JP3277839B2 - 加速度センサ及びその製造方法 - Google Patents

加速度センサ及びその製造方法

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JP3277839B2 JP03727197A JP3727197A JP3277839B2 JP 3277839 B2 JP3277839 B2 JP 3277839B2 JP 03727197 A JP03727197 A JP 03727197A JP 3727197 A JP3727197 A JP 3727197A JP 3277839 B2 JP3277839 B2 JP 3277839B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板を加工
して形成される加速度センサ及びその製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体基板4を加工して形成
される加速度センサとしては、図6及び図7に示すよう
なものがある。この加速度センサは、印加された加速度
を電気的出力として得ることのできる加速度センサであ
る。図6及び図7に示すように、センサ部Aは半導体基
板4を加工することにより形成されており、四角形枠状
の支持部1と、支持部1の上面に十字型に形成された薄
肉の梁部2によって揺動自在に支持される断面逆台形状
の重り部3とを備えている。重り部3と梁部2とは僅か
な隙間を有して隣接している。
【0003】ところで、十字形に形成された梁部2の中
央部近傍及び4つの基端部には、それぞれ複数のピエゾ
抵抗Rが拡散により配設してある。これらのピエゾ抵抗
Rは、加速度を電気的な出力として検出するためのもの
である。ピエゾ抵抗Rはそれぞれブリッジ接続してあ
り、各ピエゾ抵抗Rのブリッジには外部電源より電圧が
印加されている。そして、センサ部Aに加速度が全く印
加されていない状態においてブリッジが平衡するように
してある。
【0004】加速度Gが印加されると重り部3が揺動し
て梁部2がたわむことになる。その結果、梁部2には加
速度Gに応じた応力による歪みが生じ、この歪みに応じ
てピエゾ抵抗Rの抵抗値が変化するので、ピエゾ抵抗R
により構成されたブリッジの平衡がくずれ、上記ブリッ
ジからは加速度Gに応じた電圧出力が得られるのであ
る。
【0005】次に、上記従来構成の加速度センサのセン
サ部Aを加工する方法を図8に基づいて説明する。ま
ず、第1の半導体基板61の表面に熱酸化によって膜厚
が約1μm程度の酸化シリコン膜を形成し、この酸化シ
リコン膜にエッチングを施して第1の半導体基板61の
表面に所定のパターンを形成し、その後、水酸化カリウ
ム等によって第1の半導体基板10の表面を10μm程
度エッチングする。(図8(a)参照) そして、残った酸化シリコンの薄膜を除去した後、その
表面にもう一枚の第2の半導体基板62を接合する。
(図8(b)参照) 接合された第2の半導体基板62を所定の厚みまで削
り、表面を研磨して鏡面に仕上げる。(図8(c)参
照) それから、鏡面仕上げされた第2の半導体基板62の表
面に熱酸化により膜厚が約1μm程度の酸化シリコンか
ら成る絶縁膜を形成し、この酸化シリコンの絶縁膜表面
にエッチングを行い、ピエゾ抵抗Rを内部に形成するた
めの短冊型のパターンを形成する。なお、絶縁膜は酸化
シリコン以外にも窒化シリコンによって形成してもよ
い。その後、そのパターン部分に不純物を拡散するとと
もに熱酸化し、ドライブインしてピエゾ抵抗Rを第2の
半導体基板62の表面に形成する。(図8(d)参照) さらに、第2の半導体基板62の表面に形成した複数の
ピエゾ抵抗Rを配線するために、第2の半導体基板62
の表面に蒸着若しくはスパッタリングによって形成した
Au若しくはAlの薄膜をイオンミリングによってエッ
チングを行って所定のメタル配線46をパターニングす
る。(図8(e)参照) そして、重り部3を形成するために、第1の半導体基板
61の下面に形成した酸化シリコン膜をエッチングして
パターニングを行い、水酸化カリウムのエッチング溶液
により第1の半導体基板61の裏面をエッチングして、
重り部3を形成する。さらに、反応性イオンエッチング
加工により梁部2を形成する。(図8(f)参照)
【0006】
