JPH10338898A - エアゾール型ガラス洗浄剤 - Google Patents
エアゾール型ガラス洗浄剤Info
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- JPH10338898A JPH10338898A JP9149129A JP14912997A JPH10338898A JP H10338898 A JPH10338898 A JP H10338898A JP 9149129 A JP9149129 A JP 9149129A JP 14912997 A JP14912997 A JP 14912997A JP H10338898 A JPH10338898 A JP H10338898A
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Abstract
を有するエアゾール型ガラス洗浄剤をうる。 【解決手段】 水に難溶性ないしは不溶性の有機化合物
0.5〜50.0重量%、水10〜50重量%、水に難
溶性ないしは不溶性の有機化合物および水のいずれとも
相溶する両媒性溶剤0.5〜50重量%ならびにプロペ
ラント5.0〜50.0重量%を含有するエアゾール型
ガラス洗浄剤を使用する。
Description
用ガラス、鏡、眼鏡レンズ、その他合成樹脂素材からの
ガラスなどの洗浄に用いるエアゾール型ガラス洗浄剤に
関する。
くのガラス洗浄剤が市販されており、また、ガラス洗浄
剤に関する特許も出願されている(たとえば特公昭57
−47960号公報、特開昭60−139800号公
報)。
る化学製品の多様化によりガラスの汚染物質も多様化
し、ガラス洗浄剤の機能の向上が求められている。
分子樹脂や高分子量シリコーンなどが窓ガラスに付着し
たばあいには、従来のガラスクリーナーでは洗浄力が不
足し、所望の効果がえられない。
物質を除去するために用いられる界面活性剤およびアル
カリ剤を大量に配合したばあいには、附随する臭気や刺
激によって、使用者に不快感を与える。
合剤がガラス面に残留し、光の乱反射およびガラスの透
明性を阻害することがある。
付着した高分子樹脂や高分子量シリコーンなどの汚染物
質を安全かつ容易に除去することができ、残留物による
乱反射が少なく、透明性の高い洗浄物がえられるエアゾ
ール型ガラス洗浄剤を提供するために鋭意研究を重ねた
結果、本発明を完成するに至った。
不溶性の有機化合物0.5〜50.0%(重量%、以下
同様)、水10〜50%、水に難溶性ないしは不溶性の
有機化合物および水のいずれとも相溶する両媒性溶剤
0.5〜50%ならびにプロペラント5.0〜50.0
%を含有することを特徴とするエアゾール型ガラス洗浄
剤(請求項1)、水に難溶性ないしは不溶性の有機化合
物の水に対する溶解度が0〜200g/l(25℃)で
ある請求項1記載の洗浄剤(請求項2)、水に難溶性な
いしは不溶性の有機化合物が炭素数が8〜45の有機化
合物である請求項1記載の洗浄剤(請求項3)、プロペ
ラントがジメチルエーテルである請求項1、2または3
記載の洗浄剤(請求項4)、界面活性剤を含有しない請
求項1、2、3または4記載の洗浄剤(請求項5)、お
よびメガネクリーナーとして使用される請求項1、2、
3、4または5記載の洗浄剤(請求項6)に関する。
剤に含有される水に難溶性ないしは不溶性の有機化合物
(以下、有機化合物(A)ともいう)はガラス表面に付
着した汚れ成分を溶解させるために使用される成分であ
る。
溶解であるため、その性状としては液状のものが好まし
い。また、液状のばあい、拭き取りやすい点からも好ま
しい。また、透明〜半透明なものが拭き取りの点から好
ましい。
しは不溶性であるとは、25℃における水に対する溶解
度が0〜200g/l、さらには0〜50g/lである
ことをいい、有機化合物(A)の水に対する溶解度がこ
のような値であるため、水に不溶な汚れ成分を効果的に
溶解させることができる。
炭素数8〜45の有機化合物があげられる。天然のもの
であってもよく、合成されたものであってもよく、ま
た、脂肪族系のものであってもよく、芳香族系のもので
あってもよく、いずれも使用することができる。
リモネン(C10)、リナロール(C10)、ゲラニオ
ール(C10)、シトラール(C10)、スクワレン
(C30)、テルピネン(C10)、カンファー(C1
0)、ボルネオール(C10)などのテルペン類、イソ
ドデカン(C12)、テトラデカン(C14)、ヘキサ
デカン(C16)、ペンタデカン(C15)、石油エー
テル、リグロイン(C12)などの炭化水素類などがあ
げられる。また、オレンジオイル(d−リモネンを約9
0%含有する天然油)なども使用される。
用いるばあい、芳香性を有するため好ましく、また、日
本薬局法成分であるため、安全性の点から好ましい。
us)属諸種植物(Rutaceae)の食用に供する種類の果皮
を圧搾してえられる黄色〜黄褐色の精油である。特異な
