JPH10331469A - 駐車装置 - Google Patents

駐車装置

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JPH10331469A
JPH10331469A JP15755897A JP15755897A JPH10331469A JP H10331469 A JPH10331469 A JP H10331469A JP 15755897 A JP15755897 A JP 15755897A JP 15755897 A JP15755897 A JP 15755897A JP H10331469 A JPH10331469 A JP H10331469A
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JP
Japan
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space
cages
fork
vehicle
storage space
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JP15755897A
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English (en)
Inventor
Masataka Kubo
正隆 久保
Yoshinao Ishibashi
義尚 石橋
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Japan Steel Works Ltd
Original Assignee
Japan Steel Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水平に広がる大きな空間を、簡素な構造によ
つて駐車のために有効利用することができない。 【解決手段】 台車用空間101が、前後に走行する台
車3を備え、台車3が、台車本体3a上に昇降装置30
を介して取付けたフォーク装置31を有し、フォーク装
置31が、回転駆動源31dの正逆駆動により、基部材
31aに対して中間部材31bを進退駆動し、中間部材
31bに対してフォーク部材31cを進退駆動するチェ
ーン装置31e,31h,31iを有し、フォーク装置
31により、台車3とリフト装置1のケージ11〜16
との間、並びに台車3の両側に隣合う第1格納用空間1
02及び第2格納用空間103との間で、パレット4に
乗つた車両2を移動させ、第1格納用空間102及び第
2格納用空間103に、車両2を駐車させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駐車装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の駐車装置として、例えば特開平6
−101360号公報に記載されるものが知られてい
る。この駐車装置は、昇降装置(リフト装置)及び走行
台車を単層ないし複層に使用する機械式駐車装置におい
て、台車の主走行路の端部又は途中に、主走行路上の台
車から車両自体又は車両を乗せたパレットを受取り、上
記主走行路に平行する副走行路上の台車に受け渡す移載
装置を設けたことを特徴としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の駐車装置にあつては、次の技術的課題を有し
ている。 (1)昇降装置としてメリーゴーラウンド式のリフト装
置を備えさせ、左右のケージのそれぞれから車両を出し
入れさせると共に、リフト装置のケージから台車に乗せ
換えた車両を台車の左右両側に広がる駐車スペースに駐
車させる構造となつていない。このため、台車の左右両
側に水平に広がる大きな空間を、簡素な構造によつて駐
車のために有効利用することができない。
【0004】(2)移載装置は、主走行路の端部又は途
中に設けられ、主走行路上の台車から車両自体又は車両
を乗せたパレットを受取り、上記主走行路に平行する副
走行路上の台車に受け渡すものである。このため、台車
の主走行路に隣接して移載装置の収容空間を配置するこ
とになり、駐車スペースが削減される結果となつてい
る。加えて、移載装置は、メリーゴーラウンド式のリフ
