JPH10338835A - 顔料分散物及びそれを用いたオフセット印刷用インキ組成物 - Google Patents

顔料分散物及びそれを用いたオフセット印刷用インキ組成物

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JPH10338835A
JPH10338835A JP15256197A JP15256197A JPH10338835A JP H10338835 A JPH10338835 A JP H10338835A JP 15256197 A JP15256197 A JP 15256197A JP 15256197 A JP15256197 A JP 15256197A JP H10338835 A JPH10338835 A JP H10338835A
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英紀 木下
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孝司 岩瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い顔料濃度においても顔料が良好に微分散
安定化され、且つ、白インキ、淡色インキにも使用する
ことができる汎用性のある顔料分散助剤を含有する顔料
分散物を提供する。 【解決手段】 顔料、塩基性基又は酸基を有する顔料分
散助剤、顔料分散助剤の該塩基性基又は酸基と塩形成可
能な酸基又は塩基性基を有する顔料分散用樹脂、溶剤、
必要に応じてバインダー樹脂を含む顔料分散物であっ
て、前記顔料分散助剤が変性ノボラック樹脂からなり、
かつ顔料100重量部に対し、顔料分散助剤を0.5重
量部以上及び顔料分散用樹脂を0.5重量部以上で、顔
料分散助剤と顔料分散用樹脂の合計量が1〜51重量部
になる範囲で含有することを特徴とする顔料分散物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インキ、塗料或い
は顔料分散レジスト等の技術分野において、非水系媒体
中で顔料が高濃度に微分散され、且つ各色に使用でき、
特に、オフセット印刷用インキの分野において、顔料分
散に有用な顔料分散物及びそれを用いたオフセット印刷
用インキ組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、顔料は、インキ、塗料或いは顔
料分散レジスト等の被覆剤において、着色、遮光、防錆
等を目的として幅広く使用されている。これら被覆剤に
は、鮮明な色調、高い光沢と着色力、高い透明性、取扱
い時や塗布時、印刷時等に必要な高い流動性、また長期
間保存しても顔料が再凝集を起こすことのない安定性が
要求される。このためには、顔料濃度を高くしても微分
散性を良好に維持する必要がある。
【0003】しかし、顔料は練肉機で一旦は微分散化さ
れても、微分散された顔料粒子同士が再凝集により高次
構造を形成し易く、安定な微分散体を得ることは困難な
ことが多く、色の鮮明さの低下、着色力の低下、透明性
の低下、粘度上昇や静置された分散物の降伏値の上昇、
温度上昇に伴う流動性の低下等の現象が現れる。
【0004】これらの現象は印刷物や塗布物の品質を低
下させるだけでなく、印刷や塗布の工程、更にはイン
キ、塗料、顔料分散レジスト等の製造工程におけるトラ
ブルを引き起こす原因にもなる。
【0005】これらの問題を改良するために顔料分散剤
を用いた種々の方法が行われてきた。
【0006】例えば、アメリカ特許第3,996,05
9号明細書、特開昭61−163977号公報等には、
ヒドロキシカルボン酸を脱水縮合したポリエステルと特
定のアミン類との反応により合成される末端に遊離のア
ミノ基を持つ化合物が提案されている。
【0007】また、アメリカ特許第4,224,212
号明細書、アメリカ特許第4,415,705号明細
書、アメリカ特許第3,882,088号明細書等に
は、分子量500〜数万のポリアルキレンイミンを上記
のようなポリエステルと直接、あるいは間接的に反応さ
せた生成物が記載されている。
【0008】さらに、特開昭64−79279号公報、
特開平2−99132号公報等にはポリアミンと脂肪酸
や酸無水物との反応生成物が提案されている。
【0009】しかしながら、これら顔料分散剤は、非水
