JPH1033569A - 医療用診療装置 - Google Patents

医療用診療装置

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JPH1033569A
JPH1033569A JP8189696A JP18969696A JPH1033569A JP H1033569 A JPH1033569 A JP H1033569A JP 8189696 A JP8189696 A JP 8189696A JP 18969696 A JP18969696 A JP 18969696A JP H1033569 A JPH1033569 A JP H1033569A
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Katsumi Suzuki
勝美 鈴木
Ken Nakai
憲 中井
Koji Yasuda
浩司 安田
Shoji Nakai
照二 中井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種診療施設において発生する廃液を衛生的
に回収して処理する。 【解決手段】 歯科診療台11のベースンポール15内
に廃液回収容器21が収納されている。廃液回収容器2
1は、蓋体22と、蓋体22が着脱自在に装着される第
1容器と、蓋体22が嵌着される第2容器とを有し、第
2容器24は第1容器23内に収容され、この状態で蓋
体22が第1容器に装着される。蓋体に形成された吸引
口30には吸引源36からの吸引力が導かれ、第2容器
24内の貯留空間29が負圧とされ、この負圧によって
吸引用インスツルメント38から廃液が吸引されるとと
もに、排唾鉢20からの廃液が重力によって貯留空間2
9内に回収されて貯留される。貯留空間29内の廃液は
第2容器24に蓋体22を嵌着したままの状態で密閉し
て、たとえば焼却施設などの処理施設に移送されて、廃
棄処理される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば歯科、耳
鼻咽喉科、産婦人科、外科および獣医科などで、診療に
用いられる診療装置に関し、さらに詳しくは、診療時に
発生する廃液を処理する設備に関する。
【0002】
【従来の技術】歯科治療に用いられる歯科診療台には、
バキュームシリンジおよびサライバエジェクタなどの吸
引用インスツルメントが備えられており、この吸引用イ
ンスツルメントには、吸引源から吸引力が導かれる。患
者を治療するときには、このような吸引用インスツルメ
ントを用いて、患者の口腔内の唾液、血液および切削屑
などを吸引しながら、治療が行われる。
【0003】吸引用インスツルメントと吸引源との間に
は、バキュームタンクなどと呼ばれる気液分離タンクが
介在され、この気液分離タンク内で、唾液、血液および
切削屑を含む液体を落下させて回収し、吸引源に吸引さ
れた前記液体が吸引されることを防いでいる。この気液
分離タンクで回収された廃液は、排水用管路を経て、診
療室外の下水管に導かれて、廃棄されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術で
は、前記廃液に病原菌などが混在している場合があるた
め、このような病原菌を下水に放流することは、衛生上
好ましくないだけでなく、下水管理の作業者などに感染
するおそれがある。このような汚染および感染を防ぐこ
とができるように、廃液を衛生的に処理することが、歯
科、耳鼻咽喉科、産婦人科、外科および獣医科などの各
種の病院および診療所などの医療用施設において望まれ
ている。
【0005】したがって本発明の目的は、診療中に発生
する病原菌を含む廃液によって、その排水経路が汚染さ
れること、および排水経路の管理作業者が感染すること
を防ぐことができるように、廃液を処理することができ
る医療用診療装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、廃液流入口を介して流入する廃液が貯留される貯留
空間を有し、この貯留空間に貯留された廃液を、所定の
貯留量に達する毎に、密閉した状態で廃棄処理できる廃
液回収容器を備える廃液回収手段を含むことを特徴とす
る医療用診療装置である。 本発明に従えば、診療中に発生した廃液は、廃液回収容
器の貯留空間に貯留される。廃液回収容器の貯留空間に
貯留された廃液は、たとえば目視または貯留量を検出す
る手段によって、所定の貯留量に達したことが確認され
る毎に、密閉された状態で、たとえば焼却施設などの処
理施設に移送され、廃棄処理される。 これによって、従来のように、たとえば下水である廃液
の排水経路が必要なく、このような排水経路が汚染され
ることがなく、また排水経路の管理作業者に感染するお
それがない。また廃液は、密閉された状態で処理施設ま
で移送されるので、廃液が、移送作業者に付着すること
なく、周囲の汚染および作業者の感染のおそれがない。
さらに廃液は、所定の貯留量に達する毎に廃棄処理され
るので、廃液が溢れてしまう不具合を生じることがな
い。このように、廃液を回収して衛生的に廃棄処理する
ことができる。
【0007】請求項2記載の本発明は、前記廃液回収容
器は、吸引力が導かれる吸引口および廃液が導かれる廃
液流入口を有する蓋体と、蓋体が着脱可能に装着され、
剛性および透光性を有する材料から成る有底筒状の第1
容器と、開口部に蓋体が嵌着された状態で第1容器内に
収納され、可撓性および透光性を有する材料から成り、
貯留空間を形成する第2容器とを含み、吸引口には、吸
引力を導く吸引力導引管路の一端部が着脱可能に接続さ
れ、廃液流入口には、吸引力によって廃液が流入する廃
液流入管路の一端部が着脱可能に接続されることを特徴
とする。 本発明に従えば、第1容器に着脱自在に装着される蓋体
は、貯留空間を形成する第2容器の開口部に嵌着され、
第2容器は、蓋体が嵌着された状態で、第1容器内に収
納される。蓋体は、吸引口および廃液流入口を有し、吸
引口には、吸引力導引管路の一端部が接続され、廃液流
入口には、廃液流入管路の一端部が接続される。吸引力
導引管路を介して、吸引力が吸引口に導かれて、第2容
器内が負圧とされ、この負圧によって、廃液流入管路を
介して、廃液が吸引され、廃液流入口から第2容器内に
回収されて貯留される。 吸引力導引管路および廃液流入管路を蓋体から外し、吸
引口および廃液流入口をたとえばキャップ部材を用いて
塞ぎ、第2容器および蓋体によって、貯留空間内に回収
した廃液を収納した状態で密閉することが可能であり、
この状態で、第2容器を第1容器から取出して、焼却施
設などの処理施設に移送することができる。また、第1
および第2容器は、透光性を有しており、たとえば目視
によって、またはレーザ光を用いた光センサによって、
第2容器内に貯留されている廃液の貯留量が、所定の貯
留量に達したことを容易に認識することができ、第2容
器の交換時期を容易に認識することができる。
【0008】請求項3記載の本発明は、貯留空間内に廃
液の凝固剤を供給する手段を含むことを特徴とする。 本発明に従えば、貯留空間内に貯留される廃液に、凝固
剤を供給して、廃液を凝固させることができる。凝固剤
は、たとえば、注入用容器に収納され、廃液流入管路を
取外した後に、廃液流入口を介して貯留空間内に供給す
るようにしてもよく、予め貯留空間内に臨んで取付けら
れてもよい。これによって、廃液が貯留空間から漏れ出
ることを確実に防いで、廃液を移送することが可能であ
り、衛生的であり、清潔度が向上される。
【0009】請求項4記載の本発明は、廃液流入管路の
一端部が廃液流入口に接続され、廃液流入管路の他端部
には、所定の装着位置で着脱自在に装着される吸引用イ
ンスツルメントが接続されることを特徴とする。 本発明に従えば、廃液流入管路には、吸引用インスツル
メントが接続されている。この吸引用インスツルメント
には、たとえば吸引源が設けられて、その吸引力が貯留
空間を経て導かれる。これによって、診療部位に対応し
た吸引用インスツルメントを用いて、容易かつ迅速に廃
液を吸引することができ、容易かつ迅速に診療すること
ができる。 また、吸引用インスツルメントは、所定の装着位置に着
脱自在であり、廃液を吸引する必要がある場合にだけ、
吸引用インスツルメントを用いて、廃液を吸引して回収
し、廃液を吸引する必要がない場合には、吸引用インス
ツルメントを装着位置に装着しておくことができる。こ
れによって、たとえば吸引用インスツルメントが他の診
療作業の邪魔になったり、吸引用インスツルメントが他
の診療機器などに接触して、吸引用インスツルメントお
よび他の診療機器が汚損および損傷することを防ぐこと
ができる。
【0010】請求項5記載の本発明は、複数の診療台を
備え、各廃液流入管路の一端部は、廃液回収容器の廃液
流入口に接続され、各廃液流入管路の他端部は、各診療
台にそれぞれ接続されることを特徴とする。 本発明に従えば、複数の診療台と廃液回収容器とが、各
廃液流入管路によって接続される。たとえば、廃液回収
容器を1つ設け、各診療台を廃液回収容器に共通に接続
してもよい。また、たとえば複数の廃液回収容器を設
け、各診療台をグループ分けして、各グループ毎に廃液
回収容器に接続するようにしてもよく、このような場
合、各グループ内の診療台の数は、1つであってもよ
く、または複数であってもよい。 このように、各診療台毎の廃液の発生量に応じて、1つ
