JPH10331065A - かかと付合わせ足型への自動靴下挿着装置 - Google Patents

かかと付合わせ足型への自動靴下挿着装置

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JPH10331065A
JPH10331065A JP15607197A JP15607197A JPH10331065A JP H10331065 A JPH10331065 A JP H10331065A JP 15607197 A JP15607197 A JP 15607197A JP 15607197 A JP15607197 A JP 15607197A JP H10331065 A JPH10331065 A JP H10331065A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 靴下仕上機における靴下挿着装置において、
パンティストッキングなどの薄物長靴下を、かかと付合
わせ足型に自動的に効率よく挿着できる装置を得ようと
するものである。 【解決手段】 解離する2枚板よりなる保持フィンガー
3a,3b を複数組取付けた靴下取付ベース5を水平状態
位置と垂下状態となる90°回転位置とに変位する靴下保
持装置Aと、上記靴下保持装置の上昇経路中に設けた仮
挿着プレート21を備えた仮挿着装置Bと、仮挿着プレー
ト21に受け渡され垂れ下がった状態の靴下1を押し縮み
状態にたくし上げるためのたくし上げ装置Cなどを備
え、前記仮挿着プレート21にたくし上げられた状態の靴
下を回動機構を利用して仮挿着装置Bの側方位置に設け
た足型に移し替えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、靴下仕上機において、
パンティストッキングなどの薄物長靴下を、かかと付合
わせ足型に自動的に挿着する靴下挿着装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】靴下挿着装置としては、特公昭56−4
666号公報に示されるような、複数の靴下保持部材に
靴下のウエストバンド部を掛け、この保持装置を作業位
置から足型の上部位置まで移動旋回させ、さらに上部に
設けた吸引装置でつま先部を吸引保持しながら、平足型
に一括挿入する装置が見受けられるが、この装置では、
一括挿入ではあるが、足型が平足型であり、かかと付合
わせ足型へ装着できる構成になっていない。また、つま
先部は吸引されて持ち上げられ挿入し易くしているが、
完全なものではなく、つま先が完全に装着されない恐れ
がある。
【0003】また、特開平7−138868号公報に示
される靴下の仕上げ装置のように、靴下を押し縮み状態
で装着する一組の検査型版を設け、この検査型版と一組
のかかと付合わせ足型との間に、上下動と回動が自在と
なり、この上下動と回動作用によって検査型板から靴下
を抜取り、その後、足型に装着する靴下装着機構を配置
した装置も見受けられるが、この仕上装置の装着装置
は、一組のヒール付合わせ足型に装着するもので、複数
組の足型に対しては適用できないため、生産性に問題が
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来装置においては、
上記のような問題点があり、従来の技術では、かかと付
合わせ足型の場合、同時に装着できる靴下の数は、1〜
2枚が限度であったため、生産性が低くならざるを得な
かった。本発明はこのような点を改良し、多数枚一括装
着を行うことができるようにして、従来のものに比べて
生産性を向上を図るとともに、靴下の挿着が確実に行わ
れるようにしようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、靴下仕上機に
おいて、複数のパンティストッキングなどの薄物長靴下
を、かかと付合わせ足型に靴下を多数枚一括して自動的
に挿着する生産性の高い靴下挿着装置を得ようとすると
ともに、靴下の挿着が確実に確実に行われるようにする
もので、下記のように構成されている。
【0006】(1)解離する2枚板よりなる保持フィン
ガーを複数組取付けた靴下取付ベースを、パンティスト
