JPH10332212A - 空気調和装置の冷凍サイクル - Google Patents

空気調和装置の冷凍サイクル

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JPH10332212A
JPH10332212A JP9144196A JP14419697A JPH10332212A JP H10332212 A JPH10332212 A JP H10332212A JP 9144196 A JP9144196 A JP 9144196A JP 14419697 A JP14419697 A JP 14419697A JP H10332212 A JPH10332212 A JP H10332212A
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condenser
refrigeration cycle
compressor
air conditioner
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JP9144196A
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Tetsuo Sano
野 哲 夫 佐
Hiroyuki Isekawa
浩 行 伊勢川
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 臨界温度が約90℃以下の冷媒を用いる場合
においても、優れた運転効率を発揮できるようにする。 【解決手段】 冷凍サイクルは、圧縮機1、四方弁2、
室内熱交換器3、膨張弁4a,4b、及び室外熱交換器
5を冷媒配管によって順次連結した構造を有している。
圧縮機1の吸込側1aと四方弁2との間に、熱交換部6
が設けられ、この熱交換部6によって、室内熱交換器3
と室外熱交換器5との間における2つの膨張弁4a,4
b同士の間の高温冷媒と、圧縮機1の吸込側(低圧側)
における低温冷媒との間で、熱交換が行われるようにな
っている。凝縮器となる熱交換器3又は5の出口側の冷
媒は、一方の膨張弁4a又は4bによる第1段目の膨張
行程を経て、熱交換部6における低温側との熱交換によ
ってエンタルピーが低下する。従って、過冷却度の増大
によって、冷媒の冷凍効果を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、臨界温度の低い代
替冷媒を用いた空気調和装置の冷凍サイクルにおける、
運転効率向上のための改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な空気調和装置の冷凍サイ
クルの例が、図14に示されている。図14において、
冷凍サイクルは、圧縮機1、四方弁2、室内熱交換器
3、膨張弁4、及び室外熱交換器5を、冷媒配管で順次
連結した構造を有している。そして、図14において、
実線の矢印は暖房運転時の冷媒の流れ方向を示し、破線
の矢印は冷房(又は除湿)運転時の冷媒の流れ方向を示
している。すなわち、この空気調和装置の冷凍サイクル
は、上記四方弁2の切り換えで冷媒の流れ方向を変える
ことにより、暖房運転と冷房(又は除湿)運転とを切り
換えることができるようになっている。
【0003】そして、冷房(又は除湿)運転時において
は、室外熱交換器5が凝縮器となり、室内熱交換器3が
蒸発器となる。一方、暖房運転時においては、これと反
対に、室外熱交換器5が蒸発器となり、室内熱交換器3
が凝縮器となる。また、これらの熱交換器3,5 は、そ
れぞれ伝熱管(図示せず)を有し、伝熱管内の冷媒が、
空気等の流体と熱交換を行うことにより、凝縮又は蒸発
の相変化を行うようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図15には、R22冷
媒とR410A冷媒の飽和温度−エンタルピー線図であ
って、両者の2相平衡温度(縦軸方向)と40℃のエン
タルピー値(横軸方向)が一致するように合成したもの
が示されている。R22を例にとって冷媒の一般的な性
質について説明すれば、図15に示すように、凝縮温度
がR22の臨界温度Tkx(約96℃)に近づくに従っ
て、飽和蒸気線(Tkxの右側)と飽和液線(Tkxの左
側)とが接近して、伝熱効率のよい2相流領域(飽和蒸
気線と飽和液線との間)が減少するとともに、後述する
冷凍効果Qが減少して、運転効率が低下する。また、凝
