JPH10331331A - デッキプレート用スペーサー - Google Patents

デッキプレート用スペーサー

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JPH10331331A
JPH10331331A JP13900797A JP13900797A JPH10331331A JP H10331331 A JPH10331331 A JP H10331331A JP 13900797 A JP13900797 A JP 13900797A JP 13900797 A JP13900797 A JP 13900797A JP H10331331 A JPH10331331 A JP H10331331A
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JP
Japan
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wire mesh
spacer
plate
deck plate
sections
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JP13900797A
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Misao Sawada
操 澤田
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SAWATA KENZAISHIYA KK
Sawata Kenzaisha KK
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SAWATA KENZAISHIYA KK
Sawata Kenzaisha KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デッキプレート上にコンクリートスラブを打
設する際に、デッキプレート上に設置して溶接金網を支
承するデッキプレート用スペーサーとして、コンクリー
トスラブの設定厚さが異なる場合にも共用でき、溶接金
網の上位筋と下位筋の両方の支承に利用でき、単品種の
量産による製作コストの低減が可能であり、溶接金網を
簡単な操作によって安定した支承状態とでき、溶接金網
上を作業者が歩いても倒れたり溶接金網から外れたりし
にくいものを提供する。 【解決手段】 溶接金網2の異なる支承高さに対応した
複数の金網支承部11A〜11Dを具備し、各金網支承
部11A〜11Dが溶接金網2の上位筋2aと下位筋2
bを各々嵌合可能な一対の上方に開いた嵌合部11a,
11bより構成されてなるデッキプレート用スペーサ
ー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビル等のコンクリ
ート床の構築において、デッキプレート上にコンクリー
トスラブを打設する際に、該コンクリートスラブ中に埋
入させる溶接金網をデッキプレートから浮かせた状態で
支承するのに使用されるデッキプレート用スペーサーに
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ビル等のコンクリート床を構築す
る場合、凹条部と凸条部とが交互に配置したデッキプレ
ートを鉄骨梁間にかけ渡し、このデッキプレート上にコ
ンクリートスラブを所要厚さで打設する方法が多用され
ている。そして、このコンクリートスラブ中には、補強
材(鉄筋)として一般的に、縦横一方向に平行配置する
上位筋と他方向に平行配置する下位筋とが各交点で溶接
された格子状の溶接金網が埋入される。
【0003】上記溶接金網は、その埋入位置がコンクリ
ートスラブの表面から一定深さ(通常は30mm)にな
るように規定されているため、コンクリートスラブを打
設する前に、当該コンクリートスラブの厚みに応じてデ
ッキプレートから所要高さに浮かせた状態に保持してお
