JP2001031995A - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents

液体洗浄剤組成物

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JP2001031995A JP11209600A JP20960099A JP2001031995A JP 2001031995 A JP2001031995 A JP 2001031995A JP 11209600 A JP11209600 A JP 11209600A JP 20960099 A JP20960099 A JP 20960099A JP 2001031995 A JP2001031995 A JP 2001031995A
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surfactant
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Mari Tanomura
真里 田能村
Hiroshi Yamagishi
弘 山岸
Taiji Hori
泰治 堀
Toshinaga Okubo
利長 大久保
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  • Detergent Compositions (AREA)
  • Materials Applied To Surfaces To Minimize Adherence Of Mist Or Water (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スプレー容器に入れ、噴射した場合にも、適
度に泡立ち、泡の拭き取りが簡単で、かつ、ガラスや鏡
等の曇りを防止できる液体洗浄剤組成物を提供する。 【解決手段】 下記(a)〜(c)に記載の成分を含有
することを特徴とする液体洗浄剤組成物。 (a)ポリエーテル変性シリコーン 0.05〜5.0重量% (b)少なくとも両性界面活性剤を含む界面活性剤 0.005〜0.50重量% (c)溶剤 0.10〜10.0重量%

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラスや鏡等に対
しての曇り止めに好適な液体洗浄剤組成物に関し、更に
詳しくは、液体洗浄剤組成物をスプレー容器に入れ、噴
射した場合にも、適度に泡立ち、泡の拭き取りが簡単
で、かつ、ガラスや鏡等の曇りを防止できる液体洗浄剤
組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、曇り止めの方策については、曇
りの現象が、ガラスなどの表面に、細かい水滴が無数に
付着して、光を乱反射している状態であることから、ガ
ラスなどの表面での半球状の水滴生成を防止する方策を
採れば曇りは防止できると考えられている。従来から、
曇りを防止する方策として、次の(1)〜(4)の方策が採ら
れ、実行されてきている。 (1)ガラス表面と付着した水滴との接触角を小さくし
て、水滴を濡れ広がらせることより水の膜としてしま
い、光の乱反射を防ぐ方策。 (2)ガラスなどの表面に特定の吸着層を設けることによ
り、付着した水分を吸収して、表面に水滴を形成させな
い方策。 (3)ガラスなどの表面を常に露点以上の温度に保つなど
して水蒸気を凝集させない方策。 (4)ガラスなどの表面と付着した水滴との接触角を大き
くして水滴をはじくことにより、ガラスなどの表面上で
水滴をとどまらせることなく転げ落としてしまう方策。
【0003】上記(1)の方策を用いた場合の例として
は、特開平4ー180916号公報にはエポキシ基を少
なくとも1つ有する分子量50〜10000のエーテル
と1分子中にアミノ基及び加水分解性基のそれぞれ少な
くとも1つ有する有機ケイ素化合物とを反応させて得ら
れる特定構造のシリコーン変性エーテル等を含有する曇
り防止剤が開示され、特開平6ー17033号公報には
特定のシリコーングリコールを含有する防曇性を有する
ガラスクリーナーが開示され、特開平9ー151368
号公報にはヒドロキシル基含有ポリマーとアルミニウム
含有架橋剤と、ヒドロキシル基、シロキサン基又はこれ
らの基の混合を含有する界面活性剤からなる透明防曇皮
膜が開示され、特開平9ー157635号公報にはアニ
オン系界面活性剤と親水性基を有するオルガノポリシロ
キサンとからなる防曇剤や特開平9ー194492号公
報には特定のアニオン性基を少なくとも1つ有する特定
分子量のオルガノポリシロキサンからなる防曇剤が開示
されている。しかしながら、上記公報等に記載の防曇剤
などは、高分子を用いて防曇性を向上させるなどの工夫
が見られるものの、タオルなどの拭き具で拭いた後は、
高分子が充分に拭き取れず、拭きムラが残り、ガラス表
面の透明感がなくなる場合があるなどの課題があるもの
である。
【0004】また、上記(2)の方策においては、吸湿性
の良い不織布を貼り付けるといった方法等や、上記(3)
