JPH10335674A - 加速度センサ及びその製造方法 - Google Patents

加速度センサ及びその製造方法

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JPH10335674A
JPH10335674A JP13813097A JP13813097A JPH10335674A JP H10335674 A JPH10335674 A JP H10335674A JP 13813097 A JP13813097 A JP 13813097A JP 13813097 A JP13813097 A JP 13813097A JP H10335674 A JPH10335674 A JP H10335674A
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JP
Japan
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semiconductor substrate
acceleration sensor
manufacturing
weight
beam portion
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JP13813097A
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Inventor
Yasuji Konishi
保司 小西
Takuro Nakamura
卓郎 中邑
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加速度センサのチップ面積を大きくすること
なくセンサの感度を高めた加速度センサ及びその製造方
法を提供する。 【解決手段】 第1の半導体基板1と第2の半導体基板
2とをはりあわせた後、第1の半導体基板1に重り部4
と支持部3とを形成し、第2の半導体基板2に薄肉の梁
部5を形成することにより重り部4を梁部3によって揺
動自在に支持してなり、梁部3にピエゾ抵抗Rを備えた
加速度センサにおいて、重り部4と支持部3との間に形
成される離間部6を梁部5に対して設けた略垂直な溝に
よりなすようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板を加工
して形成される加速度センサ及びその製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】半導体基板を加工して形成される従来の
加速度センサの断面図を図7に示す。この加速度センサ
は、印加された加速度を電気的出力として得ることので
きる加速度センサである。図7に示すように、加速度セ
ンサは面方位(100)の特性を有する半導体基板を加
工することにより形成されており、四角形枠状の支持部
3と、支持部3の上面に十字型に形成された薄肉の梁部
5によって揺動自在に支持される断面逆台形状の重り部
4とを備えている。重り部4と梁部5とは僅かな隙間
(以下、離間部6と記述)を有して隣接している。
【0003】ところで、十字形に形成された梁部5の基
端部には、それぞれ複数のピエゾ抵抗Rが拡散により配
設してある。これらのピエゾ抵抗Rは、加速度を電気的
な出力として検出するためのものである。ピエゾ抵抗R
はそれぞれブリッジ接続してあり、各ピエゾ抵抗Rのブ
リッジには外部電源(図示せず)より電圧が印加されて
いる。そして、加速度センサに加速度が全く印加されて
いない状態においてブリッジが平衡するようにしてあ
る。
【0004】加速度Gが印加されると重り部4が揺動し
て梁部5がたわむことになる。その結果、梁部5には加
速度Gに応じた応力による歪みが生じ、この歪みに応じ
てピエゾ抵抗Rの抵抗値が変化するので、ピエゾ抵抗R
により構成されたブリッジの平衡がくずれ、上記ブリッ
ジからは加速度Gに応じた電圧出力が得られるのであ
る。
【0005】次に、上記従来構成の加速度センサを形成
する方法を図8に基づいて説明する。
【0006】まず、面方位(100)の特性を有する第
1の半導体基板1の表面に熱酸化によって膜厚が約1μ
m程度の酸化シリコン膜を形成し、この酸化シリコン膜
にエッチングを施して第1の半導体基板1の表面に所定
のパターンを形成し、その後、水酸化カリウム等によっ
て第1の半導体基板1の表面を10μm程度エッチング
する。(図8(a)参照) 次に、残った酸化シリコンの薄膜を除去した後、その表
面にもう一枚の第2の半導体基板2を接合する。(図8
(b)参照) 次に、第1の半導体基板1に接合した面方位(100)
の特性を有する第2の半導体基板2を所定の厚みまで削
り、表面を研磨して鏡面に仕上げる。(図8(c)参
照) そして、鏡面仕上げされた第2の半導体基板2の表面に
熱酸化により膜厚が約1μm程度の酸化シリコンから成
る絶縁膜を形成し、この酸化シリコンの絶縁膜表面にエ
ッチングを行い、ピエゾ抵抗Rを内部に形成するための
短冊型のパターンを形成する。その後、そのパターン部
分に不純物を拡散するとともに熱酸化し、ドライブイン
