JPH10334338A - 飲料ディスペンサ装置 - Google Patents

飲料ディスペンサ装置

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JPH10334338A
JPH10334338A JP14229597A JP14229597A JPH10334338A JP H10334338 A JPH10334338 A JP H10334338A JP 14229597 A JP14229597 A JP 14229597A JP 14229597 A JP14229597 A JP 14229597A JP H10334338 A JPH10334338 A JP H10334338A
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mixing ball
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beverage dispenser
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mixing
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芳昭 町田
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章夫 飯田
Iwao Uyama
巌 右山
Katsuhiro Kato
勝弘 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ミキシングボール11の着脱を容易にする。 【解決手段】 ミキシングボール装着部10の上方に、係
脱保持手段75を介して駆動モータ74を配設する。駆動モ
ータ74の駆動軸88とミキシングボール11の撹拌翼体56と
を係脱可能に連結する継手63を設ける。係脱保持手段75
により、駆動モータ74を上下動させ、継手63を介して、
駆動軸88を撹拌翼体56に対して係脱させる。継手63を外
せば、ミキシングボール11を前後方向にスライドさせて
着脱可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、投入される飲料原
料と湯水とを撹拌翼体により撹拌、混合して飲料を調合
注出させるミキシングボールを備える飲料ディスペンサ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の飲料ディスペンサ装置で
は、ミキシングボールに飲料用粉末原料と湯または冷水
を投入して、ミキシングボール内の撹拌翼体により撹
拌、混合して飲料を調合し、カップなどに注出するよう
にしている。
【0003】そして、このような飲料ディスペンサ装置
では、例えば、実公昭63−36458号公報に記載さ
れているように、ミキシングボール内に飲料用粉末原料
などが付着するため、ミキシングボール内を自動洗浄す
る機能を備えているが、定期的にはミキシングボール全
体を取り外して洗浄する必要がある。しかし、ミキシン
グボールの着脱時には、ミキシングボールを装置側に対
して係脱させる作業の他に、装置側に固定的に配置され
ている駆動モータ側に対して撹拌翼体を係脱させる作業
を伴うため、ミキシングボールの着脱作業に手間がかか
る問題がある。
【0004】また、実開平2−85990号公報に記載
された装置では、ミキシングボールで飲料用粉末原料が
付着しやすい一部分のみを脱着して洗浄できるようにし
ているが、長期使用すればミキシングボール全体を取り
外して洗浄する必要があり、この場合にも、前記と同様
に、ミキシングボールの着脱作業に手間がかかる問題が
ある。
【0005】また、実用新案登録2505031号公報
に記載されているように、ミキシングボールを定位置に
嵌め込み挟持するほぼU字形のクリップ台を装置側に備
えることで、ミキシングボールの着脱作業の手間を改善
するようにした構造がある。この構造では、ミキシング
ボールをクリップ台に嵌め込んだ状態で、装置側に固定
的に配置されている駆動モータ側に対してミキシングボ
ール側を上下させることにより、継手を介して駆動モー
タに撹拌翼体を係脱させるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実用新
案登録2505031号公報に記載された装置では、装
置側に固定的に配置されている駆動モータ側に対してミ
