JPH10334226A - 画像データ記憶装置 - Google Patents

画像データ記憶装置

Info

Publication number
JPH10334226A
JPH10334226A JP9146391A JP14639197A JPH10334226A JP H10334226 A JPH10334226 A JP H10334226A JP 9146391 A JP9146391 A JP 9146391A JP 14639197 A JP14639197 A JP 14639197A JP H10334226 A JPH10334226 A JP H10334226A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image data
image
memory
address
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9146391A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoji Muramatsu
彰二 村松
Yoshiki Kobayashi
小林  芳樹
Kenji Hirose
健二 廣瀬
Manabu Araoka
学 荒岡
Shigeru Naoi
茂 直井
Takahito Kaneda
隆仁 金田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP9146391A priority Critical patent/JPH10334226A/ja
Publication of JPH10334226A publication Critical patent/JPH10334226A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Input (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】画像処理に用いることが容易な形式で並行して
入力する2種類の画像データを単一の画像メモリに記憶
する。 【解決手段】画像メモリ40を複数のバンクを備えたバ
ンク形式のダイナミックRAMとする。入力データ生成回
路200は2種類の画像データを交互に時分割多重化
し、FIFO100、メモリ入力制御回路600を介して画像
メモリ40に出力する。メモリアドレス制御回路700
は、画像メモリ40に画像データが出力するたびにカウ
ントアップするアドレスカウンタを供え、アドレスカウ
ンタの最下位ビットによって、画像データを記憶する画
像メモリ40のバンクを切り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同時に入力する複
数種の画像データを画像メモリに記憶する技術に関し、
特に、その低コスト化に関するものである。
【0002】
【従来の技術】異なる種類の画像データを同時に出力す
るカメラとしては、たとえば、偶数フィールドと奇数フ
ィールドの画像データを同時に出力するカメラが知られ
ている。このようなカメラでは、画像の1フレーム中に
おいて隣り合う2ライン(奇数ライン:oddラインと、
偶数ライン:evenライン)の画像データを同時に出力す
る。また、この他、異なる種類の画像データを同時に出
力するカメラとしては、輝度信号:Y信号と、色差信
号:UV信号を同時に出力するカメラや、RGB信号を同時
に出力するカメラが知られている。
【0003】いま、偶数フィールドと奇数フィールドの
画像データを同時に出力するカメラからの画像データを
記憶する場合を例にとると、このような画像データを記
憶する画像データ記憶装置の構成としては、次のよう
な、いくつか構成が知られている。
【0004】図9(a)に示した構成では、中間バッフ
ァとしてフレームメモリを用意し、入力データ制御装置
において、偶数フィールドの画像データと奇数フィール
ドの各画素の画像データを交互に出力線上に時分割多重
化し、これを順次フレームメモリに記憶する。そして、
その後に、メモリ制御装置がフレームメモリより画像デ
ータを読み出し、画像メモリ上に、画像フレーム中のラ
インやライン中の画素の並びに従った並びで各画像デー
タを記憶する。この結果、画像メモリ上に、画像フレー
ムを再構成することができる。
【0005】また、図9(b)に示すように、画素単位
に時分割した偶数フィールドと奇数フィールドの画像デ
ータを直接画像メモリに記憶する技術も知られている。
この場合の画像データ記憶装置の構成は、図9(a)の構
成において、入力データ制御装置の出力を、直接画像メ
モリに書き込む構成となる。
【0006】また、この他、図9(c)に示すように、
画像メモリを複数使用する構成や、図9(d)に示すよ
うに、スタティックRAMの様に任意のアドレスをオーバ
ヘッドなしにアクセスできるメモリを使用する構成が知
られている。
【0007】複数の画像メモリを使用する構成では、奇