芳香があり、味はわずかに苦く、等容量のエタノールに
濁って混和し、従来、製剤用賦香料として用いられてい
るものである。
される水は燃焼性を低下させるために使用される成分で
あり、通常の精製水であれば使用しうる。
される両媒性溶剤は、有機化合物(A)および水のいず
れとも相溶し、エアゾール型ガラス洗浄剤がエアゾール
缶に充填されているばあいには有機化合物(A)を分散
可溶化させ、洗浄剤がジメチルエーテル(DME)の充
填により均一相になるように作用し、ガラスを洗浄する
ために噴射されたのちは有機化合物(A)とともに汚れ
成分を溶解させるように作用する成分である。従来の洗
浄剤のばあい、前記両媒性溶剤のかわりに、通常、界面
活性剤が用いられてきているが、界面活性剤を使用する
と、洗浄後のガラスに界面活性剤などの残留物が残留
し、油膜状のものがのこりやすく、光の干渉縞が出やす
いが、界面活性剤を使用しない本発明の洗浄剤のばあい
には、この問題が軽減される。
有機化合物(A)と異なる。
ばアルキル(ポリ)オキシアルキレングリコール系溶剤
(アルキル基は炭素数1〜4のアルキル基、アルキレン
基は炭素数2〜12のアルキレン基)やそのアセテート
類など、具体的にはプロピレングリコールエチルエーテ
ル、ジエチレングリコールエチルエーテル、エチレング
リコールメチルエーテル、3−メチル−3−メトキシブ
チルアセテート、プロピレングリコールエチルエーテル
アセテート、ポリプロピレングリコールブチルエーテル
などがあげられる。また、エチルアルコールも使用しう
る。これらは単独で用いてもよく、2種以上組み合わせ
て用いてもよい。これらのうちではジエチレングリコー
ルエチルエーテルが有機化合物(A)の芳香性を損わな
い点から好ましい。
るため、プロペラントが含有されている。
ン、ブタン、ジメチルエーテル、これらの混合液化ガス
などが用いられているが、本発明では両媒性であり、か
つ、低沸点であるジメチルエーテルを用いるのが好まし
い。ジメチルエーテルを用いるばあい、プロペラントと
して作用するのみならず、水への溶解性が極めて良好で
あり、有機化合物(A)の水への分散・溶解をたすけ
る。また、ジメチルエーテルは蒸散性が速く、乾燥性が
良好なため、エアゾール型ガラス洗浄剤のプロペラント
としてすぐれる。
る各成分の含有割合は、有機化合物(A)0.5〜5
0.0%、さらには1〜20%で、水10〜50%、さ
らには20〜40%、両媒性溶剤0.5〜50%、さら
には10〜40%、さらに、プロペラント5.0〜50
%、さらには20〜45%であるのが好ましい。
と洗浄性が充分でなくなり、多すぎると拭きしみが残
る。また、水の含有割合が少なすぎると燃焼性が高くな
り、危険であり、多すぎると乾燥性がわるくなる。さら
に、両媒性溶剤の含有割合が少なすぎると有機化合物
(A)を必要量配合することができず、充分な洗浄力が
えられなくなり、多すぎると燃焼性が高くなり、危険で
ある。そして、プロペラントの含有割合が少なすぎると
製品圧力が低くなり、噴射状態がわるく、最後まで噴射
できなくなり、多すぎると有機化合物(A)が溶解しき
らず、均一相にならない。
ド、眼鏡レンズなどの透明性を必要とし、かつ、自動車
ウインドのワイパー、シーリング材、眼鏡のフレームな
どへの影響の少ないエアゾール型ガラス洗浄剤、たとえ
ばガラスクリーナー、メガネクリーナーなどとして好適
に使用される。
洗浄剤の好ましい態様としては、有機化合物(A)、好
ましくはオレンジオイルを1〜20%含有し、水を20
〜40%含有し、両媒性溶剤を10〜40%含有し、プ
ロペラント、好ましくはジメチルエーテルを20〜45
%含有する洗浄剤があげられる。このばあいには、洗浄
性にすぐれ、かつ、安全性、芳香性にすぐれたエアゾー
ル型ガラス洗浄剤がえられる。
を実施例に基づいてさらに詳しく説明するが、本発明は
これらに限定されるものではない。
してエアゾール型ガラス洗浄剤を製造した。
コーン(株)製、SH200、鎖状ジメチルシリコーン
オイル)3%を含むヘキサン溶液をガラス板面上に塗布
し、乾燥させた。えられた高分子量シリコーン塗布ガラ
ス板を赤外線吸収スペクトル法により測定したところ、
波数1260cm-1付近にSi−CH3(脂肪族)の吸
収が認められた。
に、えられたエアゾール型ガラス洗浄剤を20cmの距
離から2秒間噴射したのち乾いたタオルで拭き取った。
そののち、赤外線吸収スペクトル法により、波数126
0cm-1付近のSi−CH3(脂肪族)の吸収の大きさ
を測定した。
クリーナー(ポンプ式、界面活性剤を含有する)を用い
て実施例1と同様の条件で行なう方法(比較例1)、お
よび市販ガラスクリーナー(エアゾール型、界面活性剤
を含有する)を用いて実施例1と同じ条件で行なう方法
(比較例2)により洗浄したのち、赤外線吸収スペクト
ル法により、波数1260cm-1付近のSi−CH
3(脂肪族)の吸収の大きさを測定した。結果を表1に
示す。
(商品名)、平均重合度500のアクリル酸−メタクリ
