JPH10335843A - バネ部材、ハンドル装置、及び持ち運び可能機器 - Google Patents

バネ部材、ハンドル装置、及び持ち運び可能機器

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JPH10335843A
JPH10335843A JP9145136A JP14513697A JPH10335843A JP H10335843 A JPH10335843 A JP H10335843A JP 9145136 A JP9145136 A JP 9145136A JP 14513697 A JP14513697 A JP 14513697A JP H10335843 A JPH10335843 A JP H10335843A
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handle
handle grip
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Shin Iima
伸 飯間
Ryuzo Maruyama
隆三 丸山
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Sony Corp
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Sony Corp
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45CPURSES; LUGGAGE; HAND CARRIED BAGS
    • A45C13/00Details; Accessories
    • A45C13/18Devices to prevent theft or loss of purses, luggage or hand carried bags
    • A45C13/22Detachable handles; Handles foldable into the luggage
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45CPURSES; LUGGAGE; HAND CARRIED BAGS
    • A45C13/00Details; Accessories
    • A45C13/26Special adaptations of handles

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  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成でポップアップタイプのハンドル
装置を実現する。 【解決手段】 バネ部材3として、線材が略コ字状に折
り曲げられた状態に形成されるとともに、その略コ字状
の両先端部は、略コ字状部位を回動させるための軸部と
して略直角に折り曲げられた状態とされ、かつ、その両
軸部は、互いの軸線が一致しない状態とし、回動位置に
より付勢力を発生させる部材とする。そしてこのバネ部
材3をポップアップ動作のための付勢力を発生させる部
材として用い、ベース部材4とハンドルグリップ部材2
を一対のバネ部材3で連結する。またベース部材側に設
けられるロック機構50によりハンドルグリップ部材が
バネ部材の付勢に逆らってベース部材側に保持され、ロ
ック部材50のロックを解除することでハンドルグリッ
プ部材2がバネ部材3の付勢力によりポップアップする
ようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種のポータブル電
子機器などに好適なハンドル装置、及びそのハンドル装
置に利用されるバネ部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばプロジェクタ装置、小型テレビジ
ョン受像器、プリンタ、OHPなど、通常ある場所に固
定して使用するが、持ち運びも可能なサイズ及び重量の
機器においては、その持ち運びの際の把手として用いる
ハンドル装置が形成される。このハンドル装置として
は、普段は機器内に収納された位置にあって、持ち運び
の際にのみそのハンドルグリップ部分を引き出したり、
回動させて持ち上げたりするものが知られている。例え
ば通常はハンドルグリップを横に倒した状態で機器上面
に収納され、使用時にハンドルを回動させるものがあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのようなハ
