シリコン酸化膜をストッパーとして貴金属
膜を研磨することができなかった。そのため、ウエハ面
内或いはウエハ間で安定した加工を行うことが困難であ
った。
【0005】本発明は、上記従来の課題に対してなされ
たものであり、貴金属膜をシリコン酸化膜に対して選択
的に研磨することが可能な研磨方法等を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明における研磨方法
は、シリコン酸化膜上に形成された貴金属膜を酸化剤を
少なくとも含む酸性のスラリーを用いた化学的機械的研
磨法により前記シリコン酸化膜に対して選択的に研磨す
ることを特徴とする。
【0007】前記酸性のスラリーは2種以上の酸化剤を
少なくとも含むものであることが好ましい。このよう
に、酸性でかつ酸化力のあるスラリーを用いた場合、ス
ラリーのpHや酸化剤の濃度等を適当な値に設定するこ
とにより、貴金属膜の研磨レートを上げるとともにシリ
コン酸化膜の研磨レートを下げることが可能となる。し
たがって、貴金属膜の研磨レートをシリコン酸化膜の研
磨レートよりも上げることができ、シリコン酸化膜をス
トッパーとして貴金属膜を化学的機械的研磨することが
可能になる。
【0008】貴金属膜としてはRu膜、酸化剤(2種以
上の酸化剤)としては硝酸及び過酸化水素を代表的なも
のとしてあげることができる。この場合、スラリーのp
H及び過酸化水素の濃度を所定の値に調整することによ
り、Ru膜をシリコン酸化膜に対して選択的に研磨する
ことができる。例えば、スラリーのpHを2程度(1.
5〜2.5の範囲であればよい)にするとともに、スラ
リー中の過酸化水素の濃度を3.5wt%程度(2.0
〜6.0wt%の範囲であればよい)にすることによ
り、高い選択比を得ることができる。
【0009】前記の例では、硝酸は酸化剤として機能す
る他、スラリーを酸性にする機能を有する。スラリーを
酸性にするものとしては、硝酸以外に硫酸や塩酸等もあ
げられる。
【0010】前記研磨方法を半導体装置の製造方法に適
用することにより、下部電極としてRu膜等の貴金属
膜、誘電体膜としてBaSrTiO3 膜等のペロフスカ
イト結晶構造を有する膜、上部電極としてRu膜等の導
電体膜を用いたキャパシタを形成することができる。す
なわち、接続用電極(通常はプラグ)を有する下地上に
該接続用電極に対応した領域に開口部を有するシリコン
酸化膜を形成し、その後全面にRu膜等の貴金属膜を形
成し、前記研磨方法により前記シリコン酸化膜をストッ
パーとして前記貴金属膜を研磨することにより、キャパ
シタの下部電極を形成することができる。
【0011】このように、前記研磨方法を半導体装置の
キャパシタの作製に適用することにより、Ru等の貴金
属からなるキャパシタの下部電極の加工が容易になる。
また、誘電体膜と接する電極の表面を滑らかにすること
も可能であり、電気特性が良好で信頼性の高い次世代D
RAM或いはFRAMのキャパシタを得ることが可能に
なる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて説明する。図1(a)〜(c)は、本発明の第1
の実施形態であり、本発明に係るCMP法を用いたキャ
パシタの製造方法を示したものである。
【0013】11は電気的な接続をとるためのプラグで
あり、シリコン基板(図示せず)の主面側に形成された
絶縁体膜12中に埋め込まれている。このような下地上
に、TEOSを用いたプラズマCVD法によりプラズマ
SiO2 膜13を厚さ100nm程度成膜する。そし
て、プラグ11の真上に間口が直径300nm程度の穴
14(開口部)を形成する。続いて、キャパシタの下部
電極となるRu膜15をスパッタ法或いはCVD法によ
り150nm程度成膜し、穴14を埋め込む(図1
(a))。
【0014】次に、CMP法によりプラズマSiO2
13をストッパーとしてRu膜15のCMPを行い、R
u膜15からなる下部電極をセルごとに絶縁する。ここ
で、スラリーとしては、粒径50nmのアルミナ粒子を
水に5wt%分散させたものにHNO3 を添加してpH
を2に調整し、さらにH22 を3.5wt%添加した
ものを用いる。また、研磨時の荷重を400g重/cm
2 に、トップリング及びターンテーブルの回転数を10
