JPH10335238A - 基板の熱処理装置 - Google Patents

基板の熱処理装置

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JPH10335238A
JPH10335238A JP15747597A JP15747597A JPH10335238A JP H10335238 A JPH10335238 A JP H10335238A JP 15747597 A JP15747597 A JP 15747597A JP 15747597 A JP15747597 A JP 15747597A JP H10335238 A JPH10335238 A JP H10335238A
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JP
Japan
Prior art keywords
heat treatment
substrate
cover
exhaust
exhaust chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP15747597A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Tsuji
雅夫 辻
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板を熱処理した際に基板から蒸発する溶剤
量を基板全面において均一にし、熱処理によって基板表
面に形成される被膜の膜厚を均一化することができる装
置を提供する。 【解決手段】 ホットプレート10に載置された基板W
の上方を覆うようにベークカバー20を配設し、ベーク
カバーの外側を外部カバー24で囲んでベークカバーの
上部外面との間に排気室26を形成し、外部カバーに外
気吸入口28を形成するとともに、排気室に排気口30
を設け、ホットプレート上の基板から蒸発した溶剤蒸気
を外気と共に排気口を通って排気するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体ウエハ、
液晶表示装置(LCD)用あるいはフォトマスク用のガ
ラス基板などの基板の表面にSOG(Spin on
glass)材やドーパント材等のシリカ系被膜形成用
塗布液、フォトレジストなどの塗布液を塗布した後に基
板を熱処理したり、化学増幅型レジストが塗布された基
板を露光後にベーク処理したり、あるいは、現像後にお
いて基板を熱処理したりする際に使用される基板の熱処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】基板の表面にフォトレジストなどを塗布
した後に基板を熱処理したり、化学増幅型レジストが塗
布された基板を露光後ベーク(PEB)処理したりする
場合などには、ホットプレートを備えた熱処理装置が使
用される。この熱処理装置により、例えば表面に塗布液
が塗布された基板の熱処理を行う場合には、ホットプレ
ート上に基板を、ホットプレートの上面から僅かに浮か
せた状態で載置し、あるいは、ホットプレートの上面に
直接に載置し、基板の温度分布を均一にして、ばらつき
の無い所定の膜厚の塗布膜が得られるように基板を加熱
するために、基板の表面から所定間隔をあけて基板表面
と平行に昇降自在のベークカバーを配置して、基板の上
方をベークカバーで覆い、ホットプレートとベークカバ
ーとの間に熱処理空間が形成されるようにしている。
【0003】前記ベークカバーを設置するのは、ホット
プレートによる基板の加熱に伴って、基板の表面に塗布
された塗布液から溶剤が蒸発するので、発生した溶剤蒸
気が装置外へ漏れ出てクリーンルーム内の環境を悪化さ
せたり人体への悪影響を及ぼしたりするのを防止するた
め、また、作業者が高温部分に触れるのを防止するため
である。また、ホットプレートの周囲をベークカバーに
よって囲み、さらに、基板から発生した溶剤蒸気を装置
外へ漏らさないために、ホットプレートの周囲の雰囲気
を排気系により下方へ吸引し、排気口を通って排気する
ようにしている。さらに、熱処理空間の温度分布の均一
性を高めるとともに、基板上の塗布液からの溶剤蒸気の
発生量のばらつきを無くすために、ベークカバーに不活
性ガス、例えば窒素ガスの供給系を流路接続し、ベーク
カバーから基板に向けて均一に窒素ガスを吹き出させ、
その窒素ガスを基板上の塗布液から発生した溶剤蒸気と