く必要がある。そこで、従来より、デッキプレート上に
硬質合成樹脂成形物、針金材、コンクリート製の小ブロ
ック等よりなる様々な形態のスペーサーを所要間隔置き
に配置し、これらスペーサーを介して溶接金網をデッキ
プレート上で支承する方法が汎用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、コンクリー
トスラブの設定厚さは建物の規模、床面積、要求される
耐荷重強度等によって種々異なるが、従来のデッキプレ
ート用スペーサーでは、溶接金網をデッキプレート上か
ら一定の高さに支承するだけであるため、前記設定厚さ
の違いに対応する上で、支承高さが異なる多種類のもの
を製作して在庫として保有せねばならず、且つ溶接金網
の上位筋と下位筋の高さが異なることから、安定性及び
支承強度を確保するには、コンクリートスラブの各設定
厚さにおいても上位筋用と下位筋用との2種を使用する
必要があり、多品種少量生産となって製作コストが高く
付くと共に保管コストも嵩むという問題があった。
【0005】一方、コンクリートスラブの打設の際に
は、作業者が該溶接金網上に乗って歩いて移動しながら
作業することになり、また溶接金網は一般に一定の縦横
寸法を有する矩形単位として供給され、これらをデッキ
プレート上に敷き詰めて継ぎ目を針金等で結束するが、
この結束作業も該溶接金網上に作業者が乗って行う。し
かるに、従来のデッキプレート用スペーサーの多くは、
その支承部に溶接金網の上位筋又は下位筋を載せるだけ
であるから、前記の打設作業や結束作業等で溶接金網上
を作業者が歩いた際に、該スペーサーが倒れたり溶接金
網から外れたりし易く、その修復のために非常に手間を
要する上、気付かずにコンクリートスラブが打設された
場合、溶接金網の部分的な沈下や位置ずれによる施工品
位の低下をきたすという難点があった。なお、このよう
な難点を解消するために,予め各スペーサーを針金によ
って溶接金網に結束することも考えられるが、その作業
には多大な労力及び時間を費やすことになる。
【0006】本発明は、上述の状況に鑑み、デッキプレ
ート用スペーサーとして、コンクリートスラブの設定厚
さが異なる場合にも共用でき、且つ溶接金網の上位筋と
下位筋の両方の支承に利用でき、もって単品種の量産に
よる製作コストの低減が可能であると共に、溶接金網を
簡単な操作によって安定した支承状態とでき、該溶接金
網上を作業者が歩いても倒れたり当該金網から外れたり
しにくいものを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、図面の参照符号を付して示せ
ば、凸条部3a…と凹陥部3b…とが交互に配置したデ
ッキプレート3上にコンクリートスラブ4を打設する際
に、縦横一方向に平行配置する上位筋2a…と他方向に
平行配置する下位筋2b…とが各交点で溶接された溶接
金網2を前記コンクリートスラブ4中に埋入させるため
に、前記デッキプレート3上に設置して前記溶接金網2
をデッキプレート3から浮かせて支承するデッキプレー
ト用スペーサー1A〜1Cであって、溶接金網2の異な
る支承高さhに対応した複数の金網支承部11A〜11
Dを具備すると共に、各金網支承部11A〜11Dが前
記溶接金網2の上位筋2aと下位筋2bを各々嵌合可能
な一対の上方に開いた嵌合部11a,11bより構成さ
れてなる。
【0008】このスペーサー1A〜1Cでは、複数の金
網支承部11A〜11Dによって溶接金網2を異なる支
承高さhで保持できるから、コンクリートスラブ4の設
定厚さ(h+t)が異なる場合に共用可能であり、且つ
各金網支承部11A〜11Dの一対の嵌合部11a,1
1bを利用して、当該溶接金網2の上位筋2aと下位筋
2bのいずれをも支承できる。しかして、各金網支承部
11A〜11Dは溶接金網2をその上位筋2a又は下位
筋2bが嵌合部11a又は11bに嵌合した状態で安定
に保持できるから、この保持された溶接金網2上を作業
者が歩いても当該スペーサー1A〜1Cでが倒れたり溶
