JPH10339772A - Gps用rfモジュール - Google Patents
Gps用rfモジュールInfo
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- JPH10339772A JPH10339772A JP25439897A JP25439897A JPH10339772A JP H10339772 A JPH10339772 A JP H10339772A JP 25439897 A JP25439897 A JP 25439897A JP 25439897 A JP25439897 A JP 25439897A JP H10339772 A JPH10339772 A JP H10339772A
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- Japan
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- signal
- module
- antenna
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- mixer
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、電波を受信してベースバンドの周
波数の信号に変換するGPS用RFモジュールに関し、
従来のアンテナ部のアンプおよびケーブルを無くして構
成を簡単かつノイズの混入を無くし、高S/N比かつコ
ンパクトなアンテナ組み込みのGPS用RFモジュール
を製造することを目的とする。 【解決手段】 電波を受信して信号に変換する平板アン
テナ1と、この平板アンテナ1に直接に接続し、電波を
受信して変換された信号を増幅する増幅器3と、この増
幅器3で増幅した信号と所定周波数のミキサー用信号と
を混合してベースバンドの周波数の信号に変換して出力
するミキサー5とをRFモジュール部に一体に設けたG
PS用RFモジュールである。
波数の信号に変換するGPS用RFモジュールに関し、
従来のアンテナ部のアンプおよびケーブルを無くして構
成を簡単かつノイズの混入を無くし、高S/N比かつコ
ンパクトなアンテナ組み込みのGPS用RFモジュール
を製造することを目的とする。 【解決手段】 電波を受信して信号に変換する平板アン
テナ1と、この平板アンテナ1に直接に接続し、電波を
受信して変換された信号を増幅する増幅器3と、この増
幅器3で増幅した信号と所定周波数のミキサー用信号と
を混合してベースバンドの周波数の信号に変換して出力
するミキサー5とをRFモジュール部に一体に設けたG
PS用RFモジュールである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電波を受信してベ
ースバンドの周波数の信号に変換および位置、移動速
度、移動方位を計測するGPS用RFモジュールに関す
るものである。
ースバンドの周波数の信号に変換および位置、移動速
度、移動方位を計測するGPS用RFモジュールに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の衛星からの電波を受信して
各衛星からの距離をもとに受信位置、方位、速度を正確
に算出するいわゆるGPSシステムがある。このGPS
システムにおいて、アンテナからの信号を受信してベー
スバンドの周波数に変換するGPS用RFモジュールが
ある。このGPS用RFモジュールは、アンテナ部と、
RFモジュール部とをケーブル、例えば5m位のケーブ
ルで通常接続している。このため、ケーブルによる伝送
損失(例えば5dB〜)が発生すると共に、外部ノイズ
が当該ケーブルに進入してS/N比を劣化させてしまう
ため、アンテナ部にアンプを入れてアンテナで受信した
信号を増幅(例えば20dB増幅)した後、ケーブルに
送出し、ケーブルから受信した信号をRFモジュールで
ベースバンドの周波数の信号を得て、これからスペクト
ル逆拡散を行うなどして衛星からの距離を求めることを
複数の衛星からの信号について行い、これらをもとに受
信点の現在の位置、速度、方位を測定するようにしてい
る。
各衛星からの距離をもとに受信位置、方位、速度を正確
に算出するいわゆるGPSシステムがある。このGPS
システムにおいて、アンテナからの信号を受信してベー
スバンドの周波数に変換するGPS用RFモジュールが
ある。このGPS用RFモジュールは、アンテナ部と、
RFモジュール部とをケーブル、例えば5m位のケーブ
ルで通常接続している。このため、ケーブルによる伝送
損失(例えば5dB〜)が発生すると共に、外部ノイズ
が当該ケーブルに進入してS/N比を劣化させてしまう
ため、アンテナ部にアンプを入れてアンテナで受信した
信号を増幅(例えば20dB増幅)した後、ケーブルに
送出し、ケーブルから受信した信号をRFモジュールで
ベースバンドの周波数の信号を得て、これからスペクト
ル逆拡散を行うなどして衛星からの距離を求めることを
複数の衛星からの信号について行い、これらをもとに受
信点の現在の位置、速度、方位を測定するようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
GPSシステムは、アンテナ部とFRモジュール部との
間をケーブルで接続していたため、ケーブルによる信号
の減衰およびノイズの混入によるS/N比の劣化を避け
るためにアンテナ部にアンプを入れて増幅した後にケー
ブルに送出する必要があり、アンプおよびケーブルとい
う余分な部品があって構成が複雑およびコスト高となっ
てしまう問題があった。
GPSシステムは、アンテナ部とFRモジュール部との
間をケーブルで接続していたため、ケーブルによる信号
の減衰およびノイズの混入によるS/N比の劣化を避け
るためにアンテナ部にアンプを入れて増幅した後にケー
ブルに送出する必要があり、アンプおよびケーブルとい
う余分な部品があって構成が複雑およびコスト高となっ
てしまう問題があった。
【0004】本発明は、これらの問題を解決するため、
従来のアンテナ部のアンプおよびケーブルを無くして構
成を簡単かつノイズの混入を無くし、高S/N比かつコ
ンパクトなアンテナ組み込みのGPS用RFモジュール
を製造することを目的としている。
従来のアンテナ部のアンプおよびケーブルを無くして構
成を簡単かつノイズの混入を無くし、高S/N比かつコ
ンパクトなアンテナ組み込みのGPS用RFモジュール
を製造することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】図1を参照して課題を解
決するための手段を説明する。図1において、RFモジ
ュール部11は、アンテナ1からの信号をベースバンド
の信号に変換するものであって、ここでは更にアンテナ
1およびデジタル処理部7が同一基板上に付加されたも
のである。アンテナ1は、GPS電波を受信する平板ア
ンテナである。
決するための手段を説明する。図1において、RFモジ
ュール部11は、アンテナ1からの信号をベースバンド
の信号に変換するものであって、ここでは更にアンテナ
1およびデジタル処理部7が同一基板上に付加されたも
のである。アンテナ1は、GPS電波を受信する平板ア
ンテナである。
【0006】増幅器3は、アンテナ1からの信号を増幅
するものである。ミキサー5は、増幅器3によって増幅
された信号と、所定周波数のミキサー用信号とを混合し
てベースバンドの周波数の信号に変換するものである。
するものである。ミキサー5は、増幅器3によって増幅
された信号と、所定周波数のミキサー用信号とを混合し
てベースバンドの周波数の信号に変換するものである。
【0007】デジタル処理部7は、ミキサー5からの信
号をもとに、複数の衛星からの信号についてスペクトル
逆拡散処理などを行って、受信点の位置、移動速度、移
動方位を算出するものである。
号をもとに、複数の衛星からの信号についてスペクトル
逆拡散処理などを行って、受信点の位置、移動速度、移
動方位を算出するものである。
【0008】次に、動作を説明する。電波を受信して信
号に変換する平板アンテナ1を直接に増幅器3に接続
し、増幅した信号と所定周波数のミキサー用信号とをミ
キサー5に入力して混合しベースバンドの周波数の信号
に変換し、ベースバンドの信号をもとにデジタル処理部
7が受信点の位置、移動速度および移動方位を算出する
ようにしている。
号に変換する平板アンテナ1を直接に増幅器3に接続
し、増幅した信号と所定周波数のミキサー用信号とをミ
キサー5に入力して混合しベースバンドの周波数の信号
に変換し、ベースバンドの信号をもとにデジタル処理部
7が受信点の位置、移動速度および移動方位を算出する
ようにしている。
【0009】また、強誘電体の平板の一方の平面に電波
受信用の受信周波数fに高感度となる所定サイズLの導
電膜を形成した受信部32および他方の平面にグランド
用の受信部32のサイズLよりも若干大きいサイズの導
電膜を形成したGND部33とを設けると共に、円偏波
のX、Y位置を兼備えた所定位置に貫通孔をあけて受信
部32に接触させた導電性のピン34を挿入してGND
部33に非接触で基板上の配線パターンに接続する平板
アンテナ1と、この基板上の配線パターンに直接に接続
して増幅する基板上に設けた増幅器3と、この増幅器3
で増幅した信号とミキサー用信号とを混合してベースバ
ンドの周波数の信号に変換して出力する基板上に設けた
ミキサー5と、このミキサー5から出力されたベースバ
ンドの信号をもとに受信点の位置、移動速度および移動
方位を算出する基板上に設けたデジタル処理部7とをR