分散系における顔料の高濃度化、分散の安定化という点
においてはある程度の効果は認められるものの、顔料の
微分散安定化に関して依然として満足しうる効果が得ら
れないという問題を有するものであった。
【0010】また、米国特許第2,761,865号明
細書、特公昭41−2466号公報に代表されるよう
に、有機顔料を母体骨格とし側鎖にスルホン基、スルホ
ンアミド基、アミノメチル基、フタルイミドメチル基等
の置換基を導入して得られる化合物(顔料分散助剤)を使
用する方法がある。
【0011】この方法によれば、上記顔料分散剤の場合
に比べて、顔料の微分散安定化に対する効果が大きく、
かなり有効であることが知られている。しかしながら、
このような化合物(顔料分散助剤)は、上述したように
有機顔料を母体骨格として使用しているため、同系色に
しか使用できず、各色毎に顔料分散助剤を変更しなけれ
ばならないという問題、及び白インキ、淡色インキには
使用できないという問題を有するものであった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、これらの問
題を解決するためになされたものであり、高い顔料濃度
においても顔料が良好に微分散安定化され、且つ、白イ
ンキ、淡色インキにも使用することができる汎用性のあ
る顔料分散助剤を含有する顔料分散物を提供すること、
及びそれを用いたオフセット印刷用インキ組成物を提供
することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決すべく研究を重ねた結果、以下に示す塩基性基又
は酸基を有する顔料分散助剤と該顔料分散助剤の塩基性
基又は酸基と塩形可能な酸基又は塩基性基を有する顔料
分散用樹脂を併用することにより、これらの課題を解決
できることを見出し、本発明を完成するに至ったもので
ある。
【0014】すなわち、本発明は、(1)顔料、塩基性
基又は酸基を有する顔料分散助剤、顔料分散助剤の該塩
基性基又は酸基と塩形成可能な酸基又は塩基性基を有す
る顔料分散用樹脂、溶剤、必要に応じてバインダー樹脂
を含む顔料分散物であって、前記顔料分散助剤が変性ノ
ボラック樹脂からなり、且つ顔料100重量部に対し、
顔料分散助剤を0.5重量部以上及び顔料分散用樹脂を
0.5重量部以上で、顔料分散助剤と顔料分散用樹脂の
合計量が1〜51重量部になる範囲で含有することを特
徴とする顔料分散物に関する。
【0015】また、本発明は、(2)前記(1)項記載
の顔料分散物を含有することを特徴とするオフセット印
刷用インキ組成物に関する。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の顔料分散物においては、
顔料に、塩基性基又は酸基を有する顔料分散助剤(変性
ノボラック樹脂)が吸着あるいは相互作用し、且つ、該
顔料分散助剤の塩基性基又は酸基と塩形成可能な酸基又
は塩基性基を有する顔料分散用樹脂とが相互作用するこ
とにより、顔料の高濃度微分散体に特有の構造粘性が抑
えられ、インキ、塗料、顔料分散レジスト等の取扱い時
や塗布、印刷及び製造時に必要な高い流動性と、長期間
に渡り顔料が再凝集を起こすことのない高い安定性が得
られる。また、顔料分散助剤が、着色していないため、
白インキ、淡色インキにも使用できる。
【0017】以下、本発明の顔料、塩基性基又は酸基を
有する顔料分散助剤(変性ノボラック樹脂)、該顔料分
散助剤の塩基性基又は酸基と塩成形可能な酸基又は塩基
性基を有する顔料分散用樹脂(顔料分散助剤が酸基を有
する変性ノボラック樹脂の場合は、塩基性基を有する顔
料分散用樹脂を併用し、顔料分散助剤が塩基性基を有す
る変性ノボラック樹脂の場合は、酸基を有する顔料分散
用樹脂を併用する、以下同様)、溶剤、必要に応じてバ
インダー樹脂を含む顔料分散物であって、前記顔料分散
助剤として、変性ノボラック樹脂を含有せしめた顔料分
散物、及びそれを用いたオフセット印刷用インキ組成物
について詳しく説明する。
【0018】まず、本発明で使用する顔料分散助剤、即
ち、塩基性基又は酸基を有する変性ノボラック樹脂につ
いて説明する。
【0019】この変性ノボラック樹脂は、ノボラック樹
脂の芳香族性水酸基に塩基性基又は酸基を有する置換基
を導入した構造のものである。
【0020】酸基としては、カルボキシル基、スルホン