の廃液回収容器に接続する診療台の数を選択して、複数
の診療台を1つの廃液回収容器に共通に接続することが
できる。これによって、複数の診療台で発生した廃液
が、1つの廃液回収容器の貯留空間に回収されて貯留さ
れる。したがって、複数の診療台において発生した廃液
を1箇所で回収可能であり、廃液回収手段の維持管理お
よび回収された廃液の廃棄処理作業の手間を少なくする
ができる。
【0011】請求項6記載の本発明は、前記所定の装着
位置には、吸引用インスツルメントの装着および未装着
状態を検出する吸引用インスツルメント検出手段が設け
られ、吸引用インスツルメント検出手段からの出力に応
答して、吸引用インスツルメントが未装着状態であると
きには、廃液回収容器に吸引力が導かれ、吸引用インス
ツルメントが装着状態であるときには、廃液回収容器へ
の吸引力が遮断されることを特徴とする。 本発明に従えば、吸引用インスツルメントが、装着位置
から外されて、未装着状態にあるときには、たとえば吸
引源のからの吸引力が廃液回収容器に導かれて貯留空間
内が負圧状態となり、吸引用インスツルメントを用いて
廃液を吸引することができる。逆に、吸引用インスツル
メントが、装着位置に装着された状態にあるときには、
廃液回収容器に吸引力が導かれず、廃液を吸引する状態
にならない。これによって、吸引用インスツルメントの
装着位置への装着状態および/または未装着状態を検出
して、吸引力が導かれる必要がある場合にだけ、廃液回
収容器に吸引力を導き、吸引力を発生するためのたとえ
ば吸引源の無駄な稼働を防ぐことができる。
【0012】請求項7記載の本発明は、貯留空間内に廃
液の着色剤を供給する手段を含むことを特徴とする。 本発明に従えば、貯留空間内に貯留される廃液に、着色
剤を供給して、廃液を着色することができる。これによ
って、廃液回収容器の貯留空間内に貯留された廃液の貯
留量を容易に目視によって認識することができる。
【0013】請求項8記載の本発明は、廃液回収容器の
配置位置に関連して、廃液回収容器内に回収された廃液
の貯留量を表示する手段が設けられることを特徴とす
る。 本発明に従えば、廃液回収容器内に回収されて貯留され
ている廃液の貯留量が表示される。この貯留量の表示
は、たとえば確認用窓を介する目視による表示であって
もよく、また、たとえばレーザ光を用いた光センサから
の出力によって貯留量を表示パネルにデジタル表示する
構成であってもよく、さらに、たとえば計量計からの出
力によって貯留量を表示パネルにデジタル表示する構成
であってもよい。このようにして、廃液が所定の貯留量
に達したことを容易に認識することができる。
【0014】請求項9記載の本発明は、複数の廃液回収
容器が設けられ、各廃液回収容器の廃液流入口には、各
廃液流入管路が個別に接続され、各廃液流入管路には、
各管路を選択的に開閉する管路切換え手段が設けられる
ことを特徴とする。 本発明に従えば、複数の廃液回収容器に、各廃液流入管
路がそれぞれ個別に接続される。これによって、吸引さ
れた廃液を、複数の廃液回収容器の貯留空間に回収して
貯留することができ、吸引される廃液が多量である場合
にも、廃液を各廃液回収容器によって回収することがで
きる。また、各廃液流入管路は、管路切換手段によって
選択的に開閉することができる。これによって、廃液を
各廃液回収容器に選択的に回収することができ、各廃液
回収容器をグループ分けし、各グループ毎に順次的に回
収することが可能であるとともに、1つのグループの廃
液回収容器に回収されて貯留されている廃液を、残余の
グループの廃液回収容器に新たに廃液を回収しながら、
廃棄処理することが可能である。
【0015】請求項10記載の本発明は、前記医療用診
療装置は、歯科用診療装置であることを特徴とする。 本発明に従えば、廃液回収手段が歯科用診療装置に備え
られる。歯科においては、1人の患者を診療すると、必
ずたとえばレーザ治療における硬組織蒸散時の患部の冷
却、洗浄のための噴射水、および軟組織の切開時の患部
のレーザ吸収特性の向上、冷却、洗浄のための噴射水、
切削工具による歯牙の渦洞形成時の患部の洗浄、冷却の
ための噴射水、3ウェイシリンジによる患部の洗浄水、
治療時に発生した唾液、血液など廃液が発生する。この
ような歯科診療に用いられる歯科診療装置には、廃液を
衛生的に処理することができる廃液回収手段の必要性が
高く、請求項1〜9記載の構成を、歯科診療装置に備え
ることによって、前述の請求項1〜9の構成による効果
を、より好適に達成することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態の
歯科診療装置10の一部を切欠いて示す側面図である。
医療用診療装置である歯科診療装置(以下、「診療装
置」と略記する場合がある)10は、患者を診療するた
めの歯科診療台11と、診療中に発生する廃液を回収す
るための廃液回収手段12とを含んで構成される。
【0017】歯科診療台11は、たとえば診療室に設け
られ、基本的に、患者を支持する診療シート18と、診
療シート18に固定されるベースンポール15とを備え
る。診療シート18は、患者が着座する座椅子13と、
患者の背部を支持する背板14と、患者の頭部を支持す
るヘッドレスト19とを有する。座椅子13は、診療室
の床16に固定された基台17上で、たとえば油圧シリ
ンダによって実現される昇降手段によって、矢符B1,
B2方向に昇降される。背板14は、たとえば油圧シリ
ンダによって実現される傾動手段によって、矢符A1,
A2方向に座椅子13に対して傾動される。ヘッドレス
ト19は、背板14の座椅子13に連結される側とは反
対側から、矢符C1,C2方向に伸縮自在に設けられ
る。
【0018】ベースンポール15は、上下方向に延びて
おり、その上部に排唾鉢20および給水管57が設けら
れている。患者は、診療中または診療後に、給水管57
から給水される水を、たとえばコップによって受けて、
この水によってうがいして口腔内を洗浄し、洗浄後の汚
水は、排唾鉢20に吐出することができる。
【0019】図2は、廃液回収容器21を示す断面図で
ある。図1をも参照して、廃液回収手段12が備える廃
液回収容器21は、蓋体22と、第1容器23と、第2
容器24とを有する。図2おいて、図解を容易にするた
めに、第2容器24の厚みは省略して示す。
【0020】蓋体22は、第2容器24の開口部24a
に嵌着され、第2容器24を第1容器23内に収容した
状態で第1容器23に着脱可能に装着される。蓋体22
は、合成樹脂から成り、蓋本体25と外リング26とを
有する。蓋本体25は、吸引用連結部27と廃液流入用
連結部28とを有し、吸引用連結部27内には第1容器
24の貯留空間29に連通する吸引口30が形成され、
廃液流入用連結部28内には貯留空間29に連通する廃
液流入口31が形成される。外リング26は、蓋本体2
5の外周部に着脱自在に嵌着可能であり、蓋本体25と
外リング26との間に第2容器24の開口周縁部24a
を挟んだ状態で嵌着することによって、蓋体22が第2
容器24の開口部に嵌着される。
【0021】第1容器23は、合成および透光性を有す
る合成樹脂から成る有底筒状である。第2容器24は、
可撓性および透光性を有する合成樹脂から成る袋状であ
り、第1容器23の内部空間とほぼ同一の大きさを有す
る貯留空間29を形成することができ、蓋体22が、第
1容器23に装着された状態で、第2容器24は、第1
容器23の内部空間にいっぱいに広がることができる。
貯留空間29は、たとえば10リットル程度の廃液を回
収して貯留することができ、一台の診療台11において
1日に発生する廃液を回収することが可能である。
【0022】吸引口30は、吸引力導引管路33によっ
て、たとえば診療室の隣室に設けられる吸引源36に接
続される。吸引力導引管路33は、第1吸引管路1およ
び第2吸引管路2を有する。吸引用連結部27には、コ
ネクタ32を用いて、吸引力導引管路33の一端部とな
る第1吸引管路1の一端部1aが接続され、第1吸引管
路の他端部1bは、T字形コネクタ42を介して第2吸
引管路2の一端部2aに接続される。吸引力導引管路3
3の他端部である第2吸引管路2の他端部2bが、吸引
源36に接続され、このようにして、吸引口30と吸引
源36とが接続される。
【0023】これによって、吸引源36によって発生さ
れる吸引力が吸引力導引管路33を経て吸引口30に導
かれ、第2容器24の貯留空間29が負圧とされる。ま
た、T字形コネクタ42は、第1容器23と第2容器2
4との間の空間37に連なる流路39に接続され、吸引
源36からの吸引力を第1容器23と第2容器24との
間の空間に導くことができる。これによって、第2容器
24を第1容器23の内部空間に大きく広げることがで
きる。
【0024】廃液流入口31は、廃液流入管路35によ
って、吸引用インスツルメント38および排唾鉢20に
接続される。廃液流入管路35は、第1廃液管路3、第
2廃液管路4および第3廃液管路5を有する。廃液流入
用連結部28には、コネクタ34を用いて廃液流入管路
35の一端部である第1廃液管路3の一端部3aが接続
される。第1廃液管路3の他端部3bは、T字形コネク
タ41を介して、第2および第3廃液管路4,5の各一
端部4a,5aに接続される。
【0025】第2廃液管路4は、座板13および背板1