数フィールドの画像データと偶数フィールドの画像デー
タを、各々異なる画像メモリに記憶する。
【0008】また、スタティックRAMを使用した構成
は、直接、画像メモリ上に、画像フレーム中のラインや
ライン中の画素の並びに従った並びで各画像データを記
憶する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】たとえば、図9(a)
に示す構成では、フレームメモリを必要とするため、比
較的コストが高くなる。また、一旦、フレームメモリを
バッファとして使用しているために、最終的に画像メモ
リに画像データが記憶されるまでに時間がかかる。この
ため、画像メモリに記憶された画像データを用いて行わ
れる画像処理に比較的大きな遅延が生じてしまう。これ
は、動画像処理などの高速な画像処理を行う場合に、特
に問題となる。
【0010】また、図9(b)に示したように画像デー
タを記憶する、直接一つの画像メモリに記憶する構成で
は、画像処理に適した並び、形式で画像データが画像メ
モリに記憶されず、奇数フィールドと偶数フィールドの
画像データが混在して記憶されるため、この画像データ
を画像処理に用いることが容易ではない。
【0011】また、図9(c)の画像メモリを複数使用
する構成では、一つの画像フレームの記憶に二つの画像
メモリを要するため比較的コストが高くなる。
【0012】また、図9(d)のスタティックRAMを使用
した場合は、スタティックRAMが比較的高価であること
や、スタティックRAMのアクセスに必要な信号線が多い
ことより、コストが高くなってしまう。ここで、この構
成において、スタティックRAMに代えて、ダイナミックR
AMを用いることができない理由は、ダイナミックRAMで
は異なるロウアドレスにアクセスする場合には、比較的
大きなオーバーヘッド時間を要することによるものであ
る。
【0013】本発明は、このような事情を考慮し、画像
処理に用いることが容易な形式で画像データを記憶する
画像データ記憶装置を、比較的低コストで実現すること
を課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記課題達成のために、
本発明は、並行して入力する複数種類の画像データを記
憶する画像データ記憶装置であって、シンクロナスDRAM
などの連続的にアクセス可能な複数の記憶領域を備えた
単一の画像メモリと、並行して入力する複数種類の画像
データを各種類の画像データが順次現れるように時分割
多重化し、前記画像メモリに出力する手段と、各画像デ
ータの画像メモリへの出力に同期して、当該画像データ
を書き込む画像メモリのアドレスとして、当該画像デー
タの種類に対して排他的に設定した記憶領域内のアドレ
スを生成するアドレス制御手段とを有することを特徴と
する画像データ記憶装置を提供する。
【0015】このような画像データ記憶装置によれば、
単一のシンクロナスDRAMなどの画像メモリを用いて、並
行して入力する画像データを、オーバーヘッドなしに、
それぞれ異なる記憶領域に記憶することができる。この
ように、画像データの種類毎に、異なる記憶領域に画像
データを記憶することにより、画像データの利用、管理
がたやすくなる。
【0016】また、さらに、前記メモリアドレス制御手
段に、前記アクセスアドレスを、予め設定されたアクセ
スアドレスと画像メモリのアドレスとの対応関係に従っ
て、画像メモリの記憶領域内のアドレスをアクセスする
アドレスに変換する手段を備え、このような記憶領域毎
に異なる種類の画像データを記憶する形式以外の所望の
形式の記憶空間中で、画像メモリ中の画像データにアク
セスできるようにすることもできる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像データ記
憶装置の一実施形態について説明する。
【0018】まず、本実施形態を、ODD/EVEN同時取り込
み式カメラからの画像データの記憶に適用した場合つい
て説明する。ここで、ODD/EVEN同時取り込み式カメラと
は、同一画像フレームの奇数フィールドと偶数フィール
ドの画像データを二本の信号線を介して同時に出力する
カメラであり、奇数フィールドと偶数フィールドの画像
データをフィールド毎に交互に出力する従来のビデオ式
カメラに比べ画面転送速度が二倍となっているカメラで
ある。後述するように、本実施形態においては、奇数フ
ィールドと偶数フィールドの画像データを同時に取り込
み、信号線上で画像データが転送される周波数の倍以上
の周波数でそれらのデータをサンプリングし、時分割多
重化した画像データに変換し、奇数フィールドと偶数フ
ィールドそれぞれの画像データを、バンク方式を採用す
る画像メモリの異なるバンク領域に記憶する。
【0019】図1に、本実施形態に係る画像データ記憶
装置の構成を示す。
【0020】図中において、撮像装置10から出力され
たアナログの画像データ(同一画像フレームの奇数フィ
ールドと偶数フィールドの画像データ)を、A/D変換器
15を用いてデジタルの画像データに変換し、画像メモ
