JP2017205165A - 遊技媒体管理システム、各台装置及び遊技媒体管理方法 - Google Patents

遊技媒体管理システム、各台装置及び遊技媒体管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】異なる遊技種を用いる場合の不正を防止すること。
【解決手段】台間カード処理機10は、遊技機20の動作状態に基づいて遊技客の手元に所在する遊技玉の数を現物玉数として算定する(a1)。また、遊技の終了を検知し(a2)、現物玉数が閾値よりも大きい場合に、上位装置に報知する(a3)。遊技客管理装置100は、台間カード処理機10から受信した顔画像及び現物玉数を監視対象として登録する(b1)。そして、区画ゲートを通過する遊技客の顔画像をカメラ110から受信したならば、受信した顔画像と登録した顔画像を比較して異レート持込判定を行う(b2)。また、遊技客管理装置100は、台間カード処理機10から顔画像を受信したならば、受信した顔画像と登録した顔画像を比較して異レート使用判定を行う(b3)。
【選択図】図1

Description

この発明は、遊技機による遊技に用いられる遊技媒体を管理する遊技媒体管理システム、該システムで用いられる各台装置及び遊技媒体管理方法に関する。
従来、遊技店では、遊技媒体を介在させた遊技を提供している。例えば、パチンコ遊技では、遊技玉を遊技媒体として用い、遊技玉を遊技盤面に打ち込んで遊技を行う。遊技盤面には、複数の入賞領域(入賞口)が設けられており、当該入賞領域を遊技玉が通過したことに基づいて所定個数の遊技玉を賞玉として付与するようになっている。このように、遊技の結果によって遊技媒体の数が増減し、遊技客は獲得した遊技媒体を賞品と交換することができる。
遊技機には、各台装置が併設されることが一般的である。各台装置は、入金を受け付けて遊技媒体の貸出処理を行う。加えて、各台装置は、遊技により獲得された遊技媒体の数を持遊技媒体数として管理し、持遊技媒体数を減算して遊技媒体を払い出す再プレイ処理を行う(例えば特許文献1参照。)。
また、1つの遊技店で複数の遊技種の遊技を提供することも行われている。遊技種とは、形状や貸出時の単価等の違いに基づいて遊技媒体に設定された種別である。例えば、パチンコで用いられる遊技玉と、スロットで用いられるメダルとは異なる遊技種として設定される。また、同じようにパチンコに用いられる遊技玉であっても、1玉4円の4円レートで貸し出される遊技玉と、1玉1円の1円レートで貸し出される遊技玉とは、異なる遊技種として設定される。
複数の遊技種を用いる遊技店では、店内を遊技種ごとに区画分けしており、同一の区画内では同一の遊技種を用いて遊技するようにしている。例えば、4円レートと1円レートを用いる遊技店では、4円レートの区画と1円レートの区画とを分けている。
ここで、1円レートの区画で得られた遊技玉を4円レート区画に持ち込むといったように、区間を跨いで遊技玉を持ち込んで使用されると遊技店にとって大きな不利益となるため、かかる不正を防止することが求められる。そこで、獲得した遊技玉を入れる玉箱に通信タグを付し、区画の境界に設けたゲートで玉箱の通信タグから当該玉箱に設定された遊技種を受信してチェックすることで区画を跨いだ遊技玉の持込を検知する技術が考えられている。
特開2011−131037号公報
しかしながら、上述した従来技術では、玉箱を使用せずに遊技玉を持ち込まれた場合に検知することが出来ないという問題点があった。例えば、遊技客がポケットや鞄に遊技玉を入れて移動すると、他の遊技種の区画に遊技玉を持ち込んで使用されても検知できないのである。
このため、遊技玉のみを持って移動する場合であっても、他の遊技種の区画への持ち込みや他の遊技種の区画での使用を検知することが重要な課題となっている。かかる課題は、遊技玉のみならず、メダル等の他の形状の遊技媒体についても同様に生ずる課題である。
本発明は、上述した問題点を解消し、課題を解決するためになされたものであって、異なる遊技種を用いる場合の不正を防止する遊技媒体管理システム、各台装置及び遊技媒体管理方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、遊技機による遊技に用いられる遊技媒体を管理する遊技媒体管理システムであって、前記遊技機の動作状態に基づいて遊技客の手元に所在する遊技媒体の数を現物遊技媒体数として算定する現物遊技媒体数算定手段と、前記遊技機による遊技の終了を検知する終了検知手段と、前記遊技の終了時に前記現物遊技媒体数と所定値とを比較し、所定の比較結果となった場合に該所定の比較結果に対応する処理を行う比較処理手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記比較処理手段は、前記現物遊技媒体数が前記所定値以上、若しくは前記現物遊技媒体数が前記所定値よりも大きい場合に、前記遊技客を識別する遊技客識別情報を監視対象として登録することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記比較処理手段は、前記遊技客を撮像した遊技客画像を前記遊技客識別情報として用いることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、第1の遊技種の遊技媒体を用いる第1の遊技区画と、前記第1の遊技種とは異なる第2の遊技種を用いる第2の遊技区画との間を移動する遊技客から前記遊技客識別情報を取得する移動遊技客識別情報取得手段と、前記移動遊技客識別情報取得手段により取得された遊技客識別情報が前記監視対象として登録された遊技客識別情報と一致する場合に報知を行う移動監視手段とをさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記監視対象の遊技客識別情報と、前記現物遊技媒体数の遊技種とを対応付けて保持する保持手段と、前記遊技機による遊技を行う遊技客から取得した遊技客識別情報が前記監視対象として登録された遊技客識別情報と一致し、かつ、前記遊技機に対応する遊技種が前記現物遊技媒体数の遊技種と異なる場合に報知を行う遊技監視手段とをさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記保持手段は、前記現物遊技媒体数をさらに対応付けて保持し、前記遊技客の手元に所在する遊技媒体が前記現物遊技媒体数の遊技種の遊技媒体として使用された場合に該使用分を前記現物遊技媒体数から減算し、前記現物遊技媒体数が前記所定値未満又は以下となった場合に対応する前記遊技客識別情報を監視対象から除外することを特徴とする。
また、本発明は、遊技媒体を用いた遊技を行う遊技機に併設され、遊技客の操作に基づいて前記遊技媒体に係る処理を行う各台装置であって、前記遊技機の動作状態に基づいて遊技客の手元に所在する遊技媒体の数を現物遊技媒体数として算定する現物遊技媒体数算定手段と、前記遊技機による遊技の終了を検知する終了検知手段と、前記遊技の終了時に前記現物遊技媒体数と所定値とを比較し、所定の比較結果となった場合に該所定の比較結果に対応する処理を行う比較処理手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、遊技機による遊技に用いられる遊技媒体を管理する遊技媒体管理方法であって、前記遊技機の動作状態に基づいて遊技客の手元に所在する遊技媒体の数を現物遊技媒体数として算定する現物遊技媒体数算定ステップと、前記遊技機による遊技の終了を検知する終了検知ステップと、前記遊技の終了時に前記現物遊技媒体数と所定値とを比較し、所定の比較結果となった場合に該所定の比較結果に対応する処理を行う比較処理ステップとを含むことを特徴とする。
本発明によれば、遊技機の動作状態に基づいて遊技客の手元に所在する遊技媒体の数を現物遊技媒体数として算定し、遊技機による遊技の終了を検知し、遊技の終了時に現物遊技媒体数と所定値とを比較し、所定の比較結果となった場合に該所定の比較結果に対応する処理を行うよう構成したので、異なる遊技種を用いる場合の不正を防止することができる。
図1は、実施例に係る遊技媒体管理システムについての説明図である。 図2は、遊技店のシステム構成を示す図である。 図3は、台間カード処理機の外観を示す図である。 図4は、図2に示した台間カード処理機の構成を示す機能ブロック図である。 図5は、台間カード処理機の記憶部に記憶されるデータの一例を説明するための説明図である。 図6は、図2に示した遊技客管理装置の構成を示す機能ブロック図である。 図7は、遊技客管理装置の記憶部に記憶されるデータの一例についての説明図である。 図8は、遊技客管理装置による監視対象の管理についての説明図である。 図9は、図2に示した島端計数機の外観構成を示す図である。 図10は、図2に示した島端計数機の内部構成を示す機能ブロック図である。 図11は、図2に示した賞品管理装置の外観構成を示す図である。 図12は、賞品管理装置の構成を示す機能ブロック図である。 図13は、現物玉数に係る台間カード処理機の処理手順を示すフローチャートである。 図14は、遊技客管理装置の処理手順を示すフローチャートである。 図15は、異レート持込判定処理の詳細を示すフローチャートである。 図16は、異レート使用判定処理の詳細を示すフローチャートである。
以下に、添付図面を参照して、本発明に係る遊技媒体管理システム、各台装置及び遊技媒体管理方法の好適な実施例を詳細に説明する。
本明細書中にあって持玉とは、遊技客が遊技において獲得した遊技媒体又は当該遊技媒体数を示すデータであって、その当日中(閉店より前の時間)のみ遊技に再度供することができるものを言う。貯玉とは、遊技客が遊技において獲得した遊技媒体又は当該遊技媒体数を示すデータであって、翌日以降(閉店より後の時間)も遊技に再度供することができるものを言う。持玉は、一般遊技客および会員遊技客の双方が使用可能であり、遊技に用いる遊技機の変更(いわゆる台移動)を行った場合などに使用する。貯玉は通常、会員遊技客のみが使用可能であり、獲得した遊技媒体を翌日以降の遊技に用いる場合に使用する。貯玉の使用には所定の手数料を課すこととしてもよい。
