JPH10336934A - 回転電機用ステータ及びその製造方法 - Google Patents

回転電機用ステータ及びその製造方法

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JPH10336934A
JPH10336934A JP9147920A JP14792097A JPH10336934A JP H10336934 A JPH10336934 A JP H10336934A JP 9147920 A JP9147920 A JP 9147920A JP 14792097 A JP14792097 A JP 14792097A JP H10336934 A JPH10336934 A JP H10336934A
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一幸 北沢
Masahiro Koyama
正寛 小山
Yutaka Takeuchi
豊 竹内
Kiyoshi Uchibori
清 内堀
Kazuhito Yamaura
一仁 山浦
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続部での巻線導体の接続本数が少ないパラ
レル結線を有する回転電機用ステータを得る。 【解決手段】 連続する12個の単位コアに3本の巻線
導体24,25,26を巻回して第1の3相分の巻線部
C1 ,C2 ,C3 を形成する。連続する3個の単位コア
に続いて連続する3個の単位コアに3本の巻線導体2
4,25,26からなる3本の渡り線CL11,CL1
2,CL13を介して連続して巻回して第2の3相分の
巻線部C4 ,C5 ,C6 を形成する。第1の3相分の巻
線部C1 ,C2 ,C3 と第2の3相分の巻線部C4 ,C
5 ,C6 との間を接続する3本の渡り線CL11,CL
12,CL13を相互に電気的に接続して、パラレル結
線用ユニット42aを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転電機用ステー
タ及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、いわゆる複数の分割コア即ち単位
コアを用いて形成する回転電機用ステータでは、予め巻
線巻回部に巻線導体を巻装して巻線部を形成した複数の
分割コアを環状に組み合わせて環状のステータコアを作
り、その後各単位コアの巻線部から延びる巻線導体の端
部を対応する他の1以上の単位コアに巻装した巻線部か
ら延びる巻線導体の端部と電気的に接続して所望の配線
を完成している。
【0003】しかしながら個々の単位コアに巻線部を形
成しておく従来の方法では、各単位コアの巻線部間を電
気的に接続する作業が非常に繁雑であり、製造能率が著
しく悪い。
【0004】そこで出願人は、平成7年12月5日に出
願した特願平7−316418号によって各単位コア間
の巻線部間を接続する渡り線に接続部を形成しないで、
治具に列をなすように保持した複数の単位コアの巻線巻
回部に、連続的に巻線導体を順次巻回する方法を提案し
た。この方法を用いると各単位コア間の巻線部間を接続
する渡り線を巻線工程中に形成することができる。その
ため、従来のように渡り線を形成するための接続作業が
不要になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら先の出願
では、図6に示すようなパラレル結線と呼ばる複雑な配
線をどのようにするかについては開示されていない。従
来の方法または構造で、パラレル結線を実現すると、6
本の巻線導体を1ケ所で接続しなければならない事態と
なり、接続が面倒になる上、接続部で接続不良が発生す
る可能性が高くなる。
【0006】本発明の目的は、接続部での巻線導体の接
続本数が少ないパラレル結線を有する回転電機用ステー
タを提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、接続部での巻線導体
の接続本数が少ないパラレル結線を有する回転電機用ス
テータを少ない作業工程で製造できる回転電機用ステー
タの製造方法を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、後に接続作業をする
のに必要な長さの渡り線を簡単に確保しつつ巻装作業を
容易に行える回転電機用ステータの製造方法を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明が改良の対象とす
る1つの回転電機用ステータは、巻線が巻回される巻線
巻回部と環状継鉄部の一部を構成する継鉄部分とを有す
る複数個[2n個(nは3の倍数)またはm×n個(m
は4以上の偶数、nは3の倍数)]の単位コアが、巻線
巻回部が内側に位置し且つ継鉄部分が環状継鉄部を構成
するように組合わされてなるステータコアを用いる。ま
た2nまたはm×n個の単位コアの巻線巻回部に巻線導
