JPH10335134A - 平角コイル線 - Google Patents

平角コイル線

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Publication number
JPH10335134A
JPH10335134A JP14752097A JP14752097A JPH10335134A JP H10335134 A JPH10335134 A JP H10335134A JP 14752097 A JP14752097 A JP 14752097A JP 14752097 A JP14752097 A JP 14752097A JP H10335134 A JPH10335134 A JP H10335134A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductive
rectangular coil
coil wire
heat
thin body
Prior art date
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Pending
Application number
JP14752097A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuguo Inasawa
嗣夫 稲澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP14752097A priority Critical patent/JPH10335134A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 偏平型ブラシレスモータに使用される偏平空
芯コイルにおいて、平角フイルム線の機械的、電気的接
続を可能にし生産性の向上と長尺連続絶縁皮膜線の製造
を可能にすることを課題とする。 【解決手段】 短尺の導電性薄体1の接続に関し、接続
強度を保持する熱溶着薄体4と導電性接合体5を有し、
前記導電性接合体5に設けた粘着材による導電性薄体1
の接続を可能にすることにより、長尺な連続接続の平角
コイル線が容易に得られるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、丸形もしくは台形
に巻いたコイルを複数個組み合わせて駆動する偏平型ブ
ラシレスモータに使用する偏平空芯コイルの線材として
の平角コイル線に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来は図5に示すように、短尺の平角コ
イル線Aの複数を、その端面の導通部Bを相互に重ね合
わせて、その重合部分をスポット溶接等の溶接技術によ
って、接続しているのが一般的である。
【0003】しかしながら、平角コイル線は、幅広でロ
ール巻きされた金属箔を用いるため、加工時の操作性よ
り余り重くすることは好ましくない。そこで金属箔の長
さを1000メートル前後の短尺のコイル線を巻いたロ
ールとしているが、後工程における電気電導性水溶液に
よる絶縁皮膜処理時において効率よく処理を行うために
前記する短尺のコイル線はその複数を長尺のコイル線に
接続しておき、幅広の前記に接続したコイル線を所定の
幅に切断刃で切断することが好ましい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の技術
では短尺のコイル線を端面において重合してスポット溶
接したものであるため、その重合した溶接部分は硬度が
他の部分よりも硬くて、所定の幅に切断する切断時に切
断刃を磨耗したり破損したりする問題点があった。
【0005】そこで、本発明は前記する従来技術の問題
点を解消して短尺の平角コイル線どうしを接続した長尺
の平角コイル線を実現する接続手段を実現し、所定の幅
に切断し易い長尺の平角コイル線とすることを特徴とす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は短尺の平角コイル線を端面において突き合
わせ接続する構成として、短尺の平角コイル線どうしの
突き合わせ接続部間にまたがって、熱溶着薄体を上下両
面より設け、平角コイル線の導電性薄体どうしを接合す
る熱溶着薄体は直接的にそれ自身に導電性をもったり間
接的に導電性をもたせることができるものである。従っ
て、短尺の平角コイル線の接続部は接続強度を熱溶着薄
体によって保持されていて、かつ切断刃による所期の幅
への切断がし易いものである。
【0007】その上、平角コイル線の導電性薄体どうし
は導電性接合体によって導電状態で接続されている。従
って、後工程の電気電導性水溶液による絶縁処理が長尺
化した平角コイル線の状態のままで施すことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は各請求項記載の形態によ
って実施できるものであり、請求項1記載のように、導
電性薄体と、前記導電性薄体の片側に貼付した絶縁性薄
体とにより構成された短尺の平角コイル線の複数を端面
において突き合わせ接続して長尺化した平角コイル線で
あって、前記短尺の平角コイル線どうしの突き合わせ接
続部間にまたがって、前記絶縁性薄体どうしを接合する
熱溶着薄体を絶縁性薄体との間に熱融着材を介在して設
け、導電性薄体どうしを接合する熱溶着薄体を導電性接
合体と重ねた状態で設けることにより、線材として引張
り強度を有する接続と、後工程による電気電導性水溶液
での絶縁皮膜を長尺化したままの形態で形成することが
できる。
【0009】また、請求項2記載のように導電性薄体の
片側に絶縁性薄体が貼付されていない場合には、導電性
薄体の片側に熱融着材を直接設けてその上に熱溶着薄体
を設け、導電性薄体の他側には導電性薄体どうしを接合
する熱溶着薄体を導電性接合体と重ねた状態で設けるこ
とにより、請求項1記載の平角コイル線と同様の効果を
有する平角コイル線にすることができる。
【0010】また、請求項3記載のように絶縁性薄体ど
うしを接合する導電性接合体と、導電性薄体どうしを接
合する導電性接合体を同じ材質のものにし、絶縁性薄体
との間には絶縁性物質である熱融着材を介在すればよ
い。
【0011】また、請求項4記載のように導電性接合体
は、ストライプまたは格子状に接着材または粘着材と金
属面とを部分的に有し、導電性と接合性を具備するよう
にすることにより、導電性薄体どうしを導電性をもって
接合できる。なお、導電性接合体は金属箔に接着剤また
は粘着材をストライプまたは格子状に設けてもよく、ま
た逆に接着性フイルムまたは粘着性フイルムに金属膜を
ストライプまたは格子状に設けてもよい。また請求項5
記載のように導電性接合体を保護するために導電性接合
体の表面には絶縁性接合体を接合することができる。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
て説明する。
【0013】(実施例1)図1において1は、導電性薄
体で材質は銅、銀、アルミニウム等の金属で構成されて
いる。2は、絶縁性薄体で導電性薄体1の片面に貼付さ
れ、更に偏平空芯コイル作成時の接着用の熱融着材3が
形成されている。4は前記導電性薄体1と絶縁性薄体2
と熱融着材3を貼付した幅広の平角コイル線を連続線と
しての接続強度を保持するためのテープ状の熱溶着薄体
である。5は導電性薄体1間を電気的に導通接続するた
めに金属蒸着または金属箔等によって形成された金属箔
体に接続するための粘着材を持つテープ状の導電性接合
体である。6は導電性薄体1間を導通接続するための前
記導電性接合体5を保護するためのテープ状の絶縁性接
合体である。
【0014】また、図2において7は、金属箔体8上に
縦、横および斜め等のストライプまたは格子状等に塗布
された粘着材で金属箔体8と粘着材7とによって導電性
接合体5を構成している。そして、テープ状の導電性接
合体5に電気的導通性をもたせるために形成された金属
箔体8は蒸着等によって形成されていて材質は銅、銀、
金、アルミニウム等の電導性のよい金属材料である。
【0015】前記構成による長尺連続接続の平角コイル
線は、スリッター機にかけて図4に示すようにスリット
前の幅広接続巻線ボビン9の平角コイル線に接続部10
を設けることにより連続接続の長尺化が実現できスリッ
ト目11の加工をして同時に複数以上の長尺ボビンの加
工ができる。
【0016】(実施例2)図1(b)に導電性薄体1に
コイル巻線時の熱融着材3を直接塗布した例を示した
が、この図1(b)に示す例による平角コイル線は、図
3に示すように半田付け作業時に絶縁性薄体2を導電性
薄体1より剥離しないで半田付け作業が可能になる。
【0017】(実施例3)なお、実施例1と2では、接
続強度保持用の熱溶着薄体4と導電性接合体5を別材質
のもので構成した例で説明したが、図1(c)に示すよ
うに熱融着材3に導電性接合体5を接着しても平角コイ
ル線の上側の導電性接合体5は熱融着材3を介在して絶
縁性薄体2どうしを接続することになり、特に熱溶着薄
体4と導電性接合体5とを別材質にする必要はない。ま
た本実施例による所定幅の長尺の平角コイル線はそのま
まの状態で電気電導性水溶液により処理して図3(b)
に示すように絶縁皮膜12を設けることができる。
【0018】
【発明の効果】上記の記載から明らかなように、本発明
によれば、スリット前の幅広接続巻線ボビンの平角コイ
ル線に接続部を設けることによって連続接続の長尺化が
可能となり、スリット機でのスリット目の加工をするこ
とによって同時に複数以上の長尺ボビンの加工が可能と
なるという有利な効果が得られる。
【0019】本発明によって同時加工と連続作業が可能
であるために、長尺連続絶縁線の製造を可能にするとと
もに生産性を向上し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施例1における接続部を示す
断面図 (b)本発明の実施例2における接続部を示す断面図 (c)本発明の実施例3における接続部を示す断面図
【図2】本発明の各実施例における導電性接合体の代表
パターンの平面図
【図3】(a)本発明の平角コイル線の電気絶縁性皮膜
形成後の偏平空芯コイルの斜視図 (b)本発明の平角コイル線の電気絶縁性皮膜形成後の
偏平空芯コイル巻線部の断面図
【図4】連続接続巻き取りボビンの構成図
【図5】従来の平角コイル線の接続部の斜視図
【符号の説明】
1 導電性薄体 2 絶縁性薄体 3 熱融着材 4 熱溶着薄体 5 導電性接合体 6 絶縁性接合体 7 粘着材 8 金属薄体 9 ボビン 10 接続部 11 スリット目 12 絶縁皮膜