縮温度が臨界温度Tkxを超えるような場合は、単相状態
の伝熱となって冷媒側の熱伝達率が著しく低下する。
【0005】すなわち、凝縮温度が臨界温度Tkxに近い
か、又は臨界温度Tkxを超えるような条件では、凝縮器
における凝縮熱交換量の減少によって、空気調和装置等
の冷凍機器の運転効率が悪化してしまう。
【0006】ここで、従来のR22等のHCFC冷媒の
代替冷媒として、より臨界温度の低い、R32(HFC
−32:ジフルオロメタン)とR125(HFC−12
5:ペンタフルオロエタン)との混合冷媒を用いる場合
について説明する。まず、R32の臨界温度は約79℃
であり、R125の臨界温度は約66℃である。そし
て、R32とR125とを50wt%ずつ混合したR41
0Aの臨界温度Tkyは約70〜77℃であるとされてい
る(図15では約73℃としている)。
【0007】このR410Aを空気調和装置の冷媒とし
て用いる場合、一般に凝縮温度は、35℃から最高周囲
温度条件で65℃まで、標準負荷条件では40〜55℃
で設計される。そして、後者の凝縮温度40〜55℃を
基準とすれば、凝縮温度と臨界温度との差は、R22の
場合で96℃−(40〜55℃)=41〜56℃であるの
に対して、R410Aの場合では73℃−(40〜55
℃)=18〜33℃と、R22の場合の約半分(44〜
59%)の大きさになっている。
【0008】従って、冷媒にR410Aを用いる場合
は、R22を用いる場合に比べて、凝縮温度が臨界温度
に近くなり、熱伝達率が低下し冷凍効果が減少する傾向
が強くなる。そして、このような傾向は、凝縮温度の高
くなる条件(空気温度の高い状態)では、より顕著なも
のとなる。
【0009】ここで、R22、R32、R125、及び
R410Aの各冷媒について、凝縮温度毎の潜熱を比較
したものが下記表1に示されている(表1の組成Dにつ
いては後述する。)。そして、この表1から分かるよう
に、R410AとR22との潜熱の大きさが凝縮温度4
0℃のところでほぼ等しくなるので、図15において
は、上述したように、飽和温度40℃において両者のエ
ンタルピー値が等しくなるように重ね合わされている。
従って、凝縮温度が40℃を超えるような冷凍サイクル
においては一般的に、冷媒にR410Aを用いる場合
は、R22を用いる場合に比べて潜熱が小さくなり、空
気調和装置等の冷凍機器の能力や運転効率の低下を生ず
ることになる。
【0010】
【表1】 次に、図16には、図15に対応する飽和温度−エンタ
ルピー線図上において、従来の空気調和装置の一般的な
冷凍サイクルの工程が示されている。この冷凍サイクル
のうち、A→Cx,Cyは凝縮、Cx,Cy→Dx,Dyは膨
張、Dx,Dy→Fは蒸発、F→Aは圧縮の各工程にそれ
ぞれ対応している。また、凝縮温度は60℃、蒸発温度
は10℃にそれぞれ設定されている。
【0011】図16から分かるように、一般的な冷凍サ
イクルでは、凝縮温度を同等に設定すると、冷媒がR4
10Aの場合もR22の場合も、過冷却度(=飽和液温
度−凝縮器出口温度)はほぼ同じ大きさ(図16では5
0℃−60℃=−10℃)になる。このとき、凝縮器出
口における冷媒のエンタルピーは、図16において、R
22の場合で125(kJ/kg)であるのに対して、R41
0Aの場合では135(kJ/kg)と高くなり、R410A
の場合の冷凍効果(冷媒のエンタルピー変化量)Qy
が、R22の場合の冷凍効果Qxより小さくなる。この
ため、冷媒にR410Aを使用する場合、R22を使用
する場合に比べ、空気調和装置の冷凍能力Φ(kJ/h)(=
冷凍効果(kJ/kg)×冷媒循環量(kg/h))が低下する。
【0012】従って、このようなR410Aを用いる場
合の冷凍能力の低下を補うためには、凝縮器出口におけ
る過冷却度を大きくとれるようにすればよいことが分か
る。そのためには、熱交換器自体を大型化したり、冷媒
封入量を増加させたりする手段が考えられる。
【0013】しかし、これらの手段では、大型化による
コストの増大や、冷媒封入量の増加に伴う圧縮機の信頼
性低下等の問題がある。また、冷媒の液相部分が増加す
るが、この液の単相部分では流速が低い上に、2相変化
を伴う伝熱に比べて熱伝達率が低くなる。このため、全
体としての改善効果は、それ程期待できない。
【0014】以上、従来の空気調和装置においてR41
0A冷媒を用いる場合の問題点について説明したが、こ
のことは、R32、又はR32を含むその他の混合冷媒
や、二酸化炭素、又は二酸化炭素を含む混合冷媒といっ
