JPH10336095A - コードレス電話システムおよびその通話方法 - Google Patents
コードレス電話システムおよびその通話方法Info
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- JPH10336095A JPH10336095A JP9138504A JP13850497A JPH10336095A JP H10336095 A JPH10336095 A JP H10336095A JP 9138504 A JP9138504 A JP 9138504A JP 13850497 A JP13850497 A JP 13850497A JP H10336095 A JPH10336095 A JP H10336095A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02D—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
- Y02D30/00—Reducing energy consumption in communication networks
- Y02D30/70—Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks
Landscapes
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】専用の中継機装置を設けることなく、親機装置
の通信可能エリア圏外の子機装置との通信を可能とする
コードレス電話システムを提供する。 【解決手段】図1の相互位置関係においては、子機装置
12は、親機装置11の通信可能エリア11aの圏外に
位置しており、子機装置13は、親機装置11の通信可
能エリア11aならびに子機装置12の通信可能エリア
12aの双方のエリア内に位置し、また、親機装置11
および子機装置12は、共に子機装置13の通信可能エ
リア13aのエリア内に位置している。このような相互
配置関係においては、子機装置13は、子機装置として
の機能に加えて、親機装置11と子機装置12との間の
中継機装置として機能し、当該子機装置13による中継
作用を介して、親機装置11と、親機装置11の通信可
能エリア11aの圏外にある子機装置12とを通信接続
することが可能となる。
の通信可能エリア圏外の子機装置との通信を可能とする
コードレス電話システムを提供する。 【解決手段】図1の相互位置関係においては、子機装置
12は、親機装置11の通信可能エリア11aの圏外に
位置しており、子機装置13は、親機装置11の通信可
能エリア11aならびに子機装置12の通信可能エリア
12aの双方のエリア内に位置し、また、親機装置11
および子機装置12は、共に子機装置13の通信可能エ
リア13aのエリア内に位置している。このような相互
配置関係においては、子機装置13は、子機装置として
の機能に加えて、親機装置11と子機装置12との間の
中継機装置として機能し、当該子機装置13による中継
作用を介して、親機装置11と、親機装置11の通信可
能エリア11aの圏外にある子機装置12とを通信接続
することが可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコードレス電話シス
テムおよびその通話方法に関する。
テムおよびその通話方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコードレス電話システムの1例と
して、特開平6ー169483号公報に示される親機装
置61、子機装置62および中継機装置63を含む配置
構成が図6に示される。一般に、コードレス電話システ
ムにおいては、公衆電話回線に対して有線により接続さ
れている1つの親機装置に対して、複数の子機装置が無
線回線による接続対象として登録されているが、図6に
おいては、説明の便宜上、親機装置61に対して、1つ
の子機装置62のみが対応している場合が図示されてい
る。これらの親機装置61、子機装置62および中継機
装置63による通信可能エリアは、それぞれ61a、6
2aおよび63aとして示されており、また中継機装置
63は、親機装置61の通信可能エリア61aのエリア
内に配置されている。
して、特開平6ー169483号公報に示される親機装
置61、子機装置62および中継機装置63を含む配置
構成が図6に示される。一般に、コードレス電話システ
ムにおいては、公衆電話回線に対して有線により接続さ
れている1つの親機装置に対して、複数の子機装置が無
線回線による接続対象として登録されているが、図6に
おいては、説明の便宜上、親機装置61に対して、1つ
の子機装置62のみが対応している場合が図示されてい
る。これらの親機装置61、子機装置62および中継機
装置63による通信可能エリアは、それぞれ61a、6
2aおよび63aとして示されており、また中継機装置
63は、親機装置61の通信可能エリア61aのエリア
内に配置されている。
【0003】図6に示される場合においては、子機装置
62は、親機装置61の通信可能エリア61aの圏外に
位置しており、このような相対関係状態においては、子
機装置62を無線により親機装置61に接続することは
不可能となるが、親機装置61の通信可能エリア61a
の圏内にある中継機装置63による中継機能を介するこ
とにより、子機装置62を親機装置61に接続すること
が可能となる。この場合に、上記の中継機装置63にお
いては、親機装置61に対応する送受信機能と、子機機
装置62に対応する送受信機能とを含む2系統の送受信
回路が必要となる。
62は、親機装置61の通信可能エリア61aの圏外に
位置しており、このような相対関係状態においては、子
機装置62を無線により親機装置61に接続することは
不可能となるが、親機装置61の通信可能エリア61a
の圏内にある中継機装置63による中継機能を介するこ
とにより、子機装置62を親機装置61に接続すること
が可能となる。この場合に、上記の中継機装置63にお
いては、親機装置61に対応する送受信機能と、子機機
装置62に対応する送受信機能とを含む2系統の送受信
回路が必要となる。
【0004】図7および図8は、それぞれ本従来例にお
ける親機装置61および子機装置62の要部の構成を示
すブロック図である。図7に示されるように、親機装置
61は、送受共用のアンテナ71と、高周波部72と、
変復調部73と、チャネル・コーディック部74と、音
声コーディック部75と、電話回線接続部76と、通信
制御部77と、キー入力部および表示部を含むマンマシ
ン部78とを備えて構成され、また子機装置62は、送
受共用のアンテナ81と、高周波部82と、変復調部8