接金網2から外れたりしにくい。また溶接金網2の支承
に際しては、その上位筋2a又は下位筋2bを上方から
金網支承部11の嵌合部11a又は11bに嵌め込むだ
けでよい。
【0009】請求項2の発明では、上記請求項1のデッ
キプレート用スペーサー1A〜1Cにおいて、金網支承
部11A〜11Dの各嵌合部11a,11bが、上部側
よりも底部側が広がった形状を有してなる構成を採用し
ている。この場合、金網支承部11A〜11Dの嵌合部
11a,11bの開放した上方側が狭くなっているの
で、支承している溶接金網2に大きな振動等が加わって
も上位筋2a及び下位筋2bは嵌合部11a,11bか
ら抜出する恐れがなく、もってスペーサー1A〜1Cに
よる当該溶接金網2の支承状態がより安定化する。
【0010】請求項3の発明では、上記請求項1又は請
求項2の発明において、中央垂直板部1aと、その両側
端より曲折して互いに反対側へ張出した両垂直側板部1
b,1cとからなる平面視略Z字形をなし、これら中央
垂直板部1a及び両垂直側板部1b,1cの各々に、切
欠形成した嵌合部11a,11bよりなる少なくとも一
つの金網支承部11A〜11Dが設けられてなるデッキ
プレート用スペーサー1Aとしている。このスペーサー
1Aにあっては、中央垂直板部1a及び両垂直側板部1
b,1cの各々の金網支承部11A〜11Dはそれに嵌
合した溶接金網2の上位筋2a又は下位筋2bが他の金
網支承部11A〜11Dに干渉しない形になるから、コ
ンクリートスラブ4の少なくとも3種の設定厚さ(h+
t)に対応できると共に、両垂直側板部1b,1cによ
って立設状態で自己保持でき、また保管や運搬に際して
複数枚を嵩張らない重合状態とすることが可能である。
【0011】請求項4の発明では、上記請求項3のデッ
キプレート用スペーサー1Aにおいて、中央垂直板部1
aの両側端下部より垂直側板部1b,1cとは反対側へ
張出した倒れ止め突片12,12を有してなる構成を採
用しているから、該スペーサー1Aは立設状態でいずれ
の方向から押されても倒れにくく、もって溶接金網2の
支承状態がより安定化する。
【0012】請求項5の発明では、上記請求項3のデッ
キプレート用スペーサー1Aが金属板材10Aを打抜き
及び曲げ加工したものとしているから、当該スペーサー
1Aを安価に且つ容易に量産できる。
【0013】請求項6の発明では、上記請求項1又は請
求項2の発明において、帯状金属板10Bを逆V字形、
逆U字形、下向開放コ字形のいずれかに曲げ加工したも
のからなり、その側面部に切り起こし片14…よりなる
金網支承部11A,11Cの嵌合部11a,11bを有
してなるデッキプレート用スペーサー1Bとしている。
このスペーサー1Bは、形状的に立設状態で自己保持で
きると共に、安価に且つ容易に量産できる。
【0014】請求項7の発明では、上記請求項1又は請
求項2の発明において、放射状に配置した3枚又は4枚
の高さが異なる垂直板部1f〜1iを有する硬質合成樹
脂成形体よりなり、各垂直板部1f〜1iに、少なくと
も一つの金網支承部11A〜11Dが設けられてなるデ
ッキプレート用スペーサー1Cとしている。このスペー
サー1Cは、垂直板部1f〜1iの各々の金網支承部1
1A〜11Dはそれに嵌合した溶接金網2の上位筋2a
又は下位筋2bが他の金網支承部11A〜11Dに干渉
しない形になるから、コンクリートスラブ4の少なくと
も3種の設定厚さ(h+t)に対応できると共に、形状
的に立設状態で自己保持でき、また射出成形等の樹脂成
形によって安価に量産可能である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明のデッキプレート用
スペーサーについて、図示実施例に基づいて具体的に説
明する。なお、図1〜図6は第一実施例、図7〜図11
は第二実施例、図12は第三実施例、にそれぞれ係るも
のである。
【0016】第一実施例のデッキプレート用スペーサー
1Aは、図1及び図2に示すように、幅広で最も上縁位
置の高い中央垂直板部1aと、その一側端より直角に側