ト装置の背後に配置するものでない。このため、メリー
ゴーラウンド式のリフト装置の左右のケージの間の背後
に帯状に広がる空間が有効活用されないと共に、該リフ
ト装置の左右のケージの左右両側に広がる駐車スペース
の間で車両を移動させることができず、駐車スペースを
有効活用できない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような従
来の技術的課題に鑑みてなされたもので、その構成は、
次の通りである。請求項1の発明は、複数のケージ1
1,12,13,14,15,16が構築物の複数階を
循環し、構築物の出入口100から、ケージ11,1
2,13,14,15,16内のパレット4の上に車両
2を出入りさせるメリーゴーラウンド式のリフト装置1
と、ケージ12,16、13,15が上下に平行移動す
る階B1,B2の左右のケージ12,16、13,15
の外側に、順次に形成される台車用空間101及び第1
格納用空間102と、ケージ12,16、13,15が
上下に平行移動する該階B1,B2の左右のケージ1
2,16、13,15の背後にそれぞれ形成される第2
格納用空間103とを有し、台車用空間101が、前後
に走行する台車3を備え、台車3が、台車本体3a上に
昇降装置30を介して取付けたフォーク装置31を有
し、フォーク装置31が、基部材31a上に左右のスラ
イド自在に配設される中間部材31bと、中間部材31
b上に左右のスライド自在に配設されるフォーク部材3
1cと、基部材31aに固設されて正逆駆動が可能な回
転駆動源31dと、回転駆動源31dの正逆駆動によ
り、基部材31aに対して中間部材31bを進退駆動
し、中間部材31bに対してフォーク部材31cを進退
駆動するチェーン装置31e,31h,31iとを有
し、フォーク装置31により、台車3とケージ11〜1
6との間、並びに台車3と両側の第1格納用空間102
及び第2格納用空間103との間で、パレット4に乗つ
た車両2を移動させ、第1格納用空間102及び第2格
納用空間103に車両2を駐車させることを特徴とする
駐車装置である。請求項2は、複数のケージ11,1
2,13,14,15,16が構築物の複数階を循環
し、構築物の出入口100から、ケージ11,12,1
3,14,15,16内に車両2を出入りさせるメリー
ゴーラウンド式のリフト装置1と、ケージ12,16、
13,15が上下に平行移動する階B1,B2の左右の
ケージ12,16、13,15の外側に、順次に形成さ
れる台車用空間101及び第1格納用空間102と、ケ
ージ12,16、13,15が上下に平行移動する該階
B1,B2の左右のケージ12,16、13,15の背
後に形成される第2格納用空間103と、ケージ12,
16、13,15が上下に平行移動する該階B1,B2
の左右のケージ12,16、13,15の間の背後に形
成される移載用空間104と、台車用空間101に備え
られ、前後に走行する台車3と、台車3とケージ11〜
16との間、並びに台車3と両側の第1格納用空間10
2及び第2格納用空間103との間で車両2を移動させ
る第1移載装置(31,41,42,43)と、移載用
空間104と移載用空間104を挟んで隣合う一対の第
2格納用空間103との間で車両2を移動させる第2移
載装置(31,41,42,43)とを備えることを特
徴とする駐車装置である。請求項3は、第2移載装置
(31,41,42,43)が、移載用空間104を前
後に走行可能な台車3の台車本体3aの上に取付けられ
ていることを特徴とする請求項2の駐車装置である。請
求項4は、第2移載装置(31,41,42,43)
が、昇降装置30を介して取付けたフォーク装置31を
有し、フォーク装置31が、基部材31a上に左右のス
ライド自在に配設する中間部材31bと、中間部材31
b上に左右のスライド自在に配設するフォーク部材31
cと、基部材31aに固設されて正逆駆動が可能な回転
駆動源31dと、回転駆動源31dの正逆駆動により、
基部材31aに対して中間部材31bを進退駆動し、中
間部材31bに対してフォーク部材31cを進退駆動す
るチェーン装置31e,31h,31iとを有し、フォ
ーク装置31により、移載用空間104を挟んで隣合う
一対の第2格納用空間103の間でパレット4に乗つた
車両2を移動させることを特徴とする請求項2又は3の