してピエゾ抵抗Rを第2の半導体基板2の表面に形成す
る。(図8(d)参照) そして、重り部4を形成するために、第1の半導体基板
1の下面に形成した酸化シリコン膜をエッチングしてパ
ターニングを行い、水酸化カリウムのエッチング溶液に
より第1の半導体基板1の裏面をエッチングして離間部
6を形成する。(図8(e)参照)
【0007】
【発明の解決しようとする課題】上述のような構成及び
製造方法の加速度センサでは、センサの感度を高めるた
めに重り部4の体積を大きくする必要がある。重り部4
の体積を大きくするためには、チップの面積を大きくす
る方法とチップの厚みを厚くする方法がある。しかし、
後者の方法を選択したとしても、面方位(100)の特
性を有する基板をエッチング加工した際、エッチングに
より露出する面がエッチング面に対してある傾斜角(5
4.7°)をもつようにエッチングが進行するため、基
板の厚さに比例して、チップ面上に形成される開口7の
面積が大きくなってしまい、結果的にチップ面積が大き
くなる。つまり、従来の構成および製造方法では、重り
部4を大きくするためにはチップの面積を大きくしなけ
ればならないという問題があった。
【0008】本発明は、上記の点に鑑みて成されたもの
であり、その目的とするところは、加速度センサのチッ
プ面積を大きくすることなくセンサの感度を高めた加速
度センサ及びその製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
第1の半導体基板と第2の半導体基板とをはりあわせた
後、前記第1の半導体基板に重り部と支持部とを形成
し、前記第2の半導体基板に薄肉の梁部を形成すること
により前記重り部を前記梁部によって揺動自在に支持し
てなり、前記梁部にピエゾ抵抗を備えた加速度センサに
おいて、前記重り部と前記支持部との間に形成される離
間部を前記梁部に対して設けた略垂直な溝によりなすよ
うにしたことを特徴とするものである。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の加
速度センサにおいて、前記重り部と前記梁部との間に切
り込み溝を設けるようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0011】請求項3記載の発明は、第1の半導体基板
と第2の半導体基板とをはりあわせた後、前記第1の半
導体基板に重り部と支持部とを形成し、前記第2の半導
体基板に薄肉の梁部を形成することにより前記重り部を
前記梁部によって揺動自在に支持してなり、前記梁部に
ピエゾ抵抗を備えた加速度センサの製造方法において、
前記第1の半導体基板と前記第2の半導体基板とをはり
あわせる工程と、第2の半導体基板を薄肉状に加工し前
記梁部を形成する工程と、前記重り部と前記支持部との
間に前記梁部に対して略垂直となる溝を機械的研削を用
いて設けることにより前記第1の半導体基板に離間部を
形成する工程と、前記梁部にピエゾ抵抗を配置する工程
とを有するようにしたことを特徴とするものである。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項3記載の加
速度センサの製造方法において、前記第1の半導体基板
と前記第2の半導体基板とをはりあわせる前に、前記第
1の半導体基板上の中央部近傍に切り込み溝を設ける工
程を有するようにしたことを特徴とするものである。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項3記載の加
速度センサの製造方法において、前記第1の半導体基板
と前記第2の半導体基板とをはりあわせる前に、前記第
1の半導体基板上の中央部を外周する位置に高濃度不純
物を拡散した犠牲層を形成する工程と、前記離間部を前
記第1の半導体基板に形成した後に、前記犠牲層を除去
する工程とを有するようにしたことを特徴とするもので
ある。
【0014】請求項6記載の発明は、請求項3乃至請求
項5記載の加速度センサの製造方法において、前記機械
的研削に代えて、前記第1の半導体基板に面方位(11
0)の特性を有するシリコン基板を用い、異方性エッチ
ングにより前記溝を設けるようにしたことを特徴とする
ものである。
【0015】請求項7記載の発明は、請求項6記載の加
速度センサの製造方法において、前記第1の半導体基板
と前記第2の半導体基板とをはりあわせる際に、前記第
1の半導体基板と前記第2の半導体基板との接合面に酸
化膜を形成する工程を有するようにしたことを特徴とす
るものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面に基づき説明する。図1は、本発明の一実施形態
に係る加速度センサの側面断面図である。加速度センサ
は、第1の半導体基板1と第2の半導体基板2とをはり
あわせた後、第1の半導体基板1に支持部3と重り部4
とを形成し、第2の半導体基板2に薄肉の梁部5を形成
してなる。
【0017】重り部4は支持部3によって薄肉の梁部5
を介して揺動自在に可動するように支持されている。梁
部5上にはピエゾ抵抗Rが配設され重り部4が可動する