Fモジュール部に設けるようにしている。
受信用の受信周波数fに高感度となる所定サイズLの導
電膜を形成した受信部32および他方の平面にグランド
用の受信部32のサイズLよりも若干大きいサイズの導
電膜を形成したGND部33とを設けると共に、円偏波
のX、Y位置を兼備えた所定位置に貫通孔をあけて受信
部32に接触させた導電性のピン34を挿入してGND
部33に非接触で基板上の配線パターンに接続する平板
アンテナ1と、この基板上の配線パターンに直接に接続
して増幅する基板上に設けた増幅器3と、この増幅器3
で増幅した信号とミキサー用信号とを混合してベースバ
ンドの周波数の信号に変換して出力する基板上に設けた
ミキサー5と、このミキサー5から出力されたベースバ
ンドの信号をもとに受信点の位置、移動速度および移動
方位を算出する基板上に設けたデジタル処理部7とをR
Fモジュール部に設けるようにしている。
【0010】この際に、平板アンテナ1の所定位置に貫
通孔をあけて受信部32に接触させた導電性のピン34
を挿入してGND部33に非接触で基板上の配線パター
ンに接続する際に、平板アンテナ1と同じ側の基板上の
配線パターンに接続、あるいは基板にあけた貫通孔にピ
ン34を挿入して平板アンテナ1と反対側の基板上の配
線パターンに接続するようにしている。
通孔をあけて受信部32に接触させた導電性のピン34
を挿入してGND部33に非接触で基板上の配線パター
ンに接続する際に、平板アンテナ1と同じ側の基板上の
配線パターンに接続、あるいは基板にあけた貫通孔にピ
ン34を挿入して平板アンテナ1と反対側の基板上の配
線パターンに接続するようにしている。
【0011】また、強誘電体の平板の一方の平面に電波
受信用の受信周波数fに高感度となる所定サイズLの導
電膜を形成した受信部32および他方の平面にグランド
用の受信部32のサイズLよりも若干大きいサイズの導
電膜を形成したGND部33とを設けると共に、円偏波
のX、Y位置を兼備えた所定位置に貫通孔をあけて受信
部32に接触させた導電性のピン34を挿入してGND
部33に非接触でサブ基板41上の穴に挿入して配線パ
ターンに接続する平板アンテナ1と、このサブ基板41
上の配線パターンあるいは配線パターンの接続されたパ
ターンに接続した基板35上に設けた増幅器3と、この
増幅器3で増幅した信号とミキサー用信号とを混合して
ベースバンドの周波数の信号に変換して出力する、基板
35上に設けたミキサー5とをRFモジュール部に設け
るようにしている。
受信用の受信周波数fに高感度となる所定サイズLの導
電膜を形成した受信部32および他方の平面にグランド
用の受信部32のサイズLよりも若干大きいサイズの導
電膜を形成したGND部33とを設けると共に、円偏波
のX、Y位置を兼備えた所定位置に貫通孔をあけて受信
部32に接触させた導電性のピン34を挿入してGND
部33に非接触でサブ基板41上の穴に挿入して配線パ
ターンに接続する平板アンテナ1と、このサブ基板41
上の配線パターンあるいは配線パターンの接続されたパ
ターンに接続した基板35上に設けた増幅器3と、この
増幅器3で増幅した信号とミキサー用信号とを混合して
ベースバンドの周波数の信号に変換して出力する、基板
35上に設けたミキサー5とをRFモジュール部に設け
るようにしている。
【0012】また、強誘電体の平板の一方の平面に電波
受信用の受信周波数fに高感度となる所定サイズLの導
電膜を形成した受信部32および他方の平面にグランド
用の受信部32のサイズLよりも若干大きいサイズの導
電膜を形成したGND部33とを設けると共に、円偏波
のX、Y位置を兼備えた所定位置に貫通孔をあけて受信
部32に接触させた導電性のピン34を挿入してGND
部33に非接触でサブ基板41上の穴に挿入して配線パ
ターンに接続する平板アンテナ1と、このサブ基板41
上の配線パターンあるいは配線パターンの接続されたパ
ターンに接続して基板35上に設けた増幅器3と、この
増幅器3で増幅した信号とミキサー用信号とを混合して
ベースバンドの周波数の信号に変換して出力する、基板
35上に設けたミキサー5と、このミキサー5から出力
されたベースバンドの信号をもとに受信点の位置、移動
速度および移動方位を算出する、基板35上に設けたデ
ジタル処理部とをRFモジュール部に設けるようにして
いる。
受信用の受信周波数fに高感度となる所定サイズLの導
電膜を形成した受信部32および他方の平面にグランド
用の受信部32のサイズLよりも若干大きいサイズの導
電膜を形成したGND部33とを設けると共に、円偏波
のX、Y位置を兼備えた所定位置に貫通孔をあけて受信
部32に接触させた導電性のピン34を挿入してGND
部33に非接触でサブ基板41上の穴に挿入して配線パ
ターンに接続する平板アンテナ1と、このサブ基板41
上の配線パターンあるいは配線パターンの接続されたパ
ターンに接続して基板35上に設けた増幅器3と、この
増幅器3で増幅した信号とミキサー用信号とを混合して
ベースバンドの周波数の信号に変換して出力する、基板
35上に設けたミキサー5と、このミキサー5から出力
されたベースバンドの信号をもとに受信点の位置、移動
速度および移動方位を算出する、基板35上に設けたデ
ジタル処理部とをRFモジュール部に設けるようにして
いる。
【0013】従って、従来のアンテナ部のアンプおよび
ケーブルを無くして構成を簡単かつノイズの混入を無く
し、高S/N比かつコンパクトなアンテナおよび、更に
デジタル処理部7を組み込んだGPS用RFモジュール
を実現することが可能となる。
ケーブルを無くして構成を簡単かつノイズの混入を無く
し、高S/N比かつコンパクトなアンテナおよび、更に
デジタル処理部7を組み込んだGPS用RFモジュール
を実現することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、図1から図7を用いて本発
明の実施の形態および動作を順次詳細に説明する。
明の実施の形態および動作を順次詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明のシステム構成図を示す。
図1において、アンテナ1は、GPS用の平面アンテナ
であって、ここでは、例えば後述する図5および図7に
示すように強誘電体を用いた平面アンテナである。この
平面アテンナ1は、受信周波数例えば1575.42M
Hzの超高周波の電磁波を受信するものであって、小型
の平面形状(例えば数cm角で数mmないし10mm厚
程度)のものであって、特性インピーダンスとして通常
50Ωを持つものである。
図1において、アンテナ1は、GPS用の平面アンテナ
であって、ここでは、例えば後述する図5および図7に
示すように強誘電体を用いた平面アンテナである。この
平面アテンナ1は、受信周波数例えば1575.42M
Hzの超高周波の電磁波を受信するものであって、小型
の平面形状(例えば数cm角で数mmないし10mm厚
程度)のものであって、特性インピーダンスとして通常
50Ωを持つものである。
【0016】インピーダンス/位相調整回路2は、アン
テナ1によって電波を受信して生成した信号のインピー
ダンスおよび位相を調整して反射波を無くして効率良く
かつ信号の位相が歪まないように調整するものであっ
て、通常はアンテナ1の特定インピーダンスに併せて5
0Ωを持つものである。このインピーダンス/位相調整
回路2は、シリコンウェハなどの基板上に形成した配線
パターンでL(インダクタンス)を構成し、導電性のパ
ターンの上に絶縁物を形成しその上に導電性のパターン
を形成して所望のC(容量)を形成し、インピーダンス
および位相を調整するようにしている。
テナ1によって電波を受信して生成した信号のインピー
ダンスおよび位相を調整して反射波を無くして効率良く
かつ信号の位相が歪まないように調整するものであっ
て、通常はアンテナ1の特定インピーダンスに併せて5
0Ωを持つものである。このインピーダンス/位相調整
回路2は、シリコンウェハなどの基板上に形成した配線
パターンでL(インダクタンス)を構成し、導電性のパ
ターンの上に絶縁物を形成しその上に導電性のパターン
を形成して所望のC(容量)を形成し、インピーダンス
および位相を調整するようにしている。
【0017】増幅器3は、ゲイン調整付きの増幅器であ
って、出力信号をゲイン制御信号として入力し出力信号
がほぼ一定となるように入力信号を増幅する増幅率を自
動調整するものである。
って、出力信号をゲイン制御信号として入力し出力信号
がほぼ一定となるように入力信号を増幅する増幅率を自
動調整するものである。
【0018】フィルタ(フィルタA)4は、増幅器3に
よって増幅された信号中から復調しようとする所定の周
波数帯の信号のみを抽出するものである。ここでは、後
述する図6の(a)のスペクトル拡散された信号帯域の
信号を抽出するフィルタである。
よって増幅された信号中から復調しようとする所定の周
波数帯の信号のみを抽出するものである。ここでは、後
述する図6の(a)のスペクトル拡散された信号帯域の
信号を抽出するフィルタである。
【0019】ミキサー5は、フィルタ4によって抽出し
たスベクトル拡散された信号と、所定周波数のミキサー
用信号とを混合してベースバンドの周波数の信号を出力
するものである。例えば後述する図6の(a)の中心周
波数f=1575.42MHzをf’=数M〜数十MH
zの周波数帯の信号に変換するものである。
たスベクトル拡散された信号と、所定周波数のミキサー
用信号とを混合してベースバンドの周波数の信号を出力
するものである。例えば後述する図6の(a)の中心周