キシングボール側を上下させることにより、継手を介し
て駆動モータに撹拌翼体を係脱させるために、クリップ
台はミキシングボールの上下動を許容する構造であるの
で、クリップ台へのミキシングボールの装着が不完全で
あったり、メンテナンスなどの際にミキシングボールに
外力が加わると、ミキシングボールがクリップ台に対し
て位置ずれや脱落が生じる恐れがあり、確実な保持を行
なう構成を付加しなければならない問題がある。さら
に、装置内のスペース上の制約などで、ミキシングボー
ルの下方への移動距離の余裕がない場合には、ミキシン
グボールの着脱が煩わしくなる。
【0007】なお、クリップ体に対してミキシングボー
ルを前後方向に着脱可能に構成するとしても、継手を介
して駆動モータに撹拌翼体を係脱させるためには、ミキ
シングボールを上下させなければならず、結果的には前
述と同様の問題がある。
【0008】また、ミキシングボールを着脱する場合に
は、このミキシングボールに接続された湯水供給用のホ
ースなども着脱しなければならず、手間がかかるととも
に装着時のホースの付け忘れなどが発生しやすい問題も
ある。
【0009】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、ミキシングボールを容易に着脱可能にできる飲料
ディスペンサ装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の飲料ディ
スペンサ装置は、飲料原料と湯水とを撹拌、混合して飲
料を調合注出させるミキシングボールを備える飲料ディ
スペンサ装置において、前記ミキシングボール内に配設
される撹拌翼体と、この撹拌翼体を回転させる駆動軸を
有する駆動モータと、前記駆動軸と前記撹拌翼体とを係
脱可能に連結する継手と、前記駆動モータを上下動可能
に保持し、前記継手を介して前記駆動軸を前記撹拌翼体
に対して係脱可能に連結させる係脱保持手段とを具備し
ているものである。
【0011】駆動モータ側に設けられる係脱保持手段に
より、継手を介して駆動モータの駆動軸をミキシングボ
ールの撹拌翼体に対して係脱させるため、その継手を外
せば、例えばミキシングボールを前後方向にスライドさ
せて着脱する構成に対応可能となる。
【0012】請求項2記載の飲料ディスペンサ装置は、
請求項1記載の飲料ディスペンサ装置において、係脱保
持手段は、駆動モータを保持し、継手を連結させる下方
位置に向けて付勢力を有する保持体を備えているもので
あり、継手の連結状態の保持が確実になる。
【0013】請求項3記載の飲料ディスペンサ装置は、
請求項1または2記載の飲料ディスペンサ装置におい
て、係脱保持手段は、前面側に、継手を連結させる下方
位置と継手を外す上方位置とに移動させる操作レバーを
有しているものであり、前面側からの継手の係脱操作が
可能となり、操作性が向上する。
【0014】請求項4記載の飲料ディスペンサ装置は、
請求項2または3記載の飲料ディスペンサ装置におい
て、保持体は、一端が支持されるとともに他端が継手を
連結させる下方位置と継手を外す上方位置との間で揺動
可能とするものであり、保持体の他端側の揺動で駆動モ
ータが上下に移動し、継手の係脱時の位置合わせが容易
になる。
【0015】請求項5記載の飲料ディスペンサ装置は、
請求項1ないし4いずれか記載の飲料ディスペンサ装置
において、ミキシングボールの両外側面にガイド部が形
成され、このミキシングボールのガイド部が係合され
て、ミキシングボールを装着する定位置に対してミキシ
ングボールを前後方向にスライド可能に支持するガイド
レールが設けられるものであり、ミキシングボールのガ
イド部をガイドレールに係合させることで、ミキシング
ボールを前後方向にスライドさせて着脱が容易になると
ともに、ミキシングボールの支持が確実になる。
【0016】請求項6記載の飲料ディスペンサ装置は、
請求項5記載の飲料ディスペンサ装置において、ミキシ
ングボールは、本体容器とこの本体容器の上面開口に被
着される蓋体を有し、この本体容器の両外側面に蓋体を
嵌合する嵌合段部が形成され、この嵌合段部をガイド部
とするものであり、ミキシングボールの本体容器の両外
側面に形成される嵌合段部が、本体容器への蓋体の嵌合
用とガイドレールへの係合支持用とに兼用される。
【0017】請求項7記載の飲料ディスペンサ装置は、
請求項5または6記載の飲料ディスペンサ装置におい
て、ミキシングボールをガイドレールを介して定位置に
挿入する途上で保持体を押し上げるとともに、その定位
置で保持体の押し上げを解除してミキシングボールを抜
