JPS6312335A - 分散剤ならびにそれを含有する分散液 - Google Patents

分散剤ならびにそれを含有する分散液

Info

Publication number
JPS6312335A
JPS6312335A JP61154190A JP15419086A JPS6312335A JP S6312335 A JPS6312335 A JP S6312335A JP 61154190 A JP61154190 A JP 61154190A JP 15419086 A JP15419086 A JP 15419086A JP S6312335 A JPS6312335 A JP S6312335A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dispersant
parts
polyethyleneimine
dispersion
polyester
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP61154190A
Other languages
English (en)
Inventor
Yonosuke Kara
柄 洋之輔
Asao Matsuyama
松山 朝夫
Michihiro Kono
通洋 河野
Taku Kitamura
卓 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawamura Institute of Chemical Research
DIC Corp
Original Assignee
Kawamura Institute of Chemical Research
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawamura Institute of Chemical Research, Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical Kawamura Institute of Chemical Research
Priority to JP61154190A priority Critical patent/JPS6312335A/ja
Publication of JPS6312335A publication Critical patent/JPS6312335A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は非極性有機液体中に無機或いは有機顔料を分散
させた場合、当該分散系に対し、特に改良された流動性
と分散安定性を賦与することができる分散剤に関するも
のであり、その適用範囲は平版インキ、グラビヤインキ
、フレキソインキなどの各種印刷インキや塗料の如き被
覆用組成物の分野全般に係るものである。換言すれば濃
厚な顔料濃度において優れた流動性を示し、且つ経時的
に安定な被覆用顔料分散液を与えることができる分散剤
を提供しようとするものである。
(従来の技術) 一般に、印刷インキや塗料の様な各種被覆用の色材組織
物において、高い着色力と優れた光沢、及び鮮明な色調
を発揮することができる有用な顔料は、微細な粒子から
成立っている。
然し乍ら、公知の各種顔料の如き微細な粒子は、平版イ
ンキ、グラビヤインキ、フレキソインキ及び塗料におけ
るが如きビヒクルポリマーを含有する非極性有機溶剤に
分散させた場合、殊に濃厚な顔料濃度において流動性、
貯蔵安定性の優れた色材組成物を得ることが難かしく、
製造工程上、並びに得られた製品の品質に重大な影響を
及ぼす種々の問題を往々にして惹起する。
即ち微細な粒子から成る顔料を含む濃厚な分散液は、屡
々高粘度を呈し、撹拌、混合する際、或いは製品を分散
機からとり出す場合、或いは移送時に取扱いが困難にな
ったり、時には貯蔵中に著しく増粘して使用困難になる
とか、フラッディング、70−ティング、光沢の低下、
経時変色など好ましくない現象が起きる。
非水系の印刷インキ、或いは塗料はビヒクルポリマー及
び他の助剤を含有する有機液体を分散媒体とする顔料分
散体であるが、この分散体の流動学的性質の基本的な部
分は、微細粒子から成る顔料の性質に大きく依存してい
る。
即ち甚だしく粘稠で殆ど流動性を示さないとか、有機媒
体或いはビヒクル溶液に対する漏れが悪く全く分散しな
いとか、分散液の経時増粘が著しい様な系では顔料が実
質的に完全に、あるいは甚だしく凝集した状態で存在し
ている。そして、これらの系における色材は流動性が不
良であるだけでなく分散性の良好な色材に較べて展色時
の着色力が劣り、塗面が平滑を欠くので光沢も著しく低
下する傾向があり、被塗装物の商品価値を損う。つまり
、印刷インキの如き高い顔料濃度を有する分散液にあっ
ては、当該分散液の粘度、流動性を改良しようとすると
塗膜の光沢が不充分となり、光沢を向上せしめようとす
ると流動性、貯蔵安定性が損なわれるなど、流動性、光
沢の両方の適性を満足する様な被覆色材の製造は容易で
なかった。
非水系の塗料、或いは印刷インキ・中における顔料の凝
集を防ぐために、従来ざまざまな方法が提案されており
、それらにはある程度の効果が認められる。
例えば英国特許第949.739号明細書には、次式(
式中CuPCは銅フタロシアニン基を示し、R1は水素
又は脂肪族基を表し、R2は脂肪族基を表すか、又はR
1とR2とがそれらの結合する窒素原子と共に複素環式
基を表し、nは1〜4を示す)で表される抗凝集性フタ
ロシアニン誘導体の使用が報告されており、同じく英国
特許第1.441,407号明細書には銅フタロシアニ
ンスルフオクロライドとp−ドデシルアニリンを反応さ
せてiqられるフタロシアニン顔料用の分散剤が、同じ
く英国特許第1.508.576号明細書には銅フタロ
シアニンスルフォン酸塩と例えばジドデシルジメチルア
ンモニウムクロライドの様なカチオン活性剤の複分解で
得られるフタロシアニンスルフォン酸の4級アンモニウ
ム塩を分散剤として使用する旨の記載があり、米国特許
第4.313.766号明細書には、次式、 (式中CuPCは銅フタロシアニン基を示し、R1,R
2はアルキル基或いはR1とR2とがそれらの結合する
窒素原子と共に複素環式基を示し、m及びnは1乃至4
を示す。)で表されるフタロシアニン誘導体が分散効果
を示す旨の記載がある。
然し乍らこれらのフタロシアニン誘導体系分散助剤は、
それによって処理される顔料が同様の色調のものである
場合に限られ用途が限定されるこさは言うまでもないこ
とである。
更に英国特許第1,139,294号明細書には、次式
、NH−(CH2)  CH3 で表される様な、ジスアゾイエローのフェニル基の代り
に長鎖アルキル基を有する化合物がジスアゾ系黄色顔料
の分散に有効であることが、同じく米国特許第3.53
2.520号明細書には、次式で示されるジスアゾイエ
ローのビス(アルキルケチミン)誘導体がジスアゾ系黄
色顔料の分散に有効であると記載されているが、これら
の分散助剤もそれによって処理せられる顔料が同様の色
調或いは類似構造を有する化合物に限られるということ
は前記と同様である。
実質的に無色の分散剤の例として、特開昭55−112
273号明細書、或いは西独特許第2,041,033
号明細書に述べられている様なある種の尿素誘導体が、
特公昭5B−24433号明細書に記載されている様な
ウレタン誘導体が、英国特許第1 、473.380号
に記載されているような12−ヒドロキシステアリン酸
と3−ジメチルアミンプロピルアミンの脱水で得られる
アミドが顔料分散剤として有効であるとされており、特
公昭54−34009号、英国特許第1 、342 、
746号、米国特許第3.778.282号明細書には
、12−ヒドロキシステアリン酸の様なヒドロキシカル
ボン酸を脱水して得られる末端カルボキシル基含有のポ
リエステル、或いはその塩に係わる分散剤が報告ざられ
ており、又、特開昭54−37082号、英国特許出願
公報筒2,001,083号、米国特許第4.224.
