JPH1033289A - 収納棚の収納物落下防止装置 - Google Patents

収納棚の収納物落下防止装置

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JPH1033289A
JPH1033289A JP19374196A JP19374196A JPH1033289A JP H1033289 A JPH1033289 A JP H1033289A JP 19374196 A JP19374196 A JP 19374196A JP 19374196 A JP19374196 A JP 19374196A JP H1033289 A JPH1033289 A JP H1033289A
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JP
Japan
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opening
storage
hanging
prevention device
fall prevention
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JP19374196A
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English (en)
Inventor
Akira Teramura
彰 寺村
Mitsuru Kageyama
満 蔭山
Tsuyoshi Sano
剛志 佐野
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Obayashi Corp
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Obayashi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、倉庫の立体ラックなど、水平方向
に収納物を出し入れする開口を有する収納棚において、
地震が発生した際に収納棚から収納物が飛び出し落下す
るのを防止することができる収納物落下防止装置を提供
することを目的とする。 【解決手段】 本発明にかかる収納棚の収納落下防止装
置10は、収納物12が収納される立体ラック10の開
口11aの上部の水平架構フレーム11から垂下されて
開口11aを閉塞し、収納物12が開口11aから飛び
出すのを抑止するための、セーフティバー15及び鎖1
6とからなる垂下部材14と、この垂下部材を束ねるこ
とによって開口11aを開放状態とするとともに、震動
を感知することによって開口11aの開放状態を解除し
垂下部材13を垂下させる、揺動部材17及び錘部材1
9とからなる係止手段14とから構成されるものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、倉庫の立体ラッ
クなど水平方向に収納物を出し入れする開口を有する収
納棚の収納物落下防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、収納物を収納する倉庫として、例
えば工場における立体ラックがある。この工場は、生産
ラインを複数の工程ごとにユニット化するとともに、こ
れらのユニットを多層にわたって配設して立体化し、各
ユニットを部品供給コンベヤや組立ロボット、組立コン
ベヤー等からなる組立ラインで連結して構成されるもの
である。
【0003】そして、この工場における立体ラックは、
倉庫の機能を果たす高層の収納棚であって、架構フレー
ムを格子状に組んで形成され、工場内の各工程で必要な
部品もしくは各工程で製造された完成品を一時的に保管
するものである。また、この立体ラックにおける部品や
完成品の出し入れは、水平や垂直に移動する搬送用のス
タッカークレーンを用いて、立体ラック側部に設けられ
た開口を介して行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た立体ラックにあっては、地震の発生によって立体ラッ
クが震動した場合、これの内部に収納した収納物が震動
で開口から飛び出して落下する惧れがある。
【0005】本発明は上述したような問題に鑑みてなさ
れたものであり、収納棚等において、地震が発生した際
に収納棚から収納物が飛び出し落下するのを防止するこ
とができる収納物落下防止装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の収納棚の収納
物落下防止装置は、水平方向に収納物を出し入れする開
口を有する収納棚における収納物落下防止装置であっ
て、前記開口の上部から垂下されて開口を閉塞し前記収
