JPH10333203A - カメラの露出制御装置 - Google Patents

カメラの露出制御装置

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JPH10333203A
JPH10333203A JP14788997A JP14788997A JPH10333203A JP H10333203 A JPH10333203 A JP H10333203A JP 14788997 A JP14788997 A JP 14788997A JP 14788997 A JP14788997 A JP 14788997A JP H10333203 A JPH10333203 A JP H10333203A
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JP
Japan
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aperture
change
shutter
camera
exposure
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Withdrawn
Application number
JP14788997A
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English (en)
Inventor
Masayuki Kamiyama
雅之 上山
Masayuki Miyazawa
征之 宮澤
Junichi Tanii
純一 谷井
Shigeaki Tochimoto
茂昭 栃本
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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  • Exposure Control For Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 露光中に透過光量を時間的に変化させること
で、アポダイゼーションフィルタを用いることなく十分
なアポダイズ効果を得る。 【解決手段】 ROM81は、絞り7の開き速度が加速
度的に増加する変化制御曲線を各シャッタ速度に対応し
て記憶し、絞り制御手段82は、露出演算手段73で求
められたシャッタ速度に対応する変化制御曲線を選択
し、この変化制御曲線に沿って、絞り7の開き制御を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルムの露光
中、すなわちシャッタが開いている間に開口絞りの開口
面積を変化させることにより特殊な写真効果を得ること
が可能なカメラの露出制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、カメラは、フィルムを適切に露
光するために、レンズ光学系を透過してフィルムに到達
する光量を制限するための開口絞りと、設定された露出
時間(以下「シャッタ速度」という。)だけ開くことに
よりフィルムを露光させるためのシャッタとを備えてい
る。開口絞りの開口面積やシャッタ速度は、写真写りに
大きな影響を与える要素で、ボケやブレの発生に密接に
関連している。
【0003】レンズシャッタは、レンズ光学系内に配設
され、一般に絞り羽根とシャッタ羽根が兼用されて構成
されるシャッタで、開口絞り及びシャッタを兼用するも
のである。このため、開口面積とシャッタ速度とを互い
に独立して設定することができず、従って、カメラの仕
様により、測光値に応じて開口面積とシャッタ速度が決
定されるようになっている。
【0004】一方、レンズ交換可能な一眼レフカメラで
は、一般に、開口絞りとシャッタが別体で形成され、シ
ャッタとしてフィルムの直前に配設されたフォーカルプ
レンシャッタを備えている。このような一眼レフカメラ
では、従来、開口絞りの開口面積及びシャッタ速度は、
被写体の明るさに応じて好適にフィルムが露光されるよ
うに、手動あるいは自動的に設定される。そして、撮影
時には、まず、開口絞りが所定の絞り値まで絞り込ま
れ、次いで、開口面積が固定された状態でシャッタが作
動するようになっている。
【0005】また、従来、レンズシャッタとフォーカル
プレンシャッタとを備え、レンズシャッタをプログラム
シャッタとして作動させるレンズシャッタモードと、レ
ンズシャッタにより絞りを制御してフォーカルプレンシ
ャッタによりシャッタ速度を制御するフォーカルプレン
シャッタモードとが設定可能にされたカメラシステムが
提案されている(特開平1−316726号公報参
照)。
【0006】このカメラシステムによれば、レンズシャ
ッタによりプログラム露出を行わせた場合には、時間が
経過するに従って開口面積が変化することになるので、
絞り効果による像のボケから動体の運動方向が認識可能
になっている。
【0007】また、従来、レンズシャッタの開閉動作に
おいて、比較的低速で開いて高速で閉じるようにした三
角波形の露出曲線で動作させることによりアポダイゼー
ションフィルタを用いた場合に近似した効果(以下「ア
ポダイズ効果」という。)を得るようにしたカメラが製
品化されている(「写真工業」写真工業出版社1971年5
月号p.66〜71参照)。アポダイゼーションフィルタは、
光軸中心から光軸と垂直な方向に離れるに従って透過率
が低下するように構成されたフィルタで、このアポダイ
ゼーションフィルタを用いて写真を撮影すると、焦点は
ずれ像が全体にふわりとボケて良好なボケ具合いの像に
なる効果が得られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の一眼レフカメラでは、露光中は絞り値が変化せずに
一定値に保持されているので、上記アポダイズ効果を得
ることはできない。
【0009】また、上記従来の特開平1−316726
号公報記載のカメラシステム及び上記従来の三角波形の
露出曲線で動作するカメラでは、レンズシャッタが時間
経過に従って一定速度で開口するので、十分なアポダイ
ズ効果、あるいは撮影者の意図に応じた所望のアポダイ
ズ効果を得ることができない。
【0010】本発明は、上記問題を解決するもので、露
光中に透過光量を時間的に変化させることで、アポダイ
ゼーションフィルタを用いることなく十分なアポダイズ
効果を得ることが可能なカメラの露出制御装置を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、レンズ光学系
を透過してフィルムに到達する光量を制限する開口絞り
と、遮光状態から開くことによりフィルムを露光させる
シャッタとを備えたカメラにおいて、上記開口絞りの開
口面積の変化状態を設定する絞り設定手段と、設定され
た上記変化状態で上記シャッタが開いている間に上記開
口面積を変化させる制御手段とを備えたものである(請
求項1)。
【0012】この構成によれば、開口絞りの開口面積の
変化状態、すなわち変化量及び変化速度が設定され、設
定された変化状態でシャッタが開いている間に開口絞り
の開口面積が変化することにより、レンズ光学系の中心
部を通過する光量と周辺部を通過する光量とが異なるも