まず、本実施例に係る遊技媒体管理システムについて説明する。図1は、実施例に係る遊技媒体管理システムについての説明図である。図1(a)に示すように、遊技店では遊技機20に台間カード処理機10が併設されている。台間カード処理機10は、遊技客の操作に基づいて遊技玉の貸出や再プレイなど遊技玉に係る各種処理を行う各台装置である。
台間カード処理機10は、遊技機20の動作状態に基づいて遊技客の手元に所在する遊技玉の数を現物玉数として算定する(a1)。具体的には、台間カード処理機10は、払出玉数から打込玉数を減算し、賞出玉数を加算して現物玉数を算定する。
払出玉数は、台間カード処理機10が玉貸や再プレイにより払い出した遊技玉の数である。打込玉数は、遊技機20の遊技盤面に打ち込まれた玉数である。賞出玉数は、入賞により払い出された賞玉の数である。
打込玉数は、例えばアウト信号から求めればよい。アウト信号は、遊技盤面から所定数の遊技玉が排出されるごとに出力される信号である。遊技盤面に打ち込まれた遊技玉は最終的に遊技盤面から排出され、アウト信号の対象となるため、アウト信号を検知することで打込玉数を求めることができる。賞出玉については、入賞の発生を検知して賞出玉数を算出してもよいし、賞出玉の払い出しに対応する信号を検知してもよい。
台間カード処理機10は、遊技の終了を検知すると(a2)、現物玉数と閾値とを比較し、所定の比較結果となった場合に該所定の比較結果に対応する処理を行う。具体的には、現物玉数が閾値よりも大きい場合に、上位装置に報知する(a3)。
図1(b)は、台間カード処理機10による報知の具体的な利用例である。図1(b)に示す例では、遊技店は1円レート区画と4円レート区画とが設けられている。また、区画の境界には区画ゲートが設置され、区画ゲートを通過する遊技客を撮像するカメラ110が設置されている。また、各区画に設けられた台間カード処理機10は、遊技客を撮像するカメラを備えている。さらに、台間カード処理機10及びカメラ110は、上位装置である遊技客管理装置100と通信可能に接続されている。
図1(b)では、遊技客は、まず、1円レート区画に設けられた遊技機20で遊技を行っている。この遊技機20に対応付けられた台間カード処理機10は、既に説明したように、現物玉数を算定する。そして、遊技終了時に現物玉数が閾値よりも大きければ、1円レートに設置された台間カード処理機10は、遊技客を撮像し、遊技客の顔画像と現物玉数とを対応付けて遊技客管理装置100に送信する。遊技客管理装置100は、1円レート区画の台間カード処理機10から顔画像及び現物玉数を受信したならば、顔画像及び現物玉数を監視対象として登録する(b1)。
カメラ110は、区画ゲートを通過する遊技客の顔画像を撮像し、遊技客管理装置100に送信する。遊技客管理装置100は、カメラ110から顔画像を受信したならば、異レート持込判定を行う(b2)。異レート持込判定では、遊技客管理装置100は、カメラ110から受信した顔画像と監視対象として登録された顔画像とを比較し、一致する顔画像が登録されている場合に異レート持込、すなわち、異なるレートの区画への遊技玉の持ち込みが発生したと判定する。
遊技客管理装置100は、異レート持込が発生したと判定したならば、遊技店の店員に報知を行う。従って、遊技客が1円レート区画の遊技で得た遊技玉を持ったまま区画ゲートを通過しようとすれば、遊技客管理装置100によって検知され、店員への報知が行われることになる。
また、台間カード処理機10は、遊技を行う遊技客の画像を撮像し、その顔画像を遊技客管理装置100に送信する。遊技客管理装置100は、台間カード処理機10から顔画像を受信したならば、異レート使用判定を行う(b3)。異レート使用判定では、遊技客管理装置100は、台間カード処理機10から受信した顔画像と監視対象として登録された顔画像とを比較する。そして、一致する顔画像が登録されており、かつ、登録時とレートが異なる場合に異レート使用、すなわち、異なるレートの遊技玉の使用が行われる可能性ありと判定する。
遊技客管理装置100は、異レート使用の可能性ありと判定したならば、遊技店の店員に報知を行う。従って、遊技客が1円レート区画の遊技で得た遊技玉を持ったまま4円レート区画の遊技機20で遊技しようとすれば、遊技客管理装置100によって検知され、店員への報知が行われることになる。
このように、遊技客の手元に所在する遊技玉の数を現物玉数として算定し、遊技の終了時に現物玉数と閾値とを比較し、所定の比較結果となった場合に該所定の比較結果に対応する処理を行うことで、異レート持込や異レート使用のような異なるレートを用いる場合の不正を防止することができる。
次に、遊技店のシステム構成について説明する。図2は、遊技店のシステム構成を示す図である。図2に示すように、遊技店には、複数の遊技機20と、各遊技機20にそれぞれ対応して設けられた台間カード処理機10が設置される。台間カード処理機10は、島コントローラ30を介して店内のネットワークである通信回線と接続する。通信回線には、島コントローラ30と、カード管理装置40と、会員管理装置50と、賞品管理装置60と、精算機80と、島端計数機90とが接続される。
遊技機20は、遊技玉を遊技盤面に打ち込んで遊技を行う装置である。この遊技機20の遊技盤面には、複数の入賞領域(入賞口)が設けられており、当該入賞領域を遊技玉が通過したことに基づいて所定個数の遊技玉を賞玉として付与するようになっている。また、遊技盤面には、所定個数の始動領域(始動口)が設けられており、当該始動領域を遊技玉が通過したことに基づいて所定の抽選を行うこととなっている。当該抽選が大当りとなれば、所定の可動部材等の作動により、前述の入賞領域あるいは他の始動領域への遊技玉の通過確率を向上する等、遊技上有利となる作動が行われる。なお、始動領域と入賞領域を兼ねた領域を設けることもできる。
上記入賞領域には、当該入賞領域への遊技玉の通過を検出するための入賞センサが設けられており、この入賞センサにより入賞領域へ打ち込まれた遊技玉の通過(入賞)を検知するようになっている。また、遊技機20の制御部は、入賞領域ごとに賞玉として付与する遊技玉の個数を記憶する賞玉メモリを有している。
したがって、打ち込んだ遊技玉の特定の入賞領域への通過が入賞センサにより検知されると、遊技機20は、賞玉メモリの記憶内容と、入賞領域を通過した遊技玉数とから、付与すべき賞玉数を決定し、決定した賞玉数の払出処理を行うことができる。
台間カード処理機10は、入金の受け付け、遊技玉の貸し出し、カード管理装置40との通信を行う。台間カード処理機10は、遊技客により投入された紙幣を受け付けたならば、この紙幣の金額を含む入金通知データをカード管理装置40に送信し、カード管理装置40が管理するプリペイド価値に金額に応じた数を加算させる。そして、所定の玉貸操作がなされたならば、玉貸要求データをカード管理装置40に送信し、カード管理装置40が管理するプリペイド価値を減算させて、減算されたプリペイド価値に対応する数の遊技玉の払出処理を行う。
また、台間カード処理機10は、カードの挿入を受け付けたならば、カード管理装置40にカード挿入通知データを送信する。また、台間カード処理機10は、カード管理装置40からプリペイド価値、持玉数、貯玉数を含むデータを受信したならば、受信したプリペイド価値、持玉数、貯玉数を記憶する。そして、持玉数を記憶したならば、台間カード処理機10は、カード管理装置40に対して持玉減算要求データを送信することで、カード管理装置40が管理する持玉数をゼロにクリアする。
また、台間カード処理機10は、持玉再プレイ操作を受け付けると、自装置に記憶した持玉数から所定数を減算し、減算した持玉数に対応する数の遊技玉の払出処理を行う。また、台間カード処理機10は、貯玉再プレイ操作を受け付けると、カード管理装置40に対して貯玉再プレイ要求データを送信することで、会員管理装置50が管理する貯玉数から所定数を減算させ、減算させた貯玉数に対応する数の遊技玉の払出処理を行う。
また、台間カード処理機10は、カード返却操作を受け付けたならば、自装置が管理する持玉数を含む持玉加算要求データをカード管理装置40に送信し、カード管理装置40に持玉数を加算させた後、カード排出通知データをカード管理装置40に送信し、カードを排出制御する。
島コントローラ30は、遊技島に設けられた一群の遊技機20及び台間カード処理機10を束ねる中継装置である。
島端計数機90は、遊技島又は区画ごとに設けられ、遊技玉の計数を行う装置である。島端計数機90は、遊技玉の計数結果を獲得玉数として印字したレシートを発行する。獲得玉数の一部又は全部は、貯玉又は持玉とすることもできる。計数結果を持玉にする場合には、島端計数機90は持玉にする玉数とカードIDとを含む持玉加算要求データをカード管理装置40に送信する。計数結果を貯玉にする場合には、島端計数機90は貯玉にする玉数とカードIDとを含む貯玉加算要求データを会員管理装置50に送信する。
カード管理装置40は、カードのプリペイド価値及び持玉数等をカードデータとして管理する装置である。カード管理装置40は、台間カード処理機10からカード挿入通知データを受信したならば、挿入されたカードのカードIDと台間カード処理機10の装置IDとを関連づけて管理し、該カードIDに関連づけられたプリペイド価値及び持玉数を台間カード処理機10に送信する。また、カード挿入通知データに示されたカードIDが会員カードのカードIDである場合には、カード管理装置40は、カード挿入通知データを会員管理装置50に送信し、会員管理装置50から受信した貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
また、カード管理装置40は、台間カード処理機10から持玉減算要求データを受信した場合には、持玉数をゼロにクリアする。また、カード管理装置40は、台間カード処理機10や島端計数機90から持玉加算要求データを受信した場合には、持玉加算要求データに含まれる持玉数をカード管理装置40が管理する持玉数に加算する。
また、カード管理装置40は、台間カード処理機10から玉貸要求データを受信したならば、カードIDに関連付けられたプリペイド価値を所定値減算し、玉貸許可データを台間カード処理機10に送信する。そして、貯玉再プレイ要求データを受信したならば、該貯玉再プレイ要求データを会員管理装置50に送信し、会員管理装置50が貯玉再プレイデータを出力したならば、貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