ンドル装置は収納時に横に倒したハンドルグリップがし
める面積が大きくなることや、回動のための動作範囲が
大きいことなどにより、設計や外観デザイン的に大きな
制約が発生することになっていた。一方、機器上面に収
納されているハンドルグリップを、例えばさらに押すこ
とによってロックがはずれ、ハンドルグリップ部分が上
方にポップアップするようなハンドル装置も考えられ
る。この場合、機器上面での平面的にみればハンドル装
置のために必要な面積が小さくなり、機器の外観設計に
好適となる。しかしながら、このようなポップアップ機
構のためにハンドル装置としてはスプリング等を用いた
複雑な付勢機構が必要になり、ハンドル装置自体の複雑
化、大型化、コストアップが生ずることになる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点に鑑みて、非常に簡易な構造で、ポップアップタイプ
のハンドル装置を実現することを目的とする。
【0005】このために、ポップアップ動作のための付
勢力を発生させる部材として、線材が略コ字状に折り曲
げられた状態に形成されるとともに、その略コ字状の両
先端部は、略コ字状部位を回動させるための軸部として
略直角に折り曲げられた状態とされ、かつ、その両軸部
は、互いの軸線が一致しない状態とされているバネ部材
を形成する。
【0006】ハンドル装置としては、ベース部材(もし
くは機器のキャビネット等一体又は別体のハンドル装着
部)と、ハンドルグリップ部材と、ベース部材とハンド
ル部材を連結する一対のバネ部材と、ベース部材側に設
けられハンドルグリップ部材をベース部材側に保持する
ロック機構とにより形成する。バネ部材は、上記構成の
バネ部材とし、ベース部材にはバネ部材の各軸部に応じ
て軸線が一致しない一対の軸孔が2単位形成されて、各
バネ部材が回動可能に支持されるようにする。これによ
って各バネ部材に、各バネ部材の略コ字状部位において
連結されるハンドルグリップ部材をベース部材から解放
する方向に付勢する付勢力を発生させるようにする。そ
してロック機構による保持が解放された状態でハンドル
グリップ部材が各バネ部材の付勢力によりベース部材か
ら離れた位置に持ち上がるようにする。
【0007】即ち本発明ではコ字状の線材の各先端が軸
部とされ、かつその両方の軸部が互いに異なる軸線で回
動軸となるようにして、回転位置に応じて付勢力を発生
させることで、非常に簡単な構造でポップアップ動作を
可能としている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図1から図11により、本
発明のバネ部材、ハンドル装置、持ち運び可能機器とし
ての実施の形態を説明する。図1は持ち運び可能機器と
してポータブルタイプのプロジェクタ90の例を示す斜
視図である。プロジェクタ90の上面には持ち運びの際
の把手とされるハンドル装置1が取り付けられている。
このハンドル装置1は、通常は図1(a)に示すように
プロジェクタ90の上面において収納された状態とされ
る。ハンドル装置1においてはハンドルグリップ2とし
ての部位が持ち運び用の把手となるが、収納時には、こ
のハンドルグリップ2の上面が、プロジェクタ90の筐
体上面と略一致する高さ状態とされる。
【0009】この図1(a)の収納状態からハンドルグ
リップ2の上面をさらに押すことによって内部のロック
機構50によるロックがはずれ、後述するバネ部材とし
てのリンク3、3の付勢力により、図1(b)のよう
に、ハンドルグリップ2がベース4から上方にポップア
ップされる。この状態でユーザーはハンドルグリップ2
を把手として用いてプロジェクタ90を運ぶことができ
る。ベース3は、ハンドル装置1を構成するベース部材
となるが、これはプロジェクタ90の筐体キャビネット
の一部として形成されてもよいし、またキャビネットと
は別体部品とされてキャビネットに固定装着されるもの
としてもよい。
【0010】図2、図3はハンドル装置1としての構成
を示す斜視図である。このハンドル装置1が図1のよう
にプロジェクタ90等の機器に取り付けられる。なお、
ハンドル装置1を構成するベース3は、機器の筐体キャ
ビネットとは別体部品とされ、このベース3が機器に固
定装着される例とする。
【0011】図2は図1(a)のように収納状態にある
場合のハンドル装置1の斜視図、図3は図1(b)のよ
うにポップアップされた状態でのハンドル装置1の斜視
図である。このハンドル装置1は、基本的にはハンドル
グリップ2、リンク3、ベース4により構成され、また