のとなり、アポダイズ効果が得られる。
【0013】また、請求項1記載のカメラの露出制御装
置において、シャッタ速度を設定するシャッタ速度設定
手段を備え、上記絞り設定手段は、設定されたシャッタ
速度を用いて上記変化状態を設定するものである(請求
項2)。
【0014】この構成によれば、シャッタ速度が設定さ
れ、設定されたシャッタ速度を用いて開口絞りの開口面
積の変化状態が設定されることにより、例えばシャッタ
速度によって決まるシャッタが開いている時間内に開口
絞りの開口面積が変化するように設定されて、これによ
りレンズ光学系の中心部を通過する光量と周辺部を通過
する光量とが確実に異なるものとなって、アポダイズ効
果が得られる。
【0015】また、請求項1又は2記載のカメラの露出
制御装置において、上記絞り設定手段は、上記レンズ光
学系の開放Fナンバーを用いて上記変化状態を設定する
ものである(請求項3)。
【0016】この構成によれば、レンズ光学系の開放F
ナンバーを用いて開口絞りの開口面積の変化状態が設定
されることにより、例えば開放Fナンバーが小さければ
開口面積の変化量が増大され、開放Fナンバーが大きけ
れば開口面積の変化量が低減されて、レンズ光学系に好
適な開口絞りの制御が行われる。
【0017】また、請求項1記載のカメラの露出制御装
置において、フィルムの露光時間を設定する露光時間設
定手段を備え、上記絞り設定手段は、設定されたフィル
ムの露光時間を用いて上記変化状態を設定するものであ
る(請求項4)。
【0018】この構成によれば、フィルムの露光時間が
設定され、設定されたフィルムの露光時間を用いて開口
絞りの開口面積の変化状態が設定されることにより、例
えば露光時間内に開口絞りの開口面積が変化するように
設定されて、これによりレンズ光学系の中心部を通過す
る光量と周辺部を通過する光量とが確実に異なるものと
なって、アポダイズ効果が得られる。
【0019】また、請求項1記載のカメラの露出制御装
置において、上記開口絞りの絞り変化量を設定する絞り
変化量設定手段を備え、上記絞り設定手段は、設定され
た絞り変化量を用いて上記変化状態を設定するものであ
る(請求項5)。
【0020】この構成によれば、開口絞りの絞り変化量
が設定され、設定された絞り変化量を用いて開口絞りの
開口面積の変化状態が設定されることにより、例えば設
定された絞り変化量が大きければ開口面積の変化速度が
高くされ、設定された絞り変化量が小さければ開口面積
の変化速度が低くされて、設定された絞り変化量に応じ
て所望の度合いのアポダイズ効果が得られることとな
る。
【0021】また、請求項1記載のカメラの露出制御装
置において、上記開口面積の変化パターンを設定するパ
ターン設定手段を備え、上記絞り設定手段は、設定され
た変化パターンに従って上記変化状態を設定するもので
ある(請求項6)。
【0022】この構成によれば、開口絞りの開口面積の
変化パターン、すなわち変化の形状が設定され、設定さ
れた変化パターンに従って開口面積の変化状態が設定さ
れることにより、変化パターンを設定するのみで変化状
態が設定されることとなり、変化状態、すなわち変化量
及び変化速度の設定が容易に行われる。
【0023】また、請求項6記載のカメラの露出制御装
置において、複数の上記変化パターンを記憶するパター
ン記憶手段を備え、上記パターン設定手段は、上記記憶
手段に記憶された複数の変化パターンから一の変化パタ
ーンを選択して設定するものである(請求項7)。
【0024】この構成によれば、複数の開口絞りの開口
面積の変化パターンが記憶され、この記憶された複数の
変化パターンから一の変化パターンが選択されて変化パ
ターンが設定されることにより、変化パターンを選択す
るのみで、変化パターンの設定が容易に行われる。
【0025】また、請求項6記載のカメラの露出制御装
置において、上記変化パターンを入力するパターン入力
手段を備え、上記パターン設定手段は、上記パターン入
力手段により入力された変化パターンに設定するもので
ある(請求項8)。
【0026】この構成によれば、開口絞りの開口面積の
変化パターンが入力されると、この入力された変化パタ
ーンに設定されることにより、任意の変化パターンを入
力することによって、所望の変化パターンの設定が容易
に行われる。
【0027】
【発明の実施の形態】図7は本発明に係るカメラの露出
制御装置が適用されるカメラの第1実施形態の概略内部
構成図である。このカメラは、図7に示すように、レン
ズ部Lとボディ部Bとからなり、レンズ部Lはボディ部
Bに設けられたレンズ取付部1に着脱可能に取り付けら
れ、ボディ部Bの上端には外付けフラッシュFが取り付
けられている。
【0028】レンズ部Lは、円筒形状の鏡筒2の内周に
隣接して配設された円筒形状のフォーカスカム環(図
略)と、このフォーカスカム環の内周に隣接して配設さ
れた円筒形状の固定筒(図略)と、フォーカスカム環及
び固定筒に支持された第1群移動枠3(図1)及び第2
群移動枠4(図1)と、第1群移動枠3(図1)に支持
されたレンズ5,6、開口絞り(以下単に「絞り」とい
う。)7及びこの絞り7を支持するための支持フレーム
8と、第2群移動枠4(図1)に支持されたレンズ9と
を備えるとともに、フォーカシングモータ10と、パル
スモータからなる絞り駆動モータ11と、レンズ部Lの
上記各部の制御を行うレンズマイコン12とを備えてい
る。このレンズマイコン12は、レンズ部Lが備えるレ
ンズ光学系の開放Fナンバーなどの予め設定されたデー
タ等が格納されたROM81を内蔵している。
【0029】第1群移動枠3(図1)及び第2群移動枠
4(図1)は、それぞれ固定筒に穿設された直進溝及び
フォーカスカム環に穿設されたカム溝に係合する図略の
案内ピンを備えている。
【0030】一方、ボディ部Bは、レンズ部Lの光軸上
に順に配置された主ミラー21、フォーカルプレンシャ
ッタ(以下単に「シャッタ」という。)22及びフィル
ム23を備えるとともに、上部に配置されたペンタプリ
ズム24及び接眼レンズ25からなるファインダ光学系
を備えている。主ミラー21は、光軸に対して45°傾斜
して配置され、レンズ部Lを通過した光を上記ファイン
ダ光学系に導くためのもので、シャッタ22は、先幕2
21及び後幕222を備えている。また、主ミラー21
を露光開始直前に図7に示す位置から退避させるととも
に露光終了直後に復帰させる公知のクイックリターンミ
ラー機構(図略)を備えている。
【0031】また、ボディ部Bは、測距を行うための測
距手段(AF)26と、接眼レンズ25の上方適所に配
設された測光手段(AE)27と、LEDなどからなる
ファインダ内表示部28と、表面適所に配設されたシャ
ッターボタン29と、シャッターボタン29の半押しで
オンになるスイッチSW1と、このスイッチSW1のオ
ン状態からシャッターボタン29を更に深く押し込むと
オンになるレリーズスイッチSW2と、フィルム23の
感度を読み取るためのフィルム感度読取手段30と、シ
ャッタ22の先幕221及び後幕222を所定のタイミ
ングで駆動するシャッタ駆動手段31と、表面適所に配
設された操作部32と、ボディ部Bの上記各部の制御を
行うボディマイコン33とを備えている。
【0032】この構成により、ペンタプリズム24に導
かれた光の一部は測光手段27に入射し、この測光手段
