JPH10337086A - 電気モ−タの駆動回路 - Google Patents
電気モ−タの駆動回路Info
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- JPH10337086A JPH10337086A JP9142747A JP14274797A JPH10337086A JP H10337086 A JPH10337086 A JP H10337086A JP 9142747 A JP9142747 A JP 9142747A JP 14274797 A JP14274797 A JP 14274797A JP H10337086 A JPH10337086 A JP H10337086A
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- voltage
- current
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 小形の帰還コイル16を用いることができエ
ネルギ損失が少いモ−タ駆動回路の提供。 【解決手段】 モ−タコイル11に通電するスイッチ素
子10,モ−タコイルのエネルギをダイオ−ド12を介
して蓄積するコンデンサ13,蓄積エネルギを電源2
0,21に帰還するスイッチ素子14,帰還コイル16
および帰還ダイオ−ド15を有する、SRモ−タ駆動回
路に、蓄積コンデンサ電圧検出手段91、帰還電流検出
手段18,95;および、帰還電流が高いと帰還スイッ
チ素子14をオフにする帰還制御回路9;を備える。蓄
積コンデンサの電圧が高くかつ帰還電流が低いとき帰還
スイッチ素子14をオンにする。検出電流を2値化し検
出電圧をPWMパルスに変換して両者の論理積にて帰還
スイッチングする。検出電流の2値化しきい値を、検出
電圧にて定める。
ネルギ損失が少いモ−タ駆動回路の提供。 【解決手段】 モ−タコイル11に通電するスイッチ素
子10,モ−タコイルのエネルギをダイオ−ド12を介
して蓄積するコンデンサ13,蓄積エネルギを電源2
0,21に帰還するスイッチ素子14,帰還コイル16
および帰還ダイオ−ド15を有する、SRモ−タ駆動回
路に、蓄積コンデンサ電圧検出手段91、帰還電流検出
手段18,95;および、帰還電流が高いと帰還スイッ
チ素子14をオフにする帰還制御回路9;を備える。蓄
積コンデンサの電圧が高くかつ帰還電流が低いとき帰還
スイッチ素子14をオンにする。検出電流を2値化し検
出電圧をPWMパルスに変換して両者の論理積にて帰還
スイッチングする。検出電流の2値化しきい値を、検出
電圧にて定める。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気モ−タに直流
電圧をチョッピングして印加するモ−タ駆動回路に関
し、特に、チョッピング通電用スイッチング素子のオフ
期間にモ−タコイルのエネルギをダイオ−ドを通して蓄
積コンデンサに蓄え、蓄積したエネルギを帰還スイッチ
ング素子および帰還コイルを介して電源に帰還する、い
わゆるCダンプ型のモ−タドライバに関する。
電圧をチョッピングして印加するモ−タ駆動回路に関
し、特に、チョッピング通電用スイッチング素子のオフ
期間にモ−タコイルのエネルギをダイオ−ドを通して蓄
積コンデンサに蓄え、蓄積したエネルギを帰還スイッチ
ング素子および帰還コイルを介して電源に帰還する、い
わゆるCダンプ型のモ−タドライバに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のモ−タドライバは、本発明の一
実施例を示す図1を参照すると、インバ−タのスイッチ
ング素子10をオンからオフに転じたときの電気モ−タ
の電気コイル11が放出する電力をダイオ−ド12を通
して蓄積コンデンサ13に蓄え、コンデンサ13が設定
電圧より高いとき、帰還スイッチング素子14をオンに
して帰還コイル16を介して電源(バッテリ20,コン
デンサ21)に戻す。帰還スイッチング素子14がオン
の間はコンデンサ13がスイッチング素子14および帰
還コイル16を通して電源20,21に放電し、スイッ
チング素子14がオフに転ずると、帰還コイル16とダ
イオ−ド15が電源に直列に接続されているので、帰還
