JPH10331531A - 間仕切りのドア装置 - Google Patents

間仕切りのドア装置

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JPH10331531A
JPH10331531A JP14227297A JP14227297A JPH10331531A JP H10331531 A JPH10331531 A JP H10331531A JP 14227297 A JP14227297 A JP 14227297A JP 14227297 A JP14227297 A JP 14227297A JP H10331531 A JPH10331531 A JP H10331531A
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JP
Japan
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door
opening
doors
hinge
driving means
Prior art date
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Pending
Application number
JP14227297A
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English (en)
Inventor
Noriaki Goto
則昭 後藤
Shinji Goto
慎二 後藤
Kohei Naoi
公平 直井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tachikawa Blind Manufacturing Co Ltd
Fuj Hensokuki Co Ltd
Original Assignee
Tachikawa Blind Manufacturing Co Ltd
Fuj Hensokuki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tachikawa Blind Manufacturing Co Ltd, Fuj Hensokuki Co Ltd filed Critical Tachikawa Blind Manufacturing Co Ltd
Priority to JP14227297A priority Critical patent/JPH10331531A/ja
Publication of JPH10331531A publication Critical patent/JPH10331531A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】間仕切りのドア8,9としては、可動パネ
ル3,4に対し回動可能に支持したヒンジドア10,1
2以外に、スライドドア11,13を備えている。この
スライドドア11,13は、ヒンジドア10,12と共
に回動し、ヒンジドア10,12内に収納されて第一開
口6a,7aを開く状態と、ヒンジドア10,12から
突出して第一開口6a,7aを閉じる状態とを取り得
る。そのため、開口6,7においては、スライドドア1
1,13が開いて第一開口6a,7aのみが開放される
状態や、ヒンジドア10,12も開いて第二開口6b,
7bも開放される状態等を取り得る。 【効果】開口6,7の幅寸法を用途に応じて段階的変更
できるとともに、ヒンジドア10,12が大きく突出せ
ず邪魔にならない。また、スライドドア11,13を開
く場合にヒンジドア10,12の内部空間を有効に利用
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、間仕切りに利用さ
れるドア装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、間仕切りにおいては、各可動パ
ネルを互いに閉じた状態のままで所定の可動パネルを必
要に応じて通り抜けできれば大変便利である。そのた
め、互いに開閉可能な各可動パネルのうち所定の可動パ
ネルにドア装置を設けた間仕切りが提案されている。例
えば実開昭60ー130992号公報に示す従来の間仕
切りにおいては、開口に対しドアが回動可能に支持され
て開閉できるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記可動パネルの開口
は、ドアを開いた状態で、用途に応じて各種の幅寸法