27から出力される測光値に基づいて被写体の明るさが
検出され、絞り7の制御が行われる。
【0033】また、フォーカシング時にフォーカシング
モータ10が回転すると、フォーカスカム環が回転し、
固定筒上の直進溝及びフォーカスカム環のカム溝に係合
する案内ピンによって、第1群移動枠3(図1)及び第
2群移動枠4(図1)がそれぞれ移動し、これによって
レンズ5,6及び絞り7は一体的に、レンズ9は独立に
繰り出されて合焦位置まで移動する。
【0034】また、外付けフラッシュFは、フラッシュ
ランプ36と、フラッシュ発光回路37とを備えてい
る。
【0035】図8は絞り7及びその駆動部を示す分解斜
視図である。絞り7は、図8に示すように、7枚の絞り
羽根41で構成され、絞り7を絞り込むための駆動部
は、図中、左から押え板42、操作板43、支持フレー
ム8、モータ台板44及び絞り駆動モータ11から構成
されており、押え板42は、支持フレーム8に固定支持
され、操作板43は、支持フレーム8に回動可能に支持
されている。
【0036】各絞り羽根41は、一方の面(図中、右
側)に突設されたピン51と、他方の面(図中、左側)
に突設されたピン52とを備えており、ピン51は操作
板43に穿設された穴53に嵌合し、ピン52は押え板
42に設けられたガイド溝54に嵌合している。
【0037】絞り駆動モータ11は、その回転軸に固定
されたギヤ55が操作板43に形成されたラック56と
噛み合うように、モータ台板44に支持されて支持フレ
ーム8に取り付けられている。
【0038】この構成により、絞り駆動モータ11の回
転がラック56に伝達されると操作板43が光軸回りに
回転し、この操作板43の回転に伴ってピン51が回転
移動する。一方、ピン52はガイド溝54に沿って移動
するため、絞り羽根41の角度が変化することにより、
絞り羽根41によって形成される絞り7の開口面積が変
化する。
【0039】なお、操作板43に設けられたレバー57
は、支持フレーム8に設けられたガイド溝58に嵌合し
ており、絞り7の開放状態においてばね59と当接する
ように構成されており、このばね59の移動によって、
絞り7の開放が検出されるようになっている。
【0040】次に、図9、図10を用いてFナンバーに
ついて説明する。図9は絞り7の開口径に対するFナン
バーを示す図、図10は制御Fナンバーに対する絞り込
み時の絞り駆動モータ11の駆動パルス数のテーブルデ
ータを示す図である。但し、図9においてR0は開放時
の絞り開口径である。
【0041】Fナンバーは、レンズ光学系の明るさ及び
絞り値を定量化した値で、下記数1に示すように、レン
ズ光学系の焦点距離及び有効口径によって決まる。な
お、本実施形態は、図9に示すように、絞り7の開放時
のFナンバーが2.8で、開放Fナンバー2.8から最小Fナ
ンバー32まで、露出指数、すなわちAV(Aperture Val
ue)段数で7段絞り込めるように構成されている。
【0042】
【数1】FNo=f/D 但し、FNoはFナンバー、fはレンズ光学系の焦点距
離、Dはレンズ光学系の有効口径である。
【0043】図10において、絞り駆動モータ11が開
放Fナンバー2.8から8パルスずつ駆動すると、Fナンバ
ー4,5.6,…というように絞り込まれる。従って、ボデ
ィマイコン33から送られる制御Fナンバーが8のとき
は、絞り駆動モータ11の駆動パルス数を24パルスに制
御すればよい。
【0044】図1は本実施形態の制御構成を示すブロッ
ク図である。操作部32は、露出モード設定手段61及
びフラッシュ設定手段62を備えている。露出モード設
定手段61は、アポダイズモード及び通常モードのいず
れか一方を選択して露出モードの設定を行うものであ
る。アポダイズモードは、アポダイゼーションフィルタ
を用いたときに近似した撮影効果、すなわちアポダイズ
効果を得るためのモードである。
【0045】アポダイゼーションフィルタは、所定濃度
に着色することにより透過率を低下させたNDガラスか
らなる凹レンズと、透明ガラスからなる凸レンズとを張
り合わせて形成したもので、光軸中心から光軸と垂直な
方向に離れるに従って透過率が低下するような特性を有
するフィルタである。
【0046】このアポダイゼーションフィルタを用いる
と、ボケ像の周辺部の光量が低下するため、以下の〜
のような撮影効果を得ることができる。 静止被写体に対し、ボケの周縁の濃度が徐々に薄くな
り、全体的にボケが柔らかく雰囲気のよい写真が得られ
る。 デフォーカス像が改善される。 偽解像を起こさない。 二線ボケの無い美しいボケ具合の写真が得られる。 デフォーカスされた像が元の物体の形状に忠実であ
る。 開放Fナンバーが等しい場合、焦点深度が深くなる。 色の異なる被写体のボケ像において、色の濁りが生じ
にくくなる。 収差による像への悪影響が減少し、焦点像が改善され
る。 動体に対し、露光開始時には薄く露光終了に近づくに
つれて濃くなる流れ像が得られ、動きの方向や程度が表
現できる。
【0047】フラッシュ設定手段62は、フラッシュラ
ンプ36を発光させるか否かのオンオフを設定するもの
である。
【0048】ボディマイコン33は、RAM71、RO
M72、露出演算手段73、シャッタ制御手段74及び
フラッシュ制御手段75を備えている。RAM71は、
データを一時的に保管するものである。ROM72は、
アポダイズモードのときに絞り7を開放値から絞り込む
べき予め設定された設定段数ΔAV0(本実施形態では
ΔAV0=3)、後述する基準シャッタ速度TS0、後述す
る設定時間T1などの予め設定されたデータや、アポダ
イズモードにおける絞り7の絞り込みパターンなどを記
憶するものである。
【0049】露出演算手段73は、通常モードでは、測
光手段27の測光値により検出された被写体の明るさを
用いて、開放Fナンバーに絞り込むべきAV段数を加算
して制御Fナンバーを求めるとともに、シャッタ速度T
Sを求めるものである。また、アポダイズモードでは、
被写体の明るさ及び設定段数ΔAV0を用いて、シャッ
タ速度TSを求めるものである。
【0050】シャッタ制御手段74は、レリーズスイッ
チSW2がオンにされると、シャッタ駆動手段31を介
してシャッタ22の駆動を制御するものである。フラッ
シュ制御手段75は、フラッシュ設定手段62がオンの
ときに、後述するタイミングで、フラッシュ発光回路3
7を介してフラッシュランプ36を発光させるものであ
る。
【0051】ボディマイコン33は、更に、以下〜
の機能を有する。 ボディ部Bに取り付けられたレンズ部Lがアポダイズ
モードで撮影可能なレンズかどうかを後述する基準に基
づき判別する。 スイッチSW1、レリーズスイッチSW2のオンオフ
を判別する。 露出モード設定手段61で設定された露出モードを判
別する。
【0052】アポダイズモードのときに、求められた
シャッタ速度TSから、後述するように設定時間T2の値
を決定する。 レリーズスイッチSW2のオンからの経過時間をカウ
ントし、設定時間T1,T2が経過したかどうかを判別す
る。 アポダイズモードのときに、求められたシャッタ速度
Sからアポダイズモードによる撮影が可能か否かを判
別する。 アポダイズモードによる撮影が不可能であると判別し
たときに、ファインダ内表示部28にその旨の警告表示
を行わせる等の後述する制御を行う。なお、ファインダ