納物が開口から飛び出すのを抑止する垂下部材と、この
垂下部材を前記開口上部に束ねることによって開口を開
放状態とするとともに、震動を感知することによって前
記垂下部材を垂下させる係止手段とからなる(請求項
1)。
【0007】このような収納棚の収納物落下防止装置
は、平常時にあっては、係止手段によって垂下部材を開
口上部に束ねて開口を開放状態とし、この状態において
開口を介して収納物の出し入れを行う。そして、地震等
の発生時にあっては、地震による震動を感知することに
より、係止手段で束ねられていた垂下部材を垂下させて
開口を閉塞する。これによって、震動で収納棚内の収納
物が開口から飛び出そうとするのを垂下された垂下部材
によって抑止し、収納物が開口から落下するのを防止す
ることができる。
【0008】また、上記収納棚の収納物落下防止装置で
は、前記垂下部材が、水平に且つ複数段に配設される保
護部材を連結部材で連結して構成されることが好ましい
(請求項2)。
【0009】このような落下防止装置によれば、垂下部
材を垂下させることによって保護部材で収納物の飛び出
しを抑止することができる。また、これらの保護部材は
連結部材で相互に連結されているので容易に束ねること
ができる。
【0010】さらに、前記収納棚の収納物落下防止装置
では、前記係止手段を、前記開口の上部に揺動可能に設
けられ、傾斜することにより下方からすくい上げるよう
にして、束ねられた状態の前記垂下部材を保持し、該開
口を開放状態とする揺動部材と、前記揺動部材の傾斜状
態を維持し、且つ震動による水平力が作用することによ
って該垂下部材を垂下させるのに寄与する錘部材とから
構成することが好ましい(請求項3)。
【0011】このような収納棚の収納物落下防止装置で
は、束ねられた垂下部材を下方からすくい上げるように
保持して、開口を開放状態とするとともに、錘部材の重
さでバランスをとり揺動部材の傾斜状態を維持する。
【0012】そして、地震が発生した場合には、錘部材
に震動による水平力が作用することによって、垂下部材
の重量と錘部材の重量とのバランスが崩れて揺動部材の
傾斜角度が変化し、揺動部材に保持されていた垂下部材
が揺動部材から滑り落ちて垂下される。これによれば、
特別な動力を必要とすることなく、簡単な構成で垂下部
材を容易且つ迅速に垂下させることができる。
【0013】また、上記収納棚の収納物落下防止装置で
は、前記開口の周縁部から所定間隔をあけて且つ前記保
護部材と直交するように垂直に配設されるとともに、垂
下された前記保護部材が外周縁部から離隔する方向に移
動するのを抑止するガイド部材が備えられていることが
好ましい(請求項4)。
【0014】このような収納棚の収納物落下防止装置で
は、ガイド部材によって保護部材の移動を抑止すること
ができるため、大震度の地震であっても、収納物が開口
から飛び出し、落下するのを有効に防止することができ
る。さらに、かかるガイド部材を設けることにより、垂
下部材が垂下するのを的確に案内することができる。
【0015】さらにまた、上記収納棚の収納物落下防止
装置では、前記ガイド部材を弾力性を有する部材で形成
することができる(請求項5)。このような収納棚の収
納物落下防止装置では、収納物が保護部材に衝突して、
保護部材が急激に移動する場合であっても、弾力性を有
するガイド部材によってその移動を抑止するとともに、
その際に生じずる衝撃を吸収することができる。
【0016】また、収納棚の収納物落下防止装置では、
前記ガイド部材を、ワイヤー部材と、このワイヤー部材
の張力を緩衝するダンパーとから構成することができ
る。(請求項6)。このような収納棚の収納物落下防止
装置では、収納物が保護部材に衝突するような場合であ
っても、ワイヤー部材で保護部材の移動を抑止すること
ができる。そして、このときワイヤーに生じる張力を、
ダンパーで緩衝することによって、収納物が保護部材に
衝突する際に生ずる衝撃を和らげることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施の形
態を図面を用いて詳細に説明する。図1は、この発明の
第1の実施形態にかかる収納物落下防止装置10が設置
された収納棚としての立体ラック1を示すものである。
なお、本実施形態において立体ラック1は、図2(a)
に示すように、工場2の中央に構築されるものである。
【0018】かかる工場2は、3階建ての建物であり、
生産ラインを複数の工程ごとにまとめてユニット3と
し、このユニット3が各階に配設されている。これらの
各ユニット3は、部品供給コンベヤや組立ロボット、組
立コンベヤー等からなる組立ライン(図中矢印)で連結
されている。
【0019】この工場2における立体ラック1は、水平
架構フレーム及び垂直架構フレームを格子状に枠組する
ことによって形成される高層の収納棚であり、各ユニッ
