JPH10336218A - 同期シリアル転送装置および同期シリアル転送方法 - Google Patents

同期シリアル転送装置および同期シリアル転送方法

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JPH10336218A
JPH10336218A JP9138209A JP13820997A JPH10336218A JP H10336218 A JPH10336218 A JP H10336218A JP 9138209 A JP9138209 A JP 9138209A JP 13820997 A JP13820997 A JP 13820997A JP H10336218 A JPH10336218 A JP H10336218A
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signal
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JP9138209A
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English (en)
Inventor
Hideki Yahiro
英輝 八尋
Kouji Hirano
浩▲じ▼ 平野
Takeshi Hashizume
毅 橋爪
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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    • G06F13/38Information transfer, e.g. on bus
    • G06F13/382Information transfer, e.g. on bus using universal interface adapter
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリアル転送に必要な配線数を低減するとと
もに、マスタ・スレーブ動作を行う場合であっても、マ
スタ機、スレーブ機のように通信装置構成上の差異を必
要とせず、また、マスタ機を介さずに、いずれの通信装
置間でもシリアル転送を可能とした同期シリアル転送装
置を提供する。 【解決手段】 通信装置TR1〜TR3が1本の通信ラ
インTRLによって並列に接続され、通信ラインTRL
には、通信装置TR1〜TR3の出力が全て「High
−Z」状態である場合に、通信ラインTRLの電位を
「High」あるいは「Low」に固定するための電位
固定装置VCが接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は同期シリアル転送装
置および同期シリアル転送方法に関し、特に複数の通信
装置を接続する通信ラインの本数を削減できる同期シリ
アル転送装置および同期シリアル転送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図35に同期シリアル転送を行うための
従来の同期シリアル転送装置の構成を示す。図35にお
いて、n個の通信装置SL1〜SLnが通信装置Mに接
続されている。そして、通信装置SLMと通信装置SL
1〜SLnとの間は、データ送信用配線38、データ受
信用配線39、送信側と受信側で転送の同期をとるため
のクロック用配線40、制御信号用配線41で構成され
る配線群LGによって電気的に接続されている。
【0003】すなわち、通信装置SLMからは複数の配
線群LGが延在し通信装置SL1〜SLnにそれぞれ接
続されている。そして、通信装置Mがマスタ機となり、
通信装置SL1〜SLnがスレーブ機となって、マスタ
機とスレーブ機の間でのみ通信が行われ、スレーブ機間
の通信はマスタ機を介して行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の同期シリアル転
送装置は以上のように構成され、マスタ機とスレーブ機
との電気的接続には4本1組の配線群が必要であり、ス
レーブ機が増えるに伴って配線数が増え、シリアル転送
に対しての制御が複雑になるという問題があった。ま
た、マスタ機には多数のスレーブ機を接続するための構
成を予め設けておく必要があり、マスタ機が大型化する
という問題があった。
【0005】本発明は上記のような問題点を解決するた
めになされたものであり、シリアル転送に必要な配線数
を低減するとともに、マスタ・スレーブ動作を行う場合
であっても、マスタ機、スレーブ機のように通信装置構
成上の差異を必要とせず、また、マスタ機を介さずに、
いずれの通信装置間でもシリアル転送を可能とした同期
シリアル転送装置を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1記
載の同期シリアル転送装置は、データの同期シリアル転
送を行うための同期シリアル転送装置であって、前記デ
ータの送受信を行う複数の通信装置と、前記複数の通信
装置を並列に接続する1本の配線で構成された通信ライ
ンとを備え、前記複数の通信装置の各々は、第1の電位
に代えて、前記通信ラインにハイインピーダンス状態を
出力するとともに、前記第1の電位とは相補的な第2の
電位はそのまま前記通信ラインに出力するインタフェー
ス部を備えている。
【0007】本発明に係る請求項2記載の同期シリアル
転送装置は、前記通信ラインに接続され、前記複数の通
信装置の出力が全てハイインピーダンス状態となった場
合に、前記通信ライン上の電位を第1の電位に固定する
電位固定装置をさらに備えている。
【0008】本発明に係る請求項3記載の同期シリアル
転送装置は、前記複数の通信装置の各々が、前記データ
の送受信のタイミングを規定するクロック信号を出力す
るクロック信号出力部と、前記クロック信号の立ち上が
りあるいは立ち下がりのタイミングを検出するクロック
信号検出部と、前記データを前記クロック信号に重畳さ
せて送信データとして出力するデータ出力部と、クロッ
ク信号検出部が検出した、前記クロック信号の立ち上が
りあるいは立ち下がりのタイミングにおいて、前記送信
データが前記第1の電位あるいは前記第2の電位の何れ
であるかを検出することで、前記送信データから前記デ
ータを検出するデータ検出部とをさらに備えている。
【0009】本発明に係る請求項4記載の同期シリアル
転送装置は、前記複数の通信装置の各々が、前記複数の
通信装置の各々を区別するために、前記複数の通信装置
ごとに異なるように設定されたアドレスと、前記データ
の通信動作を行うに際して、前記通信ラインを専有する
優先度とが個々に割り当てられており、前記アドレスを
示すアドレス信号を出力するアドレス信号出力部と、前
記アドレス信号を検出するアドレス信号検出部と、前記
優先度を示す優先度信号を出力する優先度信号出力部
と、前記優先度信号を検出する優先度信号検出部とをさ
らに備えている。
【0010】本発明に係る請求項5記載の同期シリアル
転送装置は、前記アドレス信号出力部が、前記アドレス
信号として、前記第2の電位を、予め設定されたアドレ
ス信号出力期間だけ出力する機能を有し、前記アドレス
信号検出部は、前記通信ラインにおける前記第2の電位
の期間が、自らに設定されたアドレス信号出力期間と同
じであるか否かを検出する機能を有し、両者が一致する
場合にのみ通信動作を行うものである。
【0011】本発明に係る請求項6記載の同期シリアル
転送装置は、前記優先度信号出力部が、前記優先度信号
として、前記第2の電位を、予め設定された優先度信号
出力期間だけ出力する機能を有し、前記優先度信号検出
部は、前記通信ラインにおける前記第2の電位の期間
が、自らに設定された優先度信号出力期間と同じである
か否かを検出する機能を有し、両者が一致する場合には
優先的に通信動作を行うものである。
【0012】本発明に係る請求項7記載の同期シリアル
転送装置は、前記アドレス信号出力部が、前記データの
送信元を示す送信元アドレス信号を出力する機能と、前
記データの受信先を示す受信先アドレス信号を出力する
機能とを有し、前記アドレス信号検出部は、前記送信元
アドレス信号を受け、自らに設定された前記アドレス信
号出力期間と同じであるか否かを検出し、両者が一致す
る場合には、自らが前記データの送信元であると判断す
る機能と、前記受信先アドレス信号を受け、自らに設定
された前記アドレス信号出力期間と同じであるか否かを
検出し、両者が一致する場合には、自らが前記データの
受信先であると判断する機能とを有している。
【0013】本発明に係る請求項8記載の同期シリアル
転送装置は、前記複数の通信装置の各々が、自らが通信
動作を行っていないアイドル状態であることを他の通信
装置に示すアイドル信号を出力するアイドル信号出力部
と、前記他の通信装置が各々出力する前記アイドル信号
を受けて、前記他の通信装置が前記アイドル状態である
ことを検知するアイドル信号検出部とさらに備えてい
る。
【0014】本発明に係る請求項9記載の同期シリアル
転送装置は、前記第1の電位が「High」であって、
前記電位固定装置は、前記通信ライン上の電位を「Hi
gh」に固定するプルアップ手段を備えている。
【0015】本発明に係る請求項10記載の同期シリア
ル転送装置は、前記第1の電位が「Low」であって、
前記電位固定装置は、前記通信ライン上の電位を「Lo
w」に固定するプルダウン手段を備えている。
【0016】本発明に係る請求項11記載の同期シリア
ル転送方法は、複数の通信装置間でのデータの同期シリ
アル転送を、1本の配線で形成された通信ラインを介し
て行う同期シリアル転送方法であって、前記複数の通信
装置の各々は、第1の電位に代えて、前記通信ラインに
ハイインピーダンス状態を出力するとともに、前記第1
の電位とは相補的な第2の電位はそのまま前記通信ライ
ンに出力する機能を有し、前記通信ラインには、前記複
数の通信装置の出力が全てハイインピーダンス状態とな
った場合に、前記通信ライン上の電位を第1の電位に固
定する電位固定装置が接続され、前記複数の通信装置の
うち、前記データの受信先となる受信先通信装置から、
前記第1の電位とは相補的な第2の電位と、前記ハイイ
ンピーダンス状態とが周期的に与えられるクロック信号
を出力する工程(a)と、前記複数の通信装置のうち、前
記データの送信元となる送信元通信装置が、前記データ
を前記クロック信号に重畳させて出力し、前記電位固定
装置により、前記第1および第2の電位によって構成さ
れる送信データを形成する工程(b)と、前記送信元通信
装置が、前記クロック信号の立ち上がりあるいは立ち下
がりのタイミングにおいて、前記送信データが前記第1
の電位あるいは前記第2の電位の何れであるかを検出す
る工程(c)とを備えている。
【0017】本発明に係る請求項12記載の同期シリア
ル転送方法は、前記複数の通信装置の各々は、前記複数
の通信装置の各々を区別するために、前記複数の通信装
置ごとに異なるように設定されたアドレスと、前記デー
タの通信動作を行うに際して、前記通信ラインを専有す
る優先度とが個々に割り当てられており、前記複数の通
信装置のうち、通信要求がある通信装置が、各々に割り
当てられた前記優先度を比較し、前記優先度の最も高い
ものが前記通信ラインを専有する優先権を獲得する工程
(d)と、前記通信要求がある通信装置のうち、前記優先
権を獲得した通信装置が、前記受信先通信装置を示す受
信先アドレス信号を出力する工程(e)と、前記複数の通
信装置のうち、前記優先権を獲得した通信装置以外の通
信装置が、前記受信先アドレス信号と、各々に固有に割
り当てられた前記アドレスとを比較し、両者が一致する
ものが前記受信先通信装置であることを認識する工程
(f)とをさらに備えている。
【0018】本発明に係る請求項13記載の同期シリア