0rpmに設定する(図1(b))。
【0015】上記CMPに用いるスラリーのポイント
は、酸性でかつ酸化力のあることである。これは、Ru
膜及びプラズマSiO2 膜(ともにベタ膜)の研磨レー
トをそれぞれ求めた以下の実験結果から明らかである。
【0016】H22 を添加しないでHNO3 の添加量
によってスラリーのpHを変化させた場合、図4に示す
ように、プラズマSiO2 膜の研磨レートは酸性にする
と急激に低下する。そして、スラリーを酸性(pH=2
程度)にして、Ru膜とプラズマSiO2 膜の研磨レー
トを接近させてから酸化剤であるH22 をある程度添
加すると、図5に示すように、両者の研磨レートの大小
関係が逆転する。つまり、スラリーを酸性にすることに
よってプラズマSiO2 膜の研磨レートが下がり、酸化
剤の有する酸化力によってRu膜の研磨レートが上が
り、その結果、両者の研磨レートの大小関係が逆転する
わけである。Ru膜のプラズマSiO2 膜に対する研磨
レートの比を最大にするには、pH=2になるようにH
NO3 を添加するとともに、H22 を3.5wt%添
加すればよい。なお、pH=2よりもさらに酸性側にす
ると、かえって選択比が小さくなってしまうことがわか
っている。
【0017】次に、キャパシタの誘電体膜として、Ba
SrTiO3 膜16をスパッタ法或いはCVD法により
60nm程度成膜する。BaSrTiO3 膜がアモルフ
ァス状態の場合には、さらにアニール処理を施し、Ba
SrTiO3 膜16をペロフスカイト結晶化させる。続
いて、キャパシタの上部電極として、Ru膜17をスパ
ッタ法或いはCVD法により60nm程度成膜する(図
1(c))。
【0018】その後、Ru膜17上に層間絶縁膜(図示
せず)を成膜し、この層間絶縁膜の一部を開口し、Ru
膜17と電気的接続をとるためのプラグ(図示せず)を
形成して、DRAMのキャパシタが完成する。
【0019】従来のスラリーを用いてCMP法を行った
場合、Ru膜15よりプラズマSiO2 膜13の方が大
幅に研磨レートが速いため、プラズマSiO2 膜13が
ストッパーとして機能せず、研磨後のRu膜15の膜厚
制御が困難であった。そのため、ウエハ面内或いはウエ
ハ間で下部電極形状にばらつきが出てしまい、信頼性に
欠けるという問題があった。本発明のスラリーを用いる
ことにより、Ru膜15とプラズマSiO2 膜13との
間に選択比がとれるようになったため、安定した加工形
状を得ることが可能になった。
【0020】また、このCMP法により製造されるキャ
パシタは、誘電体膜16に接する下部電極表面がCMP
法によりミクロ的にも滑らかになるため、電界集中が緩
和されてリーク電流が低減する。さらに、同理由から、
誘電体膜16の結晶性や配向性が向上し、誘電率が上が
る効果もある。よって、キャパシタの電気特性および信
頼性の向上につながることになる。
【0021】図2(a)〜(c)は、本発明の第2の実
施形態であり、本発明に係るCMP法を用いたキャパシ
タの製造方法を示したものである。21は電気的な接続
をとるためのプラグであり、シリコン基板(図示せず)
の主面側に形成された絶縁体膜22中に埋め込まれてい
る。このような下地上に、TEOSを用いたプラズマC
VD法によりプラズマSiO2 膜23を厚さ150nm
程度成膜する。そして、プラグ21の真上に間口が直径
300nm程度の穴24(開口部)を形成する。続い
て、キャパシタの下部電極となるRu膜25をスパッタ
法或いはCVD法により200nm程度成膜し、穴24
を埋め込む(図2(a))。
【0022】次に、CMP法によりプラズマSiO2
23をストッパーとしてRu膜25のCMPを行い、R
u膜25からなる下部電極をセルごとに絶縁する。ここ
で、スラリーとしては、粒径50nmのアルミナ粒子を
水に5wt%分散させたものにHNO3 を添加してpH
を2に調整し、さらにH22 を3.5wt%添加した
ものを用いる。また、研磨時の荷重を400g重/cm
2 に、トップリング及びターンテーブルの回転数を10
0rpmに設定する(図2(b))。
【0023】次に、フッ酸又はフッ化アンモニウムによ
るウェットエッチング法或いはフロロカーボン系ガスに
よる反応性イオンエッチング法により、プラズマSiO
2 膜23をRu膜25に対して選択的に除去し、Ru膜