212号、西独特許公開公報筒2.830.860号、
或いは米国特許第3.882.088号明細書には印刷
インキ製造用の顔料分散液の調製に有用な分散剤として
、ポリ(低級アルキレン)イミンと末端カルボキシル基
含有のポリエステルとを反応せしめて得られる塩、或い
はアミドを含有する生成物より成るものが述べられてい
る。
更に、当該ポリエステル末端カルボキシル基をジアルキ
ルアミンアルコールでエステル化するとか、(ジアルキ
ルアミノ)アルキルアミンと反応させてアミド化したの
ち、ジメチル硫酸の様な4級化剤で末端3@アミノ基を
4級アンモニウム基にした分散剤について、特公昭57
−25251号、英国特許第1,373,660号明細
書に記載されている。
以上述べた各種の試みにもかかわらず、なおかつ顔料分
散液の流動性、発色性において充分満足すべき性能の分
散剤を得るに到っていない。加うるに分散液の製造にお
いて化学構造の異なる各種の有機顔料に対し、かなりの
汎用性を示すポリ(低級アルキレン)イミン、なかんづ
くポリエチレンイミンをベースとする分散剤にあっては
、一般にポリエステル末端カルボキシル基に対して大過
剰のアミノ基を含有させた状態で使用するため、低分子
用アミンに起因する臭気が塗膜上に残留し被印刷体の商
品前値を損ねるという難点があった。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明者等は前記従来技術の問題点に鑑み、鋭意研究を
重ねた結果、非極性の有機液体中に微細な粉末状固体、
特に有渫、無機顔料を分散させる場合、当該分散液中に
おける顔料の凝集を防ぎ、安定な分散液を形成するのに
極めて有効で、しかも臭気が極めて僅かか、あるいは実
質的に無臭に近い分散剤を見出し本発明を完成するに至
った。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本発明を概説すれば、本発明の第1の発明は、・ 分子
量300乃至50.000のポリエチレンイミンの活性
水素に、下記一般式(I)で示される1、2−エポキシ
化合物 (式中Rは低級アルキル、フェニル或いはアルコキシメ
チル、アルケノキシメチル、フェノキシメチル、アルキ
ル置換フェノキシメチルを示す)或いは、下記一般式〇
で示されるシクロアルケン1,2−エポキシド (式中nは3乃至10の整数を表す) をポリエチレンイミン100i量部当り、0.01乃至
100重量部、好ましくは、1乃至20重量部反応させ
て得られるヒドロキシアルキル化された、若しくはヒド
ロキシシクロアルキル化されたポリエチレンイミンと、 ・ 末端力メボキシル基を有するポリエステルとの反応
生成物(当該反応生成物は、反応条件によりアミン塩も
しくはアミドである。)より成る分散剤に関するもので
ある。また、本発明の第2の発明は、前記分散剤を用い
て調製した右派あるいは無芸の微細な粉末状固体顔料を
分散して成る非極性有機液体系の分散液に関するもので
ある。
以下、本発明の構成について詳しく説明する。
一般式(Dの1,2−エポキシ化合物と、ポリエチレン
イミン分子中の活性水素との反応は、下記唾、或いは債
式で表され、 す →−NHCH2CH2NHCH2−CH−R・・・・・
・・・傭0日 また一般式■のシクロアルケン−1,2−エポキシドと
ポリエチレンイミン分子中の活性水素の反応は、下記ω
或いは(ロ)式で表される。
本発明になる分散剤を調製するに際して、本発明の特徴
とするところは、ポリエチレンイミン連鎖中に、少なく
とも1個のヒドロキシアルキル基、或いはヒドロキシシ
クロアルキル基を結合するポリエチレンイミンを出発物
質として用いることであり、本発明は前記出発物質を、
ポリ−(12−ヒドロキシステアリン酸)の様な末端カ
ルボキシル基を含有するポリエステルと反応させて有用
な分散剤を調製するものである。
前記した如く、本発明になる分散剤の調製において、出
発物質となるヒドロキシアルキル化ポリエチレンイミン
、或いはヒドロキシシクロアルキル化ポリエチレンイミ
ンは、−fff1式(Dで表される1、2工ポキシ化合
物、例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド
、1,2−ブチレンオキサイド、スチレンオキサイド、
n−ブチルグリシジルエーテル、フェニルグリシジルエ
ーテル、4−tert−プチルフェニルグシジルエーテ
ル、4−sec−ブチルフェニルグリシジルエーテル、
アリルグリシジルエーテル、或いは一般式(イ)で示さ
れるシクロアルケン1,2エポキサイド、例えばシクロ
ペンテンオキサイド、シクロヘキセンオキサイド、シク
ロオクテンオキサイド、シクロドデセンオキサイドを、
ポリエチレンイミンと反応させることによって得られる
この反応に使用されるポリエチレンイミンは、その平均
分子量が300乃至50,000のものが好ましく、必
ずしも高度に分岐したものである必要はない。
前記したポリエチレンイミンと一般式(I)、或いは一
般式■のエポキサイドの反応は、後述する末端カルボキ
シル基含有ポリエステルとポリエチレンイミンの中和反
応の前であっても、あるいは後であっても性能上差支え
ない。これは反応系内に存在するカルボン酸基に対して
、一般にアミン窒素が大過剰に存在するため、ポリエチ
レンイミン分子中の活性水素とエポキサイドとの反応が
末端カルボキシル基含有ポリエステルにより阻害される
度合は実質的に無視することができるからである。
次に、前記のようにして調製されたヒドロキシアルキル
化或いはヒドロキシシクロアルキル化ポリエチレンイミ
ンと末端カルボキシル基含有ポリエステルとの反応につ
いて説明する。
本発明において使用される末端カルボキシル基を有する
ポリエステルの最適例はポリ(12−ヒドロキシステア