内表示部28における警告表示は、赤色LEDの点灯
や、LEDの点滅表示等により行われる。
【0053】レンズマイコン12は、ROM81、絞り
制御手段82及びフォーカス制御手段83を備えてい
る。ROM81は、このレンズ光学系の開放Fナンバー
と最小Fナンバー、焦点距離、デフォーカス量と必要繰
り出し量との比、図10に示した制御Fナンバーに対す
る絞り込み時の絞り駆動モータ11の駆動パルス数のテ
ーブルデータなどの予め設定されたデータを記憶するも
のである。
【0054】レンズマイコン12は、ROM81に記憶
されたデータをボディマイコン33に送信するものであ
る。また、レンズマイコン12は、ボディマイコン33
から送信される制御Fナンバーに従って、絞り駆動モー
タ11の駆動パルス数を制御するもので、これによって
操作板43が回転し、絞り7が開放状態から所定のAV
段数だけ絞り込まれる。
【0055】次に、図1、図2を用いてアポダイズモー
ドにおける絞り7、シャッタ22及びフラッシュランプ
36の動作について説明する。図2は絞り7、シャッタ
22及びフラッシュランプ36の動作状態を示すタイミ
ングチャートである。
【0056】(1)アポダイズモードの可否 アポダイズモードでは、絞り7を開放状態から設定値Δ
AV0だけ絞り込んだ後、絞り7を開き始めて、シャッ
タ22が開いた状態のフィルム露光中に、絞り7を徐々
に開いている。例えば、アポダイズモードにおける絞り
7の開放値からの絞り込み量ΔAV0は、AV段数でΔ
AV0=3に設定されているので、本実施形態では開放F
ナンバー=2.8であることから、Fナンバー=8程度まで
絞り込んだ後、徐々に開いている。これによって、光軸
中心から光軸と垂直な方向に離れるに従って光量が低下
するため、アポダイズ効果が得られることとなる。
【0057】このため、絞り7を開放値近傍で動作させ
ると、最も良くアポダイズ効果が得られる。また、絞り
7の開放Fナンバーがある程度小さい、すなわち明るい
レンズ光学系でなければ、良好なアポダイズ効果が得ら
れない。
【0058】そこで、ボディマイコン33は、ボディ部
Bに取り付けられたレンズ部Lの絞り7の開放Fナンバ
ーの値がFナンバー=4以下であれば、アポダイズモー
ドで撮影可能なレンズであると判別する。
【0059】一方、絞り7を開放付近で動作させること
とすると、測光手段26により被写体が明るいことが検
出された場合には、求められるシャッタ速度TSは小さ
い値になる。この場合に、絞り7をΔAV0=3だけ開く
のに要する時間をTS0とすると、TS<TS0までシャッ
タ速度が小さくなると、露光時間TS内に絞り7を開放
値まで全開することが不可能になる。
【0060】従って、時間TS0を基準シャッタ速度TS0
とし、露出モード設定手段61により露出モードがアポ
ダイズモードに設定されていても、求められたシャッタ
速度TSがTS<TS0の場合には、ボディマイコン33
は、アポダイズモードによる撮影が不可能であると判別
し、アポダイズモードでの撮影が不可能である旨をファ
インダ内表示部28に警告表示するとともに、レリーズ
スイッチSW2のオンの受付けを禁止する。
【0061】なお、アポダイズモードによる撮影が不可
能と判別したときは、次の又はの制御を行うように
してもよい。 設定値ΔAV0=2に変更して、絞り7の変化範囲を制
限することにより、露光時間TS内で絞り7を開放値ま
で全開可能にして撮影を行う。 設定値ΔAV0=3のままで、絞り7を開放値まで全開
せずにFナンバー=4まで開くことにより、絞り7の変
化範囲を制限して撮影を行う。これらによって、アポダ
イズ効果は多少低下するものの、アポダイズモードによ
る撮影を行うことができる。
【0062】また、図2において、先幕及び後幕が一端
から他端まで走行するのに要する時間である幕走行時間
Fは、カメラ固有の固定値で、ボディマイコン33の
ROM72に格納されている。シャッタ速度TSがTS
4TFの場合には、絞り7の開口面積の増大に対して幕
走行による影響が大きくなるので、TS0=4TFと設定
してもよい。また、例えばTS0=1/125(秒)と設定して
もよい。
【0063】(2)絞り7の開き制御 ROM81(図1)は、図2に実線で示すような、絞り7
の開き動作中に露出指数(AV段数)の変化速度が増大
する変化制御曲線P1をTS=1/125(秒),1/60(秒)等
の各シャッタ速度TSに対応して記憶している。そし
て、絞り制御手段82(図1)は、露出演算手段73(図
1)で求められたシャッタ速度TSに対応する変化制御曲
線を選択し、この変化制御曲線に沿って、絞り7の開き
制御を行う。これによって、周辺部において外側に行く
ほど光量低下が大きくなる。
【0064】ここで、シャッタ速度TSに応じて決定さ
れる設定時間T2は、各変化制御曲線P1によって絞り
7が開放にされる時点t3より後に後幕222が走行す
るように、すなわち(t2+TS)>t3となるように決定
される。
【0065】なお、次の〜に示すような絞り7の開
き制御を行ってもよい。 ROM81(図1)は、絞り7の開き動作中に露出指数
(AV段数)の変化速度が増大するような変化パターン
を記憶している。そして、絞り制御手段82(図1)は、
図2に実線で示すように、この変化パターンから露出演
算手段73(図1)で求められたシャッタ速度TSに応じ
た変化制御曲線P1を生成し、この変化制御曲線P1に
沿って、絞り7の開き制御を行う。
【0066】ROM81(図1)に、絞り7の開き動作
中における露出指数(AV段数)の変化速度が一定にな
るような変化パターンを記憶させる。そして、絞り制御
手段82(図1)は、図2に二点鎖線で示すように、この
変化パターンからシャッタ速度TSに応じた変化制御曲
線P2を生成し、この変化制御曲線P2に沿って、絞り
7の開き制御を行う。
【0067】ROM81(図1)に、上記,の変化
パターンの中間のパターンを記憶させる。そして、絞り
制御手段82(図1)は、図2に一点鎖線で示すように、
この変化パターンからシャッタ速度TSに応じた変化制
御曲線P3を生成し、この変化制御曲線P3に沿って、
絞り7の開き制御を行う。
【0068】図1において、ROM81に、上記〜
の変化パターンを記憶させるとともに、操作部32
は、一点鎖線で示すように、いずれかの変化パターンを
選択する変化パターン選択手段63を備える。そして、
ボディマイコン33は、選択された変化パターンを判別
するとともに、判別した変化パターンをレンズマイコン
12に送信する。絞り制御手段82は、選択された変化
パターンからシャッタ速度TSに応じた変化制御曲線を
生成し、この変化制御曲線に沿って、絞り7の開き制御
を行う。
【0069】図1において、操作部32は、一点鎖線
で示すように、アポダイズモードのときの絞り込み量Δ
AV0を変更設定する露出設定手段64を備える。ボデ
ィマイコン33は、設定された絞り込み量ΔAV0を判
別するとともに、判別した絞り込み量ΔAV0をレンズ
マイコン12に送信する。絞り制御手段82は、設定さ
れた絞り込み量ΔAV0だけ絞り込んだ後、絞り7の開
き制御を行う。例えばΔAV0=4に設定されたときは、
Fナンバー=8まで絞り込まれた後、絞り7の開き制御
が行われる。
【0070】この形態によれば、例えば被写体が移動す