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性薄体と、前記導電性薄体の片側に貼
    付した絶縁性薄体とにより構成された短尺の平角コイル
    線の複数を端面において突き合わせ接続して長尺化した
    平角コイル線であって、前記短尺の平角コイル線どうし
    の突き合わせ接続部間にまたがって、前記絶縁性薄体ど
    うしを接合する熱溶着薄体を絶縁性薄体との間に熱融着
    材を介在して設け、導電性薄体どうしを接合する熱溶着
    薄体を導電性接合体と重ねた状態で設けたことを特徴と
    する平角コイル線。
  2. 【請求項2】導電性薄体により構成された短尺の平角コ
    イル線の複数を端面において突き合わせ接続して長尺化
    した平角コイル線であって、前記短尺の平角コイル線ど
    うしの突き合わせ接続間にまたがって、前記短尺の平角
    コイル線の一面には熱融着材を介在して熱溶着薄体を設
    け、前記短尺の平角コイル線の他面には熱溶着薄体を導
    電性接合体と重ねた状態で設けたことを特徴とする平角
    コイル線。
  3. 【請求項3】導電性薄体と、前記導電性薄体の片側に貼
    付した絶縁性薄体とにより構成された短尺の平角コイル
    線の複数を端面において突き合わせ接続して長尺化した
    平角コイル線であって、前記短尺の平角コイル線どうし
    の突き合わせ接続部間にまたがって、前記絶縁性薄体ど
    うしを接合する導電性接合体を絶縁性薄体との間に熱融
    着材を介在し、導電性薄体どうしを接合する導電性接合
    体は導電性薄体との間に絶縁物を介在することなく、そ
    れぞれ設けたことを特徴とする平角コイル線。
  4. 【請求項4】導電性接合体はストライプまたは格子状に
    接着剤または粘着材と金属面とを部分的に有し、導電性
    と接合性を具備したものであることを特徴とする請求項
    1ないし3のいずれかに記載の平角コイル線。
  5. 【請求項5】導電性薄体に接合していない側の導電性接
    合体の表面には保護のための絶縁性接合体が接合したも
    のであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか
    に記載の平角コイル線。
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