リンM)であり、このものは三羽忠広著「合成樹脂の化
学」第251頁(昭和43年)技報堂に記載されている
様に、12−ヒドロキシステアリン酸の加熱、脱水によ
って得られ、これを反応式で示すと下記(■)式の様に
表される。
ncH3(CH2)5CH−(CH2hO−COOHH (CH2)sCHs この脱水縮合反応は、公知の触媒、例えばリン酸、p−
トルエンスルフォン酸、テトラ−n−ブチルチタネート
、テトライソプロピルチタネート等の存在下に、或いは
オーストラリア特許第493.015号明細書第14頁
に記載されている如くメタンスルフォン酸等の存在下に
、或いは特公昭54−34009号明細書に述べられて
いる様に無触媒のもとで、120乃至200℃、好まし
くは140乃至190℃に加熱しつつ生成水を系外に除
去することによって行われ、好ましくは窒素の様な不活
性ガスを反応系に通すとか、或いは脱水エステル化反応
を、水と共沸混合物を形成する様な芳香族炭化水素、例
えばトルエン、キシレンの存在下で行い、生成した水を
反応系外に共沸除去するのが有利である。
分子間脱水によるエステル化反応の進行度合は溜出した
水の量と反応物の酸価を測定することによって判定する
ことができ、本発明において用いられるポリエステルは
酸価が20乃至120のものが実用上好適である。
通常工業的に入手可能な12−ヒドロキシステアリン酸
は、水素ヒマシ油の加水分解によって製造されるので、
不純物として小量のパルミチン酸やステアリン酸を含有
しているが、これらの存在は本発明の分散剤製造用の原
料として特に支障を来たすものではない。
即ち、前記ヒドロキシアルキル化あるいはヒドロキシア
ルキル化ポリエチレンイミンと反応させる末端カルボキ
シル基含有のポリエステルは、前記した12−ヒドロキ
システアリン酸のようなヒドロキシカルボン酸またはこ
のような酸の混合物、もしくはヒドロキシカルボン酸と
ヒドロキシ基を有しないカルボン酸の混合物を、場合に
よりエステル化触媒の存在下においてエステル化するこ
とにより調製される。
ヒドロキシアルキル化あるいはヒドロキシシクロアルキ
ル化ポリエチレンイミンと末端カルボキシル基含有ポリ
エステルを反応させる場合の化学量論的比率は、アミン
窒素一原子当り、カルボキシル基1当量以下であって、
反応条件によりアミン塩或いはアミドを生成する。
つまり比較的低温で前記ポリエステルとアミンを混合す
ればカルボン酸アミン塩が生成し、これを触媒の存在下
、或いは不存在下に高温に保って脱水反応を行うとカル
ボン酸アミドが生成するが、これらの判定は例えば赤外
吸収スペクトルのチャートで行うことが出来る。
本発明に係る分散剤に使用する有機液体としては、トル
エン、キシレンの様な芳香族炭化水素、ミネラルスピリ
ット、ミネラルターペンの様な石油系炭化水素、クロロ
ホルム、パークロルエチレン、トリクロルエチレン、ク
ロルベンゼンの様なハロゲン化炭化水素、アセトン、メ
チルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘ
キサノン、イソホロンの様なケトン類、酢酸エチル、酢
酸ブチル、酢酸アミル、セロソルブアセテートの如きエ
ステル類が挙げられるが、勿論これらの2種あるいはそ
れ以上の混合溶剤であっても良く、又公知のアルキッド
樹脂、エポキシ樹脂、エポキシエステル樹脂、メラミン
樹脂、アクリル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリウレタン樹
脂、ポリエステル樹脂、塩酢ビ樹脂、フェノール樹脂、
ニトロセルロース樹脂などとの混合系であっても差支え
ない。
本発明の分散剤によって有機液体中に分散される粉末状
固体は、通常その粒径が20ミクロン以下の微細な粉末
状固体であり、例えば二酸化チタン、赤色並びに黄色酸
化鉄、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、炭酸カルシ
ウム、タルク、クレー、シリカ、磁性酸化鉄、りOム酸
鉛、クロム酸亜鉛、クロム酸ストロンチウム、カーボン
ブラック、アルミニウム、黄銅、鉄などの様な着色材、
充填材、電導材、磁性材その他を包含する各種の無機顔
料、アゾ顔料、レーキ、トナー、フタロシアニン顔料、
イソインドリノン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサジ
ン顔料の如き有機顔料が挙げられるが、特にアゾ顔料、
レーキ、トナー、塩素化フタロシアニン顔料においてそ
の効果が顕著であるという特徴を有する。
ここに云う“レーキ″とはアルミナの様な水不溶性無機
担体の上に沈澱させた有機染料の、水不溶性の塩或いは
錯体を意味し、“トナー″とは待にアゾ染料の水に不溶
、或いは極めて難溶なカルシウム、ストロンチウム、又
はバリウムの塩、或いは錯体を意味する。
本発明に係る分散剤の顔料分散液中における相対的割合
は、被分散粉体に対して0.1乃至100%、好ましく
は0.1乃至10%の範囲内で使用するのが有利であり
、分散液中の被分散微粉体含有率は5乃至80%、好ま
しくは10乃至70%である。
以上のようにして調製される本発明になる分散剤は、特
公昭54−34009号、特開昭54−37082号明
細書に記載されたポリエステルと脂肪族モノアミン或い
はポリ(低級アルキレンイミン)との反応生成物に比較
して有機液体中における顔料分散効果、換言すれば分散
液の流動性、発色性において著しく優れているのみなら
ず、ポリアミン配合系の分散液においてしばしばみられ
る低分子量アミンに由来する悪臭が全く無いか、或いは
極めて微弱である。
(実施例〕 以下に実施例をあげて本発明を一層具体的に説明するが
、勿論本発明の主旨と適用範囲はこれらの実施例によっ