ッキングの脚部が重なる状態にパンティ部分を作業者が
取付容易となる水平状態位置と、前記靴下取付ベースに
取付けたパンティストッキングが垂下状態となる90°
回転位置とに変位する靴下保持装置Aと、前記靴下保持
装置Aの上昇により、靴下保持装置に保持された靴下が
受渡される、足型1枚に対してそれぞれ1個の2枚のス
ライド板よりなる、上記靴下保持装置の上昇経路中に前
記靴下保持装置の保持フィンガーの間隔より狭い状態に
設けられた仮挿着プレートを備えた仮挿着装置Bと、前
記靴下保持装置Aから前記仮挿着プレートに受け渡され
た靴下内側に挿入され、垂れ下がった状態の靴下を押し
縮み状態にたくし上げるための両側にベルトが露出して
なるたくし上げ装置Cと、前記仮挿着装置Bは、たくし
上げ装置Cにより仮挿着プレート上で押し縮み状態にた
くし上げられた靴下を仮挿着装置Bの側方位置に設けら
れた足型に移し替えるための回動機構を備えてなり、ま
た、前記足型に移し替えられた靴下の股部を引き下げバ
ーで押し下げることにより靴下を所定の長さまで押し下
げる靴下増し挿着装置Dと、足型に靴下を挿着する際
に、足型の間隔を固定するための足型間隔固定装置E
と、足型の所定の高さに取付けられ、前記靴下増し挿着
装置Dにより押し下げられた靴下を、足型のエッジとの
間で押えることにより靴下長さを一定に揃える靴下クラ
ンプ装置Fと、靴下を足型に対して挿着・離脱する時に
備えて、靴下クランプ装置Fを開閉状態にするクランプ
解除装置Gと、より構成されてなるかかと付合わせ足型
への自動靴下挿着装置。
【0007】(2)靴下取付ベースは、作業者が保持フ
ィンガーに対して靴下を取付けし易い状態を持続するた
め順次下方に移動するよう構成されてなる、上記(1)
記載のかかと付合わせ足型への自動靴下挿着装置。
【0008】(3)靴下保持装置Aから仮挿着プレート
に受け渡され、垂れ下がった状態の靴下を押し縮み状態
にたくし上げるためのたくし上げ装置Cの下端部には、
適当な強さのスプリングにより下方へ押し出されている
センタリングガイドが上下出入り自由に設けられてな
る、請求項1記載のかかと付合わせ足型への自動靴下挿
着装置。
【0009】
【発明の実施の形態】靴下仕上機は、図17に示すよう
に、足型キャリッジに対する靴下挿入部があり、靴下を
挿着された足型キャリッジが順次移動して、セット室で
セットされ、乾燥室で乾燥された後、靴下抜取部でセッ
トされた靴下が足型より抜き取られ、この行程が繰り返
されるよう構成されている。本発明による自動靴下挿着
装置は、この靴下挿入部に関するものである。
【0010】次に、本発明による自動靴下挿着装置の各
機構を図面に従って説明する。図1は本発明による実施
例の全体構成を示す作業者側からみた正面図で、機枠に
昇降自在に取付けられ、靴下保持フィンガー3を備えた
靴下保持装置A、その上部位置に機枠に時計方向に回動
可能に設けられ、靴下仮挿着プレート21を備えた靴下仮
挿着装置B、さらにその上部に、仮挿着装置Bに上部が
仮挿着された靴下の内側に降下して靴下脚部を仮挿着装
置の仮挿着プレート21にたくし上げるためのたくし上げ
装置Cが設けられており、仮挿着装置Bの靴下仮挿着プ
レート21にたくし上げられた靴下を、仮挿着装置Bを回
動することにより、その右側に配列された足型2に被せ
るよう移し替え、さらに仮挿着装置Bは回動して旧位置
に復帰する。
【0011】なお、仮挿着装置Bより足型2に靴下を移
し替えるに当たり、足型2が安定するよう、足型固定櫛
61を備えた昇降・前後移動可能に機枠に取付けられた足
型間隔固定装置Eが設けられている。
【0012】さらに、足型2に移し替えられたたくし上
げられた状態の靴下は、機枠に上下動可能に設けられた
靴下増し挿着装置Dの引き下げバー51によりパンティ股
部分が押し下げられ、靴下下端が足型2の靴下クランプ
装置F位置まで降下してクランプされる。なお、クラン
プ・アンクランプのためのクランプ解除装置Gも設けら
れている。
【0013】次に、上記各装置の構成について説明す
る。靴下保持装置Aについては、図1〜5に示されてい
る。特に、図3,図5に示すように、一組の保持フィン
ガー3a,3b は、2枚のスライド板4a,4b に靴下1足
に対してそれぞれ1個ずつ靴下枚数分取付けられ、靴下