の方策においては、自動車のリアガラスや洗面所の鏡に
装着されている熱線により防曇効果を発揮せしめるとい
ったものが開発されているが、これらは、手軽にできる
ものではなく、いずれも、簡便性に欠ける点に課題があ
ることが指摘されている。
【0005】更に、上記方策(4)については、本来、水
滴の清浄ガラス面に対する接触角は、低下しており、ガ
ラス面に対する接触角を大きくして水滴をはじくには、
ガラス表面を仕上げの段階で、かなり疎水的にする必要
があるため、防曇剤が表面に塗布された場合、防曇剤の
除去に手間がかかる点に課題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
技術の課題等に鑑み、これを解消しようとするものであ
り、防曇効果があるだけでなく、家庭などでも簡単に使
用することができ、さらに、スプレーなどの容器に入れ
て噴射した場合にも、適度に泡立ち、泡の拭き取りが簡
単な液体洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記従来
の技術の課題等について鋭意研究を重ねた結果、(a)
ポリエーテル変性シリコーン、(b)特定の界面活性
剤、(c)溶剤より構成される液体洗浄剤組成物が、防
曇効果を得るだけでなく、家庭などでも簡単に使用する
ことができ、さらに、スプレーなどの容器に入れて噴射
した場合にも、適度に泡立ち、泡の拭き取りが簡単であ
るという特徴を見い出し、本発明を完成するに至ったの
である。すなわち、本発明の液体洗浄剤組成物は、次の
(1)及び(2)に存する。 (1) 下記(a)〜(c)に記載の成分を含有することを
特徴とする液体洗浄剤組成物。 (a)ポリエーテル変性シリコーン 0.05〜5.0重量% (b)少なくとも両性界面活性剤を含む界面活性剤 0.005〜0.50重量% (c)溶剤 0.10〜10.0重量% (2) さらに、モノエタノールアミンを含有する上記(1)
記載の液体洗浄剤組成物。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を詳
しく説明する。本発明の液体洗浄剤組成物(以下、単に
「組成物」という場合がある)は、下記(a)〜(c)
に記載の成分を含有することを特徴とするものである。 (a)ポリエーテル変性シリコーン 0.05〜5.0重量% (b)少なくとも両性界面活性剤を含む界面活性剤 0.005〜0.50重量% (c)溶剤 0.10〜10.0重量%
【0009】本発明に用いる(a)成分であるポリエー
テル変性シリコーンは、下記一般式(I)で示されるも
のが挙げられる。
【化1】 本発明では、上記一般式(I)で示されるポリエーテル
変性シリコーンであれば、特に限定されるものではない
が、使用に際しては、防曇効果及び拭きムラの点から、
好ましくは、平均分子量3000〜50000、更に好
ましくは、平均分子量が20000〜35000のもの
が特に望ましい。これらのポリエーテル変性シリコーン
は、単独または2種以上組み合わせて使用することがで
きる。このポリエーテル変性シリコーンの配合量は、組
成物全量に対して、0.05〜5.0重量%、好ましく
は、0.1〜2.0重量%である。ポリエーテル変性シリ
コーンの配合量が0.05重量%未満であると、防曇効
果を得ることができず、また、5.0重量%を越えて配
合しても、著しく効果が期待できることはなく、不経済
となり、好ましくない。
【0010】本発明に用いる(b)成分である界面活性
剤は、少なくとも両性界面活性剤を含むことが必要であ
り、具体的使用形態としては、両性界面活性剤の1種
(単独)又は2種以上の混合での使用、または、両性界
面活性剤と他の界面活性剤との併用が挙げられる。本発
明において、少なくとも両性界面活性剤を用いることに
より、洗浄剤組成物をスプレータイプの容器に入れた場
合でも、適度な泡立ち性を得ることができ、さらに、タ
オルなどの拭き具で拭いた場合にも、泡の拭き取りが簡
単で、簡便性に優れた洗浄剤組成物を得ることができる
ものとなる。本発明に用いる両性界面活性剤としては、
例えば、N−アルキルニトリロトリ酢酸、N−アルキル
ジメチルベタイン、α−トリメチルアンモニオ脂肪酸、
N−アルキルβ−アミノプロピオン酸塩、N−アルキル
β−イミノジプロピオン酸塩、N−アルキルオキシメチ
ル−N,N−ジエチルベタイン、N−アルキル−N,N
−ジアミノエチルグリシン塩酸塩、N−アルキルスルホ
ベタインなどが挙げられ、これらは単独で用いても、2
種以上組み合わせて用いることができる。この両性界面
活性剤の配合量は、組成物全量に対して、0.005〜
0.50重量%、好ましくは、0.10〜0.25重量%
である。両性界面活性剤の配合量が0.005重量%未
満であると、液体洗浄剤組成物をスプレーに入れて噴射
した場合、泡量が少なく、洗浄力も不十分となり、ま
た、0.50重量%を越えると、スプレー時の泡立ちが
かなり多く、タオルなどの拭き具での拭き取り性が、一
段と低下することとなり、好ましくない。