【発明の解決しようとする課題】上述のような構成及び
製造方法の加速度センサでは、センサの感度を高めるた
めに重り部3の体積を大きくする必要がある。重り部3
の体積を大きくするためには、チップの面積を大きくす
る方法とチップの厚みを厚くする方法がある。しかし、
後者の方法を選択したとしても、図8(f)に示すよう
に重り部3を形成するために支持部1と重り部3とによ
りチップ面上に形成される開口部7の面積が大きくなっ
てしまい、結果的にチップ面積が大きくなる。つまり、
従来の構成および製造方法では、重り部3を大きくする
ためにはチップの面積を大きくしなければならないとい
う問題があった。
【0007】本発明は、上記の点に鑑みて成されたもの
であり、その目的とするところは、加速度センサのチッ
プ面積を大きくすることなくセンサの感度を高めた加速
度センサ及びその製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
重り部と、薄肉の梁部と、該梁部によって重り部を揺動
自在に支持する支持部とを半導体基板を加工して一体に
形成して成り、前記梁部にピエゾ抵抗を備えた加速度セ
ンサにおいて、前記重り部と前記支持部との間に第1の
離間部と該第1の離間部よりも前記梁部に近い第2の離
間部を設け、前記第1の離間部における前記重り部と前
記支持部の成す角度が、第2の離間部における前記重り
部と前記支持部との成す角度よりも小さくなるようにし
たことを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明は、重り部と、薄肉の
梁部と、該梁部によって重り部を揺動自在に支持する支
持部とを半導体基板を加工して一体に形成して成り、前
記梁部にピエゾ抵抗を備えた加速度センサの製造方法に
おいて、前記重り部と前記支持部との間に第1の離間部
と該第1の離間部よりも前記梁部に近い第2の離間部を
設ける際、前記第1の離間部を機械的な研削により形成
し、次に前記第2の離間部をエッチングにより形成する
ようにしたことを特徴とするものである。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項2記載の加
速度センサの製造方法において、機械的な研削に代えて
高速に粒子を衝突させることにより前記第1の離間部を
形成するようにしたことを特徴とするものである。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項2記載の加
速度センサの製造方法において、機械的な研削に代えて
化学的な反応を用いることにより前記第1の離間部を形
成するようにしたことを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面に基づき説明する。図1は、本発明の一実施形態
に係る半導体加速度センサの側面断面図である。Aはセ
ンサ部であり、支持部1、梁部2、重り部3を半導体基
板4に一体に形成して成る。重り部3は支持部1によっ
て薄肉の梁部2を介して揺動自在に可動するように支持
されている。梁部2上にはピエゾ抵抗Rが配設され重り
部3が可動することにより発生する梁部2の歪みを電気
的に検出する。
【0013】重り部3と支持部1の間には断面形状の違
いにより、梁部2に遠いほうから第1の離間部51及び
第2の離間部52が設けられている。第1の離間部51
は第2の離間部52よりも重り部3と支持部1との成す
角度が小さくなっている。
【0014】図2(a)は、本発明の一実施形態に係る
半導体加速度センサの側面断面図であり、図2(b)
は、第2の離間部52のみを有する半導体加速度センサ
の側面断面図である。図2から明らかなように、図2
(a)と比較して図2(b)の支持部1と重り部3とに
よりチップ面上に形成される開口部7の面積が大きくな
ってしまい、結果的にチップ面積が大きくなる。また、
第1の離間部51に比べ第2の離間部52の支持部1と
重り部3との成す角度が小さいため、図2(a)に示す
本実施形態の半導体加速度センサの方が、重り部3の体
積を大きくなり、センサの感度を高めることが可能とな
る。
【0015】本実施形態によれば、第1の離間部51は
第2の離間部52よりも重り部3と支持部1との成す角
度が小さくなっているので、半導体基板4面上の重り部
3と支持部1とにより形成される開口部7の面積を大き