た、臨界温度が約90℃以下の代替冷媒を用いる場合に
共通する問題点となる。
【0015】本発明は、このような点を考慮してなされ
たものであり、熱交換器の大型化や冷媒封入量の増加を
伴うことなく、冷凍能力を高め、臨界温度が約90℃以
下の冷媒を用いる場合においても、優れた運転効率を発
揮できる空気調和装置の冷凍サイクルを提供することを
主目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】第1の手段は、少なくと
も、圧縮機、凝縮器、膨張機構、及び蒸発器を、冷媒配
管で順次連結してなる空気調和装置の冷凍サイクルにお
いて、冷媒として、臨界温度が約90℃以下の冷媒を使
用し、前記凝縮器と前記蒸発器との間における高温冷媒
と、前記蒸発器と前記圧縮機の吸込側との間における低
温冷媒との間で、熱交換が行われるように構成されてい
ることを特徴とする空気調和装置の冷凍サイクルであ
る。
【0017】この第1の手段によれば、凝縮器と蒸発器
との間における高温冷媒と、蒸発器と圧縮機の吸込側と
の間における低温冷媒との間で熱交換を行うことによ
り、凝縮器の出口側における冷媒の凝縮液部分を効果的
に冷却することができる。このことにより、凝縮器の出
口側の冷媒の過冷却度を増大させ、冷媒の冷凍効果を高
めることができる。
【0018】第2の手段は、第1の手段において、前記
膨張機構が、前記凝縮器と前記蒸発器との間に少なくと
も2つ設けられ、これらの膨張機構同士の間における前
記高温冷媒と、前記低温冷媒との間で、熱交換が行われ
るように構成されたものである。
【0019】この第2の手段によれば、第1の手段にお
いて、冷媒流れ方向の異なる冷房運転時及び暖房運転時
の双方において、少なくともいずれかの膨張機構の入口
側における冷媒の凝縮液部分を効果的に冷却することが
できる。
【0020】第3の手段は、少なくとも、圧縮機、凝縮
器、膨張機構、及び蒸発器を、冷媒配管で順次連結して
なる空気調和装置の冷凍サイクルにおいて、冷媒とし
て、臨界温度が約90℃以下の冷媒を使用し、前記凝縮
器と前記蒸発器との間における冷媒を、前記蒸発器と前
記圧縮機の吸込側との間、又は前記圧縮機に注入するた
めのインジェクション回路を設けたことを特徴とする空
気調和装置の冷凍サイクルである。
【0021】この第3の手段によれば、インジェクショ
ン回路によって凝縮器における冷媒循環量が増加する。
また、このことによって凝縮器内部において、冷媒の流
速増加による乱流効果で伝熱が促進されるため、凝縮器
の出口側の冷媒の過冷却度を増大させ、冷媒の冷凍効果
を高めることができる。
【0022】第4の手段は、第3の手段において、前記
インジェクション回路に対して、冷媒のガス成分を分離
して送り込むための気液分離手段を設けたものである。
【0023】この第4の手段によれば、第3の手段にお
いて、気液分離手段によって、冷媒のガス成分を分離し
てインジェクション回路に送り込むことにより、蒸発器
の入口側における冷媒のガス成分が除かれる。このこと
により、蒸発器の入口側の冷媒のエンタルピーが低くな
り、蒸発器における冷媒の冷凍効果が高められるため、
冷凍能力の向上を図ることができる。
【0024】第5の手段は、第3又は第4の手段におい
て、前記冷媒として、2以上の成分からなる混合冷媒を
使用し、前記インジェクション回路に送り込まれる冷媒
成分の組成比率を調節するための組成調節手段を設けた
ものである。
【0025】この第5の手段によれば、第3又は第4の
手段において、組成調節手段によって、インジェクショ
ン回路に送り込まれる冷媒成分の組成比率を、例えば、
他の成分に比べて潜熱の大きい成分の組成比率が高くな
るように調節することにより、圧縮機から凝縮器に送り
込まれる冷媒も、潜熱の大きい成分の組成比率が高い組
成のものとすることができる。このことにより、凝縮器
の出口側における冷媒のエンタルピーを低くして冷凍効
果を高めることができ、冷凍能力の向上を図ることがで
きる。
【0026】第6の手段は、第1乃至第5の手段のいず
れかにおいて、前記冷媒として、HFC−32若しくは
HFC−32を含む混合冷媒、又は二酸化炭素若しくは
二酸化炭素を含む混合冷媒、又は50℃の飽和圧力が2
500キロパスカル(kPa)以上の高圧冷媒を使用す
るものである。
【0027】第7の手段は、第3の手段において、前記
冷媒としてHFC−32を含む混合冷媒を使用し、前記
インジェクション回路に対してHFC−32の組成比率