ベース4にはハンドルグリップ2を収納状態に保つため
のロック機構50が設けられている。
【0012】まず、このハンドル装置1を構成するハン
ドルグリップ2、リンク3、ベース4のそれぞれについ
て説明していく。図6(a)〜(d)は、バネ部材とし
て機能するとともにハンドルグリップ2とベース4を連
結するリンク3の形状を、平面図、側面図、正面図、斜
視図として示している。図6(a)からわかるように、
リンク3は金属の線材が略コ字状に折り曲げられた形状
とされる。即ちアーム33,34としての部位が連結部
35で連続することで略コ字状とされる。
【0013】また、アーム33,34の各先端部はそれ
ぞれ他方のアーム側に向かって略90゜折り曲げられて
おり、これが軸部31,32とされる。さらに、図6
(b)(c)(d)からわかるように、アーム33,3
4は互いに並行状態とはなっておらず、従ってその各先
端の軸部31,32は、互いに対向せず、即ち軸線が異
なる状態となっている。またアーム33の長さW1は、
アーム34の長さW2より所定長だけ長く設定されてい
る。
【0014】次に図7(a)(b)(c)にハンドルグ
リップ2の平面図、側面図、底面図を示す。図7(b)
(c)からわかるように、ハンドルグリップ2の本体部
21の下方側には2つのリンク孔22、22が形成され
ている。このリンク孔22はリンク3の連結部35が挿
通可能な長孔とされる。そしてリンク3の連結部35
は、このリンク孔22内を図7(b)における左右方向
に移動可能とされる。またハンドルグリップ2の下面側
中央には、ロック機構(プッシュラッチ)50に係止さ
れることになるロックピン23が突設されている。
【0015】図8(a)(b)(c)(d)にベース4
の平面図、側面図、C−C断面図、底面図を示す。なお
図8(a)(b)(d)はベース4としての本体部41
にロック部材50及びスペーサ60を取り付けた状態で
示し、図8(c)は樹脂で一体成形される本体部41の
みを示している。ベース4にはリンク3、3が回動可能
に取り付けられるが、このためにベース4の本体部41
の上面の左右端部には軸台42、42が形成される。こ
の各軸台42,42には、それぞれ左右側面に軸孔4
3,44が形成されている。この軸孔43と軸孔44の
軸線は図8(a)(b)から明瞭にわかるようにずれた
状態になっている。そして本体部41上で図面上で左右
方向により外側に位置する軸孔43は、リンク3の軸部
31に対応する軸孔とされ、一方軸孔44は、リンク3
の軸部32に対応する軸孔とされる。
【0016】各軸台42,42の中央部は、図8(a)
(c)(d)からわかるようにネジ孔49とされてお
り、この2つのネジ孔49,49に挿通されるネジによ
って、ベース4が図1のように機器上面側のキャビネッ
ト上に固定される。各軸台42、42からはリブ46が
連続され、またそのリブ46の下方には図8(c)から
わかるように一段窪んだ状態のスペーサ配置部45が形
成される。そしてこのスペーサ配置部45上に、例えば
ポロン等で形成されたクッション部材としてのスペーサ
60が接着等により固定される。スペーサ60はゴムや
スポンジに近い弾性を有する。
【0017】本体部41の中央部においてリブ48、4
8に挟まれた部位には取付孔47が形成され、この取付
孔47にロック部材50が固定装着されている。このロ
ック部材50は、例えばいわゆるプッシュラッチとさ
れ、中央の押当部52を押し込むことで、この押当部5
2と両側の係止部51,51がロック部材内部に沈み、
このとき係止部51,51の先端間隔が狭められる。即
ち、ハンドルグリップ2のロックピン23が押当部52
を押し込むと、両側の係止部51,51によってロック
ピン23が係止される機構とされている。
【0018】また係止状態からさらに押当部52が押圧
されると、押当部52と係止部51,51が沈んだ状態
から解放され、ロック部材内部から上方に出た状態に復
帰する。このとき係止部51,51の先端間隔が広が
る。即ち、ハンドルグリップ2のロックピン23が係止
されている状態でさらにハンドルグリップ2の上面を押
して押当部52を押し込むと、両側の係止部51,51
による係止が解除される機構とされている。なおリブ4
8、48はロック部材50の係止部51,51に対する
保護及びロックピン23の押込下限位置の制限のための
機能を有する。
【0019】以上のようなハンドルグリップ2、リンク
3、ベース4によって図2、図3に示したようなハンド
ル装置1が形成される。図2、図3からわかるようにハ
ンドルグリップ2のリンク孔22、22には各リンク
