JPH10331702A - 積分特性をもつ操作部材の制御方法および制御装置 - Google Patents

積分特性をもつ操作部材の制御方法および制御装置

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JPH10331702A
JPH10331702A JP10144151A JP14415198A JPH10331702A JP H10331702 A JPH10331702 A JP H10331702A JP 10144151 A JP10144151 A JP 10144151A JP 14415198 A JP14415198 A JP 14415198A JP H10331702 A JPH10331702 A JP H10331702A
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JP
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injection
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control
control signal
operating
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JP10144151A
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Werner Fischer
フィッシャー ヴェルナー
Kai-Lars Barbehoen
バルベホーエン カイ−ラルス
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Robert Bosch GmbH
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Robert Bosch GmbH
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    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/30Controlling fuel injection
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    • F02D41/40Controlling fuel injection of the high pressure type with means for controlling injection timing or duration
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    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
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    • F02D41/22Safety or indicating devices for abnormal conditions
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  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 積分特性を有する操作素子において、実際値
発生器故障時に緊急動作が実現されるように構成する。 【解決手段】 制御偏差に基づき操作部材に印加される
制御信号がコントローラにより与えられる。実際値検出
部分で故障が生じたときには緊急動作が導入される。そ
の際、前記の操作部材へ、少なくとも短期間だけ規定位
置をとらせる信号が印加される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制御偏差に基づき
操作部材たとえば高圧燃料ポンプの噴射調節装置に印加
される制御信号をコントローラにより与え、実際値検出
部分で故障が生じたとき、緊急動作を導入するように構
成されている、積分特性をもつ操作部材の制御方法およ
び制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】操作部材を制御する方法および装置はた
とえば、DE 41 05 740(US 5,085,1
90)により公知である。そこには、高圧燃料ポンプの
噴射開始をコントロールする操作素子を制御する方法お
よび装置について記載されている。
【0003】制御偏差に基づき、コントローラは操作部
材をトリガする制御信号を設定する。個々の操作部材に
おける許容誤差と継続動作における老化現象を補償調整
できるようにする目的で、操作部材制御信号の整合が行
われる。
【0004】実際値発生器が故障した場合、積分特性を
もつ操作部材であるとそのままでは制御に移行すること
ができない。それというのも、ある特定の制御信号に操
作部材のある特定の位置を対応づけることができないか
らである。特定の制御信号には、せいぜいのところ操作
部材の特定の位置変化しか対応づけることができない。