の高い混合冷媒を送り込む組成調節手段を設けたもので
ある。
【0028】この第7の手段によれば、第3の手段にお
いて、組成調節手段によって、インジェクション回路に
HFC−32の組成比率の高い混合冷媒が送り込まれる
ので、凝縮器の出口側における冷媒のエンタルピーを低
くして冷凍効果を高めることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1乃至図13は本発明に
よる空気調和装置の冷凍サイクルの実施の形態を示す図
である。なお、図1乃至図13に示す本発明の実施の形
態において、図14乃至図16に示す従来例と同一の構
成部分には同一符号を付して説明する。
【0030】[第1の実施形態]まず、図1及び図2に
より本発明の第1の実施形態について説明する。図1に
おいて、空気調和装置の冷凍サイクルは、圧縮機1、四
方弁2、室内熱交換器3、膨張弁(膨張機構)4a,4
b、及び室外熱交換器5を冷媒配管によって順次連結し
た構造を有している。なお、冷媒としては、HFC冷媒
のR32(HFC−32:ジフルオロメタン)とR12
5(HFC−125:ペンタフルオロエタン)とを50
wt%ずつ混合したR410A(臨界温度約73℃)が用
いられている。
【0031】また、図1において、実線の矢印は暖房運
転時の冷媒の流れ方向を示し、破線の矢印は冷房(又は
除湿)運転時の冷媒の流れ方向を示している。すなわ
ち、この空気調和装置は、上記四方弁2の切り換えで冷
媒の流れ方向を変えることにより、暖房運転と冷房(又
は除湿)運転とを切り換えることができるようになって
いる。そして、冷房(又は除湿)運転時においては、室
外熱交換器5が凝縮器となり、室内熱交換器3が蒸発器
となる。一方、暖房運転時においては、これと反対に、
室外熱交換器5が蒸発器となり、室内熱交換器3が凝縮
器となる。また、これらの熱交換器3,5 は、それぞれ
伝熱管(図示せず)を有し、伝熱管内の冷媒が、空気等
の流体と熱交換を行うことにより、凝縮又は蒸発の相変
化を行うようになっている。
【0032】また、この冷凍サイクルは、室内熱交換器
3と室外熱交換器5との間における2つの膨張弁4a,
4b同士の間の高温冷媒と、蒸発器5又は3と圧縮機1
の吸込側1aとの間(低圧側)における低温冷媒との間
で、熱交換が行われるように構成されている。具体的に
は、上記高温冷媒と低温冷媒との間の熱交換を行うため
の熱交換部6が、圧縮機1の吸込側1aと四方弁2との
間に設けられている。
【0033】次に、このような構成よりなる本実施形態
の作用について、図2を参照して説明する。本実施形態
の冷凍サイクルにおいては、凝縮器3又は5の出口側C
yの冷媒が、まず一方の膨張弁4a又は4bによる第1
段目の膨張行程を経て符号Gの状態となる。次に、符号
Gの状態の冷媒は、熱交換部6における低温側との熱交
換によって従来よりエンタルピーが低下し、符号Hの状
態となる。次に、符号Hの状態の冷媒は、他方の膨張弁
4a又は4bによる第2段目の膨張行程を経て、蒸発器
5又は3の入口側において符号D1の状態となる。ま
た、蒸発器5又は3の出口側においては、熱交換部6に
おける高温側との熱交換によって、従来より冷媒のエン
タルピーが増加して符号F1の状態となり、これに伴っ
て、凝縮器3又は5の入口側における冷媒も、従来より
エンタルピーの増加した符号A1の状態となる。
【0034】このように、本実施形態によれば、室内熱
交換器3と室外熱交換器5との間における高温冷媒と、
蒸発器5又は3と圧縮機1の吸込側1aとの間における
低温冷媒との間で熱交換を行うことにより、特に凝縮器
3又は5の出口側において、一方の膨張弁4a又は4b
の入口側の冷媒の凝縮液部分を効果的に冷却し、従来よ
り過冷却度を増大させることができる。このことによ
り、冷媒の冷凍効果を高められるので、熱交換器の大型
化や冷媒封入量の増加を伴うことなく、冷凍能力を高
め、冷媒に臨界温度の低いR410Aを使用する場合に
おいても、優れた運転効率を発揮することができる。
【0035】次に、図3により、本実施形態の変形例に
ついて説明する。図3に示すように、本変形例は、各膨
張弁4a,4bに対してそれぞれ並列にチェック弁(逆
止弁)15a,15bを設け、冷房運転時と暖房運転時
のいずれにおいても、冷媒が熱交換部6に対して下流側
の膨張弁4a又は4bを通るように構成したものであ
り、その他の構成は図1に示すものと同様である。
【0036】このような構成よりなる本変形例において