4内を挿通して、廃液流入管路35の他端部である第2
廃液管路4の他端部4bは、吸引用インスツルメント3
8に接続される。この吸引用インスツルメント38は、
たとえばバキュームシリンジおよびサライバエジェクタ
などであって、背板14の患者の肩部を支持する部分1
4aに形成される装着部9に着脱自在に装着される。
【0026】吸引用インスツルメント38には、貯留空
間29内の負圧によって、第1および第2廃液管路3,
4を経て、吸引力が導かれ、吸引用インスツルメント3
8に設けられた操作部を操作して吸引力を調整しなが
ら、たとえば患者の口腔内の唾液、血液または切削屑な
どを、治療部位に応じて迅速かつ容易に吸引することが
できる。吸引された唾液や血液などの廃液は、貯留空間
29内に回収されて貯留される。
【0027】吸引用インスツルメント38は、装着部9
から引き出して廃液を吸引し、吸引動作終了後に、装着
部9に戻して装着しておくことができ、利便性を有す
る。装着部9には、たとえばマイクロスイッチまたはリ
ミットスイッチによって実現される検出手段8が設けら
れており、吸引用インスツルメント38の装着状態およ
び/または未装着状態を検出することができる。これに
よって、検出手段吸引用インスツルメント38が引き出
されたときにだけ、吸引源36を稼働させることがで
き、吸引源の無駄な稼働を防ぐことができる。
【0028】第3廃液管路5の他端部5bは、排唾鉢2
0に接続されている。この第3廃液管路5には、図3に
示すような開閉弁40が介在されている。開閉弁40
は、基本的に、弁箱191内の収納空間192に変位可
能に弁体193を収納して構成されている。弁箱191
には、収納空間192に連通する弁孔190および連通
孔197が形成され、弁孔190は、廃液回収容器21
の貯留空間29に連通し、連通孔197は、排唾鉢20
に連通している。
【0029】弁箱191は、収納空間192に向けて突
出し、弁座195が形成される弁座部196を有する。
弁体193は、水よりも比重の小さい材料から成り、球
形状であって、弁座195に当接することによって、弁
孔190を塞ぎ、流路を閉じることができる。また、収
納空間192には、圧縮コイルばね198が収納されて
おり、弁体193を弁座195から離反する方向にばね
付勢している。
【0030】吸引源36が稼働された状態では、吸引力
が弁孔190に導かれ、その吸引力によって、弁体19
3が圧縮コイルばね198のばね力に抗して、弁座19
5に当接して流路を塞ぐ。これによって、排唾鉢20に
吸引力が導かれることがなく、排唾鉢20から空気が吸
い込まれて音を発してしまうことがなく、患者に不安感
を与えてしまうことがない。
【0031】たとえが患者がうがいをして口腔内を洗浄
した後の汚水が、排唾鉢20に吐出されると、その汚
水、すなわち廃液は、重力によって収納空間192に流
れ込む。収納空間192に廃液が流れ込むと、弁体19
3は、浮力および圧縮コイルばね198のばね力によっ
て、吸引力に抗して弁座195から離反して、弁孔19
0が開き、すなわち流路が開き、廃液は廃液回収容器2
1に回収される。また、この開閉弁40に設けられる圧
縮コイルばね198のばね力を適宜調整して、弁体19
3の応答性を良好にすることが可能である。
【0032】また、吸引用連結部27の吸引方向上流側
には、バクテリアフィルタ42が設けられており、バク
テリアが吸引源36に導かれて、大気に放出することを
防ぐことができるとともに、バクテリアフィルタ42の
さらに吸引方向上流側には、貯留空間29に貯留可能な
貯留量を超えて廃液が回収されたときに、廃液が吸引源
36に導かれることを防ぐ開閉弁43が設けられてい
る。また、廃液流入口31の廃液の流入方向下流側にレ
ギュレタ44が設けられ、廃液の貯留空間29への流入
速度を抑えて、廃液が貯留空間29内で飛び散ったり、
泡立つことを防止することができる。
【0033】このような廃液回収容器21を備えること
によって、廃液を回収して、その貯留量を目視によって
確認して、所定の貯留量に達する毎に、吸引管路33を
吸引用連結部27から取外し、かつ廃液流入管路35を
廃液流入用連結部28から取外し、蓋体22に連結され
たキャップ部材45a,45b(キャップ部材45aは
図示せず)を分断し、吸引用連結部27および廃液流入
用連結部28にそれぞれ嵌着して、貯留空間29が密閉
された状態で、蓋体22を第1容器23から取外し、蓋
体22を嵌着したままの状態で第2容器24をたとえば
焼却施設などの処理施設へ移送し、衛生的に廃棄処理す
ることができる。
【0034】前述の第1および第2吸引管路1,2は、
たとえば金属製の剛性管および合成樹脂性の可撓管など
を複数接続し、または単独で用いてそれぞれ構成され
る。また同様に、第1〜第3廃液管路3〜5は、たとえ
ば金属製の剛性管および合成樹脂性の可撓管などを、複
数接続し、または単独で用いてそれぞれ構成される。
【0035】図4は図1の切断面線IV−IVから見た
断面図であり、図4(a)は扉48を閉じた状態を示
し、図4(b)は扉48を開いた状態を示す。廃液回収
容器21は、ベースンポール15内でトレイ46に乗載
されている。トレイ46は、ベースンポール15に廃液
回収容器21の挿排口47を形成するための扉48と一
体的に形成されている。トレイ46に対して扉48はほ
ぼ直角に屈曲し、大略的に逆L字状とされている。
【0036】扉48と一体的に形成されたトレイ46
は、トレイ46と連結部48との連結部において、ベー
スンポール15の側壁49に水平な軸線まわりに、矢符
D1,D2方向に角変位自在に支持されている。図4
(a)に示すように、扉48を閉めて挿排口47を塞い
だ状態では、扉48の上端部50が、側壁49の挿排口
47に上側から臨む周縁部51によって、扉48がベー
スンポール15の内方側へ変位することが阻止され、ト
レイ46がほぼ水平に配置された状態で支持された状態
となる。
【0037】扉48の上端部50には、取手52が形成
されており、この取手52を把持して、矢符D2方向に
扉48を角変位させて、挿排口48を開くことができ
る。図4(b)に示すように、扉48を開いた状態で、
トレイ46の扉48に連結される側とは反対側の端部5
3が、ベースンポール15の底部54から立設された係
止片55によって上方への変位が阻止され、扉48を開
く方向、すなわち矢符D2方向への変位が阻止される。
これによって、扉48が開きすぎて、これに伴ってトレ
イ46が傾きすぎて廃液回収容器21が挿排口47から
不所望に転げ出してしまうなどの不具合を生じることが
防がれる。このようなトレイ46および扉48を設ける
ことによって、ベースンポール15内に収容した廃液回
収容器21をベースンポール15外へ容易に取出すこと
が可能であり、回収された廃液の廃棄作業が容易にな
る。
【0038】図5は図4(a)の右側から見た側面図で
ある。扉48には、長孔によって構成される確認窓56
が形成されており、扉48を開けることなく、ベースン
ポール15の外部から廃液回収容器21内に貯留された
廃液の貯留量を目視によって確認することができる。こ
れによって廃液の貯留量が所定の貯留量に達したことを
容易に認識することができ、作業性を向上することがで
きる。
【0039】図6は、本発明の実施の他の形態の歯科診
療装置60の一部を切欠いて示す側面図である。診療装
置60は、上述の形態の診療装置10と類似の構成を有
しており、診療装置10と異なる部分についてだけ説明
し、対応する部分には同一の参照符号を付し、説明は省
略する。診療装置60には、開閉弁40およびT字形コ
ネクタ41に代えて切換弁ユニット61が設けられてい
る。切換弁ユニット61は、第1廃液管路3と、第2お
よび第3廃液管路4,5との間に介在されるとともに、
第2吸引管路2の中途部にも介在される。
【0040】図7は、切換弁ユニット61の構成を簡略
化して示す断面図である。切換弁ユニット61は、基本
的に弁箱62内に軸線L1まわりに回転自在な弁体63
が収納されて構成されている。弁体63は、回転軸線L
1と同一の軸線を有する円柱状であり、軸線L1方向に
間隔をあけて弁孔64,65がそれぞれ形成されてい
る。弁箱62には、図6の紙面に対して垂直な軸線L1
方向に関して同一位置で、軸線L1まわりに周方向に間
隔をあけて、第1連通孔66と第2連通孔67と第3連
通孔68とが形成され、第1〜第3連通孔66〜68に
対して軸線L1方向に間隔をあけて、かつ軸線L1方向
に関して同一位置で軸線L1まわりに周方向に間隔をあ
けて、第4連通孔69と第5連通孔70と第6連通孔7
1とが形成されている。
【0041】第1連通孔66は、第2廃液管路4の一端
部4aに接続されて第2廃液管路4を介して吸引用イン
スツルメント38に連通している。第2連通孔67は、
第3廃液管路5の一端部5aに接続されて、第3廃液管
路5を介して排唾鉢20に連通している。第3連通孔6
8は、第1廃液管路3の他端部3bに接続され、廃液回
収容器21に連通している。
【0042】第4連通孔69は、第2吸引管路2の廃液
回収容器21側に接続され、第2吸引管路2を介して廃
液回収容器21に連通している。第5連通孔70は、第
2吸引管路2の吸引源36側に接続され、第2吸引管路
2を介して吸引源36に連通している。第6連通孔71
は、弁箱62の外部で開放され、大気に開放されてい
る。
【0043】弁体63が、図7に示すような第1位置に