波数f=1575.42MHzをf’=数M〜数十MH
zの周波数帯の信号に変換するものである。
【0020】フィルタ(フィルタB)6は、ミキサー5
によって出力された信号から所望帯域の周波数の信号を
抽出するものである。ここでは、後述する図6の(b)
のように、スペクトル拡散された所定帯域の周波数の信
号を抽出するものである。
によって出力された信号から所望帯域の周波数の信号を
抽出するものである。ここでは、後述する図6の(b)
のように、スペクトル拡散された所定帯域の周波数の信
号を抽出するものである。
【0021】デジタル処理部7は、フィルタ6によって
抽出された周波数の信号(スペクトル拡散された信号)
から、スペクトル逆拡散を行って元の周波数の信号(複
数の衛星からの信号)を生成するものである。
抽出された周波数の信号(スペクトル拡散された信号)
から、スペクトル逆拡散を行って元の周波数の信号(複
数の衛星からの信号)を生成するものである。
【0022】CPU8は、デジタル処理部7からの信号
をもとに現在の位置、移動速度、移動方位を計算したり
などするものである。図2は、本発明の1実施例構成図
を示す。これは、図1のRFモジュール部11の具体的
な構成の例を示す。
をもとに現在の位置、移動速度、移動方位を計算したり
などするものである。図2は、本発明の1実施例構成図
を示す。これは、図1のRFモジュール部11の具体的
な構成の例を示す。
【0023】図2において、アンテナ1は、RFアンプ
・ミキサー部12に直接に接続した構成を持つものであ
って(図7参照)、衛星から電波を受信して電気信号に
変換するものである。
・ミキサー部12に直接に接続した構成を持つものであ
って(図7参照)、衛星から電波を受信して電気信号に
変換するものである。
【0024】RFアンプ・モジュール部12は、アテン
ナ1に直結して取り込んだ信号を増幅して所定周波数の
信号(ベースバンドの信号)に変換するものであって、
図1で既述したインピーダンス/位相調整回路2、増幅
器3、フィルタ4、ミキサー5およびフィルタ6から構
成されるものである。
ナ1に直結して取り込んだ信号を増幅して所定周波数の
信号(ベースバンドの信号)に変換するものであって、
図1で既述したインピーダンス/位相調整回路2、増幅
器3、フィルタ4、ミキサー5およびフィルタ6から構
成されるものである。
【0025】TCXO13は、所定の周波数の信号を発
振するものであって、例えば水晶発振器である。PLL
14は、電圧制御発振器であって、TCXO13からの
所定周波数の信号(クロック)をもとに所定の周波数の
信号(クロック)を発振するものである。このPLL1
4によって発振された信号(クロック)をミキサー5に
入力し、フィルタ4からの信号と混合して所定周波数の
信号(ベースバンドの信号)に変換するためのものであ
る。
振するものであって、例えば水晶発振器である。PLL
14は、電圧制御発振器であって、TCXO13からの
所定周波数の信号(クロック)をもとに所定の周波数の
信号(クロック)を発振するものである。このPLL1
4によって発振された信号(クロック)をミキサー5に
入力し、フィルタ4からの信号と混合して所定周波数の
信号(ベースバンドの信号)に変換するためのものであ
る。
【0026】クロック発振器15は、デジタル処理部7
が動作するクロックを発振するものであって、例えば水
晶発振器である。ROM16は、リードオンリメモリで
あって、不揮発性のメモリであり、プログラムなどを予
め格納するメモリである。
が動作するクロックを発振するものであって、例えば水
晶発振器である。ROM16は、リードオンリメモリで
あって、不揮発性のメモリであり、プログラムなどを予
め格納するメモリである。
【0027】RAM17は、ランダムアクセス可能なメ
モリであって、CPU8で中間処理されたデータなどを
格納するメモリである。EEPROM18は、電気的に
書き込み可能な不揮発性のメモリであって、各種定数や
データを電源が切断されても保持するメモリである。
モリであって、CPU8で中間処理されたデータなどを
格納するメモリである。EEPROM18は、電気的に
書き込み可能な不揮発性のメモリであって、各種定数や
データを電源が切断されても保持するメモリである。
【0028】以上のような構成のもとに、複数の衛星か
らの電波を内蔵のアンテナ1で受信し、テジタル処理部
7から現在地点の位置、移動速度、移動方位を出力(デ
ジタル)するようにしている。以下順次詳細に説明す
る。
らの電波を内蔵のアンテナ1で受信し、テジタル処理部
7から現在地点の位置、移動速度、移動方位を出力(デ
ジタル)するようにしている。以下順次詳細に説明す
る。
【0029】図3は、本発明の動作説明フローチャート
を示す。図3において、S1は、メインフレーム抽出す
る。これは、図1のフィルタ6から出力されたベースバ
ンドの信号中からスペクトル逆拡散処理を行った後の信
号から、後述する図6の(c)に示すようにメインフレ
ームの信号を取り出す。
を示す。図3において、S1は、メインフレーム抽出す
る。これは、図1のフィルタ6から出力されたベースバ
ンドの信号中からスペクトル逆拡散処理を行った後の信
号から、後述する図6の(c)に示すようにメインフレ
ームの信号を取り出す。
【0030】S2は、衛星の情報抽出する。ここでは、
衛星の ・位置 ・速度 ・方位 を抽出する。
衛星の ・位置 ・速度 ・方位 を抽出する。
【0031】S3は、複数の衛星の情報を元に自分の情
報を計算する。ここでは、図示の自分の ・位置 ・速度 ・方位 を計算する。
報を計算する。ここでは、図示の自分の ・位置 ・速度 ・方位 を計算する。
【0032】S4は、表示する。S3で計算した自分の
位置、速度、方位を画面上に表示したり、当該自分の位
置、速度、方位をもとに地図上に現在位置、速度、方位
を表示する。
位置、速度、方位を画面上に表示したり、当該自分の位
置、速度、方位をもとに地図上に現在位置、速度、方位
を表示する。
【0033】以上のように、図1の本発明に係るRFモ
ジュール部11によって衛星の信号を周波数変換したベ
ースバンドの信号からスペクトル逆拡散を行って複数の
衛星のメインフレームを抽出してこれから衛星の位置、
速度、方位を求めこれらから自分の位置、速度、方位を
算出する。これらの際に、平面アンテナ1をRFモジュ
ール部11に組み込んで直接に接続し、従来のアンテナ
とRFモジュール部とのケーブルやアンプが不要とな
り、しかもノイズの混入が少なくなり、構造が簡単かつ
高S/N比のベースバンドの信号を得ることが可能とな
った。
ジュール部11によって衛星の信号を周波数変換したベ
ースバンドの信号からスペクトル逆拡散を行って複数の
衛星のメインフレームを抽出してこれから衛星の位置、
速度、方位を求めこれらから自分の位置、速度、方位を
算出する。これらの際に、平面アンテナ1をRFモジュ
ール部11に組み込んで直接に接続し、従来のアンテナ
とRFモジュール部とのケーブルやアンプが不要とな
り、しかもノイズの混入が少なくなり、構造が簡単かつ
高S/N比のベースバンドの信号を得ることが可能とな
った。
【0034】図4は、受信処理機例を示す。これは、図
1のRFモジュール部11を使用した受信処理機の例で
ある。図4において、アンテナ1は、図1で説明したよ
うに、RFモジュール部11に組み込んで直接に接続す
るアンテナ1であって、従来のケーブル、アンプなどを
不要とし高S/N比かつ構成を簡単にしたものである。
1のRFモジュール部11を使用した受信処理機の例で
ある。図4において、アンテナ1は、図1で説明したよ
うに、RFモジュール部11に組み込んで直接に接続す
るアンテナ1であって、従来のケーブル、アンプなどを
不要とし高S/N比かつ構成を簡単にしたものである。
【0035】周波数変換増幅器22は、アンテナ1によ
って受信した衛星からの信号の周波数を変換してベース
バンドの信号を生成するものである。スペクトル逆拡散
復調手段23は、周波数変換増幅器22によって生成さ
れた信号について、スペクトル逆拡散処理を行って復調
し、元の信号を生成するものである。
って受信した衛星からの信号の周波数を変換してベース
バンドの信号を生成するものである。スペクトル逆拡散
復調手段23は、周波数変換増幅器22によって生成さ
れた信号について、スペクトル逆拡散処理を行って復調
し、元の信号を生成するものである。
【0036】距離測定手段24は、スペクトル逆拡散復
調手段23のスペクトル逆拡散の過程において、受信器
内部で発生させた疑似信号の位相を制御して送信されて
くるC/Aコードとの相関が最大となるようにし、発生
させた疑似信号の位相をGPS信号のC/Aコードの位
相に一致させ、この一致させたときのC/Aコードの位
相から衛星と受信点間の距離を求めるものである。これ
は、内部で発生させた疑似信号と受信信号中のC/Aコ
ードとの相関が最大となる位相を求め、電波の到達時間
を測定するために、GPS衛星から地上までの電波の遅
れ時間に、C/Aコードに対応するPRN符号をロック
させるものであり、通常ディレイ・ロック部(dealy loc
k部)を呼ばれるものである。
調手段23のスペクトル逆拡散の過程において、受信器
内部で発生させた疑似信号の位相を制御して送信されて
くるC/Aコードとの相関が最大となるようにし、発生
させた疑似信号の位相をGPS信号のC/Aコードの位
相に一致させ、この一致させたときのC/Aコードの位
相から衛星と受信点間の距離を求めるものである。これ
は、内部で発生させた疑似信号と受信信号中のC/Aコ