は、図4に示すように、凝縮器3又は5の出口側の冷媒
は、まず熱交換部6における低温側との熱交換によって
従来よりエンタルピーが低下し、符号C4の状態とな
る。次に、熱交換部6に対して下流側の膨張弁4a又は
4bによる膨張行程を経て、蒸発器5又は3の入口側に
おいて符号D2の状態となる。従って、本変型例によれ
ば、図1に示すものに比べ、凝縮器3又は5の出口側に
おける過冷却度を増大させることができる。
【0037】[第2の実施形態]次に、図5及び図6に
より本発明の第2の実施形態について説明する。図5に
示すように、本実施形態の空気調和装置の冷凍サイクル
は、圧縮機1、四方弁2、室内熱交換器3、膨張弁(膨
張機構)4、及び室外熱交換器5を冷媒配管によって順
次連結した構造を有している。そして、この冷凍サイク
ルには、室内熱交換器3と室外熱交換器5との間におけ
る冷媒を圧縮機1の圧縮行程側のシリンダ室に注入(イ
ンジェクション)するためのインジェクション回路7が
設けられている。なお、使用する冷媒、冷/暖房運転時
の冷媒の流れ方向、各熱交換器3,5の構造、機能等に
ついては、上記第1の実施形態と同様である。
【0038】上記インジェクション回路は、冷媒の導入
側において2つの分岐回路7a,7bを有している。こ
のうち、一方の分岐回路7aは室内熱交換器3と膨張弁
4との間に接続され、他方の分岐回路7bは室外熱交換
器5と膨張弁4との間に接続されている。また、各分岐
回路7a,7bには、それぞれインジェクションキャピ
ラリ16a,16bが設けられている。
【0039】次に、このような構成よりなる本実施形態
の作用について、図6を参照して説明する。本実施形態
の冷凍サイクルにおいては、室内熱交換器3と室外熱交
換器5との間における冷媒がインジェクション回路7に
よって圧縮機1に注入される工程が、図6に符号I〜J
で示す部分に対応している。また、圧縮行程のうち符号
J〜A2で示す部分は、インジェクション回路7からの
冷媒に含まれる液相部分の気化(相変化)に要する分だ
け、従来よりエンタルピーの減少した状態を示してい
る。
【0040】そして、インジェクション回路7によっ
て、凝縮器3又は5の出口側の冷媒の一部が直接、圧縮
機1から凝縮器3又は5の入口側へ戻ってくることにな
るため、凝縮器回路A2〜C3における冷媒の循環量が
従来より増加する。このことにより、凝縮器3又は5の
伝熱管内部における冷媒の流速が増加するため、乱流効
果によって伝熱が促進される。その結果、凝縮器3又は
5における液冷媒の冷却が促進されるため、凝縮器3又
は5の出口側における冷媒の過冷却度を増大させること
ができる。
【0041】このように、本実施形態によれば、冷媒の
過冷却度の増大による冷凍効果の向上によって、熱交換
器の大型化や冷媒封入量の増加を伴うことなく、冷凍能
力を高め、冷媒に臨界温度の低いR410Aを使用する
場合においても、優れた運転効率を発揮することができ
る。また、凝縮器3又は5における伝熱の促進によっ
て、特に室内熱交換器3が凝縮器となる暖房運転時にお
いて、暖房能力の向上を図ることができる。
【0042】なお、図5において、圧縮機1に直接冷媒
を注入するインジェクション回路7を設けた場合につい
て説明したが、これに代えて、図7に示すように、蒸発
器5又は3と圧縮機1の吸込側1aとの間(吸込管)に
冷媒を注入するバイパス回路7′を設けてもよい。
【0043】[第3の実施形態]次に、図8及び図9に
より本発明の第3の実施形態について説明する。図8に
示すように、本実施形態の空気調和装置の冷凍サイクル
は、圧縮機1、四方弁2、室内熱交換器3、膨張弁(膨
張機構)4a,4b、及び室外熱交換器5を冷媒配管に
よって順次連結した構造を有している。そして、この冷
凍サイクルには、室内熱交換器3と室外熱交換器5との
間において、膨張弁4a,4b同士の間の冷媒を圧縮機
1の圧縮行程側のシリンダ室に注入(インジェクショ
ン)するためのインジェクション回路8が設けられてい
る。なお、使用する冷媒、冷/暖房運転時の冷媒の流れ
方向、各熱交換器3,5の構造、機能等については、上
記第1の実施形態と同様である。
【0044】ここで、上記インジェクション回路8の冷
媒導入側と、2つの膨張弁4a,4b側との間には、2
相状態の冷媒からガス成分を分離し、このガス成分をイ
ンジェクション回路8に送り込むための気液分離器(気
液分離手段)9が設けられている。従って、気液分離器
9に対して下流側に位置する膨張弁4a又は4bへは、