(各可動パネルの開閉方向の幅寸法)に変更することが
できれば、実用上便利である。しかし、従来のドア装置
(同公報の第2図参照)では、単に両ドアが開口に対し
回動可能に支持された状態で互いに隣接して並設された
構造になっているだけであるので、開口の幅寸法を大き
くすると、この幅寸法に合わせてドアの幅寸法も大きく
しなければならない。そのため、ドアを開いた状態で、
ドアがその幅寸法だけ大きく突出して邪魔になる問題が
ある。
【0004】この発明は、間仕切りのドア装置におい
て、ドアを開いた状態で開口の幅寸法を用途に応じて変
更する場合、上記問題点を解消することを目的にしてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】後記実施形態の図面の符
号を援用して本発明を説明する。請求項1の発明にかか
る間仕切りのドア装置は、下記の構成を有している。
【0006】互いに隣接する空間を開閉するように移動
し得る可動パネル(3,4)に設けた開口(6,7)に
対しドア(8,9)を開閉可能に支持している。前記ド
ア(8,9)は、壁(3,4)に対し回動可能に支持し
たヒンジドア(10,12)と、このヒンジドア(1
0,12)に対し移動可能に支持するとともにこのヒン
ジドア(10,12)の回動に伴い回動するスライドド
ア(11,13)とを有している。前記壁(3,4)の
開口(6,7)は、前記ヒンジドア(10,12)に対
し移動するスライドドア(11,13)により開閉され
る第一開口(6a,7a)と、前記ヒンジドア(10,
12)により開閉される第二開口(6b,7b)とを有
している。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明に下記
の構成を追加している。前記開口(6,7)は、互いに
隣接する一方の片側開口(6)と他方の片側開口(7)
とを有している。前記ドア(8,9)は、一方の片側開
口(6)を開閉する一方の片側ドア(8)と、他方の片
側開口(7)を開閉する他方の片側ドア(9)とを有し
ている。一方の片側開口(6)は、一方の片側ドア
(8)においてスライドドア(11)により開閉される
片側第一開口(6a)と、ヒンジドア(10)により開
閉される片側第二開口(6b)とを有している。他方の
片側開口(7)は、他方の片側ドア(9)においてスラ
イドドア(13)により開閉される片側第一開口(7
a)と、ヒンジドア(12)により開閉される片側第二
開口(7b)とを有している。一方の片側第二開口(6
b)に隣接する一方の片側第一開口(6a)と、他方の
片側第二開口(7b)に隣接する他方の片側第一開口
(7a)とが互いに隣接した位置に配設されているとと
もに、一方の片側第二開口(6b)と他方の片側第二開
口(7b)とがこれらの片側第一開口(6a,7a)を
挟んだ位置に配設されている。
【0008】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2の発明に下記の構成を追加している。前記ヒンジドア
(10,12)を開閉させる駆動手段(A)と、前記ス
ライドドア(11,13)を開閉させる駆動手段(A)
とを備えている。前記ヒンジドア駆動手段(A)は、壁
(3,4)に設置した駆動部(19)と、この駆動部
(19)の駆動によりヒンジドア(10,12)を回動
させる連動部(20)とを有している。前記スライドド
ア駆動手段(A)は、ヒンジドア(10,12)に設置
した駆動部(22)と、この駆動部(22)の駆動によ
りスライドドア(11,13)を移動させる連動部(2
3)とを有している。
【0009】請求項4の発明は、請求項2の発明に下記
の構成を追加している。前記ヒンジドア(10,12)
を開閉させる駆動手段(A)と、前記スライドドア(1
1,13)を開閉させる駆動手段(A)とを備えてい
る。前記ヒンジドア駆動手段(A)は、壁(3,4)に
設置した駆動部(19)と、この駆動部(19)の駆動
によりヒンジドア(10,12)を回動させる連動部
(20)とを有している。前記スライドドア駆動手段
(A)は、ヒンジドア(10,12)に設置した駆動部
(22)と、この駆動部(22)の駆動によりスライド
ドア(11,13)を移動させる連動部(23)とを有
している。
【0010】まず一方の片側ドア(8)のスライドドア
(11)及び他方の片側ドア(9)のスライドドア(1
3)を開くように前記スライドドア駆動手段(A)の駆
動部(22)を駆動制御し、次に一方の片側ドア(8)
のヒンジドア(10)を開くように前記ヒンジドア駆動