ことにより発生する梁部5の歪みを電気的に検出する。
【0018】重り部4と支持部3との間に設けられる離
間部6は、梁部5に対して略垂直となるように形成され
ている。
【0019】図1及び図7を比較して明らかなように、
支持部3と重り部4との成す角度を小さくすることによ
り、チップの大きさが同じである場合、図1に示す本実
施形態の加速度センサの方が、重り部4の体積を大きく
することが可能となる。
【0020】次に、本発明の加速度センサの製造方法を
説明する。図2は、本発明の一実施形態に係る加速度セ
ンサの製造方法を示す図である。
【0021】まず、第1の半導体基板1の表面にもう一
枚の第2の半導体基板2を接合する。(図2(a)参
照) 接合された第2の半導体基板2を所定の厚みまで削り、
表面を研磨して鏡面に仕上げる。(図2(b)参照) それから、鏡面仕上げされた第2の半導体基板2の表面
に熱酸化により膜厚が約1μm程度の酸化シリコンから
成る絶縁膜を形成し、この酸化シリコンの絶縁膜表面に
エッチングを行い、ピエゾ抵抗Rを内部に形成するため
の短冊型のパターンを形成する。なお、絶縁膜は酸化シ
リコン以外にも窒化シリコンによって形成してもよい。
その後、そのパターン部分に不純物を拡散するとともに
熱酸化し、ドライブインしてピエゾ抵抗Rを第2の半導
体基板2の表面に形成する。(図2(c)参照) そして、離間部6を形成するために、第1の半導体基板
1に対し、ダイシングや細かな粒子の砂を高圧で試料に
吹き付けることにより試料を削り取るサンドブラストを
用いて梁部5に対して略垂直となるように離間部6を形
成する。(図2(d)参照) なお、所望の離間部6を形成するために、第1の半導体
基板1に面方位(110)の特性を有するシリコン基板
を用い、水酸化カリウム等のエッチング溶液を用いて第
1の半導体基板1の裏面から異方性エッチングを行い離
間部6を形成するようにしてもよい。この場合、エッチ
ングが梁部5に対して略垂直となるように進行するの
で、第1の半導体基板1に面方位(100)の特性を有
するシリコン基板に対して異方性エッチングを行った場
合に比べて、開口7の面積を小さくすることが可能とな
る。
【0022】本実施形態によれば、離間部6を梁部5に
対して略垂直とすることにより、支持部3と重り部4と
の成す角度を小さくすることができるので、第2の半導
体基板2面上の離間部6により形成される開口7の面積
を大きくすることなく重り部4の体積を大きくすること
が可能となるため、加速度センサのチップ面積を大きく
することなくセンサの感度を高めることが可能となる。
【0023】図3は、本発明の他の実施形態に係る加速
度センサの側面断面図である。本実施形態では、図1に
示した加速度センサの重り部4と梁部5との間に切り込
み溝8が設けられている。
【0024】本実施形態によれば、同じチップサイズを
有する加速度センサを考えた場合、梁部5の長さを図1
に示す加速度センサよりも長くすることができるので、
重り部4の動きに対して梁部5の歪みが顕著になり、さ
らにセンサの感度を高めることが可能となる。
【0025】次に、本実施形態における加速度センサの
製造方法について説明する。図4は本実施形態に係る加
速度センサの製造方法を示す図である。図4における加
速度センサの製造方法では、図2に示した製造方法の図
2(a)の工程において、第1の半導体基板1と第2の
半導体基板2とをはりあわせる前に、第1の半導体基板
1の接合面中央付近にエッチングにより所定の深さ及び
大きさを有する切り込み溝8を形成しておく。(図4
(a)参照) 以下、図2(b)から(d)と同じ工程により加速度セ
ンサを製造する。(図4(b)から(d)参照) 本実施形態によれば、同じチップサイズを有する加速度
センサを考えた場合、梁部5の長さを図1に示す加速度
センサよりも長く加工することができるので、重り部4
の動きに対して梁部の歪みが顕著になり、さらにセンサ
の感度を高めることが可能となる。
【0026】また、図5は本実施形態に係る加速度セン
サの他の製造方法を示す図である。まず、犠牲層9を形
成するための拡散工程において、第1の半導体基板1上
にイオン注入またはデボジット拡散を行う。ここではボ
ロン等の不純物を高濃度でドープする。拡散深さは用途
に応じて設定する。この犠牲層9はアンチモン、リン等
による高濃度不純物としてもよい。(図5(a)参照) 次に、図4(b)から(d)までの工程により、ピエゾ
抵抗Rの配置及び離間部6の形成を行う。(図5(b)
から(d)参照) 最後に、犠牲層9をエッチング除去する。ここでのエッ
チングには、フッ酸:硝酸:酢酸=1:3:8の比率を
有する溶液を使用する。この場合、低濃度不純物拡散層
は高濃度不純物拡散層に対してエッチング速度が1/1
50に減少するため、選択的に低濃度不純物拡散層のみ
を残すことができる。すなわち、高濃度に拡散された犠
牲層9を選択的にエッチング除去できる。(図5(e)
参照) 本実施形態によれば、前記実施形態と同様に、同じチッ
プサイズを有する加速度センサを考えた場合、梁部5の
長さを図1に示す加速度センサよりも長く加工すること