共に熱処理空間から排気系によって排気するようにして
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば、近
年のICの高集積化に伴い、SOG材と呼ばれる層間絶
縁膜材が、下地段差の平坦化の目的も兼ねて用いられる
ようになっており、基板の表面へのSOG膜の形成に、
より高い平坦性を求めて厚膜化が図られるようになって
きた。ところが、このSOG材が表面に塗布された基板
を上記した従来の基板の熱処理装置により熱処理する
と、基板上のSOG材からの溶剤の蒸発が活発に起こ
る。また、基板上のSOG材からの溶剤の蒸発量は、基
板の周囲の雰囲気に非常に影響され易く、ホットプレー
トによって加熱される基板の温度が、例え基板全面で均
一に保たれていても、基板の周囲の雰囲気の溶剤蒸気濃
度が局所的に上昇したり下降したりすると、基板上のそ
の部分のSOG材からの溶剤蒸発量が減ったり増えたり
する。この結果、SOG材からの溶剤蒸発量が多い部分
の膜厚は薄くなり、SOG材からの溶剤蒸発量が少ない
部分の膜厚は厚くなって、基板の表面に形成されたSO
G膜に膜厚むらを生じることとなる。
【0005】そこで、基板の周囲からの排気量を多くし
て、熱処理空間における溶剤蒸気の対流を防止すること
が試みられているが、熱処理空間の内部が負圧になっ
て、装置外からの流入空気の気流やベークカバーから吹
き出される窒素ガスの流れを均一にすることができな
い。このため、基板の周囲の雰囲気の溶剤蒸気濃度が不
均一になって、基板上のSOG材からの溶剤蒸発量が局
所的に増減し、やはりSOG膜の膜厚むらが発生して、
最終製品の歩留りの低下を来たすことになる。
【0006】この発明は、以上のような事情に鑑みてな
されたものであり、基板を熱処理したときに、その熱処
理に伴って基板から蒸発する溶剤量を基板全面において
均一にすることができ、熱処理によって基板の表面に形
成される被膜の膜厚を均一化することができて、最終製
品の歩留りの向上を図ることができる基板の熱処理装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
上面に基板を直接にもしくは間隔を設けて載置する熱処
理板と、この熱処理板上に載置された基板の上方を覆う
ように配置されて熱処理板との間で熱処理空間を形成す
る熱処理カバーと、前記熱処理板上に載置された基板か
らその熱処理に伴って蒸発した溶剤蒸気を排気する排気
手段とを備えた基板の熱処理装置において、前記熱処理
カバーの外側を外部カバーによって囲んで熱処理カバー
の上部外面との間に排気室を形成し、前記外部カバーに
前記排気室内へ気体を取り入れるための給気口を形成す
るとともに、排気室に排気口を設け、前記熱処理板上に
載置された基板から蒸発した溶剤蒸気を、前記給気口を
通して前記排気室内へ取り入れられた気体と共に前記排
気口を通って前記排気手段により排気するようにしたこ
とを特徴とする。
【0008】請求項2に係る発明は、請求項1記載の熱
処理装置において、外部カバーに形成された給気口を、
排気室内へ外気を吸入するための外気吸入口としたこと
を特徴とする。
【0009】請求項3に係る発明は、請求項1または請
求項2記載の熱処理装置において、熱処理カバーに複数
個の蒸気流出孔を分散して穿設したことを特徴とする。
【0010】請求項4に係る発明は、請求項1ないし請
求項3のいずれかに記載の熱処理装置において、排気口
を排気室の全周にわたって設けたことを特徴とする。
【0011】請求項5に係る発明は、請求項1ないし請
求項4のいずれかに記載の熱処理装置において、基板
が、その表面にSOG材等のシリカ系被膜形成用塗布液
が塗布されたものであることを特徴とする。
【0012】請求項1に係る発明の基板の熱処理装置を
使用して基板の熱処理を行うときは、排気手段に接続さ
れた排気口が形成された排気室と、熱処理板の上面に載
置された基板の上方の熱処理空間とは、熱処理カバーに
よって隔てられているので、排気手段により排気室内を
排気すると、その排気圧により排気室内へ外部カバーの
給気口を通して気体が取り入れられ、熱処理空間からは
強制的な排気は行われない。このため、熱処理板上に載
置された基板から熱処理に伴って蒸発した溶剤蒸気は、
熱処理空間内で対流することなく自然に上昇して、熱処
理空間から排気室内へ流れ込む。したがって、熱処理板
によって加熱された基板からは、基板全面において均一