け止めするストッパ手段を具備しているものであり、ミ
キシングボールの装着が容易になるとともに、ミキシン
グボールの定位置での保持が確実になる。
【0018】請求項8記載の飲料ディスペンサ装置は、
請求項1ないし7いずれか記載の飲料ディスペンサ装置
において、ミキシングボールを装着する定位置の上方に
配設され、駆動モータおよび係脱保持手段を有するモー
タケースと、このモータケースに設けられ、ミキシング
ボールに湯水を供給する湯水供給手段とを具備している
ものであり、この湯水供給手段を通じてミキシングボー
ルに湯水を供給することで、従来のようなミキシングボ
ールに対する湯水供給用のホースの着脱の必要やホース
の付け忘れの恐れがなく、ミキシングボールの着脱がよ
り容易になる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の飲料ディスペンサ
装置の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0020】図4ないし図6において、給茶機などの飲
料ディスペンサ装置を示し、本体1を有し、この本体1
の前面に扉体2が開閉可能に取り付けられている。
【0021】本体1内は、中仕切板3によって前後に区
画され、その中仕切板3の後側には、希釈用の湯と冷水
をそれぞれ貯水する貯水タンク4,5が配設されてい
る。
【0022】中仕切板3の前側には、ほぼ中段の高さ位
置に左右方向に沿ってベース6が配設され、このベース
6上に例えば3種類の飲料用粉末原料をそれぞれ収納す
るとともに定量繰出可能とする3つのキャニスタ7が配
設されている。各キャニスタ7の前側下部には、各キャ
ニスタ7から繰り出される飲料用粉末原料を受け入れる
3つのシュート8が着脱可能に配設されている。
【0023】ベース6の下側には、各キャニスタ7の位
置に対応して3つのモータケース9が配設されるととも
に、このモータケース9の下部にミキシングボール装着
部10が形成されている。このミキシングボール装着部10
には、飲料の各種類毎に各キャニスタ7および貯水タン
ク4,5から供給投入される飲料用粉末原料と湯または
冷水とを撹拌、混合させて飲料を調合注出する3つのミ
キシングボール11が着脱可能に配設されている。
【0024】ミキシングボール11の下方には、カップが
載置されてそのカップにミキシングボール11からの飲料
を注出するカップステーション12が着脱可能に配設さ
れ、本体1の底部に本体1内で発生するドレン水を受け
る排水受皿13が着脱可能に配設されている。
【0025】ミキシングボール11の後側にはミキシング
ボール11が連通される排気トレイ14が配設され、この排
気トレイ14の下方に排気トレイ14を通じてミキシングボ
ール11内で飲料調合時に発生する湯気や湿気を排気する
排気ファン装置15が配設されている。
【0026】次に、図1および図2において、ベース6
には、キャニスタ7を搭載する水平部21およびこの水平
部21の前面から下方へ折曲された垂直部22が形成されて
いる。
【0027】シュート8は、円筒状に形成され、上部に
キャニスタ7に係合する溝部23が形成され、下部にミキ
シングボール11に嵌合する嵌合部24が形成されている。
シュート8の後面には、ベース6の垂直部22に着脱可能
に引っ掛けられるほぼL字形の引掛片25が突出形成され
ている。
【0028】また、ミキシングボール11は、図1ないし
図3に示すように、本体容器31とこの本体容器31の上面
開口32に被着される蓋体33を有している。
【0029】本体容器31の前部側底部には撹拌空間34が
形成され、この撹拌空間34の底部に飲料を注出する注出
口35が形成されている。注出口35内には撹拌空間34に臨
んでピン36が埋設された受部37が架設されている。受部
37の周囲には係合筒部38が突出形成され、この係合筒部
38に臨んで複数の係止爪39が突出形成されている。係合
筒部38には、ミキシングボール11から注出される飲料を
カップステーション12に導く注出体40が係合されるとと
もに複数の係止爪39で着脱可能に係止されている。
【0030】本体容器31の後部側には撹拌空間34に向け
て前傾する傾斜部41が形成され、この傾斜部41の右寄り
位置には上下に貫通する排気口42を有する排気筒43が傾
斜部41の上下面から突出状態に形成されている。
【0031】本体容器31の上面開口32の周縁部44は、蓋
体33を嵌合するガイド部としての嵌合段部45を介して外
方に突出形成されている。縁部44の両側ほぼ中央の上縁