方へ張出した幅狭で中間の上縁高さを有する垂直側板部
1bと、中央垂直板部1aの他側端より直角に垂直側板
部1bに対して反対側へ張出した幅狭の両垂直側板部1
cとで平面視略Z字形をなす一枚の金属板よりなり、中
央垂直板部1aの両側端下部から短い倒れ止め突片1
2,12が両垂直側板部1b,1cに対して135°の
角度で張出し、また中央垂直板部1aと両垂直側板部1
b,1cとの境界凹側には各々上下2カ所に補強用リブ
13,13が突設されている。
【0017】しかして、中央垂直板部1aには、各々切
欠形成されて上方に開く一対の嵌合部11a,11bよ
りなる金網支承部11A、11Bが設けられ、また両垂
直側板部1b,1cにもそれぞれ同様の一対の嵌合部1
1a,11bよりなる金網支承部11C、11Dが設け
てある。これら金網支承部11A〜11Dの各々の嵌合
部11a,11bは、溝状の上部とその幅よりも若干大
きい径の円形をなす下部とからなり、且つ嵌合部11a
の深さが嵌合部11bの深さよりも適用する溶接金網2
(図4〜図6参照)の筋径分だけ浅くなっている。そし
て、4カ所の金網支承部11A〜11Dは、高位側から
11A−11B−11C−11Dの順に高さが異なるよ
うに設定されている。
【0018】このようなデッキプレート用スペーサー1
Aを製作するには、鋼板の如き金属板をプレス加工によ
って図3に示す形状に打抜き、この金属板10Aの曲げ
加工により、同図の一点鎖線で示す左右両側の折曲線に
おいて一方を谷折り、他方を山折りで各々直角に折曲し
て両垂直側板部1b,1cを形成したのち、図示一点鎖
線の菱形部分を該折曲の凸側からプレスして補強用リブ
13…を形成すると共に、前記折曲に伴って中央垂直板
部1aから引き起こされた倒れ止め突片12,12を更
に既述の角度まで折曲すればよい。なお、中央垂直板部
1aの略中央に設けた円孔14は、上記の曲げ加工時に
金型の凸軸部を嵌入させて金属板10の位置決めを行う
ためのものである。しかして、このスペーサー1Aは、
保管や運搬に際し、その複数枚を図2の仮想線で示すよ
うに重ね合わせて嵩張らない形にすることができる。
【0019】ここで、デッキプレート用スペーサー1A
の中央垂直板部1aの高さが例えば50mmである場
合、垂直側板部1bの高さは35mm程度、垂直側板部
1cの高さは25mm程度である。しかして、金網支承
部11A〜11Dは、後述する溶接金網2のデッキプレ
ート3(図4〜図6参照)からの浮上高さ(上位筋2a
の頂部位置)が、金網支承部11Aでは50mm、同1
1Bでは40mm、同11Cでは30mm、同11Dで
は20mmとなるように設定される。また、溶接金網2
の筋径が例えば6mmである場合、金網支承部11A〜
11Dの各々の両嵌合部11a,11bは、円形の下部
の径が7.5mm程度、スリット状の上部の幅が6.5
mm程度に設定され、且つ両嵌合部11a,11bの深
さの差は筋径に等しい6mmとなる。
【0020】図4は、上記構成のデッキプレート用スペ
ーサー1A…を使用し、溶接金網2をデッキプレート3
から浮かせて保持した状態を示す。なお、デッキプレー
ト3は凸条部3a…と凹陥部3b…とが交互に配置した
波板状の鋼板からなり、また溶接金網2は縦横一方向に
平行配置する上位筋2a…と他方向に平行配置する下位
筋2b…とが各交点で溶接された鋼製の格子状網からな
る。しかして、デッキプレート用スペーサー1A…は、
デッキプレート3の凸条部3a…上に適当間隔で載置
し、該デッキプレート3上に打設するコンクリートスラ
ブの設定厚さに応じて金網支承部11A〜11Dのいず
れかを利用し、その上位嵌合部11aにて溶接金網2の
上位筋2aを受け、また下位嵌合部11bにて溶接金網
2の下位筋2bを受け、もって当該溶接金網2をデッキ
プレート3から所要高さの位置に保持する。
【0021】例えば、コンクリートスラブの設定厚さを
70mm、溶接金網2のコンクリートスラブ表面からの
埋入深さ(上位筋2aの頂部位置)を通常の規定通りに