駐車装置である。請求項5は、第2移載装置(31,4
1,42,43)が、移載用空間104及び両第2格納
用空間103に配設され、それぞれ正逆駆動が可能なコ
ンベア装置(41,42,43)であることを特徴とす
る請求項2の駐車装置である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1〜図6は、本発明に係
る駐車装置を地下式に適用した1実施の形態を示す。図
中において符号1はメリーゴーラウンド式のリフト装置
を示し、リフト装置1は、構築物の複数階を循環する複
数(本例では6個)のケージ11,12,13,14,
15,16を有し、図外の駆動装置によつて循環駆動さ
れる。
【0007】本例では、地上1階F1が車両2の出入口
100を形成し、地下1階B1から地下2階B2までが
駐車スペースであり、地下3階B3において下端部のケ
ージ14が下降動から上昇動に反転するようになつてい
る。各ケージ11〜16は、図1に示すように無端チェ
ーン20に支持部材21を介して吊り下げられ、最上階
(地上1階F1)及び最下階(地下3階B3)以外の各
階、つまり地下1階B1及び地下2階B2では、左右の
ケージ11〜16が上下方向に平行移動し、左右のケー
ジ11〜16の間に所定の大きさの空間(後記する幅L
の空間)を形成している。本例では、6個のケージ11
〜16を等間隔として無端チェーン20に配置してあ
り、上端部のケージ11が出入口100に位置する状態
で、他のケージ12〜16が各階B1,B2,B3に位
置しており、左右に隣合うケージ12,16及び13,
15がそれぞれ各階B1,B2の車両出入口に位置して
いる。
【0008】次に、駐車スペースの構造について説明す
る。駐車スペースとなる地下1階B1及び地下2階B2
は、同じ配置になつているので、以下、地下1階B1の
構造について説明する。なお、地下1階B1及び地下2
階B2は、それぞれ左右対称の構造を有しており、車両
2はそれぞれパレット4に乗つて駐車装置内を移動す
る。すなわち、地下1階B1の車両出入口に位置する各
ケージ12,16の外側には、それぞれ前後方向に延び
る台車用空間101及び第1格納用空間102が次々に
形成されている。また、地下1階B1の車両出入口に位
置する各ケージ12,16の背後には、前後方向に延び
る第2格納用空間103が形成され、両ケージ12,1
6の間の背後には、前後方向に延びる幅Lの移載用空間
104が形成されている。移載用空間104の左右の幅
Lは、ケージ11〜16のほぼ1個分に等しく、パレッ
ト4に乗つた車両2を収容することができる大きさに確
保してある。
【0009】台車用空間101は、床部に前後に敷設し
たレール101aに沿つて走行する自走式の台車3を備
える。台車3は、図4に示すように台車本体3aと、台
車本体3aに回転自在に支持され、レール101a,1
01aに沿つて転動自在な車輪3bと、台車本体3a上
に昇降装置30を介して取付けたフォーク装置31とを
有する。昇降装置30は、フォーク装置31を昇降させ
る機能を有し、例えば油圧式のシリンダ装置によつて構
成することができる。この昇降装置30及びフォーク装
置31が、第1移載装置を構成している。
【0010】フォーク装置31は、昇降装置30と共に
作動して、各ケージ12,16内のパレット4に乗つた
車両2をパレット4と共に台車本体3a上に引込み、パ
レット4に乗せたままで第1格納用空間102又は第2
格納用空間103へ押し出して駐車させた後、第1格納
用空間102又は第2格納用空間103内のパレット4
に乗つた車両2をパレット4と共に台車本体3a上に引
込み、各ケージ12,16内に押し出す機能を有する。
すなわち、フォーク装置31は、図5に分解して示すよ
うに板状の基部材31aと、基部材31a上に左右のス
ライド自在に配設する板状の中間部材31bと、中間部
材31b上に左右のスライド自在に配設する板状のフォ
ーク部材31cと、基部材31aの下面に固設され正逆
駆動が可能な回転駆動源31dとを有する。
【0011】この基部材31aと中間部材31bとの間
に、回転駆動源31dによつて正逆に送られる第1チェ
ーン31eが張設される。第1チェーン31eは、図5
に示すように両端部31e1 ,31e2 がそれぞれ中間
部材31bの下面の左右両端部に固着され、交差させた
