JPH10334306A - 紙葉類入出機構 - Google Patents

紙葉類入出機構

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Publication number
JPH10334306A
JPH10334306A JP9142748A JP14274897A JPH10334306A JP H10334306 A JPH10334306 A JP H10334306A JP 9142748 A JP9142748 A JP 9142748A JP 14274897 A JP14274897 A JP 14274897A JP H10334306 A JPH10334306 A JP H10334306A
Authority
JP
Japan
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press
shutter
pool
paper
sub
Prior art date
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Pending
Application number
JP9142748A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshimichi Osawa
利通 大澤
Hiroaki Ise
浩明 伊勢
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Oki Electric Industry Co Ltd
Oki Information Systems Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Oki Information Systems Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10334306A publication Critical patent/JPH10334306A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 顧客に不安感を与えない紙葉類入出機構を有
する自動取引装置を提供しようとする課題があった。 【解決手段】 フィードローラ8a、ピックアップロー
ラ8b及びリバースローラ8cで構成される分離部の上
方に配置されて斜め下方に向けて自重により伸びるスラ
イドアーム10と、このスライドアーム10の先端10
aに軸支されてビルステージ6と略平行な傾きの定位置
に支持され、上端側にローラ16を軸支してなるサブプ
レス13と、ビルステージ6とサブプレス13との間に
配置されて前記ビルステージ6から出金ルート7の斜め
上方まで移動可能にしたプールガイド11と、このプー
ルガイド11と前記サブプレス13との間に配置されて
前記ビルステージ6から前記分離部まで移動可能にした
ビルプレス12と、紙幣入出口2を覆い、紙幣入出口2
の手前側から奥行き方向に向けて上斜めに開放し、手前
側に前記サブプレス13のローラ16に接触する長さの
略L字状の折り部3aを有するシャッタ3とを備えた紙
葉類入出機構とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙幣等の紙葉類の
入出を取り扱い、金融機関等の店舗等に設置される自動
取引装置の接客側の筐体枠に設けられる入出口から紙葉
類を筐体内に入れるとともに、筐体内から搬送される紙
葉類を入出口から出す紙葉類入出機構に関する。
【0002】
【従来の技術】紙葉類入出機構として紙幣入出機構を例
に説明する。一般に、従来の紙幣入出機構は、紙幣の出
し入れを行う升(以下「プール」という。)に、この口
を塞ぐシャッタ、底部端に紙幣を装置の内部へ送った
り、内部より出す分離部、この分離部に紙幣を寄せるた
めにプールを移動するビルプレス等の要素で構成される
機構であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の紙幣入出機構では、シャッタが開いた時に分離部
が丸見えで顧客に不安感を抱かせたり、入金ルートを出
金ルートに切り換えるために分離部を退避させる複雑な
機構・ファームコントロールを要するという問題点、
プール内に顧客の入出金するエリアをビルプレスで形成
する機構・ファーム・コントロールを要するという問題
点、出金時プール内に集積した紙幣を底部の出入口か
ら移動させる機構が増えるという問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、紙幣等