酸基などがあげられる。塩基性基としてはアミノ基など
があげられる。アミノ基としては1級アミノ基、2級ア
ミノ基、3級アミノ基のいずれであってもよい。
【0021】また、本発明の塩基性基又は酸基を有する
変性ノボラック樹脂は、その塩基性基がアミノ基の場合
はアミン価10〜50であり、その酸基がカルボキシル
基の場合は酸価10〜50であることが好ましい。ただ
し、これらの適切な値は、顔料の種類、顔料の粒子の比
表面積や粒子径、顔料表面の処理剤の性質、分散媒の極
性などに応じて変化するものであり、用途に応じて最適
値を選択する必要がある。
【0022】本発明の塩基性基又は酸基を有する変性ノ
ボラック樹脂は、例えば、以下の方法等により得ること
が出来る。
【0023】<1>エポキシ基を有するノボラック樹脂
のエポキシ基とモノカルボン酸とを反応させて得られる
水酸基に酸無水物を反応させ、カルボキシル基を有する
変性ノボラック樹脂を得る。
【0024】<2>エポキシ基を有するノボラック樹脂
のエポキシ基の一部とモノカルボン酸とを反応させ、次
いで、残存しているエポキシ基に多価カルボン酸を反応
させて、カルボキシル基を有する変性ノボラック樹脂を
得る。
【0025】<3>エポキシ基を有するノボラック樹脂
のエポキシ基の一部とモノカルボン酸とを反応させ、次
いで、残存しているエポキシ基に1級アミノ基、2級ア
ミノ基の少なくとも1つを有するアミン化合物を反応さ
せてアミノ基を有する変性ノボラック樹脂を得る。
【0026】なお、上述の<1>〜<3>の変性ノボラ
ック樹脂を得る反応は、必要に応じて溶媒を用い、又、
必要に応じて脂肪族アミン、芳香族アミン、或いはアン
モニウム塩等の触媒を用い、60〜160℃に加熱して
行うことができる。
【0027】次に、本発明の顔料分散助剤<1>〜<3
>を得るための材料について具体的に説明する。
【0028】本発明の塩基性基又は酸基を有する変性ノ
ボラック樹脂を得るために用いるエポキシ基を有するノ
ボラック樹脂としては、核体数2〜20のエポキシ基を
有するノボラック樹脂を使用することができる。尚、核
体数が20を超えると、分子量制御が非常に難しくなる
ため、現実的には20が上限となる。
【0029】前記ノボラック樹脂としては、一価フェノ
ール類やジ或いはトリヒドロキシベンゼン等の多価フェ
ノール類とアルデヒド類とから誘導されるノボラック樹
脂を使用することができる。このうち一価フェノールと
しては、フェノール、クレゾール、キシレノール、トリ
メチルフェノール、プロピルフェノール、ブチルフェノ
ール、アミルフェノール、ヘキシルフェノール、オクチ
ルフェノール、ノニルフェノール、ドデシルフェノール
等の無置換フェノール類もしくはアルキル置換フェノー
ル類、モノヒドロキシジフェニルメタン類、或いはフェ
ニルフェノール等の芳香族置換基を有するフェノール類
が使用できる。多価フェノール類としては、カテコー
ル、レゾルシノール、ハイドロキノンもしくはトリヒド
ロキシベンゼン等のジ或いはトリヒドロキシベンゼン
類、もしくはこれらのアルキル置換体或いは芳香族置換
体が使用できる。また、ビスフェノールA、ビスフェノ
ールF等のジヒドロキシジフェニルメタン類、ジヒドロ
キシビフェニル類等も使用することができる。また、前
記フェノール類のハロゲン置換体も使用でき、例えば塩
素化或いは臭素化フェノール類等を挙げることができ
る。これらフェノール類は単独で、又は2種類以上を混
合して使用することができる。
【0030】フェノール類としては、反応性の点から、
一価フェノール類ではフェノール、メタ位がアルキル基
1個で置換されたフェノール類等が好ましく、多価フェ
ノール類ではレゾシノール等が好ましい。
【0031】アルデヒド類としてはノボラック樹脂の製
造に一般に使用されているものがとくに制限なく使用す
ることができる。具体的にはホルムアルデヒド、パラホ
ルムアルデヒド、トリオキサンや環状ホルマール類、ア
セトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、n−ブチルア
ルデヒド、イソブチルアルデヒド、グリオキサール等の
低級脂肪族アルデヒド類、フルフラール、フェニルアル
デヒド等の芳香族アルデヒド類等が挙げられる。これら
アルデヒド類は単独で、又は2種類以上を混合して使用
できる。
【0032】ノボラック樹脂を合成するには、常法によ