25の側壁及び下地の絶縁体膜22の上面を露出させ
る。続いて、キャパシタの誘電体膜として、BaSrT
iO3 膜26をスパッタ法或いはCVD法により60n
m程度成膜する。BaSrTiO3 膜がアモルファス状
態の場合には、さらにアニール処理を施し、BaSrT
iO3 膜26をペロフスカイト結晶化させる。続いて、
キャパシタの上部電極として、Ru膜27をスパッタ法
或いはCVD法により60nm程度成膜する。このよう
にして形成されたキャパシタでは、プラズマSiO2
23が除去された領域28のRu膜25の側壁にもBa
SrTiO3 膜26が形成されるので、その分キャパシ
タの容量を大きくすることができる(図2(c))。
【0024】その後、Ru膜27上に層間絶縁膜(図示
せず)を成膜し、この層間絶縁膜の一部を開口し、Ru
膜27と電気的接続をとるためのプラグ(図示せず)を
形成して、DRAMのキャパシタが完成する。
【0025】従来のスラリーを用いてCMP法を行った
場合、Ru膜25よりプラズマSiO2 膜23の方が大
幅に研磨レートが速いため、プラズマSiO2 膜23が
ストッパーとして機能せず、研磨後のRu膜25の膜厚
制御が困難であった。そのため、ウエハ面内或いはウエ
ハ間で下部電極形状にばらつきが出てしまい、信頼性に
欠けるという問題があった。本発明のスラリーを用いる
ことにより、Ru膜25とプラズマSiO2 膜23との
間に選択比がとれるようになったため、安定した加工形
状を得ることが可能になった。
【0026】また、このCMP法により製造されるキャ
パシタは、誘電体膜26に接する下部電極表面(側壁表
面は除く)がCMP法によりミクロ的にも滑らかになる
ため、電界集中が緩和されてリーク電流が低減する。さ
らに、同理由から、誘電体膜26の結晶性や配向性が向
上し、誘電率が上がる効果もある。よって、キャパシタ
の電気特性および信頼性の向上につながることになる。
【0027】図3(a)〜(c)は、本発明の第3の実
施形態であり、本発明に係るCMP法を用いたキャパシ
タの製造方法を示したものである。31は電気的な接続
をとるためのプラグであり、シリコン基板(図示せず)
の主面側に形成された絶縁体膜32中に埋め込まれてい
る。このような下地上に、TEOSを用いたプラズマC
VD法によりプラズマSiO2 膜33を厚さ300nm
程度成膜する。そして、プラグ31の真上に穴34(開
口部)を形成する。穴34は、間口が直径200nm程
度の丸穴であり、側面は垂直方向から10度程度傾くよ
うにテーパーをつけることが望ましい。続いて、キャパ
シタの下部電極となるRu膜35をスパッタ法或いはC
VD法により、プラズマSiO2 膜33の上面及び穴3
4の内面に沿って60nm程度成膜する(図3
(a))。
【0028】次に、CMP法によりプラズマSiO2
33をストッパーとしてRu膜35のCMPを行い、R
u膜35からなる下部電極をセルごとに絶縁する。ここ
で、スラリーとしては、粒径50nmのアルミナ粒子を
水に5wt%分散させたものにHNO3 を添加してpH
を2に調整し、さらにH22 を3.5wt%添加した
ものを用いる。また、研磨時の荷重を400g重/cm
2 に、トップリング及びターンテーブルの回転数を10
0rpmに設定する(図3(b))。
【0029】次に、キャパシタの誘電体膜として、Ba
SrTiO3 膜36をスパッタ法或いはCVD法により
60nm程度成膜する。BaSrTiO3 膜がアモルフ
ァス状態の場合には、さらにアニール処理を施し、Ba
SrTiO3 膜36をペロフスカイト結晶化させる。続
いて、キャパシタの上部電極として、Ru膜37をスパ
ッタ法或いはCVD法により60nm程度成膜する。こ
のようにして形成されたキャパシタでは、Ru膜35の
側壁にもBaSrTiO3 膜36が形成されるので、そ
の分キャパシタの容量を大きくすることができる(図3
(c))。
【0030】その後、Ru膜37上に層間絶縁膜(図示
せず)を成膜し、この層間絶縁膜の一部を開口し、Ru
膜37と電気的接続をとるためのプラグ(図示せず)を
形成して、DRAMのキャパシタが完成する。
【0031】従来のスラリーを用いてCMP法を行った
場合、Ru膜35よりプラズマSiO2 膜33の方が大
幅に研磨レートが速いため、プラズマSiO2 膜33が