手段(A)の駆動部(19)を駆動制御し、次に他方の
片側ドア(9)のヒンジドア(12)を開くように前記
ヒンジドア駆動手段(A)の駆動部(19)を駆動制御
するドア制御手段(H)を備えている。
【0011】請求項5の発明は、請求項1から請求項4
のうちいずれかの請求項の発明に下記の構成を追加して
いる。前記スライドドア(11,13)は、ヒンジドア
(10,12)内に収納されて第一開口(6a,7a)
を開く状態と、ヒンジドア(10,12)から突出して
第一開口(6a,7a)を閉じる状態とを取り得るよう
に、ヒンジドア(10,12)に対し移動可能に支持さ
れている。
【0012】
【発明の実施形態】以下、本発明の一実施形態にかかる
間仕切りを図面を参照して説明する。 <図1及び図2に概略的に示すドア付き間仕切りの概要
>この間仕切りにおいては、レール1が床面Fの上方で
延設され、このレール1を走行し得る各ランナー2に各
可動パネル3,4,5が吊下された状態で支持されてレ
ール1と床面Fとの間で互いに並設されている。この各
可動パネル3,4,5は、互いに隣接する空間を開閉す
るようにレール1に沿って移動し得る。
【0013】各可動パネル3,4,5のうち互いに隣接
する所定の両可動パネル3,4においては、それぞれ、
片側開口6,7に対し片側ドア8,9を開閉可能に支持
したドア装置Pが設けられている。一方の可動パネル3
側で、片側ドア8は、床面Fに沿って回動可能に支持さ
れたヒンジドア10と、このヒンジドア10内で床面F
に沿って移動可能に支持されたスライドドア11とを有
している。他方の可動パネル4側で、片側ドア9は、床
面Fに沿って回動可能に支持されたヒンジドア12と、
このヒンジドア12内で床面Fに沿って移動可能に支持
されたスライドドア13とを有している。一方の可動パ
ネル3側で、片側開口6は、片側ドア8においてスライ
ドドア11により開閉される片側第一開口6aと、ヒン
ジドア10により開閉される片側第二開口6bとを有し
ている。他方の可動パネル4側で、片側開口7は、片側
ドア9においてスライドドア13により開閉される片側
第一開口7aと、ヒンジドア12により開閉される片側
第二開口7bとを有している。一方の片側第二開口6b
に隣接する一方の片側第一開口6aと、他方の片側第二
開口7bに隣接する他方の片側第一開口7aとが互いに
隣接した位置に配設されているとともに、一方の片側第
二開口6bと他方の片側第二開口7bとがこれらの片側
第一開口6a,7aを挟んだ位置に配設されている。
【0014】前記可動パネル3,4及びそのドア8,9
においては、前記ヒンジドア10,12を開閉させるヒ
ンジドア駆動手段A(後で詳述)と、前記スライドドア
11,13を開閉させるスライドドア駆動手段A(後で
詳述)とを備えている。
【0015】前記可動パネル3,4においては、接天部
材14をレール1に対し接離させる接天部材駆動手段D
(後で詳述)と、接床部材15を床面Fに対し接離させ
る接床部材駆動手段D(後で詳述)とを備えている。ま
た、前記ドア8,9においては、接床部材16を床面F
に対し接離させる接床部材駆動手段E(後で詳述)を備
えている。
【0016】そのほか、可動パネル駆動手段G(後で詳
述)を備えている。前記可動パネル3,4においては、
このヒンジドア駆動手段Aやスライドドア駆動手段Aや
接天部材駆動手段Dや接床部材駆動手段Dや可動パネル
駆動手段Gに対する電気的制御手段H(後で詳述)を備
えている。
【0017】<前記ヒンジドア駆動手段A及び前記スラ
イドドア駆動手段A>前記ヒンジドア10,12は、前
記片側第二開口6b,7bで、各ヒンジ17により回動
可能に支持されている。このヒンジドア10,12内に
ガイド18が延設されている。前記スライドドア11,
13は、このガイド18に吊下された状態で支持され、
ヒンジドア10,12に対し出没するように移動可能に
なっている。
【0018】このヒンジドア駆動手段Aは、可動パネル
3,4に設置された電動モータ19(電気的信号により
駆動する駆動部)と、この電動モータ19の駆動により
ヒンジドア10,12を回動させる連動部20とを有し
ている。この連動部20においては、ヒンジドア10,
12とともに回動するヒンジ17の回動中心軸17aに
対し電動モータ19の回転がベルト21により伝達され
る。
【0019】このスライドドア駆動手段Aは、ヒンジド
ア10,12に設置された電動モータ22(電気的信号
により駆動する駆動部)と、この電動モータ22の駆動
によりスライドドア11,13を移動させる連動部23
とを有している。この連動部23においては、スライド