3と、チャネル・コーディック部84と、音声コーディ
ック部85と、送受話器部86と、通信制御部87と、
キー入力部および表示部を含むマンマシン部88と、バ
ッテリー等を含む電源部89とを備えて構成される。
ける親機装置61および子機装置62の要部の構成を示
すブロック図である。図7に示されるように、親機装置
61は、送受共用のアンテナ71と、高周波部72と、
変復調部73と、チャネル・コーディック部74と、音
声コーディック部75と、電話回線接続部76と、通信
制御部77と、キー入力部および表示部を含むマンマシ
ン部78とを備えて構成され、また子機装置62は、送
受共用のアンテナ81と、高周波部82と、変復調部8
3と、チャネル・コーディック部84と、音声コーディ
ック部85と、送受話器部86と、通信制御部87と、
キー入力部および表示部を含むマンマシン部88と、バ
ッテリー等を含む電源部89とを備えて構成される。
【0005】図7において、子機装置62より、中継機
装置63を経由して送られてくる電波は、アンテナ71
を介して受信され、高周波部72において増幅されて周
波数変換された受信変調信号は、変復調部73において
復調されて、チャネル・コーディック部74に入力され
る。当該復調信号は、チャネル・コーディック部74に
おいて復号化され、その出力の復号信号は、音声コーデ
ィック部75に入力されてアナログ信号に変換されて出
力される。このアナログ信号は、電話回線接続部76を
介して公衆電話回線に接続される。また、当該親機装置
61より子機装置62に対して送信出力する場合には、
公衆電話回線より電話回線接続部76を介して入力され
る送信用の信号は、音声コーディック部75に入力され
てディジタル信号に変換され、チャネル・コーディック
部74において符号化されて、その出力の符号信号は変
復調部73に入力される。変復調部73においては、当
該符号信号は所定の変調作用を介して変調出力され、高
周波部72において周波数変換されて、所定レベルの送
信電力に増幅されてアンテナ71を介して送信出力され
る。また、通信制御部77により、親機装置61の送受
信信号のタイミング制御および構成各部の動作に対する
制御作用が行われる。なお、図7においては、電源部等
の記載は省略されている。
装置63を経由して送られてくる電波は、アンテナ71
を介して受信され、高周波部72において増幅されて周
波数変換された受信変調信号は、変復調部73において
復調されて、チャネル・コーディック部74に入力され
る。当該復調信号は、チャネル・コーディック部74に
おいて復号化され、その出力の復号信号は、音声コーデ
ィック部75に入力されてアナログ信号に変換されて出
力される。このアナログ信号は、電話回線接続部76を
介して公衆電話回線に接続される。また、当該親機装置
61より子機装置62に対して送信出力する場合には、
公衆電話回線より電話回線接続部76を介して入力され
る送信用の信号は、音声コーディック部75に入力され
てディジタル信号に変換され、チャネル・コーディック
部74において符号化されて、その出力の符号信号は変
復調部73に入力される。変復調部73においては、当
該符号信号は所定の変調作用を介して変調出力され、高
周波部72において周波数変換されて、所定レベルの送
信電力に増幅されてアンテナ71を介して送信出力され
る。また、通信制御部77により、親機装置61の送受
信信号のタイミング制御および構成各部の動作に対する
制御作用が行われる。なお、図7においては、電源部等
の記載は省略されている。
【0006】また、図8の子機装置62においては、親
機装置61より、中継装置63を経由して送られてくる
電波は、アンテナ81を介して受信され、高周波部82
において増幅されて周波数変換された受信変調信号は、
変復調部83において復調されて、チャネル・コーディ
ック部84に入力される。当該復調信号は、チャネル・
コーディック部84において復号化され、出力される復
号信号は音声コーディック部85に入力されてアナログ
信号に変換されて出力される。このアナログ信号は、ス
ピーカーおよびマイク等を含む送受話器部86に入力さ
れて、例えば所定の音声信号として出力される。また、
当該子機装置62より親機装置61に対して送信出力す
る場合には、例えば送受話器部88より出力される音声
信号は、音声デコーディック部85に入力されてデジタ
ル信号に変換され、チャネル・コーディック部84にお
いて符号化されて、チャネル・コーディック部84より
出力される符号信号は、モデム部83に入力される。モ
デム部83においては、当該符号信号は所定の変調作用
を介して変調出力され、高周波部82において周波数変
換されて、所定レベルの送信電力に増幅されてアンテナ
81を介して送信出力される。また、通信制御部87に
より、当該子機装置62の送受信信号のタイミング制御
および構成各部の動作に対する制御作用が行われるとと
もに、マンマシン部88による入力制御および指示制御
等が行われる。この場合においても、子機装置62から
送信出力される電波は、中継装置63を介して親機装置
61に送られる。なお、図8においては、バッテリー等
を含む電源部の記載は省略されている。
機装置61より、中継装置63を経由して送られてくる
電波は、アンテナ81を介して受信され、高周波部82
において増幅されて周波数変換された受信変調信号は、
変復調部83において復調されて、チャネル・コーディ
ック部84に入力される。当該復調信号は、チャネル・
コーディック部84において復号化され、出力される復
号信号は音声コーディック部85に入力されてアナログ
信号に変換されて出力される。このアナログ信号は、ス
ピーカーおよびマイク等を含む送受話器部86に入力さ
れて、例えば所定の音声信号として出力される。また、
当該子機装置62より親機装置61に対して送信出力す
る場合には、例えば送受話器部88より出力される音声
信号は、音声デコーディック部85に入力されてデジタ
ル信号に変換され、チャネル・コーディック部84にお
いて符号化されて、チャネル・コーディック部84より
出力される符号信号は、モデム部83に入力される。モ
デム部83においては、当該符号信号は所定の変調作用
を介して変調出力され、高周波部82において周波数変
換されて、所定レベルの送信電力に増幅されてアンテナ
81を介して送信出力される。また、通信制御部87に
より、当該子機装置62の送受信信号のタイミング制御
および構成各部の動作に対する制御作用が行われるとと
もに、マンマシン部88による入力制御および指示制御
等が行われる。この場合においても、子機装置62から
送信出力される電波は、中継装置63を介して親機装置
61に送られる。なお、図8においては、バッテリー等
を含む電源部の記載は省略されている。