状態で基部材31aの遊動スプロケット31fにそれぞ
れ掛けられ、基部材31aの中間部の一対の遊動スプロ
ケット31gに案内されて回転駆動源31dの駆動スプ
ロケットに巻掛けられている。また、基部材31a、中
間部材31b及びフォーク部材31cの間に、第2,第
3チェーン31h,31iが張設される。第2,第3チ
ェーン31h,31iは、上端部31h1 ,31i1
フォーク部材31cの下面の左右両端部にそれぞれ固着
され、交差させた状態で中間部材31bの遊動スプロケ
ット31jにそれぞれ掛けられて中間部材31bの通孔
から下面側に抜け、再度、交差して下端部31h2 ,3
1i2 が基部材31aの上面の左右両端部にそれぞれ固
着されている。この第1チェーン31e及び第2,第3
チェーン31h,31iにより、チェーン装置を構成し
ている。
【0012】しかして、基部材31a,中間部材31b
及びフォーク部材31cが上下に重なり合つた状態か
ら、回転駆動源31dを一方向に駆動し、第1チェーン
31eに一方向の引き作動を与えれば、中間部材31b
が基部材31aに対して他方向にスライドする。また、
中間部材31bが他方向にスライドすれば、第2,第3
チェーン31h,31iの一方に遊動スプロケット31
jを介して他方向の引き作動が与えられ、フォーク部材
31cが中間部材31bに対して他方向にスライドす
る。これにより、図6に示すようにフォーク部材31c
を、中間部材31bを介して基部材31aの他側に突き
出すことができる。回転駆動源31dを他方向に駆動す
れば、基部材31a,中間部材31b及びフォーク部材
31cを重なり合う状態に復帰させることができる。同
様に、基部材31a,中間部材31b及びフォーク部材
31cが重なり合つた状態から、回転駆動源31dを他
方向に駆動し、フォーク部材31cを基部材31aの一
側に突き出すことができる。パレット4及び車両2の昇
降に際しては、昇降装置30を駆動する。
【0013】移載用空間104は、床部上に昇降装置3
0を介して取付けたフォーク装置31を備え、昇降装置
30及びフォーク装置31は、台車3のものと同じ構造
を有して少なくとも1組が移載用空間104に配設され
ている。この昇降装置30及びフォーク装置31が、第
2移載装置を構成している。しかして、一方の第2格納
用空間103の床部上に駐車させた車両2は、パレット
4と共にフォーク部材31cに乗せて移動させ、移載用
空間104を通過させた後に、他方の第2格納用空間1
03の床部上に移動させることができる。他方の第2格
納用空間103の床部上に移動させた車両2及びパレッ
ト4は、更に台車3のフォーク装置31上に引込み、第
1格納用空間102の床部上に移動させることも可能で
ある。パレット4及び車両2の昇降に際しては、昇降装
置30を駆動する。また、移載用空間104は、パレッ
ト4に乗つた車両2を収容することができる大きさの左
右の幅Lを有するので、パレット4に乗つた車両2をフ
ォーク部材31cに乗せたままで移載用空間104に駐
車させることも可能である。
【0014】次に作用について説明する。車両2は、地
上1階F1の出入口100からリフト装置1の所定のケ
ージ11内に入れる。このとき、車両2を自走させてケ
ージ11内のパレット4に乗せる。ケージ11内のパレ
ット4に乗つた車両2は、リフト装置1を駆動して地下
1階B1又は地下2階B2に移動させ、ケージ12,1
3,15,16に位置させる。また、台車用空間101
の台車3をケージ12,13,15,16の側方に走行
移動させる。その際、台車3は、レール101a上を車
輪3bが転動しながら移動する。次いで、台車3のフォ
ーク装置31を駆動し、フォーク部材31cをパレット
4の下方に差し入れ、また、昇降装置30を駆動し、フ
ォーク装置31、パレット4及び車両2を一体として上
昇させ、ケージ12,13,15,16とパレット4と
の干渉を防止した状態としてフォーク装置31を逆駆動
し、車両2を乗せたフォーク部材31cを台車本体3a
上に引き戻す。必要に応じて昇降装置30を逆駆動し、
車両2を降下させる。
【0015】続いて、車両2を乗せた台車3を台車用空
間101に沿つて前後に移動させ、台車用空間101の
左右両側の第1格納用空間102又は第2格納用空間1
03のいずれかの空き空間に車両2を駐車させる。その
際、必要に応じて昇降装置30を駆動し、フォーク装置