ドア11,13に雌ねじ体24が取着され、電動モータ
22により回転する雄ねじ棒25がこの雌ねじ体24に
螺合されている。
【0020】<前記接天部材駆動手段D及び前記接床部
材駆動手段D>この接天部材駆動手段Dにおいては、可
動パネル3,4に設置された電動モータ26(電気的信
号により駆動する駆動部)と、この電動モータ26の駆
動により接天部材14を接離させる連動部27とを有し
ている。この連動部27においては、電動モータ26に
より回転する雌ねじ体29に雄ねじ棒30が螺合され、
固定中心軸31を中心に回動するレバー32にこの雄ね
じ棒30が連結されているとともに、このレバー32に
接天部材14が連結されている。この接天部材14は、
可動パネル3,4に取着されたブラケット33に対し上
下動可能に支持され、圧縮コイルばね34により下方へ
付勢されている。電動モータ26が回転すると、雌ねじ
体29に対し雄ねじ棒30が上下動し、レバー32が回
動して接天部材14が上下動する。
【0021】この接床部材駆動手段Dにおいては、前記
電動モータ26と、この電動モータ26の駆動により接
床部材15を接離させる連動部28とを有している。こ
の連動部28においては、電動モータ26により回転す
る雌ねじ体35に雄ねじ棒36が螺合され、固定中心軸
37を中心に回動するレバー38にこの雄ねじ棒36が
連結されているとともに、このレバー38に接床部材1
5が連結されている。電動モータ26が回転すると、雌
ねじ体35に対し雄ねじ棒36が上下動し、レバー38
が回動して接床部材15が上下動する。
【0022】<前記接床部材駆動手段E>この接床部材
駆動手段Eは、スライドドア11,13をヒンジドア1
0,12内へ没入させるように移動させて開いたとき接
床部材16を床面Fから離間させるとともに、スライド
ドア11,13をヒンジドア10,12内から突出させ
るように移動させて閉じたとき接床部材16を床面Fに
接触させる駆動機構39をスライドドア11,13に備
えている。この駆動機構39においては、固定中心軸4
0を中心に回動するレバー41にロッド42が連結され
ているとともに、このレバー41に接床部材16が連結
されている。この接床部材16は、可動パネル3,4に
取着されたブラケット43に対し上下動可能に支持さ
れ、圧縮コイルばね44により上方へ付勢されている。
さらに、この駆動機構39においては、両スライドドア
11,13の相対向面側でレバー45が固定中心軸46
により回動可能に支持され、ロッド42に支持された圧
縮コイルばね47がこのレバー45に圧接されている。
【0023】<前記可動パネル駆動手段G>前記レール
1内にトロリーレール48が延設され、前記各ランナー
2に取り付けられた集電子49がこのトロリーレール4
8に接触している。各ランナー2は、この集電子49か
らの給電により電動モータ(図示せず)が駆動して、自
走する。
【0024】<前記電気的制御手段H>前記可動パネル
3,4内にコントローラ50が設置されている。このコ
ントローラ50は、前記ヒンジドア駆動手段Aの電動モ
ータ19及びスライドドア駆動手段Aの電動モータ22
や、前記接天部材駆動手段D及び接床部材駆動手段Dの
電動モータ26や、前記各ランナー2の電動モータ(図
示せず)等に接続されて、これらを駆動制御する。この
コントローラ50は前記可動パネル駆動手段Gの集電子
49から給電している。図1に示すように、可動パネル
3の両面にはタッチセンサ51(ドアセンサ)が取り付
けられ、コントローラ50に接続されている。図示しな
いが、このタッチセンサ51は閉モード部と第一開モー
ド部と第二開モード部と第三開モード部を有している。
【0025】<各可動パネル3,4,5を閉じたまま両
ドア8,9を開く場合の一例> * 図1(a)及び図2に示す両可動パネル3,4の状
態 前記各タッチセンサ51のうちいずれかのものが閉モー
ド部に設定されていると、下記の状態になる。
【0026】一方の片側開口6において、一方の片側ド
ア8のスライドドア11が片側第一開口6aを閉じてい
るとともに、一方の片側ドア8のヒンジドア10が片側
第二開口6bを閉じている。また、他方の片側開口7に
おいて、他方の片側ドア9のスライドドア13が片側第
一開口7aを閉じているとともに、他方の片側ドア9の
ヒンジドア12が片側第二開口7bを閉じている。
【0027】前記接天部材駆動手段D及び接床部材駆動
手段Dにおいては、接天部材14が上動してレール1に
接触しているとともに、接床部材15が下動して床面F
に接触している。