体がそれぞれ巻装されて構成される複数の巻線部を有す
る。そして2nまたはm×n個の単位コアの巻線巻回部
に巻装された巻線部のうちn相の磁極を構成する隣り合
うn個の巻線部を単位としてこれらの単位毎にn個の巻
線部の巻線がスター結線されて2つまたはm個のスター
結線ユニットが構成されている。
【0010】2つまたはm個のスター結線ユニットの中
性点が相互に接続されて1つまたはm/2個のパラレル
結線用ユニットが構成され、このパラレル結線用ユニッ
トに含まれるn相の磁極を構成する各巻線部が、対応す
るn相分のリード線にそれぞれ接続されている構造のも
のである。
【0011】本発明では、連続するn個の単位コアに
は、n本の巻線導体が巻回されて第1のn相分の巻線部
が形成されている。これら連続するn個の単位コアに続
いて連続するn個の単位コアには、n本の巻線導体が連
続して巻回されて第2のn相分の巻線部が形成されてい
る。これら第1のn相分の巻線部と第2のn相分の巻線
部との間を接続するn本の渡り線がn本の巻線導体によ
って形成され且つ相互に電気的に接続されて、パラレル
結線用ユニットが構成されている。
【0012】従来の回転電機用ステータの構造であれ
ば、2つのスター結線ユニットの中性点どうしを接続す
る場合に、2n本の巻線導体を接続しなければ中性点ど
うしの接続はできなかったが、発明の構成では、第1の
n相分の巻線部と第2のn相分の巻線部との間を接続す
るn本の渡り線が相互に電気的に接続されるだけで、2
つのスター結線ユニットの中性点が相互に接続された1
つのパラレル結線用ユニットが構成されることになる。
したがって本発明によれば、パラレル結線を構成する場
合の接続部での巻線導体の接続本数が従来よりも少なく
なり、接続部での接続不良が発生する可能性が低下す
る。
【0013】m/2個のパラレル結線用ユニットを含む
パラレル結線を構成する場合においては、まず最初のパ
ラレル結線用ユニットが構成され、この最初のパラレル
結線用ユニットに用いられた2n個の単位コアに連続す
る2n個の別の単位コアに対して、最初のパラレル結線
用ユニットの構成と同様の態様でn本の巻線導体が連続
して巻装されて次のパラレル結線用ユニットが構成され
ている。残りのパラレル結線用ユニットがなければ、こ
の次のパラレル結線用ユニットで巻線導体の巻装は終了
するが、残りのパラレル結線用ユニットがあれば、同様
にして残りのパラレル結線用ユニットもn本の巻線導体
を用いて連続構成される。
【0014】そしてm/2個のパラレル結線用ユニット
を含むパラレル結線を構成する場合においては、n本の
巻線導体の巻き初め端部と巻き終り端部がそれぞれ対応
するn本のリード線に電気的に接続され、2つのパラレ
ル結線用ユニット間を接続するn本の渡り線が対応する
n本のリード線にそれぞれ電気的に接続される。
【0015】このようにm/2個のパラレル結線用ユニ
ットを含むパラレル結線を構成する場合においても、1
つのパラレル結線用ユニットの第1のn相分の巻線部と
第2のn相分の巻線部との間を接続するn本の渡り線を
相互に電気的に接続するだけで、2つのスター結線ユニ
ットの中性点が相互に接続された1つのパラレル結線用
ユニットを構成することができる。また2つのパラレル
結線用ユニット間を接続するn本の渡り線を対応するn
本のリード線にそれぞれ電気的に接続するだけで、スタ
ー結線ユニットの各巻線部を対応するn相分のリード線
にそれぞれ接続することができる。したがって本発明に
よれば、パラレル結線を構成する場合の各接続部での巻
線導体の接続本数が従来よりも少なくなり、接続部での
接続不良が発生する可能性を低下させることができる。
【0016】上記の回転電機用ステータを製造する場合
には、n本の巻線導体は絶縁被覆部により被覆されたも
のを用いる。そしてまず、複数個(2n個またはm×n
個)の単位コアを巻線巻回部が同じ方向に向くように一
例に並べる。単位コアを一列に並べる場合には、後に複
数個の単位コアを環状に組み合わせるのを容易にするよ
うな治具を用意して、この治具に各単位コアを保持させ
るのが好ましい。
【0017】次に連続するn個の単位コアにn本の巻線
導体をそれぞれ巻回して(パラレル結線用ユニットが複
数ある場合には最初のパラレル結線用ユニットに用い
る)第1のn相分の巻線部を形成する。次に、n本の巻
線導体をそれぞれn本の渡り線を形成する長さ分だけ引
き出す。その後、前述の連続するn個の単位コアに続い
て連続するn個の単位コアにn本の巻線導体を連続して
それぞれ巻回して(パラレル結線用ユニットが複のある
場合には最初のパラレル結線用ユニットに用いる)第2
のn相分の巻線部を形成する。
【0018】パラレル結線用ユニットが複数ある場合に
は、さらにn本の巻線導体をそれぞれn本の渡り線を形
成する長さ分だけ引き出した後、最初のパラレル結線用
ユニットに用いられた2n個の単位コアに連続する2n
個の別の単位コアに対して、最初のパラレル結線用ユニ