31、パレット4及び車両2を一体として上昇させ、第
1格納用空間102又は第2格納用空間103の床部と
の干渉を防止した状態としてフォーク装置31を駆動
し、フォーク部材31cを第1格納用空間102又は第
2格納用空間103の床部上に移動させる。次に、昇降
装置30を駆動し、フォーク部材31c、パレット4及
び車両2を一体として下降させ、パレット4及び車両2
を第1格納用空間102又は第2格納用空間103の床
部に載置し、その位置に車両2を駐車させる。その後、
フォーク部材31cを台車3上に引き戻す。
【0016】第1格納用空間102又は第2格納用空間
103の床部に駐車した車両2は、逆手順により、ケー
ジ12,13,15,16に収容してリフト装置1を駆
動し、地上1階F1の出入口100から出庫させること
ができる。ケージ12,13,15,16内に残された
パレット4は、次の車両2の駐車に際して使用すること
ができる。
【0017】次に、左右の第2格納用空間103の間で
車両2を移動させる必要が生じた場合には、移載用空間
104を使用する。移載用空間104には、台車3に装
備したものと同様の昇降装置30及びフォーク装置31
が少なくとも1組装備されているので、フォーク部材3
1cを左右に進退させて、左右の第2格納用空間103
の間で車両2を移動させることができる。かくして、地
下1階B1又は地下2階B2の全ての第1格納用空間1
02及び第2格納用空間103を有効利用して、車両2
を駐車させることが簡単にできる。
【0018】このようにして、構築物の出入口100か
らの車両2を、メリーゴーラウンド式のリフト装置1の
複数階を循環する複数のケージ11,12,13,1
4,15,16のいずれかに入れ、地下1階B1又は地
下2階B2の一対の台車用空間101の台車3に乗せて
移動させ、第1格納用空間102又は第2格納用空間1
03の床部に駐車させるので、多数の車両2を効率的に
駐車させることができる。また、第1格納用空間102
又は第2格納用空間103の床部に駐車させた車両2
は、一対の台車用空間101の台車3に乗せて移動さ
せ、リフト装置1の複数階を循環する複数のケージ1
1,12,13,14,15,16のいずれかに入れ、
構築物の出入口100から取り出すので、多数の車両2
を効率的に出庫させることができる。多数の車両2の駐
車スペースは、各台車用空間101の両側に配置した第
1格納用空間102又は第2格納用空間103によつて
確保される。
【0019】なお、台車用空間101及び移載用空間1
04に設けた昇降装置30及びフォーク装置31に代え
て、各種の移載装置を装備することも可能である。図7
には移載装置としてのコンベア装置を示す。すなわち、
ケージ11〜16の床部に左右方向に搬送するコンベア
41を設け、台車本体3a上及び第1格納用空間102
の床部にも左右方向に搬送するコンベア42,43を設
けると共に、これらのコンベア41,42,43を正逆
に同期させて駆動する駆動装置(図示せず)を装備させ
る。これによれば、パレット4を使用することなく、駆
動装置によつてコンベア41,42,43を正逆に駆動
することにより、ケージ11〜16、台車3及び第1格
納用空間102の床部の間で、車両2を移動させること
ができる。同様に、第2格納用空間103及び移載用空
間104の床部にもコンベアを設け、台車3と第2格納
用空間103の床部との間、及び第2格納用空間103
の床部と移載用空間104の床部との間で、車両2を移
動させることもできる。第1格納用空間102及び第2
格納用空間103の床部に設けるコンベア43は、駐車
させる車両2毎に設け、移載用空間104の床部に設け
るコンベアは、少なくとも1箇所に設ける。
【0020】ところで、上記1実施の形態にあつては、
構造物に1個のリフト装置1を備えさせたが、構造物に
複数のリフト装置1を備えさせることも可能である。ま
た、地下式の駐車装置として出入口100を地上1階F
1に形成したが、出入口100は任意の階数に形成する
ことが可能である。更に、移載用空間104に備える昇
降装置30及びフォーク装置31は、図4に示す台車用
空間101と同様の構造とすることが可能である。すな
わち、移載用空間104の床部に前後に敷設したレール
101aに沿つて走行する自走式の台車3を備えさせ、