【0007】以上のようにして、中継機装置63の中継
作用を介して、親機装置61の通信可能エリア61aの
エリア圏外に位置する子機装置62と、親機装置61と
の間の通信接続が行われる。
作用を介して、親機装置61の通信可能エリア61aの
エリア圏外に位置する子機装置62と、親機装置61と
の間の通信接続が行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のコード
レス電話システムにおいては、親機装置の通信可能エリ
ア圏外に位置する子機装置と当該親機装置との通信を行
う場合には、親機装置の通信可能エリア圏内に、2系統
の送受信回路を含む中継機装置を設置することが必要不
可欠となる。このために、当該中継機装置の設置コスト
として、大凡子機装置の2倍程度のコストが増大すると
いう欠点がある。
レス電話システムにおいては、親機装置の通信可能エリ
ア圏外に位置する子機装置と当該親機装置との通信を行
う場合には、親機装置の通信可能エリア圏内に、2系統
の送受信回路を含む中継機装置を設置することが必要不
可欠となる。このために、当該中継機装置の設置コスト
として、大凡子機装置の2倍程度のコストが増大すると
いう欠点がある。
【0009】上記の欠点に対する1つの解決方法として
は、親機装置および子機装置の送信電力を増大させ、そ
れぞれの通信可能エリアの拡大を図ることが考えられる
が、この対策による場合には、各装置における送信電力
の増大に伴ない、特に電池駆動に依存している子機装置
においては通信可能時間および待機可能時間が著しく短
縮されるとともに、当該通信可能時間を現状どうりに維
持しようとする場合には消費電力が増大し、電源部に含
まれる電池容量を大きくする以外には対応策がなく、こ
れにより、子機装置の重量が増大するという欠点があ
る。
は、親機装置および子機装置の送信電力を増大させ、そ
れぞれの通信可能エリアの拡大を図ることが考えられる
が、この対策による場合には、各装置における送信電力
の増大に伴ない、特に電池駆動に依存している子機装置
においては通信可能時間および待機可能時間が著しく短
縮されるとともに、当該通信可能時間を現状どうりに維
持しようとする場合には消費電力が増大し、電源部に含
まれる電池容量を大きくする以外には対応策がなく、こ
れにより、子機装置の重量が増大するという欠点があ
る。
【0010】本発明の目的は、上記の欠点を排除して、
子機装置の通信可能エリアを有効に保持するとともに、
子機装置に中継機能を付与することにより、固有の中継
機装置を設置することなく、当該通信可能エリアを拡大
することのできる中継機能を実現するコードレス電話シ
ステムおよびその通話方法を提供することにある。
子機装置の通信可能エリアを有効に保持するとともに、
子機装置に中継機能を付与することにより、固有の中継
機装置を設置することなく、当該通信可能エリアを拡大
することのできる中継機能を実現するコードレス電話シ
ステムおよびその通話方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明のコードレス
電話システムは、公衆電話回線に接続される親機装置の
サービスエリア圏内において、前記親機装置と、当該親
機装置を介して公衆電話回線に通信接続可能な不特定多
数の子機装置により形成されるコードレス電話システム
において、前記親機装置が、通信制御手段として、親機
装置自体の通信制御手段に加えて、少なくとも通信可能
エリア圏内にある子機装置を中継手段として機能させる
ための親機中継通信制御手段を付加して備え、前記子機
装置が、通信制御手段として、子機装置自体の通信制御
手段に加えて、前記中継手段として機能するための子機
中継通信制御手段を付加して備えることを特徴としてい
る。
電話システムは、公衆電話回線に接続される親機装置の
サービスエリア圏内において、前記親機装置と、当該親
機装置を介して公衆電話回線に通信接続可能な不特定多
数の子機装置により形成されるコードレス電話システム
において、前記親機装置が、通信制御手段として、親機
装置自体の通信制御手段に加えて、少なくとも通信可能
エリア圏内にある子機装置を中継手段として機能させる
ための親機中継通信制御手段を付加して備え、前記子機
装置が、通信制御手段として、子機装置自体の通信制御
手段に加えて、前記中継手段として機能するための子機
中継通信制御手段を付加して備えることを特徴としてい
る。
【0012】また、第2の発明のコードレス電話システ
ムの通話方法は、コードレス電話システムにおける親機
装置と、当該親機装置の通信可能エリア圏外にある第1
の子機装置との間を通信接続して行う通話方法におい
て、前記親機装置と、当該親機装置の通信可能エリア圏
内にある第2の子機装置との間の通信形態を相互に送受
信モードに設定して、当該親機装置より前記第2の子機
装置に対して第1の情報データを送信する第1のステッ
プと、前記第1の情報データを受信した第2の子機装置
から前記親機装置に対する要求があるまでの間、当該親
機装置の通信形態を、第2の子機装置から当該親機装置
に対する片方向通信モードに設定するためのウェイト信
号を、当該第2の子機装置から親機装置に対して一定時
間ごとに送信する第2のステップと、前記第1および第
2の子機装置をそれぞれ送受信モードに設定し、前記第
1の情報データを第2の子機装置から第1の子機装置に
送信する第3のステップと、前記第1および第2の子機
装置をそれぞれ送受信モードに設定し、前記第1の情報
データに対する応答の第2の情報データを、第1の子機
装置から第2の子機装置に送信する第4のステップと、
前記第2の情報データを受信した第2の子機装置から前
記第1の子機装置に対する要求があるまでの間、当該第
1の子機装置の通信形態を、第2の子機装置から当該第
1の子機装置に対する片方向通信モードに設定するため
のウェイト信号を、当該第2の子機装置から第1の子機
装置に対して一定時間ごとに送信する第5のステップ
と、前記第2の子機装置から、前記親機装置の通信形態
を前記片方向通信モードから送受信モードに変更するた
めのウェイト解除信号を当該親機装置に送信する第6の
ステップと、前記第1の子機装置から前記親機装置に対
して伝達すべき前記第2の情報データを、前記第2の子
機装置から当該親機装置に対して送信する第7のステッ
プと、を少なくとも有することを特徴としている。
ムの通話方法は、コードレス電話システムにおける親機
装置と、当該親機装置の通信可能エリア圏外にある第1
の子機装置との間を通信接続して行う通話方法におい
て、前記親機装置と、当該親機装置の通信可能エリア圏
内にある第2の子機装置との間の通信形態を相互に送受
信モードに設定して、当該親機装置より前記第2の子機
装置に対して第1の情報データを送信する第1のステッ