配置された状態では、弁孔64によって、第1連通孔6
6と第3連通孔68とが連通し、弁孔65によって第4
連通孔と第5連通孔70とが連通している。この状態で
は、吸引源36からの吸引力が回収容器21の貯留空間
29を経て、吸引用インスツルメント38に導かれる。
図7に示す状態から、弁体63を矢符E方向に軸線L1
まわりに約120°角変位させた状態では、弁孔64に
よって、第2連通孔67と第3連通孔68とが連通し、
弁孔65によって第4連通孔69と第6連通孔71とが
連通している。
【0044】これによって、弁体63が第1位置に配置
された状態では、吸引源36からの吸引力によって吸引
用インスツルメント38によって廃液を吸引し、貯留空
間29に回収して貯留することができる。また、第2位
置に配置された状態では、排唾鉢20内にたとえば吐出
された洗浄後の汚水、すなわち廃液は、重力によって第
3廃液管路5を経て廃液回収容器21に回収されて貯留
される。したがって、重力によって回収可能な排唾鉢2
0の廃液は、排唾鉢20から空気が吸い込まれるときの
音が発生しないように、吸引することなく回収し、吸引
用インスツルメント38を用いて吸引する必要がある場
合だけ吸引源36からの吸引力を導いて廃液を吸引して
回収することができる。
【0045】図8は、本発明の実施のさらに他の形態の
歯科診療装置80を一部を切欠いて示す側面図である。
診療装置80は、上述の診療装置10と類似の構成を有
しており、診療装置10と異なる部分についてだけ説明
し、同様の構成を有する部分には同一の参照符号を付
し、説明は省略する。診療装置80は、廃液回収容器2
1を収納するための収納箱81を備える。収納箱81
は、たとえば診療室の床16上に設置することができ
る。第1廃液管路3は、可撓性を有し、一端部3aから
他端部3bに向かう中途部で、収納箱81の天板部を挿
通して外部に延出し、ベースンポール15の側壁を挿通
してベースンポール15内に導かれている。
【0046】この収納箱81は、図示しない開き扉を有
しており、廃液回収容器21を容易に取出すことができ
る。
【0047】このような収納箱81を用いることによっ
て、既存の診療台を大きく改造する必要がなく、簡略に
低コストで廃液回収容器21を設けることができ、利用
性の向上が図られる。また、廃液回収容器21を収納す
る収納箱81は、診療台によるスペース上の制限を受け
ることがなく、設置位置およびその大きさを選択するこ
とが可能である。これによって、収納箱81を診療に支
障を来さない位置に設置できることができるとともに、
廃液回収容器21の大きさが、収納箱によって制限され
ることがなく、大容量の廃液回収容器21を設けること
が可能であり、廃液の廃棄処理のための手間を少なくす
ることができ、利便性が向上される。また、設計上の自
由度が高く、治療台の機種に応じて変更できる。このよ
うに廃液回収容器21をたとえば床16上に設置するこ
とによって、座椅子13を昇降駆動するときに、廃液回
収容器を昇降駆動する必要がなく、昇降駆動用の動力を
少なくすることができる。
【0048】図9は、本発明の実施のさらに他の形態の
歯科診療装置90の一部を切欠いて示す側面図である。
診療装置90は、上述の形態の診療装置10と類似の構
成を有しており、異なる部分についてだけ説明し、同様
の構成を有する部分には同一の参照符号を付し、説明は
省略する。診療装置90は、バキュームタンクなどと呼
ばれる気液分離タンク91を備える。気液分離タンク9
1は、ベースンポール15内に収納されており、廃液回
収容器21は、ベースンポール15の背板14寄りとな
る方向に膨出する部分に収納されている。
【0049】気液分離タンク91は、その上部に流入口
および排気口を有し、下部に排液口を有する。第2廃液
管路4は、第1部分92と第2部分93とを有する。第
1部分92は、第2廃液管路4の一端部4aとなる一端
部(同一参照符号で示す)がT字形コネクタ41に接続
され、他端部92bが気液分離タンク91の排液口に接
続される。第2部分93は、一端部93aが気液分離タ
ンク91の流入口に接続され、第2廃液管路4の他端部
4bとなる他端部(同一参照符号で示す)が吸引用イン
スツルメント38に接続される。また、第3吸引管路9
4が設けられ、その一端部94aは気液分離タンク91
の排気口に接続され、他端部94bは吸引源36に接続
される。
【0050】吸引用インスツルメント38から吸引され
た廃液は、気液分離タンク91に流れ込み、気体から分
離され、気液分離タンク91内で異物が除去されて、一
時的に貯留された後に、液体だけが廃液回収容器21に
流れ込んで回収され、廃液回収容器21へ至る管路の異
物の目詰まりが防がれる。このように、既存の診療台を
大きく改造することなしに廃液回収手段12を容易に設
けることができる。また、廃液回収容器21がベースン
ポール15内に収納されるので、術者の足元が広く得ら
れ、たとえばフートスイッチの配置位置の選択幅が広く
なるなど、術者の作業に支障を来すことがない。また、
外部に管路が露出しないので、美観がよく、管路長が短
くて済む。
【0051】また、本発明の実施の他の形態として、切
換弁95を設けるようにしてもよい。この切換弁95
は、第2吸引管路2および第3吸引管路94の途中に共
通に設けられ、これによって、第2および第3吸引管路
2,94の切換弁95よりも吸引方向下流側の部分のい
ずれかを省くことが可能になる。切換弁95は、吸引用
インスツルメント38を引出したときに、吸引源36か
らの吸引力を廃液回収容器21および気液分離タンク9
1に導くように切換えることができ、装着部9に装着し
たときに、吸引源36から吸引力を廃液回収容器21に
だけ導くように切換えることができる。これによって、
常時、第2容器24を第1容器23内で大きく広げて、
廃液が廃液回収容器21に流れ込みやすくし、吸引用イ
ンスツルメント38へは、無駄な吸引力が導かれないよ
うにすることができる。また、気液分離タンク91およ
び排唾鉢20からの廃液は、重力だけによって廃液回収
容器に流れ込むようにしてもよい。すなわち、吸引用イ
ンスツルメント38を装着部9に装着することによって
吸引源36を停止するようにしてもよい。
【0052】図10は、本発明の実施のさらに他の形態
の歯科診療装置100を一部を切欠いて示す側面図であ
る。診療装置100は、上述の各診療装置80,90と
類似の構成を有しており、診療装置10と異なる部分に
ついてだけ説明し、同様の構成を有する部分には同一の
参照符号を付し、説明は省略する。診療装置100は、
診療装置90の構成において、診療装置80に備えられ
る収納箱81を設けて、その収納箱81内に廃液回収容
器21を収納している。
【0053】このようにして、既存の診療台を大きく改
造することなしに簡略に低コストで廃液回収容器21を
設けることができ、利便性の向上が図られる。また、廃
液回収容器21を収納する収納箱81は、診療台による
スペース上の制限を受けることがないので、設置位置お
よびその大きさを選択することが可能である。これによ
って、収納箱81を診療に支障を来さない位置に設置で
きることができるとともに、廃液回収容器21の大きさ
が、収納箱によって制限されることがなく、大容量の廃
液回収容器21を設けることが可能であり、廃液の廃棄
処理のための手間を少なくすることができ、利便性が向
上される。また、設計上の自由度が高く、診療台の機種
に応じて変更できる。このように廃液回収容器21をた
とえば床16上に設置することによって、座椅子13を
昇降駆動するときに、廃液回収容器を昇降駆動する必要
がなく、昇降駆動用の動力を少なくすることができる。
【0054】図11は、本発明の実施のさらに他の形態
の歯科診療装置110を示す側面図である。診療装置1
10は、前述の診療装置80と類似の構成を有してお
り、異なる部分についてだけ説明し、対応する部分には
同一の参照符号を付し、説明は省略する。診療装置11
0は、歯科診療台11を2つ備えている。第1廃液管路
3は、第1部分111,112,113を有する。第1
部分111は、第1管路3の一端部3aとなる一端部
(同一参照符号で示す)が廃液流入口31に接続され、
他端部111bがT字形コネクタ115に接続される。
第2部分112は、一端部112aがT字形コネクタ1
15に接続され、第1廃液管路3の他端部3bとなる他
端部は、ベースンポール15に導かれてT字形コネクタ
41に接続される。第3部分113は、一端部113a
がT字形コネクタ115に接続され、第1廃液管路3の
他端部3bとなる他端部は、ベースンポール15に導か
れてT字形コネクタ41に接続される。
【0055】これによって、2つの歯科診療台11にお
いてそれぞれ発生した廃液を、1つの廃液回収容器21
に回収して貯留し、廃棄処理することができる。これに
よって、廃液回収手段12のメンテナンスの手間を少な
くすることができるとともに、廃液の廃棄作業の手間を
少なくすることができる。
【0056】本発明の実施のさらに他の形態として、歯
科診療台11を3つ以上備えるようにしてもよく、また
3つ以上備えた場合に、複数の歯科診療台11をグルー
プ分けし、各グループ分けされた各診療台11からの廃
液を共通に1つの廃液回収容器21によって回収し、廃
液処理するようにしてもよい。これによって、図10に