ードとの相関が最大となる位相を求め、電波の到達時間
を測定するために、GPS衛星から地上までの電波の遅
れ時間に、C/Aコードに対応するPRN符号をロック
させるものであり、通常ディレイ・ロック部(dealy loc
k部)を呼ばれるものである。
【0037】ドプラ測定手段25は、スペクトル逆拡散
復調した信号に含まれる搬送波の周波数を測定し、GP
S信号からドプラ偏移を算出し、衛星と受信点間の距離
変化率を求めるものである。
復調した信号に含まれる搬送波の周波数を測定し、GP
S信号からドプラ偏移を算出し、衛星と受信点間の距離
変化率を求めるものである。
【0038】軌道データ計算手段26は、スペクトル逆
拡散復調した信号をもとに衛星の軌道データ(位置、速
度、方位)を計算するものである。位置計算手段27
は、距離測定手段24および軌道データ計算手段26か
らの複数の衛星の情報(衛星の位置、速度、方位)をも
とに受信点の位置を計算するものである。
拡散復調した信号をもとに衛星の軌道データ(位置、速
度、方位)を計算するものである。位置計算手段27
は、距離測定手段24および軌道データ計算手段26か
らの複数の衛星の情報(衛星の位置、速度、方位)をも
とに受信点の位置を計算するものである。
【0039】ドプラ測定・移動速度・方位計算手段28
は、ドプラ測定手段25および軌道データ計算手段26
からの複数の衛星の情報(衛星の位置、速度、方位)を
もとに受信点の移動速度、方位を計算するものである。
は、ドプラ測定手段25および軌道データ計算手段26
からの複数の衛星の情報(衛星の位置、速度、方位)を
もとに受信点の移動速度、方位を計算するものである。
【0040】位置・速度・方位表示手段29は、位置計
算手段27およびドプラ測定移動速度・方位計算手段2
8から通知された受信点の位置、速度、方位を表示する
ものである。
算手段27およびドプラ測定移動速度・方位計算手段2
8から通知された受信点の位置、速度、方位を表示する
ものである。
【0041】以上のように、本発明に係るアンテナ1を
RFモジュール部11に組み込んで、周波数変換増幅器
22によってベースバンドの信号に変換し、この信号を
もとに複数の衛星からの信号を復調して受信点の位置、
速度、方位を求めることが可能となる。
RFモジュール部11に組み込んで、周波数変換増幅器
22によってベースバンドの信号に変換し、この信号を
もとに複数の衛星からの信号を復調して受信点の位置、
速度、方位を求めることが可能となる。
【0042】図5は、本発明のアンテナ例を示す。これ
は、図1のRFモジュール部11に組み込む平面アンテ
ナ1の例を示す。図5の(a)は断面図を示し、図5の
(b)は平面図を示す。
は、図1のRFモジュール部11に組み込む平面アンテ
ナ1の例を示す。図5の(a)は断面図を示し、図5の
(b)は平面図を示す。
【0043】図5の(a)および(b)において、誘電
体31は、所定の厚さの高誘電率の板である。受信部3
2は、誘電体31の電波の受信側に設けた長さLの矩形
に導電性ペイントを塗布(あるいは導電性の薄膜を形
成)したものである。この長さLは、衛星からの電波の
受信周波数fに感度の高い値を計算および実験によって
求める。
体31は、所定の厚さの高誘電率の板である。受信部3
2は、誘電体31の電波の受信側に設けた長さLの矩形
に導電性ペイントを塗布(あるいは導電性の薄膜を形
成)したものである。この長さLは、衛星からの電波の
受信周波数fに感度の高い値を計算および実験によって
求める。
【0044】GND33は、誘電体31の受信部32と
反対側に、当該受信部32よりも若干大きな面積に設け
た導電性ペイントを塗布(あるいは導電性の薄膜を形
成)したものである。
反対側に、当該受信部32よりも若干大きな面積に設け
た導電性ペイントを塗布(あるいは導電性の薄膜を形
成)したものである。
【0045】ピン34は、誘電体31の所定の位置に穴
を図示のように空けて受信部32によって受信した信号
を誘電体31、GND33を通って図示外の基板上の配
線パターンに接続するための導電性のピンである。この
ピンの位置は、衛星より受信しようとする円偏波のX、
Y位置を兼ね備えた位置に設けるものであって、図示の
ように、中心から少しずれた位置となるものである。
を図示のように空けて受信部32によって受信した信号
を誘電体31、GND33を通って図示外の基板上の配
線パターンに接続するための導電性のピンである。この
ピンの位置は、衛星より受信しようとする円偏波のX、
Y位置を兼ね備えた位置に設けるものであって、図示の
ように、中心から少しずれた位置となるものである。
【0046】以上のように、強誘電体31の一方の面に
導電性の受信面32、反対側に導電性のGND33を設
け、受信面32からピン34によって誘電体31、GN
D33の穴を貫通して図示外の基板上の配線パターンに
直接に接続する(RMモジュール部11を持つICの端
子に直接に接続する)。これにより、従来のアンテナ1
とIC(RFモジュール部11)との間をケーブルで接
続したり、ケーブルによる信号の減衰およびノイズの混
入を軽減するためにアンテナ側に増幅器を設けて増幅し
た後にケーブルに送出したりすることが不要となり、高
S/N比かつ構成を簡単にすることが可能となる。
導電性の受信面32、反対側に導電性のGND33を設
け、受信面32からピン34によって誘電体31、GN
D33の穴を貫通して図示外の基板上の配線パターンに
直接に接続する(RMモジュール部11を持つICの端
子に直接に接続する)。これにより、従来のアンテナ1
とIC(RFモジュール部11)との間をケーブルで接
続したり、ケーブルによる信号の減衰およびノイズの混
入を軽減するためにアンテナ側に増幅器を設けて増幅し
た後にケーブルに送出したりすることが不要となり、高
S/N比かつ構成を簡単にすることが可能となる。
【0047】図6は、本発明の受信信号説明図を示す。
図6の(a)は、入力信号例(フィルタAの出力)を示
す。これは、既述した図1のフィルタA(フィルタ4)
から出力された入力信号の例である。これは、アンテナ
1によって電波を受信して電気信号に変換した信号であ
って、ここでは、例えば1575.42MHzの周波数
を中心にスペトル拡散された信号であって、複数の衛星
から放射された電波を受信した信号である。
図6の(a)は、入力信号例(フィルタAの出力)を示
す。これは、既述した図1のフィルタA(フィルタ4)
から出力された入力信号の例である。これは、アンテナ
1によって電波を受信して電気信号に変換した信号であ
って、ここでは、例えば1575.42MHzの周波数
を中心にスペトル拡散された信号であって、複数の衛星
から放射された電波を受信した信号である。
【0048】図6の(b)は、復調信号例(フィルタB
の出力)を示す。これは、既述した図1のフィルタB
(フィルタ6)から出力された、復調された信号(ベー
スバンドの信号)の例である。ここでは、例えば数M〜
数十MHzの周波数を中心にスペトル拡散された信号で
あって、複数の衛星から放射された電波を受信した信号
である。
の出力)を示す。これは、既述した図1のフィルタB
(フィルタ6)から出力された、復調された信号(ベー
スバンドの信号)の例である。ここでは、例えば数M〜
数十MHzの周波数を中心にスペトル拡散された信号で
あって、複数の衛星から放射された電波を受信した信号
である。
【0049】図6の(c)は、メインフレーム信号例を
示す。これは、図6の(b)の復調信号をスペクトル逆
拡散処理して得られた信号例であって、図示のようにデ
ジタル情報1ないし5のサブフレームからなる信号であ
る。このメインフレーム信号をもとに図3で既述したよ
うに、衛星の情報(位置、移動速度、方位)を抽出し、
複数の衛星の情報をもとに受信点の情報(位置、移動速
度、方位)を計算する。
示す。これは、図6の(b)の復調信号をスペクトル逆
拡散処理して得られた信号例であって、図示のようにデ
ジタル情報1ないし5のサブフレームからなる信号であ
る。このメインフレーム信号をもとに図3で既述したよ
うに、衛星の情報(位置、移動速度、方位)を抽出し、
複数の衛星の情報をもとに受信点の情報(位置、移動速
度、方位)を計算する。
【0050】図7は、本発明のアンテナ取付構造例を示
す。これは、図5で既述した平面アンテナ1を基板35
上のIC(RFAMP+ミキサー)36に直接に接続
(配線パターンを介して直接に接続)するときの取付け
構造例である。
す。これは、図5で既述した平面アンテナ1を基板35
上のIC(RFAMP+ミキサー)36に直接に接続
(配線パターンを介して直接に接続)するときの取付け
構造例である。
【0051】図7の(a)は断面図を示す。ここで、誘
電体31、受信部32、GND33、およびピン34
は、既述した図5と同等であるので説明を省略する。図
7の(a)において、基板35は、IC(RFAMP+
ミキサー)36を実装する基板であって、この例では、
アンテナ1と反対の側にIC(RFAMP+ミキサー)
36を設けたものである。
電体31、受信部32、GND33、およびピン34
は、既述した図5と同等であるので説明を省略する。図
7の(a)において、基板35は、IC(RFAMP+
ミキサー)36を実装する基板であって、この例では、
アンテナ1と反対の側にIC(RFAMP+ミキサー)
36を設けたものである。
【0052】次に、組立方法を説明する。 (1) 誘電体31の電波を受信する側に導電性の受信
部32および反対側に導電性のGND33を設けた図5
のアンテナ1を用意し、このアンテナ1の受信部32の
側から穴にピン34を挿入し、更に基板35の穴に図示