また、カード管理装置40は、賞品管理装置60からカードIDを受信したならば、このカードIDに関連付けられた持玉数を賞品管理装置60に対して通知する。さらに、精算機80からカードIDを受信したならば、このカードIDに関連付けられたプリペイド価値を精算機80に対して通知する。
会員管理装置50は、遊技店に会員登録した遊技客に係る情報を会員管理データとして管理する管理装置である。具体的には、会員に対して発行した会員カードIDに関連付けて、貯玉数、ポイント数、暗証番号及び氏名等を管理する。
会員管理装置50は、台間カード処理機10からカード挿入通知データを受信したならば、カード挿入通知データに示されたカードIDに関連付けられた貯玉数及び暗証番号を含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。また、会員管理装置50は、台間カード処理機10から貯玉再プレイ要求データを受信したならば、貯玉再プレイ要求データに示されたカードIDに関連づけられた貯玉数から所定数を減算し、減算後の貯玉数を含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。なお、台間カード処理機10と会員管理装置50との通信は、カード管理装置40を介して行なわれる。
また、会員管理装置50は、賞品管理装置60から貯玉数の問い合わせを受けたならば、指定されたカードIDに対応する貯玉数を賞品管理装置60に通知する。
また、会員管理装置50は、島端計数機90から貯玉加算要求データを受信した場合には、貯玉加算要求データに含まれる貯玉数を会員管理装置50が管理する貯玉数に加算する。
賞品管理装置60は、遊技店内の賞品交換カウンタに併設された賞品交換用の端末装置であり獲得玉、貯玉数及び持玉数を賞品に交換する賞品交換処理を行う。この賞品管理装置60には、カードからカードIDを読み取るカードリーダ及び賞品を払い出す賞品払出装置が接続されている。賞品管理装置60は、一般カード又会員カードからカードIDを読み出した場合(若しくは、携帯端末等からカードIDに対応する識別データを読み出した場合)には、カードIDをカード管理装置40に送信して、該カードIDの持玉数を要求する。また、貯玉数を賞品交換する場合は、会員管理装置50に対して貯玉数を要求する。
精算機80は、プリペイド価値が関連付けられたカードが挿入されると、このカードのカードIDをカード管理装置40に送信し、その応答データを受信することにより、カードに関連付けられたプリペイド価値を取得し、取得したプリペイド価値に応じて貨幣を払い出す。
さらに、図2に示した遊技店のシステム構成では、通信回線に遊技客管理装置100を接続している。遊技客管理装置100は、閾値を超える現物玉数を所持している遊技客を監視対象として登録し、異レート持込判定や異レート使用判定を行う。
次に、図2に示した遊技システムの玉貸処理について説明する。遊技客が台間カード処理機10に対して玉貸操作を行うと、台間カード処理機10は、カード管理装置40に玉貸要求データを送信する。この玉貸要求データは、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別データを含む。
カード管理装置40は、玉貸要求データを受信すると、玉貸要求データのカードIDに関連付けられたプリペイド価値から所定値を減算する。そして、カード管理装置40は玉貸許可データを送信元の台間カード処理機10に送信する。玉貸許可データを受信した台間カード処理機10は、減算したプリペイド価値に対応する遊技玉数の払出処理を行う。
次に、図2に示した遊技システムで持玉の再プレイを行う場合の持玉再プレイ処理について説明する。台間カード処理機10は、一般カードあるいは会員カードの挿入を受け付けたならば、カード管理装置40にカード挿入通知データを送信する。このカード挿入通知データは、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別データと、台間カード処理機10のレートを特定するためのデータとを含む。
カード管理装置40は、台間カード処理機10からカード挿入通知データを受信したならば、該カード挿入通知データ内のカードIDに関連付けられた各レートの持玉数を台間カード処理機10に通知する。
台間カード処理機10は、カード管理装置40から受信した持玉数を記憶する。そして、カードID、レートを特定するデータ及び持玉数をゼロにクリアする旨を示す持玉減算要求データをカード管理装置40に送信する。カード管理装置40は、持玉減算要求データを受信したならば、カードIDにより特定される各レートの持玉数をゼロにクリアする。また、台間カード処理機10は、持玉再プレイ操作を受け付けて持玉再プレイを行う場合には、記憶した持玉数から所定数を減算し、対応する遊技玉数の払出処理を行う。
台間カード処理機10は、カード返却操作を受け付けたならば、カード管理装置40に対して持玉加算要求データを送信する。この持玉加算要求データは、カード返却の対象となるカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別データと、各レートの持玉数とを含む。
カード管理装置40は、持玉加算要求データを受け付けたならば、カードIDに関連付けられた各レートの持玉数に持玉加算要求データに含まれる持玉数を加算する。その後、台間カード処理機10は、カード管理装置40にカード排出通知データを送信し、カードを排出制御する。
次に、図2に示した遊技システムでの貯玉再プレイ処理について説明する。台間カード処理機10は、会員カード又は会員カードとして使用可能な携帯端末からカードIDを読み取ったならば、カード管理装置40にカード挿入通知データを送信する。このカード挿入通知データは、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別データと、台間カード処理機10のレートを特定するためのデータとを含む。
カード管理装置40は、台間カード処理機10から受信したカード挿入通知データを会員管理装置50に送信する。会員管理装置50は、カード挿入通知データを受信したならば、該カード挿入通知データ内のカードIDに関連付けられた暗証番号と、貯玉のうち、該カード挿入通知データにより特定されたレートの貯玉数と、貯玉再プレイの可能数を含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。貯玉再プレイの可能数は、貯玉再プレイを行うことのできる玉数を示す。この貯玉再プレイの可能数は、貯玉再プレイにおける遊技玉の払出単位数の倍数である。貯玉再プレイに上限が設定されていれば、貯玉数と上限の範囲内で最大の値が貯玉再プレイの可能数となる。なお、貯玉再プレイの可能数の代わりに貯玉再プレイが可能な回数を貯玉再プレイ度数として用いてもよい。貯玉再プレイ度数は、貯玉再プレイにおける遊技玉の払出単位数で貯玉数を除算した商にあたる。ただし、貯玉再プレイに上限が設定されている場合には、この上限により貯玉再プレイ度数は制限される。
台間カード処理機10は、受信した貯玉再プレイデータを記憶し、貯玉再プレイデータに示された貯玉再プレイの可能数が1以上である場合には貯玉再プレイ操作を受け付け可能とする。
台間カード処理機10は、貯玉再プレイデータの記憶後、最初に貯玉再プレイ操作を受け付けた場合に、遊技客に対して暗証番号の入力を求め、入力された暗証番号が貯玉再プレイデータに示された暗証番号と一致するか否かを判定する。
台間カード処理機10は、暗証番号が一致した場合に、カード管理装置40に貯玉再プレイ要求データを送信する。この貯玉再プレイ要求データは、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別データと、台間カード処理機10のレートを特定するためのデータとを含む。
カード管理装置40は、貯玉再プレイ要求データを会員管理装置50に送信する。会員管理装置50は、貯玉再プレイ要求データを受信したならば、該貯玉再プレイ要求データ内のカードIDに関連付けられた貯玉のうち、該電文により特定されたレートの貯玉の残高を所定値減算し、貯玉再プレイの可能数を再計算する。そして、減算後の残高と貯玉再プレイの可能数とを含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
台間カード処理機10は、記憶する貯玉数を更新し、貯玉再プレイの払出単位数分の遊技玉数の払出処理を行う。また、更新後の貯玉再プレイの可能数が1以上であるかを判定する。貯玉再プレイの可能数が0であれば、貯玉再プレイ操作を受付不可とする。更新後の貯玉再プレイの可能数が1以上であれば、再度貯玉再プレイ操作を受付可能とする。2回目以降の貯玉再プレイでは、暗証番号の確認は不要である。なお、暗証番号の確認を毎回行うようにしてもよい。また、ここでは会員管理装置50が貯玉の残高を減算した後、台間カード処理機10が遊技玉の払出処理を行う場合を例示したが、貯玉再プレイ要求に基づいて遊技玉の払出処理を行った後に、貯玉の残高を減算してもよい。貯玉再プレイ要求前の貯玉再プレイデータに、貯玉再プレイの可能数が示されており、貯玉再プレイ要求を受け付けた後に残高不足が判明する事態とはならないためである。
次に、閉店処理における持玉からの貯玉への移行について説明する。カード管理装置40は、閉店処理時にカード管理データの持玉数を確認し、ゼロより大きい持玉数が関連付けられたカードIDが存在する場合には、該カードIDと持玉数及びレートを会員管理装置50に通知する。会員管理装置50は、カードID及びレートにより特定される貯玉数にカード管理装置40から通知された持玉数を加算する。その後、カード管理装置40は、該持玉数をゼロクリアする。
次に、図2に示した台間カード処理機10の外観について説明する。図3は、台間カード処理機10の外観を示す図である。なお、図3には、遊技機20に接続された台間カード処理機10の外観を台間カード処理機10として示している。また、併設される遊技機20は、破線で図示している。また、図3では、紙幣のみを受け付ける台間カード処理機10を図示したが、硬貨受付用のユニットを設けることもできる。