コイル16のエネルギが、電源に放出される。蓄積コン
デンサ13の電圧は電源電圧以上とする。
実施例を示す図1を参照すると、インバ−タのスイッチ
ング素子10をオンからオフに転じたときの電気モ−タ
の電気コイル11が放出する電力をダイオ−ド12を通
して蓄積コンデンサ13に蓄え、コンデンサ13が設定
電圧より高いとき、帰還スイッチング素子14をオンに
して帰還コイル16を介して電源(バッテリ20,コン
デンサ21)に戻す。帰還スイッチング素子14がオン
の間はコンデンサ13がスイッチング素子14および帰
還コイル16を通して電源20,21に放電し、スイッ
チング素子14がオフに転ずると、帰還コイル16とダ
イオ−ド15が電源に直列に接続されているので、帰還
コイル16のエネルギが、電源に放出される。蓄積コン
デンサ13の電圧は電源電圧以上とする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】コンデンサ13の放電
による帰還スイッチング素子14,ダイオ−ド15の破
壊を回避するために、帰還コイル16のインダクタンス
(コイル巻回数)を大きくして、コンデンサ13の放電
電流値を抑制する必要があり、そのため帰還コイル16
は大形になり、抵抗値が増えて帰還エネルギ損失が増大
する。エネルギ損失を抑制するためにはコイル線径を大
きくしなければならず、これにより帰還コイル16は更
に大形になる。
による帰還スイッチング素子14,ダイオ−ド15の破
壊を回避するために、帰還コイル16のインダクタンス
(コイル巻回数)を大きくして、コンデンサ13の放電
電流値を抑制する必要があり、そのため帰還コイル16
は大形になり、抵抗値が増えて帰還エネルギ損失が増大
する。エネルギ損失を抑制するためにはコイル線径を大
きくしなければならず、これにより帰還コイル16は更
に大形になる。
【0004】本発明は、小形の帰還コイルを用いること
ができしかも帰還エネルギ損失が少い駆動回路を提供す
ることを目的とする。
ができしかも帰還エネルギ損失が少い駆動回路を提供す
ることを目的とする。
【0005】
(1)本発明は、電気モ−タ(11)の電気コイルに通電す
るモ−タ駆動スイッチング手段(10),該電気コイルのエ
ネルギをダイオ−ド(12)を介して蓄積するコンデンサ(1
3),蓄積したエネルギを電源に帰還するための、帰還ス
イッチング手段(14),帰還コイル(16)および帰還ダイオ
−ド(15)を有する、電気モ−タの駆動回路に、帰還電流
を検出する電流検出手段(18,95);および、帰還電流が
高いと前記帰還スイッチング手段(14)をオフにする帰還
制御手段(96,94);を備えることを特徴とする。なお、
理解を容易にするためにカッコ内には、図面に示し後述
する実施例の対応要素の符号を、参考までに付記した。
るモ−タ駆動スイッチング手段(10),該電気コイルのエ
ネルギをダイオ−ド(12)を介して蓄積するコンデンサ(1
3),蓄積したエネルギを電源に帰還するための、帰還ス
イッチング手段(14),帰還コイル(16)および帰還ダイオ
−ド(15)を有する、電気モ−タの駆動回路に、帰還電流
を検出する電流検出手段(18,95);および、帰還電流が
高いと前記帰還スイッチング手段(14)をオフにする帰還
制御手段(96,94);を備えることを特徴とする。なお、
理解を容易にするためにカッコ内には、図面に示し後述
する実施例の対応要素の符号を、参考までに付記した。
【0006】これによれば、帰還電流が上昇すると帰還
制御手段(96,94)が帰還スイッチング手段(14)をオフに
するので、過大な帰還電流が遮断される。したがって帰
還コイル(16)のインダクタンスは、過大な帰還電流を十
分に抑制するほどに高い必要性はなく、小形の帰還コイ
ル(16)を用いることができる。帰還回路の抵抗値は増え
ず、帰還エネルギ損失が少い。
制御手段(96,94)が帰還スイッチング手段(14)をオフに
するので、過大な帰還電流が遮断される。したがって帰
還コイル(16)のインダクタンスは、過大な帰還電流を十
分に抑制するほどに高い必要性はなく、小形の帰還コイ
ル(16)を用いることができる。帰還回路の抵抗値は増え
ず、帰還エネルギ損失が少い。
【0007】