ル転送方法方法は、前記優先権を獲得した通信装置が、
前記送信元アドレス信号および前記受信先アドレス信号
を出力するだけの通信装置であって、前記工程(e)は、
前記送信元アドレス信号として、前記第2の電位を、割
り当てられたアドレス信号出力期間だけ出力する工程
(e−1)を備え、前記工程(f)は、前記複数の通信装置
のうち、前記優先権を獲得した通信装置以外の通信装置
が、前記通信ラインにおける前記第2の電位の期間と、
各々に割り当てられた前記アドレス信号出力期間と同じ
であるか否かを検出し、両者が一致したものが前記送信
元通信装置であることを認識する工程(f−1)を備えて
いる。
【0019】本発明に係る請求項14記載の同期シリア
ル転送方法は、前記工程(d)が、前記優先度を示す優先
度信号として、前記第2の電位を、割り当てられた優先
度信号出力期間だけ出力する工程(d−1)と、前記通信
ラインにおける前記第2の電位の期間が、各々に割り当
てられた優先度信号出力期間と同じであるか否かを検出
する工程(d−2)とを備え、両者が一致したものが前記
優先権を獲得するものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
<実施の形態> <1.装置構成>図1は、本発明に係る同期シリアル転
送装置を示す図である。図1において、通信装置TR1
〜TR3が1本の通信ラインTRLによって並列に接続
されている。通信ラインTRLは、データ送信用配線、
データ受信用配線、送信側と受信側で転送の同期をとる
ためのクロック用配線、制御信号用配線を兼用する配線
である。通信ラインTRLには、通信装置TR1〜TR
3の出力が全てハイインピーダンス(以後「High−
Z」と呼称)状態である場合に、通信ラインTRLの電
位を高電位(以後「High」と呼称)あるいは低電位
(以後「Low」と呼称)に固定するための電位固定装
置VCが接続されている。
【0021】通信装置TR1〜TR3は同一のハードウ
エア構成を有しており、図2に代表として通信装置TR
1の構成を示す。通信装置TR1は、通信装置TR1の
全ての動作を制御する制御部1、通信ラインTRLがア
イドル状態であることを通信装置TR1が認識するため
の信号を出力するアイドル信号出力部2、アイドル信号
が通信ラインTRLに出力された場合に、通信ラインT
RL上のアイドル信号を検出するアイドル信号検出部
3、アイドル信号が検出され、かつ通信装置TR1が通
信を要求していることを制御部1が認識した場合に、そ
の要求を実行して良いか判断するために出力される優先
度決定信号を生成する優先度決定信号出力部4、通信ラ
インTRL上の信号から通信装置TR1の要求が得られ
たか否か、または他の通信装置が優先度決定信号を出力
しているか否かを検出する優先度決定信号検出部5、優
先権が得られた場合に、データの送信元のアドレスを示
す信号を出力する送信元アドレス出力部6、通信ライン
TRL上の信号から送信元のアドレスを検出する送信元
アドレス検出部7、データの受信先のアドレスを示す信
号を出力する受信先アドレス出力部8、通信ラインTR
L上の信号から受信先のアドレスを検出する受信先アド
レス検出部9、通信装置TR1が受信先である場合に受
信クロックを出力するクロック信号出力部10、通信ラ
インTRL上の信号からクロック信号を検出するクロッ
ク信号検出部11、通信ラインTRL上の信号からクロ
ック信号を検出した場合に送信データを出力する送信デ
ータ出力部12、送信データ出力部12の信号を通信ラ
インTRLの論理と一致するように変換する送信データ
変換部13、通信ラインTRL上の信号から受信データ
を検出する受信データ検出部14、受信データ検出部1
4の信号を通信装置TR1内の論理と一致するように変
換する受信データ変換部15、通信装置TR1における
入出力信号の比較を行う入出力比較部16、通信装置T
R1と通信ラインTRLとの入出力インタフェース17
を備えている。
【0022】制御部1は全ての構成に接続され、入出力
比較部16は、送信データ出力部12および受信データ
変換部15を除く全ての構成に接続されている。
【0023】なお、入出力インタフェース17は、通信
装置TR1からの信号を通信ラインTRLに出力する際
に、当該信号を信号「Low」から「High−Z」状
態に、あるいは信号「High」から「High−Z」
状態に変換する機能も有している。
【0024】<2.装置動作> <2−1.第1の動作例>本発明に係る同期シリアル転
送装置の第1の動作例を図3〜図12を参照しながら説
明する。なお、本例では電位固定装置VCは、通信ライ
ンTRLの電位を「High−Z」状態から「Hig
h」に固定する構成、例えばプルアップ抵抗を有してい
る。また、入出力インタフェース17は、通信装置TR
1からの信号を通信ラインTRLに出力する際に、当該
信号を「High」から「High−Z」状態に変換す
る機能を有しているものとする。また、送信データ変換
部13は、データ「0」を信号「Low」に、データ
「1」を信号「High」にする変換機能を有し、受信
データ変換部15は信号「Low」をデータ「0」に、
信号「High」をデータ「1」にする変換機能を有し
ているものとする(図32参照)。
【0025】図3および図4は通信装置の動作を示すフ
ローチャートであり、両者は、それぞれに示されるA点
〜E点において接続されるものである。
【0026】また、図3においてステップST1〜ST
3を総括してブロックB1、ステップST4、ST5、
およびST12を総括してブロックB2、ステップST
6およびST13を総括してブロックB3、ステップS
T7、ステップST14〜ST16を総括してブロック
B4と呼称する。また、図4においては、ステップST
8〜ST11、ステップST17〜ST20を総括して
ブロックB5と呼称する。
【0027】まず、図3に示すステップST1において
全ての通信装置TR1〜TR3がアイドル信号出力期間
T1中にアイドル信号出力部2から信号「High」を
出力し、入出力インタフェース17により「High−
Z」状態を作ることにより、通信ラインTRL上の信号
S0がアイドル状態になる。
【0028】図5に、アイドル信号出力期間中の通信ラ
インTRL上の信号S0、通信装置TR1〜TR3の出
力信号S1〜S3のタイミングチャートを示す。図5に
おいて、アイドル信号出力期間T1中には、通信装置T
R1〜TR3はその出力が「High−Z」状態となっ
ており、通信ラインTRL上の信号S0は「High」
となっている。
【0029】そして、ステップST2において、通信装
置TR1〜TR3は入出力インタフェース17からの入
力信号、すなわち通信ラインTRL上の信号S0(ここ
では「High」)とアイドル信号出力部2からの信号
(ここでは「High」)を入出力比較部16で比較す
る。そして、両信号が一致しているか否かで、アイドル
出力期間中であるか否かを判断する。アイドル出力期間
中である場合は再度、ステップST2を繰り返し、アイ
ドル出力期間が終了している場合は、次のステップST
3に進む。
【0030】ステップST3では、各通信装置TR1〜
TR3において通信要求があるか否かについて制御部1
において確認する。ここで、例えば、通信装置TR1お
よびTR3に通信の要求があるならば、通信装置TR1
およびTR3は、通信ラインTRLに対して、優先度決
定信号出力部4から、予め各通信装置に固有に設定され
た期間(優先度決定信号出力期間T2およびT3)だ
け、信号「Low」を出力する(ステップST4)。図
6は、このときの通信ラインTRL上の信号S0、およ
び通信装置TR1〜TR3の出力信号S1〜S3のタイ
ミングチャートである。なお、本例においては通信装置
TR1およびTR3は、共に通信装置TR2との通信要
求を有しているものとする。
【0031】図6において、通信装置TR1およびTR
3は、それぞれ優先度決定信号出力期間T2およびT3
中は信号「Low」を出力している。ここで、優先度決
定信号とは複数の通信装置が同時に通信動作をするこ
と、すなわち通信ラインTRL上での信号の衝突を防ぐ
ために、通信要求のある通信装置の中から一つを選択す
るために出力される信号であり、優先度決定信号出力期
間が長いほうが強い要求(高い優先度)を持っていると
する。
【0032】なお、図6においては、優先度決定信号出
力期間終了後に、通信ラインTRL上の信号S0が「H
igh」になる期間T4も併せて示している。ここで期
間T4は期間T1よりも短いものとする。
【0033】通信の要求がない通信装置TR2において
は、制御部1は通信要求を認識していないので、通信装
置TR2は出力を「High−Z」に保ち、通信ライン
TRL上の信号S0に優先度決定信号が出力されている
か、すなわち信号S0が「Low」になっているかを入
出力比較部16を介して優先度決定信号検出部5により
検知する(ステップST12)。そして、優先度決定信
号が出力されている場合にはステップST13に進み、
優先度決定信号が出力されていない場合にはステップS
T1以後の動作を繰り返す。
【0034】一方、通信装置TR1およびTR3は、自
身が出力する優先度決定信号と、通信ラインTRL上の
信号S0とをそれぞれの入出力比較部16で比較し、自
身の優先度決定信号出力期間が終了して「High−
Z」状態となったときに、通信ラインTRL上の信号S
0が「High」になっていれば、優先度決定信号検出
部5により自身の要求が許可された、すなわち優先権を
獲得したと認識する(ステップST5)。本例では通信
装置TR1のほうが通信装置TR3よりも優先度決定信
号出力期間が長いので、信号S1が「High−Z」状
態になるタイミングで信号S0が「High」になる。
すなわち、通信装置TR1が優先権を得ることになる。
従って、本例では、通信装置TR1と通信装置TR2と
の間で優先的に通信(通信ラインTRLの専有)が行わ
れることになる。なお、通信装置TR1を送信元、通信
装置TR2を受信先とする。
【0035】通信装置TR1は、優先権を確認した後
は、出力信号S1が「High−Z」の期間を所定期間
T4だけ維持する。このとき、通信ラインTRL上の信
号S0は所定期間T4だけ「High」になる。
【0036】期間T4経過後、通信装置TR1は送信元
アドレス出力部6から送信元であることを示す送信元ア
ドレス信号として、通信装置TR1に固有に設定された
期間(ここでは送信元アドレス信号出力期間T5)だけ
「Low」を出力する(ステップST6)。図7は、こ
のときの通信ラインTRL上の信号S0、および通信装
置TR1〜TR3の出力信号S1〜S3のタイミングチ
ャートである。
【0037】一方、通信装置TR2およびTR3は「H
igh−Z」状態を維持しつつ、それぞれの入出力比較
部16を介して送信元アドレス検出部7により送信元が
通信装置TR1であることを検知する。
【0038】送信元の検知は、通信装置TR1に固有に
設定された送信元アドレス出力期間T5、すなわち通信
ラインTRL上の信号S0が「Low」である期間の長
さを検知し(ステップST13)、予め各通信装置に固
有に設定された送信元アドレス出力期間と、ステップS
T13で検知された通信装置TR1に固有の送信元アド
レス出力期間T5とをそれぞれの送信元アドレス検出部
7により比較することで行う(ステップST14)。
【0039】本例では、通信装置TR1が送信元である
ので、ステップST14においては送信元アドレス出力
期間の長さは一致せず、ステップST16に移行する
が、通信装置TR2およびTR3の何れかが送信元であ
る場合は、ステップST15に移行する。なお、この場
合の動作については、後に説明する第5の動作例におい
て詳述する。
【0040】送信元アドレス信号出力期間T5経過後、
通信装置TR1の出力信号S1は、期間T6だけ「Hi