図3に示すように台間カード処理機10は、状態表示部11、紙幣挿入口12a、表示操作部13、カード挿入口14a、かざし部14b及びカメラ19を有する。
状態表示部11は、台間カード処理機10の装置の状態を所定色のランプの点灯あるいは点滅で表示する。紙幣挿入口12aは、遊技玉の貸出に必要な各種紙幣の挿入口である。表示操作部13は、タッチパネル式の液晶ディスプレイ等であり、各種情報及び操作ボタンの表示や操作ボタンによる入力操作の受付を行うデバイスである。
カード挿入口14aは、遊技客の所持するカードの挿入口である。かざし部14bは、会員登録に用いられた携帯端末をかざす部位であり、かざし部14bに携帯端末がかざされると、携帯端末から携帯端末の固有ID(例えばIDm)等のデータが読み取られる。カメラ19は、遊技客の顔画像の撮像に用いられる。
次に、図2に示した台間カード処理機10の構成について説明する。図4は、図2に示した台間カード処理機10の構成を示す機能ブロック図である。図4に示すように、台間カード処理機10は、紙幣搬送部12と、表示操作部13と、リーダライタ14と、かざし部14bと、カメラ19と、通信部15と、記憶部16と、制御部17とを有する。
紙幣搬送部12は、紙幣挿入口12aから挿入された紙幣の金種及び真偽を判別しつつ図示しない紙幣収納部に搬送する搬送部である。表示操作部13は、玉貸に使用可能なプリペイド価値、持玉数、貯玉数等の各種情報の表示と、玉貸操作等の各種操作の受付を行なうタッチパネル式の液晶ディスプレイ等の入出力装置である。
リーダライタ14は、カード挿入口14aに挿入されたカードからカードIDを読み取る装置である。なお、カード挿入口14aに挿入されたカードは、このリーダライタ14を経て図示しないカード収納部に収納される。かざし部14bは、携帯端末等がかざされた場合に、近距離無線通信により携帯端末の固有ID(例えばIDm)等の各種情報を読み取るインタフェース部である。また、リーダライタ14は、遊技客の返却操作に応じて、カード収納部に収納されたカードにカードデータ16bに示される持玉やプリペイド価値等の有価価値を関連付けて新たなカードとして発行する機能も有している。ただし、カードデータ16bに示されるプリペイド価値が0であって、持玉数が一定数(最低保持個数)に満たない場合には、返却操作があってもカードを返却しないように制御する。これは、少量の持玉を関連付けたカードが破棄されることにより、遊技店に損失が生じるのを抑止するための制御である。一定数としては、例えば持玉数に玉1個あたりの貸出単価を乗算した値がカードの価額あるいは遊技店内の最低価格の賞品となるように設定することができるが、これに限らず、遊技店の方針によって自由に設定できる。また、返却操作があってもカードを返却しないように制御する場合に、記憶している持玉を払出処理することもできるが、カードが返却できない旨と持玉の再プレイを促す表示を行ってもよい。
通信部15は、遊技機20及び島コントローラ30との間のデータ通信を行なうためのインタフェース部である。
記憶部16は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等からなる記憶デバイスである。記憶部16は、自装置状態データ16a、カードデータ16b及び現物玉数データ16cを記憶する。
自装置状態データ16aは、台間カード処理機10の状態を示すデータである。この自装置状態データ16aには、台間カード処理機の装置IDと、遊技設定とを含む。台間カード処理機の装置IDは、台間カード処理機10を遊技店内で一意に識別するための識別データである。遊技設定は、台間カード処理機10に設定された遊技種等を示すデータである。遊技店内で複数のレートの遊技玉を扱う場合には、4円レートの遊技玉に「玉1」、2円レートの遊技玉に「玉2」、1円レートの遊技玉に「玉3」というように、レート毎に遊技種名を設定して管理する。台間カード処理機10は、これらの遊技種から遊技に使用するレートを選択して、遊技設定として記憶する。
カードデータ16bは、遊技客が使用中のカードに係るデータである。カードデータ16bは、カードID、プリペイド価値、持玉、貯玉、貯玉再プレイの可能数等を含む。持玉、貯玉については、遊技種(レート)ごとにデータが存在する。カードIDは、リーダライタ14により読み取られたカードIDである。図示しないカード収納部からカード挿入口14aにカードが搬送され、該カードが排出される場合には、この搬送途中でリーダライタ14により読み取られたカードIDによってカードデータ16bが更新される。また、カード挿入口14aから図示しないカード収納部にカードが搬送される場合にも、この搬送途中でリーダライタ14により読み取られたカードIDによってカードデータ16bが更新される。
現物玉数データ16cは、払出玉数、打込玉数及び賞出玉数から算定した現物玉数を示すデータである。
制御部17は、台間カード処理機10の全体を制御する制御部であり、データ管理部17a、画像処理部17b、現物玉数算定部17c、遊技終了判定部17d及び比較処理部17eを有する。
データ管理部17aは、カードが挿入された場合に、自装置状態データ16aの装置IDと、カードデータ16bのカードIDとを含むカード挿入通知データをカード管理装置40に送信する。また、データ管理部17aは、カード管理装置40から有価価値(プリペイド価値、持玉数及び貯玉数の少なくともいずれか)を含むデータを受信した場合に、受信した有価価値によりカードデータ16bを更新する。データ管理部17aは、カードデータ16bに示されたプリペイド価値、持玉数及び貯玉数を適宜表示操作部13に表示制御する。
また、データ管理部17aは、紙幣挿入口12aに紙幣が挿入されると、挿入された紙幣の金額、カードID及び台間カード処理機IDを含む入金通知データをカード管理装置40に送信する。
また、データ管理部17aは、遊技客により玉貸操作が行なわれた場合に、カードID及び装置IDを含む玉貸要求データをカード管理装置40に送信する。この玉貸要求データへの応答として玉貸許可データを受信したならば、データ管理部17aは、所定数の遊技玉の払出処理を行う。
また、データ管理部17aは、遊技客により持玉再プレイ操作が行なわれた場合に、カードデータ16bに示された持玉数から所定数を減算し、対応する数の遊技玉の払出処理を行う。
また、データ管理部17aは、カードデータ16bに示された貯玉再プレイの可能数が1以上である場合には、表示操作部13に貯玉再プレイボタンを表示し、貯玉再プレイ操作を受付可能とする。データ管理部17aは、遊技客により貯玉再プレイ操作が行なわれた場合に、カードID及び台間カード処理機IDを含む貯玉再プレイ要求データを会員管理装置50に送信する。この貯玉再プレイ要求データへの応答として貯玉再プレイデータを受信したならば、カードデータ16bの貯玉数を更新し、貯玉再プレイの払出単位数の遊技玉の払出処理を行う。なお、初回の貯玉再プレイ操作時には、暗証番号の入力を求め、カードデータ16bに示された暗証番号と一致することを条件に貯玉再プレイ要求データを送信する。
また、データ管理部17aは、遊技客によりカード返却操作が行なわれた場合に、カードID、装置ID並びに持玉数を含む持玉加算要求データをカード管理装置40に送信して、カードデータ16bの持玉数をゼロにクリアした後、カード排出通知データをカード管理装置40に送信し、カードを排出する。
なお、玉貸、持玉再プレイ、貯玉再プレイによる払出処理は、例えば遊技機20に対して払出信号を送信することで行えばよい。遊技機20は、受信した払出信号に基づいて遊技玉を上皿に投出する。かかる構成では、玉貸などにより払い出される遊技玉は、賞出玉と同様に遊技機20から払い出されることになる。また、台間カード処理機10に遊技玉の払出機構を設け、玉貸などの払出処理により払い出される遊技玉の一部又他は全てを台間カード処理機10から払い出すようにしてもよい。
画像処理部17bは、カメラ19が撮像した画像データから遊技客の顔画像を抽出する処理部である。画像処理部17bは、遊技客の顔画像の抽出を少なくとも遊技の開始時に行う。画像処理部17bは、遊技の開始時に抽出した遊技客の顔画像を遊技客管理装置100に送信する。
また、画像処理部17bは、比較処理部17eからの要求に応じて比較処理部17eに遊技客の顔画像を出力する。このときの顔画像は新たに抽出してもよいし、遊技開始時などに抽出した顔画像を用いてもよい。
現物玉数算定部17cは、遊技機20の動作状態に基づいて遊技客の手元に所在する遊技玉の数を現物玉数として算定する処理部である。具体的には、現物玉数算定部17cは、払出玉数から打込玉数を減算し、賞出玉数を加算して現物玉数を算定する。現物玉数算定部17cは、算定した現物玉数を現物玉数データ16cとして記憶部16に格納する。また、遊技玉の払出、打込、賞出が発生した場合には、現物玉数データ16cの現物玉数を更新する。
払出玉数は、台間カード処理機10が玉貸や再プレイにより払い出した遊技玉の数である。打込玉数は、遊技機20の遊技盤面に打ち込まれた玉数である。賞出玉数は、入賞により払い出された賞玉の数である。
打込玉数は、例えばアウト信号から求めればよい。アウト信号は、遊技盤面から所定数の遊技玉が排出されるごとに出力される信号である。遊技盤面に打ち込まれた遊技玉は最終的に遊技盤面から排出され、アウト信号の対象となるため、アウト信号を検知することで打込玉数を求めることができる。賞出玉については、入賞の発生を検知して賞出玉数を算出してもよいし、賞出玉の払い出しに対応する信号を検知してもよい。
なお、現物玉数算定部17cは、遊技の開始時に遊技客管理装置100から現物玉数を受信したならば、受信した現物玉数を現物玉数データ16cの初期値として記憶部16に格納する。
遊技終了判定部17dは、遊技機20による遊技の終了を判定する処理部である。具体的には、遊技終了判定部17dは、カードの排出が行われた、アウト玉が検知されずに所定時間が経過した、カメラ19が撮像した画像データに遊技客の像が含まれない状態となって所定時間が経過した、などの条件を用いて遊技の終了を判定する。また、これらの条件を組み合わせて遊技の終了を判定してもよい。また、プリペイド価値、持玉、貯玉が全てゼロであるなど他の条件をさらに加えて遊技の終了を判定してもよい。