ットの第1及び第2のn相分の巻線部を形成する手順と
同様の手順でn本の巻線導体を連続して巻装して、次の
パラレル結線用ユニットの第1及び第2のn相分の巻線
部を形成する。同様にして、残りのパラレル結線用ユニ
ットの第1及び第2のn相分の巻線部をn本の巻線導体
を用いて形成する。
【0019】そしてパラレル結線用ユニットの第1のn
相分の巻線部と第2のn相分の巻線部との間を接続する
n本の渡り線の絶縁被覆部を部分的に除去して導体を露
出させ、露出した導体を相互に電気的に接続してパラレ
ル結線用ユニットを形成する。またn本の巻線導体の巻
き初め端部と巻き終り端部をそれぞれ対応するn本のリ
ード線に電気的に接続する。パラレル結線用ユニットが
複数ある場合には、2つのパラレル結線用ユニット間を
接続するn本の渡り線を部分的に除去して導体を露出さ
せ、露出した導体を対応するn本のリード線にそれぞれ
電気的に接続する。そして最後に複数個の単位コアを各
継鉄部分が環状の継鉄部を構成するように組合わせる。
【0020】このような製造方法によれば、第1のn相
分の巻線部と第2のn相分の巻線部との間を接続するn
本の渡り線を相互に電気的に接続されるだけで、2つの
スター結線ユニットの中性点が相互に接続された1つの
パラレル結線用ユニットを構成ができる。また2以上の
パラレル結線用ユニットを含むパラレル結線を構成する
場合においても、2つのパラレル結線用ユニット間を接
続するn本の渡り線を対応するn本のリード線にそれぞ
れ電気的に接続するだけで、スター結線ユニットの各巻
線部を対応するn相分のリード線にそれぞれ接続するこ
とができる。
【0021】したがって本発明の方法によれば、パラレ
ル結線を構成する場合の接続部での巻線導体の接続本数
が従来よりも少なくなり、接続部での接続不良が発生す
る可能性を低下させることができる。
【0022】このような本発明に係る回転電機用ステー
タの製造方法においては、複数の(2n個またはm×n
個の)単位コアの列に隣接して複数の巻線係止部を配置
し、n本の巻線導体を対応する巻線係止部に係止させる
ことによりn本の渡り線を形成することが好ましい。こ
のようにすると、巻線係止部に巻線導体を係止させるだ
けで、後に接続作業をするのに必要な長さの渡り線を簡
単に確保できる。特に、巻線係止部に巻線導体を係止さ
せた状態で、次の単位コアへの巻線導体の巻装作業をす
ると、渡り線を確保しても巻線導体をたるませることな
く巻線導体の巻装を行える。したがって、各単位コアへ
の巻線導体の巻装作業が容易になる。なお、巻線係止部
の構造は任意である。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る回転電機用ス
テータとその製造方法における実施の形態の一例を図1
乃至図7を参照して詳細に説明する。
【0024】図1に示すように本発明では、水平向きの
プレート13に、ピンP1 ,P2 ,P3 の組と、ピンP
4 ,P5 ,P6 の組と、ピンP7 ,P8 ,P9 の組と、
ピンP10,P11,P12の組とを、各組でピンが図示のよ
うに斜めに存在し、しかもピンP1 ,P4 ,P7 ,ピン
P10が一直線状に並び、ピンP2 ,P5 ,P8 ,ピンP
11が一直線状に並び、ピンP3 ,P6 ,P9 ,ピンP12
が一直線状に並ぶように突設する。また、このプレート
13には、これらピンP1 〜P12の配列の隣に、ピンP
P4 ,PP5 ,PP6 の組と、ピンPP7 ,PP8 ,P
P9 の組とを、ピンPP4 ,PP5 ,PP6 の組がピン
P4 ,P5 ,P6 の組の隣に存在し、ピンPP7 ,PP
8 ,PP9 の組がピンP7 ,P8 ,P9 の組の隣に存在
し、且つ各組でピンが図示のように斜めに存在し、しか
もピンPP4 とピンPP7 が一直線状に並び、ピンPP
5 とピンPP8 が一直線状に並び、ピンPP6 とピンP
P9 が一直線状に並ぶようにして突設する。また、ピン
P1 ,P2 ,P3 の組とピンP4 ,P5 ,P6 の組との
間には中性点連結ポイント30を設け、ピンP7 ,P8
,P9 の組とピンP10,P11,P12の組との間には中
性点連結ポイント31を設ける。
【0025】更に、ピンP1 〜P12の配列に対して、ピ
ンPP4 …PP9 の列が存在する側とは反対側には、単
位コアS1 ,S2 ,S3 ,…S11,S12を、一列にセッ
トできる単位コアセット治具14を設ける。
【0026】この単位コアセット治具14は、特願平7
−316418号に詳細に開示した治具と同じものであ
り、例えば図2(A)(B)に示すように、一列に配置
した多数の単位コア保持部材32を、連結プレート33
と連結ピン34とからなる連結部材35で屈曲自在に連
結した構造になっている。各単位コア保持部材32に
は、それぞれの正面に単位コア支持ピン32aが設けら
れている。
【0027】このような単位コアセット治具14の各単
位コア保持部材32には、図3(A)(B)に示すよう
に、その正面の単位コア支持ピン32aに、単位コアS