取付ベース5に取付けられた2個のシリンダ6a,6b に
より開閉する。
【0014】また、ベース5は回転軸7に固定された回
転アーム8の先端に取り付けられており、モータ9によ
り回転軸7を中心に、作業位置では保持フィンガー群を
取付けたベース5が垂直に、靴下受け渡し位置では、水
平になるよう下側へ90°回転する(図2参照)。ま
た、受け渡し位置で正確な位置決めをするため、モータ
の停止精度に影響されないようストッパのような適宜工
夫が回転アーム8に施されている。さらに、これらを取
り付けた昇降ベース10は機枠に取付けたモータ12、チェ
ーン13によりガイドレール11に沿って上下動する。これ
は、一つには図2に示すように、作業者の保持フィンガ
ーに対する挿着が容易に行えるよう、保持フィンガー位
置を一定に保たれるようにするためと、靴下保持装置A
を仮挿着装置Bに対して上昇させて靴下1を仮挿着装置
Bの挿着プレート21に掛け替えするためである。
【0015】仮装着装置Bについては、図4、図6に示
すように、靴下保持装置Aが上昇した時に靴下内部に入
り込み、靴下を受け渡される仮装着プレート21a,21b
は、2枚のスライド板22a,22b に足型1枚に対してそれ
ぞれ1枚ずつ足型枚数分取り付けられており、ベース23
に設けられた2個のシリンダ24a,24b により開閉する。
さらに、ベース23は機枠に軸止され、モータ27により回
転させられる回転軸25に固定された回転アーム26に取り
付けられており、モータ27により回転軸25を中心に一方
向(時計回転方向)に回転する。この回転により、後記
するよう仮挿着プレート21にたくし上げ挿着された靴下
が、図1、図15に示すように、足型2に移し替えられ
る。
【0016】たくし上げ装置Cについては、図1、図
7、図8、図14に示すように、フレーム31両側面の側
板32の間に駆動プーリ33、アイドルプーリ34、ローラ3
5、ベルトガイド36を左右対称に設け、ベルト37は左右
別々に、しかも外側走行部分が側板32の外側へはみ出す
ように巻き付けられている。この両側のはみ出し部分が
靴下内面と接触し、靴下を挿着プレート21にたくし上げ
る。さらに、下端部にはセンタリングガイド38が上下出
入り自由に設けられており、適当な強さのスプリング39
により下方へ押し出されている。
【0017】センタリングガイド38は、靴下をたくし上
げる時に、つま先を正確に中心に引き上げるためのもの
で、たくし上げ初期、中期はセンタリングガイドにガイ
ドされながら靴下が引き上げられ、最終段階では靴下つ
ま先部に押されてセンタリングガイドは押し縮められ、
フレーム内に収納されるため、挿着プレートに靴下がつ
ま先まで確実に装着される。
【0018】たくし上げ部分は2組で靴下1足に対応
し、2組の間には、駆動プーリ33と同軸で、お互い噛み
合っている従動ギャ40を設けている。これらは、靴下枚
数分、昇降ベース41に垂直に取り付けられ、駆動軸42に
設けた駆動ギャ43は従動ギャ40に噛み合い、モータ44に
よりプーリ、ベルトを介して回転させられる。なお、昇
降ベース41は、機枠に取付けられたモータ46によりチェ
ーン47を介して同じく機枠に取付けられたガイド軸45に
沿って上下動する。
【0019】靴下増し挿着装置Dは、図1、図4に示す
ように、2枚1組の足型2a 、2bの間に位置する引き
下げバー51を靴下枚数分備えており、この引き下げバー
51は、昇降ベース52に固定されており、機枠に設けたガ
イド軸53に沿ってモータ54によりチェーン55を介して上
下動する。この引き下げバー51の下降により、図16に
示すように、足型2に仮挿入された靴下の股部を上から
押え、靴下を足型に増し挿入する。
【0020】足型間隔固定装置Eは、図1、図9に示す
ように、足型2に対面してた足型固定櫛61を備えてお
り、足型固定櫛61は櫛取付ベース62に取付けられ、昇降
ベース63に設けられたシリンダ64により進退運動する。
また、昇降ベース63は、機枠に取付けられたガイドレー
ル65に沿って昇降シリンダ66によって上下動する。この
足型固定櫛61は、前進して足型2を櫛歯間に保持し、足
型のつま先部を所定の間隔に固定し、靴下挿着に備え
る。
【0021】靴下クランプ装置Fについては、図1、図