る動体の場合に、被写体の移動速度に応じて絞り込み量
ΔAV0を変更設定することができ、これによって、被
写体の移動速度に応じてシャッタ速度(露光時間)及び
絞り7の絞り量の制御を行うことができる。
【0071】また、この形態において、露出設定手段6
4により絞り込み量ΔAV0を多少大きめに設定し、露
光中に絞り7が開放値まで全開しないような状態でアポ
ダイズモードの撮影を行うようにしてもよい。この場合
でも、アポダイズ効果を得ることができる。
【0072】設定時間T2は、各変化制御曲線P1に
よって絞り7が開放にされる時点tと同時に後幕22
2が走行するように、すなわち(t2+TS)=t3となる
ように決定してもよい。
【0073】図1において、ROM81は、絞り7の
開き速度が加速度的に増加する第1、第2の変化制御曲
線を記憶する。露出演算手段73は、求めたシャッタ速
度TSと第2基準シャッタ速度TS10(例えばTS10=1/1
5秒)を比較し、TS<TS10のときは第1の変化制御曲線
を選択し、TS≧TS10のときは第2の変化制御曲線を選
択する。そして、絞り制御手段82は、この選択された
変化制御曲線に沿って、絞り7の開き制御を行う。
【0074】ここで、第1の変化制御曲線は、基準シャ
ッタ速度TS0に合わせて絞り7が開放するように設定さ
れ、第2の変化制御曲線は、第2基準シャッタ速度T
S10に合わせて絞り7が開放するように設定されてい
る。これによって、それぞれ露光時間(シャッタ速度)
内に絞り7が開放値まで全開されることとなる。
【0075】図1において、絞り制御手段82は、R
OM81に記憶されているレンズ光学系の開放Fナンバ
ーに応じて絞り込み量ΔAV0を変更設定する。例えば
開放Fナンバー≦2.8であればΔAV0=3、開放Fナン
バー≧4であればΔAV0=2とする。このように、明る
いレンズ光学系であれば絞り7の変化量を増大し、暗い
レンズ光学系であれば絞り7の変化量を低減することに
よって、レンズ光学系に好適な絞り7の制御が行える。
【0076】図1において、操作部32は、一点鎖線
で示すように、アポダイズモードのときの絞り込み量Δ
AV0を変更設定する露出設定手段64を備え、ボディ
マイコン33は、設定された絞り込み量ΔAV0を判別
してレンズマイコン12に送信する。そして、絞り制御
手段82は、設定された絞り込み量ΔAV0が大きいと
きは絞り7の開き速度を高くし、絞り込み量ΔAV0
小さいときは絞り7の開き速度を低くする。
【0077】この形態によれば、絞り込み量ΔAV0
変更設定することにより所望の度合いのアポダイズ効果
が得られるとともに、絞り込み量ΔAV0の大小に関わ
りなく絞り7を露光時間(シャッタ速度)内に開放値ま
で全開することができる。
【0078】(3)フラッシュランプ36の発光タイミ
ング フラッシュ制御手段75(図1)は、求められたシャッタ
速度TSを用いて、図2に示すように、露光終了時(t2
+TS時点)の直前に最大光量に達するように、t4時点
にフラッシュランプ36の発光を開始させている。
【0079】なお、フラッシュ制御手段75(図1)は、
次の〜に示すようなタイミングでフラッシュランプ
36を発光させるものとしてもよい。 変化制御曲線P1によって絞り7が開放にされる時点
3と同時、すなわちt4=t3としてフラッシュランプ
36の発光を開始させる。 変化制御曲線P1によって絞り7が開放にされる時点
3と露光終了時(t2+TS時点)との間にフラッシュラ
ンプ36の発光を開始させる。これらによって、フラッ
シュランプ36の光量を絞り7が開放状態のときに確実
に最大にすることができる。
【0080】図1において、フラッシュ設定手段62
は、フラッシュランプ36の発光タイミングを任意に設
定するタイミング設定機能を有するものとし、フラッシ
ュ制御手段75は、フラッシュ設定手段62で設定され
たタイミングでフラッシュランプ36を発光させる。こ
れによって、被写体に応じて好みのタイミングでフラッ
シュランプ36を発光させることができる。
【0081】次に、図2〜図6を用いて撮影動作につい
て説明する。図3は撮影動作手順のフローチャート、図
4〜図6はそれぞれ図3のサブルーチンのフローチャー
トである。
【0082】ボディマイコン33(図1)において、スイ
ッチSW1がオフからオンに切り換えられたことが判別
されると、図3のフローチャートに進んで撮影動作が開
始される。このとき、図2に示すように、絞り7は開放
状態が維持される。
【0083】図3において、まず、レンズ情報が読み取
られ(#100)、フィルム感度が読み取られ(#11
0)、次いで、測光値、すなわち被写体の明るさデータ
が取り込まれ(#120)、設定された露出モードが取
り込まれる(#130)。
【0084】次いで、設定された露出モードがアポダイ
ズモードかどうかが判別され(#140)、アポダイズ
モードでなければ(#140でNO)、#120で得ら
れた測光値を用いて通常モードの露出制御値の演算、す
なわち絞り込むべき段数の算出が行われるとともに、こ
の段数がレンズマイコン12から送られる開放Fナンバ
ーに加算されて制御Fナンバーが算出され、この制御F
ナンバーがレンズマイコン12に送信されて(#15
0)、#210に進む。
【0085】一方、#140において、露出モードがア
ポダイズモードであれば(#140でYES)、レンズ
部Lのレンズがアポダイズモードで撮影可能なレンズか
どうかが判別され(#160)、撮影可能でなければ
(#160でNO)、ファインダ内表示部28にその旨
の警告表示が行われ(#170)、レリーズスイッチS
W2のオンの受付けが禁止されて(#180)、このル
ーチンを終了する。
【0086】一方、#160において、アポダイズモー
ドで撮影可能であれば(#160でYES)、後述する
アポダイズモードの露出制御値演算サブルーチンに進む
(#190)。
【0087】次いで、#190のサブルーチン内におい
てレリーズスイッチSW2のオンの受付けが禁止された
かどうかが判別され(#200)、禁止されていれば
(#200でYES)、このルーチンを終了し、一方、
レリーズスイッチSW2のオンの受付けが禁止されてい
なければ(#200でNO)、測距手段26の出力を用
いてデフォーカス量が算出され、フォーカシングモータ
10の駆動量に関するデータがレンズマイコン12に送
信され、レンズマイコン12によりフォーカシングモー
タ10の駆動が制御されてフォーカシングが行われる
(#210)。
【0088】次いで、レリーズスイッチSW2がオンか
どうかが判別され(#220)、オンであれば(#22
0でYES)、露出モードがアポダイズモードかどうか
が判別され(#230)、アポダイズモードでなければ
(#230でNO)、後述する通常モードの撮影動作サ
ブルーチンに進んで(#240)、このルーチンを終了
し、一方、露出モードがアポダイズモードであれば(#
230でYES)、後述するアポダイズモードの撮影動
作サブルーチンに進んで(#250)、このルーチンを
終了する。
【0089】一方、#220において、レリーズスイッ
チSW2がオフであれば(#220でNO)、スイッチ
SW1がオンかどうかが判別され(#260)、オンで
あれば(#260でYES)、#220に戻り、オフで
あれば(#260でNO)、このルーチンを終了する。