プと、前記第1の情報データを受信した第2の子機装置
から前記親機装置に対する要求があるまでの間、当該親
機装置の通信形態を、第2の子機装置から当該親機装置
に対する片方向通信モードに設定するためのウェイト信
号を、当該第2の子機装置から親機装置に対して一定時
間ごとに送信する第2のステップと、前記第1および第
2の子機装置をそれぞれ送受信モードに設定し、前記第
1の情報データを第2の子機装置から第1の子機装置に
送信する第3のステップと、前記第1および第2の子機
装置をそれぞれ送受信モードに設定し、前記第1の情報
データに対する応答の第2の情報データを、第1の子機
装置から第2の子機装置に送信する第4のステップと、
前記第2の情報データを受信した第2の子機装置から前
記第1の子機装置に対する要求があるまでの間、当該第
1の子機装置の通信形態を、第2の子機装置から当該第
1の子機装置に対する片方向通信モードに設定するため
のウェイト信号を、当該第2の子機装置から第1の子機
装置に対して一定時間ごとに送信する第5のステップ
と、前記第2の子機装置から、前記親機装置の通信形態
を前記片方向通信モードから送受信モードに変更するた
めのウェイト解除信号を当該親機装置に送信する第6の
ステップと、前記第1の子機装置から前記親機装置に対
して伝達すべき前記第2の情報データを、前記第2の子
機装置から当該親機装置に対して送信する第7のステッ
プと、を少なくとも有することを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
して説明する。
【0014】図1は、本発明のコードレス電話システム
の1実施形態における親機装置11、子機装置12およ
び子機装置13を含む配置構成を示す図であり、説明の
便宜上、親機装置11に対して、2つの子機装置12お
よび13のみが対応している場合が図示されている。こ
れらの親機装置11、子機装置12および中継装置13
による通信可能エリアは、それぞれ11a、12aおよ
び13aとして示されており、図1の相互位置関係にお
いては、子機装置12は、親機装置11の通信可能エリ
ア11aの圏外に位置しており、子機装置13は、親機
装置11の通信可能エリア11aならびに子機装置12
の通信可能エリア12aの双方のエリア内に位置し、ま
た、親機装置11および子機装置12は、共に子機装置
13の通信可能エリア13aのエリア内に位置してい
る。子機装置13は、子機装置としての本来の通信制御
手段に対して、中継制御機能を有する子機中継通信制御
手段が付加されており、当該子機中継通制御手段による
中継制御作用により、中継装置としての機能をも併せ有
する点に本発明の特徴がある。このことは、子機装置1
2についても同様であり、このような中継機能は、本発
明のコードレス電話システムにおいては、他の全ての子
機装置に対しても一律に具備されている。図1のような
相互位置関係においては、一般的に、子機装置12を無
線により親機装置11に通信接続することは不可能とな
るが、親機装置11および子機装置12の通信可能エリ
ア圏内にある子機装置13による上記中継機能を介する
ことにより、子機装置12を親機装置11に通信接続す
ることが可能となる。
の1実施形態における親機装置11、子機装置12およ
び子機装置13を含む配置構成を示す図であり、説明の
便宜上、親機装置11に対して、2つの子機装置12お
よび13のみが対応している場合が図示されている。こ
れらの親機装置11、子機装置12および中継装置13
による通信可能エリアは、それぞれ11a、12aおよ
び13aとして示されており、図1の相互位置関係にお
いては、子機装置12は、親機装置11の通信可能エリ
ア11aの圏外に位置しており、子機装置13は、親機
装置11の通信可能エリア11aならびに子機装置12
の通信可能エリア12aの双方のエリア内に位置し、ま
た、親機装置11および子機装置12は、共に子機装置
13の通信可能エリア13aのエリア内に位置してい
る。子機装置13は、子機装置としての本来の通信制御
手段に対して、中継制御機能を有する子機中継通信制御
手段が付加されており、当該子機中継通制御手段による
中継制御作用により、中継装置としての機能をも併せ有
する点に本発明の特徴がある。このことは、子機装置1
2についても同様であり、このような中継機能は、本発
明のコードレス電話システムにおいては、他の全ての子
機装置に対しても一律に具備されている。図1のような
相互位置関係においては、一般的に、子機装置12を無
線により親機装置11に通信接続することは不可能とな
るが、親機装置11および子機装置12の通信可能エリ
ア圏内にある子機装置13による上記中継機能を介する
ことにより、子機装置12を親機装置11に通信接続す
ることが可能となる。
【0015】図2および図3は、それぞれ親機装置11
および子機装置12の要部の構成を示すブロック図であ
る。図21に示されるように、図1の親機装置11は、
送受共用のアンテナ21と、高周波部22と、変復調部
23と、チャネル・コーディック部24と、音声コーデ
ィック部25と、電話回線接続部26と、通常の通信制
御手段に加えて親機中継通信制御手段28が付加される
通信制御部27(前記通常の通信制御手段は、通信制御
部27に含まれているが、図示されない)と、キー入力
部および表示部を含むマンマシン部29とを備えて構成
され、また、図3の子機装置12および子機装置13
は、共に、送受共用のアンテナ31と、高周波部32
と、変復調部33と、チャネル・コーディック部34
と、音声コーディック部35と、送受話器部36と、通
常の通信制御手段に加えて子機中継通信制御手段38が
付加される通信制御部37(前記通常の通信制御手段
は、通信制御部37に含まれているが、図示されない)
と、キー入力部および表示部を含むマンマシン部39と
備えて構成される。なお、図2および図3においては電
源部の記載が省略されている。
および子機装置12の要部の構成を示すブロック図であ
る。図21に示されるように、図1の親機装置11は、
送受共用のアンテナ21と、高周波部22と、変復調部
23と、チャネル・コーディック部24と、音声コーデ
ィック部25と、電話回線接続部26と、通常の通信制
御手段に加えて親機中継通信制御手段28が付加される
通信制御部27(前記通常の通信制御手段は、通信制御
部27に含まれているが、図示されない)と、キー入力
部および表示部を含むマンマシン部29とを備えて構成
され、また、図3の子機装置12および子機装置13
は、共に、送受共用のアンテナ31と、高周波部32
と、変復調部33と、チャネル・コーディック部34
と、音声コーディック部35と、送受話器部36と、通
常の通信制御手段に加えて子機中継通信制御手段38が
付加される通信制御部37(前記通常の通信制御手段