気液分離器9によって分離された冷媒の液成分が流れる
ことになる。なお、インジェクション回路8には、イン
ジェクションキャピラリ16が設けられている。
【0045】次に、このような構成よりなる本実施形態
の作用について、図9を参照して説明する。本実施形態
の冷凍サイクルにおいては、凝縮器3又は5の出口側C
yの冷媒が、まず上流側の膨張弁4a又は4bによる第
1段目の膨張行程を経て符号Kの状態となり、この冷媒
が気液分離器9に送り込まれる。そして、気液分離器9
によって分離された冷媒のガス成分が、インジェクショ
ン回路8によって圧縮機1に注入される(符号K〜
M)。
【0046】一方、気液分離器9によってガス成分を分
離された冷媒は、エンタルピーが低下して符号Lの状態
となる。そして、符号Lの状態の冷媒の液成分は、下流
側の膨張弁4a又は4bによる第二段目の膨張行程を経
て、蒸発器5又は3の入口側において符号D4の状態と
なる。
【0047】このように、本実施形態によれば、蒸発器
5又は3の入口側のエンタルピーが低くなり、蒸発器5
又は3における冷媒の冷凍効果が高められる。また、イ
ンジェクション回路8によって、凝縮器3又は5の出口
側の冷媒の一部が直接、圧縮機1から凝縮器3又は5の
入口側へ戻ってくることになるため、図9に示す凝縮器
回路A〜Cyにおける冷媒の循環量が従来より増加す
る。このことにより、凝縮器3又は5の伝熱管内部にお
ける冷媒の流速が増加するため、乱流効果によって伝熱
が促進される。
【0048】以上の作用によって、熱交換器の大型化や
冷媒封入量の増加を伴うことなく、冷凍能力を高め、冷
媒に臨界温度の低いR410Aを使用する場合において
も、優れた運転効率を発揮することができる。また、凝
縮器3又は5における伝熱の促進によって、特に室内熱
交換器3が凝縮器となる暖房運転時において、暖房能力
の向上を図ることができる。
【0049】なお、図8において、圧縮機1に直接冷媒
を注入するインジェクション回路8を設けた場合につい
て説明したが、これに代えて、図10に示すように、蒸
発器5又は3と圧縮機1の吸込側1aとの間(吸込管)
に冷媒を注入するバイパス回路8′を設けてもよい。
【0050】[第4の実施形態]次に、図11及び図1
2により本発明の第4の実施形態について説明する。本
実施形態は、図11に示すように、図8に示す気液分離
器9に代えて、インジェクション回路8に送り込まれる
冷媒成分の組成比率を調節するための冷媒組成制御器
(組成調節手段)10を設けた点で上記第3の実施形態
と異なり、その他の構成は図8に示す上記第3の実施形
態と同様である。
【0051】そして、この冷媒組成制御器10は、冷媒
分離素子(例えば、混合冷媒中の特定の冷媒成分を選択
的に透過させる選択透過膜)11によって、特定の冷媒
成分の組成比率を通常より高めた混合冷媒をインジェク
ション回路8に送り込むように構成されている。
【0052】ここで、R32を含む混合冷媒としては、
R32とR125との混合冷媒、R32とR134a
(HFC−134a:テトラフルオロエタン)との混合
冷媒、又はR32とR125及びR134aとの混合冷
媒といったものがある。そして、これらの冷媒成分の中
でも、R32は単位流量当たりの冷凍能力が大きく、熱
伝達率も高いことが知られている。このため、R32を
含む混合冷媒においては、R32の組成比率を高めると
冷凍効率が向上する。
【0053】そこで、本実施形態では、封入冷媒として
R410Aを用いるとともに、冷媒組成制御器10によ
って、R410AよりもR32の組成比率を高めた混合
冷媒をインジェクション回路8に送り込むことにより、
圧縮機1の吐出側から凝縮器3又は5を流れる冷媒を、
例えばR32の組成比率が60wt%まで高められた組成
Dの冷媒(上記表1参照)とするように構成している。
【0054】次に、このような構成よりなる本実施形態
の作用について、図12を参照して説明する。本実施形
態の冷凍サイクルにおいては、凝縮器3又は5の出口側
C5の冷媒が、まず上流側の膨張弁4a又は4bによる
第1段目の膨張行程を経て符号Nの状態となり、この冷
媒が組成制御器10に送り込まれる。そして、組成制御
器10によってR32の組成比率を高められた混合冷媒
が、インジェクション回路8によって圧縮機1に注入さ
れる(符号N〜O)。
【0055】一方、符号Nの状態のR410A冷媒は、
下流側の膨張弁4a又は4bによる第二段目の膨張行程
を経て、蒸発器5又は3の入口側において符号D5の状