【0011】また、両性界面活性剤と共に併用できる他
の界面活性剤としては、特に限定されるものではない
が、例えば、下記(1)〜(3)に示される陰イオン界面活性
剤、陽イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤などが挙
げられる。 (1)陰イオン性界面活性剤としては、例えば、アルキル
硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル
硫酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アル
キルスルホン酸塩、α−オレフインスルホン酸塩、脂肪
酸塩、α−スルホ脂肪酸塩、エーテルカルボン酸塩、ア
ルキルリン酸エステル塩等が挙げられ、これらの対イオ
ンとしての陽イオンは、アルカリ金属イオン、アルカリ
土類金属イオン、アルカノールアミンイオン、アンモニ
ウムイオン等が挙げられる。 (2)陽イオン性界面活性剤としては、例えば、アルキル
トリメチルアンモニウム塩、ジアルキルジメチルアンモ
ニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩等
が挙げられ、これらの陽イオン性界面活性剤の対イオン
としての陰イオンは、ハロゲン等が挙げられる。 (3)非イオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンフェ
ニルエーテル、脂肪酸アルカノールアミド、アルキルジ
メチルアミンオキシド、グリセリン脂肪酸エステル類、
ソルビタン脂肪酸エステル類、ショ糖脂肪酸エステル類
が挙げられる。 これらの両性界面活性剤と共に併用できる上記各種の界
面活性剤は、単独で用いても、更に、洗浄力の向上や、
泡質の変化を得ることを目的として、2種以上組み合わ
せて用いることができる。これらの界面活性剤を組み合
わせた場合、両性界面活性剤を含めた界面活性剤の合計
配合量は、組成物全量に対して、0.005〜5.0重量
%での使用が好ましい。
【0012】本発明に用いる(c)成分の溶剤は、特に
限定されるものではないが、例えば、メタノール、エタ
ノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノー
ル、イソブタノールを使用することができる。これらの
中でも、エタノールが好適である。エタノールとして
は、発酵、合成のエタノール、また、一般の変性アルコ
ールが挙げられる。一般の変性アルコールとしては、例
えば、メタノール変性、ベンゾール変性、トリオール変
性、メチルエチルケトン変性、安息香酸デナトニウム変
性、香料変性等の一般変性アルコール、エチレングリコ
ールモノエチルエーテル、クロロホルム、炭酸ジエチ
ル、酢酸エチル、プロピオン酸エチル、酪酸エチル、ヘ
キサン、工業用エチルエーテル、ゲラニオール、8アセ
チル化ショ糖、フェニルエチルエーテル、ジエチルフタ
レート、ブルシン、リナリールアセテート、フレーバー
H-No.4、フレーバーH-No.6、フレーバーH-No.9、フレ
ーバーH-No.11、フレーバーH-No.1、フレーバーH-No.
3、フレーバーH-No.10、フレーバーH-No.12、フレーバ
ーH-No.13、フレーバーT-No.100、フレーバーT-No.10
1、フレーバーT-No.102、フレーバーT-No.103、フレー
バーT-No.107、フレーバーS-No.201、ヘキサン、リナロ
ール、アルキルベンゼンスルホン酸塩水溶液、酢酸ビニ
ル単量体、ヘプタン、イソプロピルアルコール、ブタノ
ール変性等の選択変性アルコール、アクリル酸エチル、
ベンジルアセテート、メタノール/10%安息香酸デナ
トニウムアルコール溶液、フレーバーH-No.14、種酢
及び水(酸量10%以上、アルコール分15%以下)、
高酸度醸造酢(酸量10%以上)、フレーバーT-No.
3、フレーバーT-No.4、フレーバーH-No.2、フレーバ
ーT-No.104、フレーバーT-No.105、フレーバーT-No.10
6、メタノール/ホルマリン/ローダミンB、メチルエ
チルケトン/8アセチル化ショ糖/イソプロピルアルコ
ール、パラオキシ安息香酸ブチル、白ラックまたは精製
セラックまたはセラック等の特別変性アルコールが挙げ
られる。この溶剤の配合量は、組成物全量に対して、
0.10〜10.0重量%、好ましくは、3.0〜7.5重
量%である。溶剤の配合量が0.10重量%未満である
と、液体洗浄剤組成物をスプレーに入れて噴射した場
合、泡が拭き取りにくくなり、洗浄力も不十分となり、
また、10.0%を越えて配合しても、スプレー時の泡
の拭き取り性には大きく向上せず、不経済となり、好ま
しくない。
【0013】本発明の液体洗浄剤組成物は、上記(a)
〜(c)成分により、本発明の効果を発揮せしめること
ができるが、更に、モノエタノールアミンを使用するこ
とで、更に手垢汚れに対する洗浄性を大幅に向上させる
ことができる。モノエタノールアミンの配合量は、特に
限定されるものではないが、組成物全量に対して、0.