は、通信制御部37に含まれているが、図示されない)
と、キー入力部および表示部を含むマンマシン部39と
備えて構成される。なお、図2および図3においては電
源部の記載が省略されている。
【0016】上述のように、本発明特有の構成要素とし
て、親機装置11の通信制御部27には、中継機能利用
にかかわる通信制御を行う中継制御部、当該中継制御部
による制御作用を受けて、中継装置としての通信手順の
タイミングを制御するスロット通信制御部、中継装置と
して作用する子機装置13との間の通信データの作成、
保持および処理等の制御を行う通信データ制御部等を含
む親機中継通信制御手段28が、従来の通信制御部の構
成要素に対して新たに付加されており、また、子機装置
12および子機装置13の通信制御部37に対しては、
子機装置において中継機能を併有するための構成要素と
して、中継動作機能にかかわる全般の通信制御を行う中
継制御部、当該中継制御部による制御作用を受けて、中
継元装置と中継先装置とを含む双方の相手先との通信手
順のタイミングを制御するスロット通信制御部、中継元
装置および中継先装置装置との間の通信データの作成、
保持および処理等の制御を行う通信データ制御部等を含
む子機中継通制御手段38が、従来の子機装置の通信制
御部の構成要素に対して新たに付加されている。
て、親機装置11の通信制御部27には、中継機能利用
にかかわる通信制御を行う中継制御部、当該中継制御部
による制御作用を受けて、中継装置としての通信手順の
タイミングを制御するスロット通信制御部、中継装置と
して作用する子機装置13との間の通信データの作成、
保持および処理等の制御を行う通信データ制御部等を含
む親機中継通信制御手段28が、従来の通信制御部の構
成要素に対して新たに付加されており、また、子機装置
12および子機装置13の通信制御部37に対しては、
子機装置において中継機能を併有するための構成要素と
して、中継動作機能にかかわる全般の通信制御を行う中
継制御部、当該中継制御部による制御作用を受けて、中
継元装置と中継先装置とを含む双方の相手先との通信手
順のタイミングを制御するスロット通信制御部、中継元
装置および中継先装置装置との間の通信データの作成、
保持および処理等の制御を行う通信データ制御部等を含
む子機中継通制御手段38が、従来の子機装置の通信制
御部の構成要素に対して新たに付加されている。
【0017】なお、以下においては、上記の親機装置1
1、子機装置12および子機装置13における送受共用
のアンテナ21および31、高周波部22および32、
変復調部23および33、チャネル・コーディック部2
4および34、音声コーディック部25および35、電
話回線接続部26、送受話器部36、マンマシン部29
および39等にかかわる従来同様の構成要素の動作機能
については、重複を避けるために説明を省略し、本発明
の特徴とする親機装置11、子機装置12および子機装
置13における通信制御部27および37の動作および
通話方法に主眼において説明するものとする。
1、子機装置12および子機装置13における送受共用
のアンテナ21および31、高周波部22および32、
変復調部23および33、チャネル・コーディック部2
4および34、音声コーディック部25および35、電
話回線接続部26、送受話器部36、マンマシン部29
および39等にかかわる従来同様の構成要素の動作機能
については、重複を避けるために説明を省略し、本発明
の特徴とする親機装置11、子機装置12および子機装
置13における通信制御部27および37の動作および
通話方法に主眼において説明するものとする。
【0018】図4は、図1に示される子機装置13を中
継装置として使用する場合における、親機装置11と子
機装置12との間の通信シーケンスを示す図である。こ
の場合における通信制御作用は、親機装置11において
は、通信制御部27内に付加されている親機中継制御手
段28による制御作用の支援を受け、子機装置13にお
いては、通信制御部37内に付加されている子機中継制
御手段38による制御作用の支援を受けて行われる。図
4において、まず親機装置11と子機装置13との間に
おいて、親機装置11より情報〔1〕のデータが子機装
置13に送信される。その際、親機装置11と子機装置
13の双方の通信形態としては、共に送受信モードにお
いて行われている。子機装置13においては、情報
〔1〕が受信されると、当該情報〔1〕は、図3のチャ
ネル・コーディック部34を介して通信制御部37に入
力され、子機中継制通信御手段38に含まれるスロット
制御部および中継制御部を介して、同じく子機中継制通
信御手段38に含まれる通信データ制御部に一旦退避保
持され、子機装置13の親機装置11に対応する通信形
態は、子機装置13から親機装置11に対する一方的な
片方向送信モードに変更される。この片方向送信モード
においては、親機装置11に対しては、子機装置13よ
り、要求があるまで待機状態となるように指定するウェ
イト信号101が、予め決められている一定時間ごとに
送信し続けられる。このウェイト信号101が送信され
ている間においては、子機装置13の圏外の子機装置1
2に対する通信形態は送受信モードに設定され、親機装
置11より受信されて前記通信データ制御部に退避保持
されていた情報〔1〕は、図3のチャネル・コーディッ
ク部34、変復調部33、高周波部32およびアンテナ
31を介して子機装置12に対し送信される。
継装置として使用する場合における、親機装置11と子
機装置12との間の通信シーケンスを示す図である。こ
の場合における通信制御作用は、親機装置11において
は、通信制御部27内に付加されている親機中継制御手
段28による制御作用の支援を受け、子機装置13にお
いては、通信制御部37内に付加されている子機中継制
御手段38による制御作用の支援を受けて行われる。図
4において、まず親機装置11と子機装置13との間に
おいて、親機装置11より情報〔1〕のデータが子機装
置13に送信される。その際、親機装置11と子機装置
13の双方の通信形態としては、共に送受信モードにお
いて行われている。子機装置13においては、情報
〔1〕が受信されると、当該情報〔1〕は、図3のチャ
ネル・コーディック部34を介して通信制御部37に入
力され、子機中継制通信御手段38に含まれるスロット
制御部および中継制御部を介して、同じく子機中継制通
信御手段38に含まれる通信データ制御部に一旦退避保
持され、子機装置13の親機装置11に対応する通信形
態は、子機装置13から親機装置11に対する一方的な
片方向送信モードに変更される。この片方向送信モード
においては、親機装置11に対しては、子機装置13よ
り、要求があるまで待機状態となるように指定するウェ
イト信号101が、予め決められている一定時間ごとに