1 〜S12を1個ずつ支持させる。単位コアS1 〜S12
は、巻線が巻回される巻線巻回部51と、環状継鉄部の
一部を構成する継鉄部分52とを有する構造になってい
て、巻線巻回部51には破線で示す絶縁ボビン53を介
して巻線が巻回されるようになっている。
【0028】次に、上述したプレート13及び単位コア
セット治具14を用いた回転電機用ステータの製造方法
について、図4を参照して詳細に説明する。プレート1
3及び単位コアセット治具14を、図示しない巻線機の
テーブル上にプレート13の板面が水平になるようにセ
ットし、また複数の単位コアを保持した単位コアセット
治具14をプレート13に隣接した保持部にセットす
る。巻線機のテーブルは、水平面内で前後,左右方向に
変位可能に構成されている。また巻線機は、プレート1
3の面上に沿って水平面内で前後,左右方向に駆動され
且つ所定の角度で傾斜する3本のノズル15,16,1
7を備えている。
【0029】これら3本のノズル15,16,17を、
図4に示すスタートポイント18,19,20からそれ
ぞれ同期させて図1に示す前後方向に移動させ、3本の
巻線導体24,25,26をこれらノズル15,16,
17の移動と共に引き出して、まず単位コアS1 ,S2
,S3 の各巻線巻回部51(図3)に対して必要な巻
回数(ターン数)分、反時計回り方向に回転させて、図
5(A)(B)に示すように巻線部C1 ,C2 ,C3 を
形成する。
【0030】次に、3本のノズル15,16,17の移
動により3本の巻線導体24,25,26を同期させて
図1に示す前後方向に移動させて、これら巻線導体2
4,25,26を対応するピンP1 ,P2 ,P3 に引っ
掛け、次に3本のノズル15,16,17を図1に示す
左右方向に移動させて、3本の巻線導体24,25,2
6をピンP4 ,P5 ,P6 に引っ掛け、次に3本のノズ
ル15,16,17を前後方向に移動させて、単位コア
S4 ,S5 ,S6 の各巻線巻回部51に対して必要な巻
回数分、時計回り方向に回転させて、図5(A)(B)
に示すように巻線部C4 ,C5 ,C6 を形成する。
【0031】次に、3本のノズル15,16,17の移
動により3本の巻線導体24,25,26を同期させて
前後方向に移動させて、これら巻線導体24,25,2
6を対応するピンPP4 ,PP5 ,PP6 に引っ掛け、
次に3本のノズル15,16,17を左右方向に移動さ
せて、3本の巻線導体24,25,26をピンPP7,
PP8 ,PP9 に引っ掛け、次に3本のノズル15,1
6,17を前後方向に移動させて、単位コアS7 ,S8
,S9 の各巻線巻回部51に対して必要な巻回数分、
反時計回り方向に回転させて、図5(A)(B)に示す
ように巻線部C7,C8 ,C9 を形成する。
【0032】次に、3本のノズル15,16,17の移
動により3本の巻線導体24,25,26を同期させて
前後方向に移動させて、これら巻線導体24,25,2
6を対応するピンP7 ,P8 ,P9 に引っ掛け、次に3
本のノズル15,16,17を左右方向に移動させて、
3本の巻線導体24,25,26をピンP10,P11,P
12に引っ掛け、次に3本のノズル15,16,17を前
後方向に移動させて、単位コアS10,S11,S12の各巻
線巻回部51に対して必要な巻回数分、時計回り方向に
回転させて、図5(A)(B)に示すように巻線部C1
0,C11,C12を形成する。
【0033】次に、3本のノズル15,16,17の移
動により3本の巻線導体24,25,26を同期させて
前後方向に移動させて、これら巻線導体24,25,2
6を巻き終わり位置すなわちエンドポイント21,2
2,23まで移動させる。
【0034】なお、この状態になった時点で、またはこ
の状態になる前に、プレート13上には、図1に示すよ
うにU相のリード線27をピンPP4 ,PP7 に沿って
水平に配置し、V相のリード線28をピンPP5 ,PP
8 に沿って水平に配置し、W相のリード線29をピンP
P6 ,PP9 に沿って水平に配置しておく。かかる状態
で、U相のリード線27にスタートポイント18,エン
ドポイント21及びピンPP4 の位置でU相の巻線導体
24の巻き始め端部、巻き終わり端部及び中間部をそれ
ぞれ各接続部36a,36b,36cによって接続す
る。これらの接続部36a,36b,36cの形成は、
巻線導体24とU相のリード線27の絶縁被覆部をそれ
ぞれ部分的に除去して導体を露出させ、露出した導体を
半田付けまたは溶接により相互に電気的に接続すること
により行う。
【0035】同様に、V相のリード線28にスタートポ
イント19,エンドポイント22及びピンPP5 の位置
でV相の巻線導体25の巻き始め端部、巻き終わり端部
及び中間部をそれぞれ各接続部37a,37b,37c
により接続する。また、W相のリード線29にスタート
ポイント20,エンドポイント23及びピンPP6 の位
置でW相の巻線導体26の巻き始め端部、巻き終わり端