ストッパーとして機能せず、研磨後のRu膜35の形状
制御が困難であった。そのため、ウエハ面内或いはウエ
ハ間で下部電極形状にばらつきが出てしまい、信頼性に
欠けるという問題があった。本発明のスラリーを用いる
ことにより、Ru膜35とプラズマSiO2 膜33との
間に選択比がとれるようになったため、安定した加工形
状を得ることが可能になった。
【0032】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではない。スラリーに関しては、酸性でかつ酸化力
があればよく、添加物はHNO3 及びH22 以外のも
のも使用可能である。酸性にする目的では、H2 SO4
やHClも使用できる。酸化力を持たせる目的では、K
MnO4 、K2 Cr27 等の酸化剤も使用できる。ま
た、酸性と酸化力を同時に満足するような物質、例えば
Fe(NO33 ,Ce(NH42 (NO36 を添
加する方法もある。研磨時の荷重、トップリング及びタ
ーンテーブルの回転数等に関しても、適宜変更可能であ
る。
【0033】また、下部電極に関しては、Ru以外にも
Rh、Pd、Os、Ir、Ptを用いることも可能であ
る。Au、Agも使用可能であり、これらは硬度が小さ
いので、研磨粒子としてシリカを用いることもできる。
また、上部電極に関しては、これらの材料に加えて、R
uO2 、SrRuO3 、W、WN等も用いることが可能
である。
【0034】さらに、誘電体膜に関しては、BaSrT
iO3 以外にも、SrTiO3 、BaTiO3 、PbT
iO3 、PbZrTiO3 等のペロフスカイト結晶の誘
電体を用いることができる。PbZrTiO3 、PbT
iO3 、BaTiO3 、BaSrTiO3 のように強誘
電性を発現するペロフスカイト結晶を誘電体膜として用
いる場合は、DRAM以外にFRAMへの適用も可能に
なる。その他、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲内に
おいて種々変形して実施可能である。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、酸性でかつ酸化力のあ
るスラリーを用いることにより、Ru等の貴金属膜をシ
リコン酸化膜に対して選択的に研磨することが可能とな
る。したがって、シリコン酸化膜をストッパーとして貴
金属膜を化学的機械的研磨することができ、半導体装置
のキャパシタの作製に用いた場合、キャパシタ電極の加
工が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示した製造工程断面
図。
【図2】本発明の第2の実施形態を示した製造工程断面
図。
【図3】本発明の第3の実施形態を示した製造工程断面
図。
【図4】スラリーのpHを変化させたときのRu膜及び
プラズマSiO2 膜の研磨レートを示した図。
【図5】スラリーのpHを固定して過酸化水素の濃度を
変化させたときのRu膜及びプラズマSiO2 膜の研磨
レートを示した図。
【符号の説明】
11、21、31…プラグ(接続用電極) 12、22、32…絶縁体膜 13、23、33…プラズマSiO2 膜(シリコン酸化
膜) 14、24、34…穴(開口部) 15、25、35…Ru膜(貴金属膜、キャパシタの下
部電極) 16、26、36…BaSrTiO3 膜(誘電体膜) 17、27、37…Ru膜(導電体膜、キャパシタの上
部電極)
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/8242

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン酸化膜上に形成された貴金属膜
    を酸化剤を少なくとも含む酸性のスラリーを用いた化学
    的機械的研磨法により前記シリコン酸化膜に対して選択
    的に研磨することを特徴とする研磨方法。
  2. 【請求項2】 前記酸性のスラリーは2種以上の酸化剤
    を少なくとも含むものであることを特徴とする請求項1
    に記載の研磨方法。
  3. 【請求項3】 前記貴金属膜はRu膜であることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の研磨方法。