トで組み立てられる部品や完成品を一時保管するもので
ある。この立体ラック1は、図2(b)に示すように、
移動通路5を挟んで対向設置され、これへの収納物の出
し入れは、移動通路5において水平方向や垂直方向に移
動するスタッカークレーン6を用いて、立体ラック側部
に設けられた開口を介して行われる。
【0020】そして、このような立体ラック1に設けら
れる収納物落下装置10は、図1に示すように、開口1
aの上部の、立体ラック1を構成する水平架構フレーム
11から垂下されて開口1aを閉塞する垂下部材13
と、この垂下部材13を開口1a上部に束ねることによ
って開口1aを開放状態とするとともに、震動を感知す
ることによって垂下部材13を垂下させる係止手段とし
てのトリガー装置14とから構成されるものである。
【0021】本実施形態において垂下部材13は、水平
に且つ上下複数段に配設される保護部材としてのセーフ
ティバー15を、連結部材である鎖16で連結して構成
されるものであり、本実施形態においてセーフティバー
15は、格段毎に二本ずつ、収納物12の高さに合わせ
て配設されている。
【0022】なお、本実施形態では、かかる連結部材と
して鎖を用いたが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、鎖等の剛性部材に代えて、例えば可撓性を有する
他の部材を用いることができ、また、開口1aを覆える
程度の面積を有する網状体とすることもできる。
【0023】一方、トリガー装置14は、本実施形態で
は、水平架構フレーム1に揺動可能に取り付けられ、そ
の下端部に、束ねた状態のセーフティバー15を保持す
る保持部18を備えたロッド部17と、このロッド部1
7の上端部に取り付けられてその重量によりロッド部1
7の傾斜状態を維持し、且つ震動により水平力が作用し
た際に垂下部材13を垂下させるのに寄与する錘部材1
9とから構成される。
【0024】ロッド部17は、水平架構フレーム1を貫
通させて設けられた取付孔11aに挿通されるととも
に、ヒンジ部11bを介して立体ラック1の奥行き方向
に揺動可能に取り付けられるもので、このロッド部17
の長さや傾斜角度、及び錘部材19の重量はセーフティ
バー15の重量、及び作動する震度によって適宜設定さ
れる。
【0025】また、保持部18は、板状の部材を屈曲さ
せて形成されたものであり、ロッド部17に対して略L
字形をなすように配設される。そして、この保持部18
は、上部の錘部材19が後方(図1における紙面奥行き
方向)に移動するようにロッド部17を傾斜させること
によって下方からすくい上げるようにしてセーフティバ
ー15を保持・収納し、また錘部材19が前方に移動す
るようにロッド部17を傾斜させることによってセーフ
ティバー15を滑り落として垂下させる。
【0026】このような構成の収納物落下防止装置10
では、平常時にあっては、図3(a)に示すように、ロ
ッド部17を傾斜させることによって保持部18で垂下
部材13をすくい上げるように束ねて開口1aを開放
し、錘部材19の重さでバランスを取ることによりロッ
ド部17の傾斜状態を維持する。この状態において開口
1aを介して収納物12を出し入れを行う。
【0027】そして、地震等の発生により立体ラック1
が震動した際には、同図(b)に示すように、震動によ
る水平力が作用することによって錘部材19と垂下部材
13とのバランスが崩れ、ロッド部17の傾斜角度が変
化する。これにより、垂下部材13が、保持部18から
滑り落ちて垂下され、開口1aが閉塞される。この結
果、震動で立体ラック1内の収納物12が開口1aから
飛び出そうとするのを、垂下されたセーフティバー15
で抑止することができる。
【0028】特に、本実施形態では、垂下部材13の垂
下を地震時の震動を利用して、ロッド部17の傾斜角度
を変化させることによって行うため、特別な動力を必要
とすることなく、簡単な構成で、垂下部材を容易且つ迅
速に垂下させることができる。
【0029】次に、この発明にかかる収納物落下防止装
置の第2の実施形態について、図4を参照に説明する。
本実施形態にかかる収納物落下防止装置20の要旨は、
同図(a)に示すように、開口1aの周縁部から所定間
隔dをあけて且つセーフティバー15と直交するように
配設されるガイド部材であるガイドレール22を備えた
ことにある。なお、本実施形態において垂下部材23
は、上記第1の実施形態における垂下部材13と比較し
てその高さ方向の長さが長く、立体ラック1の複数段に
渡って垂下される。
【0030】ガイドレール22は、垂下された垂下部材
13が周縁部から離隔する方向に移動するのを抑止する
ものであり、本実施形態では、立体ラック1を構成する
垂直架構フレーム24から突出された固定フレーム21