送信し続けられる。このウェイト信号101が送信され
ている間においては、子機装置13の圏外の子機装置1
2に対する通信形態は送受信モードに設定され、親機装
置11より受信されて前記通信データ制御部に退避保持
されていた情報〔1〕は、図3のチャネル・コーディッ
ク部34、変復調部33、高周波部32およびアンテナ
31を介して子機装置12に対し送信される。
【0019】子機装置12においては、上記の子機装置
13からの情報〔1〕は、図2のアンテナ31、高周波
部32、変復調部33、チャネル・コーディック部34
および音声コーディック部35を介して送受話器部36
に入力される。この受信入力を受けて、子機装置12に
おいて、当該情報〔1〕に対する回答の情報〔1a〕を
送信出力する際には、子機中継通信制御手段38に含ま
れる前記中継制御部による制御作用を受けて、子機装置
12の通信形態は送受信モードに設定され、送受話器部
36からの当該情報〔1a〕は、音声コーディック部3
5、チャネル・コーディック部34、変復調部33、高
周波部32およびアンテナ31を介して、子機装置13
に送信出力される。
13からの情報〔1〕は、図2のアンテナ31、高周波
部32、変復調部33、チャネル・コーディック部34
および音声コーディック部35を介して送受話器部36
に入力される。この受信入力を受けて、子機装置12に
おいて、当該情報〔1〕に対する回答の情報〔1a〕を
送信出力する際には、子機中継通信制御手段38に含ま
れる前記中継制御部による制御作用を受けて、子機装置
12の通信形態は送受信モードに設定され、送受話器部
36からの当該情報〔1a〕は、音声コーディック部3
5、チャネル・コーディック部34、変復調部33、高
周波部32およびアンテナ31を介して、子機装置13
に送信出力される。
【0020】子機装置13においては、この情報〔1
a〕が受信されると、当該情報〔1a〕は、子機中継通
信制御手段38に含まれる前記中継制御部による制御作
用を介して、図3のチャネル・コーディック部34より
通信制御部37に入力され、子機中継通信制御手段38
に含まれる前記スロット制御部および前記中継制御部を
介して、同じく子機中継通信制御手段38に含まれる前
記通信データ制御部に一旦保持されて、子機装置13の
通信形態は、子機装置13から子機装置12に対する片
方向送信モードに変更される。そして子機装置12に対
しては、子機装置13より、要求があるまで待機状態と
なるように指定するウェイト信号101が、予め決めら
れている一定時間ごとに送信し続けられる。また、親機
装置11に対しては、当該親機装置11に対して送られ
た前記ウェイト信号101を解除するウェイト解除信号
102が送出されて、子機装置13と親機装置11との
間の通信形態は送受信モードに設定される。そして、子
機装置13から親機装置11に対しては、子機装置12
より受信されて前記通信データ制御部に保持されていた
情報〔1a〕が、図2のチャネル・コーディック部3
4、変復調部33、高周波部32およびアンテナ31を
介して、親機装置11に対して送信出力される。以後に
おいては、親機装置11と子機装置12との間の通信接
続による通話は、上記の送受信シーケンスが繰返し行わ
れることにより行われる。このようにして、親機装置1
1と当該親機装置11の通信可能エリア11aの圏外の
子機装置12との間の通信が継続して行われる。
a〕が受信されると、当該情報〔1a〕は、子機中継通
信制御手段38に含まれる前記中継制御部による制御作
用を介して、図3のチャネル・コーディック部34より
通信制御部37に入力され、子機中継通信制御手段38
に含まれる前記スロット制御部および前記中継制御部を
介して、同じく子機中継通信制御手段38に含まれる前
記通信データ制御部に一旦保持されて、子機装置13の
通信形態は、子機装置13から子機装置12に対する片
方向送信モードに変更される。そして子機装置12に対
しては、子機装置13より、要求があるまで待機状態と
なるように指定するウェイト信号101が、予め決めら
れている一定時間ごとに送信し続けられる。また、親機
装置11に対しては、当該親機装置11に対して送られ
た前記ウェイト信号101を解除するウェイト解除信号
102が送出されて、子機装置13と親機装置11との
間の通信形態は送受信モードに設定される。そして、子
機装置13から親機装置11に対しては、子機装置12
より受信されて前記通信データ制御部に保持されていた
情報〔1a〕が、図2のチャネル・コーディック部3
4、変復調部33、高周波部32およびアンテナ31を
介して、親機装置11に対して送信出力される。以後に
おいては、親機装置11と子機装置12との間の通信接
続による通話は、上記の送受信シーケンスが繰返し行わ
れることにより行われる。このようにして、親機装置1
1と当該親機装置11の通信可能エリア11aの圏外の
子機装置12との間の通信が継続して行われる。
【0021】次に、中継装置として作用する子機装置1
3における中継動作処理手順について説明する。図5
は、当該中継動作処理手順のフローチャートを示す図で
ある。
3における中継動作処理手順について説明する。図5
は、当該中継動作処理手順のフローチャートを示す図で
ある。
【0022】当該中継動作処理は、全て子機中継通信通
信制御手段38に含まれる前記中継制御部による制御作
用を介して実行される。図5において、まず、中継モー
ド判断処理が行われて、現在の動作モードが中継モード
であるものと判断されると(ステップ501)、当該判
断結果に応じて、動作処理手順としては、中継元からの
受信動作(ステップ502)、中継先に対する送信動作
(ステップ503)、中継先からの受信動作(ステップ
504)、中継元に対する送信動作(ステップ50
5)、およびアイドル動作(ステップ506)の内の何
れかのステップに分岐される。
信制御手段38に含まれる前記中継制御部による制御作
用を介して実行される。図5において、まず、中継モー
ド判断処理が行われて、現在の動作モードが中継モード
であるものと判断されると(ステップ501)、当該判
断結果に応じて、動作処理手順としては、中継元からの
受信動作(ステップ502)、中継先に対する送信動作
(ステップ503)、中継先からの受信動作(ステップ
504)、中継元に対する送信動作(ステップ50
5)、およびアイドル動作(ステップ506)の内の何
れかのステップに分岐される。
【0023】通常の動作状態においては、子機装置23
は、ステップ506のアイドル状態において待機する態
勢となっているが、中継要求が有ると、ステップ501
を経由して中継元からの受信する動作モードに移行し、
当該中継元からのデータ受信が行われ(ステップ50
2)、当該受信が終了したか否かが判定されて(ステッ