て限定せられるものではない。なお実施例中の部とは重
量部を意味する。
く分散剤の調製例〉 実施例12分散例A ポリミンP(BASF社製ポリエチレンイミン:分子量
50,000.50%水溶液>60gとトルエン150
3をディーラ・スタークトラップの付いたフラスコ中で
撹拌還流しポリエチレンイミンに含有される水分を完全
に共沸除去した。80℃において1゜2−ブチレンオキ
サイド5びを添加し、同温度で2時間撹拌した。次に、
熔融したポリ(12−ヒドロキシステアリン酸)(酸価
36.7mti KOH/ 9 >113gを徐々に添
加し、110〜112℃で2時間加熱還流し水分を共沸
除去した。このようにして不揮発分49.7%、酸価1
2.5my KOH/g、アミン価96.1m9 KO
H/ ’jの淡黄色透明、粘稠な分散剤溶液297.4
9を得た。
実施例21分散剤B ポリエチレンイミン15T(相互薬工@J製ポリエチレ
ンイミン:アミン価720m1にOH/g>30gにプ
ロピレンオキサイド5.89を加え80℃で1時間撹拌
した。これにポリ(12−ヒドロキシステアリン酸)(
トルエン溶液:不揮発分92.1%、不揮発分の酸価2
5.6m9にOH/g>119gとトルエン136りを
加え、112〜113℃で2時間加熱撹拌して水分を共
沸除去した。0.6gの水分がトラップ中に溜出した。
生成物は不揮発分49.8%、アミン価ioo、omg
KOH/gで、全アミン窒素中の3級アミン窒素含有率
は15.4%であった。
なお使用したポリ(12−ヒドロキシステアリン酸)は
次の様にして調製した: 工業用の12−ヒドロキシステアリン酸(用研ファイン
ケミカル@製:商品名[ヒドロキシステアリンJ)50
0g、トルエン50g、テトラ−nブチルチタネート0
.3gを混合し、窒素気流中で188〜205℃に14
時間還流した。ディーンスタークトラップに359の水
が分離された。このようにして淡赤褐色で粘稠なポリ(
12−ヒドロキシステアリン酸)トルエン混液514.
59を得た。このものの不揮発分は92.1%、不揮発
分の酸価は25.6m3KO11/gであった。
実施例31分散剤C “エボミン””5P−006(日本触媒化学工業(!1
製ポリエチレンイミン:平均分子l 600) 309
に1,2ブチレンオキサイド7.2gを混合し80℃で
1時間撹拌した。これに実施例2で使用したポリ(12
−ヒドロキシステアリン酸)トルエン混液119gとト
ルエン146.8gを加え、112〜113℃で2時間
加熱還流して水分をディーンスタークトラップに集めた
。0.6gの水が溜出した。このようにして淡黄色透明
な生成物300.59を得た。
このもののアミン価は98.2mg KOH/ g、酸
価8.21rtgに0■/9、全アミン窒素中の3級ア
ミン窒素含有率は14.3%で、不揮発分の含有率は4
9.5%であった。
実施例42分散剤D “°エポミン””5P−006(日本触媒化学工業lI
製ポリエチレンイミン:平均分子m 600)io、a
gに“エピオール””B(日本油脂工業(I)a:n−
ブチルグリシジルエーテル)  4.79を加え、10
0℃で1時間撹拌した。
これに実施例2のポリ(12−ヒドロキシステアリン酸
)トルエン混液43gとトルエン51.7gを加え2時
間加熱還流してディーンスタークトラップに水分を溜去
させた。0.2gの水が溜出した。このようにして不揮
発分50.1%の淡黄色透明、粘稠な生成物109.3
gを得た。生成物のアミン価は100.2■にOH/ 
gであって、全アミン窒素中に含まれる3級アミン窒素
の含有率は15.5%であった。
実施例59分散剤E エボミン5P−006(日本触媒化学工業■製ポリエチ
レンイミン:平均分子1600) 12.0gとエピオ
ールP(日本油脂工業■製:フェニルグリシジルエーテ
ル>  6.0gを100℃で2時間加熱撹拌した。こ
れにポリ(12−ヒドロキシステアリン酸)(M価36
.7mg1 KOH/ 9 ) 41.7gとトルエン
59.7gを加え、118℃で2時間加熱還流した。こ
のようにして不揮発分50.0%、アミン価94.91
ngKOH/gの淡黄色透明粘稠な液体を得た。全アミ
ン窒素中の3級アミン窒素含有率は17.9%であった
実施例62分散剤F エボミン5P−006(日本触媒化学工業■製ポリエチ
レンイミン:平均分子ffl 600) 12.09と
エピオールTB(日本油脂工業((1)製:4−ter
t−ブチルフェニルグリシジルエーテル)  8.3g
を100℃で2時間加熱撹拌した。これにポリ(12−
ヒドロキシステアリン酸)(酸価3G、7m3にOH/
g)41.7gとトルエン62.0gを加え、2時間加
熱還流し、水分を溜去した。0.63の水分が溜出除去
された。このようにして淡黄色透明粘稠な溶液123、
19を得た。このものは不揮発分49.2%、全アミン
価 97.7ty) KOH/ ’j、全アミン窒素中
の3級アミン窒素含有率16.8%であった。
実施例72分散剤G エボミン3p−00612、Og、スチレンオキサイド
4.8gを100℃で2時間加熱し、次いでこれにポリ
(12−ヒドロキシステアリンr1i) 41.7gと
トルエン58.59を加え120〜122°Cで2時間
加熱還流して水分を溜去した。0.79の水分が分離し
た。
このようにして淡黄色透明粘稠な溶液116.19を得
た。このものは不揮発分49□4%、全アミン価は96
.2mgにOtl/9.3級アミン窒素含有率19.5
%でめった。
実施例81分散剤H エポミン5P−00612,09、エピオール SB(
日本油脂工業(tH!:4−sec−ブチルフェニルグ
リシジルエーテル>  8.39をioo’cで2時間
加熱撹拌した。これにポリ(12−ヒドロキシステアリ
ン酸)(酸価36.7mg KOH/ 9 > 41.