示す歯科診療装置110と同様の効果を得ることができ
る。
【0057】図12は、本発明の実施のさらに他の形態
の産婦人科用診療装置120の一部を切欠いて示す側面
図である。上述の形態と同様の構成を有する部分には、
同一のの参照符号を付し説明は省略する。医療用診療装
置である産婦人科用診療装置(以下、「診療装置」と略
記する場合がある)120は、検診台121と、廃液回
収容器21を備える廃液回収手段122とを含んで構成
される。
【0058】検診台121は、診療室の床16に固定さ
れる基台123と、基台124に支持される検診用シー
ト124とを備える。基台123は、内部に収納空間1
25を有し、この収納空間125に廃液回収容器21が
収納されている。基台123の側部には、廃液回収容器
21を乗載するトレイ46と一体的に形成された扉48
が形成されており、前述と同様に容易に取出すことがで
きる。検診用シート124は、患者が着座する座板12
6と患者の背部を支持する背板127とが一体的に形成
されてL字状とされ、座板126には、図13の紙面に
対して垂直な方向に間隔をあけて、患者の大腿部を支持
する大腿部支持部128が一体的に延出して形成されて
いる。
【0059】基台123上には、図示しないモータによ
って鉛直軸線まわりに角変位駆動される回転台129が
設けられ、この回転台129にリンク機構130を介し
て検診用シート124が連結され、基台123に検診用
シート124が支持されている。検診用シート124
は、回転台129およびリンク機構130を用いて支持
することによって、鉛直な軸線まわりに角変位させるこ
とができるとともに、鉛直方向に昇降可能であり、さら
に水平な軸線まわりに傾動可能である。
【0060】検診用シート124の座板126には、図
12の左方となる前方側の中央部の大腿部支持部128
間に、図示しない凹所が形成されており、検診用シート
124には、この凹所に下方から臨んで汚水ロート13
1が設けられている。回転台129およびリンク機構1
30は、外装カバー132,133によって覆われ、外
装カバー133内にはたとえば薬液などの洗浄液を貯留
する洗浄液タンク134が収納されており、この洗浄液
タンク134内の洗浄液は、洗浄液管路135を介して
汚水ロート131に臨むノズル136から汚水ロート1
31に向けて噴射することができる。汚水ロート131
には、一端部137aが廃液回収容器21の廃液流入口
31に接続される廃液流入管路137の他端部137b
が接続されている。
【0061】このように構成することによって、検診台
121において発生する廃液、たとえば血液、患者の患
部を洗浄した後の汚水、および汚水ロート131を洗浄
した後の汚水などを廃液回収容器21に回収して貯留
し、衛生的に廃液処理することができる。
【0062】図13は、本発明の実施のさらに他の形態
の産婦人科用診療装置140の一部を切欠いて示す側面
図である。上述の形態と同様の構成を有する部分には同
一の参照符号を付し、説明は省略する。産婦人科用診療
装置140は、分娩台141と、廃液回収容器21を備
える廃液回収手段142とを含んで構成される。
【0063】分娩台141は、診療室の床16に固定さ
れる基台143と、基台143上で支持される分娩用シ
ート144とを備える。基台142は、内部に収納空間
145を有し、この収納空間145内に廃液回収容器2
1が収納されている。基台142の側部には、廃液回収
容器21が乗載されるトレイ46と一体的に形成された
扉48が設けられており、前述のように廃液回収容器2
1を容易に取出すことができる。
【0064】基台143上には、図示しないたとえば油
圧シリンダによって実現される昇降手段によって昇降駆
動される昇降体146が設けられ、この昇降体146に
分娩用シート144が設けられている。分娩用シート1
44は、患者が着座する座板147と、患者の背部を支
持する背板148とを有し、昇降体146に設けられた
図示しないたとえば油圧シリンダなどの傾動手段によっ
て連動してまたは単独で傾動駆動される。座板147に
は、図12の紙面に対して垂直な方向に相互に間隔をあ
けて患者の大腿部を支持する大腿部用支持部149が図
12の左方である前方にそれぞれ延出して設けられ、各
大腿部支持部149間に図示しない凹所を有する。
【0065】また座板部147の両側方にはブラケット
150がそれぞれ設けられており、各ブラケット150
には調節手段151によって鉛直方向高さ、水平回動お
よび前後傾動の3次元の調節を可能に患者の足を支持す
る脚部用支持部152が設けられている。またこのブラ
ケット150には把持部153が設けられており、産婦
が分娩時に把持し、気配りを役助することができる。
【0066】座板147の下方には、各大腿部支持部1
49間の凹所に下側から臨んでトレイ154が設けられ
ている。このトレイ154によって分娩時に新生児を受
け止めることができる。また、トレイ154には排水口
155が設けられており、一端部156aが廃液回収容
器21の廃液流入口31に接続される廃液流入管路15
6の他端部156aが接続されている。これによって、
新生児とともに患者の体内から流出する羊水や血液など
の廃液が廃液回収容器21内に回収されて貯留され、衛
生的に廃棄処理することができる。
【0067】図14は、本発明の実施のさらに他の形態
の耳鼻科用診療ユニット160を、一部を切欠いて示す
側面図である。上述の形態と同様の構成有する部分に
は、同一の参照符号を付し、説明は省略する。医療用診
療装置である耳鼻科用診療ユニット160は、診療室の
床16に設置される中空のハウジング161を有し、ハ
ウジング161内に廃液回収手段169が備える廃液回
収容器21が収納されている。また、ハウジング161
には、図14の右方となる前方へ張出した装着部162
が形成されており、たとえば耳鼻科用のバキュームシリ
ンジである吸引用インスツルメント166が、着脱自在
に装着されている。
【0068】廃液回収容器21の廃液流入口31には、
廃液流入管路169によって吸引用インスツルメント1
66が接続される。廃液流入管路169は、第1廃液管
路163および第2廃液管路164を有する。廃液回収
容器21の廃液流入口31には、廃液流入管路169の
一端部である第1廃液管路163の一端部163aが接
続されている。第1廃液管路163の他端部163b
は、ハウジング161に固定されたコネクタ165を介
して第2廃液管路164の一端部164aに接続されて
いる。廃液流入管路の他端部である第2廃液管路164
の他端部164bは、吸引用インスツルメント166に
接続されている。
【0069】ハウジング161内には、矢符K1,K2
方向に移動自在に設けられる可動ローラ167が、K2
方向にばね付勢されて設けられており、この可動ローラ
167には、第2廃液管路164が巻掛けられている。
吸引用インスツルメント166を、装着部162から矢
符L1方向に引出すと、可動ローラ167がK1方向に
移動し、第2廃液管路164が引出されるとともに、マ
イクロスイッチ159によって、吸引用インスツルメン
ト166が装着部162から引出されたことが検出さ
れ、吸引減36が稼働される。このような耳鼻科用ユニ
ット160を用いることによって、耳鼻科での診療中に
発生するたとえば鼻汁などの廃液を吸引して回収し、衛
生的に廃棄処理することができる。
【0070】図15は、本発明の実施のさらに他の形態
の動物歯科用診療ユニット170を示す側面図である。
上述の形態と同様の構成有する部分には、同一の参照符
号を付し、説明は省略する。医療用診療装置である動物
歯科用診療ユニット170は、キャスタ171を備え、
診療室の床16上で移動可能な中空のハウジング172
を有し、ハウジング172内に吸引源36が収納されて
いる。また、ハウジング172は、図15の紙面に対し
て垂直手前側に突出して固定される載置台173を有
し、この載置台173に廃液回収容器21が載置されて
いる。さらに、ハウジング172は、図15の右方とな
る前方へ張出した張出し部174およびその張出し部1
74に装着部175が設けられており、たとえば動物歯
科用のバキュームシリンジである吸引用インスツルメン
ト176が着脱自在に装着されている。
【0071】廃液回収容器21の廃液流入口31には、
廃液流入管路177の一端部177aが接続されてい
る。廃液流入管路177は、ハウジング172の側壁1
72aを挿通して、ハウジング172内で張出し部17
4に延び、張出し部174から下方に向けて再びハウジ
ング172外へ延出し、他端部177bが、吸引用イン
スツルメント166に接続されている。装着部175
は、断面形状が略C字状であり、その溝状の底部付近に
図16に示すようにマイクロスイッチ178が設けられ
ている。このマイクロスイッチ178によって、吸引用
インスツルメント176の装着状態または未装着状態を
検出することができ、吸引用インスツルメント176の
未装着状態において、吸引源36が稼働される。
【0072】このような動物歯科用ユニット170を用
いることによって、動物歯科での診療中に発生するたと
えば唾液、血液および切削屑などの廃液を吸引して回収
し、衛生的に廃棄処理することができる。また、廃液回
収容器21がハウジング172外に設けられているの
で、貯留空間29内の廃液の貯留量を、目視によって容
易に認識することができるとともに、回収した廃液の廃