のように挿入する。そして、ピン34と受信部32、お
よびピン34の挿入した先端と基板35の配線パターン
とをそれぞれ半田付けし、アンテナ1の受信部32によ
って電波を変換した信号をピン34を介して基板35上
の配線パターンに導く。
部32および反対側に導電性のGND33を設けた図5
のアンテナ1を用意し、このアンテナ1の受信部32の
側から穴にピン34を挿入し、更に基板35の穴に図示
のように挿入する。そして、ピン34と受信部32、お
よびピン34の挿入した先端と基板35の配線パターン
とをそれぞれ半田付けし、アンテナ1の受信部32によ
って電波を変換した信号をピン34を介して基板35上
の配線パターンに導く。
【0053】(2) 基板35のピン34の先端を半田
付けした真上に図示のようにIC(RFAMP+ミキサ
ー)36を配置して当該ICのピンと上記配線パターン
とを半田付けし、アンテナ1の受信部32によって受信
した信号を、ピン34を介して基板35上の配線パター
ン、更にピンを介してICのRFモジュール部11に導
く。
付けした真上に図示のようにIC(RFAMP+ミキサ
ー)36を配置して当該ICのピンと上記配線パターン
とを半田付けし、アンテナ1の受信部32によって受信
した信号を、ピン34を介して基板35上の配線パター
ン、更にピンを介してICのRFモジュール部11に導
く。
【0054】以上により、アンテナ1の受信部32から
ピン34、配線パターン、ICのピンを介して直接に信
号(例えば1575.42MHz帯の信号)をICのR
F増幅部に導くことが可能となり、従来のアンテナ1か
らケーブルによってRF増幅器に導いたときに比し、ケ
ーブル、更にアンテナ1内の増幅器を無くし、構造を簡
単かつアンテナ1からRF増幅器までの間でのノイズの
混入を減らしてS/N比の改善を行うことが可能となっ
た。
ピン34、配線パターン、ICのピンを介して直接に信
号(例えば1575.42MHz帯の信号)をICのR
F増幅部に導くことが可能となり、従来のアンテナ1か
らケーブルによってRF増幅器に導いたときに比し、ケ
ーブル、更にアンテナ1内の増幅器を無くし、構造を簡
単かつアンテナ1からRF増幅器までの間でのノイズの
混入を減らしてS/N比の改善を行うことが可能となっ
た。
【0055】図7の(b)は、図7の(a)の平面図を
示す。ここで、図7の(a)の基板を下から上に向かっ
て見た図を示し、実線は基板35の下側に実装し、点線
は基板35の上側に実装する様子を示す。
示す。ここで、図7の(a)の基板を下から上に向かっ
て見た図を示し、実線は基板35の下側に実装し、点線
は基板35の上側に実装する様子を示す。
【0056】図7の(b)において、IC(RFAMP
+ミキサー)36(図1のインピーダンス/位相調整回
路2、増幅器3、ミキサー5)、フィルタA(図1のフ
ィルタ4)、フィルタB(図1のフィルタ6)、水晶振
動子37、38は、図7の(a)の基板35の下側に実
装する。
+ミキサー)36(図1のインピーダンス/位相調整回
路2、増幅器3、ミキサー5)、フィルタA(図1のフ
ィルタ4)、フィルタB(図1のフィルタ6)、水晶振
動子37、38は、図7の(a)の基板35の下側に実
装する。
【0057】一方、アンテナ1、(デジタル処理部+C
PU)39(図1のテジタル処理部7+CPU8)は、
図7の(a)の基板35の上側に実装する。以上のよう
に平面アンテナ1を受信部32、誘電体31、GND3
3に穴を空けてピン34を穴に挿入し、更に基板35に
穴を空けて挿入し、これらを貫通して受信部32で受信
した信号を基板35の図7の(a)の下側の配線パター
ンに半田付けし、この配線パターンにICの端子を半田
付けしてRFモジュール部11に入力することにより、
アンテナ1を基板35上に実装したIC(RFAMP+
ミキサー)36に直接に接続し、基板35にアンテナ1
を組み込むことが可能となり、構造を簡単かつノイズの
混入を無くすことが可能となった。
PU)39(図1のテジタル処理部7+CPU8)は、
図7の(a)の基板35の上側に実装する。以上のよう
に平面アンテナ1を受信部32、誘電体31、GND3
3に穴を空けてピン34を穴に挿入し、更に基板35に
穴を空けて挿入し、これらを貫通して受信部32で受信
した信号を基板35の図7の(a)の下側の配線パター
ンに半田付けし、この配線パターンにICの端子を半田
付けしてRFモジュール部11に入力することにより、
アンテナ1を基板35上に実装したIC(RFAMP+
ミキサー)36に直接に接続し、基板35にアンテナ1
を組み込むことが可能となり、構造を簡単かつノイズの
混入を無くすことが可能となった。
【0058】尚、図7の(a)では、IC(RFAMP
+ミキサー)36を基板35を挟んでアンテナ1と反対
側に設けたが、IC(RFAMP+ミキサー)36とア
ンテナ1とを基板35上の同一面に配置し、高さを低く
するようにしてもよい。この際には、図7の(a)のピ
ン34を基板35の上側の配線パターンに半田付けし、
配線パターンによってアンテナ1と同一面上に配置した
IC(RFAMP+ミキサー)36に延長して接続すれ
ばよい。
+ミキサー)36を基板35を挟んでアンテナ1と反対
側に設けたが、IC(RFAMP+ミキサー)36とア
ンテナ1とを基板35上の同一面に配置し、高さを低く
するようにしてもよい。この際には、図7の(a)のピ
ン34を基板35の上側の配線パターンに半田付けし、
配線パターンによってアンテナ1と同一面上に配置した
IC(RFAMP+ミキサー)36に延長して接続すれ
ばよい。
【0059】次に、受信部32、ピン34などから構成
されるアンテナ部と、増幅器などを搭載する基板35と
の間にサブ基板41を設けた他のアンテナ取付例につい
て、図8および図9を用いて詳細に説明する。
されるアンテナ部と、増幅器などを搭載する基板35と
の間にサブ基板41を設けた他のアンテナ取付例につい
て、図8および図9を用いて詳細に説明する。
【0060】図8は、本発明の他のアンテナ取付説明図
を示す。図8の(a)は、アンテナ部をサブ基板41上
に搭載した斜視図を示す。ここで、アンテナ部を構成す
る受信する受信部32およびピン34は既述したものと
同一であるので説明を省略する。サプ基板41には、貫
通孔を設けて当該貫通孔にピン34を挿入して半田付け
している。この際、貫通孔自身をスルーホールにした
り、あるいは貫通孔を抜けた部分に配線パターンを設け
てこれにピン34を半田付けする。ピン34を半田付け
したサブ基板41のスルーホールあるいはサブ基板41
上の半田付けした配線パターンは、当該サブ基板41の
矩形のいずれかの縁に図示のようにアンテナ受信信号パ
ターン45として配線を行い、図8の(b)で説明する
基板35上のパッド51に半田付けして接続する。
を示す。図8の(a)は、アンテナ部をサブ基板41上
に搭載した斜視図を示す。ここで、アンテナ部を構成す
る受信する受信部32およびピン34は既述したものと
同一であるので説明を省略する。サプ基板41には、貫
通孔を設けて当該貫通孔にピン34を挿入して半田付け
している。この際、貫通孔自身をスルーホールにした
り、あるいは貫通孔を抜けた部分に配線パターンを設け
てこれにピン34を半田付けする。ピン34を半田付け
したサブ基板41のスルーホールあるいはサブ基板41
上の半田付けした配線パターンは、当該サブ基板41の
矩形のいずれかの縁に図示のようにアンテナ受信信号パ
ターン45として配線を行い、図8の(b)で説明する
基板35上のパッド51に半田付けして接続する。
【0061】図8の(b)は、基板35に貫通孔52お
よびパッド51を設けた斜視図を示す。基板35上の図
示のパッド51には図8の(a)のアンテナ受信信号パ
ターン45が丁度位置し、半田付けによって両者を接続
し、基板35上のパッド51とアンテナ受信信号パター
ン45、ピン34を介して受信部32と接続する。図示
しないが、同様に、サブ基板41上のGND44も基板
35上のGNDパッドに半田付けして接続する(図9の
(a)参照)。
よびパッド51を設けた斜視図を示す。基板35上の図
示のパッド51には図8の(a)のアンテナ受信信号パ
ターン45が丁度位置し、半田付けによって両者を接続
し、基板35上のパッド51とアンテナ受信信号パター
ン45、ピン34を介して受信部32と接続する。図示
しないが、同様に、サブ基板41上のGND44も基板
35上のGNDパッドに半田付けして接続する(図9の
(a)参照)。
【0062】図8の(c)は、サブ基板41の拡大図を
示す。サブ基板41上の貫通孔にピン34が挿入されて
おり、このピン34はアンテナ部を構成する誘電体の裏
面に導電性の膜を一面に設けたGND33およびサブ基
板41上に設けた図示のGND44の両者に非接触であ
り、当該ピン34の下側の先端部分でサブ基板41の貫
通孔の部分に半田付けし、サブ基板41が2層からなる
場合には右半分に示すように、当該サブ基板41の下側
に設けた信号パターン(アンテナ受信信号パターン)4
5の部分を更に既述した図8の(b)の基板35上のパ
ッド51に半田付けして接続する。一方、サブ基板41
が4層からなる場合には左半分に示すように、当該サブ
基板41に中間層の信号パターン(当該サブ基板41の
貫通孔(スルーホール)に接続した中間層の信号パター
ン)45を設け、貫通孔の部分で当該ピン34の下側の
先端部分を半田付けによって接続し、当該信号パターン
45の部分を更に既述した図8の(b)の基板35上の
パッド51に半田付けして接続する。後者の場合には、
サブ基板41の信号パターン45の下側に更にGND5