リ40を制御するメモリ制御装置100に奇数フィール
ドと偶数フィールドの画像データを同時に入力する。A/
D変換器15は、アナログの画像データから垂直同期信
号、水平同期信号などの同期信号を分離し、メモリ制御
装置100に出力する機能も有する。
【0021】メモリ制御装置100では、入力された画
像データとA/D変換器15から入力される同期信号を使
用して、画像メモリ40にデータを記憶するために、画
像データの時分割多重化やメモリアドレスの発生、リー
ド/ライトといったメモリアクセス制御信号の生成を行
なう。
【0022】画像処理装置30は、画像メモリ40に記
憶された画像データにアクセスし画像処理を行う装置で
ある。ここで、本実施形態では、画像処理装置30は、
ユーザよりの指定などに基づいてメモリ制御装置100
が扱う画像データの形態を把握し、これに従ったメモリ
制御装置100の各種制御も行う。
【0023】また、画像データ記憶装置は、D/A25、
受像装置20を備えている。D/A25は、メモリ制御装
置100が画像メモリから読み出した画像データをアナ
ログの画像データに変換し、受像装置20に出力する。
受像装置20は、受け取った画像データに従った画像の
表示を行う。
【0024】ここで、本実施形態では、画像メモリ40
として、シンクロナスDRAMなどの、バンク方式を採用し
たダイナミックRAMを使用する。ここで、バンク方式を
採用したダイナミックRAMは、バンクと呼ばれる複数の
記憶領域を持ち、バンクが異なれば、オーバヘッドなし
に、異なるロウアドレスにデータをライトすることが可
能である特徴をもっている。
【0025】以下、図2を用いて、メモリ制御装置10
0の動作について説明する。
【0026】図中において、A/D変換器15から入力さ
れる奇数フィールドデータ16と偶数フィールドデータ
17は、入力データ生成回路200で、時分割多重化さ
れ交互化される。このとき、A/D変換器15から入力さ
れる垂直同期信号、水平同期信号は、入力制御回路30
0に入力され、現在入力されている画像データが画面の
どの位置の画像データかを調べるのに使用される。入力
制御回路300には、画像処理装置30からバス1を介
して、有効な画像データ領域を設定することができ、入
力制御回路300は、この設定に従い有効領域の画像デ
ータが入力されたことを、有効データ信号301を介し
てメモリアドレス制御回路700に伝達する。有効デー
タ信号301を受け取ったメモリアドレス制御回路70
0は、これを基に、メモリアドレスの生成や、画像メモ
リ40に画像データを記憶するのに必要な制御信号の生
成などを行う。また、メモリアドレス制御回路700
は、有効な画像データが、画像メモリに出力されるよう
に、メモリ入力制御回路600を制御する。
【0027】図3を用いて、より詳細に、画像データの
流れを説明すると、まず、入力データ生成回路200に
おいて、画像データ16、17は、マルチプレクサ21
0によって、画像データ16、17が交互に現れるよう
時分割多重化された画像データ201に変換される。こ
こで、マルチプレクサ210は、入力された画像データ
をA/D変換器15のサンプリング周波数の二倍の周波数
に同期して交互にセレクトし、画像データ201を生成
する。そして、生成された画像データ201は、FIFO1
10に入力される。有効データ信号301に従い、有効
な画像データだけがFIFO110に記憶される。このFIFO
110は、画像メモリ40にアクセスする動作周波数と
A/D変換器15のサンプリング周波数との間に差がある
場合、その速度差を吸収するために設けたものである。
本実施形態におけるFIFO110は、前記の周波数の差を
吸収するのに最低限必要な段数を備えた交代バッファ方
式のFIFO110としている。ここで、二組のFIFO110
を交互に用いる交代バッファ方式のFIFO110を備える
ことにより、メモリ入力制御回路600は、一方のFIFO
110の画像データを処理した後は、他方のFIFO110
が満たされるまで動作する必要が無い。したがい、その
期間、画像メモリ40とのインタフェースであるバス5
0を、画像メモリ40に対する他のアクセスに用いるこ
とができる。
【0028】FIFO110の制御は、メモリ入力回路60
0において、FIFO110の片方のバッファが有効な画像
データで満たされたか否かをデータ選択回路620が判
断し、満たされたならばFIFOアドレス発生回路610が
発生するアドレスに従って画像データ111を満たされ
た方のFIFO110より読み出し、画像メモリ40に出力
する。前記データ選択回路620の判断は、メモリアド
レス制御回路700が有効データ信号301に従って出
力する、有効画像データがFIFO110に入力されたこと
を示す信号701をカウントすることにより実行され
る。ただし、信号701に代えて有効データ信号301
を用いるようにしてもよい。
【0029】ここで、A/D変換器15から画像メモリ4
0までの各信号線上への画像データの出力のタイミング