により固定されている。なお、本実施形態では、かかる
ガイドレール22及び固定フレーム21は、鋼製やステ
ンレス製等の剛性を有する部材で形成されている。
【0031】そして、この収納物防止装置20によれ
ば、同図(b)に示すように、地震発生時の震動により
収納物12が垂下部材23のセーフティバー25に衝突
した場合、ガイドレール22によってセーフティバー2
2の移動を抑止することができ、垂下部材13が立体ラ
ック1の外方に大きく膨らむことにより収納物12が開
口1aから飛び出し、落下するのを有効に防止すること
ができる。このとき、セーフティバー25がガイドレー
ル22に衝突した際に生じる衝撃は、固定フレーム21
を介して立体ラック1側に伝達される。
【0032】さらに、かかるガイドレール22を設ける
ことによって、本実施形態のように、垂下部材23が複
数段に渡る程度の長さを有する場合であっても、その垂
下を的確に案内することができる。
【0033】なお、この第2の実施形態におけるガイド
レールの変更例としては、図5に示すように、ガイドレ
ールを例えばゴムなどの合成樹脂等で形成して弾力性を
持たせることができる。これによれば、収納物12がセ
ーフティバー25に衝突して、これが急激に移動する場
合であっても、弾力性を有するガイドレール32によっ
て、かかる移動を抑止するとともにその衝撃を吸収する
ことができ、衝突の際の衝撃が固定フレーム21を介し
て立体ラック1に伝達されるのを低減することができ
る。
【0034】さらに、この発明にかかる収納物落下防止
装置の第3の実施形態について、図6を参照に説明す
る。本実施形態にかかる収納物落下防止装置40の要旨
は、前述した第2実施例におけるガイド部材が、ワイヤ
ー部材42と、このワイヤー部材42の張力を緩衝する
ダンパー43とからなることにある。
【0035】かかるワイヤー部材42は、同図(a)に
示すように、垂直架構フレーム24の上部に、水平に突
設された固定フレーム41から、立体ラック1の下部に
固設されたダンパー43との間に、且つ垂直架構フレー
ム24に沿うように張設されるもので、その中途におい
て所定長の固定ワイヤ44で垂直架構フレーム24に緊
結されている。
【0036】そして、このような収納物落下防止装置4
0によれば、地震発生時の震動により、トリガー装置1
4が作動し、垂下部材23が垂下されたされたときに、
震動により収納物12が移動して開口1aから飛び出そ
うとし、収納物12が垂下部材23を構成するセーフテ
ィバー25に衝突して、これが外方に向けて膨らもうと
した際には、同図(b)に示すように、ワイヤー部材4
2によってセーフティバー25の移動を抑止することが
できる。また、このセーフティバー25の移動を抑止す
る際にワイヤー部材42に生じる張力は、ダンパー43
で緩衝されるため、これによって収納物12が衝突する
際に生ずる衝撃を和らげることができる。
【0037】なお、上記実施形態では、収納物落下防止
装置を工場の立体ラックに配設する場合についてのみ説
明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、水
平方向に収納物を出し入れする収納棚であれば、各種の
技術分野において採用することができる。
【0038】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明の収
納棚の収納物落下防止装置は、平常時は、係止手段によ
って垂下部材を開口上部に束ねることにより、開口を開
放状態とし、この状態でこの開口を介して収納物を出し
入れする。そして、地震等の発生により収納棚が震動し
た際には、これを感知して、束ねられていた垂下部材を
垂下させて開口を閉塞する。これにより、震動によって
収納棚内の収納物が開口から飛び出そうとした場合であ
っても、垂下された垂下部材によって収納物の移動を抑
止し、収納物が開口から飛び出し、落下するのを防止す
ることができる。
【0039】また、上記収納棚の収納物落下防止装置で
は、前記垂下部材を、水平に且つ上下複数段に配設され
る保護部材を連結部材で連結して構成することにより、
保護部材で収納物の飛び出しを抑止することができると
ともに、保護部材を容易に束ねることができる。
【0040】さらに、前記収納棚の収納物落下防止装置
では、前記係止手段を、開口の上部に揺動可能に設けら
れ、垂下部材を保持する揺動部材と、この揺動部材の傾
斜状態を維持する錘部材とから構成すれば、地震が発生
した場合には、錘部材に震動による水平力が作用するこ
とによって揺動部材の傾斜角度が変化し、これに保持さ
れていた垂下部材を揺動部材から滑り落として垂下する
ことができる。その結果、特別な動力を必要とすること
なく、簡単な構成で、垂下部材を容易且つ迅速に垂下さ
せることができる。