10に示すように、1対の足型2a,2b の間にフレー
ム71が固定板72により固定されている。靴下押え73は、
フレーム71の足型両エッジ側に設けられた軸74を中心と
して搖動自在なアーム75の上面に取付けられており、自
由な状態ではスプリング76により内側に引き寄せられ、
足型エッジ部に圧接されている。なお、靴下押え73は、
足型に対し、左右の足型エッジ部に対称的に設けられて
いる。
【0022】つぎに、フレーム71の一方の軸74に軸支さ
れたレバー77下端に設けたローラ78を押すことにより、
レバー77はアーム75に形成した適宜レバーを介して足型
から遠ざかる方向に靴下押え73を取付けたアーム75を傾
斜させ、靴下押え73を足型から離間させる。
【0023】クランプ解除装置Gは、機枠側に取付けら
れており、図1、図11に示すように、そのクランプ解
除板91はベース92に取り付けられたシリンダ93により進
退運動をする。そして、靴下クランプ装置Fのローラ78
に対面する高さに取り付けられ、これを押圧して靴下押
え73を足型より離間させるよう作用する。
【0024】つぎに本発明装置の動作について説明す
る。 (1)先ず図3に示すように、靴下1のウエストバンド
部1a をパンティー部1b の前後方向に、その内部を拡
げるようにして、垂直複数個並んだ閉状態(3a,3b が
重なりあった状態)の保持フィンガー3に下から順に保
持させる。この時、作業者が常にほぼ一定の高さで作業
できるよう、保持フィンガー3は一定の速度でゆっくり
と下降するよう構成しておく。
【0025】(2)作業者の作業終了信号により、保持
フィンガー3は、さらに一定距離下降し、作業者に対し
安全な位置で、下側へ90°回転すると同時に、保持フ
ィンガー3は拡開状態になり、保持された靴下1はパン
ティ部を上にして垂れ下がる。(図2参照)
【0026】(3)つぎに拡開状態の保持フィンガー3
は上昇し、上方に待機する閉状態(21a,21b が重なりあ
った状態)の2組の仮挿着プレート21の両外側の間を通
り、靴下が仮挿着プレート21上端のスライド板22a,22b
への取付部分となっている幅広のA1部まで挿入される
と、ウエストバンド部1a はこれ以上上昇出来ないため
保持フィンガー3a,3b から外され、靴下はつま先が垂
れ下がった状態で仮挿着プレート21に装着される。(図
12、図13参照)
【0027】(4)仮挿着プレート21から一定距離上昇
した保持フィンガー3は作業側へ90°回転し、垂直状
態に戻ると同時に保持フィンガー3a,3b は再び閉じ、
靴下取付作業可能状態になる。そして、作業者は再び保
持フィンガー3の下側から順に掛けることが出来る。
(図2参照)
【0028】(5)靴下が装着された仮挿着プレート21
は閉(21a,21b が重なりあった状態)から開の状態にな
る。(図6参照)
【0029】(6)仮挿着プレート21の上方に待機する
たくし上げ装置Cが下降し、2枚1組が開状態の仮挿着
プレート21の間に挿入され、ベルト37の外側走行部分を
上方へ走行させる。たくし上げ装置Cの幅は仮挿着プレ
ート21の下側より大きくされてあるので、このベルト37
の走行により、仮挿着プレート21に装着されている靴下
の内側にベルトの外側走行部分が接触し、その摩擦で靴
下は仮挿着プレート21にたくし上げ挿入される。(図1
4参照)
【0030】(7)たくし上げ装置Cの下端部に設けら
れた、適当な強さのスプリング39で下方へ押し出されて
いるセンタリングガイド38により、たくし上げ初期、中
期は、靴下が横ずれをしないようガイドされながら引き
上げられ、最終段階では靴下つま先部に押されてセンタ
リングガイド38は押し縮められ、側板32内に収納される
ため、靴下は仮挿着プレート21に、つま先まで確実に装
着される。(図7、図14参照)
【0031】(8)挿着装置ゾーンに搬入された足型2
に、足型間隔固定装置Eを作動させ、足型固定櫛61を前
進させて足型2に挿入し、つぎにシリンダ64によりかか
とよりやや下まで上昇させて、足型2のつま先部を所定
の間隔に固定する。
【0032】また、足型2の所定の位置に取り付けられ
た靴下クランプ装置Fのローラ78を足型方向にクランプ
解除装置Gのクランプ解除板91で押さえ、足型に圧接さ