3、3のそれぞれの連結部35が挿通されており、また
各リンク3、3の軸部31は軸孔43に嵌入され、軸部
32は軸孔44に嵌入された状態となっていることで、
ハンドルグリップ2とベース4はリンク3、3によって
連結されている。そしてリンク孔22、22が長孔であ
ること、及びリンク3、3は軸台42,42に回動可能
に取り付けられることで、図2のような収納状態から図
3のような解放状態までをとることができることが理解
される。
【0020】図4(a)(b)(c)に図2の収納状態
での平面図、側面図、A−A断面図を示す。また図5
(a)(b)(c)に図3の解放状態での平面図、側面
図、B−B断面図を示す。図2、図4に示す収納状態に
おいては、ハンドルグリップ2のロックピン23がロッ
ク機構50に係止された状態とされている。このとき、
リンク3、3はそれぞれ軸台42、42からみて倒れた
回動位置とされ、連結部35、35はそれぞれハンドル
グリップ2のリンク孔22、22としての長孔の内側に
挿通している。またこのときハンドルグリップ2の本体
部21の下面側はスペーサ60に押しつけられた状態と
なる。図には示されていないがスペーサ60はその弾性
により、本体部21に押しつけられたことで上面がわず
かに窪むように変形する。
【0021】この収納時において倒れた状態とされてい
るリンク3、3には、それぞれ立ち上がった状態へ復帰
すべく付勢力が発生されている。この付勢力について図
9〜図11で説明する。図9(a)(b)は軸台42に
対して立ち上がった状態のリンク3と倒れた状態のリン
ク3を示している。上述したようにアーム33側とアー
ム34側では軸線はずれた状態となっている。
【0022】軸位置をJ1、J2としたときに、リンク
3が立ち上がっているときのモデルが図10の実線で示
される。これは、連結部35で連結されているアーム3
3、34が異なる軸位置J1、J2で支持され、安定し
ている状態である。ここで、図9(b)のようにリンク
3が倒れた状態に回動されたとする。即ち図2のような
収納状態となった場合である。このとき図10において
アーム33、34の各先端(連結部35側)の回動軌跡
は一点鎖線に示すようになり、破線で示すアーム33、
34が倒れた状態ではそのアームの先端(連結部35に
よりつながっている部位)において、図中Lとして示す
ずれが生じる。図11(a)(b)は、図10実線での
リンク3と破線でのリンク3の変形状態を形状的なモデ
ルとして示している。つまり図11(a)ではアーム3
3、34に対して連結部35は、その設計形状通りの折
り曲げ状態とされ、安定しているが、図10の破線の状
態となると、図11(b)に「L」として示す分の連結
部35とアーム33,34との間で変形が発生する。つ
まり変形を起こさせる力がリンク3に加わることにな
る。この変形を発生させる力とは、軸位置J1、J2が
異なり、アーム33、34の軌跡が図10に示したよう
に異なるために発生するものである。そしてリンク3自
体は、変形状態から安定状態に復帰するための力が発生
されることになり、つまりそれは、図10に「F」とし
て示すように立ち上がり方向に回動を促す付勢力とな
る。
【0023】以上の説明からわかるように、図2、図4
に示す収納状態では、リンク3、3には立ち上がり方向
に回動しようとする付勢力が発生している。ところが、
ロック機構50がロックピン23を係止していること
で、リンク3、3の付勢力に逆らって、ハンドルグリッ
プ2は収納位置に保持された状態となっているものであ
る。
【0024】図2、図4の収納状態からハンドルグリッ
プ2の上面が押圧されることで、ロック機構50による
ロックピン23の係止が解かれる。すると、リンク3、
3の付勢力を妨げる要因がなくなり、リンク3、3は立
ち上がり方向に回動する。このとき各リンク3、3の連
結部35、35はリンク孔22、22内を摺動しながら
各リンク孔22、22の外方へ移動していき、図5
(b)のように各リンク孔22、22の最外方に達した
ところで回動が停止される。即ちこれによって図3、図
5に示すようにハンドルグリップ2がポップアップした
ことになり、ユーザーはハンドルグリップ2を握ること
ができる。またリンク3、3のアーム33、34はハン
ドル装置としてのとってのアームとしての機能を有する
ことになる。
【0025】またハンドルグリップ2がポップアップす
る際に、リンク3、3がそれぞれ完全に安定状態となる
位置まで回動されないようにリンク孔22、22の長孔
サイズもしくは位置を設定しておくことにより、図5の
