JPH1033823A - パチンコ台用の玉回収装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パチンコ台に貯えられた多数の玉を精算する
ときに、これらの玉を持ち出して運ばずに済むパチンコ
台用の玉回収装置を提供する。 【解決手段】 多数の玉が下側受け皿４に貯めらたとき
に、下側受け皿４の底の孔のシャッター３０を開き、こ
の下側受け皿４の各玉を玉導入経路２７を通じて玉計数
部２６へと導く。玉計数部２６は、１個の玉が導かれて
くると、この玉を検出し、１個の玉の検出を中央処理装
置３２に通知する。中央処理装置３２は、計数値ｐを歩
進して、この計数値ｐを記憶部３７に記憶し、この計数
値ｐを貯蔵個数表示器２１に表示する。これらの処理
は、１個の玉が玉計数部２６によって計数される度に繰
り返され、これにより計数値ｐ、つまり玉計数部２６に
導入された各玉の個数が記憶部３７に記憶されるととも
に、貯蔵個数表示器２１に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコ台に貯
えられた遊戯用の各玉を回収するパチンコ台用の玉回収
装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】周知の様に、パチンコ店においては、パ
チンコ台による遊戯を成功させると、多数の玉がパチン
コ台に貯えられる。この貯えられた多数の玉を精算する
には、これらの玉を箱に一旦入れて、この箱を所定の場
所まで運び、この箱内の各玉の個数を計数してもらっ
て、これらの玉の個数に応じた景品を貰う。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の様にパチンコ台に貯えられた各玉を箱に入れて運ぶ
場合、多数の箱を用意しておく必要があった。また、箱
を移動させる手間を要するばかりでなく、その途中で箱
を落として、多数の玉を床上にばら蒔くことがあった。

【０００４】また、パチンコ台から持ち出される各玉の
個数が多く、このために余分な個数の玉を用意して、十
分な個数の玉をパチンコ台に常に流通させる必要があっ
た。さらに、箱や玉が多いと、これらの管理が煩雑であ
った。

【０００５】そこで、この発明の課題は、パチンコ台に
貯えられた多数の玉を精算するときに、これらの玉をパ
チンコ台から持ち出して移動させずに済むパチンコ台用
の玉回収装置を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明の玉回収装置は、パチンコ台の片側に設け
られた玉計数手段と、このパチンコ台の受け皿内の各玉
を玉計数手段へと導く案内経路と、玉計数手段によって
計数された受け皿内の各玉の個数を表示する表示手段
と、この計数された各玉の個数を記録する個数記録手段
とを備えている。

【０００７】この様な構成によれば、パチンコ台の受け
皿内の各玉を案内経路を介して玉計数手段に導き、これ
らの玉の個数を個数計数手段によって計数する。この計
数された各玉の個数は、表示手段に表示されるととも
に、個数記録手段に記録される。

【０００８】したがって、表示手段に表示されたり、個
数記録手段に記録された各玉の個数に基づけば、パチン
コ台に貯えられた各玉を精算することができる。

【０００９】例えば、パチンコ台の受け皿は、その底の
孔と、この孔を開閉するシャッターを有するので、この
孔に案内経路の先端を接続すれば、この受け皿内の各玉
が該受け皿の底の孔から案内経路を介して個数計数手段
へと導かれる。また、この案内経路の先端を移動自在の
ものとして、この先端を受け皿の底の孔に着脱自在に接
続できるようにすれば、パチンコ台の入れ替えに伴い、
受け皿の位置が変更されても、この先端を受け皿の底の
孔に接続することができる。

【００１０】また、個数記録手段に記録された各玉の個
数のうちの少なくとも一部を指示する返還指示手段と、
この返還指示手段によって指示された個数の各玉を遊戯
用のものとしてパチンコ台に返還する玉返還手段とを更
に備えても構わない。この場合、個数計数手段によって
一旦計数された各玉をパチンコ台に戻して、遊戯を行う
ことが可能になる。