ができる。
【0027】なお、図6に示すように、上記の加速度セ
ンサの製造方法において、第1の半導体基板1と第2の
半導体基板2との間に酸化膜10を設けるようにしても
よい。これにより第1の半導体基板1をエッチングする
ことにより離間部6を形成する際、酸化膜10により第
2の半導体基板2がエッチングされるのを防止すること
ができるので、梁部5の厚さを一定にすることが可能と
なる。
【0028】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明にあ
っては、第1の半導体基板と第2の半導体基板とをはり
あわせた後、第1の半導体基板に重り部と支持部とを形
成し、第2の半導体基板に薄肉の梁部を形成することに
より重り部を梁部によって揺動自在に支持してなり、梁
部にピエゾ抵抗を備えた加速度センサにおいて、重り部
と支持部との間に形成される離間部を梁部に対して設け
た略垂直な溝によりなすようにしたので、支持部と重り
部との成す角度を小さくすることができ、第2の半導体
基板面上の離間部により形成される開口の面積を大きく
することなく重り部の体積を大きくすることが可能とな
るので、加速度センサのチップ面積を大きくすることな
くセンサの感度を高めた加速度センサを提供することが
できた。
【0029】請求項2記載の発明にあっては、請求項1
記載の発明において、重り部と梁部との間に切り込み溝
を設けるようにしたので、チップサイズを大きくするこ
となく梁部の長さを長くすることができるので、重り部
の動きに対して梁部の歪みが顕著になり、さらにセンサ
の感度を高めることが可能となる。
【0030】請求項3記載の発明にあっては、第1の半
導体基板と第2の半導体基板とをはりあわせた後、第1
の半導体基板に重り部と支持部とを形成し、第2の半導
体基板に薄肉の梁部を形成することにより重り部を梁部
によって揺動自在に支持してなり、梁部にピエゾ抵抗を
備えた加速度センサの製造方法において、第1の半導体
基板と第2の半導体基板とをはりあわせる工程と、第2
の半導体基板を薄肉状に加工し梁部を形成する工程と、
重り部と支持部との間に梁部に対して略垂直となる溝を
機械的研削を用いて設けることにより第1の半導体基板
に離間部を形成する工程と、梁部にピエゾ抵抗を配置す
る工程とを有するようにしたので、支持部と重り部との
成す角度を小さくすることができ、第2の半導体基板面
上の離間部により形成される開口の面積を大きくするこ
となく重り部の体積を大きくすることが可能となるの
で、加速度センサのチップ面積を大きくすることなくセ
ンサの感度を高めることが可能となる加速度センサの製
造方法を提供することができた。
【0031】請求項4記載の発明にあっては、請求項3
記載の発明において、第1の半導体基板と第2の半導体
基板とをはりあわせる前に、第1の半導体基板上の中央
部近傍に切り込み溝を設ける工程を有するようにしたの
で、重り部の動きに対して梁部の歪みが顕著になってセ
ンサの感度が増すように、梁部の長さを長くすることが
可能となる。
【0032】請求項5記載の発明にあっては、請求項3
記載の発明において、第1の半導体基板と第2の半導体
基板とをはりあわせる前に、第1の半導体基板上の中央
部を外周する位置に高濃度不純物を拡散した犠牲層を形
成する工程と、離間部を第1の半導体基板に形成した後
に、犠牲層を除去する工程とを有するようにしたので、
重り部の動きに対して梁部の歪みが顕著になってセンサ
の感度が増すように、梁部の長さを長くすることが可能
となる。
【0033】請求項6記載の発明にあっては、請求項3
乃至請求項5記載の発明において、機械的研削に代え
て、第1の半導体基板に面方位(110)の特性を有す
るシリコン基板を用い、異方性エッチングにより溝を設
けるようにしたので、エッチングが梁部に対して略垂直
となるように進行するので、第1の半導体基板に面方位
(100)の特性を有するシリコン基板に対して異方性
エッチングを行った場合に比べて、開口の面積を小さく
することが可能となる。
【0034】請求項7記載の発明にあっては、請求項6
記載の発明において、第1の半導体基板と第2の半導体
基板とをはりあわせる際に、第1の半導体基板と第2の
半導体基板との接合面に酸化膜を形成する工程を有する
ようにしたので、第1の半導体基板をエッチングするこ
とにより離間部を形成する際、酸化膜により第2の半導
体基板がエッチングされるのを防止することができるの
で、梁部の厚さを一定にすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る加速度センサの側面
断面図である。
【図2】(a)〜(d)は本発明の一実施形態に係る加
速度センサの製造方法を示す図である。
【図3】本発明の他の実施形態に係る加速度センサの側
面断面図である。
【図4】(a)〜(d)は本発明の他の実施形態に係る
加速度センサの製造方法を示す図である。
【図5】(a)〜(e)は本発明の他の実施形態に係る
加速度センサの製造方法を示す図である。
【図6】本発明の他の実施形態に係る加速度センサの側
面断面図である。