【0028】前記接床部材駆動手段Eにおいては、両ス
ライドドア11,13が互いに閉じられているため、そ
れらのレバー45が当接して圧縮コイルばね47の弾性
力に抗して回動し、ロッド42及びレバー41により接
床部材16が下動して床面Fに接触している。
【0029】* 図1(b)及び図3に示す両可動パネ
ル3,4の状態 図1(a)及び図2に示す状態で、前記各タッチセンサ
51のうちいずれかのものに触れて第三開モード部に設
定すると、コントローラ50は、このタッチセンサ51
からの電気的信号に基づき、前記スライドドア駆動手段
Aの電動モータ22を駆動する。そのため、雌ねじ体2
4が雄ねじ棒25に沿って移動し、まず一方の片側ドア
8のスライドドア11及び他方の片側ドア9のスライド
ドア13が両片側ドア8,9のヒンジドア10,12内
に没入して片側第一開口6a及び片側第一開口7aのみ
が開く。その後、コントローラ50はこの電動モータ2
2を停止させる。この場合、前記接床部材駆動手段Eに
おいては、両スライドドア11,13が互いに開くた
め、それらのレバー45が離れて圧縮コイルばね47の
弾性力により回動し、ロッド42及びレバー41により
接床部材16が上動して間隙Sだけ床面Fから離れる。
【0030】* 図1(c)に示す両可動パネル3,4
の状態 図1(b)及び図3に示す状態で、コントローラ50
は、一方のヒンジドア駆動手段Aの電動モータ19を駆
動する。そのため、一方の片側ドア8においてスライド
ドア11を収納したヒンジドア10が回動して片側第二
開口6bが開く。その後、コントローラ50はこの電動
モータ19を停止させる。
【0031】次に、コントローラ50は、他方のヒンジ
ドア駆動手段Aの電動モータ19を駆動する。そのた
め、他方の片側ドア9においてスライドドア13を収納
したヒンジドア12が回動して片側第二開口7bも開
く。その後、コントローラ50はこの電動モータ19を
停止させる。
【0032】* 詳述しないが、図1(c)に示す状態
から両ドア8,9を閉じる場合には、逆に、図1(b)
及び図3の状態を経て図1(a)及び図2の状態に戻
る。 * 詳述しないが、図1(a)及び図2に示す状態で、
前記各タッチセンサ51のうちいずれかのものに触れて
第一開モード部に設定すると、前述したように、図1
(b)及び図3に示す両可動パネル3,4の状態(片側
第一開口6a及び片側第一開口7aのみが開いた状態)
になる。
【0033】また、図1(a)及び図2に示す状態で、
前記各タッチセンサ51のうちいずれかのものに触れて
第二開モード部に設定すると、前述したように、片側第
一開口6a及び片側第一開口7aに加えて、片側第二開
口6bも開いた状態になる。
【0034】<両ドア8,9を閉じたまま各可動パネル
3,4,5を開く場合> * 図4に示す両可動パネル3,4の状態 図1(a)及び図2に示す状態で、図示しない操作スイ
ッチからの電気的信号に基づき、コントローラ50は、
前記接天部材駆動手段D及び接床部材駆動手段Dの電動
モータ26を駆動する。そのため、雄ねじ棒30,36
が雌ねじ体29,35を移動し、レバー32により接天
部材14が下動してレール1から間隙Sだけ離れるとと
もに、レバー38により接床部材15が上動して床面F
から間隙Sだけ離れる。その後、コントローラ50はこ
の電動モータ26を停止させる。
【0035】* 図5に示す両可動パネル3,4の状態 図4に示す状態で、コントローラ50は、各可動パネル
3,4,5において前記可動パネル駆動手段Gの各ラン
ナー2の電動モータ(図示せず)を駆動する。そのた
め、両可動パネル3,4が互いに開く。この場合、前記
接床部材駆動手段Eにおいては、両スライドドア11,
13のレバー45が互いに離れて圧縮コイルばね47の
弾性力により回動し、ロッド42及びレバー41により
接床部材16が上動して間隙Sだけ床面Fから離れる。
その後、コントローラ50は各ランナー2の電動モータ
を停止させる。
【0036】* 詳述しないが、図5に示す状態から各
可動パネル3,4,5を閉じる場合には、逆に、図4の
状態を経て図2の状態に戻る。 <本実施形態の特徴>本実施形態は下記*の特徴(後記
する他の技術的思想以外)を有する。
【0037】* 各可動パネル3,4,5を互いに閉じ
た状態のまま、ドア8,9を必要に応じて開いて通り抜
けでき大変便利である。 * ドア8,9としては、可動パネル3,4に対し回動
可能に支持したヒンジドア10,12以外に、スライド
ドア11,13を備えている。このスライドドア11,
13は、このヒンジドア10,12に対し移動可能に支