りパラトルエンスルホン酸、過塩素酸、塩酸、硝酸、硫
酸、クロロ酢酸、シュウ酸、リン酸等の酸触媒の存在下
に、これらフェノール類とアルデヒド類とを80〜13
0℃で反応させればよい。反応はゲル浸透クロマトグラ
フィー(GPC)で分子量を測定するなどして追跡する
ことができる。
【0033】この他、サリゲニンのようにヒドロキシメ
チル基を持つフェノール誘導体や、o−クロロメチルフ
ェノールのようにハロゲン化メチル基を持つフェノール
誘導体を用いる方法でノボラック樹脂を合成しても良
い。
【0034】次に、ノボラック樹脂を、常法によりエピ
クロルヒドリン或いはβ−メチルエピクロルヒドリンと
反応させ、エポキシ基を有するノボラック樹脂を得る。
勿論、市販のエポキシ基を有するノボラック樹脂も使用
できる。
【0035】また、エポキシ基を有するノボラック樹脂
のエポキシ基と反応させるモノカルボン酸としてはとく
に制限されず、たとえば酢酸、プロピオン酸、酪酸、カ
プロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリ
スチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸等の炭素数2〜
20のモノカルボン酸等が例示でき、これらは単独でま
たは2種以上組合わせて使用できる。また、グリコ−ル
酸、乳酸、オキシ酪酸、ヒドロキシ吉草酸、ヒドロキシ
カプロン酸、ヒドロキシカプリル酸、ヒドロキシカプリ
ン酸、ヒドロキシラウリン酸、ヒドロキシミリスチン
酸、ヒドロキシパルミチン酸、リシノール酸やひまし油
脂肪酸、及びそれらの水添物、12−ヒドロキシステア
リン酸等の炭素数2〜20のヒドロキシモノカルボン酸
等が例示でき、これは単独でまたは2種以上組合せて使
用できる。さらにこれらヒドロキシモノカルボン酸の重
縮合物も使用することができる。この重縮合物の重合度
としては2〜6程度が好ましい。
【0036】また、エポキシ基を有するノボラック樹脂
のエポキシ基とモノカルボン酸と反応させて得られる水
酸基と反応させる酸無水物としては、とくに制限され
ず、たとえば無水コハク酸、無水マレイン酸、無水イタ
コン酸、無水グルタル酸等の脂肪族多価カルボン酸の無
水物、無水テトラヒドロフタル酸等の脂環族多価カルボ
ン酸の無水物、無水フタル酸、無水トリメリット酸等の
芳香族多価カルボン酸の無水物等が例示できる。
【0037】また、エポキシ基を有するノボラック樹脂
のエポキシ基の一部とモノカルボン酸とを反応させ、次
いで、残存しているエポキシ基と反応させる多価カルボ
ン酸としては、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、アジピ
ン酸、グルタル酸、2−ブロモグルタル酸、アゼライン
酸等の脂肪族多価カルボン酸、イソフタル酸、テレフタ
ル酸等の芳香族多価カルボン酸等が例示できる。
【0038】また、エポキシ基を有するノボラック樹脂
のエポキシ基の一部とモノカルボン酸とを反応させ、次
いで、残存しているエポキシ基と反応させる1級アミノ
化合物、2級アミノ化合物としては、とくに制限され
ず、たとえばメチルアミン、エチルアミン、プロピルア
ミン、ブチルアミン、アミルアミン、オクチルアミン、
ドデシルアミン、ステアリルアミン等の1級モノアミン
類、ベンジルアミン等の芳香脂肪族1級モノアミン類、
アニリン、ナフチルアミン等の芳香族1級モノアミン
類、及びこれらのN−モノアルキル置換による2級モノ
アミン類、エタノールアミン、N−モノアルキルエタノ
ールアミン、ジエタノールアミン等の1級或いは2級ア
ミノ基を持つアルカノールモノアミン類が使用できる。
【0039】尚、多価カルボン酸、1級アミンをエポキ
シ基を有するノボラック樹脂のエポキシ基と反応させる
場合はゲル化が起こる可能性があるので注意を要する。
【0040】前述のごとくノボラック樹脂を合成してか
ら変性を行う他に、先ず上述した一価フェノール類や多
価フェノール類の芳香族性水酸基をエピクロルヒドリン
或いはβ−メチルエピクロルヒドリンと反応させ、グリ
シジルオキシ基或いは2,3−エポキシ−2−メチルプ
ロピルオキシ基を形成し、これを前記モノカルボン酸、
酸無水物等、アミン類等と反応させて、カルボキシル基
やアミノ基を有するフェノール類を得た後、必要に応じ
て新たなフェノール類を加え、アルデヒド類を用いてノ