【図7】従来の加速度センサの側面断面図である。
【図8】従来の加速度センサの製造方法を示す図であ
る。
【符号の説明】
R ピエゾ抵抗 1 第1の半導体基板 2 第2の半導体基板 3 支持部 4 重り部 5 梁部 6 離間部 7 開口 8 切り込み溝 9 犠牲層 10 酸化膜

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の半導体基板と第2の半導体基板と
    をはりあわせた後、前記第1の半導体基板に重り部と支
    持部とを形成し、前記第2の半導体基板に薄肉の梁部を
    形成することにより前記重り部を前記梁部によって揺動
    自在に支持してなり、前記梁部にピエゾ抵抗を備えた加
    速度センサにおいて、前記重り部と前記支持部との間に
    形成される離間部を前記梁部に対して設けた略垂直な溝
    によりなすようにしたことを特徴とする加速度センサ。
  2. 【請求項2】 前記重り部と前記梁部との間に切り込み
    溝を設けるようにしたことを特徴とする請求項1記載の
    加速度センサ。
  3. 【請求項3】 第1の半導体基板と第2の半導体基板と
    をはりあわせた後、前記第1の半導体基板に重り部と支
    持部とを形成し、前記第2の半導体基板に薄肉の梁部を
    形成することにより前記重り部を前記梁部によって揺動
    自在に支持してなり、前記梁部にピエゾ抵抗を備えた加
    速度センサの製造方法において、前記第1の半導体基板
    と前記第2の半導体基板とをはりあわせる工程と、第2
    の半導体基板を薄肉状に加工し前記梁部を形成する工程
    と、前記重り部と前記支持部との間に前記梁部に対して
    略垂直となる溝を機械的研削を用いて設けることにより
    前記第1の半導体基板に離間部を形成する工程と、前記
    梁部にピエゾ抵抗を配置する工程とを有するようにした
    ことを特徴とする加速度センサの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第1の半導体基板と前記第2の半導
    体基板とをはりあわせる前に、前記第1の半導体基板上
    の中央部近傍に切り込み溝を設ける工程を有するように
    したことを特徴とする請求項3記載の加速度センサの製
    造方法。
  5. 【請求項5】 前記第1の半導体基板と前記第2の半導
    体基板とをはりあわせる前に、前記第1の半導体基板上
    の中央部を外周する位置に高濃度不純物を拡散した犠牲
    層を形成する工程と、前記離間部を前記第1の半導体基
    板に形成した後に、前記犠牲層を除去する工程とを有す
    るようにしたことを特徴とする請求項3記載の加速度セ
    ンサの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記機械的研削に代えて、前記第1の半
    導体基板に面方位(110)の特性を有するシリコン基
    板を用い、異方性エッチングにより前記溝を設けるよう
    にしたことを特徴とする請求項3乃至請求項5記載の加
    速度センサの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第1の半導体基板と前記第2の半導
    体基板とをはりあわせる際に、前記第1の半導体基板と
    前記第2の半導体基板との接合面に酸化膜を形成する工
    程を有するようにしたことを特徴とする請求項6記載の
    加速度センサの製造方法。
JP13813097A 1997-05-28 1997-05-28 加速度センサ及びその製造方法 Pending JPH10335674A (ja)

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JP13813097A Pending JPH10335674A (ja) 1997-05-28 1997-05-28 加速度センサ及びその製造方法

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JP (1) JPH10335674A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1335206A2 (en) * 2002-02-12 2003-08-13 Hitachi Metals, Ltd. Acceleration sensor

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1335206A2 (en) * 2002-02-12 2003-08-13 Hitachi Metals, Ltd. Acceleration sensor
EP1335206A3 (en) * 2002-02-12 2004-04-28 Hitachi Metals, Ltd. Acceleration sensor

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