【００１１】また、個数記録手段に記録された各玉の個
数を精算することを指示する精算指示手段と、この精算
指示手段の指示に応答して、この記録された各玉の個数
を精算する玉精算手段を更に備えても構わない。この玉
精算手段は、例えば各玉の個数を記録したカードを発行
するものである。

【００１２】さらに、暗号を入力する暗号入力手段と、
この暗号入力手段によって入力された暗号を記録する暗
号記録手段と、暗号入力手段から再度入力された暗号
と、暗号記録手段に記録された暗号を比較し、両者の暗
号が一致すると、玉返還手段による各玉の返還、もしく
は玉精算手段による各玉の精算を許可する判定手段とを
備えても構わない。この場合、遊戯者が暗号を定めて、
この暗号を暗号記録手段に一旦記録すると、この暗号を
暗号入力手段から再度入力しない限り、玉返還手段によ
る各玉の返還、もしくは玉精算手段による各玉の精算が
許可されないので、他人によって、各玉の返還、もしく
は各玉の精算が行われることはない。

【００１３】

【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を添付
図面を参照して詳細に説明する。

【００１４】図１は、この発明の装置の一実施形態を適
用したパチンコ台を正面から見て示している。同図にお
いて、パチンコ台１の上側受け皿２は、遊戯用の多数の
玉を載せておくものであり、ノブ３を適宜に回すと、こ
の上側受け皿２の各玉がパチンコ台１の内部に順次導か
れて弾かれ、これらの玉がパチンコ台１の内側を徐々に
落下して、これらの玉による遊戯が行われ、この後に、
これらの玉が回収される。この遊戯に際し、パチンコ台
１の内側に配された当たりのポケットに玉が入ると、予
め定められた個数の玉が上側受け皿２に供給される。多
数の玉が上側受け皿２に供給され、この上側受け皿２が
満杯になると、この上側受け皿２の各玉が下側受け皿４
に流れ落ちて来る。

【００１５】この実施形態の玉供給及び回収装置１１
は、パチンコ台１の左側に設けられている。この玉供給
及び回収装置１１のパネル１２には、不正表示器１３、
ゲームモード表示器１４、暗証番号表示器１５、各操作
キー１６、紙幣投入口１７、硬貨投入口１８、返却ボタ
ン１９、返却口２０、貯蔵個数表示器２１、戻しボタン
２２、精算ボタン２３、貸し玉供給部２４、精算カード
排出口２５、玉計数部２６及び玉導入経路２７を配して
いる。

【００１６】不正表示器１３は、磁気や電波による遊戯
の不正行為を表示する。ゲームモード表示器１４は、ゲ
ームの制限、例えば当たりに応じて供給される玉の個数
の上限や、当たりの回数の上限を表示する。暗証番号表
示器１５は、暗証番号を表示し、この暗証番号を各操作
キー１６の操作によって指定する。

【００１７】紙幣投入口１７及び硬貨投入口１８は、紙
幣及び硬貨を投入する部位である。返却ボタン１９を押
下すると、一旦投入された硬貨が返却口２０から返却さ
れる。

【００１８】貯蔵個数表示器２１は、貯えられた各玉の
個数を表示する。戻しボタン２２は、貯蔵個数表示器２
１に表示されている個数の各玉のうちの少なくとも１部
の返却を指示するものであり、精算ボタン２３は、貯蔵
個数表示器２１に表示されている各玉の個数の精算を指
示するものである。

【００１９】貸し玉供給部２４は、水平に旋回する排出
管２８を有しており、この排出管２８を通じて各玉を排
出する。この排出管２８を旋回させ、その先端を上側受
け皿２の上方に移動させておけば、各玉が排出管２８の
先端から上側受け皿２へと落下する。

【００２０】玉導入経路２７は、伸縮自在の管状のもの
であって、貸し玉供給部２４の側で揺動自在に支持され
ている。また、玉導入経路２７の先端は、下側受け皿４
の底の孔に着脱自在に接続されている。この様な構造で
あるから、パチンコ台の入れ替えに伴い、下側受け皿の
位置が変更されても、玉導入経路２７の先端を下側受け
皿の底の孔に接続することができる。