【0090】図4は図3の#190のアポダイズモード
の露出制御値演算サブルーチンのフローチャートであ
る。まず、絞り7の絞り込み量の設定値ΔAV0が取り
込まれ(#300)、この設定値ΔAV0及び#120
で得られた測光値を用いて、シャッタ速度TSが求めら
れるとともに、シャッタ速度TSに応じて設定時間T2
値が決定される(#310)。
【0091】次いで、求められたシャッタ速度TSと基
準シャッタ速度TS0とが比較され(#320)、TS
S0であれば(#320でYES)、アポダイズモード
での撮影が不可能であると判断されて、その旨がファイ
ンダ内表示部28に警告表示され(#330)、レリー
ズスイッチSW2のオンの受付けが禁止されて(#34
0)、このサブルーチンを終了する。
【0092】一方、#320において、TS≧TS0であ
れば(#320でNO)、シャッタ速度TSに応じた絞
り7の変化制御曲線が選択されて(#350)、このサ
ブルーチンを終了する。
【0093】図5は図3の#240の通常モードの撮影
動作サブルーチンのフローチャートである。まず、主ミ
ラー21が退避され(#400)、絞り7が#150で
算出された制御Fナンバーまで絞り込まれ(#41
0)、この絞り込まれた状態でシャッタ22が駆動され
てフィルムの露光が行われる(#420)。
【0094】図6は図3の#250のアポダイズモード
の撮影動作サブルーチンのフローチャートである。ま
ず、経過時間のカウントが開始され(#500)、主ミ
ラー21が退避されて(#510)、絞り7が設定値Δ
AV0だけ絞り込まれる(#520)。
【0095】次いで、カウント中の経過時間が設定時間
1に達したかどうかが判別され(#530)、設定時
間T1が経過するまで待機し(#530でNO)、設定
時間T1が経過すると(#530でYES)、絞り7の
開き制御が開始される(#540,図2のt1時点)。
この開き制御は、#350で選択された変化制御曲線に
沿って行われる。
【0096】次いで、カウント中の経過時間が設定時間
2に達したかどうかが判別され(#550)、設定時
間T2が経過するまで待機し(#550でNO)、設定
時間T2が経過すると(#550でYES)、シャッタ
22が駆動されてフィルムの露光が開始され(#56
0,図2のt2時点)、次いで、露光終了直前にフラッ
シュランプ36が発光される(#570,図2のt4
点)。
【0097】なお、図3の#190のアポダイズモード
の露出制御値演算は、図4に代えて図11に示す手順で
行ってもよい。図11は上記「(2)絞り7の開き制
御」のの場合における図3の#190のアポダイズモ
ードの露出制御値演算サブルーチンの手順を示すフロー
チャートである。
【0098】#600〜#640は、図4の#300〜
#340と同一なので説明を省略する。#620におい
て、TS≧TS0であれば(#620でNO)、次いで、
シャッタ速度TSと第2基準シャッタ速度TS10とが比較
され(#650)、TS<TS10であれば(#650でY
ES)、第1の変化制御曲線が選択され(#660)、
一方、TS≧TS10であれば(#650でNO)、第2の
変化制御曲線が選択される(#670)。
【0099】このように、第1実施形態によれば、絞り
7とシャッタ22とを備え、シャッタ22が開いてフィ
ルムが露光されている間に絞り7の開口面積を変化させ
るようにしたので、周辺部の光量を低下させることによ
り、アポダイズ効果、すなわち二線ボケの無い美しいボ
ケ具合の写真を得ることができる。
【0100】図12は本発明に係るカメラの露出制御装
置が適用されるカメラの第2実施形態の概略内部構成図
である。なお、図7と同一機能を有するものには同一符
号を付し、説明を省略する。このカメラは、図12に示
すように、レンズ部Lとボディ部Bとが一体的に構成さ
れてなるものである。
【0101】レンズ部Lは、図略の第1群移動枠に支持
されたレンズ群91と、図略の第2群移動枠に支持され
たレンズ群92と、レンズシャッタ93及びこのレンズ
シャッタ93を支持するための支持フレーム94と、フ
ォーカシングモータ10と、レンズシャッタ93を駆動
するシャッタ駆動手段95とを備えている。
【0102】一方、ボディ部Bは、レンズ部Lの光軸上
に配置されたフィルム23と、上部に同一光軸上に配置
された対物レンズ96及び接眼レンズ97からなるファ
インダ光学系とを備えるとともに、測距手段(AF)2
6と、測光手段(AE)27と、ファインダ内表示部2
8と、シャッターボタン29と、スイッチSW1と、レ
リーズスイッチSW2と、フィルム感度読取手段30
と、操作部32と、上記各部の制御を行うカメラマイコ
ン98とを備えている。また、ボディ部Bは、上端部に
フラッシュランプ36を内蔵するとともに、フラッシュ
発光回路37を備えている。
【0103】なお、フィルム23に入射する光の一部が
測光手段27に入射するように構成されている。
【0104】この構成により、フォーカシング時にフォ
ーカシングモータ10が回転すると、第1群移動枠及び
第2群移動枠がそれぞれ移動し、これによってレンズ群
91,92が互いに独立に繰り出されて、合焦位置まで
移動する。
【0105】シャッタ駆動手段95は、電磁石やスプリ
ングなどからなり、アポダイズモード又は通常モードの
露出モードに応じてレンズシャッタ93を開閉させるも
のである。
【0106】カメラマイコン98は、ほぼ第1実施形態
の図1に示すボディマイコン33及びレンズマイコン1
2の機能を有するものである。但し、絞り制御手段82
及びシャッタ制御手段74の機能に代えて、シャッタ駆
動手段95の駆動を制御することにより、後述するよう
にレンズシャッタ93の開閉を制御する。
【0107】また、カメラマイコン98はROM99を
内蔵し、このROM99には、後述する予め設定された
設定FナンバーF0や基準シャッタ速度TS1等のデータ
が格納されている。
【0108】図13はレンズシャッタ93の概略構造図
で、(a)は開放状態、(b)は閉塞状態を示してい
る。レンズシャッタ93は、絞り機能及びシャッタ機能
を兼用するもので、図13に示すように、5枚のセクタ
羽根101及びセクタリング102などから構成されて
いる。セクタ羽根101は、一端に穿設された長孔及び
ほぼ中央部に穿設された丸孔を備え、カメラ本体に固定
されたピンが長孔に嵌合し、セクタリング102に固定
されたピンが丸孔に嵌合して支持されている。
【0109】セクタリング102は、中心が光軸に一致
するように配置され、光軸回りに回動可能に支持されて
おり、シャッタ駆動手段95(図12)によって回動さ
れるように構成されている。
【0110】この構成により、図13(a)において、
セクタリング102が時計回り方向に回動すると、レン
ズシャッタ93の開口面積が小さくなり、図13(b)
において、セクタリング102が反時計回り方向に回動
すると、レンズシャッタ93の開口面積が大きくなる。
【0111】次に、図14を用いて第2実施形態の動作
について説明する。図14は第2実施形態における撮影
の動作手順と、レンズシャッタ93及びフラッシュラン
プ36の動作状態とを示すタイミングチャートである。 (1)撮影動作 フィルムの露光時間、すなわちシャッタ速度TS及びレ
ンズシャッタ93の開口面積は、測光手段27(図12)