棄処理のための作業が容易になる。
【0073】図17は本発明の実施のさらに他の形態の
歯科診療装置200の一部を示す側面図であり、図17
(a)は扉202を閉じた状態を示し、図17(b)は
扉202を開いた状態を示す。診療装置200のベース
ンポール15には、その側部に扉48に代えて、ヒンジ
201によって鉛直軸線まわりに角変位自在に設けられ
る扉202が設けられる。扉202には、ヒンジ201
とは反対側の端部に取手203が形成されており、扉2
03を容易に開閉し、挿排口207を形成することがで
きる。
【0074】廃液回収容器21は、ベースンポール15
内に設けられたトレイ204に乗載されており、このト
レイ204は、複数の車輪205を有し、図17の紙面
に対して垂直な方向に延びて、ベースンポール15に設
けられる一対のレール206に沿って移動可能に設けら
れている。扉202を図14(b)に示すように開いた
状態で形成される挿排口207は、廃液回収容器21を
乗載した状態で、トレイ204をベースンポール15外
へ、図14の紙面に対して垂直手前側に変位させたとき
にトレイ204および廃液回収容器21が、ベースンポ
ール15の側壁と干渉しない大きさに形成される。
【0075】これによって、扉202を開き、トレイ2
04をベースンポール15外へ引出した状態で廃液回収
容器21を乗載またはトレイから移動することができる
ので、廃液回収容器21に回収された廃液を容易に廃棄
処理することができる。また、扉202には、扉48と
同様の確認窓56が形成されており、廃液回収容器21
内に貯留された廃液の貯留量を容易に認識することがで
きる。
【0076】図18は、本発明の実施のさらに他の形態
の廃液回収容器209の一部を示す断面図である。廃液
回収容器21と同様の構成を有する部分には、同一の参
照符号を付し、説明は省略する。廃液回収容器209に
は、廃液流入口の流入方向下流側に着色剤210が設け
られている。着色剤210は、固形状の着色剤であっ
て、廃液が廃液流入口を介して貯留空間29に流れ込む
ときに廃液が着色される。これによって、廃液の貯留量
を目視によって確認する場合に、廃液の貯留量の確認が
容易となり、所定の貯留量を超えて貯留されてしまうな
どの不具合を生じることがなくなる。着色剤は、たとえ
ば、白亜、亜鉛、酸化鉄、酸化クロム縁、黄土などであ
ってもよい。
【0077】図19は本発明の実施のさらに他の形態の
トレイ46aを示す正面図であり、図19(a)はトレ
イ46aに乗載された廃液回収容器21内の廃液の貯留
量が所定の貯留量未満の状態を示し、図19(b)はト
レイ46aに乗載された廃液回収容器21内の廃液の貯
留量が所定の貯留量に達した状態を示す。トレイ46に
は、光センサ215が設けられる。光センサ215は、
たとえばレーザ光を発生する発光素子216と、発光素
子216から発光されたレーザ光を受光する受光素子2
17とを有し、発光素子216および受光素子217
は、トレイ46aから立上がる取付片218a,218
bにそれぞれ取付けられている。さらに、発光素子21
6と受光素子217とを結ぶ経路内に廃液回収容器21
が介在され、かつ発光素子216と受光素子217とを
結ぶ経路が、廃液回収容器21の所定の貯留量の液位と
一致するように構成されている。
【0078】第1および第2容器23,24が透光性を
有するので、図19(a)に矢符F1で示すように、廃
液回収容器21内に所定の貯留量まで廃液が貯留されて
いない状態では、発光素子216から発光されたレーザ
光が受光素子217に受光されて、廃液の貯留量が所定
の貯留量に達していないことが検出される。図19
(b)に矢符F2で示すように、廃液の貯留量が所定の
貯留量に達すると、発光素子216から発光されたレー
ザ光が、受光素子217に届かず、廃液が所定の貯留量
に達したことが検出される。このような光センサ215
を用いて、廃液の貯留量が所定の貯留量に達したか否か
を検出し、光センサからの出力に基づいて、たとえば診
療台11にパネル表示部を設けて、廃液の貯留量が所定
の貯留量に達したか否かをデジタル表示することができ
る。
【0079】このように、上述の形態において、目視に
代えて光センサを設けることによって、廃液の所定の貯
留量を検出するようにして、術者が診療中に見易い位置
に表示部を設けて、貯留量が所定の貯留量に達したこと
を容易に認識することができるようにしてもよい。
【0080】このような場合に、発光素子216と受光
素子217とを結ぶ経路内に廃液流入口31を介して貯
留空間29内に回収される廃液の通過経路とが干渉しな
いように廃液回収容器21の設置位置が選択される。ま
た、円筒状の廃液回収容器21の軸線からずれた廃液回
収容器21の周縁部の一部が発光素子216と受光素子
217とを結ぶ経路に干渉するように配置することによ
って、発光素子216と受光素子217との距離を可及
的に小さくして、光の減衰を小さくし、廃液の検出を容
易にするようにしてもよく、また廃液を着色剤によっ
て、たとえば黒色に着色し、遮光性を高くして、検出精
度を高くするようにしてもよい。
【0081】図20は本発明の実施のさらに他の形態の
トレイ46bを示す断面図であり、図20(a)はトレ
イ46bに乗載された廃液回収容器21内の廃液の貯留
量が所定の貯留量未満の状態を示し、図20(b)はト
レイ46bに乗載された廃液回収容器21内の廃液の貯
留量が所定の貯留量に達した状態を示す。トレイ46b
は、基部220と、基部220に圧縮コイルばね221
によって支持される載置台222と、基部220に設け
られるスイッチ223とを有する。スイッチ223の操
作片224は、載置台222に臨んで設けられている。
【0082】載置台222は、鉛直方向に変位可能であ
り、図20(a)に示すように、廃液の貯留量が所定の
貯留量未満の状態では、載置台222は、圧縮コイルば
ねによって、スイッチ223の操作片224から離反し
た位置にあり、図20(b)に示すように、廃液の貯留
量が所定の貯留量に達した状態では、廃液が貯留された
廃液回収容器21の重量によって圧縮コイルばね221
が圧縮され、載置台222が下方へ変位して、スイッチ
223の操作片224を操作してスイッチ223がオン
の状態となる。このようなスイッチ223からの出力に
基づいてたとえば診療台に設けられるパネル表示部に貯
留量が所定量に達したか否かをデジタル表示するように
することができる。
【0083】このように、上述の形態において、目視に
代えて簡便な計量計を設けることによって、廃液の所定
の貯留量を検出するようにして、術者が診療中に見易い
位置に表示部を設けて、貯留量が所定の貯留量に達した
ことを容易に認識することができるようにしてもよい。
【0084】本発明の実施のさらに他の形態として、図
21に示すように複数、本形態にのおいて2つの廃液回
収容器21a,21bを設けるようにしてもよい。上述
の形態と同様の構成を有する部分には、同一の参照符号
を付し、説明は省略する。各廃液回収容器21a,21
bは、上述の廃液回収容器21と同様の構成を有し、そ
れぞれの吸引口30には、切換弁231を介して吸引源
36が共通に接続される。各廃液回収容器21a,21
bの吸引口30に接続される各第1吸引管路1には、各
T字形コネクタ42を介して、各第2吸引管路230
a,230bの一端部260a、260bがそれぞれ接
続され、各第2吸引管路230a,230bの他端部2
61a,261bは、切換弁231を介して第3吸引管
路232の一端部232aに接続される。吸引力導引管
路の他端部である第3吸引管路232の他端部は、吸引
源36に接続されている。切換弁231は、たとえば三
方弁によって実現され、第3吸引管路232を、各第2
吸引管路230a,230bに選択的に接続することが
できる。
【0085】また各廃液回収容器21a,21bの廃液
流入口31には、切換弁236を介して、たとえば診療
台11の吸引用インスツルメント38が接続される。各
廃液回収容器21a,21bの廃液流入口31には、廃
液流入管路の一端部となる第1廃液管路235a,23
5bの一端部234a,234bがそれぞれ接続され、
第1廃液管路235a,235bの他端部263a,2
63bは、切換弁236を介して第2排液管路237の
一端部237aに共通に接続される。廃液流入管路の他
端部となる第2廃液管路237の他端部は、たとえば診
療台11の吸引用インスツルメント38に接続される。
切換弁236は、たとえば三方弁によって実現され、第
2排液管路237を、第1排液管路235a,235b
に選択的に接続することができる。
【0086】このような構成によって、診療台から回収
される廃液を各廃液回収容器21a,21bに選択的に
貯留することができる。たとえば、各切換弁231,2
36を切換えて、第3吸引管路232と第2吸引管路2
30aとを接続し、第2廃液管路237と第1廃液管路
235aとを接続して、廃液回収容器21aに廃液を回
収し、貯留することができる。廃液回収容器21aの廃
液の貯留量が所定の貯留量に達すると、上述の光センサ
250、またはスイッチ223からの出力に対応して、
もしくは手動操作によって、各切換弁231,236を
切換えて、第3吸引管路232と第2吸引管路230b
とを接続し、第2廃液管路237と第1廃液管路235
bとを接続して、廃液回収容器21bに廃液を回収し、