gh−Z」状態となる。このとき、通信ラインTRL上
の信号S0は「High」になる。ここで期間T6は期
間T1よりも短いものとする。
【0041】その後、通信装置TR1は受信先アドレス
出力部8から受信先のアドレスを示す受信先アドレス信
号として、所定期間(ここでは受信先アドレス信号出力
期間T7)だけ信号「Low」を出力する(ステップS
T7)。なお、送信元および受信先のアドレスを指定す
るのは優先権を有した通信装置であり、ここでは通信装
置TR1である。図8は、このときの通信ラインTRL
上の信号S0、および通信装置TR1〜TR3の出力信
号S1〜S3のタイミングチャートである。
【0042】一方、通信装置TR2およびTR3は「H
igh−Z」状態を維持しつつ、それぞれの入出力比較
部16を介して受信先アドレス検出部9により受信先が
何れであるかを検知する。
【0043】受信先の検知は、受信先アドレス出力期間
T7、すなわち通信ラインTRL上の信号S0が「Lo
w」である期間の長さを検知し(ステップST16)、
図4に示すステップS17において、各通信装置固有に
設定されたアドレスを示す「Low」の期間とをそれぞ
れの受信先アドレス検出部9により比較することで行
う。本例では、受信先アドレス出力期間T7と、通信装
置TR2に固有に設定されたアドレスを示す「Low」
の期間とが一致する。
【0044】なお、優先権を有さない通信装置TR2お
よびTR3の何れかが送信元である場合は、ステップS
T15においてステップST16と同じ動作を行い、受
信先アドレス出力期間T7の長さを検知する。この場
合、送信元である通信装置TR2およびTR3の何れか
は、ステップST9に移行して送信動作を行う。この場
合の動作については、後に説明する第5の動作例におい
て詳述する。
【0045】通信装置TR1の信号S1は、受信先アド
レスを出力した後、「High−Z」状態となる。この
とき、通信ラインTRL上の信号S0は所定期間T8の
間「High」になる。なお、この期間T8は信号S1
が「High−Z」状態となってから、通信装置TR2
が受信クロックの出力を開始するまでである。ここで期
間T8は期間T1よりも短いものとする。
【0046】ステップST17において、アドレスの一
致により受信先が通信装置TR2であることが検知され
たら、通信装置TR2は期間T8経過後に、クロック送
信部10から受信クロックの出力を開始し(ステップS
T18)、データ通信期間T9が始まる。
【0047】図9は、このときの通信ラインTRL上の
信号S0、および通信装置TR1〜TR3の出力信号S
1〜S3のタイミングチャートである。また、図10に
図9中の通信装置TR1のデータ送信のタイミングと通
信装置TR2の受信データの取り込みタイミングを詳細
に示す。
【0048】送信元である通信装置TR1は、図4に示
すステップST8において、送信動作を開始し、入出力
比較部16を介してクロック信号検出部11により通信
ラインTRL上の信号S0が「Low」になるのを検知
する(ステップST9)。具体的には、図10に示すよ
うに、通信装置TR1は、通信ラインTRL上の信号S
0の立ち下がりで受信クロックの立ち下がりを検知す
る。
【0049】そして、受信クロックの1周期T10のう
ちの「Low」である期間T11内において、受信クロ
ックの立ち下がり後から所定期間T12(送信側データ
出力セットアップ期間)経過後に、(T11−T12)
以上(T10−T12)未満の所定期間(送信側データ
出力期間)T13だけ送信データ出力部12によりデー
タを送信する(ステップST10)。この場合、通信装
置TR1が送信するデータは「Low」である。
【0050】なお、通信装置TR1の送信データ出力部
12からの信号は、送信データ変換部13により、デー
タ「1」を出力する場合は信号「High」に、データ
「0」を出力する場合は信号「Low」を出力する。そ
の結果、入出力インタフェース17を介することで、そ
れぞれ「High−Z」状態、信号「Low」が通信ラ
インTRLへ出力されることになる。
【0051】そして、データ出力期間T13経過後に、
信号「High」を、すなわち入出力インタフェース1
7を介して通信ラインTRLを「High−Z」状態に
する。ここでT13=T11+T14−T12である。
【0052】なお、通信装置TR1が送信元でなく、例
えば受信先である場合は、ステップST8からステップ
ST18の動作に移行する。また、送信元でも受信先で
もなく、送信元および受信先を指定するだけの場合はス
テップST1の動作に戻る。この場合の動作について
は、後に説明する第5の動作例において詳述する。
【0053】受信先である通信装置TR2は、自分が出
力する受信クロックの立ち下がりで通信ラインTRLの
信号S0が変化することを検知し、両者が一致する場合
はデータの受信を行う(ステップST19)。
【0054】具体的には、入出力比較部16を介して受
信データ検出部14により、受信クロックの立ち下がり
と、通信ラインTRLの信号S0の立ち下がりが一致す
るか否かを検知する。これは、通信装置TR2がデータ
を受信するために、一旦、信号S2を「Low」に設定
する際に、通信装置TR1が通信ラインTRLを開放状
態(「High−Z」状態)に設定していることを確認
するための動作である。
【0055】データの受信は、受信クロックの立ち上が
り、すなわち図10における期間T11経過後から所定
期間T14(送信側データ出力ホールド期間)中に行
う。具体的には、受信クロック(ここでは信号S2)の
立ち上がりに際しても、信号S0が「Low」を維持し
ている場合には、受信データ検出部14は、通信装置T
R1からは信号S1として信号「Low」が出力されて
いると認識し、データ変換部15によりデータ「0」に
変換して取り込む。
【0056】また、信号S2の立ち上がりに合わせて、
信号S0が立ち上がれば、受信データ検出部14は、通
信装置TR1からは信号S1として信号「High」が
出力されているものと認識し、データ変換部15により
データ「1」に変換して取り込む。
【0057】なお、このデータ通信期間T9において
は、通信に関係のない通信装置TR3は「High−
Z」状態を維持し続ける。また、受信クロック(信号S
2)が「High−Z」である期間は期間T1よりも短
い必要がある。
【0058】通信装置TR1およびTR2においては、
一つのデータが転送される毎に通信データが残っている
か否かを制御部1において確認する(ステップST11
およびステップST20)。そして、転送データが残っ
ていればステップST9およびステップST18に戻
り、データの送受信を繰り返し、転送データが残ってい
なければ受信先の通信装置TR2は受信クロックの出力
をやめ、送信元の通信装置TR1および受信先の通信装
置TR2共にその出力が「High−Z」状態となり、
ステップST1に移行して通信ラインTRL上の信号S
0をアイドル状態にする。
【0059】また、ブロックB5において、受信先であ
る通信装置TR2がデータ受信の中断を要求する場合に
は、受信クロックの出力を中断して信号S2を「Hig
h−Z」状態にすることでその要求は満たされる。
【0060】図11に、このときの通信ラインTRL上
の信号S0、通信装置TR1〜TR3の出力信号S1〜
S3のタイミングチャートを示す。送信元である通信装
置TR1は、通信ラインTRL上の信号S0の立ち下が
りを検出してデータを送信するので、受信先である通信
装置TR2から出力される受信クロックを「High−
Z」状態に維持すると、信号S0が「Low」状態にな
らなくなる。その結果、クロック停止期間T15の間、
通信装置TR1は信号S0の立ち下がりを検出できない
ため、データを送信することができなくなる。そして、
通信装置TR2がクロックの出力を再開すると通信装置
TR1はクロックの立ち下がりを検出してデータの送信
を再開する。ここで、クロック中断期間T15を通信装
置がアイドル期間T1と誤認することを防ぐために期間
T15はアイドル期間T1よりも短くする。
【0061】なお、データ受信の中断を要求するのは、
受信側がデータを処理するために時間を確保する必要が
ある場合などであり、長時間に渡って中断することがな
いように、ソフトウエア設計やシステム設計がなされ
る。
【0062】また、ブロックB5において、送信元であ
る通信装置TR1が送信の中断を要求する場合には、信
号S1を「Low」状態に保持することでその要求は満
たされる。図12に、このときの通信ラインTRL上の
信号S0、通信装置TR1〜TR3の出力信号S1〜S
3のタイミングチャートを示す。
【0063】受信先である通信装置TR2は、自身が出
力する受信クロックの立ち下がりにおいて、通信ライン
TRL上の信号S0が変化することを検知することで送
信データがあることを検知する。従って、送信元である
通信装置TR1が出力を所定期間(データ送信停止期
間)T16の間、「Low」状態に保持すると受信クロ
ックの立ち下がりの際における信号S0の変化はなくな
る。このため、受信先である通信装置TR2は送信が中
断されたことを認識する。なお、通信装置TR1が「H
igh−Z」状態になることにより、通信装置TR2は
送信が再開されたことを認識する。
【0064】<2−2.第2の動作例>本発明に係る同
期シリアル転送装置の第2の動作例を、図3〜図8、図
13〜図16を参照しながら説明する。なお、本例では
電位固定装置VCは、通信ラインTRLの電位を、「H
igh−Z」状態から「High」に固定する構成、例
えばプルアップ抵抗を有している。また、入出力インタ
フェース17は、通信装置TR1からの信号を通信ライ
ンTRLに出力する際に、当該信号を「High」から
「High−Z」状態に変換する機能を有しているもの
とする。また、送信データ変換部13は、データ「1」
を信号「Low」に、データ「0」を信号「High」
にする変換機能を有し、受信データ変換部15は信号
「Low」をデータ「1」に、信号「High」をデー
タ「0」にする変換機能を有しているものとする(図3
2参照)。
【0065】なお、本例においては、図3に示すブロッ
クB1〜ブロックB4における動作は、図5〜図8を用
いて説明した第1の動作例と同様であるので重複する説
明は省略する。
【0066】図4に示すステップST17において、ア
ドレスの一致により受信先が通信装置TR2であること
が検知されたら、通信装置TR2は期間T8経過後に、
クロック送信部10から受信クロックの出力を開始し
(ステップST18)、データ通信期間T9が始まる。
【0067】図13は、このときの通信ラインTRL上
の信号S0、および通信装置TR1〜TR3の出力信号
S1〜S3のタイミングチャートである。また、図14
に図13中の通信装置TR1のデータ送信のタイミング
と通信装置TR2の受信データの取り込みタイミングを
詳細に示す。
【0068】送信元である通信装置TR1は、図4に示
すステップST8において、送信動作を開始し、入出力
比較部16を介してクロック信号検出部11により通信
ラインTRL上の信号S0が「Low」になるのを検知
する(ステップST9)。具体的には、図14に示すよ
うに、通信装置TR1は、通信ラインTRL上の信号S
0の立ち上がりで受信クロックの立ち上がりを検知す
る。
【0069】そして、受信クロックの1周期T10のう
ちの「High」である期間T17内において、受信ク
ロックの立ち上がり後から所定期間(送信側データ出力
セットアップ期間)T12経過後に、(T17−T1
2)以上(T10−T12)未満の所定期間(送信側デ
ータ出力期間)T13だけ送信データ出力部12により
データを送信する(ステップST10)。この場合、通
信装置TR1が送信するデータは「Low」である。
【0070】なお、通信装置TR1の送信データ出力部