【００２１】下側受け皿４は、その底の孔を開閉するシ
ャッター３０を有する。この下側受け皿４に各玉が入っ
ているときに、シャッター３０を開くと、これらの玉が
玉導入経路２７を通じて玉計数部２６へと導かれる。玉
計数部２６は、例えば各玉の通過経路に沿って配された
光センサを有し、この光センサによって各玉を逐次検出
する。

【００２２】図２は、この実施形態の玉供給及び回収装
置１１を示すブロック図である。同図において、磁気セ
ンサ３１は、パチンコ台１の近傍の磁気や電波を検出す
るものであり、この検出レベルが予め定められたしきい
値以上になると、この旨を中央処理装置３２に通知す
る。これに応答して、中央処理装置３２は、遊戯の不正
行為が発生した旨をホストコンピュータ３３に通知する
とともに、この旨を不正表示器１３に表示する。ホスト
コンピュータ３３は、そのＣＲＴの画面によって不正行
為を報知し、また不正表示器１３は、その表示によって
不正行為を報知する。これによって、パチンコ店の店員
は、この不正行為を直ちに阻止することができる。

【００２３】リモコン送信部３４は、この玉供給及び回
収装置１１に付属するものであって、パチンコ店の店員
に与えられる。このリモコン送信部３４の各操作キー３
５を操作することによって、例えばゲームの制限、つま
り当たりに応じて供給される玉の個数の上限や、当たり
の回数の上限を指定すると、リモコン送信部３４は、こ
のゲームの制限を示す信号を送信する。

【００２４】玉供給及び回収装置１１では、リモコン送
信部３４からの信号を受信部３６に受信して、中央処理
装置３２に入力する。この中央処理装置３２は、この信
号によって示されるゲームの制限を記憶部３７に記憶す
るとともに、ゲームモード表示器１４に表示する。

【００２５】紙幣識別部３８は、紙幣投入口１７に投入
された紙幣の「真偽」を識別するものであり、この紙幣
が「偽」であれば、この紙幣を紙幣投入口１７から返却
し、この紙幣が「真」であれば、この旨を中央処理装置
３２に通知する。これに応答して、中央処理装置３２
は、この紙幣の額に応じた個数を貸し玉供給部２４に指
示し、この個数の各玉を貸し玉供給部２４から排出管２
８を通じて供給させる。

【００２６】硬貨識別部３９は、硬貨投入口１８に投入
された硬貨の「真偽」並びに額を識別するものであり、
この硬貨が「偽」であれば、この硬貨を返却口２０から
返却し、この硬貨が「真」であれば、この硬貨の額を中
央処理装置３２に通知する。これに応答して、中央処理
装置３２は、この硬貨の額に応じた個数の各玉を貸し玉
供給部２４から供給する。

【００２７】また、中央処理装置３２は、紙幣や硬貨の
額に応じた各玉の供給が行われると、この額を売上とし
て、ホストコンピュータ３３に通知する。

【００２８】さて、パチンコ台１での遊戯に際し、この
遊戯の動向が良好で、多数の玉が上側受け皿２に貯めら
れ、更に下側受け皿４にも貯めらて、これらの受け皿
２，４が満杯になったものとする。この場合、先に述べ
た様に下側受け皿４の底の孔のシャッター３０を開き、
この下側受け皿４の各玉を玉導入経路２７を通じて玉計
数部２６へと導く。

【００２９】このとき、玉供給及び回収装置１１は、図
３のフローチャートの処理を実行する。まず、玉計数部
２６は、下側受け皿４の各玉が玉導入経路２７を通じて
導かれてくることを待機しており、１個の玉が導かれて
くると、この玉を検出し（ステップ１０１，Ｙｅｓ）、
１個の玉の検出を中央処理装置３２に通知する（ステッ
プ１０２）。これに応答して、中央処理装置３２は、計
数値ｐを歩進して、この計数値ｐを記憶部３７に記憶
し、この計数値ｐを貯蔵個数表示器２１に表示する（ス
テップ１０３）。

【００３０】これらのステップ１０１〜１０３の処理
は、１個の玉が玉計数部２６によって計数される度に繰
り返され、これにより計数値ｐ、つまり玉計数部２６に
導入された各玉の個数が記憶部３７に記憶されるととも
に、貯蔵個数表示器２１に表示される。