30mmとすれば、該溶接金網2の位置(上位筋2aの
頂部位置)はデッキプレート3の凸条部3aの表面から
40mmの高さになるから、スペーサー1Aの前記寸法
設定においては金網支承部11Bを利用することにな
る。すなわち、スペーサー1A…の略半数は、図5に示
すように、中央垂直板部1aがデッキプレート3の凸条
部3aの幅方向に沿う向きとして、金網支承部11Bの
上位嵌合部11aに溶接金網2の上位筋2aを嵌め込ん
で支承する。そして、該スペーサー1A…の他の略半数
は、図6に示すように、中央垂直板部1aがデッキプレ
ート3の凸条部3aの長手方向に沿う向きとして、金網
支承部11Bの下位嵌合部11bに溶接金網2の下位筋
2bを嵌め込んで支承すればよい。なお、図5及び図6
において、tは仮想線で示すコンクリートスラブ4表面
からの溶接金網2の埋入深さ、hはデッキプレート3の
凸条部3aの表面からの溶接金網2の浮上高さであり、
(t+h)がコンクリートスラブ4の設定厚さとなる。
【0022】しかして、スペーサー1Aの中央垂直板部
1a及び両垂直側板部1b,1cの各々の金網支承部1
1A〜11Dは、そのいずれかに嵌合した溶接金網2の
上位筋2a又は下位筋2bが他の金網支承部11A〜1
1Dに干渉しない形になるから、コンクリートスラブ4
の4種の設定厚さ(h+t)、つまり溶接金網2のコン
クリートスラブ4表面からの埋入深さ(上位筋2aの頂
部位置)を既述の30mmとして、該コンクリートスラ
ブ4の設定厚さが80mm、70mm、60mm、50
mmのいずれの場合にも共用でき、且つ各々の設定厚さ
において溶接金網2の上位筋2aと下位筋2aの両方を
支承できる。
【0023】第二実施例のデッキプレート用スペーサー
1Bは、図9の如く打抜き加工した一枚の帯状金属板1
0Bを図示一点鎖線で示す折曲線で曲げ加工して図7及
び図8に示すように略逆V字形に曲成したものであり、
頂部で合した一対の傾斜壁部1d,1eの高さの異なる
三カ所にそれぞれL字形の切り起こし片15a〜15c
が設けられると共に、両傾斜壁部1d,1eの頂部間に
わたって溝形で側面視略円形の切欠凹部16が形成され
ており、また両傾斜壁部1d,1eの各下端より外側へ
水平に延設したひれ片17に一対のビス孔17a,17
aが穿設されている。18は両傾斜壁部1d,1eとひ
れ片17との曲折境界部の凹側に突出させた補強用リブ
である。
【0024】このスペーサー1Bにおいては、切欠凹部
16と最高位の切り起こし片15aは金網支承部11
A、中間高さと最低位の切り起こし片15b,15cは
金網支承部11C、の各々の上下の嵌合部11a,11
bを構成し、嵌合部11aの深さが嵌合部11bの深さ
よりも適用する溶接金網2(図10,図11参照)の筋
径分だけ浅くなっている。しかして、金網支承部11
A,11Cはそれぞれ前記第一実施例のスペーサー1A
における金網支承部11A,11Cと対応しており、ス
ペーサー1Bの高さが例えば50mmである場合、金網
支承部11Aは溶接金網2のデッキプレート3(図1
0,図11参照)からの浮上高さが50mm、金網支承
部11Cは同じく30mmとなるように設定されてい
る。なお、切り起こし片15a〜15cの頂部内面側に
は打ち出しによる突起19が形成され、また切欠凹部1
6の上縁幅が狭まり、もって嵌合部11a,11bは上
部側よりも底部側が広がった形状になっている。
【0025】上記構成のスペーサー1Bは、前記第一実
施例のスペーサー1Aと同様に、デッキプレート3(図
4参照)の凸条部3a…上に適当間隔で載置し、該デッ
キプレート3上に打設するコンクリートスラブの設定厚
さに応じて金網支承部11A,11Cのいずれかを利用
し、その上位嵌合部11aにて溶接金網2の上位筋2a
を受け、また下位嵌合部11bにて溶接金網2の下位筋
2bを受け、もって当該溶接金網2をデッキプレート3
から所要高さの位置に保持する。なお、このスペーサー
1Bでは、必要とあれば、ひれ片17,17の各一対の
ビス孔17a,17aを利用してデッキプレート3にビ