による測光値を用いて算出される。そして、第1実施形
態と同様に、スイッチSW1がオンにされると、測光値
が取り込まれ、この測光値を用いて露出演算が行われ、
レリーズスイッチSW2がオンにされるとフィルムの露
光が行われる。
【0112】操作部32(図12)で設定された露出モー
ドが通常モードのときは、測光値に応じてFナンバー及
びシャッタ速度が求められ、レンズシャッタ93は、求
められたFナンバーまで開かれるとともに、求められた
シャッタ速度で閉塞されるように、その開閉が制御され
る。
【0113】一方、設定された露出モードがアポダイズ
モードのときは、レンズシャッタ93は、設定Fナンバ
ーF0まで開かれた後、更に一定速度で徐々に開かれ
る。従って、測光値に応じて異なる値のシャッタ速度T
S、すなわちフィルムの露光時間が求められる。
【0114】そして、以下〜のようにレンズシャッ
タ93の開閉が制御される。 算出されたシャッタ速度TS=TS1のときは、レンズ
シャッタ93が開放値まで全開されるのとほぼ同時に閉
塞動作が開始される(図中)。これによって、周辺部
の光量が低下することにより、アポダイズ効果を得るこ
とができる。
【0115】算出されたシャッタ速度TSがTS<TS1
のときは、レンズシャッタ93が開放値まで全開される
前に閉塞動作が開始される(図中)。これによって、
光量が低下する周辺部の範囲が多少低下するので、多少
低下するもののアポダイズ効果を得ることができる。
【0116】算出されたシャッタ速度TSがTS>TS1
のときは、レンズシャッタ93が開放値まで全開された
後に閉塞動作が開始される(図中)。これによって、
周辺部の光量が低下することにより、アポダイズ効果を
得ることができる。
【0117】(2)アポダイズモードの可否 アポダイズモードでは、レンズシャッタ93を遮光(閉
塞)状態から設定FナンバーF0まで開いた後、更に一
定速度で徐々に開いている。これによって、周辺部の光
量が低下するため、アポダイズ効果が得られることとな
る。従って、アポダイズモードでは、レンズシャッタ9
3を開放値近傍まで開くことになるので、測光手段26
により被写体が明るいことが検出された場合には、算出
されたシャッタ速度TSは小さい値になる。
【0118】この場合に、図14に示すようにレンズシ
ャッタ93が閉塞状態から設定FナンバーF0まで開く
のに要する時間をTS2とすると、TS≦TS2の範囲では
設定FナンバーF0から更に開く動作ができなくなる。
【0119】従って、露出モードがアポダイズモードに
設定されていても、露出演算の結果求められたシャッタ
速度TSがTS≦TS2の場合には、アポダイズモードでの
撮影が不可能である旨をファインダ内表示部28に警告
表示するとともに、レリーズスイッチSW2(図12)の
オンの受付けを禁止する。
【0120】なお、シャッタ速度TSがTS≦TS2の場合
に、アポダイズモードでの撮影が不可能である旨をファ
インダ内表示部28に警告表示した上で、撮影動作はそ
のまま行うようにしてもよい。
【0121】(3)フラッシュランプ36の発光タイミ
ング カメラマイコン98(図12)は、求められたシャッタ速
度TSを用いて、図14に示すように、露光終了直前の
レンズシャッタ93の開口面積が最大のときに最大光量
に達するように、t5時点でフラッシュランプ36の発
光を開始させている。
【0122】なお、図12において、操作部32は、フ
ラッシュランプ36の発光タイミングを任意に設定する
タイミング設定機能を有するものとし、カメラマイコン
98は、操作部32で設定されたタイミングでフラッシ
ュランプ36を発光させるようにしてもよい。これによ
って、被写体に応じて好みのタイミングでフラッシュラ
ンプ36を発光させることができる。
【0123】なお、本発明は、上記実施形態に限られ
ず、以下に示す変形形態(1)、(2)を採用することがで
きる。
【0124】(1)図7に破線で示すように、フィルム2
3で反射した光を受光する受光素子38を備えるように
してもよい。撮影の際には、主ミラー21が上方に退避
することにより、レンズ光学系を通過した光がフィルム
23に到達して露光が行われるが、主ミラー21の退避
によりファインダ光学系に光が入射しないため、測光手
段27による測光が露光中に行えない。
【0125】これに対して、この形態によれば、受光素
子38によりフィルム23の反射光を検出することがで
きるので、露光中の光量変化に対応した露出制御、例え
ばフラッシュランプ36の発光量をフィルム23の反射
光を測定しながらリアルタイムに制御するTTL制御を
行うことができる。
【0126】(2)アポダイズモードでの撮影が不可能で
ある旨の警告は、ファインダ内表示部28の表示に代え
て、音声合成部又はブザー等を用いて音声によって行う
ようにしてもよい。
【0127】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
開口絞りの開口面積の変化状態を設定し、設定された変
化状態でシャッタが開いている間に開口絞りの開口面積
を変化させるようにしたので、レンズ光学系の中心部を
通過する光量と周辺部を通過する光量とを異なるものと
することができ、これによってアポダイズ効果を得るこ
とができる。
【0128】また、シャッタ速度を設定し、設定したシ
ャッタ速度を用いて開口絞りの開口面積の変化状態を設
定することにより、例えばシャッタ速度によって決まる
シャッタが開いている時間内に開口絞りの開口面積が変
化するように設定することによって、レンズ光学系の中
心部を通過する光量と周辺部を通過する光量とを確実に
異なるものとすることができ、これによってアポダイズ
効果を得ることができる。
【0129】また、レンズ光学系の開放Fナンバーを用
いて開口絞りの開口面積の変化状態を設定することによ
り、レンズ光学系に好適な開口絞りの制御を行うことが
できる。
【0130】また、フィルムの露光時間を設定し、設定
したフィルムの露光時間を用いて開口絞りの開口面積の
変化状態を設定することにより、例えば露光時間内に開
口絞りの開口面積が変化するように設定されて、これに
よりレンズ光学系の中心部を通過する光量と周辺部を通
過する光量とが確実に異なるものとなって、アポダイズ
効果を得ることができる。
【0131】また、開口絞りの絞り変化量を設定し、設
定した絞り変化量を用いて開口絞りの開口面積の変化状
態を設定することにより、例えば設定した絞り変化量が
大きければ開口面積の変化速度を高くするなど、設定し
た絞り変化量に応じて所望の度合いのアポダイズ効果を
得ることができる。
【0132】また、開口絞りの開口面積の変化パターン
を設定し、設定した変化パターンに従って開口面積の変
化状態を設定することにより、変化パターンを設定する
のみで変化状態を設定することができ、これによって変
化状態、すなわち変化量及び変化速度の設定を容易に行
うことができる。
【0133】また、複数の開口絞りの開口面積の変化パ
ターンを記憶し、この記憶した複数の変化パターンから
一の変化パターンを選択して変化パターンを設定するこ
とにより、変化パターンを選択するのみで、変化パター
ンの設定を容易に行うことができる。
【0134】また、開口絞りの開口面積の変化パターン