【００３１】この計数値ｐは、遊戯者によって貯められ
た各玉の個数として扱う。これらの玉を利用するには、
戻しボタン２２及び精算ボタン２３のいずれかを押下す
れば良い。

【００３２】図４及び図５のフローチャートは、戻しボ
タン２２及び精算ボタン２３を押下したときのそれぞれ
の処理を示している。

【００３３】ここで、戻しボタン２２を押下すると（図
４のステップ２０１，Ｙｅｓ）、中央処理装置３２は、
計数値ｐと予め定められた個数ｑを比較し（ステップ２
０２）、計数値ｐ≧予め定められた個数ｑであれば（ス
テップ２０２，Ｙｅｓ）、この個数ｑの各玉を貸し玉供
給部２４から供給する（ステップ２０３）。そして、中
央処理装置３２は、計数値ｐから個数ｑを差し引き、そ
の差を新たな計数値ｐとして設定し、この新たな計数値
ｐを記憶部３７に記憶するとともに、貯蔵個数表示器２
１に表示して、計数値ｐの更新を行う（ステップ２０
４）。

【００３４】また、計数値ｐ＜予め定められた個数ｑで
あれば（ステップ２０２，Ｎｏ）、中央処理装置３２
は、この計数値ｐに等しい個数の各玉を貸し玉供給部２
４から供給し（ステップ２０５）、この計数値ｐを０に
設定して、この０を記憶部３７に記憶するとともに、貯
蔵個数表示器２１に表示する（ステップ２０４）。

【００３５】したがって、記憶部３７に記憶され、かつ
貯蔵個数表示器２１に表示されている計数値ｐ以下の個
数であれば、戻しボタン２２を押下することにより、各
玉を返却して貰える。

【００３６】一方、精算ボタン２３を押下すると（図５
のステップ３０１，Ｙｅｓ）、中央処理装置３２は、計
数値ｐを精算カード発行部４０に通知し、精算カードの
発行を指示する。これに応答して、精算カード発行部４
０は、計数値ｐと、このパチンコ台１に予め割り当てら
れたＩＤコードを精算カード４１の磁気記録媒体に記録
し、この精算カード４１を精算カード排出口２５から排
出する（ステップ３０２）。また、中央処理装置３２
は、この精算カード４１を発行した旨をホストコンピュ
ータ３３に通知する（ステップ３０３）。この後、中央
処理装置３２は、計数値ｐを０に設定して、この０を記
憶部３７に記憶するとともに、貯蔵個数表示器２１に表
示する（ステップ３０４）。

【００３７】すなわち、精算ボタン２３を押下すると、
記憶部３７に記憶され、かつ貯蔵個数表示器２１に表示
されている計数値ｐと、このパチンコ台１のＩＤコード
を記録した精算カード４１を受け取ることとなる。

【００３８】図６のフローチャートは、暗証番号を利用
するときの処理を示している。この暗証番号は、このパ
チンコ台１の遊戯者に与えられ、この遊戯者によって利
用される。

【００３９】まず、中央処理装置３２は、各操作キー１
６の操作を待機しており（ステップ４０１）、各操作キ
ー１６が操作されると（ステップ４０１，Ｙｅｓ）、計
数値ｐ＞０であるか否かを判定し（ステップ４０２）、
計数値ｐ＝０であれば（ステップ４０２，Ｎｏ）、この
処理を終了する（ステップ４０３）。また、計数値ｐ＞
０であれば（ステップ４０２，Ｙｅｓ）、中央処理装置
３２は、各操作キー１６の操作により指定された暗証番
号（例えば４桁の数字列）を暗証番号表示器１５に表示
するとともに、記憶部３７に登録し、一定時間の後に、
暗証番号表示器１５の表示内容を消去する（ステップ４
０４）。

【００４０】そして、中央処理装置３２は、図４及び図
５のフローチャートの処理を禁止する（ステップ４０
５）。これにより、戻しボタン２２を押下しても、各玉
の返却が行われず、また精算ボタン２３を押下ても、精
算カード４１の発行が行われない。