比較処理部17eは、遊技終了判定部17dにより遊技が終了したと判定された場合に、現物玉数と閾値とを比較する処理を行う。比較の結果、現物玉数が閾値よりも大きいならば、比較処理部17eは、画像処理部17bに顔画像を要求する。そして、画像処理部17bから取得した顔画像と現物玉数とを対応付けて遊技客管理装置100に送信する。
さらに、比較処理部17eは、遊技中に現物玉数を監視し、現物玉数に異常が発生した場合に遊技客管理装置100に送信する。具体的には、現物玉数が負の値となった場合に異常が発生したと判定すればよい。適正に払い出された遊技玉を使用して遊技を行っていれば現物玉数が負の値となることはないため、現物玉数が負の値となった場合には異レート使用が行われたと推定できるからである。
次に、台間カード処理機10の記憶部16に記憶されるデータの一例について説明する。図5は、台間カード処理機10の記憶部16に記憶されるデータの一例を説明するための説明図である。
図5(a)に示す自装置状態データ16aは、台間カード処理機10のIDが「3001」であり、台間カード処理機10の遊技種として「玉3」が設定された状態を示している。
図5(b)に示すカードデータ16bは、台間カード処理機10に挿入されたカードのIDが「2002」である状態を示している。なお、ここでは、カードIDの上1桁がカードの種別を示しており、上1桁が「1」のカードが一般カード、上1桁が「2」のカードが会員カードである。また、カードデータ16bは、プリペイド価値が「2000度数」である状態を示している。なお、ここではプリペイド価値の度数とは1度数が1円相当である。また、カードデータ16bは、玉1の持玉数が「375玉」、玉2の持玉数が「500玉」、玉3の持玉数が「2000玉」である状態を示している。
また、カードデータ16bは、貯玉再プレイ用の暗証番号が「7777」であり、貯玉再プレイの可能数が「250玉」であり、玉1の貯玉数が「250玉」であり、玉2の貯玉数が「1000玉」であり、玉3の貯玉数が「4000玉」である状態を示している。なお、ここでは再プレイが可能な玉数を再プレイの可能数として格納する構成を示したが、再プレイの可能な回数を再プレイ度数として格納してもよい。また、図示していないが、カード管理装置40では、カードIDに対応付けて、持玉、貯玉、プリペイド価値以外にカードの有効/無効を示す「ロック」フラグのON/OFFも記憶しており、カードの盗難が発覚した場合に従業員操作によってONにされる。これらのデータもカードデータ16bに含まれて記憶されている。さらに、この「ロック」フラグは機能(「貯玉使用」等)別にも設定できるようになっており、例えば遊技客の要望により「貯玉使用」の機能だけを「ロック」の対象として、誤操作を防ぐことに用いることもできる。
図5(c)に示す現物玉数データ16cは、その時点の現物玉数が400玉であることを示している。既に説明したように、現物玉数は、「払出玉数−打込玉数+賞出玉数」によって算定され、遊技中に随時更新される。
次に、図2に示した遊技客管理装置100について説明する。図6は、図2に示した遊技客管理装置100の構成を示す機能ブロック図である。図6に示すように、遊技客管理装置100は、表示部101、入力部102、店舗ネットワーク通信部104、記憶部105及び制御部106を有する。
表示部101は、液晶ディスプレイ装置等の表示デバイスである。入力部102は、キーボードやマウス等の入力デバイスである。店舗ネットワーク通信部104は、遊技店内において通信回線等を介して台間カード処理機10、島端計数機90、カメラ110及び賞品管理装置60とデータ通信するためのインタフェース部である。
遊技店では、遊技種ごとに区画が設けられ、区画の境界にはそれぞれ区画ゲートが設置されている。カメラ110は、複数の区画ゲートに対応してそれぞれ設置され、区画ゲートを通過する遊技客の顔画像を撮像し、遊技客管理装置100に送信する。
島端計数機90及び賞品管理装置60の詳細については後述するが、計数や賞品交換を行う遊技客の顔画像を撮像し、遊技客管理装置100に送信する。
記憶部105は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、監視対象データ105aを記憶する。監視対象データ105aは、異レート持込及び異レート使用の監視対象について、顔画像や現物玉数などを対応付けたデータである。
制御部106は、遊技客管理装置100の全体を制御する制御部であり、監視対象管理部106a及び移動監視部106b及び遊技監視部106cを有する。実際には、これらの機能部に対応するプログラムを図示しないROMや不揮発性メモリに記憶しておき、これらのプログラムをCPU(Central Processing Unit)にロードして実行することにより、監視対象管理部106a及び移動監視部106b及び遊技監視部106cにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
監視対象管理部106aは、監視対象の管理を行う処理部である。具体的には、監視対象管理部106aは、台間カード処理機10から顔画像及び現物玉数を受信した場合に、顔画像及び現物玉数を監視対象として監視対象データ105aに登録する。このとき、現物玉の遊技種やカードIDなども合わせて登録する。現物玉の遊技種は、顔画像及び現物玉の送信元である台間カード処理機10における遊技設定を用いればよい。
また、監視対象管理部106aは、現物玉の正規の使用に基づく監視対象の削除を行う。具体的には、監視対象管理部106aは、島端計数機90や賞品管理装置60から顔画像、使用した遊技玉数及び遊技種を受信した場合には、受信した顔画像と監視対象データ105aに登録された顔画像とを比較する。受信した顔画像と一致する顔画像が登録されており、受信した遊技種と登録された現物玉数の遊技種とが一致するならば、監視対象管理部106aは、受信した遊技玉数を登録された現物玉数から減算する。そして、減算によって現物玉数が閾値以下となったならば、顔画像及び該顔画像に対応付けられた各データを監視対象データ105aから削除する。
監視対象管理部106aは、現物玉の正規の使用に基づく監視対象の削除に加え、後述する遊技監視部106cの指示に基づいて監視対象の削除を行う。
移動監視部106bは、異レート持込判定を行う処理部である。具体的には、移動監視部106bは、カメラ110から顔画像を受信したならば、受信した顔画像と監視対象として監視対象データ105aに登録された顔画像とを比較し、一致する顔画像が登録されている場合に異レート持込、すなわち、異なるレートの区画への遊技玉の持ち込みが発生したと判定する。
移動監視部106bは、異レート持込が発生したと判定したならば、遊技店の店員に報知を行う。このとき、顔画像を店員に通知してもよい。また、対応する区画ゲートで警報を出力する、区画ゲートの通過を禁止するなど、他の処理を行うこともできる。
遊技監視部106cは、異レート使用判定を行う処理部である。具体的には、遊技監視部106cは、台間カード処理機10から顔画像を受信したならば、受信した顔画像と監視対象として登録された顔画像とを比較する。そして、一致する顔画像が登録されており、かつ、送信元の台間カード処理機10に設定された遊技種と現物玉数に対応付けられた遊技種とが異なる場合に異レート使用、すなわち、異なるレートの遊技玉の使用が行われる可能性ありと判定する。
遊技監視部106cは、異レート使用の可能性ありと判定したならば、遊技店の店員に報知を行う。このとき、顔画像を店員に通知してもよい。また、対応する区画ゲートで警報を出力する、区画ゲートの通過を禁止するなど、他の処理を行うこともできる。
受信した顔画像に一致する顔画像が登録されており、かつ、送信元の台間カード処理機10に設定された遊技種と現物玉数に対応付けられた遊技種とが一致する場合には、遊技監視部106cは、現物玉数を送信元の台間カード処理機10に通知し、監視対象管理部106aに監視対象の削除を指示する。これは、遊技客が同一の区画内で使用する遊技機20を変更した、いわゆる台移動を行った状況に対応する。この場合には、台移動後の遊技機20に現物玉数が引き継がれ、台移動後の遊技機20でも現物玉を残して遊技を終了したならば改めて監視対象への登録が行われることになる。
また、遊技監視部106cは、台間カード処理機10から現物玉数の異常の通知を受信した場合には、異レート使用が発生したと判定し、遊技店の店員に報知を行う。このとき、顔画像を店員に通知してもよい。また、対応する区画ゲートで警報を出力する、区画ゲートの通過を禁止するなど、他の処理を行うこともできる。
次に、図6に示した遊技客管理装置100の記憶部105が記憶するデータの一例について説明する。図7は、遊技客管理装置100の記憶部105に記憶されるデータの一例についての説明図である。
図7に示す監視対象データ105aは、監視対象IDに、カードID、顔画像データ、現物玉数及び現物玉遊技種を対応付けている。具体的には、監視対象ID「H001」に、カードID「1009」、顔画像データ「Fig0001.jpg」、現物玉数「420」及び現物玉遊技種「玉3」を対応付けている。ここで、監視対象IDは、監視対象を一意に識別するために付与した識別情報であり、例えば登録時に付与すればよい。
次に、遊技客管理装置100による監視対象の管理について説明する。図8は、遊技客管理装置100による監視対象の管理についての説明図である。図8では、まず、台間カード処理機10が顔画像と現物玉数を遊技客管理装置100に送信している(1)。また、送信された現物玉数は「1420」玉であり、遊技種は「玉3」である。このため、遊技客管理装置100は、顔画像データ「Fig0001.jpg」に現物玉数「1420」玉と現物玉遊技種「玉3」を対応付けて監視対象として登録する。
その後、遊技客が計数を行い、島端計数機90が顔画像と計数玉数を遊技客管理装置100に送信している(2)。送信された計数玉数は「1000」玉であり、遊技種は「玉3」である。遊技客管理装置100は、計数玉数を現物玉数から減算して更新し、顔画像データ「Fig0001.jpg」には現物玉数「420」と現物玉遊技種「玉3」が対応付けられた状態となる。