7gとトルエン62.09を加え120〜122°Cで
2時間加熱還流して水分を除去した。0.43の水分が
溝山した。
このようにして淡黄褐色透明粘稠な溶液123.1 (
Jを得た。このものは不揮発分49.3%、アミン価9
0、3m3 KOH/ ’j、3@アミン窒素含有率1
8.2%であった。
実施例92分散剤I エポミン5P−00618,Og、エピオールA(日本
油脂工業■製:アリルグリシジルエーテル)6.8gを
100℃で2時間加熱撹拌した。これにポリ(12−ヒ
ドロキシステアリン酸)(酸1ilIi34.0mgに
OH/g)66.09とトルエン90.8gを加え11
6〜118℃で2時間加熱還流して水分を除去した。
0.5gの水分が分離された。このようにして淡黄色透
明粘稠な溶液181.39を得た。
実施例102分散剤J トルエン64.0gにシクロヘキセンオキサイド4.9
gを加えて溶解し、これにポリエチレンイミン210T
 (相互薬工(!1製)13.1gを添加し、io。
℃で2時間撹拌した。これにポリ(12−ヒドロキシス
テアリン酸)(酸価34. Omg KOH/ ’ij
 ) 46.0 ’jを加え120℃で1.5時間、撹
拌還流した。このようにして淡赤褐色透明で極めて粘稠
な溶液127.83を得た。このもののアミン価は10
8.3mgKOtl/9、全アミン窒素中に含まれる3
扱アミン窒素含有率は22.6%であった。
実施例112分散剤に トルエン150tjにポリ(12−ヒドロキシステアリ
ン蔵)(酸価36,74KOH/9>  117.69
を溶解し、エボミン5P−018(日本触媒化学工業■
製ポリエチレンイミン:平均分子量1800) 30g
と1゜2ブチレンオキサイド2.4gを加え116〜1
18℃で3時間加熱撹拌して還流した。1.0gの水分
が溝山した。生成物の不揮発分は49.3%、アミン価
85、8mgKOII/ g、酸価12.2mgにOH
/gであった。
実施例122分散剤L トルエン1503にポリ(12−ヒドロキシステアリン
M)(酸価36.7mgKOH/g>  116.4y
を溶解し、エポミン5P−012(日本触媒化学工業@
製ポリエチレンイミン:平均分子ff11200) 3
0.09と1.2ブチレンオキサイド3.69を加え1
16〜117℃で3時間加熱還流して水分をディーンス
タークトラップに集めた。1.49の水が溝山した。
このようにして酸価12.OqにOtl/g、アミン価
85.4mgにOH/gの溶液297.79を得た。こ
のものの不揮発分は49.7%であった。
実施例131分散剤M トルエン150gにエポミン5P−110(日本触媒化
学工業utiポリエチレンイミン:平均分子量1000
) 309と1,2ブチレンオキサイド4.33を加え
100℃で1時間撹拌した。これにポリ(12−ヒドロ
キシステアリン酸)(酸価3B、 7mgKOH/ ’
j )115.7gを加え115〜116℃で3時間還
流し、ディーンスタークトラップに水分を溝山させた。
1.6gの水分が溜去された。このようにして酸価12
、OmgKOH/y、アミン価89.3mgKOH/g
、不揮発分49.6%の分散剤溶液298.0 gを得
た。
実施例141分散剤N トルエン150gにポリエチレンイミン15丁(相互薬
工■製) 30.09と1,2−ブチレンオキサイド7
.2gを加え100℃で1時間撹拌した。これにポリ(
12−ヒドロキシステアリン酸)(酸価36.7mgK
011/g)  112.8gを加え115〜116℃
で3時間還流して水分を溝山させた。1.5gの水分が
除去された。このようにして酸化11.2mgにOH/
9、アミン価93.1mg KOH/ ’J 、不揮発
分50,0%の分散剤溶液298.09を得た。
実施例152分散剤O トルエン1503とポリエチレンイミン210T(相互
薬工■1)3o、ogと1,2−ブチレンオキサイド3
.6gの混合物を100’Cで1.5時間撹拌し、これ
にポリ(12−ヒドロキシステアリン酸)116.49
 (1m価36.7mg KOH/ ’j )を加え1
14℃で2時間撹拌した。このようにして酸価11.3
mgKOH/g、アミン価91.3mgKOH/ !7
、不揮発分49.8%の分散剤溶液299.4gを得た
実施例162分散剤P トルエン150gにエポミン5P−200(日本触媒化
学工業II)ilポリエチレンイミン:平均分子量10
.000) 30gと1,2−ブチレンオキサイド3.
63を混合し、100’Cで1時間撹拌した。これにポ
リ(12−ヒドロキシステアリン酸)  116.4s
? (m価36.7In!9にOH/g>を加え、11
4〜116℃で2時間加熱還流した。このようにして酸
価12.5mgKOH/g、アミン価90.6mg K
OH/ ’j、不揮発分49.5%の分散剤溶液300
.09を得た。
実施例172分散剤Q トルエン138gとエポミン5P−300(日本触媒化
学工業viJ製ポリエチレンイミン:平均分子量20.