それゆえ、実際値発生器が故障したときの緊急動作はそ
のままでは不可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の課
題は、積分特性を有する操作素子を制御する方法および
装置において、実際値発生器故障時の緊急動作を提供す
ることにある。
【0006】
【発明を解決するための手段】本発明によればこの課題
は、操作部材へ、少なくとも短期間だけ規定位置をとら
せる信号を印加することを特徴とする、積分特性をもつ
操作部材の制御方法および制御装置により解決される。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明によれば、積分特性を有す
る操作素子であっても緊急動作が可能である。従属請求
項には有利な実施形態が示されている。次に、図面を参
照しながら本発明の実施例について詳細に説明する。
【0008】
【実施例】図1には、本発明による装置のブロック図が
示されている。参照符号100により噴射調節装置が示
されている。この種の噴射調節装置は通常、ディストリ
ビュータ噴射ポンプにおける送出開始および/または送
出レートを調整するために使用される。
【0009】噴射調節装置は操作アーム160を有して
おり、これはいわゆるディストリビュータ噴射ポンプの
ロールリングと係合している。この噴射調節装置を用い
ることにより、送出開始を個々のシリンダの上死点に関
して変位させることができる。ディストリビュータポン
プのエレメント室内での圧力形成開始を送出開始と称す
る。この送出開始は、ポンプピストンの運動開始と電磁
弁の閉鎖により決定される。ポンプピストンの運動は、
ポンプピストンを駆動するカムにより引き起こされる。
【0010】噴射調節装置により、上死点に対し相対的
にカムの運動をずらすことができる。また、電磁弁を用
いることにより、カムの運動に対し相対的に送出開始を
調整することができる。噴射調節装置の位置が一定であ
る場合、電磁弁の制御を変えることで上死点に対し相対
的に送出開始も変化する。
【0011】電磁弁を用いることで、送出開始のほかに
送出レートを制御することもできる。ポンプピストンの
圧縮運動中に電磁弁が閉じられると、噴射が始まる。カ
ムの形状は圧縮運動に作用するので、送出レートつまり
クランクシャフト角度ごとに噴射される燃料量を、カム
におけるポンプピストンの様々な位置で電磁弁を閉鎖す
ることにより制御することができる。電磁弁を用いるこ
とで、カムの運動つまりはポンプピストンの運動に対し
相対的に噴射開始位置を調整できる。
【0012】操作アームは噴射調節ピストン155に結
合されている。噴射調節ピストン155はガイドシリン
ダに支承されており、この場合、ピストンはその一方の
端面でばね空間を仕切っており、他方の端面で動作空間
を仕切っている。ばね空間162には、噴射調節ピスト
ン155とガイドシリンダとの間で支えられている復帰
ばね165が設けられている。
【0013】コイル115により、スライダ105を変
位させることができる。スライダ105の位置に応じ
て、液圧流体が流入導管110から動作空間へ達し、あ
るいは動作空間から帰還導管120へ達する。
【0014】噴射調節ピストン155および操作アーム
160の変位により、送出開始を調整することができ
る。送出開始を”早める”方向へ調整しようとする場合
にはたとえば、噴射調節ピストンを下に向かってずらす
ことができる。そしてこのことは、流入導管110と動
作空間との間の連通が生じるようコイル115を制御す
ることにより達成される。その結果、噴射調節ピストン
155に圧力が加わってばねが圧縮され、ピストンは下
へ向かって運動する。
【0015】送出開始を動作条件に依存して”遅らす”
方向へ調整しようとする場合には、帰還導管120と動
作空間との間の連通が生じるようコイル115が制御さ
れる。そしてこのことにより、噴射調整ピストン155
から負荷が軽減され、ばね力に基づいてピストンは上へ
向かって動き、このようにして送出開始が”遅らす”方
向へずらされる。
【0016】コイル115へは、制御装置130から制
御信号が加えられる。さらに制御装置130は、たとえ
ば電磁弁のような別の操作部材136へも制御信号S
B,SEを加える。また、制御装置130は、様々なセ
ンサからの種々の出力信号を処理する。ここではたとえ
ば、ドライバ要求信号FPをまえもって与える手段14
0、実際の噴射開始および/または噴射調節装置の実際
位置を表す実際値SBIを捕捉するセンサ142、回転
数信号Nを捕捉するセンサ144、および/または温度
値Tを捕捉するセンサ146などである。
【0017】制御装置130は他の素子のほかに量設定
部131も有しており、この量設定部へは図示されてい
ないパラメータのほかにドライバ要求信号FPと回転数
Nが供給される。量設定部131は燃料量信号QKを供
給する。この信号QKは電磁弁制御部137へ加えられ
る。電磁弁制御部137は、たとえば電磁弁などのよう
な前述の別の操作部材136へ制御信号を印加する。
【0018】さらに目標値設定部132が設けられてお
り、この目標値設定部へは図示されていないパラメータ
のほかに燃料量信号QKと回転数Nが供給される。目標
値設定部132は、噴射調節装置を制御するための目標