チャートを図4に示す。
【0030】図4では、入力画像データの伝送周波数の
クロック(A/D変換器15のサンプリングクロック)をC
LK1、マルチプレクサ210でサンプリングするのに使
用されるクロックをCLK2と記述している。本実施形態に
おいて、奇数フィールドの画像データ16と、偶数フィ
ールドの画像データ17は、時分割多重化された画像デ
ータ201に変換される(以下の図では、奇数フィール
ドODDのデータをoで、偶数フィールドEVENのデータをe
で示す)。また、メモリアドレス制御回路700で生成
され、画像データを書き込むために画像メモリ40に与
えられるアドレスデータ42は、FIFO110より画像デ
ータが出力されるタイミングを示すデータ選択信号72
0によって制御される。データ選択信号720は、有効
データ信号301に従って、メモリ入力制御回路600
から画像データが画像メモリに出力される期間中、有効
を示すように制御される。ただし、画像データを画像メ
モリに出力している期間中、有効を示すように、メモリ
入力制御回路600が、データ選択信号720をメモリ
アドレス制御回路700に与えるようにしてもよい。
【0031】なお、図4では、簡明化のため、FIFO10
0に入力される画像データ201の転送レートと、FIFO
110より画像メモリに出力される画像データの転送レ
ートが等しいものとして示した。
【0032】以下、メモリアドレス制御回路700が生
成する画像メモリ40のメモリアドレスについて説明す
る。
【0033】まず、画像処理装置30から、画像データ
の形態として図4データ16、17に示したように、奇
数フィールドのデータと偶数フィールドのデータが並列
に入力される形態が、メモリ制御装置100に設定され
ている場合について説明する。
【0034】この場合、図5(b)のように、図2のメモ
リ入力制御回路600から画像メモリ40に出力される
画像データに対して、これらが図5(C)に示すように奇
数フィールドの画像データと偶数フィールドの画像デー
タが異なる画像メモリ40のバンクA, Bに格納されるよ
うに、メモリアドレス制御回路700はメモリアドレス
を生成する。
【0035】このようなメモリアドレスは、次のように
して生成される。
【0036】すなわち、メモリアドレス制御回路700
は、有効データ信号301に基づいて、メモリ入力制御
回路600から画像データが画像メモリに出力されてい
る期間中、内部に備えたカラムアドレスカウンタを画像
メモリ40への画像データの出力サイクル毎に、予め設
定された画像フレームの横方向有効画素数の2倍の数ま
で、カウントアップしていく。そして、画像フレームの
横方向有効画素数の2倍の数までカウントしたら、ま
た、初めからカウントアップを行う動作を行う。また、
内部に備えたロウアドレスカウンタを、カラムアドレス
カウンタが画像フレームの横方向有効画素数の2倍の数
までカウントする毎に、画像フレームの有効ライン数
(奇数フィールドの有効ライン数と偶数フィールドの有
効ライン数の和)までカウントアップしていく。そし
て、画像フレームの有効ライン数までカウントしたら、
また、初めからカウントアップを行う動作を行う。
【0037】そして、メモリアドレス制御回路は、図6
(b)に示す、このようなカラムアドレスカウンタのカウ
ントしたカラムアドレス761と、ロウアドレスカウン
タがカウントしたロウアドレス762を、図6(c)に示
すように変換することにより、画像メモリ40のアクセ
スに用いるカラムアドレス771とロウアドレス772
を生成する。
【0038】すなわち、いま、カラムアドレスが10ビ
ット、ロウアドレスが9ビットで表現されるものとする
と、図6(b)に示すカラムアドレス761の2ビット目
から10ビット目のビット(x0〜x8)を下位側に1ビッ
トづつずらして、1ビット目から9ビット目のビットと
し、最下位ビットy0を最上位の10ビット目ビットとし
て、画像メモリに与えるカラムアドレス771を生成す
る。ここで、このようにして生成されたカラムアドレス
771の最上位ビットy0は、画像メモリ40のバンクを
指定するビット765となる。
【0039】このようなメモリアドレスの変換によっ
て、奇数フィールドの画像データと偶数フィールドの画
像データは、図5(c)に示すように、それぞれ異なるバ
ンクに、画像フレーム中の画素の並びに従って格納され
る。
【0040】次に、このようにして画像メモリ40に記
憶された画像データを、図1の画像処理装置30からア
クセスする場合について説明する。
【0041】ここで、画像処理装置30上において、ユ
ーザ(ユーザアプリケーション)は、一枚の画像フレー
ムを、図5(a)に示すように、奇数フィールドと偶数フ
ィールドの画像データがライン毎に交互に配置されたも
のして管理している。言い換えるならば、奇数フィール
ド偶数フィールドの区別なし、一枚の画像フレームを一
つの画像データの2次元の配列として管理している。
【0042】画像処理装置30から、画像メモリ40の