には、ストッパ手段46を構成するストッパ部47が上方に
突出形成されている。このストッパ部47の後面には上端
側が前方に傾斜する傾斜状の導入面48が形成され、前面
にはほぼ垂直状のストッパ面49が形成されている。
【0032】蓋体33は、本体容器31の上面開口を閉塞す
る蓋部51および本体容器31の縁部44の内側に係合する縁
部52を有している。蓋部51の前部側にシュート8の嵌合
部24が挿脱可能に嵌合される原料供給口53が形成され、
後部側の左寄り位置(排気筒43とは異なる位置)に上下
に貫通する湯水供給口54を有する湯水供給筒55が蓋部51
の上下面から突出状態に形成されている。
【0033】蓋部51のほぼ中央には、撹拌翼体56が回転
自在に装着されている。この撹拌翼体56は、撹拌軸57を
有し、この撹拌軸57が軸受58を介して蓋部51に回転自在
に支持されるとともに、軸受58の上方で螺着されるナッ
ト59と軸受58の下側に係止されるEリングなどの止め具
60とで蓋部51に対して抜け止め係止されている。撹拌軸
57の下端には撹拌翼61が固着され、この撹拌翼61の下部
にはピン36に回転自在に係合する軸受62が埋設されてい
る。撹拌軸57の上端には、継手63を構成する継手筒64が
ナット59を介して固着され、この継手筒64の上縁には一
対の連結突起65が突設されている。
【0034】また、モータケース9は、上下に開口する
断面ほぼ四角形枠状に形成され、ベース6に対してねじ
止め固着されている。モータケース9の両側壁の下端部
には、互いに内方に向けて折曲されてミキシングボール
11の両側の嵌合段部45を係合可能とするガイドレール71
が前後方向に沿って形成されている。モータケース9の
両側壁間には、ガイドレール71の後部側の上方にミキシ
ングボール11の縁部44が係合可能とする間隔をあけて保
持板72が架設され、この保持板72の後端にミキシングボ
ール11の挿入位置をミキシングボール装着部10の定位置
に規制する規制部73が形成されている。
【0035】モータケース9内には、駆動モータ74が配
設されているとともに、この駆動モータ74を保持する係
脱保持手段75が配設されている。係脱保持手段75は、保
持体として板ばね76および操作体77を有している。
【0036】板ばね76は、後端部がモータケース9の後
方に突出され、その後端部にほぼL字状に形成された取
付部78がモータケース9の後面から突設されたボス79に
ねじ80で固着され、前端側が下方に向けて付勢されてい
る。板ばね76の前部側上面に駆動モータ74が取り付けら
れる。
【0037】操作体77は、板ばね76の下面に接合連結さ
れる基板部81およびこの基板部81の前端から立ち上げら
れた立上部82を有し、立上部82の前面にはモータケース
9の前面に形成された開口部83を通じて前方に突出する
操作レバー84が形成されている。基板部81の両側前端に
はストッパ手段46を構成するストッパ部85が下方に突出
形成されている。このストッパ部85の前面には上端側が
後方に傾斜する傾斜状の導入面86が形成され、後面には
ほぼ垂直状のストッパ面87が形成されている。
【0038】これらの駆動モータ74と板ばね76と操作体
77とは一体的にねじ止め固定されている。
【0039】駆動モータ74の駆動軸88は、板ばね76およ
び操作体77を貫通して下方に突出されている。この駆動
軸88には、継手筒64とで継手63を構成してその継手筒64
内に係合可能とする継手軸89が固着され、この継手軸89
の側面から連結突起65と係合可能とする一対の連結ピン
90が突設されている。
【0040】そして、係脱保持手段75の板ばね76によ
り、継手63を介して駆動軸88を撹拌軸57に連結させる下
方位置と、その継手63を外す上方位置とに揺動可能とす
る。
【0041】モータケース9の保持板72上には、ミキシ
ングボール装着部10の定位置に位置するミキシングボー
ル11の湯水供給口54上に臨む湯水供給手段としての湯水
エルボ91が形成されており、この湯水エルボ91に貯水タ
ンク4,5から導かれるホースが接続される。
【0042】モータケース9の前面の開口部83の下方に
は、ミキシングボール11の継手筒64や両側のストッパ部
47が前後方向に挿通可能とする切欠部92が形成されてい
る。
【0043】また、図4ないし図6に示すように、排気
トレイ14には、各ミキシングボール11の排気筒43が前後
方向への移動によって係合可能とする係合溝部101 が形
成されている。