12からの信号は、送信データ変換部13により、デー
タ「1」を出力する場合は信号「Low」に、データ
「0」を出力する場合は信号「High」を出力する。
その結果、入出力インタフェース17を介することで、
それぞれ「High−Z」状態、信号「Low」が通信
ラインTRLへ出力されることになる。
【0071】そして、データ出力期間T13経過後に、
信号「High」を、すなわち入出力インタフェース1
7を介して通信ラインTRLを「High−Z」状態に
する。ここでT13=T11+T14−T12である。
【0072】なお、通信装置TR1が送信元でなく、例
えば受信先である場合は、ステップST8からステップ
ST18の動作に移行する。また、送信元でも受信先で
もなく、送信元および受信先を指定するだけの場合はス
テップST1の動作に戻る。この場合の動作について
は、後に説明する第5の動作例において詳述する。
【0073】受信先である通信装置TR2は、自分が出
力する受信クロックの立ち上がりで通信ラインTRLの
信号S0が変化することを検知し、両者が一致する場合
はデータの受信を行う(ステップST19)。
【0074】具体的には、入出力比較部16を介して受
信データ検出部14により、受信クロックの立ち上がり
と、通信ラインTRLの信号S0の立ち上がりが一致す
るか否かを検知する。これは、通信装置TR2がデータ
を受信するのに先だって、通信装置TR1により通信ラ
インTRLを開放状態(「High−Z」状態)に設定
するためである。
【0075】データの受信は、受信クロックの立ち下が
り、すなわち図10における期間T17経過後から所定
期間T14(送信側データ出力ホールド期間)中に行
う。具体的には、受信クロック(ここでは信号S2)の
立ち下がりに際しても、信号S0が「Low」を維持し
ている場合には、受信データ検出部14は、通信装置T
R1からは信号S1として信号「Low」が出力されて
いると認識し、データ変換部15によりデータ「1」に
変換して取り込む。
【0076】また、信号S2の立ち下がりに合わせて、
信号S0が立ち下がれば、受信データ検出部14は、通
信装置TR1からは信号S1として信号「High」が
出力されているものと認識し、データ変換部15により
データ「0」に変換して取り込む。
【0077】なお、このデータ通信期間T9において
は、通信に関係のない通信装置TR3は「High−
Z」状態を維持し続ける。また、受信クロック(信号S
2)が「High−Z」である期間は期間T1よりも短
い必要がある。
【0078】通信装置TR1およびTR2においては、
一つのデータが転送される毎に通信データが残っている
か否かを制御部1において確認する(ステップST11
およびステップST20)。そして、転送データが残っ
ていればステップST9およびステップST18に戻
り、データの通信を繰り返し、転送データが残っていな
ければ受信先の通信装置TR2は受信クロックの出力を
やめ、送信元の通信装置TR1および受信先の通信装置
TR2共にその出力は「High−Z」状態となり、ス
テップST1に移行して通信ラインTRL上の信号S0
をアイドル状態にする。
【0079】また、ブロックB5において、受信先であ
る通信装置TR2がデータ受信の中断を要求する場合に
は、受信クロックの出力を中断して「Low」状態を維
持することでその要求は満たされる。
【0080】図15に、このときの通信ラインTRL上
の信号S0、通信装置TR1〜TR3の出力信号S1〜
S3のタイミングチャートを示す。送信元である通信装
置TR1は、通信ラインTRL上の信号S0の立ち上が
りを検出してデータを送信するので、受信先である通信
装置TR2から出力される受信クロックを「Low」状
態に維持すると、信号S0が「High」状態にならな
くなる。その結果、クロック停止期間T15の間、通信
装置TR1は信号S0の立ち下がりを検出できないた
め、データを送信することができなくなる。そして、通
信装置TR2がクロックの出力を再開すると通信装置T
R1はクロックの立ち上がりを検出してデータの送信を
再開する。ここで、クロック中断期間T15を通信装置
がアイドル期間T1と誤認することを防ぐために期間T
15はアイドル期間T1よりも短くする。
【0081】なお、データ受信の中断を要求するのは、
受信側がデータを処理するために時間を確保する必要が
ある場合などであり、長時間に渡って中断することがな
いように、ソフトウエア設計やシステム設計がなされ
る。
【0082】また、ブロックB5において、送信元であ
る通信装置TR1が送信の中断を要求する場合には、信
号S1を「Low」状態に保持することでその要求は満
たされる。図16に、このときの通信ラインTRL上の
信号S0、通信装置TR1〜TR3の出力信号S1〜S
3のタイミングチャートを示す。
【0083】受信先である通信装置TR2は、自身が出
力する受信クロックの立ち上がりにおいて、通信ライン
TRL上の信号S0が変化することを検知することで送
信データがあることを検知する。従って、送信元である
通信装置TR1が出力を所定期間(データ送信停止期
間)T16の間、「Low」状態に保持すると受信クロ
ックの立ち下がりの際における信号S0の変化はなくな
る。このため、受信先である通信装置TR2は送信が中
断されたことを認識する。なお、通信装置TR1が「H
igh−Z」状態になることにより、通信装置TR2は
送信が再開されたことを認識する。
【0084】<2−3.第3の動作例>本発明に係る同
期シリアル転送装置の第3の動作例を図3、図4、図1
7〜図24を参照しながら説明する。なお、本例では電
位固定装置VCは、通信ラインTRLの電位を「Hig
h−Z」状態から「Low」に固定する構成、例えばプ
ルダウン抵抗を有している。また、入出力インタフェー
ス17は、通信装置TR1からの信号を通信ラインTR
Lに出力する際に、当該信号を「Low」から「Hig
h−Z」状態に変換する機能を有しているものとする。
また、送信データ変換部13は、データに変化があれば
信号「Low」を、データに変化がなければ信号「Hi
gh」を出力する機能を有し、受信データ変換部15は
信号「Low」を直前のデータとは異なるデータに、信
号「High」を直前のデータと同じデータにする変換
機能を有しているものとする(図32参照)。
【0085】まず、図3に示すステップST1において
全ての通信装置TR1〜TR3がアイドル信号出力期間
T1中にアイドル信号出力部2から信号「Low」を出
力し、入出力インタフェース17により「High−
Z」状態を作ることにより、通信ラインTRL上の信号
S0がアイドル状態になる。
【0086】図17に、アイドル信号出力期間中の通信
ラインTRL上の信号S0、通信装置TR1〜TR3の
出力信号S1〜S3のタイミングチャートを示す。図1
7において、アイドル信号出力期間T1中には、通信装
置TR1〜TR3は信号「Low」を出力しており、通
信ラインTRL上の信号S0は「High−Z」となっ
ている。
【0087】そして、ステップST2において、通信装
置TR1〜TR3は入出力インタフェース17からの入
力信号、すなわち通信ラインTRL上の信号S0(ここ
では「Low」)とアイドル信号出力部2からの信号
(ここでは「Low」)を入出力比較部16で比較す
る。そして、両信号が一致しているか否かで、アイドル
出力期間中であるか否かを判断する。アイドル出力期間
中である場合は再度、ステップST2を繰り返し、アイ
ドル出力期間が終了している場合は、次のステップST
3に進む。
【0088】ステップST3では、各通信装置TR1〜
TR3において通信要求があるか否かについて制御部1
において確認する。ここで、例えば、通信装置TR1お
よびTR3に通信の要求があるならば、通信装置TR1
およびTR3は、通信ラインTRLに対して、優先度決
定信号出力部4から各通信装置固有の期間(優先度決定
信号出力期間T2およびT3)だけ、信号「High」
を出力する(ステップST4)。図18は、このときの
通信ラインTRL上の信号S0、および通信装置TR1
〜TR3の出力信号S1〜S3のタイミングチャートで
ある。なお、本例においては通信装置TR1およびTR
3は、共に通信装置TR2との通信要求を有しているも
のとする。
【0089】図18において、通信装置TR1およびT
R3は、それぞれ優先度決定信号出力期間T2およびT
3中は信号「High」を出力している。ここで、優先
度決定信号とは複数の通信装置が同時に通信動作をする
こと、すなわち通信ラインTRL上での信号の衝突を防
ぐために、通信要求のある通信装置の中から一つを選択
するために出力される信号であり、優先度決定信号出力
期間が長いほうが強い要求(高い優先度)を持っている
とする。
【0090】なお、図18においては、優先度決定信号
出力期間終了後に、通信ラインTRL上の信号S0が
「Low」になる期間T4も併せて示している。ここで
期間T4は期間T1よりも短いものとする。
【0091】通信の要求がない通信装置TR2において
は、制御部1は通信要求を認識していないので、通信装
置TR2は出力を「High−Z」に保ち、通信ライン
TRL上の信号S0に優先度決定信号が出力されている
か、すなわち信号S0が「High」になっているかを
入出力比較部16を介して優先度決定信号検出部5によ
り検知する(ステップST12)。そして、優先度決定
信号が出力されている場合にはステップST13に進
み、優先度決定信号が出力されていない場合にはステッ
プST1以後の動作を繰り返す。
【0092】一方、通信装置TR1およびTR3は、自
身が出力する優先度決定信号と、通信ラインTRL上の
信号S0とをそれぞれの入出力比較部16で比較し、自
身の優先度決定信号出力期間が終了して「High−
Z」状態となったときに、通信ラインTRL上の信号S
0が「Low」になっていれば、優先度決定信号検出部
5により自身の要求が許可された、すなわち優先権を獲
得したと認識する(ステップST5)。本例では通信装
置TR1のほうが通信装置TR3よりも優先度決定信号
出力期間が長いので、信号S1が「High−Z」状態
になるタイミングで信号S0が「Low」になる。すな
わち、通信装置TR1が優先権を得ることになる。従っ
て、本例では、通信装置TR1と通信装置TR2との間
で優先的に通信が行われることになる。なお、通信装置
TR1を送信元、通信装置TR2を受信先とする。
【0093】通信装置TR1は、優先権を確認した後
は、出力信号S1が「High−Z」の期間を所定期間
T4だけ維持する。このとき、通信ラインTRL上の信
号S0は所定期間T4だけ「Low」になる。
【0094】期間T4経過後、通信装置TR1は送信元
アドレス出力部6から送信元であることを示す送信元ア
ドレス信号として、通信装置TR1に固有に設定された
期間(ここでは送信元アドレス信号出力期間T5)だけ
信号「High」を出力する(ステップST6)。図1
9は、このときの通信ラインTRL上の信号S0、およ
び通信装置TR1〜TR3の出力信号S1〜S3のタイ
ミングチャートである。
【0095】一方、通信装置TR2およびTR3は「H
igh−Z」状態を維持しつつ、それぞれの入出力比較
部16を介して送信元アドレス検出部7により送信元が
通信装置TR1であることを検知する。
【0096】送信元の検知は、通信装置TR1に固有に
設定された送信元アドレス出力期間T5、すなわち通信
ラインTRL上の信号S0が「High」である期間の
長さを検知し(ステップST13)、各通信装置固有に
設定された送信元アドレス出力期間と、ステップST1
3で検知された通信装置TR1に固有の送信元アドレス
出力期間T5とをそれぞれの送信元アドレス検出部7に
より比較することで行う(ステップST14)。
【0097】本例では、通信装置TR1が送信元である