ボラック形成の反応を行うことによっても本発明の変性
ノボラック樹脂を得ることができる。
【0041】つぎに本発明で使用する顔料分散用樹脂に
ついて説明する。
【0042】本発明で使用する顔料分散用樹脂は、顔料
分散助剤の塩基性基又は酸基と塩形成可能な酸基又は塩
基性を有する顔料分散樹脂である。
【0043】塩基性基又は酸基を有する顔料分散用樹脂
としては、好ましくは、塩基性基がアミノ基の場合はア
ミン価が10〜50、酸基がカルボキシル基の場合は酸
価が10〜50の顔料分散用樹脂が使用でき、具体的に
は、アミノ基を有するものとして、特開平5−2715
93号公報に記載されている長鎖ヒドロキシカルボン酸
から誘導されるポリエステルと窒素原子を3〜6個含有
するポリアルキレンイミンとを反応させた化合物、特開
昭61−234919号公報に記載されている長鎖ヒド
ロキシカルボン酸から誘導されるポリエステルとポリエ
チレングリコールジアミンとを反応させた化合物等が、
カルボキシル基を有するものとして、特開平9−254
43号公報、特開平9−25444号公報に記載されて
いる長鎖ヒドロキシカルボン酸から誘導されるポリエス
テル化合物等が挙げられる。
【0044】またこれ以外にも、各種アルキッド樹脂、
フェノール樹脂、ロジンエステル樹脂、ポリエステル樹
脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、メラ
ミン樹脂等、あるいはそれらの変性物で、且つ塩基性基
又は酸基を有している樹脂を顔料分散用樹脂として使用
することができる。
【0045】本発明の対象となる顔料としては、一般的
な無彩色又は有彩色の、無機又は有機顔料が使用でき、
具体的には、二酸化チタン、硫酸バリウム、炭酸カルシ
ウム、磁性酸化鉄等の無機顔料や、アゾ顔料、レーキ顔
料、フタロシアニン顔料、イソインドリン顔料、アント
ラキノン顔料、キナクリドン顔料等の有色顔料、及びカ
ーボンブラック等が挙げられる。
【0046】また、必要に応じて用いることができる本
発明のバインダー樹脂としては、塗料、顔料分散レジス
ト、インキ組成物の分野に使用されている公知の各種バ
インダーが使用できる。
【0047】本発明の顔料、顔料分散助剤、顔料分散用
樹脂、溶剤、必要に応じてバインダー樹脂を含む顔料分
散物を得るには、顔料100重量部に対して、顔料分散
助剤を0.5重量部以上、好ましくは1重量部以上、及
び顔料分散用樹脂を0.5重量部以上、好ましくは1重
量部以上で、かつ顔料分散助剤と顔料分散用樹脂の合計
量が1〜51重量部、好ましくは、2〜35重量部とな
る範囲で含有させることが好ましい。顔料分散助剤、又
は、顔料分散用樹脂が、0.5重量部より少ないと十分
な顔料分散効果が得られない。また、顔料分散助剤と顔
料分散用樹脂の合計量を51重量部より多くしても顔料
分散効果はそれ以上向上しない。
【0048】また、本発明の顔料分散物を、オフセット
印刷インキ組成物に使用する場合は、顔料100重量部
に対して、顔料分散助剤を0.5重量部以上、好ましく
は1重量部以上及び顔料分散用樹脂を0.5重量部以
上、好ましくは1重量部以上で、かつ顔料分散助剤と顔
料分散用樹脂の合計量が1〜51重量部、好ましくは2
〜35重量部となる範囲で含有させることが望ましい。
顔料分散助剤、又は、顔料分散用樹脂が、0.5重量部
より少ないと十分な顔料分散効果が得られない。また、
顔料分散助剤と顔料分散用樹脂の合計量を51重量部よ
り多くしても顔料分散効果はそれ以上向上しない。
【0049】但し、顔料分散効果は、顔料の種類、顔料
粒子の比表面積や粒子径、顔料表面処理剤の性質、分散
媒の極性等に応じて変化するものであり、それぞれの場
合で最適使用量を定める必要がある。
【0050】本発明の顔料分散物を用いたオフセット印
刷インキ組成物の製造に際しては、公知のバインダー樹
脂、具体的には、各種アルキッド樹脂、フェノール樹
脂、石油樹脂、ロジンエステル樹脂、ポリエステル樹脂
等、或いはそれらの変性物が使用でき、溶剤としては、
アマニ油、桐油、大豆油等の植物油、n−パラフィン、
イソパラフィン、芳香族系溶剤、ナフテン系溶剤等の鉱
物油等が使用でき、さらにドライヤー、ゲル化剤、乾燥
遅延剤、酸化防止剤等の添加剤を適宜用いることができ
る。
【0051】本発明のオフセット印刷インキ組成物にお
ける各成分の好ましい範囲を示す。