の紙葉類の入出を取り扱う自動取引装置の接客側の筐体
枠に設けられる入出口から紙葉類を筐体内に入れるとと
もに、筐体内から搬送される紙葉類を入出口から出す紙
葉類入出機構において、入出口の手前側から奥行き方向
に向けて下斜めに形成したビルステージと、このビルス
テージの下端側に配置されて前記奥行き方向に向けて上
斜めに移動可能に配置したパイルシャッタと、このパイ
ルシャッタの斜め上方に配置したビルガイドと、前記パ
イルシャッタと前記ビルガイドとの間に配置されて筐体
内から搬送される紙葉類を出す出ルートと、前記ビルガ
イドの斜め上方に配置されて筐体内に紙葉類を一枚ずつ
分離する分離部と、前記ビルガイドの上端側に配置され
て前記分離部で分離された紙葉類を筐体内に入れる入ル
ートと、前記分離部の上方に配置されて斜め下方に向け
て自重により伸びるスライドアームと、このスライドア
ームの先端に軸支されて前記ビルステージと略平行な傾
きの定位置に支持されるサブプレスと、前記ビルステー
ジと前記サブプレスとの間に配置されて前記ビルステー
ジから前記出ルートの斜め上方まで移動可能にしたプー
ルガイドと、このプールガイドと前記サブプレスとの間
に配置されて前記ビルステージから前記分離部まで移動
可能にしたビルプレスと、入出口を覆い、入出口の手前
側から奥行き方向に向けて上斜めに開放し、手前側に前
記サブプレスのローラに接触する長さの略L字状の折り
部を有するシャッタとを備えたものとした。なお、サブ
プレスの上端側には、ローラを軸支するのが好ましい。
シャッタの滑らかな開閉を促すためである。
【0005】この紙葉類入出機構では、紙葉類を入れる
時には、プールガイドとビルプレスをビルステージ側に
寄せ、この状態でシャッタを開放し、この開放により折
り部がサブプレスの上端を押してサブプレスをスライド
アームとの軸支点で回転させ、サブプレスとプールガイ
ド及びビルプレスとの間に略V字状の入用のプールを形
成し、このプールに紙葉類が挿入された場合には、シャ
ッタを閉じてサブプレスを定位置に戻し、プールガイド
およびビルプレスを出ルートの斜め上方の位置まで移動
させて紙葉類の面をサブプレスに押しつけ、ビルプレス
のみをさらに移動させて、サブプレスとビルプレスで紙
葉類を挟みながら移動させて紙葉類を分離部に接触さ
せ、紙葉類を筐体内に入れるように動作制御する。な
お、入用のプールに紙葉類が挿入された場合に、シャッ
タを閉じてサブプレスを定位置に戻し、プールガイドお
よびビルプレスを出ルートの斜め上方の位置まで移動さ
せた際に、一旦筐体内に取り込まれて鑑別等の処理で不
良と判断された紙葉類を出ルートから、前記プールガイ
ドと前記ビルステージとの間に形成される返却用のプー
ルに集積させ、シャッタを開いて顧客に返却するように
動作制御するのが好ましい。
【0006】また、紙葉類を出す時には、プールガイド
とビルプレスをビルステージ側に寄せるとともにパイル
シャッタを開いて出ルートを開放しておき、筐体内から
搬送される紙葉類を出ルートから排出してサブプレスと
プールガイド及びビルプレスとの間の出用のプールに紙
葉類を集積させ、この状態でシャッタを開放し、この開
放により折り部がサブプレスの上端を押してサブプレス
をスライドアームとの軸支点で回転させ、出用のプール
を略V字状にして、顧客に対して紙葉類を出すように動
作制御する。
【0007】さらにまた、シャッタの開閉に連動して作
動するリミッタを設け、このリミッタが、シャッタを開
いた時にはスライドアームの斜め上方への移動を規制
し、シャッタを閉じた時にはスライドアームの斜め上方
への移動の規制を解除するのが好ましい。なお、リミッ
タは軸支された回転体とし、シャッタの先端が押した場
合に回転する方向とスライドアームの後端が押した場合
に回転する方向とが逆になるように、シャッタ及びスラ
イドアームの斜め上方に配置するのが好ましい。また、
スライドアームの規制を複数段階に切り替える切替機構
にリミッタを接続するのが好ましい。さらに、リミッタ
を略L字状とし、このL字状の部分が嵌まる穴をスライ
ドアームに設けるとともに、前記リミッタをリンク機構
を介して駆動部に接続するのが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
の実施の形態を説明する。なお、紙葉類入出機構として
紙幣入出機構を例に説明する。 第1の実施の形態 図1は、機構概略図であり、待機時及び出金集積時の各
要素の配置を示している。図2は、Z矢視の要部概略図
である。なお、以下では、図1を基に各構成要素を説明
し、特に、図2を参照する場合にはこれを明示するもの