ので、ステップST14においては送信元アドレス出力
期間の長さは一致せず、ステップST16に移行する
が、通信装置TR2およびTR3の何れかが送信元であ
る場合は、ステップST15に移行する。なお、この場
合の動作については、後に説明する第5の動作例におい
て詳述する。
【0098】送信元アドレス信号出力期間T5経過後、
通信装置TR1の出力信号S1は、期間T6だけ「Hi
gh−Z」状態となる。このとき、通信ラインTRL上
の信号S0は「Low」になる。ここで期間T6は期間
T1よりも短いものとする。
【0099】その後、通信装置TR1は受信先アドレス
出力部8から受信先のアドレスを示す受信先アドレス信
号として、所定期間(ここでは受信先アドレス信号出力
期間T7)だけ信号「High」を出力する(ステップ
ST7)。なお、送信元および受信先のアドレスを指定
するのは優先権を有した通信装置であり、ここでは通信
装置TR1である。図20は、このときの通信ラインT
RL上の信号S0、および通信装置TR1〜TR3の出
力信号S1〜S3のタイミングチャートである。
【0100】一方、通信装置TR2およびTR3は「H
igh−Z」状態を維持しつつ、それぞれの入出力比較
部16を介して受信先アドレス検出部9により受信先が
何れであるかを検知する。
【0101】受信先の検知は、受信先アドレス出力期間
T7、すなわち通信ラインTRL上の信号S0が「Hi
gh」である期間の長さを検知し(ステップST1
6)、図4に示すステップS17において、各通信装置
固有に設定されたアドレスを示す「High」の期間と
をそれぞれの受信先アドレス検出部9により比較するこ
とで行う。本例では、受信先アドレス出力期間T7と、
通信装置TR2に固有に設定されたアドレスを示す「H
igh」の期間とが一致する。
【0102】なお、優先権を有さない通信装置TR2お
よびTR3の何れかが送信元である場合は、ステップS
T15においてステップST16と同じ動作を行い、受
信先アドレス出力期間T7の長さを検知する。この場
合、送信元である通信装置TR2およびTR3の何れか
は、ステップST9に移行して送信動作を行う。この場
合の動作については、後に説明する第5の動作例におい
て詳述する。
【0103】通信装置TR1の信号S1は、受信先アド
レスを出力した後、「High−Z」状態となる。この
とき、通信ラインTRL上の信号S0は所定期間T8の
間「Low」になる。なお、この期間T8は信号S1が
「High−Z」状態となってから、通信装置TR2が
受信クロックの出力を開始するまでである。ここで期間
T8は期間T1よりも短いものとする。
【0104】ステップST17において、アドレスの一
致により受信先が通信装置TR2であることが検知され
たら、通信装置TR2は期間T8経過後に、クロック送
信部10から受信クロックの出力を開始し(ステップS
T18)、データ通信期間T9が始まる。
【0105】図21は、このときの通信ラインTRL上
の信号S0、および通信装置TR1〜TR3の出力信号
S1〜S3のタイミングチャートである。また、図22
に図21中の通信装置TR1のデータ送信のタイミング
と通信装置TR2の受信データの取り込みタイミングを
詳細に示す。
【0106】送信元である通信装置TR1は、図4に示
すステップST8において、送信動作を開始し、入出力
比較部16を介してクロック信号検出部11により通信
ラインTRL上の信号S0が「High」になるのを検
知する(ステップST9)。具体的には、図22に示す
ように、通信装置TR1は、通信ラインTRL上の信号
S0の立ち上がりで受信クロックの立ち上がりを検知す
る。
【0107】そして、受信クロックの1周期T10のう
ちの「High」である期間T17内において、受信ク
ロックの立ち下がり後から所定期間T12(送信側デー
タ出力セットアップ期間)経過後に、(T11−T1
2)以上(T10−T12)未満の所定期間(送信側デ
ータ出力期間)T13だけ送信データ出力部12により
データを送信する(ステップST10)。この場合、通
信装置TR1が送信するデータは「High」である。
【0108】なお、通信装置TR1の送信データ出力部
12からの信号は、送信データ変換部13により、送信
データが直前のデータと同じであれば信号「High」
を、送信データが前のデータと異なっていれば信号「L
ow」を出力する。その結果、入出力インタフェース1
7を介することで、それぞれ信号「High」、「Hi
gh−Z」状態が通信ラインTRLへ出力されることに
なる。
【0109】そして、データ出力期間T13経過後に、
信号「Low」を、すなわち入出力インタフェース17
を介して通信ラインTRLを「High−Z」状態にす
る。ここでT13=T17+T14−T12である。
【0110】なお、通信装置TR1が送信元でなく、例
えば受信先である場合は、ステップST8からステップ
ST18の動作に移行する。また、送信元でも受信先で
もなく、送信元および受信先を指定するだけの場合はス
テップST1の動作に戻る。この場合の動作について
は、後に説明する第5の動作例において詳述する。
【0111】受信先である通信装置TR2は、自分が出
力する受信クロックの立ち上がりで通信ラインTRLの
信号S0が変化することを検知し、両者が一致する場合
はデータの受信を行う(ステップST19)。
【0112】具体的には、入出力比較部16を介して受
信データ検出部14により、受信クロックの立ち上がり
と、通信ラインTRLの信号S0の立ち上がりが一致す
るか否かを検知する。これは、通信装置TR2がデータ
を受信するのに先だって、通信装置TR1により通信ラ
インTRLを開放状態(「High−Z」状態)に設定
するためである。
【0113】データの受信は、受信クロックの立ち下が
り、すなわち図22における期間T17経過後から所定
期間T14(送信側データ出力ホールド期間)中に行
う。具体的には、受信クロック(ここでは信号S2)の
立ち下がりに際しても、信号S0が「High」を維持
している場合には、受信データ検出部14は、通信装置
TR1からは信号S1として信号「High」が出力さ
れていると認識し、データ変換部15により直前の受信
データと同じデータに変換して取り込む。
【0114】また、信号S2の立ち下がりに合わせて、
信号S0が立ち下がれば、受信データ検出部14は、通
信装置TR1からは信号S1として信号「Low」が出
力されているものと認識し、データ変換部15により直
前の受信データと異なるデータに変換して取り込む。な
お、受信データは予め設定された初期値データとして
「0」または「1」を有している。
【0115】データ通信期間T9においては、通信に関
係のない通信装置TR3は「High−Z」状態を維持
し続ける。また、受信クロック(信号S2)が「Hig
h−Z」である期間は期間T1よりも短い必要がある。
【0116】通信装置TR1およびTR2においては、
一つのデータが転送される毎に通信データが残っている
か否かを制御部1において確認する(ステップST11
およびステップST20)。そして、転送データが残っ
ていればステップST9およびステップST18に戻
り、データの送受信を繰り返し、転送データが残ってい
なければ受信先の通信装置TR2は受信クロックの出力
をやめ、送信元の通信装置TR1および受信先の通信装
置TR2共に信号「High−Z」を出力し、ステップ
ST1に移行して通信ラインTRL上の信号S0をアイ
ドル状態にする。
【0117】また、ブロックB5において、受信先であ
る通信装置TR2がデータ受信の中断を要求する場合に
は、受信クロックの出力を中断して信号S2を「Hig
h−Z」状態にすることでその要求は満たされる。
【0118】図23に、このときの通信ラインTRL上
の信号S0、通信装置TR1〜TR3の出力信号S1〜
S3のタイミングチャートを示す。送信元である通信装
置TR1は、通信ラインTRL上の信号S0の立ち上が
りを検出してデータを送信するので、受信先である通信
装置TR2から出力される受信クロックを「High−
Z」状態に維持すると、信号S0が「High」状態に
ならなくなる。その結果、クロック停止期間T15の
間、通信装置TR1は信号S0の立ち上がりを検出でき
ないため、データを送信することができなくなる。そし
て、通信装置TR2がクロックの出力を再開すると通信
装置TR1はクロックの立ち上がりを検出してデータの
送信を再開する。ここで、クロック中断期間T15を通
信装置がアイドル期間T1と誤認することを防ぐために
期間T15はアイドル期間T1よりも短くする。
【0119】なお、データ受信の中断を要求するのは、
受信側がデータを処理するために時間を確保する必要が
ある場合などであり、長時間に渡って中断することがな
いように、ソフトウエア設計やシステム設計がなされ
る。
【0120】また、ブロックB5において、送信元であ
る通信装置TR1が送信の中断を要求する場合には、信
号S1を「High」状態に保持することでその要求は
満たされる。図24に、このときの通信ラインTRL上
の信号S0、通信装置TR1〜TR3の出力信号S1〜
S3のタイミングチャートを示す。
【0121】受信先である通信装置TR2は、自身が出
力する受信クロックの立ち上がりにおいて、通信ライン
TRL上の信号S0が変化することを検知することで送
信データがあることを検知する。従って、送信元である
通信装置TR1が出力を所定期間(データ送信停止期
間)T16の間、「High」状態に保持すると受信ク
ロックの立ち上がりの際における信号S0の変化はなく
なる。このため、受信先である通信装置TR2は送信が
中断されたことを認識する。なお、通信装置TR1が
「High−Z」状態になることにより、通信装置TR
2は送信が再開されたことを認識する。
【0122】<2−4.第4の動作例>本発明に係る同
期シリアル転送装置の第4の動作例を、図17〜図2
0、図25〜図28を参照しながら説明する。なお、本
例では電位固定装置VCは、通信ラインTRLの電位を
「High−Z」状態から「Low」に固定する構成、
例えばプルダウン抵抗を有している。
【0123】また、入出力インタフェース17は、通信
装置TR1からの信号を通信ラインTRLに出力する際
に、当該信号を「Low」から「High−Z」状態に
変換する機能を有しているものとする。また、送信デー
タ変換部13は、データに変化があれば信号「Hig
h」を、データに変化がなければ信号「Low」を出力
する機能を有し、受信データ変換部15は信号「Lo
w」を直前のデータと同じデータに、信号「High」
を直前のデータとは異なるデータにする変換機能を有し
ているものとする(図32参照)。
【0124】なお、本例においては、図3に示すブロッ
クB1〜ブロックB4における動作は、図17〜図20
を用いて説明した第3の動作例と同様であるので重複す
る説明は省略する。
【0125】図4に示すステップST17において、ア
ドレスの一致により受信先が通信装置TR2であること
が検知されたら、通信装置TR2は期間T8経過後に、
クロック送信部10から受信クロックの出力を開始し
(ステップST18)、データ通信期間T9が始まる。
【0126】図25は、このときの通信ラインTRL上
の信号S0、および通信装置TR1〜TR3の出力信号
S1〜S3のタイミングチャートである。また、図26
に図25中の通信装置TR1のデータ送信のタイミング
と通信装置TR2の受信データの取り込みタイミングを
詳細に示す。
【0127】送信元である通信装置TR1は、図4に示
すステップST8において、送信動作を開始し、入出力
比較部16を介してクロック信号検出部11により通信
ラインTRL上の信号S0が「High」になるのを検
知する(ステップST9)。具体的には、図26に示す
ように、通信装置TR1は、通信ラインTRL上の信号