【００４１】この後、中央処理装置３２は、再び各操作
キー１６の操作を待機し（ステップ４０６）、各操作キ
ー１６が操作されると（ステップ４０６，Ｙｅｓ）、こ
の操作により指定された暗証番号と、記憶部３７内の暗
証番号を比較し（ステップ４０７）、両者の暗証番号が
一致しなければ（ステップ４０７，Ｎｏ）、ステップ４
０６の処理に戻る。

【００４２】また、両者の暗証番号が一致すれば（ステ
ップ４０７，Ｙｅｓ）、中央処理装置３２は、ステップ
４０５において設定した禁止事項、つまり図４及び図５
のフローチャートの処理の禁止を解除する（ステップ４
０８）。

【００４３】なお、各操作キー１６によって暗証番号を
設定するのではなく、リモコン送信部３４によって設定
しても構わない。この場合、遊戯者が暗証番号の設定を
パチンコ店の店員に依頼することになる。ただし、ステ
ップ４０６における２回目の暗証番号の入力は、各操作
キー１６の操作によって行う。

【００４４】ところで、この実施形態の玉供給及び回収
装置１１は、パチンコ店の各パチンコ台毎に設けるもの
であって、これらのパチンコ台の玉供給及び回収装置１
１を図７に示す様にホストコンピュータ３３に接続して
いる。また、このホストコンピュータ３３には、流通端
末装置（ＰＯＳ）４２を接続している。

【００４５】このホストコンピュータ３３は、各玉供給
及び回収装置１１の売上を受け取って、これらの売上を
集計したり、各玉供給及び回収装置１１において発行さ
れたそれぞれの精算カード４１毎に、精算カード４１に
記録された計数値ｐとＩＤコードを受け取って、これら
の精算カード４１の計数値ｐとＩＤコードを登録してい
る。

【００４６】精算カード４１は、流通端末装置４２によ
って精算される。この流通端末装置４２は、精算カード
４１に記録されている計数値ｐとＩＤコードを読み取
り、これらの計数値ｐとＩＤコードをホストコンピュー
タ３３に通知する。ホストコンピュータ３３は、これら
の計数値ｐとＩＤコードを既に登録しているものと照合
し、これらの計数値ｐとＩＤコードに一致するものがあ
れば、精算許可を流通端末装置４２に通知する。これに
応答して、流通端末装置４２では、精算カード４１の計
数値ｐに等しい各玉の個数の精算を許可する。この精算
とは、各玉の個数に応じた景品を遊戯者に与えると言う
ものである。

【００４７】なお、１台の玉供給及び回収装置１１から
精算カード４１が発行され、この精算カード４１の精算
が行われる以前に、同じ玉供給及び回収装置１１から別
の精算カード４１が発行される可能性がある。このた
め、精算カード４１を発行する度に、この精算カード４
１の発行順位を該精算カード４１に記録するとともに、
ホストコンピュータ３３に登録し、この精算カード４１
を精算するときには、計数値ｐやＩＤコードと共に、発
行順位を照合する必要がある。また、このホストコンピ
ュータ３３の登録内容を日毎に抹消するのが好ましい。

【００４８】この様に上記実施形態の装置では、パチン
コ台１の下側受け皿４内の各玉を玉導入経路２７を介し
て玉計数部２６に導き、これらの玉の個数を計数する。
この計数された各玉の個数は、貯蔵個数表示器２１に表
示されるとともに、記憶部３７に記憶される。この後、
戻しボタン２２や精算ボタン２３を押下すると、これら
の玉をパチンコ台１に戻して、遊戯を続行したり、これ
らの玉を精算するための精算カード４１を受け取ること
ができる。このため、各玉をパチンコ台から持ち出して
移動させずに済む。このことは、パチンコ店内で流通さ
せる各玉の総数を１／３程度まで減少させ、かつ各玉を
入れて運ぶ多数の箱を省略することを可能にし、更には
店内の整理と活性化に結びつく。