部及び中間部をそれぞれ各接続部38a,38b,38
cにより接続する。
【0036】さらに、プレート13上に予め示された中
性点連結ポイント30,31上に位置する巻線導体2
4,25,26をそれぞれ一括して接続部39,40で
接続する。これら接続部39,40の形成は、巻線導体
24,25,26の絶縁被覆部をそれぞれ部分的に除去
して導体を露出させ、露出した導体を半田付けまたは溶
接することにより行う。
【0037】最後に、単位コアセット治具14を保持部
から外して、12個の単位コアS1〜S12のうちの最初
の単位コアS1 と最後の単位コアS12を、図7に示すよ
うに各継鉄部分52が環状の継鉄部54を構成するよう
に組合わせて相互に連結する。この状態になったなら
ば、単位コアセット治具14を継鉄部54から取り外
す。しかる後、図示しないが環状の継鉄部54の外周
に、回転電機のハウジングの一部を構成する筒状フレー
ムを嵌合する。
【0038】このようにして製造を行うと、図6に示す
ような4つのスター結線ユニット41a,41b,41
c,41dのうち、隣り合う2個のスター結線ユニット
(41a,41b)と(41c,41d)とを単位とし
て形成された2個のパラレル結線ユニット42a,42
bを、連続した自動巻きで巻線導体24,25,26を
1度も切断することなく製造することができる。
【0039】上記例では、m(=4)×n(=3)個の
単位コアS1 〜S12を用いて、m(=4)個のスター結
線ユニット41a,41b,41c,41dのうち、隣
り合う2個のスター結線ユニットを単位として形成され
たm/2(=4/2)個のパラレル結線ユニット42
a,42bを製造する場合について説明したが、本発明
はこれに限定されるものではなく、2n(n=3)個の
単位コアS1 〜S6 を用いて、2個のスター結線ユニッ
ト41a,41bを単位として形成された1個のパラレ
ル結線ユニット42aを製造する場合にも同様に適用す
ることができる。またmを4以上の偶数とし、nを3の
倍数にしたパラレル結線を備えた回転電機用ステータ
も、上記と同様の方法を用いて製造することができる。
【0040】上記の方法で製造された12極の回転電機
用ステータの構造を図6及び図7を参照して説明する。
この回転電機用ステータは、巻線が巻回される巻線巻回
部51と環状継鉄部54の一部を構成する継鉄部分52
とを有する12個の単位コアS1 〜S12が、巻線巻回部
51が内側に位置し且つ継鉄部分52が環状継鉄部54
を構成するように組合わされてステータコアが構成され
ている。12個の単位コアS1 〜S12…の巻線巻回部5
1…には巻線導体24,25,26がそれぞれ巻装され
て巻線部C1 〜C12が形成されている。そして12個の
単位コアS1 〜S12の巻線巻回部51…に巻装された巻
線部C1 〜C12のうち三相の磁極を構成する隣り合う3
個の巻線部(C1 〜C3 ,C4 〜C6 …)を単位として
これらの単位毎に3個の巻線部の巻線がスター結線され
て4個のスター結線ユニット41a〜41dが構成され
ている。
【0041】そして2のスター結線ユニット41a及び
41b並びに41c及び41dの中性点が相互に接続さ
れて構成されて2個のパラレル結線用ユニット42a及
び42bが構成され、このパラレル結線用ユニット42
a及び42bに含まれる三相の磁極を構成する各巻線部
[C1 ,C4 ,C7 ,C10(U相)とC2 ,C5 ,C8
,C11(V相)とC3 ,C6 ,C9 ,C12(W相)]
が、対応する三相分のリード線27,28,29にそれ
ぞれ接続されている。
【0042】そして連続する3個の単位コアS1 〜S3
には、3本の巻線導体24,25,26が巻回されて第
1の三相分の巻線部C1 〜C3 が形成されている。これ
ら連続する3個の単位コアS1 〜S3 に続いて連続する
3個の単位コアS4 〜S6 にも、3本の巻線導体24,
25,26が連続して巻回されて第2の三相分の巻線部
C4 〜C6 が形成されている。これら第1の三相分の巻
線部C1 〜C3 と第2の三相分の巻線部C4 〜C6 との
間を接続する3本の渡り線CL11〜CL13が3本の
巻線導体24,25,26によって形成され且つ相互に
電気的に接続される。これにより第1及び第2のスター
結線ユニット41a及び41bが形成されると同時に2
つのスター結線ユニット41a及び41bの中性点どう
しが接続され、しかも第1のパラレル結線用ユニット4
2aが構成される。
【0043】第2のパラレル結線用ユニット42bも第
1のパラレル結線用ユニット42aに用いられた6個の
単位コアS1 〜S6 に連続する6個の別の単位コアS7
〜S12に対して、第1のパラレル結線用ユニット42a
の構成と同様の態様で3本の巻線導体24,25,26
が連続して巻装されて構成されている。具体的には、連
続する3個の単位コアS7 〜S9 に、3本の巻線導体2
4,25,26が巻回されて第1の三相分の巻線部C7
〜C9 が形成されている。これら連続する3個の単位コ