とする。
【0009】図1において、1は筐体枠であり、金融機
関等の店舗に設置される入出金装置の接客側の枠であ
る。2は紙幣入出口であり、前記筐体枠1に、右下斜め
に紙幣入出口2が設けたものである。3はシャッタであ
り、前記紙幣入出口2の内側に配置され、紙幣挿入口2
を覆い、紙幣入出口2の手前側に略L字状の折り部3a
を有し、この折り部3aとは反対に位置する先端3b側
の方向、言い換えると、紙幣入出口2の手前側から奥行
き方向に向けて上斜めに移動して、紙幣挿入口2を開放
するものである。なお、このシャッタ3は、図示しない
駆動源に接続され、図示しない制御部の指示により開閉
動作するように制御される。また、図に示すように、本
実施の形態のシャッタ3は、2段式のスライド状のもの
としてあるが、これに限らず、1枚の板により開閉する
ものであってもよい。
【0010】4はビルステージであり、紙幣入出口2の
手前側から奥行き方向に向けて下斜めに形成してある。
5はパイルシャッタであり、前記ビルステージ4の下端
側に配置されて図示しない駆動源に接続され、図示しな
い制御部の指示により、前記奥行き方向に向けて上斜め
に移動可能にしてある。6はビルガイドであり、パイル
シャッタ5の斜め上方に配置したものである。7は出金
ルートであり、前記パイルシャッタ5と前記ビルガイド
6との間に配置されて筐体内から搬送される紙幣を出金
するルートである。8aはフィードローラ、8bはピッ
クアップローラ、8cはリバースローラであり、これら
で紙幣を1枚ずつ分離する分離部を構成する(以下、こ
れらを纏めて「分離部8」という。)。9は入金ルート
であり、前記ビルガイド6の上端側に配置されて前記分
離部8で分離された紙幣を筐体内に入金するルートであ
る。10はスライドアームであり、前記分離部8の上方
に配置されて斜め下方に向けて自重により伸びるように
したものである。なお、図に示すように、このスライド
アーム10は、本実施の形態では、3段式のスライド状
のものとしてあるが、これに限らず、2段式や4段式以
上のものや1個のアームを自重により斜め右下に移動可
能に支持したものでもよい。
【0011】11はプールガイドであり、図示しない駆
動源に接続され、図示しない制御部の指示により、前記
ビルステージ4から前記出金ルート7の斜め上方まで移
動可能に設けたものである。12はビルプレスであり、
図示しない駆動源に接続され、図示しない制御部の指示
により、前記ビルステージ4から前記分離部8まで移動
可能に設けたものである。なお、図に示すように、ビル
ステージ4とビルプレス12との間にプールガイドが配
置される。
【0012】13はサブプレスであり、前記スライドア
ーム10の先端の軸受け部10aとサブプレス13の略
中間の位置の軸受け部13aに軸14を介して軸支され
て、トーションスプリング15により図中左回りに回転
する弾性力が加えられ、前記ビルステージ4と略平行な
傾きの定位置に支持され、上端側の軸受け部13bにロ
ーラ16を軸17を介して軸支したものである。なお、
そのローラ16は取り付けなくともよい。このローラ1
6の作用は、前述したように、シャッタ3の開閉を滑ら
かに行わせることである。
【0013】18はビルストッパで、前記出金ルート7
から放出される紙幣の先端をぶつけて勢いを弱めるため
のものであり、前記シャッタ3の折り部3aの裏側に接
続固定され、図2に示すように、前記サブプレス13の
切り欠きに載せた状態にしてあり、その切り欠き内を擦
って移動することができるようになっている。19はリ
ミッタで、シャッタ3の開閉に連動して作動するもの
で、シャッタ3を開いた時にはスライドアーム10の斜
め上方への移動を規制し、シャッタ3を閉じた時にはス
ライドアーム10の斜め上方への移動の規制を解除する
ものである。なお、本実施の形態では、図に示すよう
に、リミッタ19は、軸20に軸支された回転体とし、
シャッタ3の先端3bが押した場合に回転する方向Bと
スライドアーム10の後端10bが押した場合に回転す
る方向とが逆になるように、シャッタ3及びスライドア
ーム10の斜め上方に配置してある。従って、図1にお
いて、フリーであったリミッタ19は、シャッタ3が開
くと、リミッタ19はB方向に回転して、図3に示すよ
うに、スライドアーム10の後端10bがリミッタ19
により伸びきった位置で保持される。このため、このリ
ミッタ19は、シャッタ3の開放時にサブプレス13の
位置を保持することにより、顧客が紙幣Xを挿入したり
取り出す際、サブプレス13に触れてもプールPのエリ
アを保持できるという効果が得られる。また、分離部8