に溶剤が蒸発する。この結果、熱処理によって基板の表
面に形成される被膜の膜厚が均一化する。排気室内へ流
れ込んだ溶剤蒸気は、外部カバーの給気口を通して排気
室内へ取り入れられた気体と共に排気口を通って排気手
段により排気される。したがって、発生した溶剤蒸気が
装置外へ漏れ出ることがない。また、熱処理カバーは、
その外側を外部カバーによって囲まれており、外部カバ
ーと熱処理カバーの上部外面との間の排気室へは、外部
カバーに形成された給気口を通して気体が取り入れられ
て冷却されるので、外部カバーの外面が高温になること
が防止される。
【0013】請求項2に係る発明の熱処理装置では、外
部カバーに形成された外気吸入口を通して排気室内へ外
気が吸入され、排気室内からその取り入れられた外気と
共に溶剤蒸気が排気口を通って排気手段により排気され
る。
【0014】請求項3に係る発明の熱処理装置では、熱
処理板上に載置された基板から蒸発した溶剤蒸気は、そ
のまま上昇して熱処理空間から熱処理カバーの複数個の
蒸気流出孔を通って排気室内へ流入する。
【0015】請求項4に係る発明の熱処理装置では、熱
処理空間から排気室内へ流入した溶剤蒸気は、外部カバ
ーの給気口を通って排気室内へ取り入れられた気体と共
に、排気室の全周方向から排気口を通って排気手段によ
り排気される。
【0016】請求項5に係る発明の熱処理装置では、熱
処理板上に載置された基板の表面に塗布されたシリカ系
被膜形成用塗布液からその熱処理に伴って溶剤が活発に
蒸発するが、塗布液の溶剤は、基板の表面から自然蒸発
に近いかたちで蒸発し、溶剤の蒸発量は基板全面におい
て均一になる。基板上の塗布液から多量に発生した溶剤
蒸気は、熱処理空間から排気室内へ流入し、外部カバー
に形成された給気口を通して排気室内へ取り入れられた
気体と共に排気口を通って排気手段により排気される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
について図1および図2を参照しながら説明する。
【0018】図1は、この発明の1実施形態を示し、基
板の熱処理装置の概略構成を示す模式的縦断面図であ
る。この図においては(図2においても同じ)、ベーク
カバーの支持機構や昇降機構の図示を省略している。
【0019】この熱処理装置は、表面に塗布液、例えば
シリカ系被膜形成用塗布液であるSOG材(ハロゲン化
シランやアルコキシシラン等のシリコン化合物を、アル
コール類やエステル類等の有機溶剤に溶解させた液や、
シリカ系の微粒子を有機溶剤に分散混入した液など)が
塗布された基板Wを直接に、もしくは、1mm以下の微小
球体を基板Wの下面との間に介在させることなどにより
間隔を設けて載置するホットプレート10を有してい
る。ホットプレート10には、複数個の貫通孔12が穿
設されており、その各貫通孔12にリフトピン14がそ
れぞれ上下方向に摺動自在に挿通されている。複数本の
リフトピン14は、昇降板16の上面に固着されてお
り、昇降板16を上下方向へ往復移動させる駆動機構1
8が設けられている。そして、駆動機構18によって昇
降板16を上昇させることにより、各リフトピン14を
ホットプレート10の上面より上方へ突出させて、複数
本のリフトピン14により基板Wを持ち上げて支持する
ようになっている。また、複数本のリフトピン14によ
り基板Wを支持した状態で、駆動機構18によって昇降
板16を下降させることにより、各リフトピン14をホ
ットプレートの上面より下方へ引き入れ、これに伴って
基板Wがリフトピン14上からホットプレート10の上
面へ移載されるようになっている。装置外への基板Wの
搬出および装置内への基板の搬入の際に、上記したよう
なリフトピン14の昇降動作が行われる。以上の構成
は、従来の熱処理装置と同様であり、また、後述する図
2に示した熱処理装置も同じである。
【0020】ホットプレート10の上方には、それを覆
うようにベークカバー20が配設されていて、ベークカ
バー20とホットプレート10との間に熱処理空間が形
成されるようになっている。ベークカバー20には、複
数個の蒸気流出孔22が平面的に均等に分散されて穿設
されている。このベークカバー20は、図示しない支持
機構によってホットプレート10の上面と平行に支持さ
れ、図示しない昇降機構によって上下方向へ往復移動さ
せられるようになっている。そして、ベークカバー20
は、基板の熱処理時には図示した位置に保持され、基板