アS7 〜S9 に続いて連続する3個の単位コアS10〜S
12にも、3本の巻線導体24,25,26が連続して巻
回されて第2の三相分の巻線部C10〜C12が形成されて
いる。これら第1の三相分の巻線部C7 〜C9 と第2の
三相分の巻線部C10〜C12との間を接続する3本の渡り
線CL31〜CL33が3本の巻線導体24,25,2
6によって形成され且つ相互に電気的に接続される。こ
れにより第3及び第4のスター結線ユニット41c及び
41dが形成されると同時に2つのスター結線ユニット
41c及び41dの中性点どうしが接続され、しかも第
2のパラレル結線用ユニット42bが構成される。
【0044】第1及び第2のパラレル結線用ユニット4
2a,42bの間は、渡り線CL21〜CL23により
接続される。3本の巻線導体24,25,26の巻き初
め端部と巻き終り端部がそれぞれ対応する3本のリード
線27,28,29に電気的に接続され、2つのパラレ
ル結線用ユニット42a及び42b間を接続する3本の
渡り線CL21〜CL22が対応する3本のリード線2
7,28,29ににそれぞれ電気的に接続されている。
【0045】この例では、第1の三相分の巻線部と第2
の三相分の巻線部との間を接続する3本の渡り線CL1
1〜CL13及びCL31及びCL33を相互に電気的
に接続するだけで、2つのスター結線ユニット(41a
と41b;41cと41d)の中性点が相互に接続され
た第1及び第2のパラレル結線用ユニット42a及び4
2bを構成することができる。また2つのパラレル結線
用ユニット42a及び42b間を接続する3本の渡り線
CL21〜CL23を対応する3本のリード線27〜2
9にそれぞれ電気的に接続するだけで、スター結線ユニ
ット41a〜41dの各巻線部[C1 ,C4 ,C7 ,C
10(U相)とC2 ,C5 ,C8 ,C11(V相)とC3 ,
C6 ,C9 ,C12(W相)]を対応する三相分のリード
線27〜29にそれぞれ接続することができる。したが
ってパラレル結線を構成する場合の各接続部での巻線導
体の接続本数が従来よりも少なくすることができて、接
続部での接続不良が発生する可能性が少なくなる。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、第1のn相分の巻線部
と第2のn相分の巻線部との間を接続するn本の渡り線
を相互に電気的に接続されるだけで、2つのスター結線
ユニットの中性点が相互に接続された1つのパラレル結
線用ユニットが構成されることになる。したがって本発
明によれば、パラレル結線を構成する場合の接続部での
巻線導体の接続本数が従来よりも少なくなり、接続部で
の接続不良が発生する可能性を低下させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法で用いるプレートの構成の一
例を示す平面図である。
【図2】(A)は本発明で用いる単位コアセット治具の
構成の一例を示す平面図、(B)は該単位コアセット治
具の正面図である。
【図3】(A)は本発明で用いる単位コアセット治具に
単位コアをセットした状態の一例を示す平面図、(B)
は該単位コアをセットした単位コアセット治具の正面図
である。
【図4】本発明の実施の形態の一例で図1に示すプレー
トにパラレル結線巻きをした状態の平面図である。
【図5】(A)(B)は図3(A)(B)に示す単位コ
アセット治具に単位コアをセットした状態で、各単位コ
アに巻線を施した状態を示す一部横断平面図及び正面図
である。
【図6】第1例のパラレル結線ユニットにおける等価回
路図である。
【図7】本例で巻線を施した単位コア列を環状にした状
態を示す平面図である。
【符号の説明】
C1 〜C12 巻線部 P1 〜P12 ピン PP4 〜PP9 ピン S1 〜S12 単位コア 13 プレート 14 単位コアセット治具 15,16,17 ノズル 18,19,20 スタートポイント 21,22,23 エンドポイント 24,25,26 巻線導体 27,28,29 リード線 30,31 中性点連結ポイント 32 単位コア保持部材 32a 単位コア支持ピン 33 連結プレート 34 連結ピン 35 連結部材 36a,36b,36c 接続部 37a,37b,37c 接続部 38a,38b,38c 接続部 39,40 接続部 41a〜41d スター結線ユニット 42a,42b パラレル結線ユニット 51 巻線巻回部 52 継鉄部分 53 絶縁ボビン 54 環状継鉄部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内堀 清 東京都豊島区北大塚一丁目十五番一号 山 洋電気株式会社内 (72)発明者 山浦 一仁 東京都豊島区北大塚一丁目十五番一号 山 洋電気株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻線が巻回される巻線巻回部と環状継鉄
    部の一部を構成する継鉄部分とを有する2n個(nは3