さらにその後、遊技客が賞品交換を行い、賞品管理装置60が顔画像と賞品交換玉数を遊技客管理装置100に送信している(3)。送信された賞品交換玉数は「400」玉であり、遊技種は「玉3」である。遊技客管理装置100は、賞品交換玉数を現物玉数から減算して更新し、顔画像データ「Fig0001.jpg」には現物玉数「20」と現物玉遊技種「玉3」が対応付けられた状態となる。そして、現物玉数「20」が閾値以下であれば、遊技客管理装置100は、顔画像データ「Fig0001.jpg」及び対応するデータを監視対象から削除することになる。
次に、図2に示した島端計数機90の外観構成について説明する。図9は、図2に示した島端計数機90の外観構成を示す図である。図9に示す島端計数機90は、パチンコ玉を貯留するホッパユニット97の横に表示操作部91を設けた横型の計数機である。また、表示操作部91の下部に会員カード及び一般カードに対する読み書きを行うカードリーダライタ96cと、店員が携行する店員カードを読み取る読取部96dとを設けている。なお、この読取部96dは、遊技客が携帯端末装置を会員カードの代わりに使用する場合には、携帯端末装置から携帯識別情報を読み取ることができる。また、ホッパユニット97の下部には、計数後に返却した余り玉を取り出す玉取出口97aを設けている。
表示操作部91は、パッチパネル式のカラー液晶ディスプレイ等からなる。例えば、この表示操作部91には、パチンコ玉を計数したパチンコ玉数を表示するとともに、レシート発行操作又は貯玉操作を受け付けるためのメニュー画面を表示する。レシート発行部95は、感熱式プリンタ等の印刷部である。例えば、遊技客が表示操作部91の表示画面上の「レシート発行」のタブを押下操作すると、レシート発行部95は、計数した玉数等をバーコード印刷したレシートを発行する。
さらに、レシート発行部95の近傍には、カメラ96eが設けられている。このカメラ96eは、遊技客の顔画像の撮像に用いられる。
ホッパユニット97は、開閉可能なシャッタと、底部に開口部を有する受け皿と、この受け皿の開口部から流れ落ちるパチンコ玉を装置外部のバックヤードに搬送する搬送通路と、該搬送経路上に設けられた後述する計数センサ94とを有する。このホッパユニット97の受け皿に投入されたパチンコ玉は、開口部を経由して搬送通路上を搬送される過程で計数センサ94によって検知される。
島端計数機90は、計数センサ94の検知結果を計数し、計数結果を表示操作部91に表示する。また、島端計数機90は、所定の玉数(例えば10玉)を計数する度に、パルス信号を生成して上位装置に送信することができる。
次に、図2に示した島端計数機90の内部構成について説明する。図10は、図2に示した島端計数機90の内部構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、島端計数機90は、すでに説明した表示操作部91、レシート発行部95、カードリーダライタ96c、カメラ96eに加えて、計時部92、シャッタ機構93、計数センサ94、パルス送信部96a、通信部96b、記憶部98及び制御部99を有する。
計時部92は、時刻を計時するタイマであり、具体的には、制御部99からの時刻問合せに応答してその問合せ時点における日時を送信する。シャッタ機構93は、ホッパユニットに開閉可能に設けられたシャッタの開閉制御を行う機構部であり、該シャッタの開閉駆動を行うシャッタ駆動モータと、シャッタの開閉状態を検知する開閉検知部とを有する。具体的には、このシャッタ機構93は、シャッタを開放させる場合には、シャッタが開状態であることが開閉検知部により検知されるまで、シャッタ駆動モータにシャッタを開駆動させる。また、計数終了後にシャッタを閉鎖する場合には、シャッタが閉状態であることが開閉検知部により検知されるまで、シャッタ駆動モータにシャッタを閉駆動させる。
計数センサ94は、ホッパユニット97の搬送通路の近傍に設けられたセンサであり、搬送経路に赤外線等の発光及びその反射光の受光を行うことでパチンコ玉の通過を検知して制御部99に通知する。パルス送信部96aは、制御部99からの要求に応答してパルス信号を生成し、生成したパルス信号を上位装置に送信することができる。通信部96bは、通信回線を介して遊技客管理装置100と通信を行うためのインタフェースである。
記憶部98は、制御部99による各種処理に必要な情報及びプログラムを記憶する不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、計数ログ98aを記憶する。計数ログ98aは、島端計数機90による計数処理の履歴である。計数処理の結果は、レシートへの印字や遊技客管理装置100への送信によって出力されるが、かかる出力に加えて計数ログ98aを残すことで島端計数機90の動作状態を管理できる。
制御部99は、島端計数機90を全体制御する制御部であり、計数処理部99a、画像処理部99b及び現物玉消込部99cを有する。実際には、これらの機能部に対応するプログラムを図示しないROMや不揮発性メモリに記憶しておき、これらのプログラムをCPUにロードして実行することにより、計数処理部99a、画像処理部99b及び現物玉消込部99cにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
計数処理部99aは、遊技客によって獲得されたパチンコ玉の計数制御を行う処理部である。具体的には、ホッパユニット97にパチンコ玉が投入されると、計数センサ94から獲得玉の通過を通知する信号が出力されるので、一定時間(例えば、3秒)についてかかる信号が検出されなくなるまでカウントアップを継続することでパチンコ玉の計数を行う。また、計数処理部99aは、所定の玉数(例えば10玉)を計数する度に、パルス送信部96aにパルス信号の生成及び送信を要求する。計数センサ94から信号が検出されなくなってから一定時間が経過したならば、計数処理部99aは、計数処理を終了する。
計数処理部99aは、計数結果の出力をレシートの発行によって行う場合には、レシート発行部95にレシートを印字させる。また、計数結果を持玉や貯玉にする場合には、カードリーダライタ96cによって読み取った一般カードや会員カードのカードIDに計数結果を関連付けてカード管理装置40に送信する。
画像処理部99bは、カメラ96eが撮像した画像データから遊技客の顔画像を抽出する処理を行う。現物玉消込部99cは、画像処理部99bにより抽出された顔画像と、計数結果と、計数した遊技玉の遊技種とを対応付けて遊技客管理装置100に送信する処理を行う。計数した遊技玉の遊技種は、自装置が設置された区画の遊技種を用いればよい。
次に、図2に示した賞品管理装置60の外観構成について説明する。図11は、図2に示した賞品管理装置60の外観構成を示す図である。図6に示すように、賞品管理装置60は、遊技店員用の筐体と遊技客用の筐体とを通信線により接続した構成を有する。遊技店員用の筐体には、店側表示部61、操作部62、レシート発行部63、カードリーダ67a及び店員タグリーダ67bが設けられている。遊技客用の筐体には客側表示部64、カメラ64a及び携帯端末リーダ67cが設けられている。
遊技店員は、遊技客に提示されたカードをカードリーダ67aにかざすことにより、該カードからカードIDを読み取らせ、カードIDに対応付けられた持玉及び貯玉の残高を特定する。台間カード処理機10が各台で獲得した玉を計数するための各台計数機を有する場合には、遊技客により提示されるカードには、台間カード処理機10で発行された会員登録していない遊技客が保有する一般カードと、遊技店に会員登録した遊技客が保有する会員カードが含まれる。一般カードには各台計数機で計数した持玉が関連付けられており、会員カードには持玉と会員が預け入れを行った貯玉とが関連付けられている。一方、台間カード処理機10が各台計数機を有しない場合には、島端に玉を計数するための島端計数機90が設けられ、計数結果は島端計数機90からレシートで発行される。このような場合には、賞品管理装置60にはレシートに記録されるバーコード(玉数を当該バーコードから特定することができる)を読み取るためのバーコードリーダが別途設けられ、当該バーコードから特定された玉数を獲得玉数として特定する。また、これらのレシート、カードなどの媒体に関連付けられた遊技玉数(持玉数、貯玉数、獲得玉数)は、合計することができる。特定した遊技玉数は、特殊賞品や一般賞品との交換に使用される。遊技店の店員は、自身の店員タグを店員タグリーダ67bにかざすことにより、権限の認証を受けることができる。
店側表示部61は、操作者である店員用の表示部兼操作部であり、タッチパネルカラー液晶ディスプレイ等からなる。この店側表示部61には、賞品交換内容や操作ガイダンスなどが表示される。操作部62は、テンキー、専用キー及びモードキー等の複数のキーからなり、賞品交換操作入力などを行う際に使用される。専用キーには、特殊賞品との高速交換を行うための高速交換キーや、賞品ごとに対応付けられた個別賞品キーや、貯玉処理を行うための貯玉キーなどが含まれる。
レシート発行部63は、登録リストや集計リスト等の各種レシートを発行処理する発行部であり、感熱式プリンタ等からなる。
遊技客用の筐体に設けられた客側表示部64は、蛍光表示管やタッチパネルカラー液晶ディスプレイ等からなる。遊技客は、この客側表示部64の表示内容を確認することにより、カードに対応付けられる持玉や貯玉の残高を確認することができる。さらに、客側表示部64は、上位の装置(例えばカード管理装置40)からイベント情報などを設定データとして通知された場合には、該イベント情報を表示することができる。また、客側表示部64は、貯玉を使用する際の暗証番号の入力にも使用される。携帯端末リーダ67cは、会員カードとして使用可能な携帯端末がかざされた場合に、該携帯端末からカードIDに対応する情報を読み取る。このカードIDに対応する情報により、持玉数及び貯玉数が特定される。客側表示部64の近傍にはカメラ64aが設けられ、遊技客の顔画像を撮像することができる。