貯留することができる。
【0087】このように複数の廃液回収容器21a,2
1bを設けることによって、発生する廃液が多量である
場合にも、回収して貯留することが可能であるととも
に、1つの廃液回収容器21bに廃液を回収しながら、
他の廃液回収容器21aに回収された廃液を廃棄処理す
ることができる。また、廃液を回収する廃液回収容器2
1aまたは21bを、各切換弁231,236を切換え
ることによって選択できるので、手で廃液流入管路を接
続し直す場合と比べて、迅速かつ容易に選択することが
できる。
【0088】図22は吸引源36の具体的構成を示す斜
視図であり、図23は吸引源36を切欠いて示す平面図
である。上述の形態において備えられた吸引源36は、
たとえば図22および図23に示すような構成を有す
る。吸引源36は、基本的に、ブロア312と、ブロア
312を駆動するモータ313と、モータ313を制御
する制御手段314と、制御手段314、モータ313
および制御手段314が乗載される基台315と、ブロ
ア312からの排気が導かれるフィルタ316と、基台
15に上方から装着され、ブロア312、モータ31
3、制御手段314およびフィルタ316が基台315
とともに収納されるハウジング317と、ブロア312
によって吸引される吸気から、たとえば歯科治療におい
て発生する歯牙および充填物の切削屑などの固形物とと
もに液体を分離して除去する図示しない気液分離手段と
を含む。
【0089】ブロア312は、吸気筒部322と排気筒
部324とを有し、本体327には、複数の静翼と動翼
とが軸線方向に交互に設けられ、各動翼は回転軸328
に固定されて回転駆動され、大きな負圧を発生するター
ボファン構造となっている。回転軸328には、モータ
313から、出力軸331、第1プーリ332、ベルト
333、第2プーリ329を介して、回転力が伝達され
る。回転軸328の回転数は、たとえば9700rpm
程度に選ばれる。
【0090】排気筒部324には、フィルタ316の接
続筒部336が、矢符G1,G2方向に挿入/離脱自在
に、かつ挿入されているときには気密性を達成して、挿
入される。これによって、ブロア312から排出される
排気を漏れることなくフィルタ316に導くことができ
るとともに、フィルタ316の交換が容易になる。ハウ
ジング317には、フィルタ316を挿入することがで
きるフィルタ用挿入孔と吸気筒部324に臨む挿通孔3
41と、制御手段314の操作部343を外部に露出さ
せる切欠き344と、モータ313の冷却のための冷却
用空気を取込むための取入口346とが形成されてい
る。
【0091】制御手段314の操作部343には、たと
えば電源スイッチ347などが設けられている。この操
作部343を操作して、たとえば吸引源36の主電源の
オン/オフなどを操作することができる。気液分離手段
は、接続管が設けられ、挿通孔341を介してハウジン
グ317内に挿入され、吸気筒部324に接続される。
また、接続部が設けられ、吸引力導引管路の他端部、た
とえば第2吸引管路2の他端部2bが接続される。
【0092】このような吸引源36が稼働されると、廃
液回収容器21からに吸引力が導かれ、この吸引力によ
って、廃液回収容器21からの吸気が風量17〜34m
3 /分で、気液分離手段318に導かれ、気液分離手段
318において、吸気に混在してしまった液体および固
形物が除去され、その後の吸気はフィルタ316に導か
れ、微細な微粒子だけが捕集され、大気に放出される。
このような吸引源316によって、廃液とともに吸引し
た吸気をより清浄化して大気に放出することができる。
【0093】また、本発明の実施のさらに他の形態とし
て、注入用容器に収納された凝固剤を、廃液を回収した
後に、廃液流入口31から貯留空間29内に、供給し
て、廃液を凝固させて、廃液が漏れ出ることを防ぐよう
にしてもよい。また、凝固剤は、予め貯留空間29内に
設けられてもよく、さらに、凝固剤は、予め貯留空間2
9に臨んで開口可能に設けられる容器に収納しておくよ
うにしてもよい。このような凝固剤には、たとえば、ポ
リアクリルナトリウム、消臭剤、過酸化モノ硫酸カリウ
ムおよび芳香剤の混合物が用いられる。
【0094】さらに、本発明の実施のさらに他の形態と
して、吸引源36は、術者がたとえばフートスイッチを
操作して稼働されるように構成してもよい。
【0095】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、診療中
に発生した廃液は、廃液回収容器の貯留空間に貯留され
る。廃液回収容器の貯留空間に貯留された廃液は、たと
えば目視または貯留量を検出する手段によって、所定の
貯留量に達したことが確認される毎に、密閉された状態
で、たとえば焼却施設などの処理施設に移送され、廃棄
処理される。
【0096】これによって、従来のように、たとえば下
水である廃液の排水経路が必要なく、このような排水経
路が汚染されることがなく、また排水経路の管理作業者
に感染するおそれがない。また廃液は、密閉された状態
で処理施設まで移送されるので、廃液が、移送作業者に
付着することなく、周囲の汚染および作業者の感染のお
それがない。さらに廃液は、所定の貯留量に達する毎に
廃棄処理されるので、廃液が溢れてしまう不具合を生じ
ることがない。このように、廃液を回収して衛生的に廃
棄処理することができる。
【0097】請求項2記載の本発明によれば、第1容器
に着脱自在の装着される蓋体は、貯留空間を形成する第
2容器の開口部に嵌着され、第2容器は、蓋体が嵌着さ
れた状態で、第1容器内に収納される。蓋体は、吸引口
および廃液流入口を有し、吸引口には、吸引力導引管路
の一端部が接続され、廃液流入口には、廃液流入管路の
一端部が接続される。吸引力導引管路を介して、吸引力
が吸引口に導かれて、第2容器内が負圧とされ、この負
圧によって、廃液流入管路を介して、廃液が吸引され、
廃液流入口から第2容器内に回収されて貯留される。
【0098】吸引力導引管路および廃液流入管路を蓋体
から外し、吸引口および廃液流入口をたとえばキャップ
部材を用いて塞ぎ、第2容器および蓋体によって、貯留
空間内に回収した廃液を収納した状態で密閉することが
可能であり、この状態で、第2容器を第1容器から取出
して、焼却施設などの処理施設に移送することができ
る。また、第1および第2容器は、透光性を有してお
り、たとえば目視によって、またはレーザ光を用いた光
センサによって、第2容器内に貯留されている廃液の貯
留量が、所定の貯留量に達したことを容易に認識するこ
とができ、第2容器の交換時期を容易に認識することが
できる。
【0099】請求項3記載の本発明によれば、貯留空間
内に貯留される廃液に、凝固剤を供給して、廃液を凝固
させることができる。凝固剤は、たとえば、注入用容器
に収納され、廃液流入管路を取外した後に、廃液流入口
を介して貯留空間内に供給するようにしてもよく、予め
貯留空間内に臨んで取付けられてもよい。これによっ
て、廃液が貯留空間から漏れ出ることを確実に防いで、
廃液を移送することが可能であり、衛生的であり、清潔
度が向上される。
【0100】請求項4記載の本発明によれば、廃液流入
管路には、吸引用インスツルメントが接続されている。
この吸引用インスツルメントには、たとえば吸引源が設
けられて、その吸引力が貯留空間を経て導かれる。これ
によって、診療部位に対応した吸引用インスツルメント
を用いて、容易かつ迅速に廃液を吸引することができ、
容易かつ迅速に診療することができる。
【0101】また、吸引用インスツルメントは、所定の
装着位置に着脱自在であり、廃液を吸引する必要がある
場合にだけ、吸引用インスツルメントを用いて、廃液を
吸引して回収し、廃液を吸引する必要がない場合には、
吸引用インスツルメントを装着位置に装着しておくこと
ができる。これによって、たとえば吸引用インスツルメ
ントが他の診療作業の邪魔になったり、吸引用インスツ
ルメントが他の診療機器などに接触して、吸引用インス
ツルメントおよび他の診療機器が汚損および損傷するこ
とを防ぐことができる。
【0102】請求項5記載の本発明によれば、複数の診
療台と廃液回収容器とが、各廃液流入管路によって接続
される。たとえば、廃液回収容器を1つ設け、各診療台
を廃液回収容器に共通に接続してもよい。また、たとえ
ば複数の廃液回収容器を設け、各診療台をグループ分け
して、各グループ毎に廃液回収容器に接続するようにし
てもよく、このような場合、各グループ内の診療台の数
は、1つであってもよく、または複数であってもよい。
【0103】このように、各診療台毎の廃液の発生量に
応じて、1つの廃液回収容器に接続する診療台の数を選
択して、複数の診療台を1つの廃液回収容器に共通に接
続することができる。これによって、複数の診療台で発
生した廃液が、1つの廃液回収容器の貯留空間に回収さ
れて貯留される。したがって、複数の診療台において発
生した廃液を1箇所で回収可能であり、廃液回収手段の
維持管理および回収された廃液の廃棄処理作業の手間を
少なくするができる。
【0104】請求項6記載の本発明によれば、吸引用イ
ンスツルメントが、装着位置から外されて、未装着状態
にあるときには、たとえば吸引源のからの吸引力が廃液
回収容器に導かれて貯留空間内が負圧状態となり、吸引
用インスツルメントを用いて廃液を吸引することができ