が顧客に触れられることがなくなるため、分離動作が安
定になる効果が得られるなお、本実施の形態で図示しな
い制御部が動作制御する処理のプログラムは、図示しな
い記憶部に記憶されており、これを順次読みだして実行
するものとする。それでは、上記構成の紙幣入出機構の
入出金動作を説明する。図3及び図4は動作説明図であ
る。
【0014】まず、入金時には、プールガイド11とビ
ルプレス12をビルステージ4側に寄せて待機状態にす
る(図1参照。但し紙幣Xは存在しないものとす
る。)。そして、この状態で、入金指示が上位よりある
と、シャッタ3を開放し、この開放により折り部3aが
ローラ16を押してサブプレス13をスライドアーム1
0との軸14を支点として回転させる。このとき、スラ
イドアーム10はリミッタ19により伸びきった状態に
位置されるため、図2に示すように、サブプレス13と
プールガイド11及びビルプレス12との間に略V字状
の入金用のプールPが形成される。従って、このように
略V字状のプールPによると、口が広く、奥が狭いの
で、紙幣Xの整列を補助する役目が期待できる。
【0015】その後、一定時間内に前記プールPに紙幣
Xが挿入された場合には、図示しないセンサがその紙幣
Xの存在を感知し、この感知により図示しない制御部
が、シャッタ3を閉じてサブプレス13を定位置に戻
し、プールガイド11およびビルプレス12を出金ルー
ト7の斜め上方の位置まで移動させて紙幣Xの面をサブ
プレス13に押しつけ、ビルプレス12のみをさらに移
動させて、サブプレス13とビルプレス12で紙幣Xを
挟みながら移動させて、図4に示すように、紙幣Xを分
離部8に接触させる。この接触後、分離部8の各ローラ
を駆動して紙幣Xを入金ルート9から筐体内に1枚ずつ
入金するように動作制御する。
【0016】なお、筐体内に入金された紙幣Xは、鑑別
等の処理を施されるが、この処理で不良と判断された場
合には、出金ルート7から、プールガイド11とビルス
テージ4との間に形成される返却用のプールPに集積さ
せ、シャッタ3を開いて顧客に返却するように動作制御
する。次に、出金時には、図1に示すように、プールガ
イド11とビルプレス12をビルステージ4側に寄せる
とともにパイルシャッタ5を開いて出金ルート7を開放
しておき、筐体内から搬送される紙幣Xを出金ルート7
から排出してサブプレス13とプールガイド11及びビ
ルプレス12との間の出金用のプールPに紙幣Xを集積
させる。そして、図2に示すように、この状態でシャッ
タ3を開放し、この開放により折り部3aがローラ16
を押してサブプレス13をスライドアーム10との軸1
4を支点として回転させ、出金用のプールPを略V字状
にして、顧客に対して紙幣Xを出金するように動作制御
する。
【0017】上記第1の実施の形態によると、サブプレ
ス11を設けたので、紙幣Xを分離部8の位置まで移動
させる時、紙幣Xの上面を押さえることができるように
なる。従って、紙幣Xのカールや折れを抑制することが
できる効果が得られ、紙幣Xの分離条件を良くする効果
が得られる。また、シャッタ3が開いた時には、サブプ
レス11が分離部8を覆っているため、顧客に不安感を
抱かせることがなくなる。また、入金ルートを出金ルー
トに切り換えるために分離部を退避させたり、プール内
に顧客の入出金するエリアをビルプレスで形成したり、
また、出金時プール内に集積した紙幣を底部の出入口か
ら移動させる複雑な機構やファームコントロールが不要
であり部品点数が少なくてすみコストを抑えることがで
きる効果が期待できる。
【0018】第2の実施の形態 図5は要部概略図、図6は動作説明図である。なお、上
記第1の実施の形態と相違する点を説明する。図に描い
てある構成要素のうち上記第1の実施の形態と同一符号
が付してあるものは、上記第1の実施の形態と同様の構
成要素であり、その説明を省略するものとする。なお、
スライドアーム10には、穴10cが設けてある。この
穴10cは、後述する作用を有する。なお、穴10cは
複数設けて、スライドアームの規制を複数段階に切り替
えるようにしてもよい。
【0019】図5において、21はサブプレスロックで
あり、スライドアーム10を固定するものであり、スラ
イドアーム10の後端10bを規制するように二点鎖線
のように矢印D方向に回転し、また、図6に示すよう
に、スライドアーム10は、上記第1の実施の形態で説
明した出金時のように、ビルプレス12により押される
と、そのサブプレスロック21が10cに嵌まり、サブ
プレスロック10の移動を規制することができる。
【0020】22及び23はリンクであり、そのうちリ
ンク22が前記サブプレスロック21を接続してある。