ス止めすることもできる。
【0026】例えば、コンクリートスラブの設定厚さを
80mm、溶接金網2のコンクリートスラブ表面からの
埋入深さを通常の規定通りに30mmとすれば、該溶接
金網2の位置はデッキプレート3の凸条部3aの表面か
ら50mmの高さになるから、スペーサー1Bの前記寸
法設定においては金網支承部11Aを利用することにな
る。すなわち、RK 場合は全てのスペーサー1Bは同
じ向きとし、その半数については、図10に示すよう
に、金網支承部11Aの下位嵌合部11bに溶接金網2
の下位筋2bを嵌め込んで支承し、また残り半数につい
ては、図11に示すように、金網支承部11Aの上位嵌
合部l1aに溶接金網2の上位筋2aを嵌め込んで支承
すればよい。なお、図10及び図11におけるt,hは
前記第一実施例の場合と同様である。
【0027】しかして、このスペーサー1Bでは、コン
クリートスラブ4の2種の設定厚さ(h+t)、つまり
溶接金網2のコンクリートスラブ4表面からの埋入深さ
(上位筋2aの頂部位置)を既述の30mmとして、該
コンクリートスラブ4の設定厚さが80mmと60mm
のいずれの場合にも共用でき、且つ各々の設定厚さにお
いて溶接金網2の上位筋2aと下位筋2bの両方を支承
できる。
【0028】図12に示す第三実施例のデッキプレート
用スペーサー1Cは、硬質合成樹成形体からなり、略矩
形の4枚の垂直板部1f〜1iが互いに90°の角度で
放射状に配置した平面視十字形(X字形)をなしてい
る。しかして、垂直板部1f,1gは上縁位置が同じで
最も高く、垂直側板部1hは中間高さ、垂直側板部1i
は最低位となり、これら垂直板部1f〜1iにそれぞ
れ、前記第一実施例のスペーサー1Aと同様の上方に開
いた切欠状をなす一対の嵌合部11a,11bよりなる
金網支承部11A〜11Dが形成されている。
【0029】このスペーサー1Cでは、垂直板部1f,
1gの上縁高さが50mmである場合、前記第一実施例
のスペーサー1Aと同様に、溶接金網2のデッキプレー
ト3(図4〜図6参照)からの浮上高さが、金網支承部
11Aでは50mm、同11Bでは40mm、同11C
では30mm、同11Dでは20mmとなるように設定
される。従って、前記第一実施例のスペーサー1Aと同
様に、デッキプレート3の凸条部3a…上に適当間隔で
載置し、該デッキプレート3上に打設するコンクリート
スラブ4の設定厚さに応じて金網支承部11A〜11D
のいずれかを利用し、その上位嵌合部11aにて溶接金
網2の上位筋2aを受け、また下位嵌合部11bにて溶
接金網2の下位筋2bを受け、もって当該溶接金網2を
デッキプレート3から所要高さの位置に保持できるか
ら、コンクリートスラブ4の4種の設定厚さに共用可能
であり、且つ各々の設定厚さにおいて溶接金網2の上位
筋2aと下位筋2aの両方を支承できる。
【0030】これら第一〜第三実施例のデッキプレート
用スペーサー1A〜1Cにおいては、溶接金網2の支承
に際し、その上位筋2a又は下位筋2bを上方から金網
支承部11の嵌合部11a又は11bに嵌め込むだけで
よいから、操作的に極めて簡単であり、少ない労力で容
易に且つ短時間で作業を完了できる。また、スペーサー
1A,1Bは金属板材10A,10Bの打抜き及び曲げ
加工により、スペーサー1Bは合成樹脂の射出成形等に
より、いずれも安価に且つ容易に量産可能である。
【0031】しかして、支承された溶接金網2は、上位
筋2a…及び下位筋2b…を開放した上方側が狭くなっ
た嵌合部11a,11bに嵌合し、またスペーサー1A
〜1C自体もいずれの方向から押されても倒れにくい形
になっているから、デッキプレート上での配設状態が非
常に安定しており、コンクリートスラブ4の打設や前段
階の溶接金網2…同士の結束等に際して、その上を作業
者が歩いてもスペーサー1A〜1Cが倒れたり溶接金網
2から外れたりすることがなく、従来の如き修復の手間
を必要とせず、且つ溶接金網2の部分的な沈下や位置ず
れによる施工品位の低下を確実に回避でき、また溶接金