(2)電気モ−タ(11)の電気コイルに通電するモ−タ駆
動スイッチング手段(10),該電気コイルのエネルギをダ
イオ−ド(12)を介して蓄積するコンデンサ(13),蓄積し
たエネルギを電源に帰還するための、帰還スイッチング
手段(14),帰還コイル(16)および帰還ダイオ−ド(15)を
有する、電気モ−タの駆動回路に、帰還電流を検出する
電流検出手段(18,95);前記蓄積コンデンサ(13)の電圧
を検出する電圧検出手段(91);および、該電圧検出手段
(91)が検出した電圧が高くかつ前記電流検出手段(18,9
5)が検出した帰還電流が低いとき前記帰還スイッチング
手段(14)をオンにする帰還制御手段(9);を備えること
を特徴とする。
動スイッチング手段(10),該電気コイルのエネルギをダ
イオ−ド(12)を介して蓄積するコンデンサ(13),蓄積し
たエネルギを電源に帰還するための、帰還スイッチング
手段(14),帰還コイル(16)および帰還ダイオ−ド(15)を
有する、電気モ−タの駆動回路に、帰還電流を検出する
電流検出手段(18,95);前記蓄積コンデンサ(13)の電圧
を検出する電圧検出手段(91);および、該電圧検出手段
(91)が検出した電圧が高くかつ前記電流検出手段(18,9
5)が検出した帰還電流が低いとき前記帰還スイッチング
手段(14)をオンにする帰還制御手段(9);を備えること
を特徴とする。
【0008】これによれば、帰還スイッチング手段(14)
がオフで帰還コイル(16)から電源への帰還電流が低く蓄
積コンデンサ(13)の電圧が高いときに帰還スイッチング
手段(14)がオンとなって蓄積コンデンサ(13)の電荷が帰
還コイル(16)を通って電源に放電する。この放電電流が
高くなるとそこで帰還スイッチング手段(14)がオフし、
オンの間の帰還コイル(16)の蓄積エネルギが電源に放出
されて帰還電流が低下するとまた帰還スイッチング手段
(14)がオンになる。この繰返しにより、蓄積コンデンサ
の瞬時放電が抑制されて、蓄積コンデンサの放電が平滑
化(時系列平均化)される。過大な帰還電流が流れないの
で、帰還コイル(16)のインダクタンスは、過大な帰還電
流を十分に抑制するほどに高い必要性はなく、小形の帰
還コイル(16)を用いることができる。帰還回路の抵抗値
は増えず、帰還エネルギ損失が少い。
がオフで帰還コイル(16)から電源への帰還電流が低く蓄
積コンデンサ(13)の電圧が高いときに帰還スイッチング
手段(14)がオンとなって蓄積コンデンサ(13)の電荷が帰
還コイル(16)を通って電源に放電する。この放電電流が
高くなるとそこで帰還スイッチング手段(14)がオフし、
オンの間の帰還コイル(16)の蓄積エネルギが電源に放出
されて帰還電流が低下するとまた帰還スイッチング手段
(14)がオンになる。この繰返しにより、蓄積コンデンサ
の瞬時放電が抑制されて、蓄積コンデンサの放電が平滑
化(時系列平均化)される。過大な帰還電流が流れないの
で、帰還コイル(16)のインダクタンスは、過大な帰還電
流を十分に抑制するほどに高い必要性はなく、小形の帰
還コイル(16)を用いることができる。帰還回路の抵抗値
は増えず、帰還エネルギ損失が少い。
【0009】(3)帰還制御手段(9)は、電圧検出手段
(91)が検出した電圧が第1参照値より高くかつ前記電流
検出手段(18,95)が検出した帰還電流が第2参照値より
低いとき前記帰還スイッチング手段(14)をオンにする。
(91)が検出した電圧が第1参照値より高くかつ前記電流
検出手段(18,95)が検出した帰還電流が第2参照値より
低いとき前記帰還スイッチング手段(14)をオンにする。
【0010】(4)第2参照値は固定値(Vh)である。該
固定値にて、帰還電流の上限値が定まる。
固定値にて、帰還電流の上限値が定まる。
【0011】(5)第2参照値は電圧検出手段(99)が検
出した電圧に対応して該電圧が高いと低い値である。こ
れによれば、電源電圧が高いと帰還電流の上限値が低く
なり、放電電流が抑制される。
出した電圧に対応して該電圧が高いと低い値である。こ
れによれば、電源電圧が高いと帰還電流の上限値が低く
なり、放電電流が抑制される。
【0012】(6)第1参照値は、ピ−ク値,基底値お
よび周期が一定のノコギリ波である。これにより、蓄積