くすることなく重り部3の体積を大きくすることが可能
となり、加速度センサのチップ面積を大きくすることな
くセンサの感度を高めることが可能となる。
【0016】なお、本実施形態では離間部の断面積の形
状を2種類に限定しているが、図1に示した第2の離間
部52の重り部3と支持部1との成す角度よりも小さい
ものであれば、複数の離間部を設けるようにしてもよ
い。
【0017】図3は、本発明の一実施形態に係る半導体
加速度センサの製造方法を示す図である。半導体基板4
はn型の面方位が(100)のものを使用する。半導体
基板4の不純物濃度は1.0E+17cm−3以下のも
のが望ましい。また、厚みは従来基板よりも厚めのもの
がよい。
【0018】まず、埋め込み層41形成のための拡散工
程において、イオン注入またはデボジット拡散を行う。
ここではボロン等の不純物を高濃度でドープする。拡散
深さは用途に応じて設定する。この埋め込み層41はア
ンチモン、リン等によりN型の高濃度不純物としてもよ
い。埋め込み層41は本発明ではエッチングストップ層
と犠牲層両方の機能を有する。(図3(a)参照) 次に、エピタキシャル成長によってエピタキシャル層4
2を形成する。エピタキシャル層42は加速度センサの
梁部2を成す。エピタキシャル成長によりエピタキシャ
ル層42を形成するため、厚みの制御が簡単で精度良く
形成することが可能となる。(図3(b)参照) そして、ボロン等の不純物を拡散またはイオン注入によ
りエピタキシャル層42上に埋め込むことによりピエゾ
抵抗Rを形成する。(図3(c)参照) ピエゾ抵抗Rの抵抗値の変化を出力するための拡散配線
43をボロン等の不純物を拡散またはイオン注入により
エピタキシャル層42上に埋め込む。この場合の不純物
濃度はピエゾ形成工程(図3(c)参照)より高いもの
である。(図3(d)参照) さらに、エピタキシャル層42、ピエゾ抵抗R及び拡散
配線43を保護するための保護マスク44と重り部3を
形成するための形成用マスク45とをチップ表面上に形
成する。どちらもシリコン窒化膜またはシリコン酸化膜
が望ましい。続いて、機械的な研削により半導体基板4
のほぼ中央まで研削し第1の離間部51を形成する。機
械的な研削としてここではダイシングソーを用いてい
る。第1の離間部51の幅は次工程の第2の離間部52
を形成するのに必要な幅を確保するようにする。(図3
(e)参照) 次に、水酸化カリウム水溶液等のアルカリ系溶液により
異方性エッチングにより第2の離間部52を形成する。
エッチングはエッチングストップ層として機能する埋め
込み層41まで行われる。第1の離間部51は第2の離
間部52を形成するためのエッチングマスクとエッチン
グ液の導入口の役割を果たす。エッチング液は水酸化カ
リウム水溶液の他、エチレンジアミンピロカテコール、
ヒドラジン等を用いてもよい。(図3(f)参照) そして、スパッタリング装置によりメタル配線46を形
成する。アルミニウムを用いた場合はシンタリング等の
熱処理を行うのが望ましい。メタル配線46に金、クロ
ム等を用いるようにしてもよい。(図3(g)参照) 最後に、エッチングストップ層とした埋め込み層41を
犠牲層としてエッチング除去する。ここでのエッチング
は、フッ酸:硝酸:酢酸=1:3:8系溶液を使用す
る。この場合、1.0E+17cm−3以下の低濃度不
純物拡散層は高濃度不純物拡散層に対してエッチング速
度が1/150に減少するため、選択的に低濃度不純物
拡散層のみを残すことができる。すなわち、高濃度に拡
散された埋め込み層41を選択的にエッチング除去で
き、重り部3と支持部1は分離される。なお、第2の離
間部52またはエピタキシャル層42において埋め込み
層41に達する開口部7から犠牲層に対してエッチング
液を導入する。(図3(h)参照) 本実施形態によれば、重り部3と、薄肉の梁部2と、梁
部2によって重り部3を揺動自在に支持する支持部1と
を半導体基板4を加工して一体に形成して成り、梁部2
にピエゾ抵抗Rを備えた加速度センサの製造方法におい
て、半導体基板4面上の重り部3と支持部1により形成
される開口部7の面積を大きくすることなく重り部3の
体積を大きくすることが可能となり、加速度センサのチ
ップ面積を大きくすることなくセンサの感度を高めるこ
とが可能となる。
【0019】図4は、本発明の他の実施形態に係る半導