網2に大きな振動等が加わっても上位筋2a及び下位筋
2bが嵌合部11a,11bから抜出する恐れはない。
【0032】上記実施例ではデッキプレート用スペーサ
ーを最大設定厚さが80mmのコンクリートスラブ4に
適用する場合について説明したが、該スペーサーの高さ
(最高位の金網支承部の位置)は種々設定可能であるか
ら、上記の最大設定厚さの制約はない。なお、小規模建
物の床等でコンクリートスラブ4の設定厚さを50mm
とすることが多いが、この場合に前記実施例の如く高さ
50mmのスペーサーを用いれば、コンクリートスラブ
4を該スペーサーの頂部に達するまで打設すればよいこ
となり、当該スペーサーが打設厚さの目安になるという
利点がある。
【0033】本発明のデッキプレート用スペーサーは、
全体形状、大きさ、材質、金網支承部の各々の設定位置
と設定数、該金網支承部の一対の嵌合部11a,11b
の構造及び形状、適用する溶接金網2の筋径等の細部構
成については実施例以外に種々設計変更可能である。例
えば、前記第一実施例の如き平面視略Z字形のスペーサ
ーにおける中央垂直板部の金網支承部を単数としたり、
前記第二実施例の如き帯状金属板よりなるスペーサーの
曲折形状を逆U字形や下向開放コ字形としたり、同第二
実施例のスペーサーの如き切り起こし片よりなる金網支
承部を3つ以上としたり、更には前記第三実施例の如き
放射状に配置する垂直板部を3枚(平面視Y字形)とし
てもよい。また前記第一及び第二実施例のスペーサー1
A,1Bは共に一枚の金属板からなるが、同様形状で厚
肉のものを硬質合成樹脂成形体にて形成することも可能
である。
【0034】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、凸条部と凹陥
部とが交互に配置したデッキプレート上にコンクリート
スラブを打設する際に、縦横一方向に平行配置する上位
筋と他方向に平行配置する下位筋とが各交点で溶接され
た溶接金網を前記コンクリートスラブ中に埋入させるた
めに、前記デッキプレート上に設置して前記溶接金網を
デッキプレートから浮かせて支承するデッキプレート用
スペーサーとして、コンクリートスラブの設定厚さが異
なる場合にも共用でき、且つ溶接金網の上位筋と下位筋
の両方の支承に利用でき、もって単品種の量産による製
作コストの低減が可能であると共に、溶接金網を簡単な
操作によって安定した支承状態とでき、該溶接金網上を
作業者が歩いても倒れたり当該金網から外れたりしにく
いものが提供される。
【0035】請求項2の発明によれば、上記のデッキプ
レート用スペーサーとして、支承している溶接金網に大
きな振動等が加わっても、その上位筋及び下位筋が当該
スペーサーの金網支承部を構成する嵌合部から抜出する
恐れがなく、もって当該溶接金網の支承状態をより安定
化できるものが提供される。
【0036】請求項3の発明によれば、上記のデッキプ
レート用スペーサーとして、中央垂直板部と両垂直側板
部とからなる平面視略Z字形をなし、中央垂直板部及び
両垂直側板部の各々の金網支承部を利用してコンクリー
トスラブの少なくとも3種の設定厚さに対応できると共
に、立設状態で自己保持でき、また保管や運搬に際して
複数枚を嵩張らない重合状態とすることが可能なものが
提供される。
【0037】請求項4の発明によれば、上記の平面視略
Z字形をなすデッキプレート用スペーサーとして、特に
立設状態でいずれの方向から押されても倒れにくく、溶
接金網の支承状態をより安定化できるものが提供され
る。
【0038】請求項5の発明によれば、上記のデッキプ
レート用スペーサーを金属板材の打抜き及び曲げ加工に
て安価に且つ容易に量産できるという利点がある。
【0039】請求項6の発明によれば、上記のデッキプ
レート用スペーサーとして、形状的に立設状態で自己保
持できると共に、特に安価に且つ容易に量産できるもの
が提供される。
【0040】請求項7の発明によれば、上記のデッキプ
レート用スペーサーとして、コンクリートスラブの少な