れている靴下押さえ73を足型から離し拡開状態にして靴
下装着に備える。(図9、図10、図11参照)
【0033】(9)靴下1を押し縮み状態で装着された
図1におけるB1位置の仮挿着プレート21は、矢印で示
す方向に回転し、仮挿着プレート21がつま先まで挿入し
た位置B2で一旦停止し、足型固定櫛61は足型2を櫛歯
間に保持したまま下端位置に戻る。
【0034】つぎに、仮挿着プレート21はさらに回転
し、図15、図16に示すように、靴下1は足型2上部
に仮挿着される。ここで適当な位置B3(図1参照)
で、靴下増し挿着装置Dの引き下げバー51を下降始動さ
せ、仮挿着プレート21が足型2から離れるまでに引き下
げバー51が1対の足型の間のつま先部に挿入され、同時
に足型固定櫛61は後退する。引き下げバー51の下降によ
り足型2に仮挿入された靴下の股部を上から押さえ、靴
下を足型に増し装着する。(図1、図16参照)
【0035】(10)引き下げバー51により所定の位置
まで引き下げられた靴下1のウエストバンド部1a は、
クランプ解除板91により拡開状態にある靴下押さえ73と
足型2の間に入り、引き下げバーは下降を停止する。引
き下げバー51はパンティ部のしわ寄せ状態を伸ばすため
少し上昇し停止する。ここで、クランプ解除板91を後退
させ、靴下クランプの靴下押さえ73を靴下1を挾んで足
型2に圧接し、靴下の寸法を規制する。(図11参照)
そして、靴下を挿着された足型は、靴下挿入部より靴下
仕上機の次工程へ搬送される。
【0036】
【発明の効果】かかと付合わせ足型の場合、従来の技術
では、同時に装着できる靴下の数は、1〜2枚が限度で
あったため、生産性が低かったが、本装置では多数枚一
括装着を行うことができるため、従来のものに比べて生
産性を向上することができる。
【0037】また、靴下挿着装置における靴下保持装置
の靴下保持フィンガーに対する作業者の作業位置が常に
最適な一定位置を保つように移動する構成とすることに
より、靴下取付作業を効率よく行うことができる。
【0038】さらに、たくし上げ装置Cの下端部に横ず
れ防止のセンタリングガイドを設けたため、靴下のつま
先部が仮装着プレートに確実に装着される。
【0039】足型の所定の位置に取付けられた靴下クラ
ンプ装置により、足型のエッジとの間で靴下を押えるこ
とにより、靴下長さを一定に揃えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるかかと付合わせ足型への自動靴下
挿着装置の概略全体構成を示す作業者側からみた正面図
である。
【図2】図1における作業者による靴下挿着作業状態を
示す側面図である。
【図3】靴下を靴下保持装置の保持フィンガーに保持さ
せる状況を説明するための説明図で、(a)は斜視図、
(b)は図2に示す状態図、(c)はその側面図、
(d)はその上面図、である。
【図4】図1の上面よりみた一部省略説明図である。
【図5】靴下保持装置の構成を示す図で、(a)は平面
図、(b)は正面図、である。
【図6】靴下の仮挿着装置の構成を示す図で、(a)は
全体構成を示す正面図、(b)はその仮挿着プレートが
閉じた状態を示す側面図、(c)は同じく仮挿着プレー
トが開いた状態を示す側面図、である。
【図7】1組のたくし上げ装置の構成を示す図で、
(a)は正面図、(b)はその内部構成を明らかにした
側面図、である。
【図8】たくし上げ装置の全体構成を示す正面図で、図
7(a)と同様の図である。
【図9】足型間隔固定装置の構成を示す図で、(a)は
平面図、(b)は正面図、である。
【図10】足型に対する靴下クランプ装置の構成を示す
図で、(a)は正面図、(b)は側面図、である。
【図11】クランプ解除装置の構成を示す図で、(a)
は正面図、(b)はクランプ解除板の移動構成を示す平
面図、である。
【図12】靴下保持装置と仮挿着装置との関係位置を示
す図で、(a)は正面図、(b)は側面図、である。
【図13】靴下保持装置が上昇して、靴下を仮挿着装置
に移し替えた状態を示す図で、(a)は正面図、(b)
は側面図、である。
【図14】仮挿着装置に対してたくし上げ装置を作動さ
せた状態を示す図で、(a)はその正面図、(b)は側
面図、(c)は靴下がたくし上げられた下部状態を示す