画像データにリードアクセスする場合、画像処理装置
は、この図5(a)の配列(ユーザ論理空間)に従ったカ
ラムアドレス、ロウアドレスを、メモリ制御装置100
に渡す。メモリ制御装置100は、受け取ったアドレス
を以下に説明するように変換して、画像メモリ40の画
像データにアクセスし、読み出した画像データを画像処
理装置30に渡す。画像処理装置30から、画像メモリ
40の画像データにライトアクセスする場合も同様に、
画像処理装置は、図5(a)の配列に従ったカラムアドレ
ス、ロウアドレスを、ライトするデータと共にメモリ制
御装置100に渡す。メモリ制御装置100は、受け取
ったアドレスを以下に説明するように変換して、画像メ
モリ40の画像データにアクセスし、画像処理装置30
から受け取った画像データを画像メモリに書き込む。
【0043】このようなメモリ制御装置100のメモリ
アドレスの変換は、メモリアドレス制御回路700によ
って次のように行う。
【0044】すなわち、図6(a)に示す画像処理装置3
0から渡されたロウアドレス752の最下位ビットy0を
取り除いて、図6(c)に示す画像メモリ40に与えるロ
ウアドレス772とし、取り除いた最下位ビットy0を、
図6(a)に示す画像処理装置30から渡されたカラムア
ドレス752の最上位ビット(画像メモリのバンク指定
ビット765)として付加し、図6(c)に示す画像メモ
リ40に与えるカラムアドレス771とする。
【0045】もちろん、ハードウエア構成上有利であれ
ば、一旦、図6(a)に示したメモリアドレスを、図6(b)
に示したメモリアドレスに変換した後に、入力画像デー
タの画像メモリ40への記憶の際と同様にして図6(c)
に示したメモリアドレスに変換するようにしてもよい。
【0046】次に、画像処理装置30から、画像データ
の形態として通常の形態が、メモリ制御装置100に設
定されている場合に、メモリアドレス制御回路700が
生成する画像メモリ40のメモリアドレスについて説明
する。ここで、通常の形態とは、1種類の画像データの
みがシーケンシャルに画像データ記憶装置に入力する形
態である。
【0047】この場合、図1において、A/D変換器15
は、信号線15もしくは16の一方のみに画像データを
出力する。入力データ生成回路200は信号線15もし
くは16の一方から受け取った画像データをそのままFI
FO110に出力する。他の動作は、先に説明した画像デ
ータの形態が奇数フィールドのデータと偶数フィールド
のデータが並列に入力される形態の場合と同様である。
【0048】この場合、メモリアドレス制御回路700
は、画像メモリ40のアドレスとして、入力する画像デ
ータを記憶する場合は、図6(b)に示した内部のカラム
アドレスカウンタによるカラムアドレス761と、ロウ
アドレスカウンタによるロウアドレス762を、そのま
ま画像メモリ40のカラムアドレス、ロウアドレスとし
て画像メモリ49に出力する。また、画像処理装置30
から画像メモリのアクセスを行う場合は、メモリアドレ
ス制御回路700は、図6(a)に示した画像処理装置3
0から受け取ったカラムアドレス751と、画像処理装
置30から受け取ったロウアドレス752を、そのまま
画像メモリ40のカラムアドレス、ロウアドレスとして
画像メモリ49に出力する。
【0049】以上、本発明の一実施形態を、ODD/EVEN同
時取り込み式カメラからの画像データの記憶に適用した
場合について説明した。
【0050】以上説明した実施形態によれば、同時に入
力する2種類(奇数フィールドと偶数フィールド)の画
像データを、それぞれ単一の画像メモリの異なるバンク
に記憶することができる。従って、書き込みに際しての
オーバーヘッドの問題は生じない。また、本実施形態で
は、このような入力画像データ書き込みを、アドレスカ
ウンタのカウント値のビット入れ替えによって実現する
と共に、ユーザアプリケーションからのユーザ論理空間
による画像メモリのアクセスもアドレスのビット入れ替
えによって実現する。したがって、画像メモリのアクセ
スに複雑な回路は必要ない。また、入力する画像データ
が通常の形態の場合は、アドレスのビット入れ替えを行
わないなど、その形態に応じてビットの入れ替えのルー
ルを変更することにより、ユーザアプリケーションが、
入力画像の形態を意識せず、同じように画像メモリの画
像データを、ユーザアプリケーションが管理する画像空
間(ユーザ論理空間)上で利用することを可能としてい
る。もちろん、この他の入力する画像データの形態につ
いても、その形態に応じてビットの入れ替えのルールを
変更することにより、同様に対応することができる。
【0051】なお、このように、ユーザアプリケーショ
ンから各形態の画像データを同じようにユーザアプリケ
ーションが管理する画像空間(ユーザ論理空間)におい
て利用できるということは、ユーザアプリケーションが
様々な画像処理が容易になることの他、画像データのD
MA転送などを行えることなどより処理を高速化するこ
とができるいう利点もある。また、二種類の入力画像デ