24はソレノイドであり、前記リンク23に接続され、
矢印C方向に移動させる動作をするものである。25は
圧縮スプリングであり、リンク23を矢印C方向とは逆
方向に付勢するものである。それでは、動作を説明す
る。まず、図5において、ソレノイド24が、吸引され
ることにより、リンク23は矢印D方向に移動し、リン
ク22を介してこれに連結しているサブプレスロック2
1は、矢印D方向に回転して二点鎖線の位置に移動す
る。これにより、スライドアーム10の後端10bが規
制され、サブプレスロック21によりスライドアーム1
0が伸びきった位置で保持される。また、ソレノイド2
4が解放されることにより、圧縮スプリング25により
サブプレスロック21も図5の元の位置へ戻りロックが
解除する。
【0021】次に、図6において、サブプレスロック2
1の位置に回転して、スライドアーム10の穴10cに
嵌まることでスライドアーム10の位置が固定され、サ
ブプレス13が分離部側に保持される。上記第3の実施
の形態によると、上記第1の実施の形態のリミッタ19
の代わりに、ソレノイド24で可動するサブプレスロッ
ク21を設けたので、そのリミッタ19の効果と同様
に、顧客が紙幣Xを挿入したり取り出す際、サブプレス
13に触れてもプールPのエリアを保持できるという効
果が得られる。また、分離部8が顧客に触れられること
がなくなるため、分離動作が安定になる効果が得られ
る。
【0022】上記各実施の形態では、自動取引装置で取
り扱う紙幣に適用した例を説明したが、プールの幅と深
さを取り扱う紙葉類に合わせれば、同種又は類似種
(質、サイズ)の紙葉類を1枚から複数枚出し入れして
処理を行う装置に適用することもできる。また、リミッ
タやソレノイドで可動するサブプレスロックによる場合
のように、サブプレスを保持するのにレバーを用いて説
明したが、ピンやクランプを用いるようにしてもよい。
【0023】上記第2の実施の形態では、サブプレスロ
ックを回転させるのに、ソレノイドを使用したが、モー
タ、スイングセレクタ等のアクチュエータを用いるよう
にしてもよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明の紙葉類入出
機構によると、サブプレスを設けたので、紙幣を分離部
の位置まで移動させる時、紙幣の上面を押さえることが
できるようになる。従って、紙幣のカールや折れを抑制
することができる効果が得られ、紙幣の分離条件を良く
する効果が得られる。また、シャッタが開いた時には、
サブプレスが分離部を覆っているため、顧客に不安感を
抱かせることがなくなる。また、入金ルートを出金ルー
トに切り換えるために分離部を退避させたり、プール内
に顧客の入出金するエリアをビルプレスで形成したり、
また、出金時プール内に集積した紙幣を底部の出入口か
ら移動させる複雑な機構やファームコントロールが不要
であり部品点数が少なくてすみコストを抑えることがで
きる効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の要部概略図
【図2】Z矢視の要部概略図
【図3】第1の実施の形態の動作説明図
【図4】第1の実施の形態の動作説明図
【図5】第2の実施の形態の要部概略図
【図6】第2の実施の形態の動作説明図
【符号の説明】
1 筐体枠 2 紙幣入出口 3 シャッタ 4 ビルステージ 5 パイルシャッタ 6 ビルガイド 7 出金ルート 8a フィードローラ 8b ピックアップローラ 8c リバースローラ 9 入金ルート 10 スライドアーム 11 プールガイド 12 ビルプレス 13 サブプレス 14 軸 15 トーションスプリング 16 ローラ 17 軸 18 ビルストッパ 19 リミッタ 20 軸 P プール X 紙幣

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙幣等の紙葉類の入出を取り扱う自動取
    引装置の接客側の筐体枠に設けられる入出口から紙葉類
    を筐体内に入れるとともに、筐体内から搬送される紙葉
    類を入出口から出す紙葉類入出機構において、 入出口の手前側から奥行き方向に向けて下斜めに形成し
    たビルステージと、このビルステージの下端側に配置さ
    れて前記奥行き方向に向けて上斜めに移動可能に配置し
    たパイルシャッタと、 このパイルシャッタの斜め上方に配置したビルガイド
    と、 前記パイルシャッタと前記ビルガイドとの間に配置され
    て筐体内から搬送される紙葉類を出す出ルートと、 前記ビルガイドの斜め上方に配置されて筐体内に紙葉類