持され、このヒンジドア10,12と共に回動する。そ
のため、可動パネル3,4の開口6,7においては、図
1(b)に示すようにスライドドア11,13が開いて
第一開口6a,7aのみが開放される状態や、図1
(c)に示すようにヒンジドア10,12も開いて第二
開口6b,7bも開放される状態等を取り得る。従っ
て、開口6,7の幅寸法(各可動パネル3,4の開閉方
向の幅寸法)を用途に応じて段階的変更することがで
き、実用上便利である。しかも、図1(c)に示すよう
にスライドドア11,13と共にヒンジドア10,12
を開いた状態で、開口6,7の幅寸法がヒンジドア1
0,12の幅寸法よりも大きくなるように設定しても、
ヒンジドア10,12が大きく突出せず邪魔にならな
い。
【0038】* 両開き式ドア装置を採用し、一方の片
側開口6を開閉する一方の片側ドア8と、他方の片側開
口7を開閉する他方の片側ドア9とが、互いに隣接して
設けられている。従って、開口6,7の幅寸法(各可動
パネル3,4の開閉方向の幅寸法)を用途に応じてより
一層段階的に変更することができる。例えば、図1
(b)に示すようにまず一方の片側ドア8のスライドド
ア11及び他方の片側ドア9のスライドドア13を開
き、次に一方の片側ドア8のヒンジドア10を開き、次
に他方の片側ドア9のヒンジドア12を開く。
【0039】* 電動モータ19,22と連動部20,
23とを有するヒンジドア駆動手段A及びスライドドア
駆動手段Aを備えている。従って、スライドドア11,
13及びヒンジドア10,12の開閉を円滑に行うこと
ができる。
【0040】* スライドドア11,13は、ヒンジド
ア10,12内に収納されて第一開口6a,7aを開く
状態と、ヒンジドア10,12から突出して第一開口6
a,7aを閉じる状態とを取り得る。そのため、スライ
ドドア11,13を開く場合にヒンジドア10,12の
内部空間を有効に利用することができる。従って、スラ
イドドア11,13が大きく突出せず邪魔にならない。
【0041】〔他の実施形態〕前記実施形態以外にも下
記*のように構成してもよい。 * 前記実施形態では、両開き式ドア装置を採用し、一
方の片側開口6を開閉する一方の片側ドア8と、他方の
片側開口7を開閉する他方の片側ドア9とが、互いに隣
接して設けられている。この両開き式ドア装置に代え、
これらの片側ドア8,9のうちいずれかのものを省略し
た片開き式ドア装置に変更する。
【0042】* 前記実施形態では、スライドドア1
1,13がヒンジドア10,12内に収納されて第一開
口6a,7aを開く。しかし、必ずしもスライドドア1
1,13を収納する必要はなく、ヒンジドア10,12
に対しスライドドア11,13を単に重合させた状態で
移動可能に支持する。
【0043】* 前記実施形態では、ドアセンサとし
て、タッチセンサ51を利用したが、そのほか例えば光
センサなどを利用する。 * 前記実施形態では、電気的信号により駆動する駆動
部として、電動モータ19,22,26を利用したが、
そのほか例えば電磁ソレノイドなどを利用する。
【0044】* 前記実施形態では、駆動部として、電
動式のもの(電動モータ19,22,26)を利用した
が、そのほか手動による駆動部を利用する。 * スライドドア11,13やヒンジドア10,12の
開閉工程としては、前記実施形態以外の各種開閉工程を
採用する。
【0045】〔他の技術的思想〕各実施形態から把握で
きる技術的思想(請求項以外)を効果と共に記載する。 (イ) 請求項1から請求項5のうちいずれかの請求項
において、間仕切りは、床面Fの上方に設けたレール1
に吊下された状態で移動し得る可動パネル3,4,5を
備え、開口6,7及びドア8,9を設けた可動パネル
3,4は、レール1に対し接離するように移動可能に支
持した接天部材14と、床面Fに対し接離するように移
動可能に支持した接床部材15とを備え、前記ドア8,
9は床面Fに対し接離するように移動可能に支持した接
床部材16を備えている。従って、この接天部材14及
び接床部材15,16により、間仕切りの防音機能を高
めることができる。
【0046】(ロ) 上記(イ)において、可動パネル
3,4の接天部材14及び接床部材15を接離させる駆
動手段Dと、ドア8,9の接床部材16を接離させる駆
動手段Eとを備え、可動パネル3,4の接天部材駆動手
段Dは、可動パネル3,4に設置した駆動部(電動モー
タ26)と、この駆動部(電動モータ26)の駆動によ
り接天部材14を接離させる連動部27とを有し、可動
パネル3,4の接床部材駆動手段Dは、可動パネル3,
4に設置した駆動部(電動モータ26)と、この駆動部