値SBSを供給する。
【0019】結合ポイント133において、目標値SB
Sと実際値SBIが相互に結合される。結合ポイント1
33の出力は噴射調整装置コントローラ134へ印加さ
れ、この噴射調整装置コントローラ134へは燃料量信
号QKも供給可能である。さらに噴射調整装置コントロ
ーラ134は、コイル115へ制御信号を印加する。ま
た、噴射調整装置コントローラ134は電磁弁制御部1
37と接続されている。
【0020】たとえば少なくとも燃料信号QK0および
回転数信号Nなどの動作特性量に基づき、目標値設定部
132は目標値SBSを算出する。この目標値は結合ポ
イント133において実際値SBIと比較され、制御偏
差SBDが形成される。この制御偏差SBDに基づき、
噴射調整装置コントローラ134はコイル115を制御
する。
【0021】噴射調整装置100は積分特性をもってい
る。つまり、コイル115に特定の信号が印加されて
も、そのことによって操作アーム160の規定された位
置が生じることにはならない。コイル115に対する規
定された制御信号の結果として、動作空間において圧力
媒体の規定の流入または規定の流出が起こる。このこと
によって一般に、ピストン155つまり操作アーム16
0の連続的な変位が生じる。この場合、コイル115に
対する規定の制御信号の結果として、規定の操作部材位
置変化ひいては規定の噴射開始変化が引き起こされるこ
とになる。
【0022】ピストン155をその位置に保持するため
には、コイル115に所定の制御信号を加える必要があ
る。制御偏差が発生した場合のみ、圧力媒体の流入また
は流出を生じさせる制御信号を選択すればよい。
【0023】図2には、本発明による手段の第1の実施
形態が示されている。ここでは噴射調節装置として積分
特性をもつ操作部材が用いられるので、そのような噴射
調節装置は実際値を検出するところで誤りが生じると、
たとえば実際値発生器が故障すると、制御できなくな
る。噴射調節装置へ所定の信号を印加させ、その信号に
より結果として調節装置の所定の位置を生じさせるの
は、そのままでは不可能である。規定された制御信号を
用いても調節装置の位置の変化だけしか設定できず、調
節装置の位置自体をまえもって与えることはできない。
【0024】したがって本発明によれば、調節装置が故
障したとき、その一方の制限ストッパへと動かされる。
つまり、噴射調節ピストン155つまりは操作アームは
完全に下へまたは完全に上へとずらされる。この目的
で、スライダ105が流入導管110と動作空間との連
通を完全に生じさせるかまたは動作空間と帰還導管12
0との間の連通を完全に生じさせるような制御信号A
が、まえもって与えられるように構成されている。最初
の事例の場合、図1における噴射調節ピストンは下へ向
けて動かされる。つまり、送出開始は早期位置に調整さ
れる。動作空間と帰還導管が開かれたときには、それ相
応のことが成り立つ。この場合にはピストンは上方へと
動き、送出開始は遅延側ストッパ位置に調整される。
【0025】たとえば電磁弁制御式ディストリビュータ
ポンプのようなシステムの場合には、噴射開始と噴射終
了は電磁弁により制御できるが、このようなシステムで
は故障が生じとき、噴射調節装置の機能の一部分を電磁
弁136の相応の制御により補うことができる。
【0026】つまり、故障発生時に噴射調節装置が早期
側ストッパ位置にあれば、噴射を制御する電磁弁136
を用いることで、相応に遅延された制御により送出開始
を定めることができる。この目的で、噴射調節装置コン
トローラ134は相応の信号QKMを電磁弁制御部13
7へ与える。このようなやり方の場合、制限された燃料
量だけしか噴射されない状況が生じる。このことは殊
に、遅れた送出開始が望まれるときにあてはまる。それ
というのも、所望の噴射量を噴射するために遅延された
電磁弁制御によりごく小さい送出角度しか保持されてい
ないからである。つまり、比較的わずかな量の燃料しか
供給できない。内燃機関の制限された出力による緊急動
作のためには、このことは広い動作領域において十分な
ものである。
【0027】所望の大きな噴射量による限界領域でも緊
急動作として制限された走行動作を可能にしようとする
ならば、以下のことが行われる。
【0028】図2には、フローチャートに基づき本発明
による手段が示されている。第1の質問ステップ200
において、故障が生じているか否かが検査される。その
ような故障が生じていないのならば、ステップ210に
おいて操作部材115により送出開始が設定され、操作
部材136により送出レートが設定される。ステップ2
00において故障を検出する際、これはたとえば、実際
値発生器の出力信号を妥当性に関して目標値信号と比較
することにより、あるいは実際値が所定の値の範囲内に
あるか否かをチェックすることにより行うことができ
る。質問ステップ200において故障が発生していると
判定されると、ステップ215において操作部材115
に対し最大値MAXが加えられ、その結果、操作部材は
その制限ストッパまで移動する。殊に有利であるのは、
送出開始の調整または制御をステップ220において電
磁弁制御部137により引き継ぐことである。送出開始
FBの調整は、ステップ220において操作部材136
により行われる。
【0029】本発明によれば、実際値を検出するところ