【0041】また、上記収納棚の収納物落下防止装置で
は、垂下された保護部材が開口の周縁部から離隔する方
向に移動するのを抑止するガイド部材を設けることによ
って、保護部材の移動を抑止することができるため、収
納物が開口から飛び出し、落下するのを有効に防止する
ことができる。さらに、かかるガイド部材を設けること
により垂下部材の垂下を的確に案内することができる。
【0042】さらにまた、上記収納棚の収納物落下防止
装置では、前記ガイド部材を弾力性を有する部材で形成
することにより、収納物が保護部材に衝突して、保護部
材が急激に移動する場合であっても、その衝撃を吸収す
ることができる。
【0043】また、収納棚の収納物落下防止装置では、
前記ガイド部材を、ワイヤー部材と、このワイヤー部材
の張力を緩衝するダンパーとから構成することによっ
て、収納物が保護部材に衝突するような場合であって
も、ワイヤー部材で保護部材の移動を抑止することがで
きるとともに、その際にワイヤーに生じる張力を、ダン
パーで緩衝することによって、収納物が保護部材に衝突
する際に生ずる衝撃を和らげることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態にかかる収納棚の収
納物落下防止装置を示す正面図である。
【図2】この発明の実施形態にかかる収納棚の収納物落
下防止装置の説明図であって、(a)は、収納物落下防
止装置が設置される立体ラックを備えた工場の斜視図で
あり、(b)は、立体ラックの上面図である。
【図3】この発明の第1の実施形態にかかる収納棚の収
納物落下防止装置の作動状態を示す説明図である。
【図4】この発明の第2の実施形態にかかる収納棚の収
納物落下防止装置の作動状態を示す説明図である。
【図5】上記第2の実施形態にかかる収納棚の収納物落
下防止装置の変形例を示す説明図である。
【図6】この発明の第3の実施形態にかかる収納棚の収
納物落下防止装置の作動状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 立体ラック(収納棚) 10,20 収納物落下防止装置 11 水平架構フレーム 11a 開口 12 収納物 13,23 垂下部材 14 トリガー装置(係止手段) 15,25 セーフティバー(保護部材) 16,26 鎖(連結部材) 17 ロッド部(揺動部材) 19 錘部材 22,32 ガイドレール(ガイド部材) 42 ワイヤー部材 43 ダンパー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平方向に収納物を出し入れする開口を
    有する収納棚における収納物落下防止装置であって、前
    記開口の上部から垂下されて該開口を閉塞し前記収納物
    が該開口から飛び出すのを抑止する垂下部材と、この垂
    下部材を前記開口上部に束ねることによって該開口を開
    放状態とするとともに、震動を感知することによって該
    垂下部材を垂下させて該開口を閉塞する係止手段とから
    なることを特徴とする収納棚の収納物落下防止装置。
  2. 【請求項2】 前記垂下部材が、水平に且つ複数段に配
    設される保護部材を連結部材で相互に連結して構成され
    ることを特徴とする請求項1に記載の収納棚の収納物落
    下防止装置。
  3. 【請求項3】 前記収納棚の収納物落下防止装置では、
    前記係止手段を、前記開口の上部に揺動可能に設けら
    れ、傾斜することにより下方からすくい上げるようにし
    て、束ねられた状態の前記垂下部材を保持し、該開口を
    開放状態とする揺動部材と、前記揺動部材の傾斜状態を
    維持し、且つ震動による水平力が作用することによって
    該垂下部材を垂下させるのに寄与する錘部材とから構成
    されることを特徴とする請求項1または2に記載の収納
    棚の収納物落下防止装置。
  4. 【請求項4】 前記開口の周縁部から所定間隔をあけ
    て、且つ前記保護部材と直交するように配設されるとと
    もに、垂下された前記保護部材が該周縁部から離隔する
    方向に移動するのを抑止するガイド部材を備えたことを
    特徴とする請求項2または3に記載の収納棚の収納物落
    下防止装置。
  5. 【請求項5】 前記ガイド部材が、弾力性を有する部材
    で形成されていることを特徴とする請求項4に記載の収
    納棚の収納物落下防止装置。
  6. 【請求項6】 前記ガイド部材が、ワイヤー部材と、こ
    のワイヤー部材の張力を緩衝するダンパーとからなるこ
    とを特徴とする請求項4に記載の収納棚の収納物落下防
    止装置。
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