01%〜5重量%、好ましくは、0.1〜2.0重量%
である。モノエタノールアミンの配合量が0.01重量
%未満であると、更なる手垢汚れに対する洗浄性を大幅
に向上させることができず、また、5重量%を越えて配
合すると、拭きムラが残るので、好ましくない。また、
モノエタノールアミンに対して、他のアルカノールアミ
ンを適宜量配合することができる。他のアルカノールア
ミンとしては、例えば、ジエタノ−ルアミン、トリエタ
ノ−ルアミン、N−メチルエタノ−ルアミン、N−エチ
ルエタノ−ルアミン、N−ブチルモノエタノ−ルアミ
ン、N−ブチルジエタノ−ルアミンなどが挙げられる。
【0014】本発明の液体洗浄剤組成物には、本発明の
効果を損なわない範囲内で、更に必要に応じて、他の任
意成分を適宜配合することができる。任意成分として
は、例えば、低温下または高温下での液性を保持するの
に配合される低級アルコ−ル、低級アルキルベンゼンス
ルホン酸またはその塩、エチレングリコ−ルなどのハイ
ドロトロ−プ剤、殺菌剤、防腐剤及び防カビ剤、香料、
色素、酸化防止剤、増粘剤、消泡剤、紫外線吸収剤、金
属イオン封鎖剤が挙げられる。なお、これら任意成分に
用いられる化合物は、通常洗浄剤に使用される物ならば
どのようなものでもよく、特に限定されるものではな
い。
【0015】本発明に用いられる香料成分としては特に
限定するものではないが、具体的には、脂肪族炭化水
素、テルペン炭化水素、芳香族炭化水素等の炭化水素
類、脂肪族アルコール、テルペンアルコール、芳香族ア
ルコール等のアルコール類、脂肪族エーテル、芳香族エ
ーテル等のエーテル類、脂肪族オキサイド、テルペン類
のオキサイド等のオキサイド類、脂肪族アルデヒド、テ
ルペン系アルデヒド、水素化芳香族アルデヒド、チオア
ルデヒド、芳香族アルデヒド等のアルデヒド類、脂肪族
ケトン、テルペンケトン、水素化芳香族ケトン、脂肪族
環状ケトン、非ベンゼン系芳香族ケトン、芳香族ケトン
等のケトン類、アセタール類、ケタール類、フェノール
類、フェノールエーテル類、脂肪酸、テルペン系カルボ
ン酸、水素化芳香族カルボン酸、芳香族カルボン酸等の
酸類、酸アマイド類、脂肪族ラクトン、大環状ラクト
ン、テルペン系ラクトン、水素化芳香族ラクトン、芳香
族ラクトン等のラクトン類、脂肪族エステル、フラン系
カルボン酸エステル、脂肪族環状カルボン酸エステル、
シクロヘキシルカルボン酸族エステル、テルペン系カル
ボン酸エステル、芳香族カルボン酸エステル等のエステ
ル類、ニトロムスク類、ニトリル、アミン、ピリジン
類、キノリン類、ピロール、インドール等の含窒素化合
物等々の合成香料及び植物からの天然香料を挙げること
ができ、これらは1種または2種以上の成分を組み合わ
せて用いることができる。これらの香料は、モノエタノ
ールアミン等を配合する場合におけるアミン臭等の臭気
を改善し心地よい臭気を与える点等を考慮に入れ配合す
ることができ、その配合量は、組成物全量に対して、0
重量%〜0.5重量%が最適である。
【0016】本発明の液体洗浄剤組成物は、残部は水
(精製水、イオン交換水等)で調整される。本発明の液
体洗浄剤組成物は、スプレー容器、トリガー容器等の噴
霧タイプの容器に好適に収容して使用することができ
る。また、本発明の液体洗浄剤組成物を、LPG、DM
E、炭酸ガス等の噴射剤と共にエアゾール缶に充填した
エアゾール製品でもその効果は変わらず使用することが
できる。このように構成される本発明の液体洗浄剤組成
物は、防曇効果があるだけでなく、家庭などでも簡単に
使用することができ、さらに、スプレーなどの容器に入
れて噴射した場合にも、適度に泡立ち、泡の拭き取りが
簡単なものとなる(これらの点等についてはさらに後述
する実施例等で説明する)。
【0017】
【実施例】次に、実施例及び比較例により、更に本発明
を詳細に説明するが、本発明は下記実施例に限定される
ものでない。
【0018】〔実施例1〜10及び比較例1〜7〕下記
表1及び表2に示す配合組成により、各液体洗浄剤組成
物を調製した。得られた液体洗浄剤組成物について、下
記試験方法により、防曇効果、液体洗浄剤組成物をスプ
ー容器に入れた場合の泡立ち性、泡の拭き取りやすさ、
手垢に対する洗浄力試験を行った。これらの試験の結果
を下記表1及び表2に示す。なお、下記表1及び表2中