    の倍数)の単位コアが、前記巻線巻回部が内側に位置し
    且つ前記継鉄部分が前記環状継鉄部を構成するように組
    合わされてなるステータコアと、 前記2n個の単位コアの前記巻線巻回部に巻線導体がそ
    れぞれ巻装されて構成される複数の巻線部とからなり、 前記2n個の単位コアの前記巻線巻回部に巻装された巻
    線部のうちn相の磁極を構成する隣り合うn個の巻線部
    を単位としてこれらの単位毎にn個の巻線部の巻線がス
    ター結線されて2つのスター結線ユニットが構成され、 2つの前記スター結線ユニットの中性点が相互に接続さ
    れて構成された1つのパラレル結線用ユニットに含まれ
    る前記n相の磁極を構成する前記各巻線部が、対応する
    n相分のリード線にそれぞれ接続されている回転電機用
    ステータであって、 連続するn個の前記単位コアにn本の巻線導体が巻回さ
    れて第1のn相分の前記巻線部が形成され、前記連続す
    るn個の前記単位コアに続いて連続するn個の前記単位
    コアに前記n本の巻線導体が連続して巻回されて第2の
    n相分の前記巻線部が形成され、前記第1のn相分の前
    記巻線部と前記第2のn相分の前記巻線部との間を接続
    するn本の渡り線が前記n本の巻線導体によって形成さ
    れ且つ相互に電気的に接続されて前記パラレル結線用ユ
    ニットが構成されていることを特徴とする回転電機用ス
    テータ。
  2. 【請求項2】 巻線が巻回される巻線巻回部と該巻線巻
    回部の基部に一体に設けられた継鉄部分とからなるm×
    n個(mは4以上の偶数、nは3の倍数)の単位コア
    が、前記巻線巻回部が内側に位置し且つ前記継鉄部分が
    環状の継鉄部を構成するように組合わされてなるステー
    タコアと、 前記m×n個の単位コアの前記巻線巻回部に巻線導体が
    それぞれ巻装されて構成される複数の巻線部とからな
    り、 前記m×n個の単位コアの前記巻線巻回部に巻装された
    巻線部のうちn相の磁極を構成するn個の巻線部の巻線
    がスター結線されてm個のスター結線ユニットが構成さ
    れ、 隣り合う2個毎の前記スター結線ユニットの中性点が相
    互に接続されて構成されたm/2個のパラレル結線用ユ
    ニットが構成され、 前記m/2個のパラレル結線用ユニットに含まれる前記
    n相の磁極を構成する前記各巻線部が、対応するn相分
    のn本のリード線にそれぞれ接続されている回転電機用
    ステータであって、 連続するn個の前記単位コアにn本の巻線導体が巻回さ
    れて第1のn相分の前記巻線部が形成され、前記連続す
    るn個の前記単位コアに続いて連続するn個の前記単位
    コアに前記n本の巻線導体が連続して巻回されて第2の
    n相分の前記巻線部が形成され、前記第1のn相分の前
    記巻線部と前記第2のn相分の前記巻線部との間を接続
    するn本の渡り線部分が前記n本の巻線導体によって形
    成され且つ相互に電気的に接続されて最初のパラレル結
    線用ユニットが構成されており、 前記最初のパラレル結線用ユニットに用いられた2n個
    の前記単位コアに連続する2n個の別の前記単位コアに
    対して、前記最初のパラレル結線用ユニットの構成と同
    様の態様で前記n本の巻線導体が連続して巻装されて次
    の前記パラレル結線用ユニットが構成されており、 同様にして残りの前記パラレル結線用ユニットが前記n
    本の巻線導体を用いて構成されており、 前記n本の巻線導体の巻き初め端部と巻き終り端部がそ
    れぞれ対応する前記n層本のリード線に電気的に接続さ
    れ、2つの前記パラレル結線用ユニット間を接続するn
    本の渡り線が対応する前記n本のリード線にそれぞれ電
    気的に接続されていることを特徴とする回転電機用ステ
    ータ。
  3. 【請求項3】 巻線が巻回される巻線巻回部と該巻線巻
    回部の基部に一体に設けられた継鉄部分とからなる2n
    個(nは3の倍数)の単位コアが、前記巻線巻回部が内
    側に位置し且つ前記継鉄部分が環状継鉄部を構成するよ
    うに組合わされてなるステータコアと、 前記2n個の単位コアの前記巻線巻回部に絶縁被覆部に
    より被覆された巻線導体がそれぞれ巻装されて構成され
    る複数の巻線部とからなり、 前記2n個の単位コアの前記巻線巻回部に巻装された巻
    線部のうちn相の磁極を構成する隣り合うn個の巻線部
    を単位としてこれらの単位毎にn個の巻線部の巻線がス
    ター結線されて2つのスター結線ユニットが構成され、 2つの前記スター結線ユニットの中性点が相互に接続さ
    れて構成された1つのパラレル結線用ユニットに含まれ
    る前記n相の磁極を構成する前記各巻線部が、対応する
    n相分のn本のリード線にそれぞれ接続されている回転