【0044】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0045】図2に示すように、分離されているミキシ
ングボール11をモータケース9の下方のミキシングボー
ル装着部10の定位置に装着する場合を説明する。なお、
板ばね76の付勢によって、駆動モータ74および操作体77
が下方に揺動された状態にある。
【0046】ミキシングボール11の後部をモータケース
9の両側壁間に差し込み、ミキシングボール11の両側の
嵌合段部45をモータケース9の両側のガイドレール71上
に係合させて支持させ、ミキシングボール11を後方のミ
キシングボール装着部10の定位置へ向けてスライドさせ
る。
【0047】ミキシングボール11をガイドレール71を介
してミキシングボール装着部10の定位置に挿入する途上
で、ミキシングボール11のストッパ部47が操作体77のス
トッパ部85に当接する。このとき、ストッパ部47の導入
面48とストッパ部85の導入面86とが互いに接合するの
で、これら導入面48,86の作用により、板ばね76の付勢
に抗して、操作体77を介して駆動モータ74が押し上げら
れる。そのため、駆動モータ74の継手軸89が上方に退避
され、その継手軸89の下方領域に対してミキシングボー
ル11の継手筒64の前方からの進入が許容される。
【0048】ミキシングボール11がミキシングボール装
着部10の定位置まで押し込まれると、ミキシングボール
11の後方へのスライドが規制部73で規制され、また、ミ
キシングボール11のストッパ部47が操作体77のストッパ
部85の後方へ移動して、操作体77を介しての駆動モータ
74の押し上げが解除される。そのため、図1に示すよう
に、板ばね76の付勢により、駆動モータ74が下降され、
継手軸89が継手筒64内に係合されるとともに継手軸89の
連結ピン90と継手筒64の連結突起65が係合可能となり、
継手63が結合される。
【0049】操作体77が下降すると、ストッパ部47,85
のストッパ面49,87が互いに対向し、ミキシングボール
11が抜け止めされてミキシングボール装着部10の定位置
で確実に保持される。
【0050】ミキシングボール11がミキシングボール装
着部10の定位置に位置されると、ミキシングボール11の
湯水供給口54が湯水エルボ91の下方に位置され、かつ、
ミキシングボール11の排気筒43が排気トレイ14の係合溝
部101 に係合される。
【0051】さらに、シュート8をミキシングボール11
の原料供給口53に係合させてキャニスタ7との間に装着
する。
【0052】そして、飲料の注出時には、キャニスタ7
から繰り出される飲料粉末原料がシュート8を通じてミ
キシングボール11の撹拌空間34に投入されるとともに、
貯水タンク4,5からの湯または冷水がホース、湯水エ
ルボ91を通じてミキシングボール11の湯水供給口54から
撹拌空間34に投入される。同時に、駆動モータ74が作動
されて撹拌翼体56が回転され、撹拌空間34内の飲料粉末
原料と湯または冷水とが撹拌、混合されて飲料が調合さ
れ、この飲料が注出口35から注出体40を通じてカップス
テーション12に配置されているカップに注出される。
【0053】飲料調合時には排気ファン装置15が作動さ
れ、ミキシングボール11内で発生する湯気や湿気が排気
トレイ14を通じて排気される。
【0054】また、ミキシングボール11の清掃などのメ
ンテナンスのためにミキシングボール11を取り外す場合
には、シュート8を外した後、操作レバー84を板ばね76
の付勢に抗して押し上げ、駆動モータ74を上方へ移動さ
せ、継手軸89を継手筒64から上方に離反させて継手63を
外すとともに、操作体77のストッパ部85をミキシングボ
ール11のストッパ部47の前面域より上方に退避させる。
この状態で、ミキシングボール11を前方へスライドさせ
ることにより、ミキシングボール11をミキシングボール
装着部10から容易に取り外すことができる。
【0055】以上のように、駆動モータ74側に設けられ
る係脱保持手段75により、継手63を介して駆動モータ74
の駆動軸88をミキシングボール11の撹拌翼体56に対して
係脱させるため、その継手63を外せば、ミキシングボー
ル11を前後方向にスライドさせて着脱する構成に対応で
き、ミキシングボール11を容易に着脱可能にできる。
【0056】また、係脱保持手段75は、駆動モータ74を
保持し、継手63を連結させる下方位置と継手63を外す上
方位置との間で揺動可能とする板ばね76を有しているた