プ507)、当該データ受信動作が終了すると、受信デ
ータを中継先に送信出力するためのデータ処理が行われ
る(ステップ508)。またステップ507において、
当該データ受信動作が終了していない場合には、再度ス
テップ501に戻る。ステップ508に次いで、中継元
との通信形態は送信のみの形態に設定され(ステップ5
09)、以後においては、中継元に対してアイドル・コ
マンド信号がウェイト信号として送信出力される(ステ
ップ510)。次いで、中継先との間の通信形態が送受
信モードに設定されて(ステップ511)、中継先との
間の中継モードが変更され、当該中継先に対してデータ
が送信出力されて(ステップ512)、ステップ501
に戻る。
は、ステップ506のアイドル状態において待機する態
勢となっているが、中継要求が有ると、ステップ501
を経由して中継元からの受信する動作モードに移行し、
当該中継元からのデータ受信が行われ(ステップ50
2)、当該受信が終了したか否かが判定されて(ステッ
プ507)、当該データ受信動作が終了すると、受信デ
ータを中継先に送信出力するためのデータ処理が行われ
る(ステップ508)。またステップ507において、
当該データ受信動作が終了していない場合には、再度ス
テップ501に戻る。ステップ508に次いで、中継元
との通信形態は送信のみの形態に設定され(ステップ5
09)、以後においては、中継元に対してアイドル・コ
マンド信号がウェイト信号として送信出力される(ステ
ップ510)。次いで、中継先との間の通信形態が送受
信モードに設定されて(ステップ511)、中継先との
間の中継モードが変更され、当該中継先に対してデータ
が送信出力されて(ステップ512)、ステップ501
に戻る。
【0024】その後、ステップ501に続いて、中継先
に対する送信モードに移行して、当該中継元に対するデ
ータ送信が行われ(ステップ503)、当該送信動作が
終了したか否かが判定されて(ステップ513)、当該
データ送信動作が終了したことが確認されると、ステッ
プ515においては、通信形態が中継モードに変更され
て、中継先からの受信モードが設定されて(ステップ5
15)、ステップ501に戻る。またステップ513に
おいて、当該データ送信動作が終了していない場合にに
おいても、再度ステップ501に戻る。当該ステップ5
01に続いて、中継先からの受信モードに移行して、当
該中継元からのデータ受信が行われる(ステップ50
4)。次いで、当該データ受信が行われたか否かが判定
されて(ステップ516)、データ受信が行われたこと
が確認されると、受信データを中継へ送信出力するため
のデータ処理が行われる(ステップ517)。なお、ス
テップ516においてデータ受信が終了していない場合
には、ステップ501に戻る。ステップ517に続い
て、中継元との通信形態は送信のみのモードに設定され
(ステップ518)、以後においては、中継元に対して
アイドル・コマンド信号がウェイト信号として送信出力
される(ステップ519)。次いで、中継先との間の通
信形態が送受信モードに設定されて(ステップ52
0)、中継先との間の中継モードが変更され、当該中継
先に対してデータが送信出力されて(ステップ52
1)、ステップ501に戻る。
に対する送信モードに移行して、当該中継元に対するデ
ータ送信が行われ(ステップ503)、当該送信動作が
終了したか否かが判定されて(ステップ513)、当該
データ送信動作が終了したことが確認されると、ステッ
プ515においては、通信形態が中継モードに変更され
て、中継先からの受信モードが設定されて(ステップ5
15)、ステップ501に戻る。またステップ513に
おいて、当該データ送信動作が終了していない場合にに
おいても、再度ステップ501に戻る。当該ステップ5
01に続いて、中継先からの受信モードに移行して、当
該中継元からのデータ受信が行われる(ステップ50
4)。次いで、当該データ受信が行われたか否かが判定
されて(ステップ516)、データ受信が行われたこと
が確認されると、受信データを中継へ送信出力するため
のデータ処理が行われる(ステップ517)。なお、ス
テップ516においてデータ受信が終了していない場合
には、ステップ501に戻る。ステップ517に続い
て、中継元との通信形態は送信のみのモードに設定され
(ステップ518)、以後においては、中継元に対して
アイドル・コマンド信号がウェイト信号として送信出力
される(ステップ519)。次いで、中継先との間の通
信形態が送受信モードに設定されて(ステップ52
0)、中継先との間の中継モードが変更され、当該中継
先に対してデータが送信出力されて(ステップ52
1)、ステップ501に戻る。
【0025】その後、ステップ501に続いて、中継元
に対する送信モードに移行して、当該中継元に対するデ
ータ送信が行われ(ステップ505)、当該送信動作が
終了したか否かが判定されて(ステップ522)、当該
データ送信動作が終了したことが確認されると、中継元
との通信形態は中継モードに変更されて、アイドル状態
となり(ステップ524)、ステップ501に戻る。ま
た、ステップ522において、当該データ送信動作が終
了していない場合にも、再度ステップ501に戻る。
に対する送信モードに移行して、当該中継元に対するデ
ータ送信が行われ(ステップ505)、当該送信動作が
終了したか否かが判定されて(ステップ522)、当該
データ送信動作が終了したことが確認されると、中継元
との通信形態は中継モードに変更されて、アイドル状態
となり(ステップ524)、ステップ501に戻る。ま
た、ステップ522において、当該データ送信動作が終
了していない場合にも、再度ステップ501に戻る。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、親機装
置に登録されている複数の子機装置のそれぞれに対し
て、当該回路構成内容を大幅に変更することなく中継機
能を持たせることにより、親機装置の通信可能エリア圏
外に位置する子機装置に対しても、当該通信可能エリア
内に位置する子機装置による中継機能を介して、有効に
通話を行うことが可能となり、中継装置を設置すること
なく、且つ送信電力を現状レベルに保持したままの低消
費電力において、親機装置の通信可能エリアの拡大を実
現することができるという効果がある。
置に登録されている複数の子機装置のそれぞれに対し
て、当該回路構成内容を大幅に変更することなく中継機
能を持たせることにより、親機装置の通信可能エリア圏
外に位置する子機装置に対しても、当該通信可能エリア
内に位置する子機装置による中継機能を介して、有効に
通話を行うことが可能となり、中継装置を設置すること
なく、且つ送信電力を現状レベルに保持したままの低消
費電力において、親機装置の通信可能エリアの拡大を実