Wの搬出入時には上方へ移動させられる。
【0021】ベークカバー20の外側には、それを取り
囲むように外部カバー24が配設されており、外部カバ
ー24とベークカバー20の上部外面との間に排気室2
6が形成されている。外部カバー24の上面部には、排
気室26内へ外気を取り入れるための複数個の外気吸入
口28が形成されている。また、外部カバー24の側面
部には、排気室26内の排気を行うための排気口30が
設けられている。排気口30は、図示しない排気ファン
などの排気手段に流路接続されている。
【0022】図1に示したような構成の熱処理装置を使
用して基板Wを熱処理したとき、排気手段の排気圧によ
り排気室26内が負圧となって、排気室26内へ外部カ
バー24の外気吸入口26を通って外気が吸入される。
一方、排気室26と基板Wの上方の熱処理空間とは、ベ
ークカバー20によって隔てられているので、排気室2
6内へは主として外気吸入口26から外気が吸入され
て、熱処理空間から排気室26内への強制的な排気は行
われない。このため、ホットプレート10によって基板
Wが加熱されることにより、基板Wの表面に塗布された
SOG材から溶剤蒸気が発生するが、それは自然蒸発に
近いものであり、SOG材からの溶剤蒸気の発生量は、
基板Wの全面において均一となる。そして、基板W上の
SOG材から蒸発した溶剤蒸気は、熱処理空間内で対流
することなく自然に上昇し、そのままベークカバー20
の複数個の蒸気流出孔22を通って排気室26内へ流れ
込む。排気室26内へ流れ込んだ溶剤蒸気は、外部カバ
ー24の外気吸入口28を通して排気室26内へ取り入
れられた外気と共に排気口30を通って排気される。
【0023】図2は、この発明の別の実施形態を示し、
基板の熱処置装置の概略構成を示す模式的縦断面図であ
る。図2において図1と同一符号を付した部材について
は、その説明を省略する。
【0024】図2に示した熱処理装置には、ホットプレ
ート10の上方に、基板Wを覆うように平板状のベーク
カバー32が配設されていて、ベークカバー32とホッ
トプレート10との間に熱処理空間が形成されるように
なっている。このベークカバー32には、図1に示した
装置のベークカバー20とは異なり、蒸気流出孔が形成
されていない。また、このべークカバー32も、図示し
ない支持機構によってホトプレート10の上面と平行に
支持され、図示しない昇降機構によって上下方向へ往復
移動させられるようになっている。ベークカバー32の
外側には、それを取り囲むように外部カバー34が配設
されており、外部カバー34とベークカバー32の上面
との間に排気室36が形成されている。排気室36と基
板Wの上方の熱処理空間とは、ベークカバー32の外周
部と外部カバー34の側面部との間に形成された通気路
38を通して連絡している。外部カバー34の上部中央
部には、給気口40が形成されている。この給気口40
は、排気室36内へ外気を取り入れるため、装置の外部
雰囲気に開口している。なお、給気口40を不活性ガ
ス、例えば窒素ガスの供給源に流路接続させて、排気室
36内へ窒素ガス等の不活性ガスを取り入れるようにし
てもよい。また、外部カバー34の側面部には、排気室
36の全周にわたって排気口42が形設されている。排
気口42は、図示しない排気ポンプなどの排気手段に流
路接続されている。
【0025】図2に示した熱処理装置では、排気手段の
排気圧によって排気室36内へ外部カバー34の給気口
40を通って外気(場合によっては窒素ガス)が吸入さ
れる一方、排気室36と基板Wの上方の熱処理空間とが
ベークカバー32によって隔てられているので、熱処理
空間から排気室36内への強制的な排気は行われない。
このため、ホットプレート10によって加熱された基板
W上のSOG材からは、自然蒸発に近い状態で溶剤蒸気
が発生し、SOG材からの溶剤蒸気の発生量は、基板W
の全面において均一となる。そして、基板W上のSOG
材から蒸発した溶剤蒸気は、熱処理空間内で対流するこ
となく自然に上昇した後、ベークカバー32の下面に沿
って外周方向へ流れ、通気路38を通って排気室36内
へ流れ込む。排気室36内へ流れ込んだ溶剤蒸気は、外
部カバー34の給気口40を通して排気室36内へ取り
入れられた外気(場合によっては窒素ガス)と共に、排
気室36の全周方向から排気口42を通って排気され
る。
【0026】
【発明の効果】請求項1に係る発明の基板の熱処理装置