台車本体3aに取付けた車輪3bがレール101a,1
01aに沿つて走行自在な構造にすると共に、台車本体
3a上に昇降装置30を介してフォーク装置31を取付
ける。これにより、移載用空間104の前後に台車3を
適当に走行させた後、フォーク部材31cを左右に進退
させて、任意の箇所の左右の第2格納用空間103の間
で車両2を移動させることができる。その結果、駐車効
率を更に向上させることができる。
【0021】
【発明の効果】以上の説明によつて理解されるように、
本発明に係る駐車装置によれば、下記の効果を奏するこ
とができる。 (1)請求項1によれば、フォーク装置により、台車と
メリーゴーラウンド式のリフト装置のケージとの間、並
びに台車と両側の第1格納用空間及び第2格納用空間と
の間で、パレットに乗つた車両を移動させ、第1格納用
空間及び第2格納用空間に車両を駐車させる。このよう
に、車両を左右に移動させる機構をプッシュプル構造と
して台車に備えるので、構造簡素な駐車装置として多数
の車両を駐車させることが可能になる。
【0022】(2)請求項2によれば、最上階及び最下
階以外の階に停止する左右のケージの間の背後に移載用
空間を形成すると共に、移載用空間を挟んで隣合う第2
格納用空間の間で車両を移動させる第2移載装置を備え
る。これにより、左右のケージのそれぞれの側方に広が
る駐車空間の間で車両を移動させることが可能となり、
駐車スペースを有効利用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施の形態に係る駐車装置を示す
概略図。
【図2】 同じくリフト装置の背後を示す概略図。
【図3】 同じく駐車装置の空間配置を示す斜視図。
【図4】 同じく台車を示す図。
【図5】 同じくフォーク装置を示す分解斜視図。
【図6】 同じくフォーク装置を示す図。
【図7】 他の構造例に係る移載装置を備える駐車装置
を示す斜視図。
【符号の説明】
1:リフト装置、2:車両、3:台車、3a:台車本
体、4:パレット、11,12,13,14,15,1
6:ケージ、30:昇降装置(第1,第2移載装置)、
31:フォーク装置(第1,第2移載装置)、31a:
基部材、31b:中間部材、31c:フォーク部材、3
1d:回転駆動源、31e:第1チェーン(チェーン装
置)、31h:第2チェーン(チェーン装置)、31
i:第3チェーン(チェーン装置)、41,42,4
3:コンベア(コンベア装置)、100:出入口、10
1:台車用空間、102:第1格納用空間、103:第
2格納用空間、104:移載用空間、B1:地下1階、
B2:地下2階、B3:地下3階、F1:地上1階。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のケージ(11,12,13,1
    4,15,16)が構築物の複数階を循環し、構築物の
    出入口(100)から、ケージ(11,12,13,1
    4,15,16)内のパレット(4)の上に車両(2)
    を出入りさせるメリーゴーラウンド式のリフト装置
    (1)と、ケージ(12,16、13,15)が上下に
    平行移動する階(B1,B2)の左右のケージ(12,
    16、13,15)の外側に、順次に形成される台車用
    空間(101)及び第1格納用空間(102)と、ケー
    ジ(12,16、13,15)が上下に平行移動する該
    階(B1,B2)の左右のケージ(12,16、13,
    15)の背後にそれぞれ形成される第2格納用空間(1
    03)とを有し、台車用空間(101)が、前後に走行
    する台車(3)を備え、台車(3)が、台車本体(3
    a)上に昇降装置(30)を介して取付けたフォーク装
    置(31)を有し、フォーク装置(31)が、基部材
    (31a)上に左右のスライド自在に配設される中間部
    材(31b)と、中間部材(31b)上に左右のスライ
    ド自在に配設されるフォーク部材(31c)と、基部材
    (31a)に固設されて正逆駆動が可能な回転駆動源
    (31d)と、回転駆動源(31d)の正逆駆動によ
    り、基部材(31a)に対して中間部材(31b)を進
    退駆動し、中間部材(31b)に対してフォーク部材
    (31c)を進退駆動するチェーン装置(31e,31