3を設けて当該信号パターン45の電気特性を良好(信
号パターン45のインピーダンスが外部から影響を受け
て変動したり、外部からの信号の混入を防止したりして
各種信号特性を良好)にするようにしている。
示す。サブ基板41上の貫通孔にピン34が挿入されて
おり、このピン34はアンテナ部を構成する誘電体の裏
面に導電性の膜を一面に設けたGND33およびサブ基
板41上に設けた図示のGND44の両者に非接触であ
り、当該ピン34の下側の先端部分でサブ基板41の貫
通孔の部分に半田付けし、サブ基板41が2層からなる
場合には右半分に示すように、当該サブ基板41の下側
に設けた信号パターン(アンテナ受信信号パターン)4
5の部分を更に既述した図8の(b)の基板35上のパ
ッド51に半田付けして接続する。一方、サブ基板41
が4層からなる場合には左半分に示すように、当該サブ
基板41に中間層の信号パターン(当該サブ基板41の
貫通孔(スルーホール)に接続した中間層の信号パター
ン)45を設け、貫通孔の部分で当該ピン34の下側の
先端部分を半田付けによって接続し、当該信号パターン
45の部分を更に既述した図8の(b)の基板35上の
パッド51に半田付けして接続する。後者の場合には、
サブ基板41の信号パターン45の下側に更にGND5
3を設けて当該信号パターン45の電気特性を良好(信
号パターン45のインピーダンスが外部から影響を受け
て変動したり、外部からの信号の混入を防止したりして
各種信号特性を良好)にするようにしている。
【0063】図8の(d)は、サブ基板41上にピン3
4を半田付けした後の断面図を示す。図8の(e)は、
基板35上に貫通孔52を設けた様子を示す。これは、
サブ基板41の貫通孔にアンテナ部のピン34を下方向
に挿入して下側で半田付けしたため、サブ基板41の下
側にピン34の先端が少し飛び出しており、この部分に
ICなどを直接に配置できない。このため、本発明で
は、基板35に貫通孔を空け、この部分がサブ基板41
上のピン34の先端の半田付けした部分が丁度入るよう
にし、基板35上の下側に飛び出さないようにしたた
め、基板35上の下の面に直接にQFPなどのICを配
置してその周囲の図示外のパッドにIC等のピンを半田
付けすることを可能にしたものである。
4を半田付けした後の断面図を示す。図8の(e)は、
基板35上に貫通孔52を設けた様子を示す。これは、
サブ基板41の貫通孔にアンテナ部のピン34を下方向
に挿入して下側で半田付けしたため、サブ基板41の下
側にピン34の先端が少し飛び出しており、この部分に
ICなどを直接に配置できない。このため、本発明で
は、基板35に貫通孔を空け、この部分がサブ基板41
上のピン34の先端の半田付けした部分が丁度入るよう
にし、基板35上の下側に飛び出さないようにしたた
め、基板35上の下の面に直接にQFPなどのICを配
置してその周囲の図示外のパッドにIC等のピンを半田
付けすることを可能にしたものである。
【0064】図8の(f)は、半田付けした後の状態を
示す。この状態では、サブ基板41の貫通孔に挿入して
半田付けしたピン34の先端が、基板35の貫通孔52
内に納まり、当該基板35上の下面に直接にICなどを
配置してその周囲のパッドに電子部品等を自動半田付け
することが可能となり、高密度化を図ることができるよ
うになった。
示す。この状態では、サブ基板41の貫通孔に挿入して
半田付けしたピン34の先端が、基板35の貫通孔52
内に納まり、当該基板35上の下面に直接にICなどを
配置してその周囲のパッドに電子部品等を自動半田付け
することが可能となり、高密度化を図ることができるよ
うになった。
【0065】図9は、本発明の他のアンテナ取付構造例
を示す。これは、図8を用いて説明したアンテナ部およ
びサブ基板41を基板35上に搭載したときの全体の取
付構造を示す。
を示す。これは、図8を用いて説明したアンテナ部およ
びサブ基板41を基板35上に搭載したときの全体の取
付構造を示す。
【0066】図9の(a)は、断面図を示す。ここで、
誘電体31、受信部32、GND33、およびピン34
は、既述した図8(あるいは図5)と同等であるので説
明を省略する。
誘電体31、受信部32、GND33、およびピン34
は、既述した図8(あるいは図5)と同等であるので説
明を省略する。
【0067】図9の(a)において、サブ基板41は、
誘電体31、受信部32、GND33、ピン34からな
るアンテナ部を搭載するものであって、図8を用いて既
述したものである。
誘電体31、受信部32、GND33、ピン34からな
るアンテナ部を搭載するものであって、図8を用いて既
述したものである。
【0068】基板35は、IC(RFAMP+ミキサ
ー)36を実装する基板であって、この例では、アンテ
ナ1と反対の側にIC(RFAMP+ミキサー)36を
設けたものである。
ー)36を実装する基板であって、この例では、アンテ
ナ1と反対の側にIC(RFAMP+ミキサー)36を
設けたものである。
【0069】次に、組立方法を説明する。 (1) 誘電体31の電波を受信する側に導電性の受信
部32および反対側に導電性のGND33を設けた図5
のアンテナ1を用意し、このアンテナ1の受信部32の
側から穴にピン34を挿入し、更にサブ基板41の穴に
図示のように挿入する。そして、ピン34と受信部3
2、およびピン34の挿入した先端とサブ基板41のア
ンテナ受信信号パターン45とをそれぞれ半田付けし、
アンテナ1の受信部32によって受信した信号をピン3
4を介してサブ基板41上のアンテナ受信信号パターン
45に導く。
部32および反対側に導電性のGND33を設けた図5
のアンテナ1を用意し、このアンテナ1の受信部32の
側から穴にピン34を挿入し、更にサブ基板41の穴に
図示のように挿入する。そして、ピン34と受信部3
2、およびピン34の挿入した先端とサブ基板41のア
ンテナ受信信号パターン45とをそれぞれ半田付けし、
アンテナ1の受信部32によって受信した信号をピン3
4を介してサブ基板41上のアンテナ受信信号パターン
45に導く。
【0070】(2) 次に、サブ基板41上で少し飛び
出しているピン34の先端が基板35上の貫通孔に図示
のように入るように配置し、かつアンテナ受信信号パタ
ーン45を基板35上の所定のパッドの位置(既述した
図8の(b)のパッド51の位置)に配置して半田付け
する。
出しているピン34の先端が基板35上の貫通孔に図示
のように入るように配置し、かつアンテナ受信信号パタ
ーン45を基板35上の所定のパッドの位置(既述した
図8の(b)のパッド51の位置)に配置して半田付け
する。
【0071】(3) 基板35の貫通孔上に図示のよう
にIC(RFAMP+ミキサー)36を配置して当該I
Cのピンと上記配線パターンとを半田付けし、アンテナ
1の受信部32によって受信した信号を、ピン34、サ
ブ基板41上のアンテナ受信信号パターン45を介して
基板35上の配線パターン、更にこの配線パターンを介
してICのRFモジュール部11に導く。
にIC(RFAMP+ミキサー)36を配置して当該I
Cのピンと上記配線パターンとを半田付けし、アンテナ
1の受信部32によって受信した信号を、ピン34、サ
ブ基板41上のアンテナ受信信号パターン45を介して
基板35上の配線パターン、更にこの配線パターンを介
してICのRFモジュール部11に導く。
【0072】本発明によれば、 サブ基板41の下側の自由な位置に、アンテナ受信
信号パターン45を引き出すことができるため、当該サ
ブ基板41と接続する基板35の配線パターン設計の自
由度が増大すると共に、 サブ基板41を設けることにより、アンテナ部のG
ND33と基板35の上面に形成されるパッド51(G
ND用パッド)以外の配線パターcンとが隔離される
(絶縁される)。
信号パターン45を引き出すことができるため、当該サ
ブ基板41と接続する基板35の配線パターン設計の自
由度が増大すると共に、 サブ基板41を設けることにより、アンテナ部のG
ND33と基板35の上面に形成されるパッド51(G
ND用パッド)以外の配線パターcンとが隔離される
(絶縁される)。
【0073】このため、図9の(a)に示すように、た
とえアンテナ部のGND33に対向する位置であって
も、基板35上に表裏のパターンを接続するスルーホー
ルが形成でき、アンテナ部実装による配線パターンの制
約を受けることなく、基板35に高密度な配線を行うこ
とができる。
とえアンテナ部のGND33に対向する位置であって
も、基板35上に表裏のパターンを接続するスルーホー
ルが形成でき、アンテナ部実装による配線パターンの制
約を受けることなく、基板35に高密度な配線を行うこ
とができる。
【0074】以上により、アンテナ1の受信部32から
ピン34、サブ基板41上のアンテナ受信信号パターン
45、基板35上のパッド51を介して直接に信号(例
えば1575.42MHz帯の信号)をICのRF増幅
部に導くことが可能となり、従来のアンテナ1からケー
ブルによってRF増幅器に導いたときに比し、ケーブ
ル、更にアンテナ1内の増幅器を無くし、構造を簡単か
つアンテナ1からRF増幅器までの間でのノイズの混入
を減らしてS/N比の改善を行うことが可能となった。
ピン34、サブ基板41上のアンテナ受信信号パターン
45、基板35上のパッド51を介して直接に信号(例
えば1575.42MHz帯の信号)をICのRF増幅
部に導くことが可能となり、従来のアンテナ1からケー
ブルによってRF増幅器に導いたときに比し、ケーブ
ル、更にアンテナ1内の増幅器を無くし、構造を簡単か
つアンテナ1からRF増幅器までの間でのノイズの混入