(電動モータ26)の駆動により接床部材15を接離さ
せる連動部28とを有している。従って、接天部材14
及び接床部材15の接離を円滑に行うことができる。
【0047】(ハ) 上記(ロ)において、ドア8,9
の接床部材駆動手段Eは、スライドドア11,13を開
いたとき接床部材16を床面Fから離間させる駆動機構
39と、スライドドア11,13を閉じたとき接床部材
16を床面Fに接触させる駆動機構39とを備えてい
る。従って、接床部材16の接離を円滑に行うことがで
きる。
【0048】(ニ) 上記(ロ)または上記(ハ)にお
いて、ヒンジドア駆動手段Aの駆動部(電動モータ1
9)、スライドドア駆動手段Aの駆動部(電動モータ2
2)並びに可動パネル3,4の接天部材駆動手段D及び
接床部材駆動手段Dの駆動部(電動モータ26)は、そ
れぞれ電気的信号により駆動するものであり、可動パネ
ル3,4をレール1に対し吊下した状態で移動可能に支
持するランナー2からの給電により、駆動する。従っ
て、給電を容易に行うことができる。
【0049】
【発明の効果】請求項1の発明にかかる間仕切りのドア
装置によれば、ドア(8,9)を開いた状態で開口
(6,7)の幅寸法を用途に応じて段階的に変更するこ
とができ、実用上便利であるとともに、スライドドア
(11,13)と共にヒンジドア(10,12)を開い
た状態で、開口(6,7)の幅寸法がヒンジドア(1
0,12)の幅寸法よりも大きくなるように設定して
も、ヒンジドア(10,12)が大きく突出せず邪魔に
ならない。
【0050】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加え、開口(6,7)の幅寸法を用途に応じて
より一層段階的に変更することができ、実用上便利であ
る。請求項3の発明によれば、請求項1または請求項2
の発明の効果に加え、スライドドア(11,13)及び
ヒンジドア(10,12)の開閉を円滑に行うことがで
きる。
【0051】請求項4の発明によれば、請求項2の発明
の効果と同様に、開口(6,7)の幅寸法を用途に応じ
てより一層段階的に変更することができ、実用上便利で
ある。
【0052】請求項5の発明によれば、請求項1から請
求項4のうちいずれかの請求項の発明の効果に加え、ス
ライドドア(11,13)を開く場合にヒンジドア(1
0,12)の内部空間を有効に利用することができ、ス
ライドドア(11,13)が大きく突出せず邪魔になら
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は本実施形態にかかるドア付き間仕切
りにおいて各可動パネルを互いに閉じるとともにすべて
のドアを閉じた状態を示す概略斜視図であり、(b)は
(a)の状態から各ドアの一部を開いた状態を示す概略
斜視図であり、(c)は同じくすべてのドアを開いた状
態を示す概略斜視図である。
【図2】 図1(a)の状態を示す概略断面図である。
【図3】 図1(b)の状態を示す概略断面図である。
【図4】 本実施形態にかかるドア付き間仕切りにおい
てすべてのドアを閉じた状態で各可動パネルを互いに開
く過程を示す概略断面図である。
【図5】 図4の状態からさらに各可動パネルを互いに
開く過程を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1…レール、2…ランナー、3,4…可動パネル、6,
7…片側開口、6a,7a…片側第一開口、6b,7b
…片側第二開口、8,9…片側ドア、10,12…ヒン
ジドア、11,13…スライドドア、14…接天部材、
15…接床部材、16…接床部材、19,22…電動モ
ータ(駆動部)、20,23…連動部、26…電動モー
タ(駆動部)、27,28…連動部、39…駆動機構、
A…ドア駆動手段、D…接天部材駆動手段及び接床部材
駆動手段、E…接床部材駆動手段、F…床面、H…電気
的制御手段(ドア制御手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 直井 公平 岐阜市中洲町18番地 富士変速機 株式会 社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに隣接する空間を開閉するように移
    動し得る可動パネル(3,4)に設けた開口(6,7)
    に対しドア(8,9)を開閉可能に支持したドア装置に
    おいて、 前記ドア(8,9)は、壁(3,4)に対し回動可能に
    支持したヒンジドア(10,12)と、このヒンジドア