の香料は、下記配合組成の香料を使用した。 (香料配合組成:重量%) オイゲノール 5.0 オシメノール 2.0 デカナール 3.0 l−メントール 3.0 シトロネラール 10.0 リモネン 30.0 ピネン 2.0 ゲラニルニトリル 5.0 シトロネリルニトリル 10.0 ゲラニルアセテート 15.0 メチルサリシレート 3.0 ベンジルベンゾエート 12.0
【0019】(1)防曇効果に対する試験方法 各液体洗浄剤組成物を、10×15cmのガラス板に1
ml滴下し、テッシュで拭き取った後、90℃の熱源付
ポットからでる飽和水蒸気にガラス板を10秒間当て、
曇りの有無を下記評価基準により目視評価した。判定基
準は次のとおりである。 ○:曇りが認められない △:やや曇りが認められる ×:明らかに曇りが認められる
【0020】(2)スプレー時の泡立ち性に対する影響試
験方法 30×30cmのガラス面に、スプレー容器(400m
l:一般トリガー容器、以下同様)に入れた各液体洗浄
剤組成物を1回噴射した時の泡立ち性を下記評価基準に
より目視評価した。判定基準は次のとおりである。 ○:液体洗浄剤組成物が、泡となって噴射される △:液体洗浄剤組成物が、やや泡となって噴射される ×:液体洗浄剤組成物が、泡にならずに噴射される
【0021】(3)泡の拭き取りやすさに対する影響試験
方法 100×100cmのガラス面に、スプレー容器に入れ
た各液体洗浄剤組成物を5g噴射し、タオルで均一に拭
き取った。拭き取り後の泡の残り度合を下記評価基準に
より目視評価した。判定基準は次のとおりである。 ○:ガラス面に泡が全く残らない △:ガラス面の約1/3の面積に泡が残っている ×:ガラス面のほとんどに泡が残っている
【0022】(4)手垢に対する洗浄力試験方法 モデル皮脂汚れ(脂肪酸30部、トリグリセリン30部
を加熱混合し、30×30cmのガラス板に0.3g均
一に塗布したもの)に、各液体洗浄剤組成物(原液2m
l)を5箇所に分けて滴下した後、タオルで軽く5回拭
き取った後の汚れの落ち具合を下記評価基準により目視
評価した。判定基準は次のとおりである。 ◎:汚れ落ちが非常に良好 ○:汚れ落ちが良好 △:汚れ落ちにむらがある ×:ほとんど汚れが落ちない
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】上記表1及び表2の結果から明らかなよう
に、本発明となる実施例1〜10は、本発明の範囲外の
比較例1〜7に較べて、防曇効果に優れ、スプレー時の
泡立ち性、泡の拭き取りやすさ、手垢に対する洗浄力に
優れていることが判明した。
【0026】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、防曇効果に優
れると共に、スプレー時の泡立ち性、泡の拭き取りやす
さ及び手垢に対する洗浄力に優れる液体洗浄剤組成物が
提供される。請求項2の発明によれば、更に手垢に対す
る洗浄力にきわめて優れる液体洗浄剤組成物が提供され
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 3/30 C11D 3/30 3/37 3/37 17/08 17/08 (72)発明者 堀 泰治 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 (72)発明者 大久保 利長 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 Fターム(参考) 4G059 AA01 AA11 AC21 4H003 AB31 AC13 AD02 AD04 BA12 BA20 DA05 DB01 EB04 EB14 EB16 EB37 ED02 ED28 FA18 FA21 FA24 4H020 AA03 AA04 AB02 AB05

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記(a)〜(c)に記載の成分を含有
    することを特徴とする液体洗浄剤組成物。 (a)ポリエーテル変性シリコーン 0.05〜5.0重量% (b)少なくとも両性界面活性剤を含む界面活性剤 0.005〜0.50重量% (c)溶剤 0.10〜10.0重量%
  2. 【請求項2】 さらに、モノエタノールアミンを含有す
    る請求項1記載の液体洗浄剤組成物。
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