を減らしてS/N比の改善を行うことが可能となった。
【0075】図9の(b)は、図9の(a)の平面図を
示す。ここで、図9の(a)の基板を下から上に向かっ
て見た図を示し、実線は基板35の下側に実装し、点線
は基板35の上側に実装する様子を示す。
示す。ここで、図9の(a)の基板を下から上に向かっ
て見た図を示し、実線は基板35の下側に実装し、点線
は基板35の上側に実装する様子を示す。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
平板アンテナ1を直接にRFモジュール部11に接続
し、増幅した信号と所定周波数のミキサー用信号とを混
合してベースバンドの周波数の信号に変換し、この信号
をもとにスペクトル逆拡散処理などを行って受信点の位
置、速度、方位を算出する構成を採用しているため、ア
ンテナ1をRFモジュール部11に組み込んで構造を簡
単かつノイズの混入を減らし高S/N比の信号を得るこ
とができる。これらにより、従来のアンテナ部のアンプ
およびケーブルを無くして構成を簡単かつノイズの混入
を無くし、高S/N比かつコンパクトなアンテナおよ
び、更にデジタル処理部7を組み込んだGPS用RFモ
ジュールを実現することが可能となった。
平板アンテナ1を直接にRFモジュール部11に接続
し、増幅した信号と所定周波数のミキサー用信号とを混
合してベースバンドの周波数の信号に変換し、この信号
をもとにスペクトル逆拡散処理などを行って受信点の位
置、速度、方位を算出する構成を採用しているため、ア
ンテナ1をRFモジュール部11に組み込んで構造を簡
単かつノイズの混入を減らし高S/N比の信号を得るこ
とができる。これらにより、従来のアンテナ部のアンプ
およびケーブルを無くして構成を簡単かつノイズの混入
を無くし、高S/N比かつコンパクトなアンテナおよ
び、更にデジタル処理部7を組み込んだGPS用RFモ
ジュールを実現することが可能となった。
【図1】本発明のシステム構成図である。
【図2】本発明の1実施例回路図である。
【図3】本発明の動作説明フローチャートである。
【図4】本発明の受信処理機例である。
【図5】本発明のアンテナ例である。
【図6】本発明の受信信号説明図である。
【図7】本発明のアンテナ取付構造例である。
【図8】本発明の他のアンテナ取付説明図である。
【図9】本発明の他のアンテナ取付構造例である。
1:アンテナ(平面アンテナ) 2:インピーダンス/位相調整回路 3:増幅器 4、6:フィルタ 5:ミキサー 7:デジタル処理部 8:CPU 11:RFモジュール部 12:RFアンプ・ミキサー部 13:TCXO 14:PLL 15:クロック発振器 21:受信処理機 22:周波数変換増幅器 23:スペクトル逆拡散復調手段 24:距離測定手段 25:ドプラ測定手段 26:軌道データ計算手段 27:位置計算手段 28:ドプラ測定移動速度・方位計算手段 29:位置・速度・方位表示手段 31:誘電体 32:受信部 33:GND 34:ピン 35:基板 36:IC(RFAMP+ミキサー) 39:テジタル処理部+CPU 41:サブ基板 42:スルーホール 43、46:半田付け部 44:GND 45:信号パターン(アンテナ受信信号パターン) 51:パッド 52:貫通孔
Claims (7)
- 【請求項1】電波を受信してベースバンドの周波数の信
号に変換するGPS用RFモジュールにおいて、 電波を受信して信号に変換する平板アンテナ(1)と、 この平板アンテナ(1)に直接に接続し、電波を受信し
て変換された信号を増幅する増幅器(3)と、 この増幅器(3)で増幅した信号と所定周波数のミキサ
ー用信号とを混合してベースバンドの周波数の信号に変
換して出力するミキサー(5)とをRFモジュール部に
一体に設けたことを特徴とするGPS用RFモジュー
ル。 - 【請求項2】電波を受信してベースバンドの周波数の信
号に変換するGPS用RFモジュールにおいて、 電波を受信して信号に変換する平板アンテナ(1)と、 この平板アンテナ(1)に直接に接続して増幅する増幅
器(3)と、 この増幅器(3)で増幅した信号とミキサー用信号とを
混合してベースバンドの周波数の信号に変換して出力す
るミキサー(5)と、 このミキサー(5)から出力されたベースバンドの信号
をもとに受信点の位置、移動速度および移動方位を算出
するデジタル処理部とをRFモジュール部に一体に設け
たことを特徴とするGPS用RFモジュール。 - 【請求項3】電波を受信してベースバンドの周波数の信
号に変換するGPS用RFモジュールにおいて、 強誘電体の平板の一方の平面に電波受信用の受信周波数
fに高感度となる所定サイズLの導電膜を形成した受信
部(32)および他方の平面にグランド用の上記受信部
(32)のサイズLよりも若干大きいサイズの導電膜を
形成したGND部(33)とを設けると共に、円偏波の
X、Y位置を兼備えた所定位置に貫通孔をあけて上記受
信部(32)に接触させた導電性のピン(34)を挿入
して上記GND部(33)に非接触で基板上の配線パタ
ーンに接続する平板アンテナ(1)と、 この基板上の配線パターンに直接に接続して増幅する、
当該基板上に設けた増幅器(3)と、 この増幅器(3)で増幅した信号とミキサー用信号とを
混合してベースバンドの周波数の信号に変換して出力す
る、当該基板上に設けたミキサー(5)とをRFモジュ
ール部に設けたことを特徴とするGPS用RFモジュー
ル。 - 【請求項4】電波を受信してベースバンドの周波数の信
号に変換するGPS用RFモジュールにおいて、 強誘電体の平板の一方の平面に電波受信用の受信周波数
fに高感度となる所定サイズLの導電膜を形成した受信
部(32)および他方の平面にグランド用の上記受信部
(32)のサイズLよりも若干大きいサイズの導電膜を
形成したGND部(33)とを設けると共に、円偏波の
X、Y位置を兼備えた所定位置に貫通孔をあけて上記受
信部(32)に接触させた導電性のピン(34)を挿入
して上記GND部(33)に非接触で基板上の配線パタ
ーンに接続する平板アンテナ(1)と、 この基板上の配線パターンに直接に接続して増幅する、
当該基板上に設けた増幅器(3)と、 この増幅器(3)で増幅した信号とミキサー用信号とを
混合してベースバンドの周波数の信号に変換して出力す
る、当該基板上に設けたミキサー(5)と、 このミキサー(5)から出力されたベースバンドの信号
をもとに受信点の位置、移動速度および移動方位を算出
する、当該基板上に設けたデジタル処理部とをRFモジ
ュール部に設けたことを特徴とするGPS用RFモジュ
ール。 - 【請求項5】上記平板アンテナ(1)の所定位置に貫通
孔をあけて上記受信部(32)に接触させた導電性のピ
ン(34)を挿入して上記GND部(33)に非接触で
基板上の配線パターンに接続する際に、当該平板アンテ
ナ(1)と同じ側の上記基板上の配線パターンに接続、
あるいは上記基板にあけた貫通孔に上記ピン(34)を
挿入して当該平板アンテナ(1)と反対側の上記基板上
の配線パターンに接続することを特徴とする請求項3あ
るいは請求項4記載のGPS用RFモジュール。追加 - 【請求項6】電波を受信してベースバンドの周波数の信
号に変換するGPS用RFモジュールにおいて、 強誘電体の平板の一方の平面に電波受信用の受信周波数
fに高感度となる所定サイズLの導電膜を形成した受信
部(32)および他方の平面にグランド用の上記受信部
(32)のサイズLよりも若干大きいサイズの導電膜を
形成したGND部(33)とを設けると共に、円偏波の
X、Y位置を兼備えた所定位置に貫通孔をあけて上記受
信部(32)に接触させた導電性のピン(34)を挿入
して上記GND部(33)に非接触でサブ基板(41)
上の穴に挿入して配線パターンに接続する平板アンテナ
(1)と、 このサブ基板(41)上の上記配線パターンあるいは上
記配線パターンの接続されたパターンに接続した基板
(35)上に設けた増幅器(3)と、 この増幅器(3)で増幅した信号とミキサー用信号とを
混合してベースバンドの周波数の信号に変換して出力す
る、当該基板(35)上に設けたミキサー(5)とをR
Fモジュール部に設けたことを特徴とするGPS用RF
モジュール。追加 - 【請求項7】電波を受信してベースバンドの周波数の信
号に変換するGPS用RFモジュールにおいて、 強誘電体の平板の一方の平面に電波受信用の受信周波数
fに高感度となる所定サイズLの導電膜を形成した受信
部(32)および他方の平面にグランド用の上記受信部
(32)のサイズLよりも若干大きいサイズの導電膜を
形成したGND部(33)とを設けると共に、円偏波の
X、Y位置を兼備えた所定位置に貫通孔をあけて上記受
信部(32)に接触させた導電性のピン(34)を挿入
して上記GND部(33)に非接触でサブ基板(41)
上の穴に挿入して配線パターンに接続する平板アンテナ
(1)と、 このサブ基板(41)上の上記配線パターンあるいは上
記配線パターンの接続されたパターンに接続して基板
(35)上に設けた増幅器(3)と、 この増幅器(3)で増幅した信号とミキサー用信号とを
混合してベースバンドの周波数の信号に変換して出力す
る、当該基板(35)上に設けたミキサー(5)と、 このミキサー(5)から出力されたベースバンドの信号
をもとに受信点の位置、移動速度および移動方位を算出
する、当該基板(35)上に設けたデジタル処理部とを
RFモジュール部に設けたことを特徴とするGPS用R