次に、賞品管理装置60の機能構成について説明する。図12は、賞品管理装置60の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、この賞品管理装置60は、通信回線に接続されている。賞品管理装置60は、すでに説明した店側表示部61、操作部62、レシート発行部63、客側表示部64、カメラ64a、カードリーダ67a、店員タグリーダ67b及び携帯端末リーダ67cに加え、記憶部65と、制御部66と、通信部68aと、賞品払出装置接続部68bとを有する。通信部68aは、賞品管理装置60が通信回線を経由して上位の装置と通信するためのインタフェース部である。賞品払出装置接続部68bは、賞品払出装置に特殊賞品の払出指示を送信するためのインタフェース部である。
記憶部65は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、賞品マスタ65aを記憶する。賞品マスタ65aは、遊技玉を賞品に交換する際に使用するデータであり、会員管理装置50から受信して記憶したデータである。
制御部66は、賞品管理装置60を全体制御する制御部であり、賞品管理部66a、賞品交換処理部66b、払出指示部66c、画像処理部66d及び現物玉消込部66eを有する。実際には、これらの機能部に対応するプログラムを図示しないROM等の不揮発性メモリに記憶しておき、これらのプログラムをCPU(Central Processing Unit)にロードして実行することにより、賞品管理部66a、賞品交換処理部66b、払出指示部66c、画像処理部66d及び現物玉消込部66eにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
賞品管理部66aは、記憶部65に記憶した賞品マスタ65aを用いて賞品管理装置60の取扱対象となる賞品の交換玉数等を管理する管理部である。賞品管理部66aは、会員管理装置50から賞品マスタを取得し、記憶部65に賞品マスタ65aとして格納する。
賞品交換処理部66bは、カードリーダ67a又は携帯端末リーダ67cにより読み取ったカードIDをカード管理装置40に送信し、カードIDに関連付けられた持玉数及び貯玉数を取得する。また、バーコードリーダにより読み取られたレシートから獲得玉数を特定する。賞品交換処理部66bは、持玉数、貯玉数及び獲得玉数の合計を賞品交換対象玉数とする。さらに、賞品交換処理部66bは、遊技客から店員に手渡された現物の遊技玉数を賞品交換対象玉数に加算することができる。賞品交換処理部66bは、賞品交換対象玉数の範囲内で、賞品マスタ65aに基づいて特殊賞品及び一般賞品の賞品交換処理を行なう。
具体的には、賞品交換処理部66bは、特殊賞品の交換処理を指定された場合には、賞品交換対象玉数の範囲内で交換可能な特殊賞品の種類及び数の組み合わせを求め、交換に必要な玉数を賞品交換対象玉数より減算する。また、賞品交換処理部66bは、特殊賞品以外の一般賞品の交換処理を行う場合には、操作部62の操作により指定された賞品を交換賞品として、交換に必要な玉数を賞品交換対象玉数より減算する。
賞品交換処理部66bは、一般賞品との交換、特殊賞品との交換などについて、その明細を表示出力するとともに、明細を印字したレシートを発行する。明細の表示出力は、店側表示部61及び客側表示部64を用いて行なうことができる。また、明細の印字は、レシート発行部63により行なうことができる。
払出指示部66cは、賞品交換処理部66bにより特定された特殊賞品の組み合わせについて、賞品払出装置に払出指示を送信することで、特殊賞品の払い出しを行なわせる処理部である。
画像処理部66dは、カメラ64aが撮像した画像データから遊技客の顔画像を抽出する処理を行う。現物玉消込部66eは、画像処理部66dにより抽出された顔画像と、賞品交換対象玉数に加算された現物の遊技玉数と、現物の遊技玉の遊技種とを対応付けて遊技客管理装置100に送信する処理を行う。
次に、現物玉数に係る台間カード処理機10の処理手順について説明する。図13は、現物玉数に係る台間カード処理機10の処理手順を示すフローチャートである。
まず、台間カード処理機10のカメラ19は、遊技の開始時に遊技客を撮像する(ステップS101)。画像処理部17bは、カメラ19が撮像した画像データから遊技客の顔画像を抽出し、遊技客管理装置100に送信する(ステップS102)。
その後、現物玉数算定部17cは、遊技客管理装置100から現物玉数を受信したか否かを判定する(ステップS103)。遊技客管理装置100から現物玉数を受信したならば(ステップS103;Yes)、現物玉数算定部17cは、現物玉数データ16cの現物玉数を受信した現物玉数に更新する(ステップS104)。
ステップS104の後、若しくは遊技客管理装置100から現物玉数を受信していない場合(ステップS103;No)、データ管理部17aによる遊技処理が行われる(ステップS105)。遊技処理には、玉貸、持玉再プレイ及び貯玉再プレイが含まれる。
現物玉数算定部17cは、遊技処理の結果と遊技機20の動作状態(打込玉数及び賞出玉数の出力)に基づいて現物玉数を算定し、現物玉数データ16cを更新する(ステップS106)。
比較処理部17eは、ステップS106で算定された現物玉数が負の値となったか否かを判定する(ステップS107)。現物玉数が負の値となったならば(ステップS107;Yes)、比較処理部17eは、遊技客管理装置100に現物玉数の異常を通知する(ステップS108)。
ステップS108の後、若しくは現物玉数が負の値でない場合(ステップS107;No)、遊技終了判定部17dは、遊技が終了したか否かを判定する(ステップS109)。遊技が終了していなければ(ステップS109;No)、ステップS105に移行し、遊技処理を実行する。
遊技が終了したならば(ステップS109;Yes)、比較処理部17eは、現物玉数と閾値とを比較する処理を行う(ステップS110)。比較の結果、現物玉数が閾値以下であれば(ステップS110;No)、そのまま処理を終了する。現物玉数が閾値よりも大きいならば(ステップS110;Yes)、比較処理部17eは、画像処理部17bに顔画像を要求する。そして、画像処理部17bから取得した顔画像と現物玉数とを対応付けて遊技客管理装置100に通知し(ステップS111)、処理を終了する。
次に、遊技客管理装置100の処理手順について説明する。図14は、遊技客管理装置100の処理手順を示すフローチャートである。まず、監視対象管理部106aは、台間カード処理機10から顔画像及び現物玉数を含む現物玉数の通知を受信したか否かを判定する(ステップS201)。
台間カード処理機10から現物玉数の通知を受信したならば(ステップS201;Yes)、監視対象管理部106aは、現物玉数の通知に示された顔画像及び現物玉数を監視対象として監視対象データ105aに登録する(ステップS202)。
ステップS202の後、若しくは台間カード処理機10から現物玉数の通知を受信していない場合(ステップS201;No)、移動監視部106bによる異レート持込判定処理(ステップS203)と遊技監視部106cによる異レート使用判定処理(ステップS204)とが行われる。異レート持込判定処理及び異レート使用判定処理の詳細については後述する。
異レート持込判定処理(ステップS203)及び異レート使用判定処理(ステップS204)の後、監視対象管理部106aは、現物玉数の正規の使用を示す通知を受信したか否かを判定する(ステップS205)。現物玉数の正規の使用を示す通知は、島端計数機90による計数や賞品管理装置60による賞品交換で現物玉数が使用されたことを示す通知であり、遊技客の顔画像、使用した現物玉数及び遊技種を特定可能である。
現物玉数の正規の使用を示す通知を受信したならば(ステップS205;Yes)。監視対象管理部106aは、通知に示された顔画像と監視対象データ105aに登録された顔画像とを比較する。受信した顔画像と一致する顔画像が登録されており、受信した遊技種と登録された現物玉数の遊技種とが一致するならば、監視対象管理部106aは、受信した遊技玉数を登録された現物玉数から減算する(ステップS206)。
ステップS206の後、監視対象管理部106aは、減算によって現物玉数が閾値以下となったか否かを判定する(ステップS207)。減算によって現物玉数が閾値以下となったならば(ステップS207;Yes)、監視対象管理部106aは、顔画像及び該顔画像に対応付けられた各データを監視対象データ105aから削除する(ステップS208)。
ステップS208の後、減算によって現物玉数が閾値以下となっていない場合(ステップS207;No)、若しくは現物玉数の正規の使用を示す通知を受信していない場合(ステップS205;No)、遊技客管理装置100は処理を終了する。
次に、図14に示した異レート持込判定処理の詳細について説明する。図15は、異レート持込判定処理の詳細を示すフローチャートである。移動監視部106bは、まず、区画ゲートのカメラ110から遊技客の顔画像を受信したか否かを判定する(ステップS301)。その結果、カメラ110から顔画像を受信していなければ(ステップS301;No)、そのまま処理を終了する。
カメラ110から顔画像を受信したならば(ステップS301;Yes)、移動監視部106bは、受信した顔画像と監視対象として監視対象データ105aに登録された顔画像とを比較する(ステップS302)。その結果、受信した顔画像と一致する顔画像が監視対象に登録されていなければ(ステップS303;No)、そのまま処理を終了する。
受信した顔画像と一致する顔画像が監視対象に登録されているならば(ステップS303;Yes)、移動監視部106bは、異レート持込が発生したと判定し、異レート持込の発生を報知して(ステップS304)、処理を終了する。
次に、図14に示した異レート使用判定処理の詳細について説明する。図16は、異レート使用判定処理の詳細を示すフローチャートである。遊技監視部106cは、まず、台間カード処理機10から顔画像を受信したか否かを判定する(ステップS401)。
台間カード処理機10から顔画像を受信したならば(ステップS401;Yes)、遊技監視部106cは、受信した顔画像と監視対象として監視対象データ105aに登録された顔画像とを比較する(ステップS402)。その結果、受信した顔画像と一致する顔画像が監視対象に登録されていなければ(ステップS403;No)、そのまま処理を終了する。