000> 27.6SJと1,2−ブチレンオキサイド
3.4gを混合し、80’Cで1時間撹拌した。これに
ポリ(12−ヒドロキシステアリン酸)  107.0
(j(酸価3B、 7tQ KOH/ 9 >を加え1
14〜116℃で2時間還流した。このようにして酸価
12.2mz KOH/9、アミン価94.2m3 K
OH/ 9、不揮発分49.7%の分散剤溶液176゜
ogを得た。
く分散液の調製例〉 実施例18 レジン・レッドBH−1(レジン・カラー味製品 商品
名: C,1,Pigment Re d −48−3
> 15部、トルエン25部、分散剤A 2部を径3#
のスチールボール100部と共にペイントシェーカーで
3時間振盪して充分に解膠分散させた。分散液は良好な
流動性を示しグラビヤ印刷インキの製造に適しており、
すくなくとも−週間は凝集、沈降が認められなかった。
実施例19 ”Symuler ” Re d 3014 (大日本
インキ化学工業■製品 商品名: C,1,Pigme
nt Re d −48−2)15部、トルエン20部
、メチルエチルケトン5部、分散剤82部を径5mのガ
ラスピーズ100部と共にペイントシェーカーで4時間
振盪して充分に解膠分散させた。分散液は良好な流動性
を示し、グラビヤ印刷インキの製造に適しており、長時
間放置後も凝集、或いは沈降の現象はみられなかった。
実施例20 ”Symuler ” Re d 3084 (大日本
インキ化学工業■製品 商品名: C,1,Piqme
nt Re d −48−3>25部、トルエン40部
、メチルエチルケトン20部、酢酸エチル10部、゛ビ
ニライト”VAGH(υ、C,C社製:塩化ビニルー酢
酸ビニル共重合体樹脂)3部、分散剤C2部を径3Mの
スチールボール200部と共にペイントシェーカーで5
時間1辰盪して充分に解膠分散させた。分散液は優れた
流動性を示し、グラビヤ印刷インキの製造に適しており
、長時間放置後も凝集、沈降、ゲル化などの現象は認め
られず、分散安定性は良好であった。
実施例21 ”symu+er tt Bri l I 1ant 
Carmine 6B 233 (大日本インキ化学工
業■製品 商品名: C,1,PigmentRed5
7)22部、トルエン42部、メチルエチルケトン18
部、酢酸nブチル8部、イソホロン5部、゛ビニライト
” VAGHa部、分散剤D 2部を径3履のスチール
ボール200部と共にペイントシェーカーで4時間振盪
して充分に解膠分散させた。分散液は優れた流動性を示
し、グラビヤ印刷インキの製造に適しており、1ケ月放
置後も凝集、沈降、或いは増粘などの現象は認められな
かった。
実施例22 ”Symuler ” Re d 4134A (大日
本インキ化学工業■製品 商品名:C,1,Pigme
nt Red 150)18部、パーマネントカーミン
FBB −02(HocchstA、G製:C,1,P
igment Red 146) 2部、トルエン40
部、メチルエチルケトン15部、シクロへキサノン5部
、酢酸エチル13部、セロソルブアセテート2部、“ビ
ニライト” VAGHa部、分散剤E2部を径3mのス
チールボール250部と共にペイントシェーカーで4時
間振盪して充分に解膠分散させた。分散液は良好な流動
性を示しグラビヤ印刷インキの製造に好適であって、1
ケ月放置後も凝集、沈降、増粘などの現象が認められず
分散安定性が極めて優れたものであった。
実施例23 ゛′フ7ストゲン″グリーンS(大日本インキ化学工業
vlJ製品 商品名: C,1,Pigment Gr
een 7 )20部、トルエン38部、メチルエチル
ケトン15部、メチルイソブチルケトン5部、酢酸エチ
ル12部、シクロへキサノン5部、“ビニライド’VA
GH2部、分散剤F 3部を、径3mのスチールボール
300部と共にペイントシェーカーで5時間振盪して充
分に解膠分散させた。分散液は優れた流動性を示し、グ
ラビヤ印刷インキの製造に好適であって、長時間貯蔵後
に於ても、凝集、沈降、増粘、或いはゲル化などの現象
が認められず、分散安定性が良好であった。
実施例24 ”Symuler ” Re d 3075 (大日本
インキ化学工業M品 商品名: C,1,Pigmen
t Re d −48−3>15部、キシレン25部、
分散剤05部を径3rrRのスチールボール100部と
共にペイントシェーカーで3時間振盪して解膠分散させ
た。分散液はグラビヤ印刷インキの製造に適しており、
すくなくとも−週間は流動性に変化を認めなかった。
実施例25 ”Carmine 6B” Toner 750  (
大同化成(株製品商品名: C,1,Pigment 
Re d 57) 20部、トルエン40部、酢酸エチ
ル10部、メチルエチルケトン25部、分散剤H5部を
径3IM1のスチールボール200部と共にペイントシ
ェーカーで3時間振盪して解膠分散させた。分散液は優
れた流動性を示し、グラビヤ印刷インキの製造に適して
おり、すくなくとも−週間は凝集、沈降などの現象は認
められなかった。
実施例26 ”Symuler ” Fast Yel low 4
090(3(大日本インキ化学工業viJ製品 商品名
: C,1,Pigment Yel low14) 
20部、トルエン40部、酢酸エチル10部、シクロへ
キサノン25部、分散剤I 5部を径5mのガラスピー
ズ300部と共にペイントシェーカーで4時間振盪して
解膠分散させた。分散液は良好な流動性を示し、すくな
くとも−週間は変化がみられなかった。
実施例27 ”Irgazine”  Yellow 2 GLTE
  (CIBA−Geigy社% : C,1,Pig
ment Yet low 109) 20部、トルエ
ン45部、メチルエチルケトン25部、酢酸エチル5部
、分散剤J 5部を径3mのスチールボールと共に3時
間振盪して解膠分散させた。分散液は良好な流動性を示
し一週間放置後も流動性に変化を認めなかった。
実施例28 ”Fastooen”  Blue FGF (大日本
インキ化学工業U製品 商品名: C,1,Pigme
nt Blue 15−3 >19.5部、”5ols
perse ” 5000 (1,C,1社製 フタロ
シアニンブルー誘導体)0.5部、トルエン45部、メ
チルエチルケトン25部、酢酸エチル5部、“ビニライ
ト” VAGHa部、分散剤K 2部を径3sのスチー
ルボール200部と共に4時間振盪して解膠分散させた
。分散液は優れた流動性を示し、グラビヤ印刷インキの
製造に好適であって、1ケ月貯蔵後においても凝集、沈
降或いは増粘などの現象はみられなかった。
実施例29 ルチル型チタン白5R−1A (堺化学工業■製商品名
)55部、イソホロン10部、トルエン30部、“’5
−LeX” (積木化学工業■製商品名:塩化ビニール
−酢酸ビニール共重合樹脂)3部、分散剤し 2部を径