において誤りが生じた場合、規定位置をとらせるような
信号が操作部材115へ印加される。この規定位置とし
てたとえば両方の制限ストッパが用いられる。ここでは
最も早められた送出開始であるのがよく、それというの
もそのような場合、電磁弁の相応の制御により送出開始
を遅らせる方向へずらすことが可能だからである。機能
の一部は別の操作部材たとえば噴射すべき燃料量を制御
する電磁弁によって引き継がれる。
【0030】本発明による改良された1つの実施形態に
よれば、操作部材は少なくとも短期間、規定位置たとえ
ば遅延側ストッパ位置へと動かされる。この位置から出
発して、操作部材へ加えられる制御信号に少なくとも依
存して、後続の時点に対してはシミュレートされた実際
値が与えられる。規定された位置へは、有利な動作状態
において新たに動かされる。この有利な動作状態とはた
とえばエンジンブレーキ動作、アイドリング状態および
シフト過程である。エンジンブレーキ動作はたとえば、
目標量すなわち噴射すべき燃料量が閾値よりも小さいと
きに識別される。アイドリング状態は通常、回転数がア
イドリング回転数をとっているかまたはいわゆるアイド
リング回転数コントローラがアクティブであるときに生
じている。
【0031】図3には、このような緊急動作のための可
能な手段が示されている。第1の質問ステップ300に
よれば、図2の質問ステップ200と同様、故障の発生
について検査される。故障が発生していなければ、ステ
ップ305においてタイムカウンタt1がリセットされ
る。この場合、カウンタをゼロにセットするのがよい。
続くステップ310において、送出開始を制御するため
の操作部材115と、送出レートを制御するための操作
部材136が制御される。次に、新たに質問ステップ3
00が行われる。
【0032】質問ステップ300において、故障が発生
していると判定された場合、質問ステップ315へ進
む。そして質問ステップ315において、有利な動作状
態が生じているか否かが調べられる。この目的で、回転
数、噴射すべき燃料量および場合によってはその他の値
に依存して動作条件が特性マップに格納されている。質
問ステップ315において、特性マップを用いることで
有利な動作状態が生じているか否かが調べられる。
【0033】このために多次元の特性マップにおいて、
有利には噴射すべき燃料量や回転数など種々の動作特性
量に依存してステータスが格納されている。つまりたと
えば、すべての有利な動作状態はステータス1に割り当
てられ、その他の状態にはステータス0が割り当てられ
る。
【0034】有利な動作状態とは、たとえばアイドリン
グおよび/またはエンジン動作などである。
【0035】このような有利な動作状態が生じた場合、
ステップ330において噴射調節装置115に最大値M
AXが印加される。この制御信号は、噴射調節装置が遅
延側ストッパ位置をとるように選定されている。つま
り、噴射調節装置は上へ向かって移動する。続く質問ス
テップ335において、タイムカウンタt1が第1の閾
値S1よりも大きいか否かについて検査される。このこ
とがあてはまらなければ、ステップ338においてタイ
ムカウンタが値Δだけ高められる。次にステップ330
へと進む。この場合、閾値S1は、噴射調節装置を遅延
設定位置へ確実に動かすのに必要な時間に対応するもの
である。
【0036】タイムカウンタt1が閾値S1を超えてい
れば、ステップ340においてタイムカウンタt2がゼ
ロにセットされ、シミュレートされた実際値SBIも同
様にゼロにセットされる。その後、質問ステップ300
が新たに行われる。質問ステップ315において、有利
な動作状態がもはや生じていないと判定されれば、ステ
ップ320において噴射調節装置115へ制御信号Xが
加えられる。次にステップ322において、タイムカウ
ンタt2が値Δだけ高められる。1つの実施形態によれ
ば、有利な動作状態はまだ生じているが時間閾値S1は
すでに超えてしまっているときに、ステップ320〜3
24が実行されるように構成することもできる。このこ
とは、噴射調節装置はすでにその制限ストッパ位置に達
してしまっていることを意味する。
【0037】ステップ324において、格納されている
古いシミュレートされた実際値SBIと噴射調節装置の
ための制御信号Xに基づき、シミュレートされる実際値
に対する新たな値SBIが決定される。実際値と制御時
間ないし制御信号との関係Fは、特性マップに格納して
おくのがよい。この値は噴射調節装置へ、それが目標位
置をとるまで印加される。
【0038】故障がないと質問ステップ300において
判定されれば、ステップ305においてタイムカウンタ
t1がゼロにセットされ、ステップ310において調節
装置115および136における通常の制御が行われ
る。
【0039】本発明によれば噴射調節装置が制御される
が、その際、位置は制御信号に基づき決定されるだけで
なく、それまでの過程に基づいても決定され、つまり過
去の制御信号によっても付加的に決定される。特性マッ
プには、所定の期間内で噴射調節装置が辿った経路と目
下の動作パラメータたとえば制御信号との関係が格納さ
れている。したがって、規定の期間内における調整速度
のシミュレーションが行われる。この場合、特性マップ
324に格納されているデータに応じて、機械的な遅延