【0052】 成 分 重量% バインダー樹脂 20〜50 植物油 0〜60 鉱物油 0〜60 顔料 2〜60 顔料分散助剤 0.02〜30 顔料分散用樹脂 0.02〜30
【0053】前記組成においては、植物油と鉱物油を合
計したものの割合が20〜60重量%であるものが好ま
しい。
【0054】また、前記組成においては、顔料分散助剤
と顔料分散用樹脂の合計量が、顔料100重量部に対し
て、1〜51重量部の範囲、より好ましくは、2〜35
重量部の範囲にあるのが好ましい。
【0055】本発明のオフセット印刷用インキベース
(顔料分散物)の製造は、顔料、顔料分散助剤、顔料分
散用樹脂、バインダー樹脂、溶剤を充分に攪拌した後、
ビーズミル、3本ロールミル等にて練肉することにより
調製することができる。
【0056】本発明のオフセット印刷用インキ組成物の
製造は、上記オフセット印刷用インキベースに、さら
に、バインダー樹脂、溶剤、ワックス等の助剤を加え
て、3本ロールミル等で混合することにより調製するこ
とができる。
【0057】また、塗料や顔料分散レジスト等、本発明
のオフセット印刷用インキ組成物以外の用途に本発明の
顔料組成物を使用する場合は、従来よりそれらの分野で
使用されている各種のバインダー樹脂、溶剤及び添加剤
を用いて調製することができる。
【0058】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明する。本発
明は、その主旨と適用範囲を逸脱しない限り、これら実
施例に限定されるものではない。なお以下の記述中にお
いて、「部」は重量部を示す。
【0059】顔料分散助剤1 反応容器に、エポキシ基を有するノボラック樹脂(東都
化成(株)製、YDPN−638)50部、ステアリン
酸75部、及びN,N−ジメチルホルムアミド(以下、
DMFという)50部の混合溶液を入れ、窒素気流下に
130〜150℃で2時間加熱攪拌した。無水コハク酸
7部を加えて、さらに2時間加熱攪拌した。その後DM
Fを減圧留去し、重量平均分子量3,000、酸価32
のカルボキシル基を有する変性ノボラック樹脂(顔料分
散助剤1)を得た。
【0060】顔料分散助剤2 実施例1におけるステアリン酸の代わりに12−ヒドロ
キシステアリン酸80部を用い、重量平均分子量3,5
00、酸価30のカルボキシル基を有する変性ノボラッ
ク樹脂(顔料分散助剤2)を得た。
【0061】顔料分散助剤3 冷却管、水分分離管、温度計、窒素導入管を備えたセパ
ラブルフラスコに12−ヒドロキシステアリン酸300
部、キシレン30部、テトラ−n−ブチルチタネート
0.3部の混合物を入れ、窒素気流下に生成する水を水
分分離管に分離しながら180〜200℃で3時間加熱
撹拌した。次いでキシレンを減圧留去して重量平均分子
量800、酸価80の淡褐色重合物であるポリエステル
Aを得た。
【0062】このポリエステルA110部とエポキシ変
性ノボラック樹脂(東都化成(株)製、YDPN−63
8)30部、及びDMF80部の混合溶液を入れ、窒素
気流下に130〜150℃で2時間加熱攪拌した。次い
で無水コハク酸7部を加えてさらに2時間加熱攪拌し
た。この後DMFを減圧留去し、重量平均分子量4,5
00、酸価30のカルボキシル基を有する変性ノボラッ
ク樹脂(顔料分散助剤3)を得た。
【0063】顔料分散助剤4 反応容器に、エポキシ基を有するノボラック樹脂(東都
化成(株)製、YDPN−638)30部、ポリエステ
ルA80部、及びDMF50部の混合溶液を入れ、窒素
気流下に130〜150℃で2時間加熱攪拌した。つい
でコハク酸8部を加えて、さらに2時間加熱攪拌した。
その後DMFを減圧留去し、重量平均分子量3,80
0、酸価33のカルボキシル基を有する変性ノボラック
樹脂(顔料分散助剤4)を得た。
【0064】顔料分散助剤5 実施例4におけるコハク酸の代わりにステアリルアミン
14部を用い、重量平均分子量4,000、アミン価2
7のアミノ基を有する変性ノボラック樹脂(顔料分散助
剤5)を得た。
【0065】顔料分散助剤6 反応容器に、エポキシ基を有するノボラック樹脂(東都
化成(株)製、YDPN−638)30部、ポリエステ
ルA64部、及びDMF50部の混合溶液を入れ、窒素
気流下に130〜150℃で2時間加熱攪拌した。つい
でテレフタル酸6部を加えて2時間反応させた後、無水
コハク酸6部を加えてさらに3時間加熱攪拌した。その