体加速度センサの製造方法を示す図である。本実施形態
における図4(a)から(d)までの製造方法は、図3
の(a)から(d)までの製造方法と同一であるので説
明を省略する。
【0020】本実施形態では、高速に粒子を衝突させる
ことにより第1の離間部51を形成する。高速に粒子を
衝突させる手法としてここではサンドブラスト方法を用
いている。サンドブラスト方法は細かな粒子の砂を高圧
で試料に吹き付けることにより試料を削り取るというも
のである。(図4(e)参照) 図4の(f)から(h)までの製造方法は、図3の
(f)から(h)までの製造方法と同一であるので説明
を省略する。
【0021】本実施形態によれば、図3に示した製造方
法における機械的な研削に代えて高速に粒子を衝突させ
ることにより第1の離間部51を形成するようにしたの
で、図3に示した手法では第1の離間部51を設ける際
に切り込みによる溝を支持部1にも形成してしまうのに
対して、支持部1に溝を設けることなく第1の離間部5
1を形成することができると共に、半導体基板4面上の
重り部3と支持部1により形成される開口部7の面積を
大きくすることなく重り部3の体積を大きくすることが
可能となる。
【0022】図5は、本発明の他の実施形態に係る半導
体加速度センサの製造方法を示す図である。本実施形態
における図5(a)から(d)までの製造方法は、図3
の(a)から(d)までの製造方法と同一であるので説
明を省略する。
【0023】本実施形態では、化学的な反応を用いるこ
とにより第1の離間部51を形成する。化学的な反応を
用いる手法としてここでは反応性イオンエッチングを用
いている。反応性イオンエッチングでは図4に示した実
施形態と同様に支持部1に溝を設けることなく第1の離
間部51を形成することができる上、図4に示した実施
形態よりも重り部3の体積を大きくすることが可能とな
る。(図5(e)参照) 図5の(f)から(h)までの製造方法は、図3の
(f)から(h)までの製造方法と同一であるので説明
を省略する。
【0024】本実施形態によれば、図3に示した製造方
法における機械的な研削に代えて化学的な反応を用いる
ことにより第1の離間部51を形成するようにしたの
で、図3に示した手法では支持部1に溝を形成してしま
うのに対して、支持部1に溝を設けることなく第1の離
間部51を形成することができると共に、半導体基板4
面上の重り部3と支持部1により形成される開口部7の
面積を大きくすることなく図4に示した実施形態よりも
さらに重り部3の体積を大きくすることが可能となる。
【0025】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明にあ
っては、重り部と、薄肉の梁部と、梁部によって重り部
を揺動自在に支持する支持部とを半導体基板を加工して
一体に形成して成り、梁部にピエゾ抵抗を備えた加速度
センサにおいて、重り部と支持部との間に第1の離間部
と第1の離間部よりも梁部に近い第2の離間部を設け、
第1の離間部における重り部と支持部との成す角度が、
第2の離間部における重り部と支持部との成す角度より
も小さくなるようにしたので、半導体基板面上の重り部
と支持部とにより形成される開口部の面積を大きくする
ことなく重り部の体積を大きくすることが可能となり、
加速度センサのチップ面積を大きくすることなくセンサ
の感度を高めた加速度センサを提供することができた。
【0026】請求項2記載の発明にあっては、重り部
と、薄肉の梁部と、梁部によって重り部を揺動自在に支
持する支持部とを半導体基板を加工して一体に形成して
成り、梁部にピエゾ抵抗を備えた加速度センサの製造方
法において、重り部と支持部との間に第1の離間部と第
1の離間部よりも梁部に近い第2の離間部を設ける際、
第1の離間部を機械的な研削により形成し、次に第2の
離間部をエッチングにより形成するようにしたので、半
導体基板面上の重り部と支持部とにより形成される開口
部の面積を大きくすることなく重り部の体積を大きくす
ることが可能となり、加速度センサのチップ面積を大き
くすることなくセンサの感度を高めた加速度センサの製
造方法を提供することができた。
【0027】請求項3記載の発明にあっては、請求項2
記載の発明において、機械的な研削に代えて高速に粒子
を衝突させることにより第1の離間部を形成するように