ータを異なるバンクに分離して記録できるため、各画像
データを独立に管理することが容易になるという利点も
ある。
【0052】さて、以上の実施形態では、ODD/EVEN同時
取り込み式カメラを対象にして、奇数フィールドと偶数
フィールドの画像データが同時にシステムに入力される
場合への適用した場合について説明したが、図7に示す
カラー画像のように、Yデータ16(輝度データ)とUV
データ17(色差データ)が同時に入力されるような場
合にも、以上の実施形態を同様に適用することができ
る。
【0053】この場合、入力する画像データが図7(a)
に示されるようなものである場合には、図7(b)で示さ
れるような形式で画像データが画像メモリ40に記憶さ
れる。
【0054】なお、この場合に、ユーザアプリケーショ
ンは、先に示した奇数フィールド、偶数フィールド同時
入力の場合と異なり、図7(b)と同じ形式で画像データ
を管理するのがよい。このようにすることにより、ユー
ザアプリケーションは、輝度データと色差データに対す
る画像処理を容易に行なうことができる。また、この場
合には、メモリ制御装置100において、画像処理装置
30からの設定に従い、画像処理装置30からのカラム
アドレス、ロウアドレスの変換は行わないようにする。
【0055】また、以上の実施形態は、同一画像フレー
ムを構成する複数種類の画像データではなく、異なる撮
像装置で取得された2つの画像フレームの画像データが
同時に入力する場合にも適用することができる。この場
合、本実施形態によって、同一画像メモリの異なるバン
クに、各カメラの画像データを各々記憶することができ
る。
【0056】これによって、同時刻の複数の画像データ
の取得を、少ない資源で達成することができる。
【0057】また、以上で説明した実施形態では、二種
類の画像対するものであったが、メモリを構成するバン
クが三つ以上の複数の場合には、そのバンクの数以下の
範囲において、同時に入力する三種類以上の画像データ
を、同時に一つの画像メモリの異なるバンクに記憶する
ようにすることもできる。たとえば、R, G, B の三種類
の画像データが同時に入力されるRGB形式のカラー画像
を入力する場合には、メモリ制御装置100の入力デー
タ生成回路200のマルチプレクサ210における時分
割多重化の切り替えを、各画像データのサンプリング周
波数の三倍に設定し、メモリアドレス制御回路700に
おいて、一つ画像データが画像メモリ40に送られるサ
イクル毎に、指定するバンクを3つのバンクのうちで切
り換えるカラムアドレスを生成するようにする。
【0058】また、以上の実施形態で示した画像データ
記憶装置において、ユーザアプリケーションが、画像デ
ータの空間(ユーザ論理空間)を図8(a)に示すように
ページ(P00〜P13)に分けて管理するような場
合、画像データ記憶装置において、図8(b)に示すよう
に隣り合うページが画像メモリ40の同じバンクに記憶
されないよう、各ページを画像メモリ上の空間(実メモ
リ空間)に配置するようにしてもよい。
【0059】これは、図8(c),(d)に示すように、画像
処理装置30からの設定に従ってメモリ制御装置100
のメモリ制御回路700において、画像処理装置30か
らのカラムアドレス801から上位2ビットxa,x9を除
去し、代わりに画像処理装置30からのロウアドレス8
02の最上位ビットy9を上位2ビット目とし、最上位ビ
ットを、除去したカラムアドレス801の上位2ビット
目x9と画像処理装置30からのロウアドレス802の最
上位ビットy9との排他的論理和(図9e)によって求めた
値とした、画像メモリ40のカラムアドレス803を作
成し、画像処理装置のロウアドレス802から、最上位
ビットy9を除去し、画像処理装置30からのカラムアド
レス801の上位2ビットxa,x9を、最上位ビット上位
2ビット目として付加した画像メモリ40のロウアドレ
ス804を生成することにより実現することができる。
【0060】このような方法は、画像メモリ40のバン
クよりも大きな画像を取り扱う場合に有利であり、この
ような場合は、画像処理装置30からの設定に従って、
入力した大きな画像の画像データを、メモリアドレス制
御回路700において、内部のアドレスカウンタによる
カラムアドレス、ロウアドレスを、画像処理装置30か
らのアドレスの画像メモリ40へのアドレスへの変換と
同様にして変換したアドレスによって画像メモリに記憶
するようにする。このようにすることにより、たとえ
ば、図8(a)のP00,P01,P10,P11にまたがって配置される
画像の一ラインを画像処理装置30からアクセスする場
合に、同じバンクの異なるロウにアクセスすることはな
い。したがって、オーバーヘッドが生ぜず、高速な処理
が可能となる。
【0061】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、画像処
理に用いることが容易な形式で画像データを記憶する画
像データ記憶装置を、単一の画像メモリによって比較的