後DMFを減圧留去し、重量平均分子量9,000、酸
価32のカルボキシル基を有する変性ノボラック樹脂
(顔料分散助剤6)を得た。
【0066】[比較顔料分散助剤] 顔料分散助剤7 顔料分散助剤1の合成で使用したエポキシ基を有するノ
ボラック樹脂(YDPN−638)を顔料分散助剤7と
した。
【0067】顔料分散助剤8 顔料分散助剤3の合成で使用したポリエステルAを顔料
分散助剤8とした。
【0068】顔料分散助剤9 市販顔料分散助剤(酸性官能基を有するフタロシアニン
誘導体)を顔料分散助剤9とした。
【0069】[顔料分散助剤と併用する塩基性基又は酸
基を有する顔料分散用樹脂] 顔料分散用樹脂1(カルボキシル基を有する顔料分散用
樹脂) 冷却管、水分分離管、温度計、窒素導入管を備えたセパ
ラブルフラスコに12−ヒドロキシステアリン酸100
部、キシレン10部、テトラ−n−ブチルチタネート
0.1部の混合物を入れ、窒素気流下に生成する水を水
分分離管に分離しながら180〜200℃で7時間加熱
撹拌した。次いでキシレンを減圧留去して重量平均分子
量4,000、酸価30の淡褐色重合物であるカルボキ
シル基を有するポリエステル樹脂(顔料分散用樹脂1)
を得た。
【0070】顔料分散用樹脂2(アミノ基を有する顔料
分散用樹脂) アミノ基を有する樹脂(ポリ−12−ヒドロキシステア
リン酸の末端にアミノ基を導入したもの、重量平均分子
量4,500、アミン価25)を顔料分散用樹脂2とし
た。
【0071】[オフセット印刷用インキ組成物] 実施例1〜18、及び比較例1〜13 顔料分散助剤1〜6、比較顔料分散助剤(顔料分散助剤
7〜9)、及び顔料分散用樹脂1〜2を用い、表1、2
に示した顔料に対する顔料分散助剤および顔料分散用樹
脂の使用量で、以下に示す処方のオフセット印刷用イン
キベ−ス(藍、墨、紅:ベース1、黄:ベース2)を調
製した。ここで顔料としては、藍は銅フタロシアニン
(大日精化工業(株)製)を、墨はカーボンブラック
(三菱化学(株)製)を、黄はジスアゾイエロー(大日
本インキ化学工業(株)製)を、紅はカーミン6B(大
日本インキ化学工業(株)製)を使用した。溶剤として
は、日本石油(株)製の5号ソルベントを用いた。ま
た、樹脂ワニスAとしては、ロジン変性フェノール樹脂
(日立化成ポリマー(株)製、テスポール1355)を
アマニ油と5号ソルベントの混合溶剤中に加熱溶解した
もの(樹脂濃度55重量%)を用いた。なお、インキベ
ース1においては顔料分散助剤および顔料分散用樹脂の
使用量に対応させて、樹脂ワニスAの使用量を変え、イ
ンキベースの総量が100部となるようにした。
【0072】 インキベースの処方 ベース1 ベース2 成 分 部 部 顔料 40 20 顔料分散助剤 0.8〜8 1 顔料分散用樹脂 2〜8 2 樹脂ワニスA 50〜38 72 溶剤 6 5
【0073】前記混合物を充分に攪拌した後、3本ロ−
ルにて練肉を行ってオフセット印刷用インキベ−スを調
製した。これを用いて以下の配合によりオフセット印刷
用インキを調製した。ここでワックスとしては、シャム
ロック社製のポリエチレンワックスコンパウンドを、溶
剤としては日本石油(株)製の5号ソルベントを用い
た。また、樹脂ワニスBとしては、ロジン変性フェノー
ル樹脂(日立化成ポリマー(株)製、テスポール130
4)をアマニ油と5号ソルベントの混合溶剤中に加熱溶
解したもの(樹脂濃度55重量%)を用いた。
【0074】 インキ処方 成 分 部 オフセット印刷用インキベ−ス 40 樹脂ワニスB 50 ワックス 5 溶剤 5
【0075】[評価試験]得られたオフセット印刷用イ
ンキベ−スおよびオフセット印刷用インキの性状と性能
の評価結果を藍インキについては表1に、墨インキ、黄
インキ、紅インキについては表2に示した。なお、比較
例5、6では、顔料分散助剤を使用せずに顔料分散助剤
相当量を顔料分散用樹脂で置き換えたものについて、比
較例7、9、11、13では、顔料分散助剤及び顔料分
散用樹脂を使用せずにそれぞれの相当量を樹脂ワニスA
で置き換えたものについて評価した。
【0076】(1)粘度 コーン・プレート型回転粘度計(レオメトリックス社
製)を使用し、オフセット印刷用インキベ−スの25℃
における降伏値(Pa)と、ずり速度10.0(1/
s)での粘度(Pa・s)を測定した。低粘度であるほ
ど優れている。