S0の立ち下がりで受信クロックの立ち下がりを検知す
る。
【0128】そして、受信クロックの1周期T10のう
ちの「Low」である期間T11内において、受信クロ
ックの立ち上がり後から所定期間(送信側データ出力セ
ットアップ期間)T12経過後に、(T17−T12)
以上(T10−T12)未満の所定期間(送信側データ
出力期間)T13だけ送信データ出力部12によりデー
タを送信する(ステップST10)。この場合、通信装
置TR1が送信するデータは「High」である。
【0129】なお、通信装置TR1の送信データ出力部
12からの信号は、送信データ変換部13により、送信
データが直前のデータと同じであれば信号「Low」
に、送信データが前のデータと異なっていれば信号「H
igh」となる。その結果、入出力インタフェース17
を介することで、それぞれ「High−Z」状態、信号
「High」が通信ラインTRLへ出力されることにな
る。
【0130】そして、データ出力期間T13経過後に、
信号「Low」を、すなわち入出力インタフェース17
を介して通信ラインTRLを「High−Z」状態にす
る。ここでT13=T11+T14−T12である。
【0131】なお、通信装置TR1が送信元でなく、例
えば受信先である場合は、ステップST8からステップ
ST18の動作に移行する。また、送信元でも受信先で
もなく、送信元および受信先を指定するだけの場合はス
テップST1の動作に戻る。この場合の動作について
は、後に説明する第5の動作例において詳述する。
【0132】受信先である通信装置TR2は、自分が出
力する受信クロックの立ち下がりで通信ラインTRLの
信号S0が変化することを検知し、両者が一致する場合
はデータの受信を行う(ステップST19)。
【0133】具体的には、入出力比較部16を介して受
信データ検出部14により、受信クロックの立ち下がり
と、通信ラインTRLの信号S0の立ち下がりが一致す
るか否かを検知する。これは、通信装置TR2がデータ
を受信するために、一旦、信号S2を「Low」に設定
する際に、通信装置TR1が通信ラインTRLを開放状
態(「High−Z」状態)に設定していることを確認
するための動作である。
【0134】データの受信は、受信クロックの立ち上が
り、すなわち図26における期間T11経過後から所定
期間T14(送信側データ出力ホールド期間)中に行
う。具体的には、受信クロック(ここでは信号S2)の
立ち上がりに際しても、信号S0が「High」を維持
している場合には、受信データ検出部14は、通信装置
TR1からは信号S1として信号「High」が出力さ
れていると認識し、データ変換部15により直前の受信
データとは異なるデータに変換して取り込む。
【0135】また、信号S2の立ち上がりに合わせて、
信号S0が立ち上がれば、受信データ検出部14は、通
信装置TR1からは信号S1として信号「Low」が出
力されているものと認識し、データ変換部15により直
前の受信データと同じデータに変換して取り込む。な
お、受信データは予め設定された初期値データとして
「0」または「1」を有している。
【0136】データ通信期間T9においては、通信に関
係のない通信装置TR3は「High−Z」状態を維持
し続ける。また、受信クロック(信号S2)が「Hig
h−Z」である期間は期間T1よりも短い必要がある。
【0137】通信装置TR1およびTR2においては、
一つのデータが転送される毎に通信データが残っている
か否かを制御部1において確認する(ステップST11
およびステップST20)。そして、転送データが残っ
ていればステップST9およびステップST18に戻
り、データの送受信を繰り返し、転送データが残ってい
なければ受信先の通信装置TR2は受信クロックの出力
をやめ、送信元の通信装置TR1および受信先の通信装
置TR2共にその出力は「High−Z」状態となり、
ステップST1に移行して通信ラインTRL上の信号S
0をアイドル状態にする。
【0138】また、ブロックB5において、受信先であ
る通信装置TR2がデータ受信の中断を要求する場合に
は、受信クロックの出力を中断して「High」状態を
維持することでその要求は満たされる。
【0139】図27に、このときの通信ラインTRL上
の信号S0、通信装置TR1〜TR3の出力信号S1〜
S3のタイミングチャートを示す。送信元である通信装
置TR1は、通信ラインTRL上の信号S0の立ち下が
りを検出してデータを送信するので、受信先である通信
装置TR2から出力される受信クロックを「High」
状態に維持すると、信号S0が「Low」状態にならな
くなる。その結果、クロック停止期間T15の間、通信
装置TR1は信号S0の立ち下がりを検出できないた
め、データを送信することができなくなる。そして、通
信装置TR2がクロックの出力を再開すると通信装置T
R1はクロックの立ち下がりを検出してデータの送信を
再開する。ここで、クロック中断期間T15を通信装置
がアイドル期間T1と誤認することを防ぐために期間T
15はアイドル期間T1よりも短くする。
【0140】なお、データ受信の中断を要求するのは、
受信側がデータを処理するために時間を確保する必要が
ある場合などであり、長時間に渡って中断することがな
いように、ソフトウエア設計やシステム設計がなされ
る。
【0141】また、ブロックB5において、送信元であ
る通信装置TR1が送信の中断を要求する場合には、信
号S1を「High」状態に保持することでその要求は
満たされる。図28に、このときの通信ラインTRL上
の信号S0、通信装置TR1〜TR3の出力信号S1〜
S3のタイミングチャートを示す。
【0142】受信先である通信装置TR2は、自身が出
力する受信クロックの立ち下がりにおいて、通信ライン
TRL上の信号S0が変化することを検知することで送
信データがあることを検知する。従って、送信元である
通信装置TR1が出力を所定期間(データ送信停止期
間)T16の間、「High」状態に保持すると受信ク
ロックの立ち下がりの際における信号S0の変化はなく
なる。このため、受信先である通信装置TR2は送信が
中断されたことを認識する。なお、通信装置TR1が
「High−Z」状態になることにより、通信装置TR
2は送信が再開されたことを認識する。
【0143】<2−5.第5の動作例>本発明に係る同
期シリアル転送装置の第5の動作例について、図3、図
4および図29を参照しながら説明する。
【0144】図29は、図1に示した同期シリアル転送
装置のマスタ−・スレーブ動作を説明するための概念図
である。複数の通信装置(TR1〜TRn)が1本の通
信ラインTRLによって並列に接続され、通信ラインT
RLには電位固定装置VCが接続されているという点で
は図1と同様である。
【0145】しかし、図29に示す同期シリアル転送装
置においては、通信装置TR1がマスタ機となり、通信
装置TR2〜TRnがスレーブ機となっている。
【0146】マスタ−・スレーブ動作とは、マスタ機が
送信元および受信先を指示することで、スレーブ機間に
おけるデータの通信を制御する動作である。
【0147】以下、本発明に係る同期シリアル転送装置
を用いたマスタ−・スレーブ動作について図3および図
4を用いて説明する。
【0148】なお本例においては、通信装置TR1は、
通信装置TR2を送信元とし、通信装置TR3を受信先
とするアドレスを指示するものとする。
【0149】図3に示すステップST1およびST2の
動作は、第1〜第4の動作例と同様であるので説明は省
略する。ステップST3では、通信装置TR1において
通信要求があるものと確認され、通信装置TR2および
TR3はステップST12に移行する。
【0150】一方、通信装置TR1は、通信ラインTR
Lに対して、優先度決定信号出力部4から各通信装置固
有の期間(優先度決定信号出力期間)だけ、所定の信号
を出力する(ステップST4)。
【0151】通信装置TR2およびTR3はステップS
T12において、通信ラインTRL上の信号S0に優先
度決定信号が出力されているかを入出力比較部16を介
して優先度決定信号検出部5により検知する。そして、
優先度決定信号が出力されている場合にはステップST
13に進み、優先度決定信号が出力されていない場合に
はステップST1以後の動作を繰り返す。
【0152】一方、通信装置TR1は、自身が出力する
優先度決定信号と、通信ラインTRL上の信号S0とを
それぞれの入出力比較部16で比較し、優先権を獲得し
たか否かを確認する(ステップST5)。本例の場合、
通信装置TR1はマスタ機であるので必ず優先権を獲得
する。
【0153】通信装置TR1は送信元アドレス出力部6
から通信装置TR2が送信元であることを示す送信元ア
ドレス信号として、通信装置TR2に固有に設定された
期間(送信元アドレス信号出力期間)だけ所定の信号を
出力する(ステップST6)。
【0154】その後、通信装置TR1は受信先アドレス
出力部8から通信装置TR3が受信先であることを示す
受信先アドレス信号として、通信装置TR3に固有に設
定された期間(受信先アドレス信号出力期間)だけ所定
の信号を出力する(ステップST7)。
【0155】通信装置TR1は送信も受信も行わないの
で、次のマスタ・スレーブ動作に備えてステップST1
に移行する(ステップST8)。
【0156】一方、通信装置TR2およびTR3は、そ
れぞれの入出力比較部16を介して送信元アドレス信号
を受け、送信元アドレス検出部7により送信元が通信装
置TR2であることを検知する。
【0157】送信元は、通信装置TR1が出力する送信
元アドレス出力期間の長さを検知し(ステップST1
3)、各通信装置固有に設定された送信元アドレス出力
期間との比較を、それぞれの送信元アドレス検出部7に
より行うことで検知される(ステップST14)。
【0158】本例では、通信装置TR2が送信元となる
ように送信元アドレス信号が出力されているので、ステ
ップST14においては送信元アドレス出力期間の長さ
は通信装置TR2において一致し、通信装置TR2はス
テップST15に移行する。ステップST15では、通
信装置TR1が出力する受信先アドレス出力期間の長さ
を検知する。
【0159】そして、通信装置TR2は、図4に示すス
テップST9に移行してステップST9以下の送信動作
を行う。なお、ステップST9以下の送信動作は、第1
〜第4の動作例と同様であるので説明は省略する。
【0160】一方、通信装置TR3はステップST16
に移行し、入出力比較部16を介して受信先アドレス検
出部9により受信先を検知する。
【0161】受信先は、通信装置TR1が出力する受信
先アドレス出力期間の長さを検知し(ステップST1
6)、図4に示すステップS17において、通信装置T
R3に固有に設定された受信先アドレス出力期間との比
較を、受信先アドレス検出部9により行うことで検知さ
れる。
【0162】本例では、通信装置TR3が受信先となる
ように受信先アドレス信号が出力されているので、ステ
ップST17においては受信先アドレス出力期間の長さ
は通信装置TR3において一致し、通信装置TR3はス
テップST18に移行し、ステップST18以下の受信
動作を行う。なお、ステップST18以下の受信動作
は、第1〜第4の動作例と同様であるので説明は省略す
る。
【0163】以上のように、マスタ機が通信に関わるス
レーブ機のアドレスを指示することで、マスタ機を介さ
ずスレーブ機間で直接にデータの通信を行うことができ
る。
【0164】<3.変形例>以上説明した本発明に係る
同期シリアル転送装置の実施の形態においては、図3お
よび図4に示すフローチャートを用いて第1〜第5の動
作例を説明したが、図3および図4は図30および図3
1に示すように、送信元アドレス出力と受信先アドレス
出力の順序が逆転し、送信元アドレス検出と受信先アド
レス検出の順序が逆転した構成であっても良い。