  4. 【請求項4】 前記酸化剤は硝酸及び過酸化水素である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の研磨方法。
  5. 【請求項5】 前記貴金属膜はRu膜であり、前記酸化
    剤は硝酸及び過酸化水素であり、前記スラリーのpH及
    び前記過酸化水素の濃度を所定の値に調整することによ
    り、前記Ru膜を前記シリコン酸化膜に対して選択的に
    研磨することを特徴とする請求項2に記載の研磨方法。
  6. 【請求項6】 接続用電極を有する下地上に該接続用電
    極に対応した領域に開口部を有するシリコン酸化膜を形
    成する工程と、前記開口部以外の領域の前記シリコン酸
    化膜上及び前記開口部内にキャパシタの下部電極となる
    貴金属膜を形成する工程と、酸化剤を少なくとも含む酸
    性のスラリーを用いた化学的機械的研磨法により前記シ
    リコン酸化膜をストッパーとして前記貴金属膜を前記シ
    リコン酸化膜に対して選択的に研磨することにより、前
    記開口部内に前記貴金属膜を選択的に残置させる工程
    と、前記開口部内に残置した貴金属膜上及び前記開口部
    以外の領域のシリコン酸化膜上にキャパシタの誘電体膜
    を形成する工程と、この誘電体膜上にキャパシタの上部
    電極となる導電体膜を形成する工程とを有することを特
    徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 接続用電極を有する下地上に該接続用電
    極に対応した領域に開口部を有するシリコン酸化膜を形
    成する工程と、前記開口部以外の領域の前記シリコン酸
    化膜上及び前記開口部内にキャパシタの下部電極となる
    貴金属膜を形成する工程と、酸化剤を少なくとも含む酸
    性のスラリーを用いた化学的機械的研磨法により前記シ
    リコン酸化膜をストッパーとして前記貴金属膜を前記シ
    リコン酸化膜に対して選択的に研磨することにより、前
    記開口部内に前記貴金属膜を選択的に残置させる工程
    と、前記開口部内に残置した貴金属膜に対して選択的に
    前記酸化膜を除去する工程と、この酸化膜が除去された
    領域上及び前記貴金属膜上にキャパシタの誘電体膜を形
    成する工程と、この誘電体膜上にキャパシタの上部電極
    となる導電体膜を形成する工程とを有することを特徴と
    する半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 接続用電極を有する下地上に該接続用電
    極に対応した領域に開口部を有するシリコン酸化膜を形
    成する工程と、このシリコン酸化膜の上面及び前記開口
    部の内面に沿ってキャパシタの下部電極となる貴金属膜
    を形成する工程と、酸化剤を少なくとも含む酸性のスラ
    リーを用いた化学的機械的研磨法により前記シリコン酸
    化膜をストッパーとして前記貴金属膜を前記シリコン酸
    化膜に対して選択的に研磨することにより、前記開口部
    の内面に沿って前記貴金属膜を選択的に残置させる工程
    と、この開口部の内面に沿って残置した貴金属膜上及び
    前記開口部以外の領域のシリコン酸化膜上にキャパシタ
    の誘電体膜を形成する工程と、この誘電体膜上にキャパ
    シタの上部電極となる導電体膜を形成する工程とを有す
    ることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記酸性のスラリーは2種以上の酸化剤
    を少なくとも含むものであることを特徴とする請求項6
    乃至8のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 2種以上の酸化剤を少なくとも含みか
    つ酸性であることを特徴とする化学的機械的研磨用スラ
    リー。
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Cited By (12)

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