る。逆に、吸引用インスツルメントが、装着位置に装着
された状態にあるときには、廃液回収容器に吸引力が導
かれず、廃液を吸引する状態にならない。これによっ
て、吸引用インスツルメントの装着位置への装着状態お
よび/または未装着状態を検出して、吸引力が導かれる
必要がある場合にだけ、廃液回収容器に吸引力を導き、
吸引力を発生するためのたとえば吸引源の無駄な稼働を
防ぐことができる。
【0105】請求項7記載の本発明によれば、貯留空間
内に貯留される廃液に、着色剤を供給して、廃液を着色
することができる。これによって、廃液回収容器の貯留
空間内に貯留された廃液の貯留量を容易に目視によって
認識することができる。
【0106】請求項8記載の本発明によれば、廃液回収
容器内に回収されて貯留されている廃液の貯留量が表示
される。この貯留量の表示は、たとえば確認用窓を介す
る目視による表示であってもよく、また、たとえばレー
ザ光を用いた光センサからの出力によって貯留量を表示
パネルにデジタル表示する構成であってもよく、さら
に、たとえば計量計からの出力によって貯留量を表示パ
ネルにデジタル表示する構成であってもよい。このよう
にして、廃液が所定の貯留量に達したことを容易に認識
することができる。
【0107】請求項9記載の本発明によれば、複数の廃
液回収容器に、各廃液流入管路がそれぞれ個別に接続さ
れる。これによって、吸引された廃液を、複数の廃液回
収容器の貯留空間に回収して貯留することができ、吸引
される廃液が多量である場合にも、廃液を各廃液回収容
器によって回収することができる。また、各廃液流入管
路は、管路切換手段によって選択的に開閉することがで
きる。これによって、廃液を各廃液回収容器に選択的に
回収することができ、各廃液回収容器をグループ分け
し、各グループ毎に順次的に回収することが可能である
とともに、1つのグループの廃液回収容器に回収されて
貯留されている廃液を、残余のグループの廃液回収容器
に新たに廃液を回収しながら、廃棄処理することが可能
である。
【0108】請求項10記載の本発明によれば、廃液回
収手段が歯科用診療装置に備えられる。歯科において
は、1人の患者を診療すると、必ずたとえばレーザ治療
における硬組織蒸散時の患部の冷却、洗浄のための噴射
水、および軟組織の切開時の患部のレーザ吸収特性の向
上、冷却、洗浄のための噴射水、切削工具による歯牙の
渦洞形成時の患部の洗浄、冷却のための噴射水、3ウェ
イシリンジによる患部の洗浄水、治療時に発生した唾
液、血液など廃液が発生する。このような歯科診療に用
いられる歯科診療装置には、廃液を衛生的に処理するこ
とができる廃液回収手段の必要性が高く、請求項1〜9
記載の構成を、歯科診療装置に備えることによって、前
述の請求項1〜9の構成による効果を、より好適に達成
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の歯科診療装置10を一
部を切欠いて示す側面図である。
【図2】廃液回収容器21を示す断面図である。
【図3】開閉弁40の構成を簡略化して示す断面図であ
る。
【図4】図1の切断面線IV−IVから見た断面図であ
り、図4(a)は扉48を閉じた状態を示し、図4
(b)は扉48を開いた状態を示す。
【図5】図4(a)の右側から見た側面図である。
【図6】本発明の実施の他の形態の歯科診療装置60の
一部を切欠いて示す側面図である。
【図7】切換弁ユニット61の構成を簡略化して示す断
面図である。
【図8】本発明の実施のさらに他の形態の歯科診療装置
80を一部を切欠いて示す側面図である。
【図9】本発明の実施のさらに他の形態の歯科診療装置
90を一部を切欠いて示す側面図である。
【図10】本発明の実施のさらに他の形態の歯科診療装
置100を一部を切欠いて示す側面図である。
【図11】本発明の実施のさらに他の形態の歯科診療装
置110の一部を切欠いて示す側面図である。
【図12】本発明の実施のさらに他の形態の産婦人科用
診療装置120を一部を切欠いて示す側面図である。
【図13】本発明の実施のさらに他の形態の産婦人科用
診療装置140を一部を切欠いて示す側面図である。
【図14】本発明の実施のさらに他の形態の耳鼻科用診
療装置160を一部を切欠いて示す側面図である。
【図15】本発明の実施のさらに他の形態の動物歯科用
診療装置170を示す側面図である。
【図16】装着部175を示す断面図である。
【図17】本発明の実施のさらに他の形態の歯科診療装
置200の一部を示す側面図であり、図17(a)は扉
202を閉じた状態を示し、図17(b)は扉202を
開いた状態を示す。
【図18】本発明の実施のさらに他の形態の廃液回収容
器209の一部を示す断面図である。
【図19】本発明の実施のさらに他の形態のトレイ46
aを示す正面図である。
【図20】本発明の実施のさらに他の形態のトレイ46
bを示す断面図である。
【図21】本発明の実施のさらに他の形態に備えられる
廃液回収容器21a,21bを示す側面図である。
【図22】吸引源36の構成を示す斜視図である。
【図23】吸引源36を一部を切欠いて示す平面図であ
る。
【符号の説明】
10,60,80,90,100,110,120,1
40,160,170,200 診療装置 11 歯科診療台 12 廃液回収手段 20 排唾鉢 21,21a,21b,209 廃液回収容器 22 蓋体 23 第1容器 24 第2容器 30 吸引口 31 廃液流入口 38,166,176 吸引用インスツルメント 121 検診台 141 分娩台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中井 照二 京都府京都市伏見区東浜南町680番地 株 式会社モリタ製作所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃液流入口を介して流入する廃液が貯留
    される貯留空間を有し、この貯留空間に貯留された廃液
    を、所定の貯留量に達する毎に、密閉した状態で廃棄処
    理できる廃液回収容器を備える廃液回収手段を含むこと
    を特徴とする医療用診療装置。
  2. 【請求項2】 前記廃液回収容器は、 吸引力が導かれる吸引口および廃液が導かれる廃液流入
    口を有する蓋体と、 蓋体が着脱可能に装着され、剛性および透光性を有する
    材料から成る有底筒状の第1容器と、 開口部に蓋体が嵌着された状態で第1容器内に収納さ
    れ、可撓性および透光性を有する材料から成り、貯留空
    間を形成する第2容器とを含み、 吸引口には、吸引力を導く吸引力導引管路の一端部が着
    脱可能に接続され、廃液流入口には、吸引力によって廃
    液が流入する廃液流入管路の一端部が着脱可能に接続さ
    れることを特徴とする請求項1記載の医療用診療装置。
  3. 【請求項3】 貯留空間内に廃液の凝固剤を供給する手
    段を含むことを特徴とする請求項1または2記載の医療
    用診療装置。
  4. 【請求項4】 廃液流入管路の一端部が廃液流入口に接
    続され、廃液流入管路の他端部には、所定の装着位置で
    着脱自在に装着される吸引用インスツルメントが接続さ
    れることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
    医療用診療装置。
  5. 【請求項5】 複数の診療台を備え、 各廃液流入管路の一端部は、廃液回収容器の廃液流入口
    に接続され、各廃液流入管路の他端部は、各診療台にそ
    れぞれ接続されることを特徴とする請求項1〜4のいず
    れかに記載の医療用診療装置。
  6. 【請求項6】 前記所定の装着位置には、吸引用インス
    ツルメントの装着および未装着状態を検出する吸引用イ
    ンスツルメント検出手段が設けられ、吸引用インスツル
    メント検出手段からの出力に応答して、吸引用インスツ
    ルメントが未装着状態であるときには、廃液回収容器に
    吸引力が導かれ、吸引用インスツルメントが装着状態で
    あるときには、廃液回収容器への吸引力が遮断されるこ
    とを特徴とする請求項4記載の医療用診療装置。
  7. 【請求項7】 貯留空間内に廃液の着色剤を供給する手
    段を含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記
    載の医療用診療装置。
  8. 【請求項8】 廃液回収容器の配置位置に関連して、廃
    液回収容器内に回収された廃液の貯留量を表示する手段
    が設けられることを特徴とする請求項1〜7のいずれか
    に記載の医療用診療装置。
  9. 【請求項9】 複数の廃液回収容器が設けられ、 各廃液回収容器の廃液流入口には、各廃液流入管路が個
    別に接続され、各廃液流入管路には、各管路を選択的に
    開閉する管路切換え手段が設けられることを特徴とする
    請求項1〜8のいずれかに記載の医療用診療装置。
  10. 【請求項10】 前記医療用診療装置は、歯科用診療装
    置であることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記
    載の医療用診療装置。
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