コンデンサ(13)の電圧レベルに対応するオンデュ−ティ
比のPWMパルス(Hレベルがオン指定)と、検出電流
<第2参照値を表わす2値信号(H)との論理積がオン
指定(H)のときに、帰還スイッチング手段(14)がオン
になる。
よび周期が一定のノコギリ波である。これにより、蓄積
コンデンサ(13)の電圧レベルに対応するオンデュ−ティ
比のPWMパルス(Hレベルがオン指定)と、検出電流
<第2参照値を表わす2値信号(H)との論理積がオン
指定(H)のときに、帰還スイッチング手段(14)がオン
になる。
【0013】本発明の他の目的および特徴は、図面を参
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0014】
−第1実施例− 図1に本発明の第1実施例を示す。スイッチドレラクタ
ンスモ−タ(SRモ−タ)の電気コイル11の一端は、
コンデンサ21が並列接続された288Vのバッテリ2
0の正極端につながり、他端はスイッチング素子(IG
BT)10のコレクタ及びエネルギ放出用ダイオ−ド1
2のアノ−ドと接続されている。ダイオ−ド12のカソ
−ドは、蓄積コンデンサ13の正極及びエネルギ帰還用
のスイッチング素子(IGBT)14のコレクタに接続
されている。
ンスモ−タ(SRモ−タ)の電気コイル11の一端は、
コンデンサ21が並列接続された288Vのバッテリ2
0の正極端につながり、他端はスイッチング素子(IG
BT)10のコレクタ及びエネルギ放出用ダイオ−ド1
2のアノ−ドと接続されている。ダイオ−ド12のカソ
−ドは、蓄積コンデンサ13の正極及びエネルギ帰還用
のスイッチング素子(IGBT)14のコレクタに接続
されている。
【0015】16は帰還コイルであり、その一端は電源
20の正極端に接続され、他端は帰還スイッチング素子
14のエミッタ及びダイオ−ド15のカソ−ドと接続さ
れている。ダイオ−ド15は、帰還コイル16のエネル
ギを電源側に戻す。変流器18が帰還コイル16に流れ
る電流を検出し、電源検出回路95が該電流の値を表わ
すアナログ電圧(電流検出信号)を比較器96に与え
る。
20の正極端に接続され、他端は帰還スイッチング素子
14のエミッタ及びダイオ−ド15のカソ−ドと接続さ
れている。ダイオ−ド15は、帰還コイル16のエネル
ギを電源側に戻す。変流器18が帰還コイル16に流れ
る電流を検出し、電源検出回路95が該電流の値を表わ
すアナログ電圧(電流検出信号)を比較器96に与え
る。
【0016】バッテリ20の負極端はダイオ−ド15の
アノ−ド,蓄積コンデンサ13の負極およびスイッチン
グ素子10のエミッタに接続されている。蓄積コンデン
サ13の正極には絶縁型電圧変換回路91が接続されて
いる。絶縁型電圧変換回路91は、蓄積コンデンサ13
の電圧を分圧する抵抗分圧回路、ピ−ク値,基底値およ
び周期が一定のノコギリ波を発生するノコギリ波発生回
路,分圧電圧をノコギリ波と比較して、デュ−ティ比が
分圧電圧に比例するPWMパルスを発生する比較回路,
PWMパルスを絶縁伝送するフォトカプラ、および、フ
ォトカプラの伝送パルスのパルス幅(デュ−ティ比)を
それに比例するレベルのアナログ電圧に変換するパルス
幅/電圧変換回路を含み、該変換回路が出力するアナロ
グ電圧(検出電圧信号)を、比較器92に与える。
アノ−ド,蓄積コンデンサ13の負極およびスイッチン
グ素子10のエミッタに接続されている。蓄積コンデン
サ13の正極には絶縁型電圧変換回路91が接続されて
いる。絶縁型電圧変換回路91は、蓄積コンデンサ13
の電圧を分圧する抵抗分圧回路、ピ−ク値,基底値およ
び周期が一定のノコギリ波を発生するノコギリ波発生回
路,分圧電圧をノコギリ波と比較して、デュ−ティ比が
分圧電圧に比例するPWMパルスを発生する比較回路,
PWMパルスを絶縁伝送するフォトカプラ、および、フ
ォトカプラの伝送パルスのパルス幅(デュ−ティ比)を
それに比例するレベルのアナログ電圧に変換するパルス
幅/電圧変換回路を含み、該変換回路が出力するアナロ
グ電圧(検出電圧信号)を、比較器92に与える。
【0017】ノコギリ波発生回路93が、ピ−ク値,基
底値および周期が一定のノコギリ波(第1参照値)を比
較器93に与え、比較器93は、電圧検出信号のレベル