設定位置から出発して噴射調節装置の制御が行われる。
妨害量により、噴射調節装置はその算出位置から隔た
り、その結果、新たな同期化が必要となる。
【0040】第2の特性マップには、新たな同期化の可
能な動作条件が格納されている。新たな同期化のため、
噴射調節装置は所期のようにその機械的な制限ストッパ
位置まで進む。これは遅延側ストッパ位置であるのがよ
い。
【0041】有利な動作状態が発生したときに新たな同
期化を行うのがよく、その場合、噴射調節装置が短期間
だけ誤った位置をとっても、動作特性には影響が及ぼさ
れない。
【0042】さらに、最後の同期化が行われてから所定
の時間が経過したとき、新たな同期化が行われるように
構成することもできる。
【0043】殊に有利であるのは、図2によるやり方と
図3によるやり方の両方を組み合わせることである。つ
まり、図2による緊急動作が可能であるかぎり、たとえ
ば負荷要求が小さくしたがって噴射量が少ない場合、制
限ストッパ位置の一方へ向かわせる噴射調節装置の簡単
な制御が行われる。簡単な緊急動作が不可能であるなら
ば、たとえば負荷要求が大きくつまりは噴射量が大きい
場合、実際値のシミュレーションを行うようにする。噴
射された燃料量またはその値に相応する信号たとえば電
磁弁の制御期間に依存して、故障発生時には選択的に操
作部材が単に制限ストッパまで動かされ、あるいは制限
ストッパにおける操作部材の既知の位置と制御信号に基
づき、位置がシミュレートされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による装置のブロック図である。
【図2】本発明による方法の第1の実施形態を示すフロ
ーチャートである。
【図3】本発明による方法の第2の実施形態を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
100 噴射調節装置 105 スライダ 115 コイル 110 流入導管 120 帰還導管 130 制御装置 136 電磁弁 155 噴射調節ピストン 160 操作アーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カイ−ラルス バルベホーエン ドイツ連邦共和国 ルートヴィヒスブルク ホスピタルシュトラーセ 7

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御偏差に基づき操作部材に印加される
    制御信号をコントローラにより与え、実際値検出部分で
    故障が生じたとき、緊急動作を導入するように構成され
    ている、積分特性をもつ操作部材の制御方法において、 前記操作部材へ、少なくとも短期間だけ規定位置をとら
    せる信号を印加することを特徴とする、積分特性をもつ
    操作部材の制御方法。
  2. 【請求項2】 前記規定位置は制限ストッパである、請
    求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 操作部材の機能を少なくとも部分的に別
    の操作部材により引き継がせる、請求項1または2記載
    の方法。
  4. 【請求項4】 前記別の操作部材は電磁弁である、請求
    項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 有利な動作状態において前記規定位置へ
    進ませる、請求項1〜4のいずれか1項記載の方法。
  6. 【請求項6】 規定位置における既知の実際値および操
    作部材に対する少なくとも1つの制御信号に基づき、シ
    ミュレートされた実際値をまえもって与える、請求項1
    〜5のいずれか1項記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記有利な動作状態はエンジンブレーキ
    動作またはアイドリング状態である、請求項1〜6のい
    ずれか1項記載の方法。
  8. 【請求項8】 制御偏差に基づき操作部材に印加される
    制御信号がコントローラにより与えられ、実際値検出部
    分で故障が生じたとき緊急動作を導入させる手段が設け
    られている、積分特性をもつ操作部材の制御装置におい
    て、 前記操作部材へ、少なくとも短期間だけ規定位置をとら
    せる信号を印加する手段が設けられていることを特徴と
    する、積分特性をもつ操作部材の制御装置。
JP10144151A 1997-05-28 1998-05-26 積分特性をもつ操作部材の制御方法および制御装置 Pending JPH10331702A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19722288.9 1997-05-28
DE19722288A DE19722288A1 (de) 1997-05-28 1997-05-28 Verfahren und Vorrichtung zur Regelung eines Stellelements mit integralem Verhalten

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