を入力すると、この入力した変化パターンに設定するこ
とにより、任意の変化パターンを入力することによっ
て、所望の変化パターンの設定を容易に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の制御構成を示すブロック図であ
る。
【図2】スイッチがオフからオンに切り換えられた後の
各部の状態を示すタイミングチャートである。
【図3】撮影動作手順のフローチャートである。
【図4】図3の#190のアポダイズモードの露出制御
値演算のサブルーチンのフローチャートである。
【図5】図3の#240の通常モードの撮影動作のサブ
ルーチンのフローチャートである。
【図6】図3の#250のアポダイズモードの撮影動作
サブルーチンのフローチャートである。
【図7】本発明に係るカメラの露出制御装置が適用され
るカメラの一実施形態の概略内部構成図である。
【図8】絞り及びその駆動部を示す分解斜視図である。
【図9】絞りの開口径に対するFナンバーを示す図であ
る。
【図10】制御Fナンバーに対する絞り込み時の絞り駆
動モータの駆動パルス数のテーブルデータを示す図であ
る。
【図11】図3の#190のアポダイズモードの露出制
御値演算のサブルーチンの異なる手順例を示すフローチ
ャートである。
【図12】本発明に係るカメラの露出制御装置が適用さ
れるカメラの一実施形態の概略内部構成図である。
【図13】レンズシャッタの概略構造図で、(a)は開
放状態、(b)は閉塞状態を示している。
【図14】第2実施形態における撮影の動作手順と、レ
ンズシャッタ93及びフラッシュランプ36の動作状態
とを示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
5,6,9 レンズ 7 開口絞り 10 フォーカシングモータ 11 絞り駆動モータ 12 レンズマイコン 22 フォーカルプレンシャッタ 26 測距手段 27 測光手段 31 シャッタ駆動手段 33 ボディマイコン 36 フラッシュランプ 37 フラッシュ発光回路 43 操作板 71 RAM 72 ROM 73 露出演算手段 74 シャッタ制御手段 75 フラッシュ制御手段 81 ROM 82 絞り制御手段 83 フォーカス制御手段 91,92 レンズ群 93 レンズシャッタ 94 支持フレーム 95 シャッタ駆動手段 98 カメラマイコン B ボディ部 F 外付けフラッシュ L レンズ部 SW1 スイッチ SW2 レリーズスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷井 純一 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 栃本 茂昭 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズ光学系を透過してフィルムに到達
    する光量を制限する開口絞りと、遮光状態から開くこと
    によりフィルムを露光させるシャッタとを備えたカメラ
    において、上記開口絞りの開口面積の変化状態を設定す
    る絞り設定手段と、設定された上記変化状態で上記シャ
    ッタが開いている間に上記開口面積を変化させる制御手
    段とを備えたことを特徴とするカメラの露出制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のカメラの露出制御装置に
    おいて、シャッタ速度を設定するシャッタ速度設定手段
    を備え、上記絞り設定手段は、設定されたシャッタ速度
    を用いて上記変化状態を設定するものであることを特徴
    とするカメラの露出制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のカメラの露出制御
    装置において、上記絞り設定手段は、上記レンズ光学系
    の開放Fナンバーを用いて上記変化状態を設定するもの
    であることを特徴とするカメラの露出制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のカメラの露出制御装置に
    おいて、フィルムの露光時間を設定する露光時間設定手
    段を備え、上記絞り設定手段は、設定されたフィルムの
    露光時間を用いて上記変化状態を設定するものであるこ
    とを特徴とするカメラの露出制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のカメラの露出制御装置に
    おいて、上記開口絞りの絞り変化量を設定する絞り変化
    量設定手段を備え、上記絞り設定手段は、設定された絞
    り変化量を用いて上記変化状態を設定するものであるこ
    とを特徴とするカメラの露出制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のカメラの露出制御装置に
    おいて、上記開口面積の変化パターンを設定するパター
    ン設定手段を備え、上記絞り設定手段は、設定された変
    化パターンに従って上記変化状態を設定するものである
    ことを特徴とするカメラの露出制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のカメラの露出制御装置に
    おいて、複数の上記変化パターンを記憶するパターン記
    憶手段を備え、上記パターン設定手段は、上記記憶手段
    に記憶された複数の変化パターンから一の変化パターン
    を選択して設定するものであることを特徴とするカメラ
    の露出制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項6記載のカメラの露出制御装置に
    おいて、上記変化パターンを入力するパターン入力手段
    を備え、上記パターン設定手段は、上記パターン入力手
    段により入力された変化パターンに設定するものである
    ことを特徴とするカメラの露出制御装置。
JP14788997A 1997-06-05 1997-06-05 カメラの露出制御装置 Withdrawn JPH10333203A (ja)

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JP14788997A JPH10333203A (ja) 1997-06-05 1997-06-05 カメラの露出制御装置
US09/090,239 US5999752A (en) 1997-06-05 1998-06-04 Exposure controller for use in a camera

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ID=15440485

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015049297A (ja) * 2013-08-30 2015-03-16 ソニー株式会社 露出制御装置および露出制御方法、ならびに撮像装置

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Effective date: 20040907