現することができるという効果がある。
【0027】また、中継装置の排除により、コストの低
減を図ることができるという効果がある。
減を図ることができるという効果がある。
【0028】更に、前記子機装置においては、親機装置
の通信可能エリアの拡大に対応して送信電力レベルの増
大が回避され、電池駆動による子機装置の通信動作/待
機動作可能時間を、当該電池容量を増大することなく有
効に維持することができるという効果がある。
の通信可能エリアの拡大に対応して送信電力レベルの増
大が回避され、電池駆動による子機装置の通信動作/待
機動作可能時間を、当該電池容量を増大することなく有
効に維持することができるという効果がある。
【図1】本発明のコードレス電話システムの1実施形態
における親機装置および子機装置を含む装置配置例を示
す図である。
における親機装置および子機装置を含む装置配置例を示
す図である。
【図2】前記コードレス電話システムにおける親機装置
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図3】前記コードレス電話システムにおける子機装置
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図4】前記コードレス電話システムにおける親機装
置、圏内子機装置および圏外子機装置との間の通話方法
を示す通信シーケンス図である。
置、圏内子機装置および圏外子機装置との間の通話方法
を示す通信シーケンス図である。
【図5】前記コードレス電話システムの中継機能制御手
順のフローチャートを示す図である。
順のフローチャートを示す図である。
【図6】従来のコードレス電話通信システムにおける親
機装置、子機装置および中継装置を含む配置例を示す図
である。
機装置、子機装置および中継装置を含む配置例を示す図
である。
【図7】従来のコードレス電話通信システムにおける親
機装置の1例を示すブロック図である。
機装置の1例を示すブロック図である。
【図8】従来のコードレス電話通信システムにおける子
機装置の1例を示すブロック図である。
機装置の1例を示すブロック図である。
11、61 親機装置 12、13、62 子機装置 21、31、71、81 アンテナ 22、32、72、82 高周波部 23、33、73、83 変復調部 24、34、74、84 チャネル・コーディック部 25、35、75、85 音声コーディック部 26、76 電話回線接続部 27、37、77、87 通信制御部 28 親機中継通信手段 29、39、78、88 マンマシン部 36 送受話器部 38 子機中継通信制御手段 63 中継機装置
Claims (2)
- 【請求項1】 公衆電話回線に接続される親機装置のサ
ービスエリア圏内において、前記親機装置と、当該親機
装置を介して公衆電話回線に通信接続可能な不特定多数
の子機装置により形成されるコードレス電話システムに
おいて、 前記親機装置が、通信制御手段として、親機装置自体の
通信制御手段に加えて、少なくとも通信可能エリア圏内
にある子機装置を中継手段として機能させるための親機
中継通信制御手段を付加して備え、 前記子機装置が、通信制御手段として、子機装置自体の
通信制御手段に加えて、前記中継手段として機能するた
めの子機中継通信制御手段を付加して備えることを特徴
とするコードレス電話システム。 - 【請求項2】 コードレス電話システムにおける親機装
置と、当該親機装置の通信可能エリア圏外にある第1の
子機装置との間を通信接続して行う通話方法において、 前記親機装置と、当該親機装置の通信可能エリア圏内に
ある第2の子機装置との間の通信形態を相互に送受信モ
ードに設定して、当該親機装置より前記第2の子機装置
に対して第1の情報データを送信する第1のステップ
と、 前記第1の情報データを受信した第2の子機装置から前
記親機装置に対する要求があるまでの間、当該親機装置
の通信形態を、第2の子機装置から当該親機装置に対す
る片方向通信モードに設定するためのウェイト信号を、
当該第2の子機装置から親機装置に対して一定時間ごと
に送信する第2のステップと、 前記第1および第2の子機装置をそれぞれ送受信モード
に設定し、前記第1の情報データを第2の子機装置から
第1の子機装置に送信する第3のステップと、 前記第1および第2の子機装置をそれぞれ送受信モード
に設定し、前記第1の情報データに対する応答の第2の
情報データを、第1の子機装置から第2の子機装置に送
信する第4のステップと、 前記第2の情報データを受信した第2の子機装置から前
記第1の子機装置に対する要求があるまでの間、当該第
1の子機装置の通信形態を、第2の子機装置から当該第
1の子機装置に対する片方向通信モードに設定するため
のウェイト信号を、当該第2の子機装置から第1の子機
装置に対して一定時間ごとに送信する第5のステップ
と、 前記第2の子機装置から、前記親機装置の通信形態を前
記片方向通信モードから送受信モードに変更するための
ウェイト解除信号を当該親機装置に送信する第6のステ
ップと、 前記第1の子機装置から前記親機装置に対して伝達すべ
き前記第2の情報データを、前記第2の子機装置から当
該親機装置に対して送信する第7のステップと、 を少なくとも有することを特徴とするコードレス電話シ
ステムの通話方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9138504A JP3056125B2 (ja) | 1997-05-28 | 1997-05-28 | コードレス電話システムおよびその通話方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1997
- 1997-05-28 JP JP9138504A patent/JP3056125B2/ja not_active Expired - Lifetime
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US7990905B2 (en) | 2003-12-30 | 2011-08-02 | Nokia Corporation | Communication system using relay base stations with asymmetric data links |
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KR100722878B1 (ko) | 2005-09-13 | 2007-05-30 | 엘지전자 주식회사 | 휴대 단말기의 데이터 수신 방법 및 그 장치 |
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