がノコギリ波よりも高いとき高レベルH、逆のときは低
レベルLの2値信号すなわちPWMパルスを発生してア
ンドゲ−ト94に与える。このPWMパルスのHデュ−
ティ比(14オンを指定するH期間)が、蓄積コンデン
サ13の電圧に比例する。
底値および周期が一定のノコギリ波(第1参照値)を比
較器93に与え、比較器93は、電圧検出信号のレベル
がノコギリ波よりも高いとき高レベルH、逆のときは低
レベルLの2値信号すなわちPWMパルスを発生してア
ンドゲ−ト94に与える。このPWMパルスのHデュ−
ティ比(14オンを指定するH期間)が、蓄積コンデン
サ13の電圧に比例する。
【0018】電流検出信号(回路95の出力)が与えら
れる比較器96には、設定値を示す定電圧Vh(第2参
照値)が印加され、比較器96は、電流検出信号のレベ
ルがVhより低いときH(14オンを指定)、逆のとき
にはLの2値信号を発生しアンドゲ−ト94に与える。
れる比較器96には、設定値を示す定電圧Vh(第2参
照値)が印加され、比較器96は、電流検出信号のレベ
ルがVhより低いときH(14オンを指定)、逆のとき
にはLの2値信号を発生しアンドゲ−ト94に与える。
【0019】アンドゲ−ト94は、PWMパルス(Hが
14オン指定)と比較器96の出力2値信号(Hが14
オン指定)が共にHのときH、少くとも一方がLのとき
Lの、スイッチング制御信号(Hが14オン指定、Lは
オフ指定)を、ゲ−トドライバ97に与える。ゲ−トド
ライバ97は、スイッチング制御信号がHの間帰還スイ
ッチング素子14をオンとし、Lの間はオフとする。
14オン指定)と比較器96の出力2値信号(Hが14
オン指定)が共にHのときH、少くとも一方がLのとき
Lの、スイッチング制御信号(Hが14オン指定、Lは
オフ指定)を、ゲ−トドライバ97に与える。ゲ−トド
ライバ97は、スイッチング制御信号がHの間帰還スイ
ッチング素子14をオンとし、Lの間はオフとする。
【0020】モ−タ駆動インバ−タのスイッチング素子
10のオン/オフは、モ−タ駆動制御回路ECUが制御
する。SRモ−タの3相の電気コイル11は、個別に、
相対的には位相ずれをもって通電される。すなわちスイ
ッチング素子群10の中の、各電気コイルに接続したそ
れぞれのスイッチング素子は、個別にオン/オフされ
る。しかし本書においては、これら3個のスイッチング
素子を総称して、スイッチング素子10と表現する。例
えばスイッチング素子10がオン又はオフと、オン/オ
フに言及があるときには、それは3個の中の1つのスイ
ッチング素子のもの、と理解されたい。
10のオン/オフは、モ−タ駆動制御回路ECUが制御
する。SRモ−タの3相の電気コイル11は、個別に、
相対的には位相ずれをもって通電される。すなわちスイ
ッチング素子群10の中の、各電気コイルに接続したそ
れぞれのスイッチング素子は、個別にオン/オフされ
る。しかし本書においては、これら3個のスイッチング
素子を総称して、スイッチング素子10と表現する。例
えばスイッチング素子10がオン又はオフと、オン/オ
フに言及があるときには、それは3個の中の1つのスイ
ッチング素子のもの、と理解されたい。
【0021】スイッチング素子10がオンからオフに転
じたとき、電流経路は、バッテリ20,コンデンサ21
/モ−タコイル11/スイッチング素子10のル−トか
ら、モ−タコイル11/ダイオ−ド12/コンデンサ1
3のル−トに変わり、コンデンサ13に、〔電源電圧+
モ−タコイル11の電圧〕が加わり、モ−タコイル11
のエネルギ(電力)がダイオ−ド12を通して蓄積コン
デンサ13に蓄積される。したがって蓄積コンデンサ1
3の電圧は電源電圧より高い。この蓄積が進むにつれて
コンデンサ13の電圧が上昇する。
じたとき、電流経路は、バッテリ20,コンデンサ21
/モ−タコイル11/スイッチング素子10のル−トか
ら、モ−タコイル11/ダイオ−ド12/コンデンサ1
3のル−トに変わり、コンデンサ13に、〔電源電圧+
モ−タコイル11の電圧〕が加わり、モ−タコイル11
のエネルギ(電力)がダイオ−ド12を通して蓄積コン
デンサ13に蓄積される。したがって蓄積コンデンサ1
3の電圧は電源電圧より高い。この蓄積が進むにつれて
コンデンサ13の電圧が上昇する。
【0022】ここで、帰還コイル16の電流値が設定値