Fモジュール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25439897A JPH10339772A (ja) | 1997-04-11 | 1997-09-19 | Gps用rfモジュール |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9396897 | 1997-04-11 | ||
JP9-93968 | 1997-04-11 | ||
JP25439897A JPH10339772A (ja) | 1997-04-11 | 1997-09-19 | Gps用rfモジュール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10339772A true JPH10339772A (ja) | 1998-12-22 |
Family
ID=26435229
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25439897A Pending JPH10339772A (ja) | 1997-04-11 | 1997-09-19 | Gps用rfモジュール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10339772A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030067865A (ko) * | 2002-02-08 | 2003-08-19 | 주식회사 웨이브컴테크놀로지 | 차량용 지피에스 중계기 |
KR100768987B1 (ko) | 2005-05-11 | 2007-10-22 | 세이코 엡슨 가부시키가이샤 | 측위 장치, 측위 방법 |
EP1881341A2 (en) * | 2006-07-20 | 2008-01-23 | Seiko Epson Corporation | Positioning system, positioning device, communication base station, control method, and recording medium storing program |
US7365679B2 (en) | 2005-12-15 | 2008-04-29 | Seiko Epson Corporation | Positioning apparatus, control method of positioning apparatus, control program for positioning apparatus, and computer-readable recording medium having control program for positioning apparatus recorded therein |
US7570206B2 (en) | 2006-03-23 | 2009-08-04 | Seiko Epson Corporation | Positioning device, positioning control method, positioning control program, and computer-readable recording medium having positioning control program recorded thereon |
US7787909B2 (en) | 2003-11-25 | 2010-08-31 | Lg Electronics Inc. | System and method for receiving a signal on a mobile terminal |
US7830306B2 (en) | 2005-11-09 | 2010-11-09 | Seiko Epson Corporation | Positioning apparatus, control method of positioning apparatus, control program for positioning apparatus, and computer readable recording medium for storing control program for positioning apparatus |
-
1997
- 1997-09-19 JP JP25439897A patent/JPH10339772A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030067865A (ko) * | 2002-02-08 | 2003-08-19 | 주식회사 웨이브컴테크놀로지 | 차량용 지피에스 중계기 |
US7787909B2 (en) | 2003-11-25 | 2010-08-31 | Lg Electronics Inc. | System and method for receiving a signal on a mobile terminal |
KR100768987B1 (ko) | 2005-05-11 | 2007-10-22 | 세이코 엡슨 가부시키가이샤 | 측위 장치, 측위 방법 |
US7830306B2 (en) | 2005-11-09 | 2010-11-09 | Seiko Epson Corporation | Positioning apparatus, control method of positioning apparatus, control program for positioning apparatus, and computer readable recording medium for storing control program for positioning apparatus |
US7365679B2 (en) | 2005-12-15 | 2008-04-29 | Seiko Epson Corporation | Positioning apparatus, control method of positioning apparatus, control program for positioning apparatus, and computer-readable recording medium having control program for positioning apparatus recorded therein |
US7642954B2 (en) | 2005-12-15 | 2010-01-05 | Seiko Epson Corporation | Positioning apparatus, control method of positioning apparatus, control program for positioning apparatus, and computer-readable recording medium having control program for positioning apparatus recorded therein |
US7570206B2 (en) | 2006-03-23 | 2009-08-04 | Seiko Epson Corporation | Positioning device, positioning control method, positioning control program, and computer-readable recording medium having positioning control program recorded thereon |
US8063819B2 (en) | 2006-03-23 | 2011-11-22 | Seiko Epson Corporation | Positioning device, positioning control method, positioning control program, and computer-readable recording medium having positioning control program recorded thereon |
EP1881341A2 (en) * | 2006-07-20 | 2008-01-23 | Seiko Epson Corporation | Positioning system, positioning device, communication base station, control method, and recording medium storing program |
EP1881341A3 (en) * | 2006-07-20 | 2008-03-19 | Seiko Epson Corporation | Positioning system, positioning device, communication base station, control method, and recording medium storing program |
US7671790B2 (en) | 2006-07-20 | 2010-03-02 | Seiko Epson Corporation | Positioning system, positioning device, communication base station, control method, and recording medium storing program |
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