低コストで実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像データ記憶装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】メモリ制御装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】入力データ生成回路およびメモリ入力制御回路
の構成を示すブロック図である。
【図4】画像データの各部の入出力のタイミングを示す
タイミングチャートである。
【図5】アドレス空間の関係を示した図である。
【図6】アドレス変換のようすを示した図である。
【図7】アドレス空間の関係を示した図である。
【図8】ページを使用する場合のアドレス空間の関係
と、アドレス変換のようすを示した図である。
【図9】画像データ記憶装置の従来例を示す図である。
【符号の説明】
1 画像処理装置とのバスインタフェース 10 撮像装置 15 A/D変換器 20 受像装置 25 D/A変換器 30 画像処理装置 40 画像メモリ 50 メモリとのバスインタフェース 100 メモリ制御装置
フロントページの続き (72)発明者 荒岡 学 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 直井 茂 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 金田 隆仁 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】並行して入力する複数種類の画像データを
    記憶する画像データ記憶装置であって、 連続的にアクセス可能な複数の記憶領域を備えた、単一
    の画像メモリと、 並行して入力する複数種類の画像データを各種類の画像
    データが順次現れるように時分割多重化し、前記画像メ
    モリに出力する手段と、 各画像データの画像メモリへの出力に同期して、当該画
    像データを書き込む画像メモリのアドレスとして、当該
    画像データの種類に対して排他的に設定した記憶領域内
    のアドレスを生成するアドレス制御手段とを有すること
    を特徴とする画像データ記憶装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像データ記憶装置であっ
    て、 前記画像メモリは、バンク構成を具備したダイナミック
    RAMであり、前記各記憶領域はバンクであることを特徴
    とする画像データ記憶装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の画像データ記憶装置であっ
    て、 前記画像メモリへの、アクセスアドレスを伴うアクセス
    を受け付ける手段を有し、 前記メモリアドレス制御手段は、前記アクセスアドレス
    を、予め設定されたアクセスアドレスと画像メモリのア
    ドレスとの対応関係に従って、画像メモリの記憶領域内
    のアドレスをアクセスするアドレスに変換する手段を有
    することを特徴とする画像データ記憶装置。
JP9146391A 1997-06-04 1997-06-04 画像データ記憶装置 Withdrawn JPH10334226A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9146391A JPH10334226A (ja) 1997-06-04 1997-06-04 画像データ記憶装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9146391A JPH10334226A (ja) 1997-06-04 1997-06-04 画像データ記憶装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004265356A Division JP2005011520A (ja) 2004-09-13 2004-09-13 画像データ記憶装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10334226A true JPH10334226A (ja) 1998-12-18

Family

ID=15406647

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9146391A Withdrawn JPH10334226A (ja) 1997-06-04 1997-06-04 画像データ記憶装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10334226A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009522698A (ja) * 2006-01-05 2009-06-11 クゥアルコム・インコーポレイテッド 画像およびビデオ処理のためのメモリ体系化スキームおよびコントローラ・アーキテクチャ