(Vh)未満であると、比較器96の出力信号がHであ
るので、アンドゲ−ト94が、比較器92の出力である
PWMパルスをゲ−トドライバ97に与え、帰還スイッ
チング素子14が、コンデンサ13の電圧に比例するオ
ンデュ−ティ比でオン/オフする。このオンの期間で
は、電流経路は、モ−タコイル11および蓄積コンデン
サ13/帰還スイッチ14/帰還コイル16/電源2
0,21のル−トになる。この間、帰還コイル16の電
流値が時定数により初値から上がり、その電流がモ−タ
コイル11の電流より大きくなって、始めて、蓄積コン
デンサ13の電圧が下がる。PWMパルスのオフ期間で
は、電流経路はダイオ−ド15/帰還コイル16/電源
20,21のル−トとなり、帰還コイル16のエネルギ
(電力)が電源20,21に戻される。なお、上述のP
WMパルスのオンの期間でも、帰還コイル16の電流値
が設定値(Vh)以上になると比較器96の出力がLに
転じてスイッチング素子14がオフに転ずる。PWMパ
ルスがオン期間内で帰還コイル16の電流値が設定値
(Vh)未満に戻ると、スイッチング素子14が再びオ
ンになる。
(Vh)未満であると、比較器96の出力信号がHであ
るので、アンドゲ−ト94が、比較器92の出力である
PWMパルスをゲ−トドライバ97に与え、帰還スイッ
チング素子14が、コンデンサ13の電圧に比例するオ
ンデュ−ティ比でオン/オフする。このオンの期間で
は、電流経路は、モ−タコイル11および蓄積コンデン
サ13/帰還スイッチ14/帰還コイル16/電源2
0,21のル−トになる。この間、帰還コイル16の電
流値が時定数により初値から上がり、その電流がモ−タ
コイル11の電流より大きくなって、始めて、蓄積コン
デンサ13の電圧が下がる。PWMパルスのオフ期間で
は、電流経路はダイオ−ド15/帰還コイル16/電源
20,21のル−トとなり、帰還コイル16のエネルギ
(電力)が電源20,21に戻される。なお、上述のP
WMパルスのオンの期間でも、帰還コイル16の電流値
が設定値(Vh)以上になると比較器96の出力がLに
転じてスイッチング素子14がオフに転ずる。PWMパ
ルスがオン期間内で帰還コイル16の電流値が設定値
(Vh)未満に戻ると、スイッチング素子14が再びオ
ンになる。
【0023】モ−タコイル11の電流が大きいと、蓄積
コンデンサ13の電圧が低くなるのに時間がかかり、P
WMパルスのオンデュ−ティ比が高くなり、帰還スイッ
チング素子14のオン時間が長くなる。従来はこのよう
な場合帰還コイル16の電流値が非常に大きくなってし
まうが、この実施例では、帰還コイル16の電流値が設
定値(Vh)に達するとそこで帰還スイッチング素子1
4をオフに転ずるので、帰還コイル16の電流値は低く
抑制される。
コンデンサ13の電圧が低くなるのに時間がかかり、P
WMパルスのオンデュ−ティ比が高くなり、帰還スイッ
チング素子14のオン時間が長くなる。従来はこのよう
な場合帰還コイル16の電流値が非常に大きくなってし
まうが、この実施例では、帰還コイル16の電流値が設
定値(Vh)に達するとそこで帰還スイッチング素子1
4をオフに転ずるので、帰還コイル16の電流値は低く
抑制される。
【0024】−第2実施例− 図2に本発明の第2実施例を示す。この実施例は、絶縁
型電圧変換回路99の検出電圧信号を、反転増幅器98
で反転して比較器96に、固定値Vhに代える参照信号
(第2参照値)として与える構成としたものである。そ
の他の構成は、上述の第1実施例と同様である。この第
2実施例では、蓄積コンデンサ13の電圧が高いと低
く、低いと高い参照信号が比較器96に与えられるの
で、比較器96の出力は、電源の電圧が高いほど、帰還
電流の上限値を低く抑制する。電圧が高いほど、蓄積コ
ンデンサ13の電圧が上昇するよう作用し、電源電圧と
蓄積コンデンサ13の電圧差を一定に保つようにする。
型電圧変換回路99の検出電圧信号を、反転増幅器98
で反転して比較器96に、固定値Vhに代える参照信号
(第2参照値)として与える構成としたものである。そ
の他の構成は、上述の第1実施例と同様である。この第
2実施例では、蓄積コンデンサ13の電圧が高いと低
く、低いと高い参照信号が比較器96に与えられるの
で、比較器96の出力は、電源の電圧が高いほど、帰還