【００４９】なお、この発明は、上記実施形態に限定さ
れるものでなく、特許請求の範囲を逸脱しない程度に様
々に変形することが可能である。

【００５０】

【効果】以上説明した様に、この発明によれば、パチン
コ台の受け皿内の各玉を案内経路を介して玉計数手段に
導き、これらの玉の個数を個数計数手段によって計数
し、この計数された各玉の個数を表示したり、記録す
る。この表示されたり、記録された各玉の個数に基づけ
ば、パチンコ台に貯えられた各玉を精算することができ
る。このことは、パチンコ店内で流通させる各玉の総数
を減少させ、かつ各玉を入れて運ぶ多数の箱を省略する
ことを可能にする。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の装置の一実施形態を適用したパチン
コ台を示す正面図

【図２】図１の実施形態の玉供給及び回収装置を示すブ
ロック図

【図３】図１の実施形態の玉供給及び回収装置における
玉の計数処理を示すフローチャート

【図４】図１の実施形態の玉供給及び回収装置における
玉の供給処理を示すフローチャート

【図５】図１の実施形態の玉供給及び回収装置における
玉の精算処理を示すフローチャート

【図６】図１の実施形態の玉供給及び回収装置における
暗証番号を利用するときの処理を示すフローチャート

【図７】図１の実施形態の玉供給及び回収装置を管理す
るホストコンピュータの周辺を概略的に示すブロック図

【符号の説明】

１ パチンコ台 ２ 上側受け皿 ３ ノブ ４ 下側受け皿 １１ 玉供給及び回収装置 １２ パネル １３ 不正表示器 １４ ゲームモード表示器 １５ 暗証番号表示器 １６，３５ 操作キー ２１ 貯蔵個数表示器 ２２ 戻しボタン ２３ 精算ボタン ２４ 貸し玉供給部 ２５ 精算カード排出口 ２６ 玉計数部 ２７ 玉導入経路 ３０ シャッター ３１ 磁気センサ ３２ 中央処理装置 ３３ ホストコンピュータ ３４ リモコン送信部 ３７ 記憶部 ３８ 紙幣識別部 ３９ 硬貨識別部 ４０ 精算カード発行部 ４１ 精算カード ４２ 流通端末装置

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 パチンコ台の片側に設けられた玉計数手
   段と、 このパチンコ台の受け皿内の各玉を玉計数手段へと導く
   案内経路と、 玉計数手段によって計数された受け皿内の各玉の個数を
   表示する表示手段と、 この計数された各玉の個数を記録する個数記録手段とを
   備えるパチンコ台用の玉回収装置。
2. 【請求項２】 パチンコ台の受け皿は、その底の孔と、
   この孔を開閉するシャッターを有し、 案内経路の先端は、移動自在であって、受け皿の底の孔
   に着脱自在に接続される請求項１に記載のパチンコ台用
   の玉回収装置。
3. 【請求項３】 個数記録手段に記録された各玉の個数の
   うちの少なくとも一部を指示する返還指示手段と、 この返還指示手段によって指示された個数の各玉を遊戯
   用のものとしてパチンコ台に返還する玉返還手段とを更
   に備える請求項１に記載のパチンコ台用の玉回収装置。
4. 【請求項４】 個数記録手段に記録された各玉の個数を
   精算することを指示する精算指示手段と、 この精算指示手段の指示に応答して、この記録された各
   玉の個数を精算する玉精算手段を更に備える請求項１に
   記載のパチンコ台用の玉回収装置。
5. 【請求項５】 玉精算手段は、精算指示手段の指示に応
   答して、各玉の個数を記録したカードを発行する請求項
   ４に記載のパチンコ台用の玉回収装置。
6. 【請求項６】 暗号を入力する暗号入力手段と、 この暗号入力手段によって入力された暗号を記録する暗
   号記録手段と、 暗号入力手段から再度入力された暗号と、暗号記録手段
   に記録された暗号を比較し、両者の暗号が一致すると、
   玉返還手段による各玉の返還、もしくは玉精算手段によ
   る各玉の精算を許可する判定手段とを備える請求項３又
   は４に記載のパチンコ台用の玉回収装置。