5#のガラスピーズ250部と共に4時間ペイントシェ
ーカーで振盪して充分にw4.膠分散させた。分散液は
優れた流動性を示し、グラビヤ印刷インキの製造に好適
であって、1ケ月貯蔵後も凝集、沈降などの現象がみら
れなかった。
実施例30 赤色酸化鉄160M (バイエル社製商品名)55部、
イソホロン40部、分散剤M 5部を径5IrIIr1
のセラミックボール200部と共にペイントシェーカー
で3時間振盪し、解膠、分散させた。分散液の流動性は
良好で市って、−週間放置後も凝集成いは沈降を認めな
かった。
実施例31 ”Raven ”  450 (+ロンビアンカーボン
■製カーボンブラック)22部、トルエン48部、メチ
ルイソブチルケトン10部、酢f2nブチル15部、S
−1−eX3部、分散剤N 2部を径5mのガラスピー
ズ200部と共にペイントシェーカーで3時間振盪して
解膠分散させた。分散液は良好な流動性を示し、グラビ
ヤ印刷インキの製造に適してあり、長時間放置後も増粘
、ゲル化などの現象はみられなかった。
実施例32 ”Symuler’Red  NRY(大日本インキ化
学工業■製品 商品名: c、 1.Pigment 
Re d −48−1)20部、トルエン40部、メチ
ルエチルケトン10部、酢酸ブチル23部、5−LeX
2部、分散剤05部を径3履のスチールボール250部
と共にペイントシェーカーで3時間振盪して充分にit
分散させた。分散液は良好な流動性を示しグラビヤ印刷
インキの製造に適していた。
実施例33 “クロモフタール″オレンジ2G (CIBA−Gei
gy社製商品名: C,1,Pigment Oran
ge 61 ) 20部、トルエン30部、メチルエチ
ルケトン15部、酢酸エチル15部、セロソルブアセテ
ート10部、イソホロン5部、5−LeX2部、分散剤
P 3部を径3mmのスチールボール300部と共にペ
イントシェーカーで4時間振盪して解膠分散させた。分
散液は良好な流動性と、貯蔵安定性を示しグラビヤ印刷
インキの製造に好適であった。
実施例34 “クロモフタールパスカーレットRN (CIBA−G
eigy社製 商品名:C,1,Pigment Re
d 166)20部、トルエン30部、メチルイソブチ
ルケトン10部、酢酸エチル15部、セロソルブアセテ
ート15部、ビニライトVAGH3部、分散剤02部を
径3#のスチールボール300部と共にペイントシェー
カーで3時間振盪して解膠、分散させた。このようにし
て流動性、貯蔵安定性に優れた分散液が得られ、この分
散液はグラビヤ印刷インキの製造に有用であった。
(発明の効果〕 本発明に係る顔料分散剤は表面被覆材への適用、例えば
非水系塗料、及び印刷インキの製造に使用した場合、特
に優れた色濃度、塗膜光沢及び流動性、貯蔵安定性を示
し、とりわけグラビヤ印刷インキ製造用の顔料分散液を
調製する場合に有用である。ここにいう顔料分散液とは
顔料−有機溶剤一分散剤より成る系であって、使用目的
に応じて所望のビヒクルと配合することにより容易に印
刷インキを調製し得るので、従来法に較べてインキベー
スの数を大巾に減らすことが可能となり、在庫コストの
大巾な節減が可能となる。
更に応用上の利点を挙げると、通常の印刷インキに較べ
て、はるかに高い顔料濃度において短時間に練肉出来る
ので、労働力、電力、ミリングに要する消耗コストの低
減が可能となり、且つ分散液中の顔料濃度を高めても良
好な流動性を保持出来ることから、貯蔵・輸送コストの
節減が可能となる。
つまり本発明に係る分散剤使用上の利点は、0)顔料分
散時間の効率化とインキベース数の削減、(ロ)出来あ
がった印刷インキ或いは塗料中における顔料分散状態の
安定化によるフロキュレーション、フラッディング、フ
ローティング防止、レベリング向上などを挙げることが
出来る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式( I )、 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・( I ) (RはH、アルキル、フェニル、アルコキシメチル、ア
    ルケノキシメチル、フェノキシメチル、アルキル置換フ
    ェノキシメチルを表す)或いは、一般式(II)、 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(II) (nは3乃至10の整数を表す) で示されるエポキサイドとポリエチレンイミンとの反応
    生成物を、さらに末端カルボキシル基を有するポリエス
    テルと反応せしめて得られる成分より成ることを特徴と
    する分散剤。 2、ポリエチレンイミンの平均分子量が300乃至50
    ,000である特許請求の範囲第1項記載の分散剤。 3、ポリエチレンイミンと一般式( I )或いは(II)
    で表されるエポキサイドの反応における重量比が100
    対0.01乃至100である特許請求の範囲第1項記載
    の分散剤。 4、末端カルボキシル基を有するポリエステルが12−
    ヒドロキシステアリン酸の脱水で得られるものである特
    許請求の範囲第1項記載の分散剤。 5、末端カルボキシル基を有するポリエステルの酸価が
    、20乃至120のものである特許請求の範囲第1項記
    載の分散剤。 6、分散剤がカルボン酸アミン塩またはカルボン酸アミ
    ドである特許請求の範囲第1項記載の分散剤。 7、一般式( I )、 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・( I ) (RはH、アルキル、フェニル、アルコキシメチル、ア
    ルケノキシメチル、フエノキシメチル、アルキル置換フ
    ェノキシメチルを表す)或いは、一般式(II)、 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(II) (nは、3乃至10の整数を表す) で示されるエポキサイドとポリエチレンイミンとの反応
    生成物を、さらに末端カルボキシル基を有するポリエス
    テルと反応せしめて得られる分散剤、粒径が20ミクロ
    ン以下の微細な粉末状固体、及び有機液体から成ること
    を特徴とする分散液。 8、粒径20ミクロン以下の微細な粉末状固体が、有機
    或いは無機顔料である特許請求の範囲第7項記載の分散
    液。
JP61154190A 1986-07-02 1986-07-02 分散剤ならびにそれを含有する分散液 Pending JPS6312335A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61154190A JPS6312335A (ja) 1986-07-02 1986-07-02 分散剤ならびにそれを含有する分散液