    h,31i)とを有し、フォーク装置(31)により、
    台車(3)とケージ(11〜16)との間、並びに台車
    (3)と両側の第1格納用空間(102)及び第2格納
    用空間(103)との間で、パレット(4)に乗つた車
    両(2)を移動させ、第1格納用空間(102)及び第
    2格納用空間(103)に車両(2)を駐車させること
    を特徴とする駐車装置。
  2. 【請求項2】 複数のケージ(11,12,13,1
    4,15,16)が構築物の複数階を循環し、構築物の
    出入口(100)から、ケージ(11,12,13,1
    4,15,16)内に車両(2)を出入りさせるメリー
    ゴーラウンド式のリフト装置(1)と、ケージ(12,
    16、13,15)が上下に平行移動する階(B1,B
    2)の左右のケージ(12,16、13,15)の外側
    に、順次に形成される台車用空間(101)及び第1格
    納用空間(102)と、ケージ(12,16、13,1
    5)が上下に平行移動する該階(B1,B2)の左右の
    ケージ(12,16、13,15)の背後に形成される
    第2格納用空間(103)と、ケージ(12,16、1
    3,15)が上下に平行移動する該階(B1,B2)の
    左右のケージ(12,16、13,15)の間の背後に
    形成される移載用空間(104)と、台車用空間(10
    1)に備えられ、前後に走行する台車(3)と、台車
    (3)とケージ(11〜16)との間、並びに台車
    (3)と両側の第1格納用空間(102)及び第2格納
    用空間(103)との間で車両(2)を移動させる第1
    移載装置(31,41,42,43)と、移載用空間
    (104)と移載用空間(104)を挟んで隣合う一対
    の第2格納用空間(103)との間で車両(2)を移動
    させる第2移載装置(31,41,42,43)とを備
    えることを特徴とする駐車装置。
  3. 【請求項3】 第2移載装置(31,41,42,4
    3)が、移載用空間(104)を前後に走行可能な台車
    (3)の台車本体(3a)の上に取付けられていること
    を特徴とする請求項2の駐車装置。
  4. 【請求項4】 第2移載装置(31,41,42,4
    3)が、昇降装置(30)を介して取付けたフォーク装
    置(31)を有し、フォーク装置(31)が、基部材
    (31a)上に左右のスライド自在に配設する中間部材
    (31b)と、中間部材(31b)上に左右のスライド
    自在に配設するフォーク部材(31c)と、基部材(3
    1a)に固設されて正逆駆動が可能な回転駆動源(31
    d)と、回転駆動源(31d)の正逆駆動により、基部
    材(31a)に対して中間部材(31b)を進退駆動
    し、中間部材(31b)に対してフォーク部材(31
    c)を進退駆動するチェーン装置(31e,31h,3
    1i)とを有し、フォーク装置(31)により、移載用
    空間(104)を挟んで隣合う一対の第2格納用空間
    (103)の間でパレット(4)に乗つた車両(2)を
    移動させることを特徴とする請求項2又は3の駐車装
    置。
  5. 【請求項5】 第2移載装置(31,41,42,4
    3)が、移載用空間(104)及び両第2格納用空間
    (103)に配設され、それぞれ正逆駆動が可能なコン
    ベア装置(41,42,43)であることを特徴とする
    請求項2の駐車装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108252551A (zh) * 2017-12-27 2018-07-06 重庆集智创享工业设计有限公司 一种立体车库及其使用方法

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CN108252551A (zh) * 2017-12-27 2018-07-06 重庆集智创享工业设计有限公司 一种立体车库及其使用方法

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