態となる。なお、圧縮行程のうち符号O〜A3で示す部
分は、インジェクション回路8からの冷媒に含まれる液
相部分の気化(相変化)に要する分だけ、従来よりエン
タルピーの減少した状態を示している。
【0056】ここで、組成Dの冷媒の凝縮器3又は5の
出口側における飽和液線は、図12のX−X線のように
なる。このことにより、凝縮器3又は5の出口側におい
て、過冷却度が従来と同様の50℃−60℃=−10℃
となる場合であっても、そのときのエンタルピーは11
8(kJ/kg)と、従来のR410Aの場合の135(kJ/kg)
やR22の場合の125(kJ/kg)より低くなり、冷凍効
果が増大することが分かる。
【0057】また、インジェクション回路8によって、
凝縮器3又は5の出口側の冷媒の一部が直接、圧縮機1
から凝縮器3又は5の入口側へ戻ってくることになるた
め、図12の凝縮器回路A3〜C5における冷媒の循環
量が従来より増加する。このことにより、凝縮器3又は
5の伝熱管内部における冷媒の流速が増加するため、乱
流効果によって伝熱が促進される。
【0058】以上の作用によって、熱交換器の大型化や
冷媒封入量の増加を伴うことなく、冷凍能力を高め、冷
媒に臨界温度の低いR410Aを使用する場合において
も、優れた運転効率を発揮することができる。また、凝
縮器3又は5における伝熱の促進によって、特に室内熱
交換器3が凝縮器となる暖房運転時において、暖房能力
の向上を図ることができる。
【0059】[第5の実施形態]次に、図13により本
発明の第5の実施形態について説明する。本実施形態
は、図13に示すように、図8に示す気液分離器9に代
えて、気液分離兼組成制御器12を設けた点で上記第3
の実施形態と異なり、その他の構成は図8に示す上記第
3の実施形態と同様である。
【0060】そして、この気液分離兼組成制御器12
は、2相状態の冷媒からガス成分を分離するとともに、
冷媒分離素子11によって特定の冷媒成分の組成比率を
通常より高めた混合冷媒をインジェクション回路8に送
り込むように構成されている。すなわち、本実施形態は
基本的に、図8に示す上記第3の実施形態と、図11に
示す上記第4の実施形態とを組み合わせた構成となって
いる。従って、本実施形態によれば、上記第3の実施形
態の作用と上記第4の実施形態の作用とを組み合わせた
作用を得ることができる。
【0061】なお、以上の実施の形態において、冷媒と
してR410Aを用いる場合について説明したが、本発
明はこれに限られるものではなく、冷媒としてR32、
若しくはR410A以外のR32を含む混合冷媒、又
は、二酸化炭素、若しくは二酸化炭素を含む混合冷媒等
の臨界温度が90℃以下の冷媒や、50℃の飽和圧力が
2500キロパスカル(kPa)以上の高圧冷媒を用い
ても、同様の作用効果を得ることができる。
【0062】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、凝縮器と
蒸発器との間における高温冷媒と、蒸発器と圧縮機の吸
込側との間における低温冷媒との間で熱交換を行うこと
により、凝縮器の出口側における冷媒の凝縮液部分を効
果的に冷却することができる。このことにより、凝縮器
の出口側の冷媒の過冷却度を増大させ、冷媒の冷凍効果
を高めることができる。このため、熱交換器の大型化や
冷媒封入量の増加を伴うことなく、冷凍能力を高め、臨
界温度が約90℃以下の冷媒を用いる場合においても、
優れた運転効率を発揮することができる。
【0063】請求項3記載の発明によれば、インジェク
ション回路によって圧縮機と凝縮器との間の冷媒循環量
が増加する。また、このことによって凝縮器内部におい
て、冷媒の流速増加による乱流効果で伝熱が促進される
ため、凝縮器の出口側の冷媒の過冷却度を増大させ、冷
媒の冷凍効果を高めることができる。このため、これら
の作用によって、熱交換器の大型化や冷媒封入量の増加
を伴うことなく、冷凍能力を高め、臨界温度が約90℃
以下の冷媒を用いる場合においても、優れた運転効率を
発揮することができるとともに、特に暖房能力の向上を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空気調和装置の冷凍サイクルの第
1の実施形態を示すブロック図。
【図2】図1に示す冷凍サイクルの工程を、飽和温度−
エンタルピー線図上に表した図。
【図3】図1に示す冷凍サイクルの変形例を示すブロッ
ク図。
【図4】図3に示す冷凍サイクルの工程を、飽和温度−