め、継手63の係脱時の位置合わせを容易にできるととも
に、構造を簡素化できる。しかも、板ばね76は、継手63
を連結させる下方位置に向けて付勢力を有する弾性体で
あるため、継手63の連結状態を確実に保持できる。
【0057】また、前面側に操作レバー84を有している
ため、前面側からの継手63の係脱操作が可能となり、操
作性を向上できる。さらに、通常使用時には、操作レバ
ー84はシュート8で覆われており、誤操作などを防止で
きる。なお、操作レバー84は、保持体に対して一体また
は別体のいずれでもよく、かつ、継手63を外す場合の操
作は押し上げまたは押下げのいずれでもよい。
【0058】また、ミキシングボール11の嵌合段部45を
ガイドレール71に係合させることで、ミキシングボール
11を前後方向にスライドさせて容易に着脱することがで
きるとともに、ミキシングボール11を確実に支持でき、
しかも、ミキシングボール11の本体容器31の両外側面に
形成される嵌合段部45を、本体容器31への蓋体33の嵌合
用とガイドレール71への係合支持用とに兼用できる。
【0059】また、ミキシングボール11をガイドレール
71を介して定位置に挿入する途上で板ばね76を押し上げ
るとともに、その定位置で板ばね76の押し上げを解除し
てミキシングボール11を抜け止めするストッパ手段46を
具備しているため、ミキシングボール11の装着を容易に
できるとともに、ミキシングボール11を定位置で確実に
保持できる。
【0060】また、ミキシングボール11を装着する定位
置の上方に配設されるモータケース9に、駆動モータ74
および係脱保持手段75とともに、ミキシングボール11に
湯水を供給する湯水エルボ91を設けることにより、従来
のようなミキシングボール11に対する湯水供給用のホー
スの着脱の必要やホースの付け忘れの恐れがなく、ミキ
シングボール11の着脱をより容易にできる。
【0061】なお、前記実施の形態では、係脱保持手段
75として板ばね76を用い、この板ばね76によって駆動モ
ータ74を上下方向に揺動可能に支持したが、上下方向に
平行移動させるようにしてもよい。
【0062】
【発明の効果】請求項1記載の飲料ディスペンサ装置に
よれば、駆動モータ側に設けられる係脱保持手段によ
り、駆動モータを上下動させ、継手を介して駆動モータ
の駆動軸をミキシングボールの撹拌翼体に対して係脱さ
せるため、その継手を外せば、例えばミキシングボール
を前後方向にスライドさせて着脱する構成に対応でき、
ミキシングボールを容易に着脱可能にできる。
【0063】請求項2記載の飲料ディスペンサ装置によ
れば、請求項1記載の飲料ディスペンサ装置の効果に加
えて、係脱保持手段は、継手を連結させる下方位置に向
けて付勢力を有する保持体であるため、継手の連結状態
を確実に保持できる。
【0064】請求項3記載の飲料ディスペンサ装置によ
れば、請求項1または2記載の飲料ディスペンサ装置の
効果に加えて、係脱保持手段は、前面側に、継手を連結
させる下方位置と継手を外す上方位置とに移動させる操
作レバーを有しているため、前面側からの継手の係脱操
作が可能となり、操作性を向上できる。
【0065】請求項4記載の飲料ディスペンサ装置によ
れば、請求項2または3記載の飲料ディスペンサ装置の
効果に加えて、保持体は、一端が支持されるとともに他
端が継手を連結させる下方位置と継手を外す上方位置と
の間で揺動可能とするため、継手の係脱時の位置合わせ
を容易にできるとともに、構造を簡素化できる。
【0066】請求項5記載の飲料ディスペンサ装置によ
れば、請求項1ないし4いずれか記載の飲料ディスペン
サ装置の効果に加えて、ミキシングボールのガイド部を
ガイドレールに係合させることで、ミキシングボールを
前後方向にスライドさせて容易に着脱することができる
とともに、ミキシングボールを確実に支持できる。
【0067】請求項6記載の飲料ディスペンサ装置によ
れば、請求項5記載の飲料ディスペンサ装置の効果に加
えて、ミキシングボールの本体容器の両外側面に形成さ
れる嵌合段部をガイド部とするため、本体容器への蓋体
の嵌合用とガイドレールへの係合支持用とに兼用でき
る。
【0068】請求項7記載の飲料ディスペンサ装置によ
れば、請求項5または6記載の飲料ディスペンサ装置の
効果に加えて、ミキシングボールをガイドレールを介し
て定位置に挿入する途上で保持体を押し上げるととも
に、その定位置で保持体の押し上げを解除してミキシン
グボールを抜け止めするストッパ手段を具備しているた
め、ミキシングボールの装着を容易にできるとともに、