したので、支持部に研削により溝を設けることなく第1
の離間部を形成することができると共に、半導体基板面
上の重り部と支持部とにより形成される開口部の面積を
大きくすることなく重り部の体積を大きくすることが可
能となる。
【0028】請求項4記載の発明にあっては、請求項2
記載の発明において、機械的な研削に代えて化学的な反
応を用いることにより第1の離間部を形成するようにし
たので、支持部に研削により溝を設けることなく第1の
離間部を形成することができると共に、半導体基板面上
の重り部と支持部とにより形成される開口部の面積を大
きくすることなく重り部の体積を大きくすることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る半導体加速度センサ
の側面断面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る半導体加速度センサ
の側面断面図(a)と同じ開口率を持つ半導体加速度セ
ンサの側面断面図(b)である。
【図3】(a)〜(h)は本発明の一実施形態に係る半
導体加速度センサの製造方法を示す図である。
【図4】(a)〜(h)は本発明の他の実施形態に係る
半導体加速度センサの製造方法を示す図である。
【図5】(a)〜(h)は本発明の他の実施形態に係る
半導体加速度センサの製造方法を示す図である。
【図6】従来の半導体加速度センサの全体斜視図であ
る。
【図7】従来例の加速度センサの側面断面図である。
【図8】従来例の加速度センサの製造方法を示す図であ
る。
【符号の説明】
A センサ部 R ピエゾ抵抗 1 支持部 2 梁部 3 重り部 4 半導体基板 7 開口部 41 埋め込み層 42 エピタキシャル層 43 拡散配線 44 保護マスク 45 形成用マスク 46 メタル配線 51 第1の離間部 52 第2の離間部 61 第1の半導体基板 62 第2の半導体基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−237903(JP,A) 特開 平5−142247(JP,A) 特開 平6−273440(JP,A) 特開 平6−167510(JP,A) 特開 平9−15260(JP,A) 特開 平8−186274(JP,A) 特開 平1−162159(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01P 15/12 H01L 29/84

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重り部と、薄肉の梁部と、該梁部によっ
    て重り部を揺動自在に支持する支持部とを半導体基板を
    加工して一体に形成して成り、前記梁部にピエゾ抵抗を
    備えた加速度センサにおいて、前記重り部と前記支持部
    との間に第1の離間部と該第1の離間部よりも前記梁部
    に近い第2の離間部を設け、前記第1の離間部における
    前記重り部と前記支持部の成す角度が、第2の離間部に
    おける前記重り部と前記支持部との成す角度よりも小さ
    くなるようにしたことを特徴とする加速度センサ。
  2. 【請求項2】 重り部と、薄肉の梁部と、該梁部によっ
    て重り部を揺動自在に支持する支持部とを半導体基板を
    加工して一体に形成して成り、前記梁部にピエゾ抵抗を
    備えた加速度センサの製造方法において、前記重り部と
    前記支持部との間に第1の離間部と該第1の離間部より
    も前記梁部に近い第2の離間部を設ける際、前記第1の
    離間部を機械的な研削により形成し、次に前記第2の離
    間部をエッチングにより形成するようにしたことを特徴
    とする加速度センサの製造方法。
  3. 【請求項3】 機械的な研削に代えて高速に粒子を衝突
    させることにより前記第1の離間部を形成するようにし
    たことを特徴とする請求項2記載の加速度センサの製造
    方法。
  4. 【請求項4】 機械的な研削に代えて化学的な反応を用
    いることにより前記第1の離間部を形成するようにした
    ことを特徴とする請求項2記載の加速度センサの製造方
    法。
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