    を一枚ずつ分離する分離部と、 前記ビルガイドの上端側に配置されて前記分離部で分離
    された紙葉類を筐体内に入れる入ルートと、 前記分離部の上方に配置されて斜め下方に向けて自重に
    より伸びるスライドアームと、 このスライドアームの先端に軸支されて前記ビルステー
    ジと略平行な傾きの定位置に支持されるサブプレスと、 前記ビルステージと前記サブプレスとの間に配置されて
    前記ビルステージから前記出ルートの斜め上方まで移動
    可能にしたプールガイドと、 このプールガイドと前記サブプレスとの間に配置されて
    前記ビルステージから前記分離部まで移動可能にしたビ
    ルプレスと、 入出口を覆い、入出口の手前側から奥行き方向に向けて
    上斜めに開放し、手前側に前記サブプレスの上端に接触
    する長さの略L字状の折り部を有するシャッタとを備え
    たことを特徴とする紙葉類入出機構。
  2. 【請求項2】 請求項1において、サブプレスの上端側
    には、ローラを軸支してなることを特徴とする紙葉類入
    出機構。
  3. 【請求項3】 請求項1において、紙葉類を入れる時に
    は、プールガイドとビルプレスをビルステージ側に寄
    せ、この状態でシャッタを開放し、この開放により折り
    部がサブプレスの上端を押してサブプレスをスライドア
    ームとの軸支点で回転させ、サブプレスとプールガイド
    及びビルプレスとの間に略V字状の入用のプールを形成
    し、 このプールに紙葉類が挿入された場合には、シャッタを
    閉じてサブプレスを定位置に戻し、プールガイドおよび
    ビルプレスを出ルートの斜め上方の位置まで移動させて
    紙葉類の面をサブプレスに押しつけ、 ビルプレスのみをさらに移動させて、サブプレスとビル
    プレスで紙葉類を挟みながら移動させて紙葉類を分離部
    に接触させ、紙葉類を筐体内に入れるように動作制御さ
    れることを特徴とする紙葉類入出機構。
  4. 【請求項4】 請求項3において、入用のプールに紙葉
    類が挿入された場合に、シャッタを閉じてサブプレスを
    定位置に戻し、プールガイドおよびビルプレスを出ルー
    トの斜め上方の位置まで移動させた際に、一旦筐体内に
    取り込まれて鑑別等の処理で不良と判断された紙葉類を
    出ルートから、前記プールガイドと前記ビルステージと
    の間に形成される返却用のプールに集積させ、シャッタ
    を開いて顧客に返却するように動作制御されることを特
    徴とする紙葉類入出機構。
  5. 【請求項5】 請求項1において、紙葉類を出す時に
    は、プールガイドとビルプレスをビルステージ側に寄せ
    るとともにパイルシャッタを開いて出ルートを開放して
    おき、筐体内から搬送される紙葉類を出ルートから排出
    してサブプレスとプールガイド及びビルプレスとの間の
    出用のプールに紙葉類を集積させ、 この状態でシャッタを開放し、この開放により折り部が
    スライドアームの上端を押してサブプレスをスライドア
    ームとの軸支点で回転させ、出用のプールを略V字状に
    して、顧客に対して紙葉類を出すように動作制御される
    ことを特徴とする紙葉類入出機構。
  6. 【請求項6】 請求項1において、シャッタの開閉に連
    動して作動するリミッタを設け、このリミッタが、シャ
    ッタを開いた時にはスライドアームの斜め上方への移動
    を規制し、シャッタを閉じた時にはスライドアームの斜
    め上方への移動の規制を解除するようにしたことを特徴
    とする紙葉類入出機構。
  7. 【請求項7】 請求項6において、リミッタは軸支され
    た回転体とし、シャッタの先端が押した場合に回転する
    方向とスライドアームの後端が押した場合に回転する方
    向とが逆になるように、シャッタ及びスライドアームの
    斜め上方に配置したことを特徴とする紙葉類入出機構。
  8. 【請求項8】 請求項6において、スライドアームの規
    制を複数段階に切り替える切替機構にリミッタを接続し
    たことを特徴とする紙葉類入出機構。
  9. 【請求項9】 請求項6又は請求項8において、リミッ
    タを略L字状とし、このL字状の部分が嵌まる穴をスラ
    イドアームに設けるとともに、前記リミッタをリンク機
    構を介して駆動部に接続したことを特徴とする紙葉類入
    出機構。
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