ミキシングボールを定位置で確実に保持できる。
【0069】請求項8記載の飲料ディスペンサ装置によ
れば、請求項1ないし7いずれか記載の飲料ディスペン
サ装置の効果に加えて、ミキシングボールを装着する定
位置の上方に配設されるモータケースに、駆動モータお
よび係脱保持手段とともに、ミキシングボールに湯水を
供給する湯水供給手段を設けることにより、従来のよう
なミキシングボールに対する湯水供給用のホースの着脱
の必要やホースの付け忘れの恐れがなく、ミキシングボ
ールの着脱をより容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す飲料ディスペンサ
装置の一部の断面図である。
【図2】同上ミキシングボールの取外状態の断面図であ
る。
【図3】同上ミキシングボールの斜視図である。
【図4】同上飲料ディスペンサ装置の断面図である。
【図5】同上飲料ディスペンサ装置の正面図である。
【図6】同上飲料ディスペンサ装置の平面図である。
【符号の説明】
9 モータケース 11 ミキシングボール 31 本体容器 33 蓋体 45 ガイド部としての嵌合段部 46 ストッパ手段 56 撹拌翼体 63 継手 71 ガイドレール 74 駆動モータ 75 係脱保持手段 76 保持体としての板ばね 84 操作レバー 88 駆動軸 91 湯水供給手段としての湯水エルボ
フロントページの続き (72)発明者 加藤 勝弘 群馬県前橋市古市町180番地 東芝機器株 式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飲料原料と湯水とを撹拌、混合して飲料
    を調合注出させるミキシングボールを備える飲料ディス
    ペンサ装置において、 前記ミキシングボール内に配設される撹拌翼体と、 この撹拌翼体を回転させる駆動軸を有する駆動モータ
    と、 前記駆動軸と前記撹拌翼体とを係脱可能に連結する継手
    と、 前記駆動モータを上下動可能に保持し、前記継手を介し
    て前記駆動軸を前記撹拌翼体に対して係脱可能に連結さ
    せる係脱保持手段とを具備していることを特徴とする飲
    料ディスペンサ装置。
  2. 【請求項2】 係脱保持手段は、駆動モータを保持し、
    継手を連結させる下方位置に向けて付勢力を有する保持
    体を備えていることを特徴とする請求項1記載の飲料デ
    ィスペンサ装置。
  3. 【請求項3】 係脱保持手段は、前面側に、継手を連結
    させる下方位置と継手を外す上方位置とに移動させる操
    作レバーを有していることを特徴とする請求項1または
    2記載の飲料ディスペンサ装置。
  4. 【請求項4】 保持体は、一端が支持されるとともに他
    端が継手を連結させる下方位置と継手を外す上方位置と
    の間で揺動可能とすることを特徴とする請求項2または
    3記載の飲料ディスペンサ装置。
  5. 【請求項5】 ミキシングボールの両外側面にガイド部
    が形成され、 このミキシングボールのガイド部が係合されて、ミキシ
    ングボールを装着する定位置に対してミキシングボール
    を前後方向にスライド可能に支持するガイドレールが設
    けられることを特徴とする請求項1ないし4いずれか記
    載の飲料ディスペンサ装置。
  6. 【請求項6】 ミキシングボールは、本体容器とこの本
    体容器の上面開口に被着される蓋体を有し、この本体容
    器の両外側面に蓋体を嵌合する嵌合段部が形成され、こ
    の嵌合段部をガイド部とすることを特徴とする請求項5
    記載の飲料ディスペンサ装置。
  7. 【請求項7】 ミキシングボールをガイドレールを介し
    て定位置に挿入する途上で保持体を押し上げるととも
    に、その定位置で保持体の押し上げを解除してミキシン
    グボールを抜け止めするストッパ手段を具備しているこ
    とを特徴とする請求項5または6記載の飲料ディスペン
    サ装置。
  8. 【請求項8】 ミキシングボールを装着する定位置の上
    方に配設され、駆動モータおよび係脱保持手段を有する
    モータケースと、 このモータケースに設けられ、ミキシングボールに湯水
    を供給する湯水供給手段とを具備していることを特徴と
    する請求項1ないし7いずれか記載の飲料ディスペンサ
    装置。
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