電流の上限値を低く抑制する。電圧が高いほど、蓄積コ
ンデンサ13の電圧が上昇するよう作用し、電源電圧と
蓄積コンデンサ13の電圧差を一定に保つようにする。
【0025】−第3実施例− 図3に本発明の第3実施例を示す。この実施例は、ノコ
ギリ波発生回路93が発生するノコギリ波を反転増幅器
98で反転して比較器96に、固定値Vhに代える参照
信号(第2参照値)として与える構成としたものであ
る。その他の構成は、上述の第1実施例と同様である。
この第3実施例では、ノコギリ波発生回路93が発生す
るノコギリ波(基底値から緩やかにピ−ク値に上昇し、
ピ−ク値で急激に基底値に降下する波形)の、ピ−ク値
から基底値への急低下に同期して、比較器96の出力信
号が、オフ指示レベルからオン指示レベルに切換わるよ
うにしたものである。すなわち比較器96の出力もPW
Mパルスであり、そのオン指示レベルHのデュ−ティ比
が、検出電流信号のレベル(帰還電流値)に反比例す
る。比較器92が出力するPWMパルスは、ノコギリ波
のピ−ク値から基底値への急低下に同期してオン指示レ
ベルHとなり、オン指示レベルHのデュ−ティ比が、検
出電圧信号のレベル(帰還コンデンサ13の電圧)に比
例するものである。この第3実施例でも、第1実施例と
同等の効果が得られる。
ギリ波発生回路93が発生するノコギリ波を反転増幅器
98で反転して比較器96に、固定値Vhに代える参照
信号(第2参照値)として与える構成としたものであ
る。その他の構成は、上述の第1実施例と同様である。
この第3実施例では、ノコギリ波発生回路93が発生す
るノコギリ波(基底値から緩やかにピ−ク値に上昇し、
ピ−ク値で急激に基底値に降下する波形)の、ピ−ク値
から基底値への急低下に同期して、比較器96の出力信
号が、オフ指示レベルからオン指示レベルに切換わるよ
うにしたものである。すなわち比較器96の出力もPW
Mパルスであり、そのオン指示レベルHのデュ−ティ比
が、検出電流信号のレベル(帰還電流値)に反比例す
る。比較器92が出力するPWMパルスは、ノコギリ波
のピ−ク値から基底値への急低下に同期してオン指示レ
ベルHとなり、オン指示レベルHのデュ−ティ比が、検
出電圧信号のレベル(帰還コンデンサ13の電圧)に比
例するものである。この第3実施例でも、第1実施例と
同等の効果が得られる。
【0026】以上に説明した実施例のいずれも、検出電
圧信号を、ノコギリ波発生回路93および比較器92
で、PWMパルスに変換しているが、例えば図1におい
て比較器92に、ノコギリ波に代えて設定電圧(固定
値)を与えて、比較器92の2値信号をアンドゲ−ト9
4に与える態様でも、本発明は実施しうる。この場合、
比較器92の出力が、検出電圧信号の2値化信号である
ので、帰還コンデンサ13の電圧に比例するコンデンサ
13の放電時間制御とはならないが、帰還電流の昇,降
に応じて比較器96がオフ,オン指示を切換えるので、
コンデンサ13の放電電流の平滑化機能は十分に確保さ
れ、小型の帰還コイルを用い得る。
圧信号を、ノコギリ波発生回路93および比較器92
で、PWMパルスに変換しているが、例えば図1におい
て比較器92に、ノコギリ波に代えて設定電圧(固定
値)を与えて、比較器92の2値信号をアンドゲ−ト9
4に与える態様でも、本発明は実施しうる。この場合、
比較器92の出力が、検出電圧信号の2値化信号である
ので、帰還コンデンサ13の電圧に比例するコンデンサ
13の放電時間制御とはならないが、帰還電流の昇,降
に応じて比較器96がオフ,オン指示を切換えるので、
コンデンサ13の放電電流の平滑化機能は十分に確保さ
れ、小型の帰還コイルを用い得る。
【図1】 本発明の第1実施例の電気回路図である。
【図2】 本発明の第2実施例の電気回路図である。
【図3】 本発明の第3実施例の電気回路図である。
10:モ−タ駆動インバ−タのスイッチング素子 11:SRモ−タの電気コイル 12:ダイオ−ド 13:蓄積コンデンサ 14:帰還スイッチ
ング素子 15:ダイオ−ド 16:帰還コイル 18:変流器
ング素子 15:ダイオ−ド 16:帰還コイル 18:変流器
Claims (5)
- 【請求項1】電気モ−タの電気コイルに通電するモ−タ
駆動スイッチング手段,該電気コイルのエネルギをダイ