ル酸エステル系共重合体)2%のエタノール溶液をガラ
ス板面上に塗布し、乾燥させた。えられた高分子樹脂塗
布ガラス板を赤外線吸収スペクトル法により測定したと
ころ、波数1740cm-1付近にエステル(−COO
−)の吸収が認められた。
1および比較例1〜2で用いた洗浄剤を用いて実施例1
および比較例1〜2と同様にして洗浄したのち、赤外線
吸収スペクトル法により波数1740cm-1付近の吸収
の大きさを測定した。
に対してすぐれた洗浄性がある。とくに、高分子量シリ
コーン、高分子樹脂、高分子油脂などに対する洗浄性が
良好である。
製品であり、臭気が少なく、安全性の高いものである。
Claims (6)
- 【請求項1】 水に難溶性ないしは不溶性の有機化合物
0.5〜50.0重量%、水10〜50重量%、水に難
溶性ないしは不溶性の有機化合物および水のいずれとも
相溶する両媒性溶剤0.5〜50重量%ならびにプロペ
ラント5.0〜50.0重量%を含有することを特徴と
するエアゾール型ガラス洗浄剤。 - 【請求項2】 水に難溶性ないしは不溶性の有機化合物
の水に対する溶解度が0〜200g/l(25℃)であ
る請求項1記載の洗浄剤。 - 【請求項3】 水に難溶性ないしは不溶性の有機化合物
が炭素数8〜45の有機化合物である請求項1記載の洗
浄剤。 - 【請求項4】 プロペラントがジメチルエーテルである
請求項1、2または3記載の洗浄剤。 - 【請求項5】 界面活性剤を含有しない請求項1、2、
3または4記載の洗浄剤。 - 【請求項6】 メガネクリーナーとして使用される請求
項1、2、3、4または5記載の洗浄剤。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP14912997A JP3784921B2 (ja) | 1997-06-06 | 1997-06-06 | エアゾール型ガラス洗浄剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14912997A JP3784921B2 (ja) | 1997-06-06 | 1997-06-06 | エアゾール型ガラス洗浄剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10338898A true JPH10338898A (ja) | 1998-12-22 |
JP3784921B2 JP3784921B2 (ja) | 2006-06-14 |
Family
ID=15468375
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14912997A Expired - Fee Related JP3784921B2 (ja) | 1997-06-06 | 1997-06-06 | エアゾール型ガラス洗浄剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3784921B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001214195A (ja) * | 2000-02-03 | 2001-08-07 | Daizo:Kk | 洗浄用エアゾール組成物 |
WO2002047883A1 (fr) * | 2000-12-13 | 2002-06-20 | Asahi Kasei Kabushiki Kaisha | Detergent |
JP2017181977A (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | 小林製薬株式会社 | メガネ洗浄剤組成物 |
-
1997
- 1997-06-06 JP JP14912997A patent/JP3784921B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2001214195A (ja) * | 2000-02-03 | 2001-08-07 | Daizo:Kk | 洗浄用エアゾール組成物 |
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JPWO2002047883A1 (ja) * | 2000-12-13 | 2004-04-15 | 旭化成株式会社 | 洗浄剤 |
US7144847B2 (en) | 2000-12-13 | 2006-12-05 | Asahi Kasei Chemicals Corporation | Detergent |
JP2017181977A (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | 小林製薬株式会社 | メガネ洗浄剤組成物 |
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