【0077】(2)着色力 各オフセット印刷用インキベースに白インキベースを加
えて希釈し、顔料分散助剤及び顔料分散用樹脂を使用し
ないインキベース(比較例7、9、11、13)の着色
力を100%として、同等の着色が得られる白インキベ
−スの相対量から求めた。値が高いほど優れている。
【0078】(3)貯蔵安定性 オフセット印刷用インキベース及びオフセット印刷用イ
ンキを25℃の恒温槽に1カ月間保存し、調製時の粘度
に対する粘度変化から判定した。粘度上昇のほとんどな
いものを3、粘度上昇が比較的少ないものを2、著しく
増粘するものを1として評価した。
【0079】
【表1】
【0080】
【表2】
【0081】本発明の、塩基性基又は酸基を有する変性
ノボラック樹脂(顔料分散助剤)と、顔料分散助剤の塩
基性基又は酸基と塩形成可能な酸基又は塩基性基を有す
る顔料分散用樹脂をオフセット印刷インキに用いること
により、藍、墨、黄、紅の各色において、オフセット印
刷用インキベース(顔料分散物)の粘度と降伏値が下が
り、着色力が向上した。また、貯蔵安定性についても優
れており、顔料分散性の向上が示された。これに比べて
比較例では顔料分散性が不十分であるか、十分な顔料分
散性が得られても顔料分散助剤自体が着色しているた
め、同系色にしか使用できず、各色顔料への汎用性を全
く持たないことがわかる。実施例と比べてわかるよう
に、エポキシ基を有するノボラック樹脂、或いはポリエ
ステル単独では、本発明の顔料分散物で得られる顔料分
散効果を得ることはできなかった。また、本発明の顔料
分散物を用いた場合においても、インキの貯蔵安定性は
優れており、顔料分散性の向上が示された。
【0082】
【発明の効果】本発明の顔料分散物は、塩基性基または
酸基を有する変性ノボラック樹脂(顔料分散助剤)を用
いることにより、白インキ、淡色インキにも使用でき
る。
【0083】また、本発明の塩基性基又は酸基を有する
変性ノボラック樹脂(顔料分散助剤)と、顔料分散助剤
の塩基性基又は酸基と塩形成可能な酸基又は塩基性基を
有する顔料分散用樹脂を含む顔料分散物は、特にこれを
オフセット印刷用インキに使用することにより、顔料を
高濃度に分散したオフセット印刷用インキベースの高い
流動性、高い着色力及び良好な貯蔵安定性が得られる。
また、オフセット印刷用インキについても、良好な貯蔵
安定性が得られる。これにより、従来のものに比べて、
作業効率を大幅に向上できる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顔料、塩基性基又は酸基を有する顔料分
    散助剤、顔料分散助剤の該塩基性基又は酸基と塩形成可
    能な酸基又は塩基性基を有する顔料分散用樹脂、溶剤、
    必要に応じてバインダー樹脂を含む顔料分散物であっ
    て、前記顔料分散助剤が変性ノボラック樹脂からなり、
    かつ顔料100重量部に対し、少なくとも顔料分散助剤
    を0.5重量部以上及び顔料分散用樹脂を0.5重量部
    以上で、顔料分散助剤と顔料分散用樹脂の合計量が1〜
    51重量部になる範囲で含有することを特徴とする顔料
    分散物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の顔料分散物を含有するこ
    とを特徴とするオフセット印刷インキ用組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013221139A (ja) * 2012-04-19 2013-10-28 Sakata Corp 顔料分散剤、印刷インキ組成物、及び顔料分散剤の製造方法
JP2015507026A (ja) * 2011-11-10 2015-03-05 シクパ ホルディング ソシエテ アノニムSicpa Holding Sa ポリマー結合建染め染料
KR20150135340A (ko) 2013-03-29 2015-12-02 토요잉크Sc홀딩스주식회사 안료 조성물 및 컬러필터
JP2018091886A (ja) * 2016-11-30 2018-06-14 東洋インキScホールディングス株式会社 カラーフィルタ用感光性着色組成物およびカラーフィルタ

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