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61154190A JPS6312335A (ja) 1986-07-02 1986-07-02 分散剤ならびにそれを含有する分散液

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6312335A true JPS6312335A (ja) 1988-01-19

Family

ID=15578799

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61154190A Pending JPS6312335A (ja) 1986-07-02 1986-07-02 分散剤ならびにそれを含有する分散液

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6312335A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007056203A (ja) * 2005-08-26 2007-03-08 Dainippon Ink & Chem Inc エポキシ主鎖とアルキレンイミン側鎖とを有する共重合体からなる顔料分散剤
ITVA20110003A1 (it) * 2011-02-10 2012-08-11 Lamberti Spa Disperdenti
WO2013072054A1 (de) * 2011-11-18 2013-05-23 Byk-Chemie Gmbh Feste aminaddukte
JP2018091952A (ja) * 2016-12-01 2018-06-14 花王株式会社 液体現像剤
CN109715699A (zh) * 2016-09-16 2019-05-03 毕克化学有限公司 聚酯改性的氨基加合物

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007056203A (ja) * 2005-08-26 2007-03-08 Dainippon Ink & Chem Inc エポキシ主鎖とアルキレンイミン側鎖とを有する共重合体からなる顔料分散剤
CN103380166A (zh) * 2011-02-10 2013-10-30 蓝宝迪有限公司 分散剂
ITVA20110003A1 (it) * 2011-02-10 2012-08-11 Lamberti Spa Disperdenti
WO2012107379A1 (en) * 2011-02-10 2012-08-16 Lamberti Spa Dispersants
CN103380166B (zh) * 2011-02-10 2015-07-22 蓝宝迪有限公司 分散剂
CN104080830A (zh) * 2011-11-18 2014-10-01 比克化学股份有限公司 固体胺加成物
WO2013072053A1 (de) * 2011-11-18 2013-05-23 Byk-Chemie Gmbh Aminoaddukte auf basis von epoxidverbindungen
JP2014533749A (ja) * 2011-11-18 2014-12-15 ビイク−ヒエミー ゲゼルシャフト ミツト ベシユレンクテル ハフツングBYK−Chemie GmbH エポキシ化合物をベースとするアミン付加物
WO2013072054A1 (de) * 2011-11-18 2013-05-23 Byk-Chemie Gmbh Feste aminaddukte
CN104080830B (zh) * 2011-11-18 2016-05-18 比克化学股份有限公司 固体胺加成物
CN109715699A (zh) * 2016-09-16 2019-05-03 毕克化学有限公司 聚酯改性的氨基加合物
KR20190052063A (ko) * 2016-09-16 2019-05-15 비와이케이-케미 게엠베하 폴리에스테르-개질된 아미노 부가생성물
US10836857B2 (en) 2016-09-16 2020-11-17 Byk-Chemie Gmbh Polyester-modified amino adducts
CN109715699B (zh) * 2016-09-16 2021-05-18 毕克化学有限公司 聚酯改性的氨基加合物
JP2018091952A (ja) * 2016-12-01 2018-06-14 花王株式会社 液体現像剤

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6111660B2 (ja)
JPH0819351B2 (ja) 顔料分散剤及びそれを用いたオフセット印刷インキ組成物
JP2003509205A (ja) ポリエステル分散剤
JP3518300B2 (ja) 顔料分散剤、及びそれを含有する顔料組成物
JPS6317101B2 (ja)
JPH09169821A (ja) 顔料分散剤
JP3975500B2 (ja) 顔料組成物およびその製造方法
KR100355219B1 (ko) 코퍼프탈로시아닌의비수성분산액제조방법
JPH0753889A (ja) 銅フタロシアニン顔料の製造方法および該製造方法より得られる銅フタロシアニン顔料を含む印刷インキもしくは塗料組成物
KR19990071763A (ko) 화합물, 제조 및 용도
JPS63305173A (ja) 顔料分散剤
JP3837772B2 (ja) 顔料組成物の製造方法、顔料組成物および着色剤組成物
JPS6312335A (ja) 分散剤ならびにそれを含有する分散液
JP2507810B2 (ja) 顔料分散剤,顔料組成物,塗料および印刷インキ
JPH0329829B2 (ja)
JPH0248029A (ja) 分散剤及び該分散剤を含有する分散液
JPH09122470A (ja) 顔料分散剤
JPS61163977A (ja) 顔料分散剤
CN113307977B (zh) 分散剂聚合物和包括其的组合物
FI64055C (fi) Polymert dispergeringsmedel foerfarande foer dess framstaellning och dispergeringsmedel innehaollande dispersion
JPS61234919A (ja) 顔料分散剤
JP2009235337A (ja) 新規な顔料誘導体及びその製造方法
JPH02245231A (ja) 高分子分散剤及びそれを含有する分散液
JP3561847B2 (ja) 顔料分散剤および顔料組成物
JPH10245502A (ja) 顔料組成物およびその製造方法