ようにリンク孔22によってリンク3の立ち上がり方向
への回動が停止された状態でも、リンク3にはさらに立
ち上がる方向への付勢力が残されており、これは2つの
リンク3、3の連結部35、35がそれぞれリンク孔2
2、22の内壁を外側方向に引っ張る力となる。このよ
うなリンク3、3の引っ張り力によりハンドルグリップ
2が両側に引っ張られることで、リンク3、3がリンク
孔22に挿通されることのみによって連結されているハ
ンドルグリップ2であっても、このような解放状態(ポ
ップアップされた状態)においてぐらつくことはなく、
機器の持ち運び時の把手として良好に機能する。
【0026】このように軸位置の異なるリンク3が倒れ
る方向に回動されることで生ずる付勢力を利用してポッ
プアップ動作を実現することで、本例では非常に簡易な
構成及び少ない部品点数で、ポップアップタイプのハン
ドル装置1を実現している。これによってポップアップ
タイプであることの利点、即ち図1のように機器筐体上
面での所要面積が小さくでき、機器の設計/外観デザイ
ンの点で自由度が高まるという利点を得ることができ、
しかもポップアップタイプでの欠点とされていた、複雑
な機構、ハンドル装置自体の大型化、コストアップ等を
解消できる。
【0027】また本例では収納状態においてスペーサ6
0がハンドルグリップ2に押しつけられた状態となる
が、これによって、リンク3、3の付勢に逆らってロッ
クピン23のみで係止されている収納時のハンドルグリ
ップ2の姿勢を良好に保つことができる。即ち図1のプ
ロジェクタ90において機器上面で収納されているハン
ドルグリップ2が水平状態から傾いた状態となって見栄
えが悪くなるということも防止される。また、ポロン等
の弾性材でスペーサを生成することで、例えば樹脂の弾
性変形等を利用してハンドルクリップ2に圧接するよう
な部位を本体部41に一体的に設けることに比べて、耐
久性が上がる。
【0028】さらに本例では、図6で説明したようにア
ーム33とアーム34は異なる長さとされている。これ
は各アームの軸位置が異なり、リンク孔22までの距離
が異なることに応じて設定される。即ち軸孔43からリ
ンク孔22の端部までの距離は、軸孔44からリンク孔
22の端部までの距離より長くなるため、その長くなる
距離分だけアーム33の長さW1を、アーム34の長さ
W2より長くすることで、図5のポップアップされた状
態において連結部35はリンク孔22内で略水平状態を
保てる。即ちハンドルグリップ2が略水平に保たれるこ
とになり、把手としての機能面でもまた外観面でも良好
なものとすることができる。
【0029】以上実施の形態としての例を説明してきた
が、本発明のバネ部材、ハンドル装置、持ち運び可能機
器としては、その形状や構造などにおいて他にも各種考
えられることはいうまでもない。バネ部材としては、例
えば軸部が上記例とは逆に、コ字状部分から外方(他方
のアームのある方向とは逆の方向)に向かって略90゜
曲げられているものであってもよい。もちろん一方の軸
部が内方(他方のアームのある方向と)に曲げられ他方
の軸部が外方に曲げられた例も考えられる。ハンドル装
置としては、ハンドルグリップ2、リンク3、ベース4
としての各部品の形状を各種変更した例も考えられる。
またロック機構としてはプッシュラッチタイプに限られ
ず、また採用する機構に応じてロック解除方式も異なる
ものとなる。
【0030】また本発明の持ち運び可能な機器として
は、図1のようなプロジェクタの他に、小型テレビジョ
ン受像器、プリンタ、ポータブルタイプのパーソナルコ
ンピュータなど、各種の機器が考えられる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明のバネ部材
は、線材が略コ字状に折り曲げられた状態に形成される
とともに、その略コ字状の両先端部は、略コ字状部位を
回動させるための軸部として略直角に折り曲げられた状
態とされ、かつ、その両軸部は、互いの軸線が一致しな
い状態とされていることで、非常に簡単な部品として、
回動位置により付勢力を発生させる部材を実現できる。
また本発明のハンドル装置は、上記バネ部材をポップア
ップ動作のための付勢力を発生させる部材として用い、
ベース部材とハンドルグリップ部材を一対のバネ部材で
連結する。またベース部材側に設けられるロック機構に
よりハンドルグリップ部材がバネ部材の付勢に逆らって
ベース部材側に保持されるようにしている。これによ
り、ロック部材を解除することでハンドルグリップ部材
がポップアップする動作が実現される。つまり非常に簡
単な構成及び少ない部品点数でポップアップタイプのハ