正面図、(d)はその側面図、である。
【図15】仮挿着装置より靴下を足型に移し替える過程
を示す図で、(a)は正面図、(b)は側面図、であ
る。
【図16】仮挿着装置より靴下を足型に移し替えた後、
靴下を足型下部まで引き下げる靴下増し挿着装置の作動
を説明する図で、(a)はその正面図、(b)は側面
図、である。
【図17】靴下挿着装置取付の靴下仕上機の実施例の概
略構成を示す平面図、である。
【符号の説明】
A 靴下保持装置 B 仮挿着装置 C たくし上げ装置 D 靴下増し挿着装置 E 足型間隔固定装置 F 靴下クランプ装置 G クランプ解除装置 1 靴下 1a ウエストバンド部 2 足型 3a,3b 保持フィンガー 5 靴下取付ベース 7 回転軸 8 回転アーム 11 ガイドレール 13 チェーン 21a,21b 仮挿着プレート 37 ベルト 38 センタースプリングガイド 45 昇降ガイド軸 51 引き下げバー 53 ガイド軸 55 チェーン 61 足型固定櫛 65 ガイドレール 66 昇降シリンダ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 解離する2枚板よりなる保持フィンガー
    を複数組取付けた靴下取付ベースを、パンティストッキ
    ングの脚部が重なる状態にパンティ部分を作業者が取付
    容易となる水平状態位置と、前記靴下取付ベースに取付
    けたパンティストッキングが垂下状態となる90°回転
    位置とに変位する靴下保持装置Aと、 前記靴下保持装置Aの上昇により、靴下保持装置に保持
    された靴下が受渡される、足型1枚に対してそれぞれ1
    個の2枚のスライド板よりなる、上記靴下保持装置の上
    昇経路中に前記靴下保持装置の保持フィンガーの間隔よ
    り狭い状態に設けられた仮挿着プレートを備えた仮挿着
    装置Bと、 前記靴下保持装置Aから前記仮挿着プレートに受け渡さ
    れた靴下内側に挿入され、垂れ下がった状態の靴下を押
    し縮み状態にたくし上げるための両側にベルトが露出し
    てなるたくし上げ装置Cと、 前記仮挿着装置Bは、たくし上げ装置Cにより仮挿着プ
    レート上で押し縮み状態にたくし上げられた靴下を仮挿
    着装置Bの側方位置に設けられた足型に移し替えるため
    の回動機構を備えてなり、 また、前記足型に移し替えられた靴下の股部を引き下げ
    バーで押し下げることにより靴下を所定の長さまで押し
    下げる靴下増し挿着装置Dと、 足型に靴下を挿着する際に、足型の間隔を固定するため
    の足型間隔固定装置Eと、 足型の所定の高さに取付けられ、前記靴下増し挿着装置
    Dにより押し下げられた靴下を、足型のエッジとの間で
    押えることにより靴下長さを一定に揃える靴下クランプ
    装置Fと、 靴下を足型に対して挿着・離脱する時に備えて、靴下ク
    ランプ装置Fを開閉状態にするクランプ解除装置Gと、 より構成されてなるかかと付合わせ足型への自動靴下挿
    着装置。
  2. 【請求項2】 靴下取付ベースは、作業者が保持フィン
    ガーに対して靴下を取付けし易い状態を持続するため順
    次下方に移動するよう構成されてなる、請求項1記載の
    かかと付合わせ足型への自動靴下挿着装置。
  3. 【請求項3】 靴下保持装置Aから仮挿着プレートに受
    け渡され、垂れ下がった状態の靴下を押し縮み状態にた
    くし上げるためのたくし上げ装置Cの下端部には、適当
    な強さのスプリングにより下方へ押し出されているセン
    タリングガイドが上下出入り自由に設けられてなる、請
    求項1記載のかかと付合わせ足型への自動靴下挿着装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1277870A2 (en) * 2001-07-20 2003-01-22 Gianfranco Bagni Method and apparatus for automatic loading of socks and the like onto forms
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