    (10,12)に対し移動可能に支持するとともにこの
    ヒンジドア(10,12)の回動に伴い回動するスライ
    ドドア(11,13)とを有し、 前記壁(3,4)の開口(6,7)は、前記ヒンジドア
    (10,12)に対し移動するスライドドア(11,1
    3)により開閉される第一開口(6a,7a)と、前記
    ヒンジドア(10,12)により開閉される第二開口
    (6b,7b)とを有していることを特徴とする間仕切
    りのドア装置。
  2. 【請求項2】 前記開口(6,7)は、互いに隣接する
    一方の片側開口(6)と他方の片側開口(7)とを有
    し、 前記ドア(8,9)は、一方の片側開口(6)を開閉す
    る一方の片側ドア(8)と、他方の片側開口(7)を開
    閉する他方の片側ドア(9)とを有し、 一方の片側開口(6)は、一方の片側ドア(8)におい
    てスライドドア(11)により開閉される片側第一開口
    (6a)と、ヒンジドア(10)により開閉される片側
    第二開口(6b)とを有し、 他方の片側開口(7)は、他方の片側ドア(9)におい
    てスライドドア(13)により開閉される片側第一開口
    (7a)と、ヒンジドア(12)により開閉される片側
    第二開口(7b)とを有し、 一方の片側第二開口(6b)に隣接する一方の片側第一
    開口(6a)と、他方の片側第二開口(7b)に隣接す
    る他方の片側第一開口(7a)とが互いに隣接した位置
    に配設されているとともに、一方の片側第二開口(6
    b)と他方の片側第二開口(7b)とがこれらの片側第
    一開口(6a,7a)を挟んだ位置に配設されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の間仕切リのドア装置。
  3. 【請求項3】 前記ヒンジドア(10,12)を開閉さ
    せる駆動手段(A)と、前記スライドドア(11,1
    3)を開閉させる駆動手段(A)とを備え、 前記ヒンジドア駆動手段(A)は、壁(3,4)に設置
    した駆動部(19)と、この駆動部(19)の駆動によ
    りヒンジドア(10,12)を回動させる連動部(2
    0)とを有し、 前記スライドドア駆動手段(A)は、ヒンジドア(1
    0,12)に設置した駆動部(22)と、この駆動部
    (22)の駆動によりスライドドア(11,13)を移
    動させる連動部(23)とを有していることを特徴とす
    る請求項1または請求項2に記載の間仕切りのドア装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ヒンジドア(10,12)を開閉さ
    せる駆動手段(A)と、前記スライドドア(11,1
    3)を開閉させる駆動手段(A)とを備え、 前記ヒンジドア駆動手段(A)は、壁(3,4)に設置
    した駆動部(19)と、この駆動部(19)の駆動によ
    りヒンジドア(10,12)を回動させる連動部(2
    0)とを有し、 前記スライドドア駆動手段(A)は、ヒンジドア(1
    0,12)に設置した駆動部(22)と、この駆動部
    (22)の駆動によりスライドドア(11,13)を移
    動させる連動部(23)とを有し、 まず一方の片側ドア(8)のスライドドア(11)及び
    他方の片側ドア(9)のスライドドア(13)を開くよ
    うに前記スライドドア駆動手段(A)の駆動部(22)
    を駆動制御し、次に一方の片側ドア(8)のヒンジドア
    (10)を開くように前記ヒンジドア駆動手段(A)の
    駆動部(19)を駆動制御し、次に他方の片側ドア
    (9)のヒンジドア(12)を開くように前記ヒンジド
    ア駆動手段(A)の駆動部(19)を駆動制御するドア
    制御手段(H)を備えたことを特徴とする請求項2に記
    載の間仕切りのドア装置。
  5. 【請求項5】 前記スライドドア(11,13)は、ヒ
    ンジドア(10,12)内に収納されて第一開口(6
    a,7a)を開く状態と、ヒンジドア(10,12)か
    ら突出して第一開口(6a,7a)を閉じる状態とを取
    り得るように、ヒンジドア(10,12)に対し移動可
    能に支持されていることを特徴とする請求項1から請求
    項4のうちいずれかの請求項に記載の間仕切りのドア装
    置。
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