エンタルピー線図上に表した図。
【図5】本発明による空気調和装置の冷凍サイクルの第
2の実施形態を示すブロック図。
【図6】図5に示す冷凍サイクルの工程を、飽和温度−
エンタルピー線図上に表した図。
【図7】図5に示す冷凍サイクルの変形例を示すブロッ
ク図。
【図8】本発明による空気調和装置の冷凍サイクルの第
3の実施形態を示すブロック図。
【図9】図8に示す冷凍サイクルの工程を、飽和温度−
エンタルピー線図上に表した図。
【図10】図8に示す冷凍サイクルの変形例を示すブロ
ック図。
【図11】本発明による空気調和装置の冷凍サイクルの
第4の実施形態を示すブロック図。
【図12】図11に示す冷凍サイクルの工程を、飽和温
度−エンタルピー線図上に表した図。
【図13】本発明による空気調和装置の冷凍サイクルの
第5の実施形態を示すブロック図。
【図14】従来の一般的な空気調和装置の冷凍サイクル
の例を示すブロック図。
【図15】R22冷媒とR410A冷媒の飽和温度−エ
ンタルピー線図であって、両者の2相平衡温度と40℃
のエンタルピー値が一致するように合成した図。
【図16】図14に示す冷凍サイクルの工程を、飽和温
度−エンタルピー線図上に表した図。
【符号の説明】
1 圧縮機 2 四方弁 3 室内熱交換器 4,4a,4b 膨張弁 5 室外熱交換器 6 熱交換部 7,8 インジェクション回路 7′,8′ バイパス回路 9 気液分離器(気液分離手段) 10 冷媒組成制御器(組成調節手段) 12 気液分離兼組成制御器 15a,15b チェック弁 16,16a,16b インジェクション・キャピラリ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも、圧縮機、凝縮器、膨張機構、
    及び蒸発器を、冷媒配管で順次連結してなる空気調和装
    置の冷凍サイクルにおいて、 冷媒として、臨界温度が約90℃以下の冷媒を使用し、 前記凝縮器と前記蒸発器との間における高温冷媒と、前
    記蒸発器と前記圧縮機の吸込側との間における低温冷媒
    との間で、熱交換が行われるように構成されていること
    を特徴とする空気調和装置の冷凍サイクル。
  2. 【請求項2】前記膨張機構が、前記凝縮器と前記蒸発器
    との間に少なくとも2つ設けられ、 これらの膨張機構同士の間における前記高温冷媒と、前
    記低温冷媒との間で、熱交換が行われるように構成され
    ていることを特徴とする請求項1記載の空気調和装置の
    冷凍サイクル。
  3. 【請求項3】少なくとも、圧縮機、凝縮器、膨張機構、
    及び蒸発器を、冷媒配管で順次連結してなる空気調和装
    置の冷凍サイクルにおいて、 冷媒として、臨界温度が約90℃以下の冷媒を使用し、 前記凝縮器と前記蒸発器との間における冷媒を、前記蒸
    発器と前記圧縮機の吸込側との間、又は前記圧縮機に注
    入するためのインジェクション回路を設けたことを特徴
    とする空気調和装置の冷凍サイクル。
  4. 【請求項4】前記インジェクション回路に対して、冷媒
    のガス成分を分離して送り込むための気液分離手段を設
    けたことを特徴とする請求項3記載の空気調和装置の冷
    凍サイクル。
  5. 【請求項5】前記冷媒として、2以上の成分からなる混
    合冷媒を使用し、 前記インジェクション回路に送り込まれる冷媒成分の組
    成比率を調節するための組成調節手段を設けたことを特
    徴とする請求項3又は4記載の空気調和装置の冷凍サイ
    クル。
  6. 【請求項6】前記冷媒として、HFC−32若しくはH
    FC−32を含む混合冷媒、又は二酸化炭素若しくは二
    酸化炭素を含む混合冷媒、又は50℃の飽和圧力が25
    00キロパスカル(kPa)以上の高圧冷媒を使用する
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の空
    気調和装置の冷凍サイクル。
  7. 【請求項7】前記冷媒としてHFC−32を含む混合冷
    媒を使用し、 前記インジェクション回路に対してHFC−32の組成
    比率の高い混合冷媒を送り込む組成調節手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項3記載の空気調和装置の冷凍サイ
    クル。
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