くとも3種の設定厚さに対応できると共に、形状的に立
設状態で自己保持でき、また射出成形等の樹脂成形によ
って安価に量産可能なものが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一実施例に係るデッキプレート用
スペーサーの斜視図。
【図2】 同スペーサーの平面図。
【図3】 同スペーサーに用いる打抜き加工後の金属板
の平面図。
【図4】 同スペーサーによる溶接金網の支承状態を示
す斜視図。
【図5】 同溶接金網の上位筋の支承状態を示す縦断正
面図。
【図6】 同溶接金網の下位筋の支承状態を示す縦断側
面図。
【図7】 本発明の第二実施例に係るデッキプレート用
スペーサーの斜視図。
【図8】 同スペーサーの側面図。
【図9】 同スペーサーに用いる打抜き加工後の帯状金
属板の平面図。
【図10】 同溶接金網の下位筋の支承状態を示す縦断
正面図。
【図11】 同溶接金網の上位筋の支承状態を示す縦断
側面図。
【図12】 本発明の第三実施例に係るデッキプレート
用スペーサーの斜視図。
【符号の説明】
1A〜1C デッキプレート用スペーサー 1a 中央垂直板部 1b,1c 垂直側板部 1d,1e 傾斜壁部 1f〜1i 垂直板部 2 溶接金網 2a 上位筋 2b 下位筋 3 デッキプレート 3a 凸条部 3b 凹陥部 4 コンクリートスラブ 10A 金属板 10B 帯状金属板 11A〜11D 金網支承部 11a 上位嵌合部 11b 下位嵌合部 12 倒れ止め片 15a〜15c 切り起こし片 16 切欠凹部 19 突起

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凸条部と凹陥部とが交互に配置したデッ
    キプレート上にコンクリートスラブを打設する際に、縦
    横一方向に平行配置する上位筋と他方向に平行配置する
    下位筋とが各交点で溶接された溶接金網を前記コンクリ
    ートスラブ中に埋入させるために、前記デッキプレート
    上に設置して前記溶接金網をデッキプレートから浮かせ
    て支承するデッキプレート用スペーサーであって、 前記溶接金網の異なる支承高さに対応した複数の金網支
    承部を具備すると共に、各金網支承部が前記溶接金網の
    上位筋と下位筋を各々嵌合可能な一対の上方に開いた嵌
    合部より構成されてなるデッキプレート用スペーサー。
  2. 【請求項2】 金網支承部の各嵌合部が、上部側よりも
    底部側が広がった形状を有してなる請求項1記載のデッ
    キプレート用スペーサー。
  3. 【請求項3】 中央垂直板部と、その両側端より曲折し
    て互いに反対側へ張出した両垂直側板部とからなる平面
    視略Z字形をなし、これら中央垂直板部及び両垂直側板
    部の各々に、切欠形成した嵌合部よりなる少なくとも一
    つの金網支承部が設けられてなる請求項1又は2に記載
    のデッキプレート用スペーサー。
  4. 【請求項4】 中央垂直板部の両側端下部より垂直側板
    部とは反対側へ張出した倒れ止め突片を有してなる請求
    項3記載のデッキプレート用スペーサー。
  5. 【請求項5】 金属板材を打抜き及び曲げ加工したもの
    からなる請求項3又は4に記載のデッキプレート用スペ
    ーサー。
  6. 【請求項6】 帯状金属板を逆V字形、逆U字形、下向
    開放コ字形のいずれかに曲げ加工したものからなり、そ
    の側面部に切り起こし片よりなる金網支承部の嵌合部を
    有してなる請求項1又は2に記載のデッキプレート用ス
    ペーサー。
  7. 【請求項7】 放射状に配置した3枚又は4枚の高さが
    異なる垂直板部を有する硬質合成樹脂成形体よりなり、
    各垂直板部に少なくとも一つの金網支承部が設けられて
    なる請求項1又は2に記載のデッキプレート用スペーサ
    ー。
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