を使用すると、熱処理に伴って基板から蒸発する溶剤量
が基板全面において均一になるので、熱処理によって基
板の表面に形成される被膜の膜厚を均一化することがで
き、最終製品の歩留りを向上させることができる。ま
た、基板から発生した溶剤蒸気が装置外へ漏れ出ること
がないので、クリーンルーム内の環境を悪化させたり人
体への悪影響を及ぼしたりする、といった心配が無い。
さらに、外部カバーの外面が高温になることがないの
で、作業者が外部カバーに触れても安全である。
【0027】請求項2に係る発明の熱処理装置では、排
気室内へ外気が取り入れられるようになっており、従来
の装置のように窒素ガス等の不活性ガスを使用しなくて
済む。
【0028】請求項3に係る発明の熱処理装置では、熱
処理板上に載置された基板から蒸発した溶剤蒸気は、そ
のまま上昇して熱処理空間から排気室内へ流入するの
で、熱処理空間において溶剤蒸気の対流を生じる可能性
がより少なくなる。
【0029】請求項4に係る発明の熱処理装置では、熱
処理板上に載置された基板から蒸発した溶剤蒸気は、上
昇して排気室内へ流入し排気室の全周方向から排気され
るので、熱処理空間において溶剤蒸気の対流を生じる可
能性がより少なくなる。
【0030】請求項5に係る発明の熱処理装置では、熱
処理板上に載置された基板の表面に塗布されたシリカ系
被膜形成用塗布液からその熱処理に伴って溶剤が活発に
蒸発するが、溶剤の蒸発量は基板全面において均一にな
るので、熱処理によって基板の表面に形成されるシリカ
系被膜の膜厚を均一化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の1実施形態を示し、基板の熱処理装
置の概略構成を示す模式的縦断面図である。
【図2】この発明の別の実施形態を示し、基板の熱処置
装置の概略構成を示す模式的縦断面図である。
【符号の説明】
W 基板 10 ホットプレート 20、32 ベークカバー 22 ベークカバーの流出孔 24、34 外部カバー 26、36 排気室 28 外気吸入口 30、42 排気口 38 通気路 40 給気口

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に基板を直接にもしくは間隔を設け
    て載置する熱処理板と、 この熱処理板上に載置された基板の上方を覆うように配
    置されて熱処理板との間で熱処理空間を形成する熱処理
    カバーと、 前記熱処理板上に載置された基板からその熱処理に伴っ
    て蒸発した溶剤蒸気を排気する排気手段とを備えた基板
    の熱処理装置において、 前記熱処理カバーの外側を外部カバーによって囲んで熱
    処理カバーの上部外面との間に排気室を形成し、前記外
    部カバーに前記排気室内へ気体を取り入れるための給気
    口を形成するとともに、排気室に排気口を設け、前記熱
    処理板上に載置された基板から蒸発した溶剤蒸気を、前
    記給気口を通して前記排気室内へ取り入れられた気体と
    共に前記排気口を通って前記排気手段により排気するよ
    うにしたことを特徴とする基板の熱処理装置。
  2. 【請求項2】 外部カバーに形成された給気口が、排気
    室内へ外気を吸入するための外気吸入口である請求項1
    記載の基板の熱処理装置。
  3. 【請求項3】 熱処理カバーに、複数個の蒸気流出孔が
    分散して穿設された請求項1または請求項2記載の基板
    の熱処理装置。
  4. 【請求項4】 排気口が、排気室の全周にわたって設け
    られた請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の基板
    の熱処理装置。
  5. 【請求項5】 基板が、その表面にシリカ系被膜形成用
    塗布液が塗布されたものである請求項1ないし請求項4
    のいずれかに記載の基板の熱処理装置。
JP15747597A 1997-05-30 1997-05-30 基板の熱処理装置 Pending JPH10335238A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100378049B1 (ko) * 2000-04-17 2003-03-29 다이닛뽕스크린세이조오가부시키가이샤 기판 열처리 장치
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