    電機用ステータの製造方法であって、 前記2n個の単位コアを前記巻線巻回部が同じ方向に向
    くように一例に並べ、 連続するn個の前記単位コアにn本の巻線導体をそれぞ
    れ巻回して第1のn相分の前記巻線部を形成し、 次に前記n本の巻線導体をそれぞれn本の渡り線を形成
    する長さ分だけ引き出し、 前記n本の渡り線を形成した後に前記連続するn個の前
    記単位コアに続いて連続するn個の前記単位コアに前記
    n本の巻線導体を連続してそれぞれ巻回して第2のn相
    分の前記巻線部を形成し、 前記第1のn相分の前記巻線部と前記第2のn相分の前
    記巻線部との間を接続する前記n本の渡り線の前記絶縁
    被覆部を部分的に除去して導体を露出させ、露出した導
    体を相互に電気的に接続して前記パラレル結線用ユニッ
    トを形成し、 前記n本の巻線導体の巻き初め端部と巻き終り端部をそ
    れぞれ対応する前記n本のリード線に電気的に接続し、 最後に前記2n個の単位コアを前記各継鉄部分が環状の
    継鉄部を構成するように組合わせることを特徴とする回
    転電機用ステータの製造方法。
  4. 【請求項4】 巻線が巻回される巻線巻回部と該巻線巻
    回部の基部に一体に設けられた継鉄部分とからなるm×
    n個(mは4以上の偶数、nは3の倍数)の単位コア
    が、前記巻線巻回部が内側に位置し且つ前記継鉄部分が
    環状継鉄部を構成するように組合わされてなるステータ
    コアと、 前記m×n個の単位コアの前記巻線巻回部に絶縁被覆部
    により被覆された巻線導体がそれぞれ巻装されて構成さ
    れる複数の巻線部とからなり、 前記m×n個の単位コアの前記巻線巻回部に巻装された
    巻線部のうちn相の磁極を構成するn個の巻線部の巻線
    がスター結線されてm個のスター結線ユニットが構成さ
    れ、 隣り合う前記スター結線ユニットの中性点が相互に接続
    されてm/2個のパラレル結線用ユニットが構成され、 前記m/2個のパラレル結線用ユニットに含まれる前記
    n相の磁極を構成する前記各巻線部が、対応するn相分
    のn本のリード線にそれぞれ接続されている回転電機用
    ステータの製造方法であって、 前記m×n個の単位コアを前記巻線巻回部が同じ方向に
    向くように一例に並べ、 連続するn個の前記単位コアにn本の巻線導体をそれぞ
    れ巻回して最初のパラレル結線用ユニットに用いる第1
    のn相分の前記巻線部を形成し、次に前記n本の巻線導
    体をそれぞれn本の渡り線を形成する長さ分だけ引き出
    し、その後前記連続するn個の前記単位コアに続いて連
    続するn個の前記単位コアに前記n本の巻線導体を連続
    してそれぞれ巻回して前記最初のパラレル結線用ユニッ
    トに用いる第2のn相分の前記巻線部を形成し、 次に前記n本の巻線導体をそれぞれn本の渡り線を形成
    する長さ分だけ引き出した後、前記最初のパラレル結線
    用ユニットに用いられた2n個の前記単位コアに連続す
    る2n個の別の前記単位コアに対して、前記最初のパラ
    レル結線用ユニットの前記第1及び第2のn相分の前記
    巻線部を形成する手順と同様の手順で前記n本の巻線導
    体を連続して巻装して次のパラレル結線用ユニットの前
    記第1及び第2のn相分の前記巻線部を形成し、 同様にして残りの前記パラレル結線用ユニットの前記第
    1及び第2のn相分の前記巻線部を前記n本の巻線導体
    を用いて形成し、 前記各パラレル結線用ユニットの前記第1のn相分の前
    記巻線部と前記第2のn相分の前記巻線部との間を接続
    する前記n本の渡り線の前記絶縁被覆部を部分的に除去
    して導体を露出させ、露出した導体を相互に電気的に接
    続して前記各パラレル結線用ユニットを構成し、 前記n本の巻線導体の巻き初め端部と巻き終り端部をそ
    れぞれ対応する前記n本のリード線に電気的に接続し、 2つの前記パラレル結線用ユニット間を接続する前記n
    本の渡り線を部分的に除去して導体を露出させ、露出し
    た導体を対応する前記n本のリード線にそれぞれ電気的
    に接続し、 最後に前記m×n個の単位コアを前記各継鉄部分が環状
    の継鉄部を構成するように組合わせることを特徴とする
    回転電機用ステータの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記単位コアの列に隣接して複数の巻線
    係止部を配置し、前記n本の巻線導体を対応する前記巻
    線係止部に係止させることにより前記n本の渡り線をそ
    れぞれ形成することを特徴とする請求項3または4に記
    載の回転電機用ステータの製造方法。
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