ンドル装置を実現できるという効果がある。また本発明
の持ち運び可能機器として、上記ハンドル装置を採用す
ることにより、外観上の見栄えのよさやポップアップハ
ンドルとしての良好な持ち運び機能、設計自由度の拡
大、コストダウン等を実現できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の持ち運び可能機器の実施の形態である
プロジェクタの斜視図である。
【図2】本発明のハンドル装置の実施の形態の収納状態
の斜視図である。
【図3】本発明のハンドル装置の実施の形態の解放状態
の斜視図である。
【図4】実施の形態のハンドル装置の収納状態での平面
図、側面図、A−A断面図である。
【図5】実施の形態のハンドル装置の解放状態での平面
図、側面図、B−B断面図である。
【図6】本発明のバネ部材の実施の形態であるハンドル
装置のリンクの平面図、側面図、正面図、斜視図であ
る。
【図7】実施の形態のハンドル装置のハンドルグリップ
の平面図、側面図、底面図である。
【図8】実施の形態のハンドル装置のベースの平面図、
側面図、C−C断面図、底面図である。
【図9】実施の形態のリンクの回動位置の説明図であ
る。
【図10】実施の形態のリンクの付勢力発生の説明図で
ある。
【図11】実施の形態のリンクの付勢力発生の説明図で
ある。
【符号の説明】
1 ハンドル装置、2 ハンドルグリップ、3 リン
ク、4 ベース、22リンク孔、23 ロックピン、3
1,32 軸部、33,34 アーム、35連結部、4
2 軸台、43,44 軸孔、50 ロック部材、60
スペーサ、90 プロジェクタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線材が略コ字状に折り曲げられた状態に
    形成されるとともに、その略コ字状の両先端部は、略コ
    字状部位を回動させるための軸部として略直角に折り曲
    げられた状態とされ、かつ、その両軸部は、互いの軸線
    が一致しない状態とされていることを特徴とするバネ部
    材。
  2. 【請求項2】 ベース部材と、 ハンドルグリップ部材と、 前記ベース部材と前記ハンドルグリップ部材を連結する
    一対のバネ部材と、 前記ベース部材側に設けられ、前記ハンドルグリップ部
    材を前記ベース部材側に保持するロック機構とを有し、 前記バネ部材は、線材が略コ字状に折り曲げられた状態
    に形成されるとともに、その略コ字状の両先端部は略コ
    字状部位を回動させるための軸部として略直角に折り曲
    げられた状態とされ、かつ、その各軸部は、互いの軸線
    が一致しない状態で前記ベース部材上で軸支されること
    で、前記各バネ部材に、前記各バネ部材の略コ字状部位
    において連結される前記ハンドルグリップ部材を前記ベ
    ース部材から解放する方向に付勢する付勢力を発生させ
    るようにされ、 前記ロック機構による保持が解放された状態で前記ハン
    ドルグリップ部材が前記各バネ部材の付勢力により前記
    ベース部材から離れた位置に持ち上がるように構成され
    ていることを特徴とするハンドル装置。
  3. 【請求項3】 ハンドル装置を用いて持ち運び可能とさ
    れる持ち運び可能機器において、前記ハンドル装置は、 ハンドルグリップ部材と、 当該機器のハンドル装着部と前記ハンドルグリップ部材
    を連結する一対のバネ部材と、 前記ハンドル装着部側に設けられ、前記ハンドルグリッ
    プ部材を前記ハンドル装着部側に保持するロック機構と
    を有し、 前記バネ部材は、線材が略コ字状に折り曲げられた状態
    に形成されるとともに、その略コ字状の両先端部は略コ
    字状部位を回動させるための軸部として略直角に折り曲
    げられた状態とされ、かつ、その各軸部は、互いの軸線
    が一致しない状態で前記ハンドル装着部上で軸支される
    ことで、前記各バネ部材に、前記各バネ部材の略コ字状
    部位において連結される前記ハンドルグリップ部材を前
    記ハンドル装着部から解放する方向に付勢する付勢力を
    発生させるようにされ、 前記ロック機構による保持が解放された状態で前記ハン
    ドルグリップ部材が前記各バネ部材の付勢力により前記
    ハンドル装着部から離れた位置に持ち上がるように構成
    されていることを特徴とする持ち運び可能機器。
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