【0165】図30および図31は通信装置の動作を示
すフローチャートであり、両者は、それぞれに示される
A点〜E点において接続されるものである。
【0166】また、図30においてステップST1〜S
T3を総括してブロックB1、ステップST4、ST
5、およびST12を総括してブロックB2、ステップ
ST6、ステップST13およびST14を総括してブ
ロックB6、ステップST7、ステップST15〜ST
17を総括してブロックB7と呼称する。また、図31
においては、ステップST8〜ST11、ステップST
18〜ST20を総括してブロックB8と呼称する。
【0167】図30において、ブロックB1およびブロ
ックB2は図3と同様であるので説明は省略する。
【0168】通信装置TR1は、優先権を確認した後
は、通信装置TR1は受信先アドレス出力部8から受信
先を示す受信先アドレス信号として、通信装置TR2に
固有に設定された期間(受信先アドレス信号出力期間)
だけ所定の信号を出力する(ステップST6)。
【0169】一方、通信装置TR2およびTR3は、そ
れぞれの入出力比較部16を介して受信先アドレス検出
部9により受信先が何れであるかを検知する。
【0170】受信先の検知は、通信装置TR1が出力す
る受信先アドレス信号出力期間の長さを検知し(ステッ
プST13)、ステップS14において、各通信装置固
有に設定されたアドレスを示す期間とをそれぞれの受信
先アドレス検出部9により比較することで行う。本例で
は通信装置TR2が受信先になるので、通信装置TR2
はステップST16に移行し、通信装置TR3はステッ
プST15に移行する。
【0171】通信装置TR1は、送信元アドレス出力部
6から送信先を示す送信元アドレス信号として、通信装
置TR1に固有に設定された期間(送信元アドレス信号
出力期間)だけ所定の信号を出力する(ステップST
7)。
【0172】通信装置TR2およびTR3は、それぞれ
ステップST16およびST15において、通信装置T
R1に固有に設定された送信元アドレス出力期間の長さ
を検知する。そして、通信装置TR2においては、ステ
ップST18に移行して受信動作を行う。なお、ステッ
プST18以下の受信動作は、図4を用いて説明した受
信動作と同じであるので説明は省略する。
【0173】一方、通信装置TR3においては、ステッ
プST17において、通信装置TR1に固有に設定され
た送信元アドレス出力期間の長さと、自らに固有に設定
された送信元アドレス出力期間とを入出力比較部16を
介して送信元アドレス検出部7により比較する。本例で
は、通信装置TR1が送信元であるので、ステップST
17においては送信元アドレス出力期間の長さは一致せ
ず、ステップST1に移行するが、通信装置TR3が送
信元である場合は、ステップST9に移行して送信動作
を行う。この場合の動作については、第5の動作例にお
いて説明しているので省略する。
【0174】また、以上説明した本発明に係る同期シリ
アル転送装置の実施の形態の第1〜第4の動作例におい
ては、送信データ変換部13の信号と入出力インタフェ
ース17の出力との関係、および入出力インタフェース
17の出力と通信ラインTRLの信号との関係は、2通
りの関係を示しただけであった。しかし、送信データ変
換部13の信号と入出力インタフェース17の出力との
関係は図33に示すように2通りであり、入出力インタ
フェース17の出力と通信ラインTRLの信号との関係
は図34に示すように2通りであり、両者を組み合わせ
は4通り存在する。第1〜第4の動作例において示さな
かった残りの2通りの場合についても本願発明の適用が
可能であることは言うまでもない。
【0175】また、以上説明した本発明に係る同期シリ
アル転送装置の実施の形態の第1〜第4の動作例におい
ては、電位固定装置VCがプルアップおよびプルダウン
のために抵抗を有している例を示したが、この抵抗とし
ては抵抗素子を用いてもよいが、トランジスタを使用し
ても良いことは言うまでもない。
【0176】また、以上説明した本発明に係る同期シリ
アル転送装置の実施の形態においては、通信装置が複数
で通信の組み合わせが複数存在する場合について説明し
たが、通信の組み合わせが1つしかない場合、すなわち
2つの通信装置で構成された同期シリアル転送装置の場
合、アドレス信号の出力および検出、優先度信号の出力
および検出などの動作は不要になり、一方の通信装置か
ら他方の通信装置に向けてクロック信号に重畳させてデ
ータを送信する構成を有していれば良いことになる。
【0177】<4.特徴的作用効果>以上説明した本発
明に係る同期シリアル転送装置によれば、通信装置がデ
ータの通信動作の優先度の出力機能、および優先度の検
知機能を備え、優先度に従ってデータの通信を行うよう
に構成するとともに、通信装置が、通信装置固有のアド
レスの出力機能および検知機能を備え、送信元および受
信先を当該アドレスによって指定するように構成し、ま
た、各通信装置の出力がハイインピーダンス状態となっ
た場合には、通信ライン上の電位を「High」あるい
は「Low」に固定する電位固定装置を通信ライン上に
備えることで、データをクロック信号に重畳させて送信
し、クロック信号に基づいてデータを受信することがで
き、シリアル転送に必要なデータ送信用配線、データ受
信用配線、クロック用配線、制御信号用配線を個々に設
ける必要がなく、それらを全て兼用する通信ラインだけ
で複数の通信装置に対して同期シリアル転送を可能にす
ることができる。
【0178】また、送信元および受信先を当該アドレス
によって指定することで、送信元と受信先を任意に設定
することができ、マスタ・スレーブ動作において、マス
タ機が通信に関わるスレーブ機のアドレスを指示するこ
とで、マスタ機を介さずスレーブ機間で直接にデータの
通信を行うことができる。
【0179】
【発明の効果】本発明に係る請求項1記載の同期シリア
ル転送装置によれば、複数の通信装置の各々が、第1の
電位に代えて、通信ラインにハイインピーダンス状態を
出力するとともに、第1の電位とは相補的な第2の電位
はそのまま通信ラインに出力するインタフェース部を備
えているので、通信動作において第1の電位の信号と第
2の電位の信号が同時に通信ラインに出力されることが
防止され、シリアル転送に従来必要であったデータ送信
用配線、データ受信用配線、クロック用配線、制御信号
用配線を個々に設ける必要がなく、それらを全て兼用す
る1本の配線で構成される通信ラインだけで複数の通信
装置に対して同期シリアル転送を可能にすることができ
る。
【0180】本発明に係る請求項2記載の同期シリアル
転送装置によれば、通信装置の出力が全てハイインピー
ダンス状態となった場合に、通信ライン上の電位を第1
の電位に固定することができるので、通信装置の出力を
全てハイインピーダンス状態とすることで通信ラインに
第1の電位を出力でき、通信ラインを介して第1および
第2の電位で構成されるデータを転送することができ
る。
【0181】本発明に係る請求項3記載の同期シリアル
転送装置によれば、通信ラインを介してのデータ転送の
具体的構成を得ることができる。
【0182】本発明に係る請求項4記載の同期シリアル
転送装置によれば、複数の通信装置において通信動作の
組み合わせが多数ある場合であっても、1本の配線で構
成される通信ラインだけで複数の通信装置に対して同期
シリアル転送を可能にすることができる。
【0183】本発明に係る請求項5記載の同期シリアル
転送装置によれば、データの送信元および受信先をアド
レスによって指定するための具体的構成を得ることがで
きる。
【0184】本発明に係る請求項6記載の同期シリアル
転送装置によれば、優先順位に従ってデータの通信を行
うための具体的構成を得ることができる。
【0185】本発明に係る請求項7記載の同期シリアル
転送装置によれば、データの送信元および受信先をアド
レスによって指定するための、より具体的構成を得るこ
とができる。
【0186】本発明に係る請求項8記載の同期シリアル
転送装置によれば、通信動作を行っていないアイドル状
態を互いの通信装置が確認し合うことができ、アイドル
状態の終了を通信動作の開始とすることで、複数の通信
装置の動作タイミングを合わせることができる。
【0187】本発明に係る請求項9および請求項10記
載の同期シリアル転送装置によれば、同期シリアル転送
装置のより具体的な構成を得ることができる。
【0188】本発明に係る請求項11記載の同期シリア
ル転送方法によれば、データをクロック信号に重畳させ
て送信し、クロック信号に基づいてデータを受信するこ
とができ、シリアル転送に従来必要であったデータ送信
用配線、データ受信用配線、クロック用配線、制御信号
用配線を個々に設ける必要がなく、それらを全て兼用す
る1本の配線で構成される通信ラインだけで複数の通信
装置に対して同期シリアル転送を可能にすることができ
る。
【0189】本発明に係る請求項12記載の同期シリア
ル転送方法によれば、複数の通信装置において通信動作
の組み合わせが多数ある場合であっても、1本の配線で
構成される通信ラインだけで複数の通信装置に対して同
期シリアル転送を可能にすることができる。
【0190】本発明に係る請求項13記載の同期シリア
ル転送方法によれば、優先権を獲得した通信装置をマス
タ機とし、他をスレーブ機としてマスタ・スレーブ動作
をする場合において、マスタ機が通信に関わるスレーブ
機のアドレスを指示することで、マスタ機を介さずスレ
ーブ機間で直接にデータの通信を行うことができる。
【0191】本発明に係る請求項14記載の同期シリア
ル転送方法によれば、優先度を確認するための具体的な
方法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る同期シリアル転送装置の実施の
形態の構成を説明する図である。
【図2】 本発明に係る同期シリアル転送装置を構成す
る通信装置の構成を説明する図である。
【図3】 本発明に係る同期シリアル転送装置の実施の
形態の動作を説明するフローチャートである。
【図4】 本発明に係る同期シリアル転送装置の実施の
形態の動作を説明するフローチャートである。
【図5】 本発明に係る同期シリアル転送装置の実施の
形態の第1の動作例を説明するタイミングチャートであ
る。
【図6】 本発明に係る同期シリアル転送装置の実施の
形態の第1の動作例を説明するタイミングチャートであ
る。
【図7】 本発明に係る同期シリアル転送装置の実施の
形態の第1の動作例を説明するタイミングチャートであ
る。
【図8】 本発明に係る同期シリアル転送装置の実施の
形態の第1の動作例を説明するタイミングチャートであ
る。
【図9】 本発明に係る同期シリアル転送装置の実施の
形態の第1の動作例を説明するタイミングチャートであ
る。
【図10】 本発明に係る同期シリアル転送装置の実施
の形態の第1の動作例を説明するタイミングチャートで
ある。
【図11】 本発明に係る同期シリアル転送装置の実施
の形態の第1の動作例における受信中断を説明するタイ
ミングチャートである。
【図12】 本発明に係る同期シリアル転送装置の実施
の形態の第1の動作例における送信中断を説明するタイ
ミングチャートである。
【図13】 本発明に係る同期シリアル転送装置の実施
の形態の第2の動作例を説明するタイミングチャートで
ある。
【図14】 本発明に係る同期シリアル転送装置の実施
の形態の第2の動作例を説明するタイミングチャートで
ある。
【図15】 本発明に係る同期シリアル転送装置の実施
の形態の第2の動作例における受信中断を説明するタイ
ミングチャートである。
【図16】 本発明に係る同期シリアル転送装置の実施
の形態の第2の動作例における送信中断を説明するタイ
ミングチャートである。
【図17】 本発明に係る同期シリアル転送装置の実施
の形態の第3の動作例を説明するタイミングチャートで
ある。