JP4499909B2 (ja) * 2000-12-19 2010-07-14 東芝テック株式会社 多重化記憶制御装置
JP2010204360A (ja) * 2009-03-03 2010-09-16 Yaskawa Electric Corp 画像処理装置および表示用画像メモリアクセス方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4499909B2 (ja) * 2000-12-19 2010-07-14 東芝テック株式会社 多重化記憶制御装置
JP2009522698A (ja) * 2006-01-05 2009-06-11 クゥアルコム・インコーポレイテッド 画像およびビデオ処理のためのメモリ体系化スキームおよびコントローラ・アーキテクチャ
US8045021B2 (en) 2006-01-05 2011-10-25 Qualcomm Incorporated Memory organizational scheme and controller architecture for image and video processing
JP2010204360A (ja) * 2009-03-03 2010-09-16 Yaskawa Electric Corp 画像処理装置および表示用画像メモリアクセス方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2641478B2 (ja) 映像表示方法
JP2558236B2 (ja) 画像変換メモリ装置
JPH0612485A (ja) 動き補償テレビジョンのようなフィードバックシステムにおいて使用する多重シリアルアクセスメモリ
JP3801242B2 (ja) 縮小画像表示装置
US5654773A (en) Picture storage device separates luminance signal into even number and odd number data and separates two channel color signal into former half pixels and latter half pixels
US5444497A (en) Apparatus and method of transferring video data of a moving picture
US4941127A (en) Method for operating semiconductor memory system in the storage and readout of video signal data
JPS61269265A (ja) 映像信号時間軸補正装置
JPH10334226A (ja) 画像データ記憶装置
JPH05100647A (ja) 画像表示装置
JP2005011520A (ja) 画像データ記憶装置
US4920407A (en) Composite video frame store
KR100363153B1 (ko) 영상포착시스템의어드레스발생및매핑장치
JP3630587B2 (ja) 映像編集方法及びその装置
JP2853743B2 (ja) ビデオプリンタ
JP2696855B2 (ja) 映像信号処理装置
US7324145B2 (en) Multiplexing prism CMOS imagers to a single data bus
KR100238209B1 (ko) 라인메모리를 이용한 모자이크 처리장치
JP2000284771A (ja) 映像データ処理装置
KR100256498B1 (ko) 피디피 텔레비전의 동적램 인터페이스 장치에 있어서 프레임버퍼 제어장치.
JP3621746B2 (ja) ディジタル画像データの書込み装置および読取装置ならびに書込み方法および読取方法
JP4374286B2 (ja) 画像合成装置
JP2994928B2 (ja) ビデオプリンタ
JPH0548667B2 (ja)
JPH0348518B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040713

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20040812

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040913

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20040916

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20041022

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20061005