オ−ドを介して蓄積するコンデンサ,蓄積したエネルギ
を電源に帰還するための、帰還スイッチング手段,帰還
コイルおよび帰還ダイオ−ドを有する、電気モ−タの駆
動回路において、 帰還電流を検出する電流検出手段;および、 帰還電流が高いと前記帰還スイッチング手段をオフにす
る帰還制御手段;を備えることを特徴とする電気モ−タ
の駆動回路。 - 【請求項2】電気モ−タの電気コイルに通電するモ−タ
駆動スイッチング手段,該電気コイルのエネルギをダイ
オ−ドを介して蓄積するコンデンサ,蓄積したエネルギ
を電源に帰還するための、帰還スイッチング手段,帰還
コイルおよび帰還ダイオ−ドを有する、電気モ−タの駆
動回路において、 帰還電流を検出する電流検出手段;前記蓄積コンデンサ
の電圧を検出する電圧検出手段;および、 該電圧検出手段が検出した電圧が高くかつ前記電流検出
手段が検出した帰還電流が低いとき前記帰還スイッチン
グ手段をオンにする帰還制御手段;を備えることを特徴
とする電気モ−タの駆動回路。 - 【請求項3】帰還制御手段は、電圧検出手段が検出した
電圧が第1参照値より高くかつ前記電流検出手段が検出
した帰還電流が第2参照値より低いとき前記帰還スイッ
チング手段をオンにする、請求項2記載の電気モ−タの
駆動回路。 - 【請求項4】第2参照値は固定値である請求項3記載の
電気モ−タの駆動回路。 - 【請求項5】第2参照値は電圧検出手段が検出した電圧
に対応して該電圧が高いと低い値である、請求項3記載
の電気モ−タの駆動回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9142747A JPH10337086A (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 電気モ−タの駆動回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9142747A JPH10337086A (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 電気モ−タの駆動回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10337086A true JPH10337086A (ja) | 1998-12-18 |
Family
ID=15322647
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9142747A Pending JPH10337086A (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 電気モ−タの駆動回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10337086A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6060296B1 (ja) * | 2016-04-19 | 2017-01-11 | Kaiseiモータ株式会社 | 定電流制御によるスイッチドリラクタンスモータ装置 |
-
1997
- 1997-05-30 JP JP9142747A patent/JPH10337086A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6060296B1 (ja) * | 2016-04-19 | 2017-01-11 | Kaiseiモータ株式会社 | 定電流制御によるスイッチドリラクタンスモータ装置 |
WO2017183735A1 (ja) * | 2016-04-19 | 2017-10-26 | Kaiseiモータ株式会社 | 定電流制御によるスイッチドリラクタンスモータ装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040419 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050712 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060217 |