【図18】 本発明に係る同期シリアル転送装置の実施
の形態の第3の動作例を説明するタイミングチャートで
ある。
【図19】 本発明に係る同期シリアル転送装置の実施
の形態の第3の動作例を説明するタイミングチャートで
ある。
【図20】 本発明に係る同期シリアル転送装置の実施
の形態の第3の動作例を説明するタイミングチャートで
ある。
【図21】 本発明に係る同期シリアル転送装置の実施
の形態の第3の動作例を説明するタイミングチャートで
ある。
【図22】 本発明に係る同期シリアル転送装置の実施
の形態の第3の動作例を説明するタイミングチャートで
ある。
【図23】 本発明に係る同期シリアル転送装置の実施
の形態の第3の動作例における受信中断を説明するタイ
ミングチャートである。
【図24】 本発明に係る同期シリアル転送装置の実施
の形態の第3の動作例における送信中断を説明するタイ
ミングチャートである。
【図25】 本発明に係る同期シリアル転送装置の実施
の形態の第4の動作例を説明するタイミングチャートで
ある。
【図26】 本発明に係る同期シリアル転送装置の実施
の形態の第4の動作例を説明するタイミングチャートで
ある。
【図27】 本発明に係る同期シリアル転送装置の実施
の形態の第4の動作例における受信中断を説明するタイ
ミングチャートである。
【図28】 本発明に係る同期シリアル転送装置の実施
の形態の第4の動作例における送信中断を説明するタイ
ミングチャートである。
【図29】 本発明に係る同期シリアル転送装置の実施
の形態の第5の動作例を説明する図である。
【図30】 本発明に係る同期シリアル転送装置の実施
の形態の変形例を説明するフローチャートである。
【図31】 本発明に係る同期シリアル転送装置の実施
の形態の変形例を説明するフローチャートである。
【図32】 本発明に係る同期シリアル転送装置を構成
する通信装置における信号の入出力状態を示す図であ
る。
【図33】 本発明に係る同期シリアル転送装置を構成
する通信装置の、送信データ変換部の信号と入出力イン
タフェースの出力との関係を示す図である。
【図34】 本発明に係る同期シリアル転送装置を構成
する通信装置の、入出力インタフェースの出力と通信ラ
インの信号との関係を示す図である。
【図35】 従来の同期シリアル転送装置の構成を説明
する図である。
【符号の説明】
VC 電位固定装置、TRL 通信ライン。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データの同期シリアル転送を行うための
    同期シリアル転送装置であって、 前記データの送受信を行う複数の通信装置と、 前記複数の通信装置を並列に接続する1本の配線で構成
    された通信ラインとを備え、 前記複数の通信装置の各々は、第1の電位に代えて、前
    記通信ラインにハイインピーダンス状態を出力するとと
    もに、前記第1の電位とは相補的な第2の電位はそのま
    ま前記通信ラインに出力するインタフェース部を備え
    る、同期シリアル転送装置。
  2. 【請求項2】 前記通信ラインに接続され、前記複数の
    通信装置の出力が全てハイインピーダンス状態となった
    場合に、前記通信ライン上の電位を第1の電位に固定す
    る電位固定装置をさらに備える、請求項1記載の同期シ
    リアル転送装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の通信装置の各々は、 前記データの送受信のタイミングを規定するクロック信
    号を出力するクロック信号出力部と、 前記クロック信号の立ち上がりあるいは立ち下がりのタ
    イミングを検出するクロック信号検出部と、 前記データを前記クロック信号に重畳させて送信データ
    として出力するデータ出力部と、 クロック信号検出部が検出した、前記クロック信号の立
    ち上がりあるいは立ち下がりのタイミングにおいて、前
    記送信データが前記第1の電位あるいは前記第2の電位
    の何れであるかを検出することで、前記送信データから
    前記データを検出するデータ検出部とをさらに備える、
    請求項2記載の同期シリアル転送装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の通信装置の各々は、 前記複数の通信装置の各々を区別するために、前記複数
    の通信装置ごとに異なるように設定されたアドレスと、 前記データの通信動作を行うに際して、前記通信ライン
    を専有する優先度とが個々に割り当てられており、 前記アドレスを示すアドレス信号を出力するアドレス信
    号出力部と、 前記アドレス信号を検出するアドレス信号検出部と、 前記優先度を示す優先度信号を出力する優先度信号出力
    部と、 前記優先度信号を検出する優先度信号検出部とをさらに
    備える、請求項3記載の同期シリアル転送装置。
  5. 【請求項5】 前記アドレス信号出力部は、 前記アドレス信号として、前記第2の電位を、予め設定
    されたアドレス信号出力期間だけ出力する機能を有し、 前記アドレス信号検出部は、 前記通信ラインにおける前記第2の電位の期間が、自ら
    に設定されたアドレス信号出力期間と同じであるか否か
    を検出する機能を有し、両者が一致する場合にのみ通信
    動作を行う、請求項4記載の同期シリアル転送装置。
  6. 【請求項6】 前記優先度信号出力部は、 前記優先度信号として、前記第2の電位を、予め設定さ
    れた優先度信号出力期間だけ出力する機能を有し、 前記優先度信号検出部は、 前記通信ラインにおける前記第2の電位の期間が、自ら
    に設定された優先度信号出力期間と同じであるか否かを
    検出する機能を有し、両者が一致する場合には優先的に
    通信動作を行う、請求項4記載の同期シリアル転送装
    置。
  7. 【請求項7】 前記アドレス信号出力部は、 前記データの送信元を示す送信元アドレス信号を出力す
    る機能と、 前記データの受信先を示す受信先アドレス信号を出力す
    る機能とを有し、 前記アドレス信号検出部は、 前記送信元アドレス信号を受け、自らに設定された前記
    アドレス信号出力期間と同じであるか否かを検出し、両
    者が一致する場合には、自らが前記データの送信元であ
    ると判断する機能と、 前記受信先アドレス信号を受け、自らに設定された前記
    アドレス信号出力期間と同じであるか否かを検出し、両
    者が一致する場合には、自らが前記データの受信先であ
    ると判断する機能とを有する、請求項5記載の同期シリ
    アル転送装置。
  8. 【請求項8】 前記複数の通信装置の各々は、自らが通
    信動作を行っていないアイドル状態であることを他の通
    信装置に示すアイドル信号を出力するアイドル信号出力
    部と、 前記他の通信装置が各々出力する前記アイドル信号を受
    けて、前記他の通信装置が前記アイドル状態であること
    を検知するアイドル信号検出部とさらに備える、請求項
    3または請求項4記載の同期シリアル転送装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の電位は「High」であっ
    て、 前記電位固定装置は、前記通信ライン上の電位を「Hi
    gh」に固定するプルアップ手段を備える、請求項2記
    載の同期シリアル転送装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の電位は「Low」であっ
    て、 前記電位固定装置は、前記通信ライン上の電位を「Lo
    w」に固定するプルダウン手段を備える、請求項2記載
    の同期シリアル転送装置。
  11. 【請求項11】 複数の通信装置間でのデータの同期シ
    リアル転送を、1本の配線で形成された通信ラインを介
    して行う同期シリアル転送方法であって、 前記複数の通信装置の各々は、第1の電位に代えて、前
    記通信ラインにハイインピーダンス状態を出力するとと
    もに、前記第1の電位とは相補的な第2の電位はそのま
    ま前記通信ラインに出力する機能を有し、 前記通信ラインには、前記複数の通信装置の出力が全て
    ハイインピーダンス状態となった場合に、前記通信ライ
    ン上の電位を第1の電位に固定する電位固定装置が接続
    され、 (a)前記複数の通信装置のうち、前記データの受信先と
    なる受信先通信装置から、前記第1の電位とは相補的な
    第2の電位と、前記ハイインピーダンス状態とが周期的
    に与えられるクロック信号を出力する工程と、 (b)前記複数の通信装置のうち、前記データの送信元と
    なる送信元通信装置が、前記データを前記クロック信号
    に重畳させて出力し、前記電位固定装置により、前記第
    1および第2の電位によって構成される送信データを形
    成する工程と、 (c)前記送信元通信装置が、前記クロック信号の立ち上
    がりあるいは立ち下がりのタイミングにおいて、前記送
    信データが前記第1の電位あるいは前記第2の電位の何
    れであるかを検出する工程とを備える、同期シリアル転
    送方法。
  12. 【請求項12】 前記複数の通信装置の各々は、前記複
    数の通信装置の各々を区別するために、前記複数の通信
    装置ごとに異なるように設定されたアドレスと、前記デ
    ータの通信動作を行うに際して、前記通信ラインを専有
    する優先度とが個々に割り当てられており、 (d)前記複数の通信装置のうち、通信要求がある通信装
    置が、各々に割り当てられた前記優先度を比較し、前記
    優先度の最も高いものが前記通信ラインを専有する優先
    権を獲得する工程と、 (e)前記通信要求がある通信装置のうち、前記優先権を
    獲得した通信装置が、前記受信先通信装置を示す受信先
    アドレス信号を出力する工程と、 (f)前記複数の通信装置のうち、前記優先権を獲得した
    通信装置以外の通信装置が、前記受信先アドレス信号
    と、各々に固有に割り当てられた前記アドレスとを比較
    し、両者が一致するものが前記受信先通信装置であるこ
    とを認識する工程とをさらに備える、請求項11記載の
    同期シリアル転送方法。
  13. 【請求項13】 前記優先権を獲得した通信装置は、前
    記送信元アドレス信号および前記受信先アドレス信号を
    出力するだけの通信装置であって、 前記工程(e)は、 (e−1)前記送信元アドレス信号として、前記第2の電
    位を、割り当てられたアドレス信号出力期間だけ出力す
    る工程を備え、 前記工程(f)は、 (f−1)前記複数の通信装置のうち、前記優先権を獲得
    した通信装置以外の通信装置が、前記通信ラインにおけ
    る前記第2の電位の期間と、各々に割り当てられた前記
    アドレス信号出力期間と同じであるか否かを検出し、両
    者が一致したものが前記送信元通信装置であることを認
    識する工程を備える、請求項11記載の同期シリアル転
    送方法。
  14. 【請求項14】 前記工程(d)は、 (d−1)前記優先度を示す優先度信号として、前記第2
    の電位を、割り当てられた優先度信号出力期間だけ出力
    する工程と、 (d−2)前記通信ラインにおける前記第2の電位の期間
    が、各々に割り当てられた優先度信号出力期間と同じで
    あるか否かを検出する工程とを備え、両者が一致したも
    のが前記優先権を獲得する、請求項11記載の同期シリ
    アル転送方法。
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