受信した顔画像と一致する顔画像が監視対象に登録されているならば(ステップS403;Yes)、遊技監視部106cは、送信元の台間カード処理機10に設定された遊技種と現物玉数に対応付けられた遊技種とが一致するか否かを判定する(ステップS404)。
遊技種が一致する場合には(ステップS404;Yes)、遊技監視部106cは、現物玉数を送信元の台間カード処理機10に通知し(ステップS405)、監視対象管理部106aに監視対象を削除させ(ステップS406)、処理を終了する。
遊技種が一致しない場合には(ステップS404;No)、遊技監視部106cは、異レート使用が行われる可能性ありと判定し、異レート使用の可能性を報知して(ステップS407)、処理を終了する。
台間カード処理機10から顔画像を受信していなければ(ステップS401;No)、遊技監視部106cは、台間カード処理機10から現物玉数の異常の通知を受信したか否かを判定する(ステップS408)。この結果、台間カード処理機10から現物玉数の異常の通知を受信していなければ(ステップS408;No)、そのまま処理を終了する。
台間カード処理機10から現物玉数の異常の通知を受信したならば(ステップS408;Yes)、遊技監視部106cは、異レート使用が発生したと判定し、異レート使用の発生を報知して(ステップS409)、処理を終了する。
上述してきたように、本実施例では、台間カード処理機10が遊技機20の動作状態に基づいて遊技客の手元に所在する遊技玉の数を現物玉数として算定し、遊技の終了を検知して現物玉数と閾値とを比較し、所定の比較結果となった場合に該所定の比較結果に対応する処理を行うことで、異なる複数の遊技種を用いる場合の不正を防止することができる。
具体的には、本実施例に係るシステムは、遊技終了時の現物玉数が閾値よりも大きい場合に遊技客の顔画像を監視対象として登録するとともに、異なる遊技種の区画に移動する遊技客の顔画像を撮像し、監視対象として登録された顔画像と比較することで、異なる遊技種の区画に遊技玉を持ち込む異レート持込を検知する。
また、本実施例に係るシステムは、遊技終了時の現物玉数が閾値よりも大きい場合に遊技客の顔画像と遊技種とを対応付けて監視対象として登録するとともに、遊技開始時に撮像した遊技客の顔画像が監視対象として登録された顔画像と一致し、かつ、遊技機に対応する遊技種が現物玉数の遊技種と異なる場合に報知を行うことで、異レート使用を検知する。
また、本実施例に係るシステムは、監視対象の現物玉数を管理し、遊技客の手元に所在する遊技玉が計数や賞品交換で適正に使用された場合に該使用分を現物玉数から減算し、現物玉数が閾値以下となった場合に監視対象から除外するので、不正を行う遊技客を精度良く検知することができる。
なお、上記の実施例では、遊技玉の計数を島端計数機90で計数する構成を例に説明を行ったが、台間カード処理機10に計数機能を設ける構成であってもよい。台間カード処理機10に計数機能を設けた場合には、台間カード処理機10は、現物玉数を「払出玉数−打込玉数+賞出玉数−計数玉数」として算定することになる。
また、上記の実施例では、島端計数機90及び賞品管理装置60がカメラを内蔵する構成を例示したが、島端計数機90及び賞品管理装置60の近傍に設置したカメラと接続する構成であってもよい。
また、上記の実施例では、遊技客の顔画像を遊技客の識別情報として用いる構成を例示したが、顔画像以外の識別情報を用いてもよい。
また、上記の実施例で登録された監視対象の情報は、任意に利用することが可能である。例えば、再来店時に要注意人物であることを店員に報知してもよいし、入店禁止や賞品交換禁止などを行ってもよい。また、複数の店舗で監視対象の情報を共有してもよい。
また、上記の実施例では、現物玉数が閾値よりも大きい場合に監視対象として登録する構成を例示したが、現物玉数が閾値以上である場合に監視対象として登録する構成であってもよい。
また、上記の実施例では、区画ゲートの通過時に取得した顔画像が監視対象として登録した顔画像と一致する場合に報知を行なう構成を例示したが、区画ゲートの通過時に顔画像の取得ができなかった場合にも報知を行ってもよい。
また、遊技客の顔画像から会員遊技客であるか否かを判定し、この判定結果を含めて店員への報知を行ってもよい。
また、上記の実施例では、遊技媒体数を関連づける媒体であるカードの形態についての詳細な説明を省略したが、かかるカードには、磁気カード、ICカード等が含まれる。また、ここでは説明の便宜上「カード」を例にとって説明したが、かかるカード以外に、ICチップ、メモリスティック、携帯端末等を用いる場合に本発明を適用することもできる。
また、上記の実施例では、遊技玉を遊技媒体として使用する場合を例に説明を行なったが、スロットマシン用のメダルを用いる場合にも適用可能である。
また、図示した各構成は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の構成をされていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の形態は図示のものに限られず、その全部または一部を各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、遊技客管理装置100の機能をカード管理装置40など他の装置に持たせてもよい。
以上のように、本発明に係る遊技媒体管理システム、各台装置及び遊技媒体管理方法は、異なる遊技種を用いる場合の不正を防止することに適している。
10 台間カード処理機
11 状態表示部
12 紙幣搬送部
12a 紙幣挿入口
13 表示操作部
14 リーダライタ
14a カード挿入口
14b かざし部
15 通信部
16、105 記憶部
16a 自装置状態データ
16b カードデータ
16c 現物玉数データ
17、106 制御部
17a データ管理部
17b 画像処理部
17c 現物玉数算定部
17d 遊技終了判定部
17e 比較処理部
19、110 カメラ
20 遊技機
30 島コントローラ
40 カード管理装置
50 会員管理装置
60 賞品管理装置
80 精算機
90 島端計数機
100 遊技客管理装置
101 表示部
102 入力部
104 店舗ネットワーク通信部
105a 監視対象データ
106a 監視対象管理部
106b 移動監視部
106c 遊技監視部

Claims (8)

  1. 遊技機による遊技に用いられる遊技媒体を管理する遊技媒体管理システムであって、
    前記遊技機の動作状態に基づいて遊技客の手元に所在する遊技媒体の数を現物遊技媒体数として算定する現物遊技媒体数算定手段と、
    前記遊技機による遊技の終了を検知する終了検知手段と、
    前記遊技の終了時に前記現物遊技媒体数と所定値とを比較し、所定の比較結果となった場合に該所定の比較結果に対応する処理を行う比較処理手段と
    を備えたことを特徴とする遊技媒体管理システム。
  2. 前記比較処理手段は、前記現物遊技媒体数が前記所定値以上、若しくは前記現物遊技媒体数が前記所定値よりも大きい場合に、前記遊技客を識別する遊技客識別情報を監視対象として登録することを特徴とする請求項1に記載の遊技媒体管理システム。
  3. 前記比較処理手段は、前記遊技客を撮像した遊技客画像を前記遊技客識別情報として用いることを特徴とする請求項2に記載の遊技媒体管理システム。
  4. 第1の遊技種の遊技媒体を用いる第1の遊技区画と、前記第1の遊技種とは異なる第2の遊技種を用いる第2の遊技区画との間を移動する遊技客から前記遊技客識別情報を取得する移動遊技客識別情報取得手段と、
    前記移動遊技客識別情報取得手段により取得された遊技客識別情報が前記監視対象として登録された遊技客識別情報と一致する場合に報知を行う移動監視手段と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項2又は3に記載の遊技媒体管理システム。
  5. 前記監視対象の遊技客識別情報と、前記現物遊技媒体数の遊技種とを対応付けて保持する保持手段と、
    前記遊技機による遊技を行う遊技客から取得した遊技客識別情報が前記監視対象として登録された遊技客識別情報と一致し、かつ、前記遊技機に対応する遊技種が前記現物遊技媒体数の遊技種と異なる場合に報知を行う遊技監視手段と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項2、3又は4に記載の遊技媒体管理システム。
  6. 前記保持手段は、前記現物遊技媒体数をさらに対応付けて保持し、前記遊技客の手元に所在する遊技媒体が前記現物遊技媒体数の遊技種の遊技媒体として使用された場合に該使用分を前記現物遊技媒体数から減算し、前記現物遊技媒体数が前記所定値未満又は以下となった場合に対応する前記遊技客識別情報を監視対象から除外することを特徴とする請求項5に記載の遊技媒体管理システム。
  7. 遊技媒体を用いた遊技を行う遊技機に併設され、遊技客の操作に基づいて前記遊技媒体に係る処理を行う各台装置であって、
    前記遊技機の動作状態に基づいて遊技客の手元に所在する遊技媒体の数を現物遊技媒体数として算定する現物遊技媒体数算定手段と、
    前記遊技機による遊技の終了を検知する終了検知手段と、
    前記遊技の終了時に前記現物遊技媒体数と所定値とを比較し、所定の比較結果となった場合に該所定の比較結果に対応する処理を行う比較処理手段と
    を備えたことを特徴とする各台装置。
  8. 遊技機による遊技に用いられる遊技媒体を管理する遊技媒体管理方法であって、
    前記遊技機の動作状態に基づいて遊技客の手元に所在する遊技媒体の数を現物遊技媒体数として算定する現物遊技媒体数算定ステップと、
    前記遊技機による遊技の終了を検知する終了検知ステップと、
    前記遊技の終了時に前記現物遊技媒体数と所定値とを比較し、所定の比較結果となった場合に該所定の比較結果に対応する処理を行う比較処理ステップと
    を含むことを特徴とする遊技媒体管理方法。
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